JPH09185076A - 液晶電気光学装置 - Google Patents

液晶電気光学装置

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JPH09185076A
JPH09185076A JP7353331A JP35333195A JPH09185076A JP H09185076 A JPH09185076 A JP H09185076A JP 7353331 A JP7353331 A JP 7353331A JP 35333195 A JP35333195 A JP 35333195A JP H09185076 A JPH09185076 A JP H09185076A
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Yoshiharu Hirakata
吉晴 平形
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毅 西
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 基板面に対して平行な電界により液晶分子の
向きを制御する液晶電気光学装置において、セル厚方向
において均一な電界を液晶分子に印加して、良好な表示
を得る。 【構成】 少なくとも一方が透明な一対の基板100、
101と、前記一対の基板間に配置される液晶層と、前
記液晶層の液晶分子の電気光学効果を顕視化する偏光手
段106、107とを有し、前記一対の基板のうちの一
方の基板101上には、基板面に平行な方向を含む電界
を形成しうる画素電極102及びコモン電極103が設
けられ、前記画素電極102およびコモン電極103は
所定の高さを有して壁状に設けられている。壁状の電極
により対向する基板100付近の液晶分子に基板101
付近と同等な電界が印加され、コントラストや表示の立
ち上がり、応答特性が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基板面に対して平
行な電界により液晶分子を駆動する液晶電気光学装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来より一対の基板間に液晶を挟んで保
持し、この液晶にそれそれの基板の表面に配置された一
対の電極から電界を印加し、液晶の光学特性を変化させ
るころによって、表示を行う構成が知られている。
【0003】この従来より用いられている構成は、電界
を基板に対して垂直に加えることにより、液晶分子を基
板と平行な方向に配したり、基板に垂直な方向に配した
りすることを基本的な動作とする。
【0004】しかし、液晶分子を基板に垂直な方向に配
するということは、表示に際して、液晶の光学異方性の
影響により、観察者に対する視野特性を大きく劣化させ
てしまう。
【0005】例えば、基板に垂直な方向から表示を見た
場合と、垂直方向から少しずれた方向から表示を見た場
合を考える。この場合、後者の視点からの表示は、液晶
分子の長軸に対して少し傾いた視点からのものとなる。
このことは、前者の視点からのものと比較して光学異方
性が大きく変化してしまうことを意味する。
【0006】この現象の具体的な例としては、ディスプ
レーを少し斜めから見ると表示が不鮮明になったり、暗
くなったりする場合の例を挙げることができる。
【0007】一般にこの問題は視野角の問題として知ら
れている。即ち、液晶ディスプレーの視野角がブラウン
管やエレクトロルミネッセンスの薄膜ELの表示装置に
比較して狭いという問題が知られている。
【0008】このような問題を解決する手段として、基
板面に対して平行に電界を印加して液晶分子の向きを変
化させる構成が、特公昭63ー21907号公報等に示
されている。
【0009】この技術は、一般的には、基板間の液晶分
子の向きを制御するために対向基板側に設けられる対向
電極を、画素電極が設けられている基板側に配置するも
のである。すなわち、対向する一対の基板の一方に、画
素電極および対向電極をAl(アルミニウム)等でなる
細い電極で構成する。
【0010】また画素電極には薄膜トランジスタ等のス
イッチング素子が接続されてアクティブマトリクス駆動
を行う。そして、画素電極と対向電極とで基板面に平行
な電界を発生させることにより液晶分子の向きを制御す
る。
【0011】この構成においては、液晶分子が基板に平
行な方向において回転することにより、その光学特性を
変化させる。従って、液晶分子が基板に対し垂直になる
ことがなく、前述の視野角の問題を解決することができ
るものである。
【0012】しかし、基板に平行な方向に電界を印加す
ることにより表示を行う構成は、一方の基板側のみに電
界を形成する電極が設けるものである。その結果、液晶
分子に印加される電界は、電極が設けられている基板か
ら対向する基板に近づくほど弱まる傾向がある。
【0013】そのために、基板間の液晶分子に対して電
界がセル厚方向に均一に印加されず、対向基板に近い液
晶分子ほど電界による応答が不十分となりやすかった。
その結果、液晶分子の立ち上がりや応答特性が悪く、画
像の鮮明度やコントラストを十分に得ることはできなか
