JPH09181306A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

半導体装置及びその製造方法

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Publication number
JPH09181306A
JPH09181306A JP33460895A JP33460895A JPH09181306A JP H09181306 A JPH09181306 A JP H09181306A JP 33460895 A JP33460895 A JP 33460895A JP 33460895 A JP33460895 A JP 33460895A JP H09181306 A JPH09181306 A JP H09181306A
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JP
Japan
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insulating film
semiconductor device
sidewall
gate electrode
drain region
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Application number
JP33460895A
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English (en)
Inventor
Keiichi Yamada
圭一 山田
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ゲート電極とソースあるいはドレインとの電
気的接続を抑制して、動作不良を防止する半導体装置及
びその製造方法を得る。 【解決手段】 半導体装置は、Si基板1上に形成され
たゲート電極4,ソース及びドレイン領域51,高濃度
のソース及びドレイン領域52,絶縁膜601からなる
ゲート電極4のサイドウォール、シリサイド71,7
2,73から構成される。サイドウォールがL字形のた
めに、サイドウォールのゲート電極4側の一端からソー
ス領域52あるいはドレイン領域52側の他端にかけて
の表面に沿った長さが長くなる。従って、サリサイド工
程におけるシリサイドの這い上がりが生じても、ゲート
電極4とソース領域52あるいはドレイン領域52との
電気的接続を抑制でき、半導体装置の動作不良を防止で
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体装置及び
その製造方法に関し、特にサリサイドトランジスタにお
ける金属のシリサイドの這い上がりによるゲート電極と
ソース領域あるいはドレイン領域との電気的接続を抑制
して、動作不良を防止する半導体装置及びその製造方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の半導体装置の製造方法を図31〜
図35を用いて説明する。
【0003】まず、図31を参照して、Si基板1(半
導体基板)上に、素子分離用酸化膜2,ゲート酸化膜
3,poly−Siのゲート電極4,ソース領域51及
びドレイン領域51を形成する。
【0004】次に、図32を参照して、全面に絶縁膜6
0を成膜する。
【0005】次に、図33を参照して、全面をエッチバ
ックして、絶縁膜60の一部をゲート電極4の扇形のサ
イドウォールとして残す。
【0006】次に、図34を参照して、ソース領域51
及びドレイン領域51に対しAsイオン等のイオン注入
を行って高濃度のソース領域52及びドレイン領域52
を形成する。
【0007】次に、図35を参照して、サリサイド工程
を行う。サリサイド工程とは、まず、高融点金属を成膜
して、次にアニールを施し、Si基板1と高融点金属と
が接触している領域にのみ自己整合的にシリサイド7
1,72,73が形成され、未反応の高融点金属は酸性
溶液等を用いて除去する。理想的にはSi基板1が露出
している領域以外の素子分離用酸化膜2表面やゲート電
極4のサイドウォール上にはシリサイドが形成されな
い。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、実際に
はシリサイド化反応時に、素子分離用酸化膜2表面やゲ
ート電極4のサイドウォール上へもシリサイド71,7
2,73が成長する場合がある。74は、このサイドウ
ォール上に成長したシリサイドの這い上がりである。こ
の這い上がり74を介して、シリサイド71とシリサイ
ド72あるいは73とが接続されると、ゲート電極4と
ソース領域52あるいはドレイン領域52とが電気的に
接続されてしまい、半導体装置の動作不良が生じるとい
う問題点が生じ、半導体装置の信頼性の低下につなが
る。
【0009】本発明は、このような問題点を解決するた
めになされたものであり、シリサイドの這い上がりによ
るゲート電極とソース領域あるいはドレイン領域との電
気的接続を抑制して、動作不良を防止する半導体装置及
