JPH09182103A - 映像信号処理装置 - Google Patents
映像信号処理装置Info
- Publication number
- JPH09182103A JPH09182103A JP33522495A JP33522495A JPH09182103A JP H09182103 A JPH09182103 A JP H09182103A JP 33522495 A JP33522495 A JP 33522495A JP 33522495 A JP33522495 A JP 33522495A JP H09182103 A JPH09182103 A JP H09182103A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- color difference
- signal
- amplitude
- difference signal
- converter
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Processing Of Color Television Signals (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 PAL方式の映像信号から色差信号を復調す
る回路において、カラーサブキャリア復調以降のデジタ
ル信号処理を、標準のPAL方式信号の入力時における
色差信号のA/D変換時の分解能を落とすことなく、通
常の倍の振幅を持つ色差信号が走査線1本おきに現れる
特別な倍振幅PAL60方式の信号にも対応させる。 【解決手段】 カラーサブキャリアを復調した直後の色
差信号はアナログ振幅調整器1で処理され、A/D変換
器2に入力される。A/D変換器2によってデジタル信
号に変換された色差信号は隣接ライン加算器3で一水平
期間前の色差信号と加算され、デジタル振幅調整器4に
よって振幅調整器1の処理によるデジタル値の変化を補
正される。電圧比較器5の検出結果により入力色差信号
が倍振幅PAL60方式であると判断すると、アナログ振
幅調整器1のゲインを2分の1倍(12)に、デジタル振幅
調整器4のゲインを等倍(41)に設定し、制御装置6は上
記検出信号を基にアナログ振幅調整器1、デジタル振幅
調整器4を制御する。
る回路において、カラーサブキャリア復調以降のデジタ
ル信号処理を、標準のPAL方式信号の入力時における
色差信号のA/D変換時の分解能を落とすことなく、通
常の倍の振幅を持つ色差信号が走査線1本おきに現れる
特別な倍振幅PAL60方式の信号にも対応させる。 【解決手段】 カラーサブキャリアを復調した直後の色
差信号はアナログ振幅調整器1で処理され、A/D変換
器2に入力される。A/D変換器2によってデジタル信
号に変換された色差信号は隣接ライン加算器3で一水平
期間前の色差信号と加算され、デジタル振幅調整器4に
よって振幅調整器1の処理によるデジタル値の変化を補
正される。電圧比較器5の検出結果により入力色差信号
が倍振幅PAL60方式であると判断すると、アナログ振
幅調整器1のゲインを2分の1倍(12)に、デジタル振幅
調整器4のゲインを等倍(41)に設定し、制御装置6は上
記検出信号を基にアナログ振幅調整器1、デジタル振幅
調整器4を制御する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、PALテレビジョ
ン信号の色復調回路に係る映像信号処理装置に関するも
のである。
ン信号の色復調回路に係る映像信号処理装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】近年、国際化が進み、複数のテレビジョ
ン方式へ対応する家庭用ビデオカセットレコーダー(以
下、VCRと記す)の開発が進んでいる。この中で、N
TSCテレビジョン方式(以下、NTSC方式と記す)の
映像が記録されたビデオカセットをPALテレビジョン
方式(以下、PAL方式と記す)用VCRにおいて再生可
能にする技術がある。この技術の中で、PAL方式を映
写することが可能なテレビジョン受像機でNTSC方式
の記録映像を映写するために、垂直同期周波数と水平同
期周波数はNTSC方式と同等にし、色変調方式のみP
AL方式に習った出力に変換するVCRが存在する。こ
の特別なテレビジョン方式を以下、PAL60方式と記
す。
ン方式へ対応する家庭用ビデオカセットレコーダー(以
下、VCRと記す)の開発が進んでいる。この中で、N
TSCテレビジョン方式(以下、NTSC方式と記す)の
映像が記録されたビデオカセットをPALテレビジョン
方式(以下、PAL方式と記す)用VCRにおいて再生可
能にする技術がある。この技術の中で、PAL方式を映
写することが可能なテレビジョン受像機でNTSC方式
の記録映像を映写するために、垂直同期周波数と水平同
期周波数はNTSC方式と同等にし、色変調方式のみP
AL方式に習った出力に変換するVCRが存在する。こ
の特別なテレビジョン方式を以下、PAL60方式と記
す。
【0003】ここで、PAL方式に対応したテレビジョ
ン受像機における色差信号の復調は、カラーサブキャリ
アを復調した直後の信号と、その信号を一水平期間遅延
させた信号と演算することによって行われている(この
演算を以下、隣接走査線演算と記す)。PAL60方式の
信号を出力するVCRのなかには上記のPAL方式用受
像機の色復調のしくみを利用し、カラーサブキャリア復
調後の信号の振幅が通常のPAL方式の2倍となる走査
線と、カラーサブキャリア復調後の信号の振幅が0とな
る走査線を交互に繰り返す信号を出力する構成とするこ
とにより、色差信号の変調回路を簡略化した方式(以
下、倍振幅PAL60方式と記す)を用いたものが存在す
る。
ン受像機における色差信号の復調は、カラーサブキャリ
アを復調した直後の信号と、その信号を一水平期間遅延
させた信号と演算することによって行われている(この
演算を以下、隣接走査線演算と記す)。PAL60方式の
信号を出力するVCRのなかには上記のPAL方式用受
像機の色復調のしくみを利用し、カラーサブキャリア復
調後の信号の振幅が通常のPAL方式の2倍となる走査
線と、カラーサブキャリア復調後の信号の振幅が0とな
る走査線を交互に繰り返す信号を出力する構成とするこ
とにより、色差信号の変調回路を簡略化した方式(以
下、倍振幅PAL60方式と記す)を用いたものが存在す