った。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、基板面に対
して平行な電界により液晶分子の向きを制御する液晶電
気光学装置において、セル厚方向において均一な電界を
液晶分子に印加する構成を提供することを課題とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めに、本明細書で開示する発明の一つは、図1にその具
体的な例の一つを挙げることができる。また、図3にア
クティブマトリクス部の詳細を示す。
【0016】本明細書で開示する発明の一つは、少なく
とも一方が透明な一対の基板100、101と、前記一
対の基板間に配置される液晶層と、前記液晶層の液晶分
子の電気光学効果を顕視化する偏光手段106、107
と、を有し、前記一対の基板のうちの一方の基板101
上には、基板面に平行な方向を含む電界を形成しうる画
素電極102及びコモン電極103が設けられ、前記画
素電極102およびコモン電極103は所定の高さを有
する壁状に設けられていることを特徴とする。
【0017】上記構成において、画素電極102やコモ
ン電極103は壁状の導体で構成してもよい。
【0018】また、壁状の画素電極102およびコモン
電極103は、その断面を長方形のみならず台形状とし
てもよい。台形状とすると、壁状の電極の作製は容易と
なる。また壁状の電極自体の強度を高めることでき、ラ
ビング工程等で破損するおそれが無くなり、製造歩留り
が向上する。
【0019】画素電極やコモン電極を構成する材料とし
ては、銅、アルミニウム、タンタル、チタン、クロムな
どの金属材料や、ITO(酸化インジウム・スズ)、酸
化スズ、酸化インジウム等の透光性導電材料を用いても
よい。
【0020】また、画素電極102やコモン電極103
は、絶縁体または導体でなる壁の側部に形成されていて
もよい。
【0021】すなわち、断面が長方形や台形の壁105
の側面または斜面に、金属や透光性導電材料よりなる画
素電極またはコモン電極を設けた構成としてもよい。
【0022】壁105の断面形状を台形とすると、断面
形状が長方形の場合に比較して、その斜面に画素電極や
コモン電極を構成する材料を成膜することが容易となる
ため、製造歩留りを向上できる。
【0023】壁105を構成する物質としては、ポリイ
ミドやアクリル系の有機樹脂や、酸化珪素、窒化珪素、
酸化窒化珪素といった絶縁体が好ましい。
【0024】また、壁105を導体とし、その側面また
は斜面に電極を設けて画素電極を構成する際には、導体
は各画素電極間が互いに絶縁されるように、各々独立さ
せるか、画素毎に絶縁物を介して設けられるようにする
必要がある。
【0025】壁状の電極または壁の断面を台形とする場
合、台形の斜面の角度は基板面に対して45°以上であ
ることが望ましい。45°より低くなると、画素電極や
コモン電極の基板面上の面積が増えて開口率が低下して
しまうため好ましくない。
【0026】また、壁状の電極または壁の側部に電極を
形成したものにおいて、その底面での側面から側面まで
の幅は、好ましくは10μm以下、より好ましくは5μ
m以下とする。この幅が10μm以上となると画素の開
口率が十分に得られない。
【0027】壁状の画素電極やコモン電極、または側部
に画素電極102やコモン電極103が形成された壁
の、基板に対する高さ、すなわち、画素電極やコモン電
極あるいは壁の底面からその頂点までの高さは、液晶セ
ル厚の1/8以上が好ましい。電極の高さが液晶セル厚
の1/8以下では、基板面に対して平行な電界を効果的
に形成することが難しくなる。
【0028】本発明において、スイッチング素子として
は、薄膜トランジスタ、薄膜ダイオードなどが使用でき
る。
【0029】本発明の他の構成は、少なくとも一方が透
明な一対の基板と、前記一対の基板間に配置される液晶
層と、前記液晶層の液晶分子の電気光学効果を顕視化す
る偏光手段と、を有し、前記基板のうちの一方の基板上
101には、格子状に配置されたスキャン線301およ
びデータ線302と、所定の電位に保たれるコモン線3
04と、各画素に配置され前記スキャン線301にゲー
トが接続され、前記データ線302にソースが接続され
た薄膜トランジスタ300と、前記薄膜トランジスタ3
00のドレインに接続された画素電極線303と、該画
素電極線に接続された画素電極102と、前記コモン線
304に接続され、前記画素電極102との間において
基板に平行な成分を有する電界を発生させるためのコモ
ン電極103とが設けられ、前記画素電極102および
コモン電極103は、基板面に対して略垂直かつ互いに
略平行な所定の高さを有する壁状を呈して設けられてい
ることを特徴とする。
【0030】本明細書で開示する発明において、コモン
電極は各画素に所定の共通電位を提供するためのもので
ある。したがってコモン電極は、対向する各画素電極す
べてに対向する大きさに設けられていてもよいし、画素
電極と概略同一の大きさを呈するコモン電極を、各画素
毎に画素電極にそれぞれ対向するように設けてもよい。
【0031】本発明構成の液晶電気光学装置において
は、画素電極、コモン電極、あるいは壁105自体は透