びその製造方法を得ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
課題解決手段は、半導体基板上に形成されたゲート電極
と、前記半導体基板の表面であって、前記ゲート電極の
両側にそれぞれ形成されたソース領域及びドレイン領域
と、前記ゲート電極の側壁部からソース領域あるいはド
レイン領域にかけて形成されたサイドウォールと、少な
くとも前記ゲート電極の表面,前記ソース領域の表面,
前記ドレイン領域の表面のいずれかに形成されたシリサ
イドとを備え、前記サイドウォールの前記ゲート電極側
の一端から前記ソース領域あるいは前記ドレイン領域側
の他端にかけての表面に沿った長さは、前記サイドウォ
ール上に成長する前記シリサイドの長さより長い。
【0011】本発明の請求項2に係る課題解決手段は、
前記サイドウォールの材料はSiO2 よりも誘電率の小
さい材料である。
【0012】本発明の請求項3に係る課題解決手段は、
前記サイドウォールの表面に前記シリサイドの這い上が
りを抑制する材料からなる膜をさらに備える。
【0013】本発明の請求項4に係る課題解決手段にお
いて、前記サイドウォールは、L字形状である。
【0014】本発明の請求項5に係る課題解決手段にお
いて、前記サイドウォールは、前記サイドウォールの主
表面下にへこむ凹部を有する形状である。
【0015】本発明の請求項6に係る課題解決手段にお
いて、前記サイドウォールは、前記サイドウォールの主
表面上に突出する凸部を有する形状である。
【0016】本発明の請求項7に係る課題解決手段にお
いて、前記サイドウォールは、前記サイドウォールの主
表面上にへこむ凹部と前記主表面上に突出する凸部とを
有する形状である。
【0017】本発明の請求項8に係る課題解決手段にお
いて、前記凹部あるいは凸部は、前記半導体基板の表面
に平行な方向に形成される。
【0018】本発明の請求項9に係る課題解決手段は、
半導体基板上にゲート電極,ソース領域,ドレイン領域
を形成する工程と、第1の絶縁膜と前記第1の絶縁膜と
同時にエッチングを行う場合にエッチングレートが前記
第1の絶縁膜とは異なる第2の絶縁膜とを順に成膜する
工程と、全面をエッチバックして、前記第1及び第2の
絶縁膜の一部を前記ゲート電極のサイドウォールとして
残す工程と、前記第2の絶縁膜を選択的エッチングを処
して前記サイドウォールをL字形にする工程と、前記ゲ
ート電極,前記ソース領域,前記ドレイン領域上にシリ
サイドを形成する工程とを備える。
【0019】本発明の請求項10に係る課題解決手段
は、半導体基板上にゲート電極,ソース領域,ドレイン
領域を形成する第1の工程と、第1の絶縁膜と前記第1
の絶縁膜と同時にエッチングを行う場合にエッチングレ
ートが前記第1の絶縁膜とは異なる第2の絶縁膜と、前
記第2の絶縁膜と同時にエッチングを行う場合にエッチ
ングレートが前記第2の絶縁膜とは異なる第3の絶縁膜
を形成する第3の工程と、全面をエッチバックして、前
記積層構造の絶縁膜の一部を前記ゲート電極のサイドウ
ォールとして残す第4の工程と、前記第2の工程で形成
した前記絶縁膜の積層構造の一部を選択的エッチングを
処して前記サイドウォールの表面を凹凸形状にする第5
の工程と、前記ゲート電極,前記ソース領域,前記ドレ
イン領域上にシリサイドを形成する第6の工程とを備え
る。
【0020】本発明の請求項11に係る課題解決手段
は、前記積層構造における前記第2の絶縁膜について、
下層の前記第1の絶縁膜の同一条件におけるエッチング
レートは上層の前記第2の絶縁膜のエッチングレートよ
り低い。
【0021】本発明の請求項12に係る課題解決手段
は、前記第1あるいは第2の絶縁膜から前記半導体基板
へ電子もしくはホールを発生させる元素を供給しないよ
うに半導体装置を製造する。
【0022】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.図1は本発明の実施の形態1における半
導体装置を示す図である。図1において、1はSi基
板、2はSi基板1上に形成された素子形成領域を区画
するための素子分離用酸化膜,3は素子形成領域に形成
されたゲート酸化膜、4はゲート酸化膜3上に形成され
たゲート電極,61はゲート電極4の側壁部に形成され
たL字形のサイドウォールであって材料がSiO2 から
なる絶縁膜、51は絶縁膜61直下に形成された比較的
低濃度のソース領域及びドレイン領域、52は比較的高
濃度のソース領域及びドレイン領域、71はゲート電極
4上に自己整合的に形成されたシリサイド、72,73
はそれぞれソース領域52,ドレイン領域52上に形成
されたシリサイドである。
【0023】サイドウォールのゲート電極4側の一端か
らからソース領域あるいはドレイン領域側の他端にかけ
ての表面に沿った長さ(以後経路長と称す)は、シリサ
イドの這い上がりの長さよりも長くする。一例をあげる
とサイドウォールの高さを約200nm、Si基板1の
表面に平行でかつドレイン領域あるいはソース領域側か
らゲート電極4側への方向のサイドウォールの幅(以後
サイドウォール幅と称す)を約100nmとする。
