JPH09180590A - 開閉器の液圧駆動装置 - Google Patents

開閉器の液圧駆動装置

Info

Publication number
JPH09180590A
JPH09180590A JP33943495A JP33943495A JPH09180590A JP H09180590 A JPH09180590 A JP H09180590A JP 33943495 A JP33943495 A JP 33943495A JP 33943495 A JP33943495 A JP 33943495A JP H09180590 A JPH09180590 A JP H09180590A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
flow rate
rate adjusting
adjusting valve
hole
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP33943495A
Other languages
English (en)
Inventor
Shiyuuzou Takahashi
秀像 高橋
Koichi Iwata
剛一 岩田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP33943495A priority Critical patent/JPH09180590A/ja
Publication of JPH09180590A publication Critical patent/JPH09180590A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Driving Mechanisms And Operating Circuits Of Arc-Extinguishing High-Tension Switches (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】温度上昇による高圧化に対し、操作速度を制御
し、他の部品への衝撃力の増加を抑えることが可能な開
閉器の液圧駆動装置を提供する。 【解決手段】 操作シリンダSの上部のシリンダヘッド
17に、接続配管18を介してアキュムレータ7を接続
する。シリンダヘッド17内に作動液の流入路26を形
成する。シリンダヘッド17の弁管22内にガイド部材
22aを設け、ガイド部材22a内に弁20を摺動可能
に挿通する。弁20の下端を、流入路26に直交して穴
27に挿通可能に設ける。弁20の下方に、段階的に径
が広がった絞り部20aを設ける。絞り部20aに小孔
20b、滞留部20cを形成する。フランジ23内の天
井と弁20の絞り部20a上端との間に、弁20を下方
に付勢するバネ21を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、開閉器の遮断・投
入動作を操作する操作装置に係り、特に、作動液の圧力
変動により接点を駆動する開閉器の操作装置に関する。
【0002】
【従来の技術】超高圧の送電系統に使用される開閉器の
中でも、電力用の遮断器は高速で開閉操作を行う必要が
あるとともに、系統に発生した事故電流を遮断するとい
う非常用の装置としての役割を果たすので、異常動作は
許されず、高い信頼性が要求されている。このような要
求を満たすために、電力用の遮断器には、接点の開閉操
作を行なう装置として、液圧駆動装置が使用されてい
る。液圧駆動装置は、圧力を伝達するための媒体とし
て、気体ではなく液体を使用しているため、装置の縮小
化、操作時の騒音の軽減が可能となり、液体の非圧縮性
により優れた応答性が得られる等の利点がある。
【0003】このような液圧駆動装置として従来から用
いられているものの一例を、図6、図7に従って以下に
説明する。なお、この液圧駆動装置は、作動液として作
動油を用いるものであり、三相一括操作の場合には一つ
の装置で3個の接点を操作し、三相各相操作の場合には
一つの装置で1個の接点を操作するように構成されてい
る。すなわち、端部に電気接点8を接続したピストンロ
ッド1が、高圧に耐え得る操作シリンダSの内部に摺動
