JPH09184296A - シートによる仮設外郭構造 - Google Patents

シートによる仮設外郭構造

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JPH09184296A
JPH09184296A JP35236195A JP35236195A JPH09184296A JP H09184296 A JPH09184296 A JP H09184296A JP 35236195 A JP35236195 A JP 35236195A JP 35236195 A JP35236195 A JP 35236195A JP H09184296 A JPH09184296 A JP H09184296A
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JP
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sheet
temporary
roof
sheet connecting
attached
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Application number
JP35236195A
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English (en)
Inventor
Seiichi Shibayama
誠一 柴山
Tsutomu Orimoto
勉 折本
Yuuji Suwamoto
祐二 諏訪本
Kazufumi Shimada
一史 島田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MARUFUJI SHEET PILING
MARUFUJI SHIITOPAIRU KK
Fujita Corp
Original Assignee
MARUFUJI SHEET PILING
MARUFUJI SHIITOPAIRU KK
Fujita Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成で、作業スペースの屋根を開閉自
在に構成することのできるシートによる仮設外郭構造を
提供することが課題である。 【解決手段】 作業スペースの天井部に平行に配置され
た2本のレールを設置し、両端に車輪が取り付けられた
複数の横桁を2本のレール間を渡すように配置する。そ
して、各横桁にシート連結材を固定して各シート連結材
間にシート材を敷設して屋根用シートとする。また、シ
ート連結材の下方にもシート材を取り付けて間仕切り用
シートとする。そして、各横桁どうしの間隔を広げれは
シートによる屋根を覆装することができ、更に、作業ス
ペースを複数のスペースに間仕切りすることがきる。一
方、各横桁どうしの間隔を狭くすれば、屋根用シートが
蛇腹状に折り畳まれることになり、屋根部を開口するこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建設現場の作業ス
ペース等の屋根部に防雨・防風用及び、直射日光を避け
る為のシートを敷設したり、シートを用いてハウスの外
郭及び間仕切りを仮設できるようにした仮設外郭構造に
関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、建設現場等における作業は屋外
作業が多くなるので、作業者が風雨にさらされたり、直
射日光を受けたりすることが多くなり、作業環境の改善
が求められている。そこで、このような要望から従来よ
り作業スペースの天井部に仮設の屋根を敷設して風雨、
直射日光の照射を防止するようにしている。このような
仮設屋根構造の従来例として、例えば、作業スペースの
天井部にパイプや鋼材を横架して骨組みを構成し、該骨
組みに帆布を展張して固定し仮設の屋根とする方法が知
られている。
【0003】ところが、一般的に建設現場等の作業スペ
ースでは資材や機械等を搬入・搬出する必要があり、こ
のような作業は通常、クレーンやレッカー等の重機を用
いて天井部から行うことが多い。従って、仮設屋根が敷
設されていると、搬入の邪魔となってしまうので、この
ような作業を円滑に行えるようにするため、昨今におい
ては、開閉式の屋根構造が実用に供されている。
【0004】このような、開閉式の屋根構造の従来例と
しては例えば、特開平4−297668号公報に記載さ