【0024】本実施の形態では、ゲート電極4のサイド
ウォール61の形状を図35に示す従来の扇型の絶縁膜
60から図1に示すようにL字形の絶縁膜61にするこ
とにより、経路長が長くなる。従って、サリサイド工程
におけるシリサイドの這い上がりが生じても、ゲート電
極4とソース領域52あるいはドレイン領域52とが電
気的に接続されることが抑制されるため、半導体装置の
動作不良を防止できる。
【0025】実施の形態2.本実施の形態では、サイド
ウォールである絶縁膜61の材料にSiO2 よりも誘電
率の低い材料、例えばF(フッ素)添加のTEOSを用
いる。製造プロセスや物性値(誘電率、絶縁性、熱伝導
性)等を考慮して最適な絶縁体材料を用いることが望ま
しい。SiO2 より誘電率が低い材料を用いることによ
り、サイドウォールにおける寄生容量が低減できる。
【0026】実施の形態3.図2は本発明の実施の形態
3における半導体装置を示す図である。図2において、
62は図1に示す絶縁膜61と同じ絶縁膜、63はサイ
ドウォールである絶縁膜62の表面に形成された材料が
SiNからなるL字形の絶縁膜、その他の符号は図1中
の符号に対応している。
【0027】SiNはSiO2 よりシリサイドの這い上
がりを抑制する効果が大きい。従って、絶縁膜62の表
面に絶縁膜63を形成することで、実施の形態1よりさ
らに、シリサイドの這い上がりを抑制できる。
【0028】なお、本実施の形態では、サイドウォール
を絶縁膜62,63からなる2層構造としているが3層
以上でもよい。しかし、層数が増えるほど、構造の複雑
化や工程数の増加につながるため、二層程度が望ましく
実用的である。
【0029】また、絶縁膜62,63の材料はSiNや
SiO2 以外でもよいが、現在の半導体装置構造との整
合性からSiNとSiO2 とを用いている。
【0030】なお、絶縁膜63はSiN以外でもよい
が、現時点での材料の中でSiNが最もシリサイドの這
い上がりを抑制する効果の大きい材質であるためSiN
を用いた。
【0031】実施の形態4.図3は本発明の実施の形態
4における半導体装置を示す図である。図3において、
64は図35に示す絶縁膜60に相当しかつ凹部を有す
る絶縁膜、その他の符号は図1に示す符号に対応してい
る。なお、凹部は図35に示す絶縁膜60の主表面より
へこみ、かつSi基板1の表面に垂直な方向に形成され
ている。
【0032】凹部は、例えばゲート電極4の両側のサイ
ドウォールそれぞれ3ヶ所に深さ15nm,ドレイン領
域あるいはソース領域側からゲート電極4側への方向の
幅(以後加工幅と称す)10nmで形成される。なお、
凹部の数や形状、サイズ等はここに記したもの以外でよ
く、所望の半導体装置特定を得る条件や製造プロセスに
応じて選択すればよい。
【0033】サイドウォール64の経路長は、シリサイ
ドの這い上がりの長さよりも長くする。一例をあげると
サイドウォール64の高さを約200nm、サイドウォ
ール幅を約100nmとする。
【0034】本実施の形態では、ゲート電極4のサイド
ウォールが凹部を有する形状であるため、経路長が長く
なる。従って、サリサイド工程におけるシリサイドの這
い上がりが生じても、ゲート電極4とソース領域52あ
るいはドレイン52とが電気的に接続されることが抑制
されるため、半導体装置の動作不良を防止できる。
【0035】実施の形態5.図4は本発明の実施の形態
5における半導体装置を示す図である。図4において、
65は図35に示す絶縁膜60に相当しかつ凸部を有す
る絶縁膜、その他の符号は図1に示す符号に対応してい
る。なお、凸部は図35に示す絶縁膜60の主表面上に
突出し、かつSi基板1の表面に垂直な方向に形成され
ている。
【0036】凸部は、例えばゲート電極4の両側のサイ
ドウォールそれぞれ3ヶ所に高さ15nm,加工幅10
nmで形成される。なお、凸部の数や形状、サイズ等は
ここに記したもの以外でよく、所望の半導体装置特定を
得る条件や製造プロセスに応じて選択すればよい。
【0037】サイドウォールの経路長は、シリサイドの
這い上がりの長さよりも長くする。一例をあげるとサイ
ドウォールの高さを約200nm、サイドウォール幅を
約100nmとする。
【0038】本実施の形態では、ゲート電極4のサイド
ウォールが凸部を有する形状であるため、経路長が長く
なる。従って、サリサイド工程におけるシリサイドの這
い上がりが生じても、ゲート電極4とソース52あるい
はドレイン52とが電気的に接続されることが抑制され
るため、半導体装置の動作不良を防止できる。
【0039】なお、実施の形態4においてプロセスの制
約上、凹部が形成しにくい場合は実施の形態5の凸部を
形成すればよい。その逆に、凸部が形成しにくい場合は
凹部を形成すればよい。
【0040】実施の形態6.図5は本発明の実施の形態
6における半導体装置を示す図である。図5において、
66は図35に示す絶縁膜60に相当しかつ凹部及び凸
部を有する絶縁膜、その他の符号は図1に示す符号に対
応している。なお、凹部は図35に示す絶縁膜60の主
表面よりへこみ、かつSi基板1の表面に垂直な方向に
形成されている。凸部は図35に示す絶縁膜60の主表