可能に設けられている。操作シリンダSの電気接点8側
には、N2 ガスが封入されたアキュムレータ7が接続さ
れるとともに、高圧配管6を介して液圧ポンプ5が接続
されることにより、作動液の供給側が構成されている。
また、操作シリンダSの電気接点8と反対側には弁ブロ
ック2が設けられている。この弁ブロック2には、操作
シリンダSと平行な高圧パイプ3を介して、操作シリン
ダSの電気接点8側が接続されているので、アキュムレ
ータ7の圧力が弁ブロック2へ導かれる構成となってい
る。
【0004】次に、上記液圧駆動装置のより具体的な構
成を説明する。すなわち、図7に示すように、ピストン
ロッド1の端部には、電気接点8が連結される連結部1
6が設けられ、操作シリンダSの連結部16側にはシリ
ンダヘッド17が固定されている。一方、弁ブロック2
の内部には、切換弁11が内蔵されるとともに、切換弁
11を駆動する投入側パイロット弁9及び遮断側パイロ
ット弁10が、ソレノイド13a,13bにより操作さ
れるように構成されている。操作シリンダSの操作時に
排出された作動液は、低圧タンク12を介して液圧ポン
プ5へ回収されるように構成されている。
【0005】さらに、操作シリンダS及び弁ブロック2
を覆うカバー4には、切換弁11に対する作動液圧を昇
圧する際に、切換弁11のシート部Aを予動によって押
し付けるためのピン14及び復帰バネ15が設けられて
いる。また、アキュムレータ7からシリンダヘッド17
に接続される配管の途中は、固定絞り又は可変絞りが設
けられることにより、作動流体の供給量を制御して、液
圧操作の動作をコントロール可能な構成となっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の液圧駆動装置の一例には、以下のような問
題点があった。すなわち、外気温又は太陽熱の直射等に
より装置内部の温度上昇があると、アキュムレータ7に
封入されたN2 ガスの体積膨脹により、作動液圧が上昇
する。例えば、常用圧力が31.5MPa〜33.5M
Paであるものが、35MPa〜38MPaまで上昇す
る場合がある。これに対処するため、操作シリンダSを
通常以上の高圧値に対応できるように耐圧設計し、圧力
上昇を抑えるためにリリーフ弁等を設けることが行われ
ている。
【0007】しかし、圧力上昇が生じると、これに比例
して操作力も増大するので、他の部品への伝達力が増大
することとなる。このため、操作シリンダSの強度を高
めるばかりでなく、電気接点側の部品を強化したり、ボ
ルト等の締結部分のゆるみ対策等も考慮する必要があ
る。
【0008】また、系統上開極位相制御が必要な場合に
は、各相間の動作のばらつきを最小限にすることが望ま
しい。しかし、日当たりの位置の違い等により各相の温
度の上昇が不均一になった場合、3相の液圧がそれぞれ
異なることになるため、操作スピードに差が生じる。
【0009】これに対処するため、特開昭62−150
617、実開昭63−146936に示す従来技術が提
案されている。これらの従来技術は、油圧回路の中の高
低圧間で高圧油を低圧側へ常時逃がし、高圧油のピーク
値を抑えて液圧ポンプ運転を頻ぱんに行なわせることに
より、3相間の圧力差を少量にするものである。しか
し、この方法は、ポンプ運転を頻ぱんに行なう必要があ
るため、圧力SWの接点の開閉回数が増え、SWの寿命
を低下させるという不利な点がある。
【0010】さらに、特開昭62−193023に示す
従来技術も提案されている。この従来技術は、油路に可
変絞りを設けたものであるが、自動の速度調整機能は持
たないため、高圧油化に対する動作の衝撃力の緩和につ
いては何ら寄与しない構造といえる。
【0011】本発明は、以上のような従来技術の問題点
を解決するために提案されたものであり、その目的は、
温度上昇による高圧化に対し、操作速度を制御し、他の
部品への衝撃力の増加を抑えることが可能な開閉器の液
圧駆動装置を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1記載の発明は、操作シリンダ内に摺動可
能に設けられたピストンロッドの一端が、開閉器の電気
接点部に接続され、前記操作シリンダ内の作動液圧の切
