JPH0918248A - 高電圧演算増幅器 - Google Patents

高電圧演算増幅器

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JPH0918248A
JPH0918248A JP8183964A JP18396496A JPH0918248A JP H0918248 A JPH0918248 A JP H0918248A JP 8183964 A JP8183964 A JP 8183964A JP 18396496 A JP18396496 A JP 18396496A JP H0918248 A JPH0918248 A JP H0918248A
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JP8183964A
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Luong Thien Huynh
ティエン・ユン・ロン
Hienz Lehning
ハインツ・レーニン
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Motorola Inc
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    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03FAMPLIFIERS
    • H03F3/00Amplifiers with only discharge tubes or only semiconductor devices as amplifying elements
    • H03F3/30Single-ended push-pull [SEPP] amplifiers; Phase-splitters therefor
    • H03F3/3001Single-ended push-pull [SEPP] amplifiers; Phase-splitters therefor with field-effect transistors
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03FAMPLIFIERS
    • H03F3/00Amplifiers with only discharge tubes or only semiconductor devices as amplifying elements
    • H03F3/42Amplifiers with two or more amplifying elements having their dc paths in series with the load, the control electrode of each element being excited by at least part of the input signal, e.g. so-called totem-pole amplifiers
    • H03F3/423Amplifiers with two or more amplifying elements having their dc paths in series with the load, the control electrode of each element being excited by at least part of the input signal, e.g. so-called totem-pole amplifiers with MOSFET's

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高電圧演算増幅器が提供される。 【解決手段】 高電圧演算増幅器は、差動電流出力を与
える低電圧の相互コンダクタンス段3で低電圧入力信号
を受信する。中間段5は、電圧バッファ段4を介して、
相互コンダクタンス段3の差動電流出力と結合された差
動電流入力を有し、差動入力信号を表す電圧を与える、
高電圧レベルではあるが電圧スイングは低い電圧出力を