る。
【0004】一方、テレビジョン受像機においては、複
雑な画質補正やアスペクト比変換を容易に実現するた
め、デジタル信号処理を取り入れる方向にある。アナロ
グで入力された信号をデジタルで処理する場合、A/D
変換器でA/D変換を行うが、量子化歪みの影響を最小
限にするため、従来の映像信号処理装置ではA/D変換
器の入力最大振幅に信号入力最大振幅を調整する。そこ
で、PAL60方式のVCRが接続されることを想定した
PAL方式用受像機において、カラーサブキャリア復調
後の信号処理をデジタル化する場合、カラーサブキャリ
ア復調後のアナログ信号の振幅が最大となる倍振幅PA
L60方式に合わせて、A/D変換器への入力の最大振幅
を調整していた。
雑な画質補正やアスペクト比変換を容易に実現するた
め、デジタル信号処理を取り入れる方向にある。アナロ
グで入力された信号をデジタルで処理する場合、A/D
変換器でA/D変換を行うが、量子化歪みの影響を最小
限にするため、従来の映像信号処理装置ではA/D変換
器の入力最大振幅に信号入力最大振幅を調整する。そこ
で、PAL60方式のVCRが接続されることを想定した
PAL方式用受像機において、カラーサブキャリア復調
後の信号処理をデジタル化する場合、カラーサブキャリ
ア復調後のアナログ信号の振幅が最大となる倍振幅PA
L60方式に合わせて、A/D変換器への入力の最大振幅
を調整していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上のような従来の映
像信号処理装置では、A/D変換器の最大入力振幅を通
常のPAL方式の振幅の倍とする必要があり、通常のP
AL方式の信号に対しては、A/D変換器の分解能の半
分しか使用できない。また、倍振幅PAL60方式の信号
に対しては、A/D変換は所望の分解能が得られるが、
通常のPAL入力時と同様に隣接走査線演算が行われて
いるため、分解能は通常のPAL入力時と同等となる。
すなわち、A/D変換器の分解能の半分の精度しか得ら
れないという課題があった。
像信号処理装置では、A/D変換器の最大入力振幅を通
常のPAL方式の振幅の倍とする必要があり、通常のP
AL方式の信号に対しては、A/D変換器の分解能の半
分しか使用できない。また、倍振幅PAL60方式の信号
に対しては、A/D変換は所望の分解能が得られるが、
通常のPAL入力時と同様に隣接走査線演算が行われて
いるため、分解能は通常のPAL入力時と同等となる。
すなわち、A/D変換器の分解能の半分の精度しか得ら
れないという課題があった。
【0006】本発明はPAL方式の映像信号から色差信
号を復調する回路を有する映像信号処理装置において、
カラーサブキャリア復調以降のデジタル信号処理を、標
準のPAL方式信号の入力時における色差信号のA/D
変換時の分解能を落とすことなく、通常の倍の振幅を持
つ色差信号が走査線1本おきに現れる色差信号を簡略化
した倍振幅PAL60方式にも対応させることを目的とす
る。
号を復調する回路を有する映像信号処理装置において、
カラーサブキャリア復調以降のデジタル信号処理を、標
準のPAL方式信号の入力時における色差信号のA/D
変換時の分解能を落とすことなく、通常の倍の振幅を持
つ色差信号が走査線1本おきに現れる色差信号を簡略化
した倍振幅PAL60方式にも対応させることを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決し目的を
達成するため、本発明の第1の手段は、通常のPAL方
式の色差信号か、前記PAL60方式の色差信号かを判断
するための検出手段を有し、A/D変換器に入力される
アナログ色差信号の振幅をA/D変換するために最適な
振幅に調整する手段を備える。
達成するため、本発明の第1の手段は、通常のPAL方
式の色差信号か、前記PAL60方式の色差信号かを判断
するための検出手段を有し、A/D変換器に入力される
アナログ色差信号の振幅をA/D変換するために最適な
振幅に調整する手段を備える。
【0008】本発明の第1の手段によれば、A/D変換
器のアナログ入力最大振幅を通常のPAL方式の色差信
号の最大振幅に合わせ、倍振幅PAL60方式の信号に対
しては、色差信号の振幅を調整して通常のPAL方式の
振幅にすることにより、通常のPAL方式でも倍振幅P
AL60方式でも、A/D変換器の分解能を最大限使用し
てアナログ色差信号をデジタルに変換することができ
る。
器のアナログ入力最大振幅を通常のPAL方式の色差信
号の最大振幅に合わせ、倍振幅PAL60方式の信号に対
しては、色差信号の振幅を調整して通常のPAL方式の
振幅にすることにより、通常のPAL方式でも倍振幅P
AL60方式でも、A/D変換器の分解能を最大限使用し
てアナログ色差信号をデジタルに変換することができ
る。
【0009】また、本発明の第2の手段は、通常のPA
L方式の色差信号か、前記PAL60方式の色差信号かを
判断するための手段を有し、A/D変換器のA/D変換
可能最大振幅を選択する手段を備える。
L方式の色差信号か、前記PAL60方式の色差信号かを
判断するための手段を有し、A/D変換器のA/D変換
可能最大振幅を選択する手段を備える。
【0010】本発明の第2の手段によれば、A/D変換
器のアナログ入力最大振幅をA/D変換器に入力される
色差信号の振幅に合わせて調整することにより、通常の
PAL方式の信号でも倍振幅PAL60方式でもA/D変
換器の分解能を最大限使用してアナログ色差信号をデジ
タルに変換することができる。
器のアナログ入力最大振幅をA/D変換器に入力される
色差信号の振幅に合わせて調整することにより、通常の
PAL方式の信号でも倍振幅PAL60方式でもA/D変
換器の分解能を最大限使用してアナログ色差信号をデジ
タルに変換することができる。
【0011】また、本発明の第3の手段は、入力される
アナログ色差信号の規定振幅を監視し、PAL方式の規
定の振幅より大きいとPAL60方式の信号と判断する検
出手段を備え、A/D変換器の分解能を最大限利用する
手段を備える。
アナログ色差信号の規定振幅を監視し、PAL方式の規
定の振幅より大きいとPAL60方式の信号と判断する検
出手段を備え、A/D変換器の分解能を最大限利用する
手段を備える。
【0012】本発明の第3の手段によれば、入力される
アナログ色差信号の規定振幅を監視することにより、自
動的に通常のPAL方式か、倍振幅PAL60方式かを検