光性を有していてもよい。壁や電極が透光性であって
も、これらが設けられている領域は遮光性となり、ブラ
ックマトリクス機能を有せしめることができる。
【0032】というのは、光学的に等方性な物質に偏光
板等で直線偏光となった光が入射すると、光は振動方向
を変化させることなく直進する。従って、もう一方に偏
光板を配置し、前記2枚の偏光板の偏光軸を直交させる
と、光学的に等方性な物質を透過した光の振動方向は、
後者の偏光板の光軸に垂直となり、この偏光板を光は透
過することはできず、その結果入射光が遮断されるから
である。
【0033】また、透光性の壁を構成する材料に黒色の
顔料を混入して、遮光性を高めてもよい。
【0034】また、画素電極線303はITO等の透光
性材料を用いて透明電極としてもよいし、金属電極とし
てもよい。透明電極とすると、開口率の向上に寄与す
る。
【0035】本発明は、壁状の画素電極102とコモン
電極103により、対向基板100近傍においても、基
板に対して平行もしくは概略平行な電界を十分な強さで
形成することができ、セル厚方向の電界強度を均一にす
る事ができる。
【0036】その結果、対向基板100近傍に位置する
液晶分子に対しても、画素電極やコモン電極が設けられ
た基板101近傍と同様な電界を印加することが可能と
なった。
【0037】これにより、画素電極とコモン電極との間
に電界が印加された際の1画素領域内のセル厚方向の液
晶分子の分子長軸または配向ベクトルの向きを、ほとん
ど同一の方向とすることができる。
【0038】結果として、 コントラストの向上 立ち上がり、応答速度の向上。 色ずれの低減 といった効果が得られる。
【0039】以下実施例にて本発明を詳細に記す。
【0040】
【実施例】
〔実施例1〕図1に実施例で示す液晶電気光学装置の概
要を示す。本実施例では、図1に示す液晶電気光学装置
について詳細に説明する。基板101上には図3に示す
アクティブマトリクス回路が構成されている。図3は、
基板101上に形成されたアクティブマトリクス部の詳
細を示す。
【0041】図3に示すように、基板101上には、ス
キャン線301とデータ線302が格子状に配置され、
これらの交点付近にポリシリコンまたはアモルファスシ
リコンよりなる薄膜トランジスタ300が設けられ、ア
クティブマトリクスが構成されている。
【0042】スキャン線301は薄膜トランジスタ30
0のゲイトに、データ線302はソースにそれぞれ接続
されている。また、薄膜トランジスタ300のドレイン
は、画素電極線303を介して画素電極102に接続さ
れている。
【0043】本実施例においては、画素電極102は、
ポリイミドよりなる壁105の両側面に形成されてい
る。画素電極は、画素毎に絶縁された構成となってい
る。
【0044】また、データ線302の間には、コモン線
304がデータ線302に対して平行に設けられてい
る。そして、コモン線304の上部には、ポリイミドよ
りなる壁105が設けられ、その両側面にはコモン線3
04に電気的に接続されたコモン電極103が設けられ
ている。
【0045】図7(a)に、図3のA−A’断面から薄
膜トランジスタの方を見た図を示す。また図8(a)
に、図3において壁105の断面形状を台形状としたと
きのA−A’断面から薄膜トランジスタの方を見た図を
示す。図7および図8において、図3と同じものを指す
場合には同じ符号を用いている。
【0046】図7(a)において、下地膜(図示せず)
が形成されたガラス基板101上に、島状シリコン膜7
02が設けられ、アルミニウムよりなるゲイト電極30
1が、酸化珪素よりなるゲイト絶縁膜703を介して設
けられ、薄膜トランジスタ300を構成している。
【0047】その上に、窒化珪素よりなる第1の層間絶
縁膜704、透光性ポリイミド樹脂よりなる第2の層間
絶縁膜705が積層され、これらの間に、薄膜トランジ
スタ300のソース領域に接続されたソース電極および
データ線302が設けられている。
【0048】また、第2の層間絶縁膜705上には、画
素電極線303が設けられ、同電極はコンタクトホール
を介して薄膜トランジスタ300のドレイン領域に接続
されている。また、第2の層間絶縁膜705上には、コ
モン線304が設けられている。
【0049】また、薄膜トランジスタ300上、および
コモン線304上には、ポリイミド樹脂よりなる壁10
5が設けられている。
【0050】壁105は、図7(a)おいて、長方形状
の断面形状を呈している。また図8に示すように、台形
状の断面としてもよい。
【0051】図7(a)および図8(a)において、薄
膜トランジスタ300上の壁105の側面または斜面に
は画素電極102、コモン電極上の壁105の側面また
は斜面には、コモン電極103が設けられている。
【0052】画素電極102は、壁105の下部領域に
おいて、画素電極線303と電気的に接続されている。
【0053】また、コモン電極103は、壁105の下
部領域において、コモン線304と電気的に接続されて
いる。画素電極およびコモン電極は、ここではアルミニ
ウムで構成されている。
【0054】このようにして各画素が構成される。すな
わち2つのコモン電極とその間の画素電極により、1つ