れているように、天井部に屋根部を形成し、工事の進行
状況により逐次屋根を上昇させることができる共に、屋
根をスライドさせることにより、天井全体開口部の所望
部位に屋根を敷設することができるものが知られてい
る。このような屋根構造によれば、屋根をスライドさせ
れば所望の位置に天井開口部を得ることができるので、
この開口部を利用して資材、機械等の搬入・搬出を行う
ことができる。
【0005】しかしながら、上記した特開平4−297
668号公報に記載された屋根構造は、構成が大がかり
であり、高層ビル等大規模な建設現場等には適している
が、小規模な建設現場に適用するとコスト的に高価なも
のとなり、更に、据え付け・解体工事に多くの労力を要
するという欠点があるので、小規模な建設現場において
は、簡単な作業で据え付け、解体を行うことができ、し
かも安価に構成することのできる仮設ハウスの考案が要
求されている。更に、このような従来における屋根構造
では、作業スペースに間仕切りを敷設することができ
ず、作業スペース内をいくつかの閉鎖された空間に仕切
ることができない。
【0006】また、他方において、例えば、架台の据え
付けが終了した後の、架台下部のスペースを作業スペー
スや作業者駐在用のハウスとして使用する際には、従来
においてはこのスペースにプレハブ式のハウスを組み立
てて周囲と隔離した空間を形成し、冬場においては暖房
器具を設置したり、夏場においてはクーラーを設置する
ことにより作業環境の向上を図っていた。しかしなが
ら、このようなプレハブ式ハウスを据え付けることは、
多くの組立資材や組立に要する工数が必要になるので、
小規模な建設現場などにおいては作業の工数ばかり多く
なってしまい、実用的であるとはいえない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来にお
ける仮設の屋根においては、簡単な構成で天井部の開閉
を行うことができずかつ間仕切りを敷設することができ
ないという欠点があり、また、従来におけるプレハブ式
のハウスにおいては、据え付け、解体に多くの労力を要
してしまい、小規模工事においては実用的でないという
欠点があった。この発明はこのような従来の課題を解決
するためになされたものであり、その第1の目的は、簡
単な構成で作業スペースの屋根の開閉を行うことのでき
ると共に、該作業スペースの間仕切りを容易に敷設する
ことのできる仮設外郭構造を提供することである。ま
た、第2の目的は、既存の架台下部のスペース等を利用
して簡単な構成で仮設ハウスを据え付けることのできる
仮設外郭構造を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、所定スペースの天井部及び間仕切り部にシー
トを展張して当該スペースを覆装するシートによる仮設
外郭構造において、前記天井部の所望位置に略平行に配
置される2本のレールと、前記2本のレール間を渡すよ
うに複数本配置され、スリットが欠切された円筒形状を
呈するシート固定用の貫通溝を少なくとも左右方向及び
下方向に有する長尺状のシート連結材と、前記シート連
結材の端部に取り付けられ、前記レールに案内されて転
動する車輪と、矩形状を成し、1対の対向する2辺に沿
って芯材が取り付けられるシート材と、を有し、互いに
隣接する前記シート連結材の左右方向の貫通溝に、前記
シート材の芯材を挿通して隣接するシート連結材間にシ
ート材を展張して屋根用シートとすると共に、任意のシ
ート連結材の下方向の貫通溝に前記シート材の芯軸を挿
通して間仕切り用シートとすることが特徴である。
【0009】また、本発明は、スリットが欠切された円
筒形状を呈するシート固定用の貫通溝を中心軸に対して
少なくとも3方向に有する長尺状のシート連結材と、矩
形状を成し少なくとも1対の対向する2辺に沿って芯材
が取り付けられるシート材とを用いて既存設備の下部ス
ペースに仮設ハウスを設置する際の仮設外郭構造であっ
て、前記シート連結材を矩形状に接続して屋根枠を形成
すると共に、該屋根枠を構成するシート連結材の貫通溝
に前記シート材の芯材を挿通させて屋根用のシートを敷
設し、前記屋根枠を構成するシート連結材の他の貫通溝
に前記シート材の芯材を挿通させてシート材を側面に展
張することにより側面用シートを敷設し、かつ、前記シ
ート連結材を、仮設ハウス内部の適宜箇所に複数本立設
し、前記立設されたシート連結材間に前記シート材を敷
設して仮設ハウスの間仕切りとし、更に、前記屋根枠の