出することができ、前記検出結果を基にA/D変換器に
入力されるアナログ色差信号の振幅またはA/D変換器
のA/D変換可能最大振幅を最適化することにより、A
/D変換器の分解能を最大限使用してアナログ色差信号
をデジタルに変換することができる。
アナログ色差信号の規定振幅を監視することにより、自
動的に通常のPAL方式か、倍振幅PAL60方式かを検
出することができ、前記検出結果を基にA/D変換器に
入力されるアナログ色差信号の振幅またはA/D変換器
のA/D変換可能最大振幅を最適化することにより、A
/D変換器の分解能を最大限使用してアナログ色差信号
をデジタルに変換することができる。
【0013】また、本発明の第4の手段は、入力される
色差信号が走査線1本おきに有無を繰り返す信号である
ことを検出する手段を備え、A/D変換器の分解能を最
大限利用する手段を備える。
色差信号が走査線1本おきに有無を繰り返す信号である
ことを検出する手段を備え、A/D変換器の分解能を最
大限利用する手段を備える。
【0014】本発明の第4の手段によれば、色差信号の
有無を判断することにより、自動的に通常のPAL方式
か、倍振幅PAL60方式かを検出することが可能とな
り、前記検出結果を基にA/D変換器に入力されるアナ
ログ色差信号の振幅またはA/D変換器のA/D変換可
能最大振幅を最適化することにより、A/D変換器の分
解能を最大限使用してアナログ色差信号をデジタルに変
換することができる。
有無を判断することにより、自動的に通常のPAL方式
か、倍振幅PAL60方式かを検出することが可能とな
り、前記検出結果を基にA/D変換器に入力されるアナ
ログ色差信号の振幅またはA/D変換器のA/D変換可
能最大振幅を最適化することにより、A/D変換器の分
解能を最大限使用してアナログ色差信号をデジタルに変
換することができる。
【0015】また、本発明の第5の手段は、前記第3の
手段の色差信号の規定振幅を求め、通常のPAL方式の
信号に対して大きいかどうか検出する手段を備え、ま
た、前記第4の手段の色差信号が走査線1本おきに有無
を繰り返す信号であることを検出する手段を備え、前記
2つの検出する手段を併用し、アナログ色差信号の振幅
をA/D変換するために最適な振幅に調整する手段、ま
たは、A/D変換器のA/D変換可能最大振幅を選択す
る機能を備える。
手段の色差信号の規定振幅を求め、通常のPAL方式の
信号に対して大きいかどうか検出する手段を備え、ま
た、前記第4の手段の色差信号が走査線1本おきに有無
を繰り返す信号であることを検出する手段を備え、前記
2つの検出する手段を併用し、アナログ色差信号の振幅
をA/D変換するために最適な振幅に調整する手段、ま
たは、A/D変換器のA/D変換可能最大振幅を選択す
る機能を備える。
【0016】本発明の第5の手段によれば、倍振幅PA
L60方式の検出を、前記第3の手段である色差信号の規
定振幅による判断と、前記第4の手段である色差信号の
有無による判断を併用することにより、精度を向上さ
せ、前記検出結果を基にA/D変換器に入力されるアナ
ログ色差信号の振幅またはA/D変換器のA/D変換可
能最大振幅を最適化することにより、A/D変換器の分
解能を最大限使用してアナログ色差信号をデジタルに変
換することができる。
L60方式の検出を、前記第3の手段である色差信号の規
定振幅による判断と、前記第4の手段である色差信号の
有無による判断を併用することにより、精度を向上さ
せ、前記検出結果を基にA/D変換器に入力されるアナ
ログ色差信号の振幅またはA/D変換器のA/D変換可
能最大振幅を最適化することにより、A/D変換器の分
解能を最大限使用してアナログ色差信号をデジタルに変
換することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の各実施の形態につ
いて、図1から図4を用いて説明する。
いて、図1から図4を用いて説明する。
【0018】(実施の形態1)図1は本発明の実施の形
態1における映像信号処理装置の構成を示すブロック図
であり、請求項1,2および4に該当する。
態1における映像信号処理装置の構成を示すブロック図
であり、請求項1,2および4に該当する。
【0019】図1に示すPAL方式の映像信号から色差
信号を復調する回路において、1はアナログ振幅調整器
であり、ゲイン(×1(等倍))11とゲイン(×1/2(2分
の1倍))12とを有する。2はA/D変換器、3は隣接走
査線加算器であり、ディレイライン(1H−DELAY)
31と加算器32とでなる。4はデジタル振幅調整器であ
り、ゲイン(×1(等倍))41とゲイン(×1/2(2分の1
倍))42とを有し、増幅器または減衰器で構成される。5
は電圧比較器であり、比較器51,52とOR53とでなる。
6は制御装置である。これらの各構成機器の各機能は、
A/D変換器2の分解能を最大限活用するよう調整する
機能を有したA/D変換手段としてのアナログ振幅調整
器1とA/D変換器2を有し、色差信号を一水平期間遅
延させるデジタルディレイライン(1H−DELAY)
と、前記ディレイラインによる遅延された色差信号と遅
延されていない色差信号、すなわち隣接走査線同士の色
差信号を演算する手段としての隣接走査線加算器3を有
し、前記A/D変換手段における分解能を最大限活用す
るための調整によるA/D変換後のデジタル値の変化を
補正をする手段としてのデジタル振幅調整器4を有し、
通常の2倍の振幅の色差信号が走査線1本おきに存在す
るという特別なPALテレビジョン信号の色差信号であ
ることを検出する手段としての電圧比較器5を有し、こ
の電圧比較器5の情報を基にA/D変換手段としてのア
ナログ振幅調整器1とデジタル振幅調整器4を制御する
手段としての制御装置6を有する。
信号を復調する回路において、1はアナログ振幅調整器
であり、ゲイン(×1(等倍))11とゲイン(×1/2(2分
の1倍))12とを有する。2はA/D変換器、3は隣接走
査線加算器であり、ディレイライン(1H−DELAY)
31と加算器32とでなる。4はデジタル振幅調整器であ
り、ゲイン(×1(等倍))41とゲイン(×1/2(2分の1
倍))42とを有し、増幅器または減衰器で構成される。5
は電圧比較器であり、比較器51,52とOR53とでなる。
6は制御装置である。これらの各構成機器の各機能は、
A/D変換器2の分解能を最大限活用するよう調整する
機能を有したA/D変換手段としてのアナログ振幅調整