の画素が構成される。
【0055】また、コモン電極103は、ここでは対向
する画素電極102と概略同一の大きさを有して画素毎
に設けられている。すなわち、他のコモン電極とはコモ
ン線のみを通じて接続されている。このようにすること
で、図3において縦方向に隣接する画素と画素の間には
電界が形成されなくなるため、画素間のクロストークを
低減することができる。
【0056】他方、コモン電極103は、壁105の一
側面、または両側面において、1つの連続した電極を形
成するものであってもよい。
【0057】また、対向基板100は、その内側表面に
配向膜が形成されているだけで、電極等は形成されな
い。
【0058】基板100、101の外側には偏光板10
6、107が設けられる。図1に示す矢印は偏光板の偏
光方向を示す。偏光板106と107とでは、偏光方向
が互いに直交するように配置される。これにより液晶分
子の向きに従って透過光量が制御され、液晶分子の電気
光学効果が顕視化される。この動作原理は後に詳述す
る。
【0059】基板100、101の間には、液晶材料が
満たされる。液晶材料としては、液晶に対して電界が印
可されない時に、分子配向がホモジニアス配向する材料
が特に好ましい。液晶材料としてはネマチック、コレス
テリック、スメクチック性を示す材料が挙げられるが、
特にネマチック液晶を用いることが望ましい。
【0060】さらに、ネマチック液晶の中でも、駆動方
法によって、誘電異方性が正もしくは負を示すものを適
宜選択して使用する。ここでは誘電異方性が正のものを
用いている。さらに屈折率異方性が小さいものを用いる
と、視野角をより拡大できる。
【0061】〔実施例2〕実施例2では、図1の液晶電
気光学装置を作製する方法の例を示す。なお、文中の符
号は図1および図7(a)に従う。
【0062】まず、コーニング1737等のガラスでな
る基板101上に下地膜として酸化珪素膜を熱CVD法
により2000Å形成する。
【0063】次に、プラズマCVD法によりアモルファ
スシリコン膜を300〜2000Å、例えば500Å形
成する。
【0064】次に、600℃以下、好ましくは550℃
以下の温度で熱アニールを行い、結晶化を行なった。熱
アニール後、レーザー光またはそれと同等な強光により
アニールを行ない、結晶性を高めてもよい。
【0065】特に熱結晶化の際に、アモルファスシリコ
ン膜にニッケル等の結晶化を助長する触媒元素を微量に
添加することで、結晶化が助長され、安価なガラス基板
上に高い結晶性を有するポリシリコン膜を形成すること
ができる。詳細は、特開平6−244103号公報等に
示されている。
【0066】こうして得られたシリコン膜をエッチング
して島状のシリコン膜702とする。次に、ゲイト絶縁
膜703としての酸化珪素膜を、TEOSを用いたプラ
ズマCVD法にて500〜200Å例えば1000Å形
成する。
【0067】その後、スパッタ法によりアルミニウムを
2000〜6000Åの厚さに形成し、これをパターニ
ングしてゲイト電極およびスキャン線301を得る。
【0068】アルミニウムでなるゲイト電極およびスキ
ャン線301は、その表面に弱酸溶液を化成液とした陽
極酸化を施して、緻密な陽極酸化膜を数千Å程度形成さ
せてもよい。これにより、薄膜トランジスタのソースお
よびドレイン領域を形成する際に、ゲイト電極をマスク
として不純物イオンを打ち込んだ後に、チャネル領域と
ソース・ドレイン領域との間にオフセット領域が形成さ
れ、薄膜トランジスタのOFF電流の低下に寄与する。
また、積層して設けられる配線間の短絡も防げる。
【0069】次に、イオンドーピング法により、島状シ
リコン領域に対して、ゲイト電極をマスクとして自己整
合的に不純物イオンを打ち込み、n型またはp型の導電
型を付与する。
【0070】なお、アクティブマトリクス領域の外側周
辺に、ポリシリコンよりなる薄膜トランジスタで周辺駆
動回路を構成して設ける、いわゆるモノリシック型とす
ることは有効である。その際には、pチャネル型とnチ
ャネル型の薄膜トランジスタを設けて相補構成を得るこ
とができる。
【0071】その上に窒化珪素膜をプラズマCVD法に
よって厚さ3000〜6000Å例えば4000Å形成
し、第1の層間絶縁膜704とする。これは、酸化珪素
膜または酸化珪素膜と窒化珪素膜の多層膜としてもよ
い。
【0072】次に薄膜トランジスタのソース領域上の第
1の層間絶縁膜に、エッチングによりコンタクトホール
を形成する。その上にスパッタ法等により厚さ2000
〜6000Å例えば3000Åのアルミニウム、または
チタンとアルミニウムの多層膜を成膜、パターニングし
て、ソース電極およびデータ線302を形成する。
【0073】この上に、ポリイミドやアクリル系の透光
性有機樹脂膜を4000〜10000Å例えば5000
Å形成し、第2の層間絶縁膜705を形成する。そし
て、薄膜トランジスタ300のドレイン領域上にコンタ
クトホールを設けた後、導電性材料、たとえばアルミニ
ウム、銅、クロム、チタン、ITO等の被膜をスパッタ
法等の公知の方法で形成、パターンニングし、画素電極
線303、コモン線304を形成する。
【0074】次に、基板全面に感光性ポリイミドを塗布
しプリベークした後、フォトリソグラフィーによりパタ