生じる。インタフェース段9は、中間段5の電圧出力を
受け取るために結合され、中間段5の電圧出力を表す電
圧出力と電流出力を与える。出力ソーシング段6と出力
引き込み段7はそれぞれ、インタフェース段9の電圧出
力と電流出力を受け取り、差動入力信号を表す高電流を
生じる。出力ソーシング段6と出力引き込み段7の高電
流出力が結合して、出力端子8において高電圧出力信号
を生じる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は高電圧演算増幅器に関
し、さらに詳しくは低電圧デバイスと低電圧入力信号の
みを利用して高電圧出力を生成し、電気的可変コンデン
サ(電圧制御コンデンサ)を駆動するのに適する高出力
電圧増幅器に関する。
【0002】
【従来の技術】高出力電圧増幅器を必要とする通常の用
途では、増幅器は、高電圧デバイスを利用して製造され
る。このため、低電圧プロセスで増幅器を製造しようと
すると困難が生じる。このような困難は、低電圧デバイ
スを利用するがそれを高電圧の外部個別部材と組み合わ
せることによって(コストが高くつく)、または浮動差
動電源デバイスを使用して高電圧駆動機能を達成するこ
とによって、克服してきた。米国特許第4,697,1
55号では、低電圧縦続NPNダーリントン・トランジ
スタを利用する出力段を有する高電圧増幅器が開示され
ている。しかしながら、この増幅器は、数ボルトの高い
電圧スイングで飽和電圧を有し、このため振幅スイング
が減少した。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このため、これが可能
なことは証明されておらず、低電圧デバイスだけで形成
され、低い出力飽和を有する高出力電圧演算増幅器を提
供することが本発明の目的である。
【0004】
【課題を解決するための手段】したがって本発明は高電
圧演算増幅器を提供し、この増幅器は:低電圧差動入力
信号を受信する第1および第2入力端子;低電圧差動入
力信号に対応して高電圧出力信号を与える出力端子;第
1および第2入力端子とそれぞれ結合される第1および
第2入力と、差動電流出力を有する低電圧相互コンダク
タンス段;高電圧源入力と、高電圧レベルで低い差動電
圧を与える1対の差動出力を有する電圧源;前記電圧源
の前記差動出力対によって電力が供給される低電圧電流
差動増幅器によって構成され、相互コンダクタンス段の
差動電流出力と結合された差動電流入力と、低電圧差動
入力信号を表す電圧を与える、高電圧レベルであるが電
圧スイングは低い電圧出力を有する中間段;中間段の差
動電流入力と、相互コンダクタンス段の差動電流出力と
の間にあるバッファ段;中間段の電圧出力を受け取るた
めに結合され、中間段の電圧出力を表す電圧出力と、中
間段の電圧出力を表す電流出力を与える電流変換段への
電圧を与える電圧ホロワ段によって構成されるインタフ
ェース段;インタフェース段の電圧出力と結合された入
力と、出力端子と結合された出力を有し、低電圧差動入
力信号を表す高電流を生じる出力ソーシング段;およ
び、インタフェース段の電流出力と結合された入力と、
出力端子と結合された出力を有し、低電圧差動入力信号
を表す高電流を生じる出力引き込み段;によって構成さ
れ、出力ソーシング段と出力引き込み段の高電流出力が
結合して、出力端子において高電圧出力信号を生じる高
電圧演算増幅器。
【0005】好適な実施例では、帰還コンデンサが、出
力端子とインタフェース段の入力との間に結合される。
出力ソーシング段は、複数の縦続PNPトランジスタ
と、各トランジスタに供給される電圧を制御するために
縦続PNPトランジスタに結合される制御回路によって
構成されるのが望ましい。出力引き込み段は,少なくと
も1個のNPNトランジスタと、少なくとも1個の高電
圧トランジスタを有するカスコード回路によって構成さ
れるのが望ましい。
【0006】バッファ段は、相互コンダクタンス段の差
動出力を形成する各出力のために、JFETなどの高電
圧トランジスタによって構成されるのが望ましい。また
バッファ段は、高電圧トランジスタのそれぞれとカスコ
ード構成で結合される1対の低電圧トランジスタを含む
のが望ましい。また高電圧トランジスタは、低電圧トラ