器1とA/D変換器2を有し、色差信号を一水平期間遅
延させるデジタルディレイライン(1H−DELAY)
と、前記ディレイラインによる遅延された色差信号と遅
延されていない色差信号、すなわち隣接走査線同士の色
差信号を演算する手段としての隣接走査線加算器3を有
し、前記A/D変換手段における分解能を最大限活用す
るための調整によるA/D変換後のデジタル値の変化を
補正をする手段としてのデジタル振幅調整器4を有し、
通常の2倍の振幅の色差信号が走査線1本おきに存在す
るという特別なPALテレビジョン信号の色差信号であ
ることを検出する手段としての電圧比較器5を有し、こ
の電圧比較器5の情報を基にA/D変換手段としてのア
ナログ振幅調整器1とデジタル振幅調整器4を制御する
手段としての制御装置6を有する。
【0020】次に、上記構成の映像信号処理装置の動作
を説明する。PAL方式のカラーサブキャリアを復調し
た直後の色差信号はアナログ振幅調整器1で処理され、
A/D変換器2に入力される。A/D変換器2によって
デジタル信号に変換された色差信号は隣接走査線加算器
3のディレイライン31により遅延された一水平期間前の
色差信号と加算器32により加算され、デジタル振幅調整
器4によって振幅調整処理されるデジタル値の変化を補
正される。電圧比較器5の比較器51,52は、A/D変換
器2のアナログ入力電圧の上限電圧(A−IN>VRE
FH)と下限電圧(A−IN<VREFL)をアナログ振
幅調整器1で処理された色差信号の電圧と比較し、色差
信号の電圧がA/D変換器2のA/D変換可能最大振幅
内かどうかを検出しOR53から出力する。制御装置6
は、電圧比較器5の結果により、アナログ振幅調整器1
とデジタル振幅調整器4を制御する。
を説明する。PAL方式のカラーサブキャリアを復調し
た直後の色差信号はアナログ振幅調整器1で処理され、
A/D変換器2に入力される。A/D変換器2によって
デジタル信号に変換された色差信号は隣接走査線加算器
3のディレイライン31により遅延された一水平期間前の
色差信号と加算器32により加算され、デジタル振幅調整
器4によって振幅調整処理されるデジタル値の変化を補
正される。電圧比較器5の比較器51,52は、A/D変換
器2のアナログ入力電圧の上限電圧(A−IN>VRE
FH)と下限電圧(A−IN<VREFL)をアナログ振
幅調整器1で処理された色差信号の電圧と比較し、色差
信号の電圧がA/D変換器2のA/D変換可能最大振幅
内かどうかを検出しOR53から出力する。制御装置6
は、電圧比較器5の結果により、アナログ振幅調整器1
とデジタル振幅調整器4を制御する。
【0021】通常、アナログ振幅調整器1のゲインは
「×1(等倍)」11、デジタル振幅調整器4のゲインは
「×1/2(2分の1倍)」42に設定されている。この状
態では、通常のPAL方式の色差信号に対して最適化さ
れている。ここで、倍振幅PAL60方式の色差信号、す
なわち通常のPAL方式の色差信号の倍の振幅の色差信
号がアナログ振幅調整器1に入力されると、アナログ振
幅調整器1の出力がA/D変換器2のA/D変換可能最
大振幅範囲から外れていることを電圧比較器5が検出
し、制御装置6へ信号を送る。制御装置6は、電圧比較
器5の検出結果により、入力色差信号が倍振幅PAL60
方式と判断すると、アナログ振幅調整器1のゲインを
「×1/2(2分の1倍)」12、デジタル振幅調整器4の
ゲインを「×1(等倍)」41に設定する。その結果、本実
施形態の映像信号処理装置は、倍振幅PAL60方式の色
差信号に対して最適化される。
「×1(等倍)」11、デジタル振幅調整器4のゲインは
「×1/2(2分の1倍)」42に設定されている。この状
態では、通常のPAL方式の色差信号に対して最適化さ
れている。ここで、倍振幅PAL60方式の色差信号、す
なわち通常のPAL方式の色差信号の倍の振幅の色差信
号がアナログ振幅調整器1に入力されると、アナログ振
幅調整器1の出力がA/D変換器2のA/D変換可能最
大振幅範囲から外れていることを電圧比較器5が検出
し、制御装置6へ信号を送る。制御装置6は、電圧比較
器5の検出結果により、入力色差信号が倍振幅PAL60
方式と判断すると、アナログ振幅調整器1のゲインを
「×1/2(2分の1倍)」12、デジタル振幅調整器4の
ゲインを「×1(等倍)」41に設定する。その結果、本実
施形態の映像信号処理装置は、倍振幅PAL60方式の色
差信号に対して最適化される。
【0022】上記のように、入力色差信号の振幅を監視
することにより、標準のPAL方式の色差信号も倍振幅
PAL60方式の色差信号もA/D変換器への入力振幅を
一定にすることにより、標準のPAL方式に対しても、
倍振幅PAL60方式に対しても量子化誤差を悪化させる
ことなく色差信号を復調することを可能とするものであ
る。
することにより、標準のPAL方式の色差信号も倍振幅
PAL60方式の色差信号もA/D変換器への入力振幅を
一定にすることにより、標準のPAL方式に対しても、
倍振幅PAL60方式に対しても量子化誤差を悪化させる
ことなく色差信号を復調することを可能とするものであ
る。
【0023】(実施の形態2)図2は本発明の実施の形
態2における映像信号処理装置の構成を示すブロック図
であり、請求項1,3および4に該当する。
態2における映像信号処理装置の構成を示すブロック図
であり、請求項1,3および4に該当する。
【0024】図2に示すPAL方式の映像信号から色差
信号を復調する回路において、前記図1と同じ機能ブロ
ックには同じ符号を付し、その説明を省略する。ここ
で、7は通常用基準電圧源、8は倍振幅用基準電圧源、
9は基準電圧切り換え器、10はオーバーレンジ検出器で
ある。
信号を復調する回路において、前記図1と同じ機能ブロ
ックには同じ符号を付し、その説明を省略する。ここ
で、7は通常用基準電圧源、8は倍振幅用基準電圧源、
9は基準電圧切り換え器、10はオーバーレンジ検出器で
ある。
【0025】これら各構成機器の各機能は、A/D変換
器2の分解能を最大限活用するよう調整する機能を有し
たA/D変換手段としての通常用基準電圧源7と倍振幅
用基準電圧源8と基準電圧切り換え器9とA/D変換器
2を有し、通常の2倍の振幅の色差信号が走査線1本お
きに存在するという特別なPALテレビジョン信号の色
差信号であることを検出する手段としてのオーバーレン
ジ検出器10を有し、制御装置6は前記オーバーレンジ検