面上に突出し、かつSi基板1の表面に垂直な方向に形
成されている。
【0041】凹部は、例えばゲート電極4の両側のサイ
ドウォールそれぞれ3ヶ所に深さ15nm,加工幅10
nmで形成される。また、凸部は、例えばゲート電極4
の両側のサイドウォールそれぞれ3ヶ所に高さ15n
m,加工幅10nmで形成される。なお、凹部及び凸部
の数や形状、サイズ等はここに記したもの以外でよく、
所望の半導体装置特定を得る条件や製造プロセスに応じ
て選択すればよい。
【0042】サイドウォールの経路長は、シリサイドの
這い上がりの長さよりも長くする。一例をあげるとサイ
ドウォールの高さを約200nm、サイドウォール幅を
約100nmとする。
【0043】本実施の形態では、ゲート電極4のサイド
ウォールが凹部及び凸部を有する形状であるため、サイ
ドウォールの表面の凹凸が実施の形態4,5よりも著し
くなり、経路長が長くなる。従って、サリサイド工程に
おけるシリサイドの這い上がりが生じても、ゲート電極
4とソース領域52あるいはドレイン領域52とが電気
的に接続されることが抑制されるため、半導体装置の動
作不良を防止できる。
【0044】実施の形態7.図6は本発明の実施の形態
7における半導体装置を示す図である。図6において、
67は図35に示す絶縁膜60に相当しかつ凹部を有す
る絶縁膜、その他の符号は図1に示す符号に対応してい
る。なお、凹部は図35に示す絶縁膜60の主表面より
へこみ、かつSi基板1の表面に水平及び垂直な方向に
形成されている。
【0045】サイドウォールの経路長は、シリサイドの
這い上がりの長さよりも長くする。一例をあげるとサイ
ドウォールの高さを約200nm、サイドウォール幅を
約100nmとする。
【0046】本実施の形態では、サイドウォールの凹凸
が激しくなることで、いわゆるカバレッジ(被覆性)が
悪くなり、シリサイドの這い上がりが生じても、ゲート
電極4とソース領域52あるいはドレイン領域52とが
電気的に接続されることが抑制されるため、半導体装置
の動作不良を防止できる。
【0047】なお、図6は凹部のみを有するサイドウォ
ールを示したが、図35に示す絶縁膜60の主表面上に
突出し、かつSi基板1の表面に垂直な方向に形成され
ている凸部のみを有するサイドウォールであってもよ
い。
【0048】図3〜図6に示すサイドウォールの他に、
サイドウォールはSi基板1に垂直あるいは水平な方向
の上述の凹部あるいは凸部をそれぞれ組み合わせた構造
であればよい。また、凹部及び凸部の数はいくつでもよ
い。
【0049】また、サイドウォールのそれぞれの経路長
はサイドウォールの高さの2倍以上の長さであれば、ほ
とんどの半導体装置を製造するプロセスにいて生じるシ
リサイドの這い上がりよりも長いため、ゲート電極4と
ソース領域52あるいはドレイン領域52とのシリサイ
ドの這い上がりによる短絡を防止することができる。
【0050】実施の形態8.本発明の実施の形態8にお
ける半導体装置の製造方法をn型MOSFETを例にと
り図7〜図12を用いて説明する。まず、図7を参照し
て、従来からある方法及び材料を用いて、Si基板1上
に、素子分離用酸化膜2,ゲート酸化膜3,poly−
Siのゲート電極4,ソース領域51及びドレイン領域
51を形成する。なお、ソース領域51及びドレイン領
域51は最終的にLDDとなる。
【0051】次に、図8を参照して、全面に絶縁膜を成
膜する。まず全面にSiNである絶縁膜601を成膜
し、次に全面にBPSGである絶縁膜602を成膜す
る。ここで、絶縁膜は2層以上であればよい。最上の絶
縁膜は、その他の絶縁膜と比較してエッチングレートが
充分高ければよい。
【0052】次に、図9を参照して、全面をエッチバッ
クして、絶縁膜601,602をゲート電極4のサイド
ウォールとして残す。
【0053】次に、図10を参照して、従来からある方
法でソース領域51及びドレイン領域51に対しAsイ
オン等のイオン注入を行って高濃度のソース領域52及
びドレイン領域52を形成する。
【0054】次に、図11を参照して、絶縁膜602を
選択的にエッチングして除去する。この際、HFガスに
よりマスクを用いずに選択的にエッチングして除去して
L字形のサイドウォール601を形成する。
【0055】以上のように図8〜図11に示すサイドウ
ォールの形成工程はマスクやフォトリソグラフィを用い
ずに、サイドウォールの表面形状を加工してL字形の形
状にする。
【0056】次に、図12を参照して、そのようなサイ
ドウォールの加工後に従来からある方法でサリサイド工
程を行い、半導体装置を得る。この際、シリサイドの這
い上がりが生じる場合がある。サリサイド工程の一例と
しては、高融点金属としてTiをスパッタ成膜した後、
アニールを施し、Si基板1表面にのみTiSi2 を形
成する。Si基板1表面以外の部分の未反応のTiをH
2 SO4 とH22 の混合溶液を用いて除去する。
【0057】本実施の形態では以下の効果がある。この
製造方法を用いることで、実施の形態1におけるL字形
のサイドウォールが得られる。また、サイドウォールの
形成工程においてサイドウォールの表面形状を加工する
ためのマスクやフォトリソグラフィ工程の追加をする必