ーニングする。その後ポストベークを施してポリイミド
製の壁105を形成する。ここでは、図7(a)に示す
ように断面形状はほぼ長方形とし、幅は約3μm、高さ
は約6μmとした。
【0075】ポリイミドを感光する際の紫外線の強度や
マスクパターンを適当に制御することで、図8(a)に
示すように、壁105の断面形状を台形にすることも可
能である。
【0076】後の工程において、画素電極やコモン電極
となる導体を成膜する際に、壁105の断面形状が長方
形だと、その側面への導体の付着が不十分となり、接触
不良等を招くことがある。そのような場合には壁105
の断面形状を台形とすることが特に好ましい。
【0077】壁105の底部周辺にはポリイミドが存在
しないように十分な洗浄を行なうことが望ましい。不要
なポリイミドが存在すると、後に形成する画素電極やコ
モン電極と、画素電極線やコモン線との電気的接続が不
十分となるため注意が必要である。
【0078】次に、コモン線304や画素電極線303
と同種または異種の導体、例えばアルミニウムの薄膜を
公知の方法例えばスパッタ法により形成した後、パター
ニングして画素電極102、コモン電極103を得る。
このようにして、壁105の側面に画素電極102、コ
モン電極103を形成することができる。
【0079】画素電極102、コモン電極103は、図
7(a)においては、壁の両側面で分離形成されたもの
として示されているが、壁をまたいだ構成として、分離
させなくてもよい。
【0080】つぎに、基板100、101の表面にポリ
イミドよりなる配向膜を形成し、ラビングを行なう。ラ
ビング方向については、液晶材料として誘電異方性が正
のものを用いる場合、電界に非平行な方向であって電界
に平行な方向に対して45°またはそれより小さい角度
をなす方向とする。また液晶材料として誘電異方性が負
のものを用いる場合、電界に非直角な方向であって電界
に直角な方向に対して45°またはそれより小さい角度
をなす方向とする。また、対向基板100側のラビング
処理は、基板101側のラビング方向に平行もしくは反
平行をなすように施す。
【0081】次に、一方の基板の周辺にエポキシ樹脂に
よりシール材(図示せず)を形成して基板100、10
1を貼り合わせ、セルを形成する。
【0082】本実施例では、壁105にスペーサとして
の基板間隔維持機能を兼ねさせることも可能である。そ
の場合スペーサの散布工程は不要とすることができる。
もちろん、通常の液晶表示装置のようにスペーサを散布
して、基板間隔を維持させてもよい。
【0083】その後真空注入法等により、液晶材料をシ
ール材の一部に設けた液晶注入口より基板間へ注入した
後、封止する。
【0084】壁105があることで、液晶材料の注入が
困難な場合、液晶材料の注入を、一方の基板に液晶材料
を滴下し、他方の基板を重ねて押圧する、いわゆるラミ
ネート法により行なってもよい。
【0085】この後、両基板の外側に偏光板を貼って、
液晶電気光学装置が完成する。
【0086】〔実施例3〕本実施例では、図1に示す液
晶電気光学装置の動作モードを、図2を用いて説明す
る。
【0087】図1に示す液晶電気光学装置では、電界を
印加する画素電極102と、この画素電極102を挟む
ように配置した2つのコモン電極103で液晶パネルの
1画素を構成する。
【0088】本発明の液晶電気光学装置は、実施例1に
示したように画素電極102およびコモン電極103
が、基板に対して概略垂直かつ互いに概略平行に配置さ
れている。これにより液晶分子104に対して、セル厚
方向に均一な平行電界を印加することができる。
【0089】ここで正の誘電異方性を有する液晶材料を
用いれば、液晶分子104はその長軸方向に分極する。
この液晶分子104に電界を印加すると、液晶分子10
4はその長軸方向を電場方向にそろえるように回転す
る。
【0090】液晶パネルでは光の通過、遮断を上記液晶
分子104の電気光学特性と、このパネルを挟む2枚の
偏光板106および107の偏光軸の組み合わせにより
行う。
【0091】ここでは、液晶分子104の無電界時の配
向ベクトルの向きは、図2(a)で示すように偏光板1
06の偏光軸と平行で、電極102および103の各電
極面に対して液晶分子の長軸方向が45度で、かつ基板
面に対して平行となるようなホモジニアス配向とする。
液晶分子の配向は液晶注入時に磁界または電界を印加し
ながら行ってもよいし、液晶注入前にラビング処理を用
いてもよい。
【0092】この場合、偏光板107の偏光軸は偏光板
106と直交するように配置する。これにより、無電界
時は外部光源からの入射光は偏光子として使用される偏
光板106をとおして直線偏光となる。この直線偏光の
振動方向が液晶の配向ベクトルと一致するように入射す
る。このため偏光方向の変わらない光が、液晶層をとう
して検光子として使用される偏光板107に届く。この
直線偏光の振動方向と前記偏光板107の偏光軸は90
度ずれているために、この光は偏光板107を通過でき
ず暗状態となる。
【0093】次に図2(b)で示すように、平行電極1
02および103間に電圧をかけ液晶分子104に電界
をかけた場合はその電界の強さに応じて液晶分子104