ンジスタのためのバイアス電圧を与えるために設けられ
るのが望ましい。
【0007】このため、増幅器内で利用されるデバイス
はすべて、低電圧プロセスで形成でき、増幅器は低い出
力飽和を有する。
【0008】
【実施例】このため図1に示すように、高出力電圧増幅
器の1実施例は、入力端子1,2から低いDCバイアス
を有する差動入力信号を受信するために結合された相互
コンダクタンス段3を含む。自動バイアス電圧バッファ
段4は、相互コンダクタンス段3と、中間電流制御電圧
源段5の間に結合され、その出力は、電圧制御インタフ
ェース段9と結合されて電流出力14と電圧出力15を
有する。電圧出力15は、電流ソーシング段6の入力と
結合され、電流出力14は、電流制御引き込み段7と結
合される。電流ソーシング段6の出力と電流制御引き込
み段7の出力は一緒になって、高出力電圧増幅器の出力
端子8と結合される。
【0009】低電圧源12は、相互コンダクタンス段3
を形成する相互コンダクタンス増幅器16に電力を供給
するのに用いられる。相互コンダクタンス増幅器16の
出力は、バッファ段4の一部を形成するNPNトランジ
スタ17と結合され、NPNトランジスタ17のベース
は分圧回路に結合され、この回路は、接地基準電位とJ
FET20との間に結合される抵抗器18,19によっ
て形成され、JFET20は、高電圧源13から電力が
供給される。NPNトランジスタ17はもう1つのJF
ET21と結合されて、中間段5の一部を形成するトラ
ンスインピーダンス(transimpedance)増幅器22の負
の入力にバッファ段4の出力を与え、その正の入力は高
電圧源13と結合される。トランスインピーダンス増幅
器22は、高電圧源13ともう1つの低電圧源11から
電力が供給される。トランスインピーダンス増幅器22
の出力は、中間段5の出力を形成し、ミラー・コンデン
サ10を介して、出力端子8と結合されて安定性を与え
る。
【0010】中間段5の出力はまた、エミッタ・ホロワ
PNPトランジスタ23のベースにおいてインタフェー
ス段9と結合され、そのエミッタは電流源24と結合さ
れ、コレクタは低電圧源11と結合される。トランジス
タ23のエミッタは、もう1つのエミッタ・ホロワPN
Pトランジスタ25のベースを駆動するために結合さ
れ、トランジスタ25のエミッタはインタフェース段9
の電圧出力15を与える。抵抗器28は、トランジスタ
25のエミッタと結合されてこれを分極し、トランジス
タ25のコレクタは、ツェナ・ダイオード30を介して
接地基準電位と結合されて、その降伏を防ぐ。トランジ
スタ23のエミッタはまた、もう1つのPNPトランジ
スタ26のエミッタと結合されて差動対を形成し、トラ
ンジスタ26のベースは基準電圧源29と結合され、コ
レクタは、ツエナ・ダイオード27を介して、インタフ
ェース段9の電流出力14を与える。
【0011】インタフェース段9の電圧出力15は、電
流ソーシング段6のソーシングPNPトランジスタ31
を制御するのに使用される。トランジスタ31の出力
は、複合PNPデバイス32(低電圧源11から電力が
供給)に渡されて、ソーシング段6の出力を与える。こ
れについては、図2を参照して以下に詳述する。
【0012】インタフェース段9の電流出力14は、引
き込み段7と結合され、そこで、NPN共通エミッタ・
トランジスタ33を制御し、抵抗器34によって分極さ
れる。引き込みトランジスタ33のエミッタは、接地基
準電位と結合され、一方そのコレクタは、NPNカスコ
ード・トランジスタ35のエミッタと結合され、トラン
ジスタ35のベースは、抵抗器36を介して低電圧源1
2と結合される。トランジスタ35のコレクタは、JF
ET37のソースと結合され、そのドレインは、引き込
み段7の出力を与える。
【0013】より詳細な実施例を図2に示し、ここで図
1と同一の素子には概ね図1と同じ参照番号を付ける。
この実施例では、差動入力信号1,2はそれぞれ、相互
コンダクタンス段3のトランジスタQ50,Q51のベ
ースと結合される。エミッタは共に、接地基準電位から
の電流源I1 と結合されて差動対を形成し、差動対は、
入力端子1,2間に見られる電圧を、トランジスタQ5
0,Q51のコレクタにおいて、中間差動電流に変換す
る。この差動電流は、PNPカスコード・トランジスタ
Q52,Q53のエミッタを駆動し、そのベースは基準
電圧源40と結合され、そのコレクタは差動出力電流を
与える。この差動電流は、NPNトランジスタ対Q5
4,Q56とQ55,Q57によって構成される2つの
NPN電流ミラーを駆動する。トランジスタQ56,Q
57のコレクタの電流は、相互コンダクタンス段3の差
動出力電流を与える。この段全体は、低電圧源12から
の電流源I2 ,I3 によって供給される。
【0014】相互コンダクタンス段3からの差動出力電
流は、バッファ段4のNPNカスコード・トランジスタ
Q45,Q46の個々のエミッタと結合される。トラン
ジスタQ45,Q46のコレクタはそれぞれ、2つのカ
スコードJFETトランジスタQ47,Q48のソース
と結合され、Q47,Q48のベースは接地される。ト
ランジスタQ45,Q46のベースは、抵抗器R9,R
10間の中央ノードに接続されて、等分圧回路を形成
し、その一方の端は接地基準電位と接続され、もう一方
の端はJFET Q49のソースと接続される。JFE
T Q49のドレインは、高電圧源13と結合され、そ
のゲートは接地される。このため、抵抗分割回路は、J
FETソースによって駆動される。トランジスタQ4
5,Q46のベースはこのため、ソース- ゲート電圧
(VSG)の半分の値が見られ、一方そのコレクタには、
電圧VSG全部が見られる。したがって、電圧VSGの値の
半分が、トランジスタQ45,Q46のコレクタとベー
スの間に現れる。このバッファ段は、自動バイアス・バ
ファ段とも称することができる。なぜなら、電圧V
SGが、相互コンダクタンス段3の出力トランジスタQ5
6,Q57と、バッファ段4の入力トランジスタQ4
5,Q46との間に等しく分配されるからである。バッ
ファ段4の差動出力電流は、JFET Q47,Q48
のドレインで採られ、これらは、相互コンダクタンス段
と中間段5の間の電圧バッファを構成する。
【0015】JFETの電圧VSGはよく定義されていな
いが、このケースでは、電圧VSGの最大許容値は、NP
Nコレクタ- エミッタ降伏電圧VCEの2倍を超えない。
電圧VSGが高い場合、より多くのNPNトランジスタを
使用できる。したがって、分圧器回路内の抵抗器の数は
適切に選択しなければならない。
【0016】高電圧源13は電源41の一部を形成し、
電源41はまた、低電圧源11を含んで、差動基準電圧
を与える。後者の正端子は、高電圧源13の正ノードと
接続され、その負端子は、中間段5,インタフェース段
9,およびソーシング段6の負の基準レールとして使用
される。
【0017】中間段5は、ウィルソン・ミラーと、エミ
ッタ- ホロワ段によって構成される。バッファ段4のJ
FET Q47のドレインからの出力電流は、PNPト
ランジスタQ34のベース、すなわちウィルソン・ミラ
ーの入力と結合される。ウィルソン・ミラーは、PNP
トランジスタQ34のエミッタとベースの間に、PNP
電流ミラー(トランジスタQ35,Q36,Q37によ
って形成)を接続することによって形成される。トラン
ジスタQ37によって形成されるPNPダイオードは、
PNPトランジスタQ35,Q36のエミッタ- コレク
タ電圧の平衡をとるために設けられる。ウィルソン・ミ
ラーの出力、すなわちトランジスタQ34のコレクタ
は、JFET Q48のドレインと結合される。トラン
ジスタQ41からQ44は、PNPトランジスタQ34
のコレクタを、降伏電圧未満の値にクランプするのに使
用されて、降伏しないように防ぐ。トランジスタQ42
のエミッタと直列に接続されたNPNダイオードQ41
の実現、およびトランジスタQ42のコレクタと直列に
接続されたNPNダイオードQ43,Q44の実現は、
トランジスタQ42を降伏から保護する。
【0018】トランジスタQ34のコレクタとJFET
Q48のドレインからくる2つの電流が結合して、シ
ングル・エンド出力電流Iを生じる。この出力電流I
は、エミッタ・ホロワNPNトランジスタQ38のベー
スを駆動し、そのエミッタは、NPNトランジスタQ3
9のコレクタから引き込む電流源によって電流が供給さ
れる。トランジスタQ39のベースは、NPNダイオー
ドQ40の陽極と接続され、Q39のエミッタはダイオ
ードQ40の陰極と共に、第2低電圧源11の負端子と
接続される。高電圧源13から供給され、ダイオードQ
40の陽極に与えられる電流源I4 は、NPN電流源ト
ランジスタQ39,Q25によってミラー(mirror)さ
れる。
【0019】中間段5の出力端子47は、トランジスタ
Q38のエミッタのところで採られる。NPNトランジ
スタQ38のエミッタは、インタフェース段9の一部を
形成するPNPトランジスタQ17のベースと結合され
る。トランジスタQ17は、高電圧源13からの電流源
I5 から電流が供給されるエミッタ・ホロワとして機能
し、そのコレクタと低電圧源11 の負端子との間に接続
された限流抵抗器R8を有する。トランジスタQ17の
エミッタは、もう一つのPNPエミッタ・ホロワ・トラ
ンジスタQ19のベースを駆動し、Q19は、ソーシン
グ段6の一部を形成するPNP出力トランジスタQ1
(図1のソーシング・トランジスタ31と等しい)のベ
ースを駆動する。このインタフェース段9で使用される
2つの縦続エミッタ・ホロワQ17,Q19の目的は、
PNP出力ソーシング・トランジスタQ1の電圧制御を
行うことである。この方式の利点は、安定性を得る便利
な方法を提供することである。抵抗器R7は、トランジ
スタQ1のエミッタとベースの間で分路され、PNPト
ランジスタQ19を分極するのに使用される。
【0020】PNPトランジスタQ17はまた、PNP
トランジスタQ18と共に差動対を形成し、Q18のベ
ースは、PNPトランジスタQ20のエミッタと結合さ
れて、基準電圧を有する。この基準電圧は、PNPトラ
ンジスタQ20,Q21,Q22,Q23,Q24によ
って与えられ、NPNトランジスタQ25のコレクタか
ら、電流シンクによって供給される。PNPトランジス
タQ18,Q19の各コレクタはそれぞれ、4個のツェ
ナ・ダイオード(ツェナ構成で配線されたNPNトラン
ジスタでも可能)Q26,Q28,Q30,Q32とQ
27,Q29,Q31,Q33を介してそれぞれ接地に
結合され、トランジスタQ18,Q19の降伏を防止す
る。使用されるツェナ・ダイオードの数は、高電圧源1
3の値、およびPNPトランジスタQ18,Q19のエ
ミッタ- ホロワ降伏電圧に依存する。トランジスタQ1
8のコレクタの電流は、PNPトランジスタQ19のコ
レクタ電流と反対の符号を有し、引き込み段の一部を形
成する引き込みNPNトランジスタQ14(図1のトラ
ンジスタ33に等しい)を駆動するのに使用される。
【0021】中間段5は、インタフェース段9と共に、
米国特許第5,021,746号に記載された内容と似
通っている。
【0022】PNPトランジスタQ18のコレクタから
の電流は、ツェナ・ダイオードQ26,Q28,Q3
0,Q32を介して渡されて、NPN出力引き込みトラ
ンジスタQ14のベースにおいて電流制御引き込み段7
に達する。Q14は、共通エミッタ構成で接続される。
抵抗器R0(図1の抵抗器R34に等しい)は、トラン
ジスタQ18を分極するのに使用される。トランジスタ
Q14のエミッタは接地され、一方、そのコレクタは、
NPNカスコード・トランジスタQ15のエミッタと結
合される。トランジスタQ15のベースは、抵抗器R6
を介して低電圧源12と結合され、R6は、NPNトラ
ンジスタQ15を飽和状態にできる。トランジスタQ1
5のコレクタは、JFET Q16のソースと接続さ
れ、そのドレインは出力端子8と結合される。JFET
Q16は電圧バッファとして機能する。
【0023】インタフェース段9のPNPトランジスタ
Q19のエミッタからの低インピーダンス電圧は、PN
P出力ソーシング・トランジスタQ1のベースに印加さ
れる。このトランジスタは、相互コンダクタンス増幅器
として機能し、そのコレクタにおいて電流I6 を生じ
る。電流I6 はPNPトランジスタQ2のエミッタに流
れ込み、Q2のコレクタはもう1つのPNPトランジス
タQ3のエミッタと接続される。このようにして、トラ
ンジスタQ2,Q3は共に、電流I6 を出力端子8に渡
して、電流I0 にする。電流I0 は、電流を負荷にソー
シングして、これにより、接地基準に照らして電圧V0
を生じる。
【0024】ダイオードQ4(ダイオード・モードで構
成されるPNPトランジスタ)の陰極は出力端子8と接
続され、その陽極は、3つの等価な抵抗器R1,R2,
R3で形成される分圧回路の一方の端に接続される。分
圧回路のもう一方の端41は、3個の縦続ダイオードQ
5,Q6,Q7(ダイオード・モードで構成されるNP
Nトランジスタ)を介して、高電圧源13に接続され
る。そのため、3つの抵抗器の両端の電圧降下は下式に
等しい。
【0025】(VCC−V0 −4VBE)/ 3 ここでVCCは、高電圧源13からの電源電圧、V0 は出
力電圧、VBEはダイオードのベース- エミッタ間の電圧
降下を差す。
【0026】図3は、回路内の各種ノードの電圧を示
す。具体的には、曲線51は、高電圧源13からの電源
電圧VCCを表し、曲線52は、入力端子1,2の電圧の
差を表し、曲線53は出力電圧V0 を表す。曲線54,
55は、分圧回路のノード42,43それぞれにおける
電圧を表す。曲線56,57は、トランジスタQ1とQ
2の間のノード44における電圧、トランジスタQ2と
Q3の間にあるノード45における電圧をそれぞれ表
し、曲線59は、中間段5の出力端子47における電圧
を表す。
【0027】分圧回路の2つの中央ノード42,43は
それぞれ、PNPトランジスタQ8,Q9のベースに接
続される。トランジスタQ8のエミッタは、トランジス
タQ10のベースと結合されてダーリントン・トランジ
スタ対を形成する。同様に、トランジスタQ9,Q11
はもう1つのダーリントン・トランジスタ対を形成し、
これは、それぞれのエミッタをトランジスタQ8,Q1
0のコレクタと接続することによって、前記のPNPダ
ーリントン・トランジスタ対に対し縦に接続される。こ
れらの縦続PNPダーリントン対の出力は、トランジス
タQ10,Q11のエミッタで採られ、PNPトランジ
スタQ2,Q3のベースを駆動する。トランジスタQ
9,Q11の残りのコレクタは、PNPダイオードQ4
の陽極と接続されてループを完成する。抵抗器R4,R
5は、トランジスタQ10,Q2のエミッタ・ベース接
合にそれぞれ接続され、縦続ダーリントン・トランジス
タ対を分極するのに使用される。このため、抵抗器R
3,R2,R1の両端の電圧降下はそれぞれ、PNPト
ランジスタQ1,Q2,Q3に渡される。このように、
各PNPのエミッタからコレクタまでに見られる電圧は
下式に等しい。
【0028】(VCC−V0 −4VB )/ 3 V0 がゼロに等しいとき、降下は(VCC−4VBE)/ 3
の最大値に達する。このため、そのような回路ではPN
Pエミッタ・コレクタ降伏電圧の約3倍に対処できる。
無論、より多数のPNPトランジスタを選択して、電圧
容量を拡大することもできる。この実施例では、3とい
う数が選択されて、PNPダーリントン・トランジスタ
対の内部安定性を確保する。縦続ダーリントンPNPト
ランジスタQ8からQ11は、電流を負荷まで増加させ
るのに使用される。
【0029】デバイスQ5からQ11とR1からR5と
が一緒になって制御回路を形成し、その入力は、PNP
ダイオードQ4の陽極で採られる。このような回路は、
CCと出力端子8との間に大きな電圧降下を有する。こ
のような状態は望ましくないため、クランプ回路が、こ
の問題を排除するために実現される。このクランプ回路
は、PNPトランジスタQ13とPNPダイオードQ1
2によって構成され、後者の陰極は前者のエミッタと接
続される。トランジスタQ13のベースはついで、低電
圧源11を介して高電圧源13と結合され、そのコレク
タは、3個のツェナ・ダイオードQ29,Q31,Q3
3を介して接地される。
【0030】図3に示すように、出力電圧V0 が、(V
CC−VREF +VBE)に等しいしきい電圧VTHを超えて上
昇すると、クランプ回路38は、ダイオードQ4の陽極
を(VTH+VBE)に固定するように動作して、ついでこ
れをオフにし、出力端子8を制御回路から切り離す。こ
れにより出力端子8が解放され、ここで電圧は、PNP
トランジスタQ3が飽和に達するまで上昇し始める。図
3の曲線58は、ダイオードQ4の陽極にあるノード4
6の電圧を表す。しきい電圧VTHは、PNPトランジス
タQ1が飽和し始めるときに、図3に示すように、線5
0と58の間でクランプ機能が作動し始めるように選択
される。これはVTHの最適値であるが、VTHは、100
mV低くして、トランジスタQ4のオフ状態を確保しな
ければならない。トランジスタQ2のエミッタとコレク
タの間の電圧は、トランジスタQ1の飽和電圧VSAT
R2.IB をプラスしたものに等しく、ここでR2は抵
抗器R2の抵抗値であり、IB はQ8のベース電流であ
る。出力電圧降下の合計値は下式に等しい。
【0031】3VSAT +R2.IB 増幅器の出力ブランチ(トランジスタQ1,Q2,Q
3,Q14,Q15とJFET Q16によって構成)
のバイアス電流は、トランジスタQ21,Q22,Q2
3とQ18,Q19,Q1の接合電圧間が等しいことに
よって制御される。また、全体的な安定性を補償するた
め、ミラー・コンデンサ10は、出力端子8と、中間段
のNPNトランジスタQ38のベースとの間に結合され
て、増幅器の周波数位相ずれを補償する。
【0032】本発明の具体的実施例は2つのみが詳述さ
れているが、本発明の範囲から逸脱することなく、当業
者には各種の変形および改良が可能であることが理解さ
れよう。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による高電圧増幅器の第1実施例の回
路図を示す。
【図2】 本発明の第2実施例による増幅器のより詳細
な回路図を示す。
【図3】 図2の増幅器における各種ノードの電圧レベ
ルを示す。
【符号の説明】
1,2 入力端子 3 相互コンダクタンス段 4 自動バイアス電圧バッファ段 5 中間電流制御電圧源段 6 電流ソーシング段 7 電流制御引き込み段 8 出力端子 9 電圧制御インタフェース段 10 ミラー・コンデンサ 11,12 低電圧源 13 高電圧源 14 電流出力 15 電圧出力 16 相互コンダクタンス増幅器 17 NPNトランジスタ 18,19 抵抗器 20,21 JFET 22 トランスインピーダンス増幅器 23,25 エミッタ・ホロワPNPトランジスタ 24 電流源 26 PNPトランジスタ 27,30 ツエナ・ダイオード 28 抵抗器 29 基準電圧源 31 ソーシングPNPトランジスタ 32 複合PNPデバイス 33 NPN共通エミッタ・トランジスタ 34,36 抵抗器 35 NPNカスコード・トランジスタ 37 JFET 38 クランプ回路 40 基準電圧源 41 電源 42,43 分圧回路の中央ノード 44,45,46 ノード 47 出力端子 50,58 線 51 電源電圧VCC 52 入力端子1,2の電圧の差 53 出力電圧V0 54 分圧回路のノード42の電圧 55 分圧回路のノード43の電圧 56 ノード44の電圧 57 ノード45の電圧 58 ノード46の電圧 59 出力端子47の電圧 図2 Q1 PNP出力ソーシング・トランジスタ Q2,Q3 PNPトランジスタ Q4 PNPダイオード Q5,Q6,Q7 縦続ダイオード Q8〜Q11 縦続ダーリントンPNPトランジスタ Q12 PNPダイオード Q13 PNPトランジスタ Q14 引き込みNPNトランジスタ Q15 NPNカスコード・トランジスタ Q16 JFET Q17 エミッタ・ホロワ・トランジスタ Q18 PNPトランジスタ Q19 PNPエミッタ・ホロワ・トランジスタ Q20〜Q24 PNPトランジスタ Q25 NPNトランジスタ Q26〜Q33 ツェナ・ダイオード Q34〜Q36 PNPトランジスタ Q37 PNPダイオード Q38 エミッタ・ホロワNPNTR Q39 NPNトランジスタ Q40,Q41,Q43,Q44 NPNダイオード Q42 NPNトランジスタ Q45,Q46 NPNカスコード・トランジスタ Q47,Q48 カスコードJFETトランジスタ Q49 JFET Q50,Q51 トランジスタ Q52,Q53 PNPカスコード・トランジスタ Q54,Q56,Q57,Q58 NPNトランジスタ R8 限流抵抗器(残りのRはすべて抵抗器)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高電圧演算増幅器であって:低電圧差動
    入力信号を受信する第1および第2入力端子;前記低電
    圧差動入力信号に対応して、高電圧出力信号を与える出
    力端子;前記第1および第2入力端子とそれぞれ結合さ
    れる第1および第2入力と、差動電流出力を有する低電
    圧相互コンダクタンス段;高電圧源入力と、高電圧レベ
    ルで低差動電圧を与える1対の差動出力を有する電圧
    源;前記電圧源の前記差動出力対によって電力が供給さ
    れる低電圧電流差動増幅器によって構成され、バッファ
    段の差動電流出力と結合された差動電流入力と、前記低
    電圧差動入力信号を表す電圧を与える、高電圧レベルで
    はあるが電圧スイングが低い電圧出力を有する中間段;
    前記中間段の前記差動電流入力と、前記相互コンダクタ
    ンス段の前記差動電流出力との間に結合されるバッファ
    段;前記中間段の前記電圧出力を受け取るために結合さ
    れ、前記中間段の電圧出力を表す電圧出力と、前記中間
    段の前記電圧出力を表す電流出力を与える電流変換段へ
    の電圧を与える電圧ホロワ段によって構成されるインタ
    フェース段;前記インタフェース段の電圧出力と結合さ
    れた入力と、前記出力端子と結合された出力を有し、前
    記低電圧差動入力信号を表す高電流を生じる出力ソーシ
    ング段;および、 前記インタフェース段の電流出力と結合された入力と、
    前記出力端子と結合された出力とを有して、前記低電圧
    差動入力信号を表す高電流を生じる出力引き込み段;に
    よって構成され、 前記出力ソーシング段と前記出力引き込み段の前記高電
    流出力が結合して、前記出力端子において前記高電圧出
    力信号を生じることを特徴とする増幅器。
  2. 【請求項2】 前記出力端子と、前記インタフェース段
    の入力との間に結合された帰還コンデンサによってさら
    に構成されることを特徴とする、請求項1記載の高電圧
    演算増幅器。
  3. 【請求項3】 前記出力ソーシング段は、複数の縦続P
    NPトランジスタ、および各トランジスタに供給される
    電圧を制御するために前記縦続PNPトランジスタと結
    合された制御回路によって構成されることを特徴とす
    る、請求項1記載の高電圧演算増幅器。
  4. 【請求項4】 前記出力引き込み段は、少なくとも1個
    のNPNトランジスタと少なくとも1個の高電圧トラン
    ジスタを有するカスコード回路によって構成されること
    を特徴とする、請求項1記載の高電圧演算増幅器。
  5. 【請求項5】 前記バッファ段は、前記相互コンダクタ
    ンス段の前記差動出力を形成する各出力のために、高電
    圧トランジスタによって構成されることを特徴とする、
    請求項1記載の高電圧演算増幅器。
  6. 【請求項6】 前記バッファ段の前記高電圧トランジス
    タのそれぞれとカスコード構成で結合される1対の低電
    圧トランジスタによってさらに構成されることを特徴と
    する、請求項5記載の高電圧演算増幅器。
  7. 【請求項7】 前記バッファ段の前記高電圧トランジス
    タのそれぞれと結合されたもう1つの高電圧トランジス
    タによって構成されて、前記低電圧トランジスタ対のた
    めのバイアス電圧を与えることを特徴とする、請求項6
    記載の高電圧演算増幅器。
  8. 【請求項8】 前記増幅器内で利用されるすべてのデバ
    イスが、1または複数の低電圧プロセスで形成されるこ
    とを特徴とする、前記いずれかの請求項に記載される高
    電圧演算増幅器。
JP8183964A 1995-06-24 1996-06-24 高電圧演算増幅器 Pending JPH0918248A (ja)

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EP0750392A3 (en) 1998-02-04
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EP0750392B1 (en) 2001-10-17
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