出器10の情報を基に基準電圧切り換え器9とデジタル振
幅調整器4を制御するものである。
器2の分解能を最大限活用するよう調整する機能を有し
たA/D変換手段としての通常用基準電圧源7と倍振幅
用基準電圧源8と基準電圧切り換え器9とA/D変換器
2を有し、通常の2倍の振幅の色差信号が走査線1本お
きに存在するという特別なPALテレビジョン信号の色
差信号であることを検出する手段としてのオーバーレン
ジ検出器10を有し、制御装置6は前記オーバーレンジ検
出器10の情報を基に基準電圧切り換え器9とデジタル振
幅調整器4を制御するものである。
【0026】次に、上記構成の映像信号処理装置の動作
を説明する。PAL方式のカラーサブキャリアを復調し
た直後の色差信号はA/D変換器2に入力される。A/
D変換器2は、通常用基準電圧源7と倍振幅用基準電圧
源8を基準電圧切り換え器9で選択したものをA/D変
換の基準電圧として用いることにより、入力振幅に合わ
せてA/D変換可能最大振幅を切り換えられる。A/D
変換器2によってデジタル信号に変換された色差信号は
隣接走査線加算器3のディレイライン31でもって遅延さ
れた一水平期間前の色差信号と加算器32でもって加算さ
れ、基準電圧切り換え器9の動作によるデジタル値の変
化をデジタル振幅調整器4により補正される。オーバー
レンジ検出器10は、A/D変換器2から出力されるデジ
タル信号を監視し、オーバーレンジを検出することによ
り、色差信号の電圧がA/D変換器2のA/D変換可能
最大振幅範囲内かどうかを検出する。制御装置6は、オ
ーバーレンジ検出器10の結果により、基準電圧切り換え
器9、デジタル振幅調整器4を制御する。
を説明する。PAL方式のカラーサブキャリアを復調し
た直後の色差信号はA/D変換器2に入力される。A/
D変換器2は、通常用基準電圧源7と倍振幅用基準電圧
源8を基準電圧切り換え器9で選択したものをA/D変
換の基準電圧として用いることにより、入力振幅に合わ
せてA/D変換可能最大振幅を切り換えられる。A/D
変換器2によってデジタル信号に変換された色差信号は
隣接走査線加算器3のディレイライン31でもって遅延さ
れた一水平期間前の色差信号と加算器32でもって加算さ
れ、基準電圧切り換え器9の動作によるデジタル値の変
化をデジタル振幅調整器4により補正される。オーバー
レンジ検出器10は、A/D変換器2から出力されるデジ
タル信号を監視し、オーバーレンジを検出することによ
り、色差信号の電圧がA/D変換器2のA/D変換可能
最大振幅範囲内かどうかを検出する。制御装置6は、オ
ーバーレンジ検出器10の結果により、基準電圧切り換え
器9、デジタル振幅調整器4を制御する。
【0027】通常、基準電圧切り換え器9は通常用基準
電圧源7を選択し、デジタル振幅調整器4のゲインは
「×1/2(2分の1倍)」42に設定されている。この状
態では、通常のPAL方式の色差信号に対して最適化さ
れている。ここで、倍振幅PAL60方式の色差信号、す
なわち通常のPAL方式の色差信号の倍の振幅の色差信
号がA/D変換器2に入力されると、オーバーレンジ検
出器10はオーバーレンジを検出、すなわち、A/D変換
器2のA/D変換可能最大振幅範囲から外れていること
を検出し、制御装置6へ信号を送る。
電圧源7を選択し、デジタル振幅調整器4のゲインは
「×1/2(2分の1倍)」42に設定されている。この状
態では、通常のPAL方式の色差信号に対して最適化さ
れている。ここで、倍振幅PAL60方式の色差信号、す
なわち通常のPAL方式の色差信号の倍の振幅の色差信
号がA/D変換器2に入力されると、オーバーレンジ検
出器10はオーバーレンジを検出、すなわち、A/D変換
器2のA/D変換可能最大振幅範囲から外れていること
を検出し、制御装置6へ信号を送る。
【0028】制御装置6は、オーバーレンジ検出器10の
検出結果により、入力色差信号が倍振幅PAL60方式と
判断すると、基準電圧切り換え器9に対して倍振幅用基
準電圧源8を選択させ、デジタル振幅調整器4のゲイン
は「×1(等倍)」41に設定される。その結果、本実施の
形態の映像信号処理装置は、倍振幅PAL60方式の色差
信号に対して最適化される。
検出結果により、入力色差信号が倍振幅PAL60方式と
判断すると、基準電圧切り換え器9に対して倍振幅用基
準電圧源8を選択させ、デジタル振幅調整器4のゲイン
は「×1(等倍)」41に設定される。その結果、本実施の
形態の映像信号処理装置は、倍振幅PAL60方式の色差
信号に対して最適化される。
【0029】上記のように、入力色差信号の振幅を監視
し、最適なA/D変換器の基準電圧を選ぶことによっ
て、標準のPAL方式に対しても、倍振幅PAL60方式
に対しても量子化誤差を悪化させることなく色差信号を
復調することを可能とするものである。
し、最適なA/D変換器の基準電圧を選ぶことによっ
て、標準のPAL方式に対しても、倍振幅PAL60方式
に対しても量子化誤差を悪化させることなく色差信号を
復調することを可能とするものである。
【0030】(実施の形態3)図3は本発明の実施の形
態3における映像信号処理装置の構成を示すブロック図
であり、請求項1,2および5に該当する。
態3における映像信号処理装置の構成を示すブロック図
であり、請求項1,2および5に該当する。
【0031】図3に示すPAL方式の映像信号から色差
信号を復調する回路において、前記図1と同じ機能のブ
ロックには同じ符号を付し、その説明を省略する。ここ
で、13は無信号ライン検出器であり、これは通常の2倍
の振幅の色差信号が走査線1本おきに存在するという特
別なPALテレビジョン信号の色差信号であることを検
出する手段として用いられる。また、制御装置6は無信
号ライン検出器13の情報を基にアナログ振幅調整器1と
デジタル振幅調整器4を制御するものである。
信号を復調する回路において、前記図1と同じ機能のブ
ロックには同じ符号を付し、その説明を省略する。ここ
で、13は無信号ライン検出器であり、これは通常の2倍
の振幅の色差信号が走査線1本おきに存在するという特
別なPALテレビジョン信号の色差信号であることを検
出する手段として用いられる。また、制御装置6は無信
号ライン検出器13の情報を基にアナログ振幅調整器1と
デジタル振幅調整器4を制御するものである。
【0032】次に、上記構成の映像信号処理装置の動作
を説明する。PAL方式のカラーサブキャリアを復調し
た直後の色差信号はアナログ振幅調整器1で処理され、