の配向ベクトルは電場方向へ回転する。基板近傍の配向
力の強いところで見れば、この電界の影響を受けにく
が、マクロ的には液晶の配向ベクトルは電場方向にそろ
うことになる。
【0094】この場合、電界の強さにより液晶分子の配
向ベクトルの向きは入射直線偏光の振動方向に対して0
°から最大45°の角度まで変化する。この時偏光板1
07に届く光は直線偏光から楕円偏光となり円偏光とな
る。この光を偏光板107を通して明状態とする。入射
直線光の振動方向に対して配向ベクトルが45°の時
が、光の透過率が最大になる。この配向ベクトルの角度
により階調表示が実現される。
【0095】また、負の誘電異方性をもつ液晶材料を用
いてもよい。この場合、液晶に電界印加時に短軸方向が
電場方向にそろうため、電極に対する液晶分子の配向方
向および偏光板の偏光軸を、正の誘電異方正をもつ液晶
材料を用いる際の向きに対して90度回転した方向とす
る必要がある。
【0096】図1に示す本発明の液晶電気光学装置は、
液晶分子に対し、セル厚方向に均一な電界を印加するこ
とができるため、対向基板101に近い側の液晶分子
も、基板100に近い側の液晶分子とほぼ同様の動作を
行なうことができる。
【0097】そのため、セル厚方向のほとんどの液晶分
子が電界の強さに対して十分に応答して配向ベクトルの
向きを変えることができる。
【0098】ゆえに、基板101側に薄膜状の電極を形
成した従来の構成に比較して、コントラストが向上し、
表示の立ち上がり、応答特性をより高速にすることがで
きる。さらに色擦れも低減できる。
【0099】〔実施例4〕実施例4では、図6に示す液
晶電気光学装置について説明する。図6に示す液晶電気
光学装置は、コモン電極601や画素電極600自体
が、壁状の導電性材料で構成している。
【0100】コモン電極601および画素電極601自
体を壁状の導電性材料で構成した場合の、図7(a)に
対応した断面図を図7(b)に示す。
【0101】このような電極を作製するには、まず、コ
モン線、画素電極線まで形成された基板上に、コモン電
極および画素電極を構成する導電性材料、例えばアルミ
ニウムをスパッタ法等の公知の方法により成膜する。
【0102】このとき、膜厚は、壁状に形成されるコモ
ン電極、画素電極が必要とする高さ、例えば6μmとす
る。
【0103】また、コモン線、画素電極線は、後のエッ
チング工程でエッチングされないように、十分な選択比
を有する材料で構成する必要がある。
【0104】次に、フォトレジストを導電性材料でなる
膜上に形成しパターニングする。
【0105】その後、異方性エッチング、例えばバイア
ス電圧を印加したプラズマエッチングを施し、基板面に
対して直角方向にエッチングをすすめることで、壁状の
電極を形成する。このようにして、壁状のコモン電極6
01、画素電極600が形成される。
【0106】このようにして作製された壁状のコモン電
極601、画素電極600は、断面形状が長方形であ
る。他方、この断面形状を斜面を有する台形状としても
よい。コモン電極601および画素電極600の断面形
状を台形とした場合の例を図8(b)に示す。
【0107】この場合の作製方法としては、基板上に、
コモン電極および画素電極を構成する導電性材料、例え
ばアルミニウムをスパッタ法等の公知の方法により、必
要とする膜厚に成膜する。
【0108】その後、フォトレジストを形成したのち、
等方性プラズマエッチングあるいはウェットエッチング
を施す。また、等方性エッチングと異方性エッチングを
組み合わせて行なってもよい。このようにして断面が台
形状の電極を形成することができる。あるいは単なる台
形状ではなく、やや曲線的な断面を有する台形状、ある
いは略三角形状のものを形成することもできる。
【0109】本実施例ではコモン電極と画素電極を同じ
材料で構成する例を示したが、互いに異なる材料で構成
してもよい。
【0110】また、コモン電極と画素電極の内、一方を
壁状絶縁体の側面に形成し、他方を導電性材料のみで壁
状に形成する構成としてもよい。
【0111】〔実施例5〕本発明の液晶電気光学装置は
階調を電圧によって表示制御することが可能であるが、
ここではさらに他の構成例として映像入力をデジタルデ
ータで扱えるようにするため、面積階調をおこなう回路
構成を図4で示す。
【0112】この構成は4つの画素を2×2で構成して
5つの階調を表示する例である。この場合、4画素(以
降ブロックと称す)でもって従来の1画素を構成するこ
とになる。
【0113】この手法の利点は映像データを”H”と”
L”の2値で入力できデジタルデータとして扱えるため
DA(デジタルアナログレベル)変換回路が必要なくな
る。これにより周辺回路を含めた制御回路が液晶パネル
のガラスもしくは石英基板上に構成しやすくなり小型化
等の実現が可能になる。ここでは映像データ”H”は画
素電極とコモン電極間に光の透過率が最大になるように
印加する電圧レベルであり、映像データ”L”は光の透
過率を最小とする印加電圧レベルとする。
【0114】素子基板101の構成において、スキャン
線420とデータ線401は格子状に配置され、さらに
所定の電位に固定されているコモン線430から垂直ま
たは概略垂直に延在したコモン電極に対して、薄膜トラ