要がない。また、従来からある半導体装置の製造方法と
の整合性がよい。即ち、ゲート電極4とサイドウォール
を注入マスクとして高濃度のソース領域及びドレイン領
域の形成を行い、その後、サイドウォールを加工してシ
リサイドの這い上がりを防止する形状にしてからサリサ
イド工程を行うという製造方法であるため、現在行われ
ている半導体装置の量産ラインに適用可能である。
【0058】実施の形態9.本発明の実施の形態9にお
ける半導体装置の製造方法をn型MOSFETを例にと
り図13〜図18を用いて説明する。まず、図13を参
照して、図7と同様の工程を行う。
【0059】次に、図14を参照して、全面に絶縁膜を
成膜する。まず、全面に順にTEOSである絶縁膜60
3,BPSGである絶縁膜604,SiNである絶縁膜
605,BPSGである絶縁膜606,SiNである絶
縁膜607を成膜する。ここで、絶縁膜は上記5層を用
いたが3層以上であればよい。同一条件において加工し
た場合、他の絶縁膜と比較してエッチングレートが充分
高い絶縁膜(絶縁膜604,606)とエッチングレー
トが低い絶縁膜(絶縁膜603,605,607)が隣
り合うように交互に重ねていく。エッチングレートが充
分高い全ての絶縁膜は必ずしも同じ種類の絶縁膜を用い
なくてもよい。例えば、BPSGからなる絶縁膜,PS
Gからなる絶縁膜を混在させてもよい。
【0060】次に、図15を参照して、全面をエッチバ
ックして、絶縁膜603〜607をゲート電極4のサイ
ドウォールとして残す。
【0061】次に、図16を参照して、図10と同様の
工程を行う。
【0062】次に、図17を参照して、絶縁膜604,
606をエッチングして少なくとも一部を選択的に除去
する。この際、HFガスによりマスクを用いずにエッチ
ングして選択的に除去して凹凸形状のサイドウォールを
形成する。ここで、リフトオフによってサイドウォール
が消滅しないように絶縁膜604,606の一部が残る
ように制御できるプロセス条件を用いてエッチングを行
う必要がある。例えばHFガスによるドライエッチング
を用いる。
【0063】以上のように図14〜図17に示すサイド
ウォールの形成工程はマスクやフォトリソグラフィを用
いずに、サイドウォールの表面形状を加工して表面を凹
凸形状にする。
【0064】次に、図18を参照して、図12と同様
に、サリサイド工程を行い、半導体装置を得る。
【0065】本実施の形態では実施の形態8とほぼ同様
の効果がある。特に本実施の形態では、実施の形態4〜
7における凹部や凸部を有するサイドウォールが得られ
る。
【0066】実施の形態10.本発明の実施の形態10
における半導体装置の製造方法を図19〜図24を用い
て説明する。まず、図19を参照して、図7と同様の工
程を行う。
【0067】次に、図20を参照して、全面に絶縁膜を
成膜する。まず、全面に順にTEOSである絶縁膜60
8,SOGである絶縁膜609,SiNである絶縁膜6
10,PSGである絶縁膜611,SiNである絶縁膜
612を成膜する。ここで、絶縁膜は上記5層を用いた
が3層以上であればよい。同一条件において加工した場
合、他の絶縁膜と比較してエッチングレートが充分高い
絶縁膜(絶縁膜609,611)とエッチングレートが
低い絶縁膜(絶縁膜608,610,612)が隣り合
うように交互に重ねていく。エッチングレートが充分高
い全ての絶縁膜は必ずしも同じ種類の絶縁膜を用いなく
てもよい。但し、エッチングレートが充分に高い全ての
絶縁膜のうち、下層にある絶縁膜の方が上層にある絶縁
膜よりエッチングレートが低い材料を用いる。例えば絶
縁膜611にはPSGを用い、絶縁膜611より下層に
ある絶縁膜609には絶縁膜611よりも同一の酸化膜
エッチャントに対するエッチングレートの低いSOGを
用いる。
【0068】次に、図21を参照して、全面をエッチバ
ックして、絶縁膜608〜612をゲート電極4のサイ
ドウォールとして残す。
【0069】次に、図22を参照して、図10と同様の
工程を行う。
【0070】次に、図23を参照して、図17と同様
に、絶縁膜609,611をエッチングして少なくとも
一部を選択的に除去する。この際、プロセス条件は、絶
縁膜609の方が絶縁膜611よりエッチングの速度が
遅い条件を用いる必要がある。
【0071】以上のように図20〜図23に示すサイド
ウォールの形成工程はマスクやフォトリソグラフィを用
いずに、サイドウォールの表面形状を加工して表面を凹
凸形状にする。
【0072】次に、図24を参照して、図12と同様
に、サリサイド工程を行い、半導体装置を得る。
【0073】本実施の形態では実施の形態9とほぼ同様
の効果がある。特に本実施の形態では、エッチングレー
トが充分に高い全ての絶縁膜のうち、下層にある絶縁膜
の方が上層にある絶縁膜よりエッチングレートが低い材
料を用いるため、サイドウォールのリフトオフによる消
失を抑制することができる。
【0074】実施の形態11.本発明の実施の形態11
における半導体装置の製造方法を図25〜図30を用い
て説明する。まず、図25を参照して、図7と同様の工
程を行う。
【0075】次に、図26を参照して、全面に絶縁膜を