A/D変換器2に入力される。A/D変換器2によって
デジタル信号に変換された色差信号は隣接走査線加算器
3のディレイライン31でもって遅延された一水平期間前
の色差信号と加算器32でもって加算され、デジタル振幅
調整器4によって振幅調整処理されるデジタル値の変化
を補正される。無信号ライン検出器13は、走査線1本お
きに色差信号の有無が交互に繰り返されることを検出す
る。制御装置6は、無信号ライン検出器13の結果によ
り、アナログ振幅調整器1、デジタル振幅調整器4を制
御する。
を説明する。PAL方式のカラーサブキャリアを復調し
た直後の色差信号はアナログ振幅調整器1で処理され、
A/D変換器2に入力される。A/D変換器2によって
デジタル信号に変換された色差信号は隣接走査線加算器
3のディレイライン31でもって遅延された一水平期間前
の色差信号と加算器32でもって加算され、デジタル振幅
調整器4によって振幅調整処理されるデジタル値の変化
を補正される。無信号ライン検出器13は、走査線1本お
きに色差信号の有無が交互に繰り返されることを検出す
る。制御装置6は、無信号ライン検出器13の結果によ
り、アナログ振幅調整器1、デジタル振幅調整器4を制
御する。
【0033】通常、アナログ振幅調整器1のゲインは
「×1(等倍)」11、デジタル振幅調整器4のゲインは
「×1/2(2分の1倍)」42に設定されている。この状
態では、通常のPAL方式の色差信号に対して最適化さ
れている。ここで、倍振幅PAL60方式、すなわち走査
線1本おきに色差信号の有無が交互に繰り返される色差
信号が入力されると、無信号ライン検出器13は倍振幅P
AL60方式であることを検出し、制御装置6へ信号を送
る。制御装置6は、無信号ライン検出器13の検出結果に
より、入力色差信号が倍振幅PAL60方式と判断する
と、アナログ振幅調整器1のゲインを「×1/2(2分
の1倍)」12、デジタル振幅調整器4のゲインを「×1
(等倍)」41に設定する。その結果、本実施形態の映像信
号処理装置は、倍振幅PAL60方式の色差信号に対して
最適化される。
「×1(等倍)」11、デジタル振幅調整器4のゲインは
「×1/2(2分の1倍)」42に設定されている。この状
態では、通常のPAL方式の色差信号に対して最適化さ
れている。ここで、倍振幅PAL60方式、すなわち走査
線1本おきに色差信号の有無が交互に繰り返される色差
信号が入力されると、無信号ライン検出器13は倍振幅P
AL60方式であることを検出し、制御装置6へ信号を送
る。制御装置6は、無信号ライン検出器13の検出結果に
より、入力色差信号が倍振幅PAL60方式と判断する
と、アナログ振幅調整器1のゲインを「×1/2(2分
の1倍)」12、デジタル振幅調整器4のゲインを「×1
(等倍)」41に設定する。その結果、本実施形態の映像信
号処理装置は、倍振幅PAL60方式の色差信号に対して
最適化される。
【0034】上記のように、無信号ラインが走査線1本
おきに存在するかどうかを監視することにより、標準の
PAL方式の色差信号も倍振幅PAL60方式の色差信号
もA/D変換器への入力振幅を一定にすることにより、
標準のPAL方式に対しても、倍振幅PAL60方式に対
しても量子化誤差を悪化させることなく色差信号を復調
することを可能とするものである。
おきに存在するかどうかを監視することにより、標準の
PAL方式の色差信号も倍振幅PAL60方式の色差信号
もA/D変換器への入力振幅を一定にすることにより、
標準のPAL方式に対しても、倍振幅PAL60方式に対
しても量子化誤差を悪化させることなく色差信号を復調
することを可能とするものである。
【0035】(実施の形態4)図4は本発明の実施の形
態4における映像信号処理装置の構成を示すブロック図
であり、請求項1,2および6に該当する。
態4における映像信号処理装置の構成を示すブロック図
であり、請求項1,2および6に該当する。
【0036】図4に示すPAL方式の映像信号から色差
信号を復調する回路において、前記図1,図2および図
3と同じ機能のブロックには同じ符号を付し、その説明
を省略するが、A/D変換器2の出力側に図2のオーバ
ーレンジ検出器10と図3の無信号ライン検出器13を接続
し、各検出器10,13からの情報を基に制御装置6によっ
て、アナログ振幅調整器1とデジタル振幅調整器4を制
御するようになっている。
信号を復調する回路において、前記図1,図2および図
3と同じ機能のブロックには同じ符号を付し、その説明
を省略するが、A/D変換器2の出力側に図2のオーバ
ーレンジ検出器10と図3の無信号ライン検出器13を接続
し、各検出器10,13からの情報を基に制御装置6によっ
て、アナログ振幅調整器1とデジタル振幅調整器4を制
御するようになっている。
【0037】次に、上記構成の映像信号処理装置の動作
を説明する。PAL方式のカラーサブキャリアを復調し
た直後の色差信号をアナログ振幅調整器1で処理され、
A/D変換器2に入力される。A/D変換器2によって
デジタル信号に変換された色差信号は隣接走査線加算器
3のディレイライン31でもって遅延された一水平期間前
の色差信号と加算器32でもって加算され、デジタル振幅
調整器4によって振幅調整処理されるデジタル値の変化
を補正される。
を説明する。PAL方式のカラーサブキャリアを復調し
た直後の色差信号をアナログ振幅調整器1で処理され、
A/D変換器2に入力される。A/D変換器2によって
デジタル信号に変換された色差信号は隣接走査線加算器
3のディレイライン31でもって遅延された一水平期間前
の色差信号と加算器32でもって加算され、デジタル振幅
調整器4によって振幅調整処理されるデジタル値の変化
を補正される。
【0038】オーバーレンジ検出器10は、A/D変換器
2から出力されるデジタル信号を監視し、オーバーレン
ジを検出することにより、色差信号の電圧がA/D変換
器2のA/D変換可能最大振幅内かどうかを検出する。
2から出力されるデジタル信号を監視し、オーバーレン
ジを検出することにより、色差信号の電圧がA/D変換
器2のA/D変換可能最大振幅内かどうかを検出する。
【0039】また、無信号ライン検出器13は、走査線1
本おきに色差信号の有無が交互に繰り返されることを検
出する。制御装置6は、無信号ライン検出器13の結果に
より、アナログ振幅調整器1、デジタル振幅調整器4を
制御する。
本おきに色差信号の有無が交互に繰り返されることを検