ンジスタ402、404、406、408のドレインに
個別に接続された画素電極線を介して垂直または概略垂
直に延在した画素電極が、前記のコモン電極とその電極
面を平行または概略平行に配置される。
【0115】ここでは、データ線401への映像信号a
〜dの取り込みは、そのタイミングを水平走査制御回路
(Hドライバー)421からのサンプリング信号400
により制御し、一定時間取り込んだ前記データを保持す
るサンプリングホールド回路422にて行われる。前記
水平走査制御回路は外部より印加される水平走査基準ク
ロックHCLKに同期して動作し水平走査スタート信号
HSYNCにより水平方向の走査が活性化される。これ
により前記サンプリング信号400が活性化されること
によりデータ線401(401a,401b,401
c,401d)には映像信号a〜dのデータが供給され
る。
【0116】垂直方向の走査の制御は垂直制御回路(V
ドライバー)423により行われる。前記垂直制御回路
423は外部より入力される垂直方向基準クロックVC
LKに同期して動作し、垂直動作スタート信号VSYN
Cにより垂直方向の走査が活性化する。
【0117】スキャン線420はこの垂直制御回路42
3に接続され2ライン分を同時に走査制御するものであ
る。このスキャン線は各薄膜トランジスタのゲート信号
となり、対応するトランジスタのソースとドレイン間の
導通のオンまたはオフを制御する。
【0118】これにより、垂直制御回路423からのス
キャン線で選択された2ライン上の水平制御回路で選ば
れた4つのデータ線(1ラインにつき2つのデータ線)
を介して対応するブロックへ映像信号が印加さる
【0119】前記のデータ線401は4つの薄膜トラン
ジスタ402、404、406、408のソースに個別
の映像入力レベルを印加する信号線401a,401
b,401c,401dとして接続される。前記4つの
映像入力により4つの表示ブロックに対応する液晶層4
03、405、407、409の明暗が制御されること
になる。
【0120】これが水平制御回路により水平方向画素分
実行された後、垂直制御回路は次のスキャン線を活性化
して同様の動作を最大画素分繰り返すことで階調をもつ
映像表示が実現される。
【0121】図5に明暗の階調表示例を示す。4つのブ
ロック500、501、502、503からなる1画素
の構成とする。前記スキャン線が活性化された場合、映
像信号a〜dの入力値により図5(a)〜(e)の5つ
の表示状態をとる。
【0122】(a)はすべての映像入力が”L”のとき
はすべてのブロックで暗状態となる。この状態が1つの
画素で見た場合最も暗い状態となる。
【0123】(b)は映像信号aのみ”H”のときでブ
ロック500が明状態となる。
【0124】(c)は映像信号aとbが”H”のときで
ブロック500とブロック501が明状態となる。
【0125】(d)は映像信号aとbとcが”H”のと
きでブロック503を除く3つのブロックが明状態とな
る(e)はすべての映像入力が”H”のときであり、す
べてのブロックが明状態となり、1つの画素で見た場合
最も明るい状態となる。このよう表示ブロックの面積に
より階調を制御する。
【0126】〔実施例6〕他の階調実現方法としては、
各画素の明および暗の時間を制御して行う方法が考えら
れる。すなわちある一つの画素を表示する表示期間内
(通状は1フレーム)において、明、暗の2つの状態を
変化させて階調表示を行なうものである。
【0127】例えば、ある画素において、表示期間内の
1/2の時間を明、残りの1/2の時間を暗とする。1
フレーム(通常1/30秒)の表示期間内での明、暗の
変化は人間の目では認識できないため、人間の目には、
表示期間内を全て明とした時の1/2の階調で表示が行
なわれているように認識される。この明と暗を呈する時
間を制御することにより、多階調の表示が可能となる。
【0128】この階調表示を行なうためには、1フレー
ムをさらに複数のフレームに分割した映像データを液晶
電気光学装置に入力し、表示させればよい。
【0129】ただし、階調数が増えるほど、フレームの
描き変えに要する時間が短くなるため、より高速な駆動
を行なう必要がある。
【0130】本明細書で開示する液晶電気光学装置は、
液晶分子の応答速度が向上するため、このような方法に
より多階調表示を行なうことも有効である。
【0131】
【発明の効果】本発明で開示する発明に係る表示装置
は、基板面に対して平行な電界により液晶分子を駆動す
る液晶電気光学装置において、優れた効果を有せしめ
る。
【0132】壁状の画素電極およびコモン電極により、
画素およびコモン電極間ではセル厚方向において均一な
電界を形成することができ、対向基板に近い側の液晶分
子を十分に制御することができる。その結果、高コント
ラスト、高速応答を有し、色ずれの少ない優れた液晶電
気光学装置を提供できた。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例の液晶電気光学装置の概要を示す
図。
【図2】 実施例の液晶電気光学装置の動作原理を示
す図。
【図3】 実施例のアクティブマトリクス部の詳細を
示す図。
【図4】 実施例の面積階調パネルのブロック図。