成膜する。まず、全面に順にTEOSである絶縁膜61
3,SOGである絶縁膜614,SiNである絶縁膜6
15,PSGである絶縁膜616,SiNである絶縁膜
617を成膜する。ここで、絶縁膜は上記5層を用いた
が3層以上であればよい。同一条件において加工した場
合、他の絶縁膜と比較してエッチングレートが充分高い
絶縁膜(絶縁膜614,616)とエッチングレートが
低い絶縁膜(絶縁膜613,615,617)が隣り合
うように交互に重ねていく。エッチングレートが充分高
い全ての絶縁膜は必ずしも同じ種類の絶縁膜を用いなく
てもよい。
【0076】但し、エッチングレートが充分に高い全て
の絶縁膜のうち、少なくとも一層がSi基板1中に電子
もしくはホールを発生させるような元素の含有量の非常
に少ない絶縁材料を用いられていればよい。なお、その
含有量はゼロが望ましいが、後に形成される半導体装置
の性能に悪影響を与えない程度であればよい。
【0077】あるいは、そのような元素が含まれていて
も、以下に説明する2つの条件のいずれかを満たしてい
ればよい。まず第1の条件は、その元素を含むサイドウ
ォールの絶縁膜がSi基板1中に接触しないように形成
されていればよい。例えば、複数の絶縁膜のうち、上層
の絶縁膜のみがその元素を含む絶縁膜とした場合、その
元素を含む絶縁膜は、後に形成されるサイドウォールの
表面側に位置するため、Si基板1と接触することは生
じにくい。次に第2の条件は、図26に示す工程以後の
工程がその元素を熱処理等によってSi基板1中に混入
する可能性が非常に少ないプロセス条件である場合であ
る。
【0078】なお、エッチングレートが充分に高い全て
の絶縁膜がSi基板1中に電子もしくはホールを発生さ
せるような元素の含有量の非常に少ない例えば1×10
17cm-3以下である絶縁材料を用いられていることが最
も望ましい。
【0079】次に、図27を参照して、全面を選択的に
エッチバックして、絶縁膜613〜617をゲート電極
4のサイドウォールとして残す。
【0080】次に、図28を参照して、図10と同様の
工程を行う。
【0081】次に、図29を参照して、図23と同様
に、絶縁膜614,616をエッチングして少なくとも
一部を選択的に除去する。
【0082】以上のように図26〜図29に示すサイド
ウォールの形成工程はマスクやフォトリソグラフィを用
いずに、サイドウォールの表面形状を加工して表面を凹
凸形状にする。
【0083】次に、図30を参照して、図12と同様
に、サリサイド工程を行い、半導体装置を得る。
【0084】本実施の形態によると実施の形態9とほぼ
同様の効果がある。特に本実施の形態ではさらに以下の
効果がある。実施の形態8〜10において、電子もしく
はホールを発生させるような元素(例えばBPSG中の
BやP)がサイドウォールに含まれている場合がある。
その元素が例えば熱処理による拡散等でSi基板1中に
混入してしまい、例えば半導体装置の閾値の変動等の性
能に望ましくない影響を与える場合がある。一方本実施
の形態においては、サイドウォールの材料として電子も
しくはホールを発生させるような元素の含有量が非常に
少ない、あるいはそのような元素が含まれているとして
も、半導体装置のSi基板1中に混入しにくいため、半
導体装置の性能に影響を与えず、半導体装置の製造工
程,半導体装置の性能,半導体装置の信頼性を向上させ
ることができる。
【0085】なお、本発明は図1〜図6,図12,図1
8,図24,図30に示す形状の半導体装置以外にも適
用できる。
【0086】また、図1〜図6,図12,図18,図2
4,図30において、シリサイド71,72あるいは7
3の端がサイドウォールに乗り上げている部分はシリサ
イドの這い上がりである。サイドウォール幅は、シリサ
イドがサイドウォール直下に潜り込んで生じるいわゆる
アンダーグロースが生じてもゲートと電気的に接続しな
い長さにすることが望ましい。
【0087】また、図1〜図6に示すサイドウォールの
材質は、Si基板1中に混入した場合にSi基板1中に
電子もしくはホールを発生させるような元素の含有量が
非常に少ない絶縁材料が用いられていてもよい。
【0088】
【発明の効果】本発明請求項1によると、サイドウォー
ルのゲート電極側の一端からソース領域あるいはドレイ
ン領域側の他端にかけての表面に沿った長さが長くなる
ため、サリサイド工程におけるシリサイドの這い上がり
が生じても、ゲート電極とソース領域あるいはドレイン
領域とが電気的に接続されることが抑制されるため、半
導体装置の動作不良を防止できるという効果を奏す。
【0089】本発明請求項2によると、サイドウォール
の誘電率が小さいため、サイドウォールにおける寄生容
量が低減できるという効果を奏す。
【0090】本発明請求項3によると、サイドウォール
の表面にシリサイドの這い上がりを抑制する材料からな
る膜によって、シリサイドの這い上がりを抑制できると
いう効果を奏す。
【0091】本発明請求項4によると、サイドウォール
の形状がL字形状であるため、サイドウォールの外寸を
大きくしなくても、サイドウォールのゲート電極側の一
端からソース領域あるいはドレイン領域側の他端にかけ