出する。制御装置6は、無信号ライン検出器13の結果に
より、アナログ振幅調整器1、デジタル振幅調整器4を
制御する。
【0040】通常、アナログ振幅調整器1のゲインは
「×1(等倍)」11、デジタル振幅調整器4のゲインは
「×1/2(2分の1倍)」42に設定されている。この状
態では、通常のPAL方式の色差信号に対して最適化さ
れている。ここで、倍振幅PAL60方式の信号が入力さ
れると、倍振幅PAL60方式の第1の特徴である、通常
のPAL方式の色差信号の倍の振幅であることをオーバ
ーレンジ検出器10が検出し、制御装置6へ信号を送る。
「×1(等倍)」11、デジタル振幅調整器4のゲインは
「×1/2(2分の1倍)」42に設定されている。この状
態では、通常のPAL方式の色差信号に対して最適化さ
れている。ここで、倍振幅PAL60方式の信号が入力さ
れると、倍振幅PAL60方式の第1の特徴である、通常
のPAL方式の色差信号の倍の振幅であることをオーバ
ーレンジ検出器10が検出し、制御装置6へ信号を送る。
【0041】また、倍振幅PAL60方式の第2の特徴で
ある走査線1本おきに色差信号の有無が交互に繰り返さ
れることを無信号ライン検出器13が検出し、制御装置6
へ信号を送る。制御装置6は、オーバーレンジ検出器10
と無信号ライン検出器13の検出結果により、入力色差信
号が倍振幅PAL60方式と判断すると、アナログ振幅調
整器1のゲインを「×1/2(2分の1倍)」12、デジタ
ル振幅調整器4のゲインを「×1(等倍)」41に設定す
る。その結果、本実施形態の映像信号処理装置は、倍振
幅PAL60方式の色差信号に対して最適化される。
ある走査線1本おきに色差信号の有無が交互に繰り返さ
れることを無信号ライン検出器13が検出し、制御装置6
へ信号を送る。制御装置6は、オーバーレンジ検出器10
と無信号ライン検出器13の検出結果により、入力色差信
号が倍振幅PAL60方式と判断すると、アナログ振幅調
整器1のゲインを「×1/2(2分の1倍)」12、デジタ
ル振幅調整器4のゲインを「×1(等倍)」41に設定す
る。その結果、本実施形態の映像信号処理装置は、倍振
幅PAL60方式の色差信号に対して最適化される。
【0042】上記のように、入力色差信号の振幅を監視
し、また、無信号ラインが走査線一本おきに存在するか
どうかを監視することにより、倍振幅PAL60方式の検
出精度を上げることができ、標準のPAL方式の色差信
号も倍振幅PAL60方式の色差信号もA/D変換器への
入力振幅を一定にすることにより、標準のPAL方式に
対しても、倍振幅PAL60方式に対しても量子化誤差を
悪化させることなく色差信号を復調することを可能とす
るものである。
し、また、無信号ラインが走査線一本おきに存在するか
どうかを監視することにより、倍振幅PAL60方式の検
出精度を上げることができ、標準のPAL方式の色差信
号も倍振幅PAL60方式の色差信号もA/D変換器への
入力振幅を一定にすることにより、標準のPAL方式に
対しても、倍振幅PAL60方式に対しても量子化誤差を
悪化させることなく色差信号を復調することを可能とす
るものである。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように本発明の映像信号処
理装置は、PAL方式の映像信号から色差信号を復調す
る回路において、カラーサブキャリア復調以降のデジタ
ル信号処理を、標準のPAL方式信号の入力時における
色差信号のA/D変換時の分解能を落とすことなく、倍
振幅PAL60方式にも対応させることができる。
理装置は、PAL方式の映像信号から色差信号を復調す
る回路において、カラーサブキャリア復調以降のデジタ
ル信号処理を、標準のPAL方式信号の入力時における
色差信号のA/D変換時の分解能を落とすことなく、倍
振幅PAL60方式にも対応させることができる。
【図1】本発明の実施の形態1における映像信号処理装
置の構成を示すブロック図である。
置の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態2における映像信号処理装
置の構成を示すブロック図である。
置の構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の実施の形態3における映像信号処理装
置の構成を示すブロック図である。
置の構成を示すブロック図である。
【図4】本発明の実施の形態4における映像信号処理装
置の構成を示すブロック図である。
置の構成を示すブロック図である。
1…アナログ振幅調整器、 2…A/D変換器、 3…
隣接走査線加算器、 4…デジタル振幅調整器、 5…
電圧比較器、 6…制御装置、 7…通常用基準電圧
源、 8…倍振幅用基準電圧源、 9…基準電圧切り換
え器、 10…オーバーレンジ検出器、 13…無信号ライ
ン検出器。
隣接走査線加算器、 4…デジタル振幅調整器、 5…
電圧比較器、 6…制御装置、 7…通常用基準電圧
源、 8…倍振幅用基準電圧源、 9…基準電圧切り換
え器、 10…オーバーレンジ検出器、 13…無信号ライ
ン検出器。
Claims (6)
- 【請求項1】 PALテレビジョン方式の映像信号から
色差信号を復調する回路を有する映像信号処理装置にお
いて、カラーサブキャリア復調直後の色差信号の振幅
が、通常のPAL方式の2倍となる走査線と振幅が0と
なる走査線を交互に繰り返す特別なPALテレビジョン
信号方式の色差信号であることを検出する手段と、A/
D変換の分解能を最大限活用するよう振幅を調整する手
段を有したA/D変換手段と、色差信号を一水平期間遅
延させるディレイラインによる遅延された色差信号と遅
延されていない色差信号の隣接走査線同士の色差信号を
演算する手段と、前記A/D変換手段における分解能を
最大限活用するための調整によるA/D変換後のデジタ
ル値の変化を補正する手段と、前記検出手段の情報を基
に、前記A/D変換手段、前記補正手段の制御を行う制
御手段を有し、標準のPALテレビジョン信号でも前記
特別なPALテレビジョン信号でも色差信号を復調する
ことを特徴とする映像信号処理装置。 - 【請求項2】 前記色差信号をA/D変換する手段にお
いて、A/D変換器の分解能を最大限活用できるように
当該A/D変換器の入力信号の振幅を調整する手段は増
幅器または減衰器を用いることを特徴とする請求項1記
載の映像信号処理装置。 - 【請求項3】 前記色差信号をA/D変換する手段にお