適宜箇所に吊持部材を取り付け、該吊持部材を前記既存
設備に固定したことを特徴とするものである。
【0010】上述の如く構成された本発明によれば、左
右方向及び下方向にシート固定用の溝が形成されたシー
ト連結材が2本のレール間に複数本横架され、相隣合う
2つのシート連結材の左右方向のシート固定用貫通溝
に、シート材の芯材を挿通して固定されるので、車輪を
転動させてシート連結材どうしの間隔が広がるようにを
スライドさせることにより、シート材を広げて屋根部を
覆装することができ、また、天井部を開口させたい場合
にはシート連結材どうしの間隔を狭くするようにスライ
ドさせれば、シート材が蛇腹状に折り畳まれることにな
って天井部を開口することができるようになる。また、
2本のレール上にシート連結材を横架するという簡単な
構成であるので、据え付け、解体の作業が非常に簡単で
ある。
【0011】また、架台下部のスペースを利用して仮設
ハウスを据え付ける際には、シート連結材を矩形状に接
続して天井枠を構成し、該天井枠を架台等の既存設備に
吊持して固定する。そして、天井枠を覆装するようにシ
ート材を敷設すると共に、天井枠を構成するシート連結
材にシート材を垂下して側面部を構成する。また、仮設
ハウス内の適所にいくつかのシート連結材を立設し、天
井枠から垂下されたシート材を、立設されたシート材に
結合させれば、仮設ハウス内の間仕切りを容易に構成す
ることができる。そしてこのような構成によれば、簡単
かつ低コストで仮設ハウスを構成することができ、ま
た、仮設ハウス内を使用目的に応じて任意に分割するこ
とができるようになる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1は、本発明が適用された仮設外
郭構造の第1実施形態の構成を示す説明図であり、例え
ば、建設現場の作業スペース天井部に敷設される仮設屋
根の構成を示している。同図に示すように、この仮設屋
根は例えば建設現場に組み立てられる足場パイプ等に沿
って平行に配設される2本のレール1と、この2本のレ
ール1間を渡すように横架される複数本(図では簡単の
ため3本としている)の横桁2と、各横桁の両端部に取
り付けられレール1に案内されて転動する車輪5と、2
本のレール1間のスペースの屋根用シートとなるシート
材3a及び間仕切り用シートとなるシート材3bと、各
横桁の下側に締結固定され、後述する方法でシート材3
a,3bを接続するシート連結材4と、から構成されて
いる。
【0013】図2は、シート連結材4の詳細な構成を示
す斜視図であり、図示のようにこのシート連結材4は長
尺方向にスリットが切り欠かれたパイプ状に形成される
3つの貫通溝6,7,8が左右方向(符号6,7)及び
下方向(符号8)に配置された構成となっている。この
うち、下方向の貫通溝8の底奥部にはボルト・ナットに
て前記した横桁2(図1参照)に締結固定する際に、ボ
ルトを収納するための凹部切欠8aが形成されており、
更に、この凹部切欠8a側から外側面に貫通するボルト
孔9が穿設されている。
【0014】図3は、シート連結材4に天井用及び間仕
切り用の各シート材3a,3bを連結した状態を示す説
明図であり、同図に示すように、シート材3a,3bは
先端部に可撓性の長尺円筒形状を呈する芯材10が取り
付けられている。そして、この芯材10をシート連結材
4の各貫通溝6,7,8内に挿通することによりシート
連結材4とシート材3(3a,3b)とを連結すること
ができる。
【0015】図4は、横桁2とシート連結材4との締結
固定の様子を示す説明図であり、図示のように、貫通溝
8の底奥部に形成されている凹部切欠8a側からボルト
孔9(図2参照)及び横桁2に穿設されたボルト孔にボ
ルト10を挿通し、ナット11にて締結固定することに
より横桁2の下方にシート連結材4が堅固に固定され
る。
【0016】図5は、横桁2の両端部に取り付けられる
車輪5とレール1との連結部の詳細を示す説明図であ
り、同図(a)は横方向から見た図、同図(b)は同図
(a)の「A」矢視図である。図示のように、横桁2の
先端部には断面L字形状のブラケット12が固定されて
おり、該ブラケット12には回動自在に車輪5が取り付
けられている。そして、この車輪5は、上面開口の断面
コの字型をなすレール1に案内されて転動し得るように
なっており、これにより、横桁2はレール1の長尺方向
に適宜移動可能とされている。
【0017】次に、上記の如く構成された本実施形態の
作用について説明する。図3に示したように、シート連