ての表面に沿った長さを長くすることができるという効
果を奏す。
【0092】本発明請求項5によると、サイドウォール
の形状が凹部を含む形状であるため、サイドウォールの
外寸を大きくしなくても、サイドウォールのゲート電極
側の一端からソース領域あるいはドレイン領域側の他端
にかけての表面に沿った長さを長くすることができると
いう効果を奏す。
【0093】本発明請求項6によると、サイドウォール
の形状が凸部を含む形状であるため、サイドウォールの
外寸を大きくしなくても、サイドウォールのゲート電極
側の一端からソース領域あるいはドレイン領域側の他端
にかけての表面に沿った長さを長くすることができると
いう効果を奏す。
【0094】本発明請求項7によると、サイドウォール
の形状が凹部及び凸部を含む形状であるため、サイドウ
ォールの外寸を大きくしなくても、サイドウォールのゲ
ート電極側の一端からソース領域あるいはドレイン領域
側の他端にかけての表面に沿った長さを長くすることが
できるという効果を奏す。
【0095】本発明請求項8によると、凹部あるいは凸
部は半導体基板の表面に平行な方向に形成されているた
め、シリサイドの這い上がりが生じてもサイドウォール
に対するカバレッジが悪くなり、ゲート電極とソース領
域あるいはドレイン領域との電気的に接続されることが
抑制されるため、半導体装置の動作不良を防止できると
いう効果を奏す。
【0096】本発明請求項9によると、サイドウォール
がL字形状の半導体装置が得られる。また、サイドウォ
ールの形成工程においてサイドウォールの表面形状を加
工するためのマスクやフォトリソグラフィ工程の追加を
する必要がない。また、従来からある半導体装置の製造
方法との整合性がよいという効果を奏す。
【0097】本発明請求項10によると、サイドウォー
ルが凹凸形状の半導体装置が得られる。また、サイドウ
ォールの形成工程においてサイドウォールの形状を加工
するためのマスクやフォトリソグラフィ工程の追加をす
る必要がない。また、従来からある半導体装置の製造方
法との整合性がよいという効果を奏す。
【0098】本発明請求項11によると、エッチングレ
ートが充分に高い全ての絶縁膜のうち、下層にある絶縁
膜の方が上層にある絶縁膜よりエッチングレートが低い
材料を用いるため、サイドウォールのリフトオフによる
消失を抑制することができるという効果を奏す。
【0099】本発明請求項12によると、絶縁膜から半
導体基板へ電子もしくはホールを発生させる元素が混入
しないため、半導体装置の製造工程,半導体装置の性
能,半導体装置の信頼性を向上させることができるとい
う効果を奏す。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1における半導体装置を
示す図である。
【図2】 本発明の実施の形態3における半導体装置を
示す図である。
【図3】 本発明の実施の形態4における半導体装置を
示す図である。
【図4】 本発明の実施の形態5における半導体装置を
示す図である。
【図5】 本発明の実施の形態6における半導体装置を
示す図である。
【図6】 本発明の実施の形態7における半導体装置を
示す図である。
【図7】 本発明の実施の形態8における半導体装置の
製造方法を示す図である。
【図8】 本発明の実施の形態8における半導体装置の
製造方法を示す図である。
【図9】 本発明の実施の形態8における半導体装置の
製造方法を示す図である。
【図10】 本発明の実施の形態8における半導体装置
の製造方法を示す図である。
【図11】 本発明の実施の形態8における半導体装置
の製造方法を示す図である。
【図12】 本発明の実施の形態8における半導体装置
を示す図である。
【図13】 本発明の実施の形態9における半導体装置
の製造方法を示す図である。
【図14】 本発明の実施の形態9における半導体装置
の製造方法を示す図である。
【図15】 本発明の実施の形態9における半導体装置
の製造方法を示す図である。
【図16】 本発明の実施の形態9における半導体装置
の製造方法を示す図である。
【図17】 本発明の実施の形態9における半導体装置
の製造方法を示す図である。
【図18】 本発明の実施の形態9における半導体装置
を示す図である。
【図19】 本発明の実施の形態10における半導体装
置の製造方法を示す図である。
【図20】 本発明の実施の形態10における半導体装
置の製造方法を示す図である。
【図21】 本発明の実施の形態10における半導体装
置の製造方法を示す図である。
【図22】 本発明の実施の形態10における半導体装
置の製造方法を示す図である。
【図23】 本発明の実施の形態10における半導体装
置の製造方法を示す図である。
【図24】 本発明の実施の形態10における半導体装
置を示す図である。
【図25】 本発明の実施の形態11における半導体装
置の製造方法を示す図である。
【図26】 本発明の実施の形態11における半導体装
置の製造方法を示す図である。
【図27】 本発明の実施の形態11における半導体装
置の製造方法を示す図である。
【図28】 本発明の実施の形態11における半導体装
置の製造方法を示す図である。