【図5】 実施例の面積階調表示説明図。
【図6】 実施例の液晶パネルの別構成概要を示す
図。
【図7】 図3のA−A’断面から薄膜トランジスタ
の方を見た図。
【図8】 壁またはコモン電極、画素電極の断面形状
を台形状としたときの図3A−A’断面から薄膜トラン
ジスクの方を見た図。
【符号の説明】
100 対向基板 101 基板 102 画素電極 103 コモン電極 104 液晶分子 105 壁 106、107 偏光板 300 薄膜トランジスタ 301 スキャン線 302 データ線 303 画素電極線 304 コモン線 600 画素電極 601 コモン電極 702 島状シリコン膜 703 ゲイト絶縁膜 704 第1の層間絶縁膜 705 第2の層間絶縁膜
フロントページの続き (72)発明者 寺本 聡 神奈川県厚木市長谷398番地 株式会社半 導体エネルギー研究所内

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも一方が透明な一対の基板と、 前記一対の基板間に配置される液晶層と、 前記液晶層の液晶分子の電気光学効果を顕視化する偏光
    手段と、 を有し、 前記一対の基板のうちの一方の基板上には、基板面に平
    行な方向を含む電界を形成しうる画素電極及びコモン電
    極が設けられ、 前記画素電極およびコモン電極は所定の高さを有する壁
    状に設けられていることを特徴とする液晶電気光学装
    置。
  2. 【請求項2】少なくとも一方が透明な一対の基板と、 前記一対の基板間に配置される液晶層と、 前記液晶層の液晶分子の電気光学効果を顕視化する偏光
    手段と、 を有し、 前記一対の基板のうちの一方の基板上には、基板面に平
    行な方向を含む電界を形成しうる画素電極及びコモン電
    極が設けられ、 前記画素電極およびコモン電極は、所定の高さを有する
    壁状の導体で構成されていることを特徴とする液晶電気
    光学装置。
  3. 【請求項3】請求項1乃至2において、壁状を呈する画
    素電極およびコモン電極は、基板面に対して略垂直かつ
    互いに略平行に設けられていることを特徴とする液晶電
    気光学装置。
  4. 【請求項4】請求項1乃至2において、画素電極または
    コモン電極は、液晶層の1/8以上の高さを有すること
    を特徴とする液晶電気光学装置。
  5. 【請求項5】請求項1乃至2において、画素電極または
    コモン電極は、その断面が台形状であることを特徴とす
    る液晶電気光学装置。
  6. 【請求項6】少なくとも一方が透明な一対の基板と、 前記一対の基板間に配置される液晶層と、 前記液晶層の液晶分子の電気光学効果を顕視化する偏光
    手段と、 を有し、 前記一対の基板のうちの一方の基板上には、基板面に平
    行な方向を含む電界を形成しうる画素電極及びコモン電
    極が設けられ、 前記画素電極およびコモン電極は、絶縁体または導体で
    なる所定の高さを有する壁の側部に形成されていること
    を特徴とする液晶電気光学装置。
  7. 【請求項7】請求項6において、壁の高さは液晶層の1
    /8以上の高さを有することを特徴とする液晶電気光学
    装置。
  8. 【請求項8】請求項6において、壁は、基板面に対して
    略垂直かつ互いに略平行に設けられていることを特徴と
    する液晶電気光学装置。
  9. 【請求項9】請求項6において、壁の断面は台形状であ
    ることを特徴とする液晶電気光学装置。
  10. 【請求項10】請求項1、2または6において、画素電
    極はスイッチング素子に接続されていることを特徴とす
    る液晶電気光学装置。
  11. 【請求項11】請求項1、2または6に記載の液晶電気
    光学装置において、画素の表示面積を利用して階調表示
    を行なうこを特徴とする液晶電気光学装置。
  12. 【請求項12】請求項1、2または6に記載の液晶電気
    光学装置において、画素の表示時間を制御して階調表示
    を行なうことを特徴とする液晶表示装置。
  13. 【請求項13】少なくとも一方が透明な一対の基板と、 前記一対の基板間に配置される液晶層と、 前記液晶層の液晶分子の電気光学効果を顕視化する偏光
    手段と、 を有し、 前記基板のうちの一方の基板上には、 格子状に配置されたスキャン線およびデータ線と、 所定の電位に保たれるコモン線と、 各画素に配置され前記スキャン線にゲートが接続され、
    前記データ線にソースが接続された薄膜トランジスタ
    と、 前記薄膜トランジスタのドレインに接続された画素電極
    線と、 該画素電極線に接続された画素電極と、 前記コモン線に接続され、前記画素電極との間において
    基板に平行な成分を有する電界を発生させるためのコモ
    ン電極とが設けられ、 前記画素電極およびコモン電極は、基板面に対して略垂
    直かつ互いに略平行な所定の高さを有する壁状を呈して
    設けられていることを特徴とする液晶電気光学装置。
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