結材4の3つの貫通溝6,7,8内にそれぞれシート材
3a,3bを挿通させれば、横桁2をレール1に沿って
スライドさせれば、天井部の開閉を容易に行うことがで
きる。即ち、図1に示される各横桁2の間隔が広くなる
ように該横桁2をスライドさせれば屋根用のシート材3
aが展張されて天井部が覆装されるようになる。また、
間仕切り用のシート材3bによりシート材3aにより覆
装されたスペースを複数のスペースに分離することがで
きる。反対に、各横桁2に間隔が狭くなるように横桁2
をスライドさせると、屋根用のシート材3aが蛇腹状に
折り畳まれるので、天井部が開口されることになり、ま
た、間仕切り用のシート材3bも隅に移動されるので、
作業スペースを広く解放することができる。
【0018】このようにして、本実施形態によれば、横
桁2をレール1に沿ってスライドさせるという簡単な操
作で容易に天井部屋根の開閉を行うことができるので、
作業スペース内への風雨、直射日光の侵入を防止する際
には屋根部を閉鎖させ、クレーンやレッカー等の重機を
用いて屋根部から資材等を搬入する際には、屋根部を開
口させることができるようになる。また、据え付け、解
体の作業については、シート連結材4の貫通溝6,7,
8内にシート材3の芯材10を挿通させる構成であるの
で容易に行うことができ、作業の工数を著しく低減する
ことができるようになる。
【0019】また、図1に示した例では、各シート連結
材4にすべて間仕切り用のシート材3bを取り付ける例
を示したが、実際には、間仕切りを必要とする箇所のみ
に取り付けることができる。また、シート連結材4の下
側の貫通溝8を用いて蛍光灯等の照明器具を取り付ける
ことができる。図6は照明器具14を貫通溝8に取り付
けた例を示しており、この例では、シート連結材4の1
個おきに交互にシート材3bと照明器具14を取り付け
ている。実際の取り付け方法については、後述する図9
に示す方法と同様であり、照明器具14の上部に、シー
ト材3に取り付けられる芯材10と同様の径を有するパ
イプを取り付け、該パイプを貫通溝8内に挿通させるこ
とにより照明器具14を固定することができる。また、
上記した実施形態においては、横桁2にシート連結材4
を固定する例を用いて説明したが、シート連結材4自体
の強度を頑強とすれば、横桁2を使用せずにシート連結
材4の両端に直接車輪5を取り付けてレール1上をスラ
イドさせるようにしても良いものである。
【0020】次に、本発明の第2の実施形態について説
明する。図7は、第2実施形態の構成を示す概略的な斜
視図であり、例えば、既設の架台の下部スペースを利用
して設置する仮設ハウスの例を示している。図示のよう
に、この仮設ハウスは全体が矩形状を呈する閉鎖された
スペースとされており、内部が複数の部屋に分割される
ように間仕切りされている。天井枠は、図2に示した如
くのシート連結材4を複数本縦横に連結して構成されて
おり、各シート連結材4の適宜箇所には吊りアンカー1
5(吊持部材)が取り付けられ、該吊りアンカー15を
既存の架台(不図示)等に固定して、天井枠全体を吊持
するようになっている。
【0021】また、間仕切りして分割される各スペース
のコーナー部にはそれぞれ支柱21(21a,21b
等)が立設されており、この支柱はシート材3を固定す
ることができるように、シート連結材が使用されてい
る。そして、天井枠を構成するシート連結材4が十字状
に交差する部位の支柱21aは、図12に示す如く中心
部に固定用のボルト孔18aが刻設されて4方向に貫通
溝が形成されたシート連結材18が使用され、その他の
T字状およびL字状に交差する部位の支柱(21b等)
については、図2に示した如くの3方向のシート連結材
4を使用することができる。そして、3つの辺に芯材1
0が取り付けられたシート材3を用いて、天井枠を構成
するシート連結材4及び両端の支柱21に芯材10を挿
通させることにより、仮設ハウス内を複数個の部屋に間
仕切りすることができるようになる。
【0022】図8は天井枠を構成するシート連結材4ど
うしが接続される部位の詳細な構成を示す説明図であ
り、同図(a)は斜視図、同図(b)は正面図である。
図示のように、シート連結材4は断面T字形状とされて
いるのでそのまま重ね合わせて結合すると安定した固定
ができなくなるので、先端部の下部貫通溝8を切り欠い
て下面をフラットに成型し、このフラットな部分を他方
のシート連結材4上に載置してボルト・ナットを用いて
固定することができる。このような方法を用いれば、屋
根枠を構成するシート連結材4どうしの結合を簡単に行
うことができる。
【0023】図9は、天井枠を構成するシート連結材4
の下方向の貫通溝8を利用して照明器具14を設置した
状態を示す説明図であり、同図(a)は断面図、同図
(b)は斜視図を示している。図示のように、照明器具
14の上面にはボルト・ナットにて取付金具22が固定
されており、該取付金具22には貫通溝8の内径よりも
やや狭径のパイプ22aが取り付けられている。従っ
て、このパイプ22aを貫通溝8内に挿通させることに
より、簡単に照明器具を取り付けることができるように
なる。
【0024】図10は、仮設ハウスの外側スペースに照
明光を照射するための照明器具23を設置する例を示す
説明図であり、天井枠を構成するシート連結材として、
図12に示した如くの4方向に貫通溝を有するものを使
用し、このシート連結材18を横架した際に上側に位置
する貫通溝を用いて照明器具23を取り付ければ良い。
【0025】図11は、図7に示したカーテン16の構
成を示す説明図であり、同図(a)はカーテン16を広
げた状態を示す説明図、同図(b)はカーテン16を蛇
腹状に畳んだ状態を示す説明図である。同図に示すよう
に、カーテン16はシート材3の辺部に取り付ける芯軸
10が連続でなく、一定の間隔をおいて断続的に取り付
けられた構成とされている。従って、断続的に構成され
た芯軸10を全てシート連結材の貫通溝内に挿通させれ
ば、芯軸10どうしの間隔を広げたり、縮めたりするこ
とによりシート材3をスライドさせて、開閉を行うこと
ができるようになる。
【0026】このようにして、本実施形態によれば、既
存の架台等の下部スペース等を利用して容易に仮設ハウ
スを据え付けることができ、また、この仮設ハウス内に
間仕切りを設置したり、照明器具を取り付けたり、更
に、側面シートをカーテンとして利用することができる
ようになる。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
簡単な構成で作業スペースの屋根を敷設することがで
き、更に、屋根を開口したいときにはシート連結材をレ
ールに沿ってスライドさせることにより、屋根を構成す
るシート材を容易に蛇腹状に折り畳むことができるよう
になる。また、据え付け、撤去の作業も従来と比べて著
しく容易となる。また、既存の架台等の下部スペースを
利用して仮設ハウスを据え付ける際には、簡単に天井
枠、支柱を組み立てることができ、また、天井、側壁及
び間仕切りを容易に敷設することができる。更に、照明
器具、カーテンを取り付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明が適用されたシートによる仮設外郭構
造の第1実施形態の構成を示す説明図。
【図2】 シート連結材(3方向)の構成を示す斜視
図。
【図3】 シート連結材の各貫通溝内にシート材の芯材
を挿通させた状態を示す説明図。
【図4】 横桁にシート連結材を固定した様子を示す説
明図。
【図5】 レールに案内される車輪の様子を示す説明
図。
【図6】 仮設屋根を構成するシート材を広げたとき、
及び蛇腹状に折り畳んだときの様子を示す説明図。
【図7】 本発明の仮設外郭構造が適用された仮設ハウ
スの一実施形態を示す構成図。
【図8】 シート連結材どうしの接続を示す説明図。
【図9】 シート連結材に照明器具を取り付けた状態を
示す説明図。
【図10】 仮設ハウスの外部スペース側に向けた照明
器具を取り付ける様子を示す説明図。
【図11】 シート材を用いたカーテンの構成を示す説
明図。
【図12】 シート連結材(4方向)の構成を示す斜視
図。
【符号の説明】
1 レール 2 横桁 3 シート材 3a 屋根用シート材 3b 間仕切り用シート材 4 シート連結材(3方向) 5 車輪 6,7,8 貫通溝 9 ボルト孔 10 芯材 11 ナット 12 ブラケット 13 ボルト 14 照明器具 15 吊りアンカー(吊持部材) 16 カーテン 17 窓 18 シート連結材(4方向) 21(21a,21b) 支柱 22 取付金具 22a パイプ 23 照明器具
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年2月8日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
【図4】
【図1】
【図3】
【図5】
【図12】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 諏訪本 祐二 東京都渋谷区千駄ヶ谷四丁目6番15号 株 式会社フジタ内 (72)発明者 島田 一史 東京都中央区日本橋本町一丁目6番5号 丸藤シートパイル株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定スペースの天井部及び間仕切り部に
    シートを展張して当該スペースを覆装するシートによる
    仮設外郭構造において、 前記天井部の所望位置に略平行に配置される2本のレー
    ルと、 前記2本のレール間を渡すように複数本配置され、スリ
    ットが欠切された円筒形状を呈するシート固定用の貫通
    溝を少なくとも左右方向及び下方向に有する長尺状のシ
    ート連結材と、 前記シート連結材の端部に取り付けられ、前記レールに
    案内されて転動する車輪と、 矩形状を成し、1対の対向する2辺に沿って芯材が取り
    付けられるシート材と、 を有し、 互いに隣接する前記シート連結材の左右方向の貫通溝
    に、前記シート材の芯材を挿通して隣接するシート連結
    材間にシート材を展張して屋根用シートとすると共に、
    任意のシート連結材の下方向の貫通溝に前記シート材の
    芯軸を挿通して間仕切り用シートとすることを特徴とす
    るシートによる仮設外郭構造。
  2. 【請求項2】 所定スペースの天井部及び間仕切り部に
    シートを展張して当該スペースを覆装するシートによる
    仮設外郭構造において、 前記天井部の所望位置に略平行に配置される2本のレー
    ルと、 前記2本のレール間に横架される複数本の横桁と、 前記各横桁端部に取り付けられ、前記レールに案内され
    て転動する車輪と、 前記横桁の長尺方向に沿って設置され、スリットが欠切
    された円筒形状を呈するシート固定用の貫通溝を少なく
    とも左右方向及び下方向に有する長尺状のシート連結材
    と、 矩形状を成し、1対の対向する2辺に沿って芯材が取り
    付けられるシート材と、 を有し、 互いに隣接する前記横桁に固定されるシート連結材の左
    右方向の貫通溝に、前記シート材の芯材を挿通して隣接
    するシート連結材間にシート材を展張して屋根用シート
    とすると共に、任意のシート連結材の下方向の貫通溝に
    前記シート材の芯軸を挿通して間仕切り用シートとする
    ことを特徴とするシートによる仮設外郭構造。
  3. 【請求項3】 前記シート連結材の下方向の貫通溝に、
    照明器具を取り付けたことを特徴とする請求項1または
    請求項2のいづれかに記載のシートによる仮設外郭構
    造。
  4. 【請求項4】 スリットが欠切された円筒形状を呈する
    シート固定用の貫通溝を中心軸に対して3以上の各方向
    に有する長尺状のシート連結材と、矩形状を成し少なく
    とも1対の対向する2辺に沿って芯材が取り付けられる
    シート材とを用いて既存設備の下部スペースに仮設ハウ
    スを設置する際の仮設外郭構造であって、 前記シート連結材を矩形状に接続して屋根枠を形成する
    と共に、該屋根枠を構成するシート連結材の貫通溝に前
    記シート材の芯材を挿通させて屋根用のシートを敷設
    し、 前記屋根枠を構成するシート連結材の他の貫通溝に前記
    シート材の芯材を挿通させてシート材を側面に展張する
    ことにより側面用シートを敷設し、 かつ、前記シート連結材を、仮設ハウス内部の適宜箇所
    に複数本立設し、前記立設されたシート連結材間に前記
    シート材を敷設して仮設ハウスの間仕切りとし、 更に、前記屋根枠の適宜箇所に吊持部材を取り付け、該
    吊持部材を前記既存設備に固定したことを特徴とするシ
    ートによる仮設外郭構造。
  5. 【請求項5】 前記側面用シートを構成するシート材
    は、芯材が断続的に切断された構成とされ、該芯材を貫
    通溝に挿通させた際に当該シート材が蛇腹状に折り畳ま
    れることを特徴とする請求項4記載のシートによる仮設
    外郭構造。
  6. 【請求項6】 前記天井枠を構成するシート連結材に、
    照明器具を取り付けたことを特徴とする請求項4または
    請求項5のいづれかに記載のシートによる仮設外郭構
    造。
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