【図29】 本発明の実施の形態11における半導体装
置の製造方法を示す図である。
【図30】 本発明の実施の形態11における半導体装
置を示す図である。
【図31】 従来の半導体装置の製造方法を示す図であ
る。
【図32】 従来の半導体装置の製造方法を示す図であ
る。
【図33】 従来の半導体装置の製造方法を示す図であ
る。
【図34】 従来の半導体装置の製造方法を示す図であ
る。
【図35】 従来の半導体装置を示す図である。
【符号の説明】
1 Si基板1、2 素子分離用酸化膜、3 ゲート酸
化膜、4 ゲート電極、51 ソース領域あるいはドレ
イン領域、52 高濃度のソース領域あるいはドレイン
領域、601〜617 絶縁膜、71,72,73 シ
リサイド。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板上に形成されたゲート電極
    と、 前記半導体基板の表面であって、前記ゲート電極の両側
    にそれぞれ形成されたソース領域及びドレイン領域と、 前記ゲート電極の側壁部からソース領域あるいはドレイ
    ン領域にかけて形成されたサイドウォールと、 少なくとも前記ゲート電極の表面,前記ソース領域の表
    面,前記ドレイン領域の表面のいずれかに形成されたシ
    リサイドと、を備え、 前記サイドウォールの前記ゲート電極側の一端から前記
    ソース領域あるいは前記ドレイン領域側の他端にかけて
    の表面に沿った長さは、前記サイドウォール上に成長す
    る前記シリサイドの長さより長い半導体装置。
  2. 【請求項2】 前記サイドウォールの材料はSiO2 よ
    りも誘電率の小さい材料である請求項1記載の半導体装
    置。
  3. 【請求項3】 前記サイドウォールの表面に前記シリサ
    イドの這い上がりを抑制する材料からなる膜をさらに備
    えた請求項1記載の半導体装置。
  4. 【請求項4】 前記サイドウォールは、L字形状である
    請求項1記載の半導体装置。
  5. 【請求項5】 前記サイドウォールは、前記サイドウォ
    ールの主表面下にへこむ凹部を有する形状である請求項
    1記載の半導体装置。
  6. 【請求項6】 前記サイドウォールは、 前記サイドウォールの主表面上に突出する凸部を有する
    形状である請求項1記載の半導体装置。
  7. 【請求項7】 前記サイドウォールは、 前記サイドウォールの主表面上にへこむ凹部と前記主表
    面上に突出する凸部とを有する形状である請求項1記載
    の半導体装置。
  8. 【請求項8】 前記凹部あるいは凸部は、 前記半導体基板の表面に平行な方向に形成された請求項
    5,6又は7記載の半導体装置。
  9. 【請求項9】 半導体基板上にゲート電極,ソース領
    域,ドレイン領域を形成する工程と、 第1の絶縁膜と前記第1の絶縁膜と同時にエッチングを
    行う場合にエッチングレートが前記第1の絶縁膜とは異
    なる第2の絶縁膜とを順に成膜する工程と、 全面をエッチバックして、前記第1及び第2の絶縁膜の
    一部を前記ゲート電極のサイドウォールとして残す工程
    と、 前記第2の絶縁膜を選択的エッチングを処して前記サイ
    ドウォールをL字形にする工程と、 前記ゲート電極,前記ソース領域,前記ドレイン領域上
    にシリサイドを形成する工程と、を備えた半導体装置の
    製造方法。
  10. 【請求項10】 半導体基板上にゲート電極,ソース領
    域,ドレイン領域を形成する第1の工程と、 第1の絶縁膜と前記第1の絶縁膜と同時にエッチングを
    行う場合にエッチングレートが前記第1の絶縁膜とは異
    なる第2の絶縁膜と、前記第2の絶縁膜と同時にエッチ
    ングを行う場合にエッチングレートが前記第2の絶縁膜
    とは異なる第3の絶縁膜を形成する第3の工程と、 全面をエッチバックして、前記積層構造の絶縁膜の一部
    を前記ゲート電極のサイドウォールとして残す第4の工
    程と、 前記第2の工程で形成した前記絶縁膜の積層構造の一部
    を選択的エッチングを処して前記サイドウォールの表面
    を凹凸形状にする第5の工程と、 前記ゲート電極,前記ソース領域,前記ドレイン領域上
    にシリサイドを形成する第6の工程と、を備えた半導体
    装置の製造方法。
  11. 【請求項11】 前記積層構造における前記第2の絶縁
    膜について、下層の前記第1の絶縁膜の同一条件におけ
    るエッチングレートは上層の前記第2の絶縁膜のエッチ
    ングレートより低い請求項10記載の半導体装置の製造
    方法。
  12. 【請求項12】 前記第1あるいは第2の絶縁膜から前
    記半導体基板へ電子もしくはホールを発生させる元素を
    供給しないように半導体装置を製造する請求項10記載
    の半導体装置の製造方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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