いて、A/D変換可能な最大振幅を選択する手段を有し
たA/D変換器を用いることを特徴とする請求項1記載
の映像信号処理装置。 - 【請求項4】 前記特別なPALテレビジョン信号方式
の色差信号であることを検出する手段において、入力ア
ナログ色差信号が規定振幅より大きいことを検出するこ
とにより、前記特別なPALテレビジョン信号であるこ
とを検出することを特徴とする請求項1記載の映像信号
処理装置。 - 【請求項5】 前記特別なPALテレビジョン信号の色
差信号であることを検出する手段において、入力アナロ
グ色差信号が走査線1本おきに色差信号の有無を交互に
繰り返す信号であることを検出することにより、前記特
別なPALテレビジョン信号であることを検出すること
を特徴とする請求項1記載の映像信号処理装置。 - 【請求項6】 前記特別なPALテレビジョン信号の色
差信号であることを検出する手段において、前記請求項
4記載の入力アナログ色差信号が規定振幅の倍であるこ
とを検出する手段と、前記請求項5記載の入力アナログ
色差信号が走査線1本おきに色差信号の有無を交互に繰
り返す信号であることを検出する手段を併用することに
よって、前記特別なPALテレビジョン信号を検出する
手段の精度を上げることを特徴とする請求項1記載の映
像信号処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33522495A JP3388077B2 (ja) | 1995-12-22 | 1995-12-22 | 映像信号処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33522495A JP3388077B2 (ja) | 1995-12-22 | 1995-12-22 | 映像信号処理装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09182103A true JPH09182103A (ja) | 1997-07-11 |
JP3388077B2 JP3388077B2 (ja) | 2003-03-17 |
Family
ID=18286148
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33522495A Expired - Fee Related JP3388077B2 (ja) | 1995-12-22 | 1995-12-22 | 映像信号処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3388077B2 (ja) |
-
1995
- 1995-12-22 JP JP33522495A patent/JP3388077B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3388077B2 (ja) | 2003-03-17 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4794454A (en) | Movement detection circuit of a video signal used in a television receiver | |
US5057923A (en) | Image pickup device capable of picking up images while electronically enlarging the same | |
EP0926889B1 (en) | Automatic AGC bias voltage calibration in a video decoder | |
US5212545A (en) | Apparatus for correcting a black level of a video signal | |
EP0516460B1 (en) | Digital signal processing system for color camera apparatus | |
JP3388077B2 (ja) | 映像信号処理装置 | |
EP0926887A2 (en) | Automatic gain and offset control of a video decoder analog front end | |
US5170248A (en) | Motion-adaptive vertical contour compensator in television set | |
US4994923A (en) | Video signal recording and reproducing apparatus with signal processing circuit for improvement of picture quality | |
JP2630872B2 (ja) | テレビジョン受像機 | |
US5438558A (en) | Image signal apparatus including clamping processing of image signal | |
EP0810796B1 (en) | Video signal processing apparatus | |
JPH0638669B2 (ja) | 動き検出回路 | |
JP3724038B2 (ja) | 色信号調整装置及びカメラ装置 | |
JPH07231453A (ja) | 彩度/位相自動調整回路 | |
KR100362156B1 (ko) | 디지털 티브이의 영상 모드 검출 장치 및 방법 | |
JPH0654338A (ja) | 線順次色信号復調回路 | |
JPH06350872A (ja) | クランプレベル制御回路 | |
JPH0321106Y2 (ja) | ||
JP2555251Y2 (ja) | 動き検出回路 | |
JPH0767053A (ja) | テレビジョン受像機 | |
JPS6118277A (ja) | ダビング装置及びダビング信号形成方法 | |
JPH0451118B2 (ja) | ||
JPH0827497B2 (ja) | カラ−プリント装置 | |
JPH02165780A (ja) | 輪郭強調回路 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |