JPH09184543A - 回転振動ダンパ - Google Patents
回転振動ダンパInfo
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- JPH09184543A JPH09184543A JP8216400A JP21640096A JPH09184543A JP H09184543 A JPH09184543 A JP H09184543A JP 8216400 A JP8216400 A JP 8216400A JP 21640096 A JP21640096 A JP 21640096A JP H09184543 A JPH09184543 A JP H09184543A
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- JP
- Japan
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- vibration damper
- rotary vibration
- ring
- spring
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16F—SPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
- F16F15/00—Suppression of vibrations in systems; Means or arrangements for avoiding or reducing out-of-balance forces, e.g. due to motion
- F16F15/10—Suppression of vibrations in rotating systems by making use of members moving with the system
- F16F15/12—Suppression of vibrations in rotating systems by making use of members moving with the system using elastic members or friction-damping members, e.g. between a rotating shaft and a gyratory mass mounted thereon
- F16F15/121—Suppression of vibrations in rotating systems by making use of members moving with the system using elastic members or friction-damping members, e.g. between a rotating shaft and a gyratory mass mounted thereon using springs as elastic members, e.g. metallic springs
- F16F15/1211—C-shaped springs
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
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- Mechanical Engineering (AREA)
- Mechanical Operated Clutches (AREA)
- Fluid-Damping Devices (AREA)
- Vibration Dampers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 高い耐摩耗性を有しかつ従来よりも経済的に
製造することができるスリーブばねを備えた、回転振動
ダンパを提供する。 【解決手段】 内側部分1と外側部分3との互いに接触
している周面に設けられた各室5に所属のリングばね6
が、一体のリングばね6として構成されていて、スロッ
ト7を有しており、該スロット7を貫いて行程制限ピン
10が遊びをもってリングばね6の内部に延びている。
製造することができるスリーブばねを備えた、回転振動
ダンパを提供する。 【解決手段】 内側部分1と外側部分3との互いに接触
している周面に設けられた各室5に所属のリングばね6
が、一体のリングばね6として構成されていて、スロッ
ト7を有しており、該スロット7を貫いて行程制限ピン
10が遊びをもってリングばね6の内部に延びている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転振動ダンパ、
特に内燃機関のクランク軸における振動を減衰もしくは
緩衝するための回転振動ダンパであって、クランク軸に
回動不能に結合可能なリング状の内側部分と、該内側部
分に制限されて回動可能に支承された外側部分と、全周
にわたって分配配置された軸平行の円形の室とが設けら
れており、これらの室が、内側部分と外側部分との互い
に接触している周面に設けられた切欠きによって形成さ
れており、しかも室に、ばね鋼製のスロットを備えたリ
ング状のスリーブが、挿入配置されていて、室における
自由空間がオイルによって満たされており、さらに外側
部分の両端面側に固定されたサイド円板が設けられてい
て、該サイド円板が室の側部を外側部分の範囲において
オイル密に閉鎖しており、さらにまた、各室において内
側部分からスリーブばねの内部に延びている行程制限ピ
ンが設けられている形式のものに関する。
特に内燃機関のクランク軸における振動を減衰もしくは
緩衝するための回転振動ダンパであって、クランク軸に
回動不能に結合可能なリング状の内側部分と、該内側部
分に制限されて回動可能に支承された外側部分と、全周
にわたって分配配置された軸平行の円形の室とが設けら
れており、これらの室が、内側部分と外側部分との互い
に接触している周面に設けられた切欠きによって形成さ
れており、しかも室に、ばね鋼製のスロットを備えたリ
ング状のスリーブが、挿入配置されていて、室における
自由空間がオイルによって満たされており、さらに外側
部分の両端面側に固定されたサイド円板が設けられてい
て、該サイド円板が室の側部を外側部分の範囲において
オイル密に閉鎖しており、さらにまた、各室において内
側部分からスリーブばねの内部に延びている行程制限ピ
ンが設けられている形式のものに関する。
【0002】
【従来の技術】このような回転振動ダンパは公知であ
る。この公知の回転振動ダンパは主として、緩衝すべき
軸と堅く結合された内側部分と、この内側部分に制限さ
れて回動可能に支承された外側部分とから成っており、
この外側部分は、室に挿入配置されたスリーブばねユニ
ットを介して内側部分と連結されていて、この場合内側
部分と外側部分との間において相対運動が生じ得るよう
になっている。スリーブばねは、互いに入れ子式に内外
に位置していてリング状に曲げられた複数の鋼ベルトか
ら成っている。この場合ばね板厚さは、半径方向におい
て外側から内側に向かって連続的に減少しており、これ
によって、規定された変位時における個々の板における
曲げ負荷を、ほぼ等しい大きさに保つことができる。
る。この公知の回転振動ダンパは主として、緩衝すべき
軸と堅く結合された内側部分と、この内側部分に制限さ
れて回動可能に支承された外側部分とから成っており、
この外側部分は、室に挿入配置されたスリーブばねユニ
ットを介して内側部分と連結されていて、この場合内側
部分と外側部分との間において相対運動が生じ得るよう
になっている。スリーブばねは、互いに入れ子式に内外
に位置していてリング状に曲げられた複数の鋼ベルトか
ら成っている。この場合ばね板厚さは、半径方向におい
て外側から内側に向かって連続的に減少しており、これ
によって、規定された変位時における個々の板における
曲げ負荷を、ほぼ等しい大きさに保つことができる。
【0003】さらにばねユニットのための収容室の自由
空間は圧力オイルによって満たされており、この圧力オ
イルは孔を通して連続的に供給され、ただ遠心力方向と
は逆向きにだけ押し退けられることができる。相対運動
の発生時における緩衝作用は、主としてオイルの押し退
けに起因し、かつ付加的に機械的な摩擦によって緩衝が
生ぜしめられる。
空間は圧力オイルによって満たされており、この圧力オ
イルは孔を通して連続的に供給され、ただ遠心力方向と
は逆向きにだけ押し退けられることができる。相対運動
の発生時における緩衝作用は、主としてオイルの押し退
けに起因し、かつ付加的に機械的な摩擦によって緩衝が
生ぜしめられる。
【0004】回転振動ダンパの大きさ及び、内側部分と
外側部分との間における回転振動ダンパのねじれ強さ
は、それぞれの駆動装置の回転振動技術的な特性に依存
している。より柔らかいスリーブばねが必要であればあ
るほど、スリーブばねの個々のばね板はより薄くなり、
かつばねユニット毎のばね板の数はより多くなる。逆の
場合には、板ばねの厚さが増大し、かつ板ばねの数が減
少する。
外側部分との間における回転振動ダンパのねじれ強さ
は、それぞれの駆動装置の回転振動技術的な特性に依存
している。より柔らかいスリーブばねが必要であればあ
るほど、スリーブばねの個々のばね板はより薄くなり、
かつばねユニット毎のばね板の数はより多くなる。逆の
場合には、板ばねの厚さが増大し、かつ板ばねの数が減
少する。
【0005】高いねじれ強さを得るためにこのようなば
ねユニットを使用することは、種々の理由から不都合で
ある。まず第1に、ばねユニットの個々のばねの数に相
応して、種々異なった厚さの原材料を準備することが必
要である。さらにこのようなばねユニットの製造には、
時間もコストもかかる。
ねユニットを使用することは、種々の理由から不都合で
ある。まず第1に、ばねユニットの個々のばねの数に相
応して、種々異なった厚さの原材料を準備することが必
要である。さらにこのようなばねユニットの製造には、
時間もコストもかかる。
【0006】外側部分と内側部分との間における相対運
動に基づいて、ばねユニットのばねが負荷されている間
に、面摩擦が発生し、このような面摩擦によって、摩擦
浸食が発生し、ひいては回転振動ダンパの運転時間が著
しく減じられてしまう。
動に基づいて、ばねユニットのばねが負荷されている間
に、面摩擦が発生し、このような面摩擦によって、摩擦
浸食が発生し、ひいては回転振動ダンパの運転時間が著
しく減じられてしまう。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ゆえに本発明は、冒頭
に述べた形式の回転振動ダンパを改良して、高い耐摩耗
性を有しかつ従来よりも経済的に製造することができる
スリーブばねを備えた、回転振動ダンパを提供すること
である。
に述べた形式の回転振動ダンパを改良して、高い耐摩耗
性を有しかつ従来よりも経済的に製造することができる
スリーブばねを備えた、回転振動ダンパを提供すること
である。
【0008】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明の構成では、各室に所属のリングばねが、一体
のリングばねとして構成されていて、スロットを有して
おり、該スロットを貫いて行程制限ピンが遊びをもって
リングばねの内部に延びているようにした。
に本発明の構成では、各室に所属のリングばねが、一体
のリングばねとして構成されていて、スロットを有して
おり、該スロットを貫いて行程制限ピンが遊びをもって
リングばねの内部に延びているようにした。
【0009】
【発明の効果】本発明の別の有利な構成によれば、一体
のリングばねが休止状態において次のように、すなわち
各リングばねが、室の円形の壁に半径方向のプレロード
もしくは初ばね力をもって接触している。
のリングばねが休止状態において次のように、すなわち
各リングばねが、室の円形の壁に半径方向のプレロード
もしくは初ばね力をもって接触している。
【0010】軸方向長さに関してはリングばねは次のよ
うに寸法設定されている。すなわち本発明の別の有利な
構成では、各リングばねがその軸方向端部において、サ
イド円板と滑り接触している。
うに寸法設定されている。すなわち本発明の別の有利な
構成では、各リングばねがその軸方向端部において、サ
イド円板と滑り接触している。
【0011】従来は、回転振動ダンパのために必要なね
じれ強さは単にスリーブばねユニットの使用によってし
か得ることができないと、考えられていた。しかしなが
ら、当該分野におけるこのような常識とはまったく異な
り、いまや次のこと、すなわち、高いねじれ強さが必要
とされる使用例のためには、このようなねじれ強さは一
体のスリーブばねによっても得ることができる、という
ことが見出された。
じれ強さは単にスリーブばねユニットの使用によってし
か得ることができないと、考えられていた。しかしなが
ら、当該分野におけるこのような常識とはまったく異な
り、いまや次のこと、すなわち、高いねじれ強さが必要
とされる使用例のためには、このようなねじれ強さは一
体のスリーブばねによっても得ることができる、という
ことが見出された。
【0012】これによって製造は、ばねユニットとして
構成されたスリーブばねに比べて著しく簡単化される。
そして原材料はただ1つの厚さのものだけを使用するこ
とができ、つまりただ1つの熱間圧延工程だけしか必要
ない。そして後続の機械加工は、公知のように、つまり
一体のスリーブばねが取付け状態において所望のプレロ
ード(Vorspannung)を有するように実施される。さら
に、例えば鋼球によるショットブラスト(Kugelstrahle
n)のような、耐用強さを高めるための処置が使用可能
である。この場合ばね鋼ベルトの厚さが比較的大きいこ
とに基づいて、変形が生じるおそれはない。
構成されたスリーブばねに比べて著しく簡単化される。
そして原材料はただ1つの厚さのものだけを使用するこ
とができ、つまりただ1つの熱間圧延工程だけしか必要
ない。そして後続の機械加工は、公知のように、つまり
一体のスリーブばねが取付け状態において所望のプレロ
ード(Vorspannung)を有するように実施される。さら
に、例えば鋼球によるショットブラスト(Kugelstrahle
n)のような、耐用強さを高めるための処置が使用可能
である。この場合ばね鋼ベルトの厚さが比較的大きいこ
とに基づいて、変形が生じるおそれはない。
【0013】
【発明の実施の形態】次に図面につき本発明の実施の形
態を説明する。
態を説明する。
【0014】略示された回転振動ダンパは、内側部分1
としてリング体を有しており、このリング体もしくは内
側部分1は、緩衝すべき軸例えばクランク軸と回動不能
に結合される。内側部分1の周面2には第2のリング体
が外側部分3として、その内周面4で回転方向において
滑動可能に支承されている。
としてリング体を有しており、このリング体もしくは内
側部分1は、緩衝すべき軸例えばクランク軸と回動不能
に結合される。内側部分1の周面2には第2のリング体
が外側部分3として、その内周面4で回転方向において
滑動可能に支承されている。
【0015】内側部分1及び外側部分3の互いに接触し
ている周面2,4には、互いに向かい合って位置してい
る半円形の切欠きが設けられており、これらの切欠き
は、互いに補い合って軸平行な円形の室5を形成してお
り、この場合室の中心点は周面の円周線と合致してい
る。室は全周にわたって対称的に分配されている。室の
数及び大きさは、それぞれの装置の必要性に依存してい
る。
ている周面2,4には、互いに向かい合って位置してい
る半円形の切欠きが設けられており、これらの切欠き
は、互いに補い合って軸平行な円形の室5を形成してお
り、この場合室の中心点は周面の円周線と合致してい
る。室は全周にわたって対称的に分配されている。室の
数及び大きさは、それぞれの装置の必要性に依存してい
る。
【0016】各室5には、スロットを備えた一体のリン
グばね6が、半径方向のプレロードをかけられて配置さ
れている。リングばね6のスロット7は、回転振動ダン
パの中心に向かって半径方向に延びている。内側部分1
の半円形の切欠きには、軸平行な各1つの溝8が一体成
形されており、この溝8は半径方向で内側部分1の中に
延びている。各溝8には、行程制限ピン10の舌片状の
足部分9が支承されている。足部分9はその他方の端部
に、横断面円形のロッド状の肉厚部11を有している。
この肉厚部11の外径は、リングばね6の内径よりも小
さい。
グばね6が、半径方向のプレロードをかけられて配置さ
れている。リングばね6のスロット7は、回転振動ダン
パの中心に向かって半径方向に延びている。内側部分1
の半円形の切欠きには、軸平行な各1つの溝8が一体成
形されており、この溝8は半径方向で内側部分1の中に
延びている。各溝8には、行程制限ピン10の舌片状の
足部分9が支承されている。足部分9はその他方の端部
に、横断面円形のロッド状の肉厚部11を有している。
この肉厚部11の外径は、リングばね6の内径よりも小
さい。
【0017】行程制限ピン10は、外側部分3と内側部
分1との間における相対運動を制限して、運転中にリン
グばね6における曲げ負荷が許容範囲内にとどまるよう
にする、という課題を担っている。さらに足部分9によ
って、リングばね6のコントロールされていない回動が
阻止される。
分1との間における相対運動を制限して、運転中にリン
グばね6における曲げ負荷が許容範囲内にとどまるよう
にする、という課題を担っている。さらに足部分9によ
って、リングばね6のコントロールされていない回動が
阻止される。
【0018】図面に示されているように、内側部分1の
孔は、軸を支承するための第1の区分12と、大きな直
径及び小さな軸方向深さを有する第2の区分13とを備
えた段付孔として、構成されている。第2の区分13を
起点として複数の半径方向孔14が延びており、これら
の半径方向孔14は各1つの室5に開口している。これ
らの半径方向孔を介して、室5には圧力オイルが供給さ
れる。外側部分3には、その外周部において両側に、軸
方向に延びるリングフランジ15,16が一体成形され
ている。
孔は、軸を支承するための第1の区分12と、大きな直
径及び小さな軸方向深さを有する第2の区分13とを備
えた段付孔として、構成されている。第2の区分13を
起点として複数の半径方向孔14が延びており、これら
の半径方向孔14は各1つの室5に開口している。これ
らの半径方向孔を介して、室5には圧力オイルが供給さ
れる。外側部分3には、その外周部において両側に、軸
方向に延びるリングフランジ15,16が一体成形され
ている。
【0019】図2から分かるように、円板状の内側部分
1は内側のボスの外側において、外側部分3よりも小さ
な軸方向厚さを有している。室のその軸方向端部におけ
る閉鎖部は、リング状のサイド円板17,18によって
形成されている。この場合各サイド円板17,18はリ
ングフランジ15,16によって取り囲まれており、か
つ該リングフランジ15,16によってセンタリングさ
れている。サイド円板17,18によって、外側部分3
における室5の範囲は、側部をオイル密に閉鎖されてい
る。つまり供給された圧力オイルは、室5から遠心力方
向においては逃げることができない。
1は内側のボスの外側において、外側部分3よりも小さ
な軸方向厚さを有している。室のその軸方向端部におけ
る閉鎖部は、リング状のサイド円板17,18によって
形成されている。この場合各サイド円板17,18はリ
ングフランジ15,16によって取り囲まれており、か
つ該リングフランジ15,16によってセンタリングさ
れている。サイド円板17,18によって、外側部分3
における室5の範囲は、側部をオイル密に閉鎖されてい
る。つまり供給された圧力オイルは、室5から遠心力方
向においては逃げることができない。
【0020】これに対して内側部分1は、オイル交換を
可能にするために、サイド円板17,18の間において
遊びをもって案内されている。回転振動ダンパがクラン
ク軸の自由端部に配置されている場合には、流出するオ
イルはクランク軸室に達する。
可能にするために、サイド円板17,18の間において
遊びをもって案内されている。回転振動ダンパがクラン
ク軸の自由端部に配置されている場合には、流出するオ
イルはクランク軸室に達する。
【0021】サイド円板17,18はねじによって、外
側部分3と堅く結合されることができる。このことは図
面を簡単にするために、図示を省かれている。
側部分3と堅く結合されることができる。このことは図
面を簡単にするために、図示を省かれている。
【0022】回転振動ダンパの運転中に外側部分3は、
緩衝すべき軸の振動に基づいて、内側部分1に対して往
復相対運動を行う。この結果として、リングばね6は半
径方向において圧縮されるように負荷され、この際に曲
げ負荷される。これに関連した室容積の変化によって、
オイルが押し退けられ、これによって所望の緩衝作用が
生ぜしめられる。
緩衝すべき軸の振動に基づいて、内側部分1に対して往
復相対運動を行う。この結果として、リングばね6は半
径方向において圧縮されるように負荷され、この際に曲
げ負荷される。これに関連した室容積の変化によって、
オイルが押し退けられ、これによって所望の緩衝作用が
生ぜしめられる。
【図1】サイド円板を取り外した場合における本発明に
よる回転振動ダンパを示す正面図である。
よる回転振動ダンパを示す正面図である。
【図2】図1のI−I線に沿った平面において断面した
本発明による回転振動ダンパの側面図である。
本発明による回転振動ダンパの側面図である。
1 内側部分、 2 周面、 3 外側部分、 4 内
周面、 5 室、 6リングばね、 7 スロット、
8 溝、 9 足部分、 10 行程制限ピン、 11
肉厚部、 12 第1の区分、 13 第2の区分、
14 半径方向孔、 15,16 リングフランジ、
17,18 サイド円板、 19遊び
周面、 5 室、 6リングばね、 7 スロット、
8 溝、 9 足部分、 10 行程制限ピン、 11
肉厚部、 12 第1の区分、 13 第2の区分、
14 半径方向孔、 15,16 リングフランジ、
17,18 サイド円板、 19遊び
Claims (3)
- 【請求項1】 回転振動ダンパ、特に内燃機関のクラン
ク軸における振動を減衰もしくは緩衝するための回転振
動ダンパであって、クランク軸に回動不能に結合可能な
リング状の内側部分と、該内側部分に制限されて回動可
能に支承された外側部分と、全周にわたって分配配置さ
れた軸平行の円形の室とが設けられており、これらの室
が、内側部分と外側部分との互いに接触している周面に
設けられた切欠きによって形成されており、しかも室
に、ばね鋼製のスロットを備えたリング状のスリーブ
が、挿入配置されていて、室における自由空間がオイル
によって満たされており、さらに外側部分の両端面側に
固定されたサイド円板が設けられていて、該サイド円板
が室の側部を外側部分の範囲においてオイル密に閉鎖し
ており、さらにまた、各室において内側部分からスリー
ブばねの内部に延びている行程制限ピンが設けられてい
る形式のものにおいて、各室(5)に所属のリングばね
(6)が、一体のリングばね(6)として構成されてい
て、スロット(7)を有しており、該スロット(7)を
貫いて行程制限ピン(10)が遊びをもってリングばね
(6)の内部に延びていることを特徴とする回転振動ダ
ンパ。 - 【請求項2】 各リングばね(6)が、室(5)の円形
の壁に半径方向のプレロードをもって接触している、請
求項1記載の回転振動ダンパ。 - 【請求項3】 各リングばね(6)がその軸方向端部に
おいて、サイド円板(17,18)と滑り接触してい
る、請求項1又は2記載の回転振動ダンパ。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE19531639A DE19531639A1 (de) | 1995-08-29 | 1995-08-29 | Drehschwingungsdämpfer |
DE19531639.8 | 1995-08-29 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09184543A true JPH09184543A (ja) | 1997-07-15 |
Family
ID=7770600
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8216400A Pending JPH09184543A (ja) | 1995-08-29 | 1996-08-16 | 回転振動ダンパ |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09184543A (ja) |
CN (1) | CN1147606A (ja) |
DE (1) | DE19531639A1 (ja) |
IT (1) | IT1283374B1 (ja) |
PL (1) | PL315510A1 (ja) |
Families Citing this family (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
BRPI0518444B1 (pt) * | 2004-11-20 | 2018-06-05 | Schaeffler Technologies AG & Co. KG | Amortecedor de vibração de torção |
AT502432B1 (de) * | 2005-05-17 | 2008-04-15 | Geislinger Gmbh | Verfahren zum überprüfen eines drehschwingungsdämpfers |
EP1775496B1 (de) * | 2005-10-13 | 2013-11-06 | Schaeffler Technologies AG & Co. KG | Drehschwingungsdämpfungseinrichtung |
DE102008043781A1 (de) * | 2008-11-17 | 2010-05-20 | Zf Friedrichshafen Ag | Torsionsschwingungsdämpfer für den Antriebsstrang eines Fahrzeugs |
US20170023094A1 (en) * | 2015-07-23 | 2017-01-26 | GM Global Technology Operations LLC | High performance torsional vibration damper |
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