換えにより前記ピストンロッドが移動し、前記電気接点
部が開閉する開閉器の液圧駆動装置において、前記操作
シリンダへの作動液の供給口近傍に、作動液の圧力変動
に応じて流量を調整する流量調整弁が設けられているこ
とを特徴とする。
【0013】以上のような請求項1記載の発明では、外
気温又は太陽熱の直射等により、装置内部の温度上昇が
あった場合、作動液圧が上昇しても、これに応じて流量
調整弁により作動液の流量が制限されるので、操作速度
及び他の部材への衝撃力が緩和される。
【0014】請求項2記載の発明は、請求項1記載の開
閉器の液圧駆動装置において、前記操作シリンダに設け
られたシリンダヘッドに、前記供給口への作動液の供給
路が形成され、前記シリンダヘッド内の前記供給路に直
交する位置に、作動液圧の変動に応じて前記流量調整弁
が摺動可能に設けられ、前記供給路における作動液の流
れに対する抵抗が前記流量調整弁の摺動により変化する
ように、前記流量調整弁の一部に、当該摺動方向に従っ
て段階的に径を変化させた絞り部が設けられていること
を特徴とする。
【0015】以上のような請求項2記載の発明では、外
気温又は太陽熱の直射等により、装置内部の温度上昇が
あった場合、作動液圧が上昇し、流量調整弁が摺動す
る。すると、絞り部が移動して供給路における作動液の
流れに対する抵抗が増大するので、作動液の流量が制限
されるので、操作速度及び他の部材への衝撃力が緩和さ
れる。
【0016】請求項3記載の発明は、請求項2記載の開
閉器の液圧駆動装置において、前記流量調整弁に、前記
供給路の作動液が流入可能な小孔が設けられ、前記シリ
ンダヘッド内における前記供給路に直交する方向に、前
記流量調整弁の一端が挿通可能な穴が設けられ、前記小
孔から流入した作動液の液圧が、前記流量調整弁を前記
穴から排出する方向に付勢するように、前記穴に挿通さ
れる前記流量調整弁の端部に、前記小孔に連通した滞留
部が設けられ、前記流量調整弁を前記穴に挿入する方向
に付勢するバネが設けられていることを特徴とする。
【0017】以上のような請求項3記載の発明では、外
気温又は太陽熱の直射等により、装置内部の温度上昇が
あった場合、作動液圧が上昇し、小孔から滞留部に流入
する作動液量が増大する。すると、流量調整弁がバネの
付勢力に抗して穴から排出する方向に付勢されるので、
流量調整弁が摺動する。したがって、絞り部が移動して
供給路における作動液の流れに対する抵抗が増大し、作
動液の流量が制限されるので、操作速度及び他の部材へ
の衝撃力が緩和される。その後、作動液圧が低下した場
合には、小孔から滞留部に流入する作動液量が減少す
る。すると、流量調整弁がバネの付勢力により、穴に挿
入される方向に摺動する。したがって、絞り部が移動し
て供給路における作動液の流れに対する抵抗が、通常時
の状態に復帰する。
【0018】請求項4記載の発明は、請求項1〜3のい
ずれか1項に記載の開閉器の液圧駆動装置において、前
記シリンダヘッド内における前記供給路に直交する方向
に、前記流量調整弁が摺動可能な弁管が形成され、前記
弁管と前記流量調整弁との間に、前記流量調整弁の摺動
をガイドする筒状のガイド部材が設けられていることを
特徴とする。
【0019】以上のような請求項4記載の発明では、弁
管と流量調整弁との間にガイド部材が設けられているの
で、流量調整弁の摺動が安定する。
【0020】請求項5記載の発明は、請求項4記載の開
閉器の液圧駆動装置において、前記弁管及び前記穴は、
前記供給路を挟んで同一直線上に設けられ、前記ガイド
部材が、前記供給路に直交して前記穴に達する長さに形
成され、前記供給路内における前記ガイド部材には、前
記作動液が流通可能な流通穴が形成されていることを特
徴とする。
【0021】以上のような請求項5記載の発明では、ガ
イド部材が、同一直線上の弁管から穴までの長さを有し
ているので、流量調整弁が全長に渡ってガイドされる。
従って、流量調整弁の摺動がより一層安定する。
【0022】請求項6記載の発明は、請求項4又は請求
項5記載の開閉器の液圧駆動装置において、前記ガイド
部材に、前記流量調整弁の一部が当接するストッパーが
形成され、前記流量調整弁の摺動の一端が、前記穴の底
面に当たり止まる位置であり、前記流量調整弁の摺動の
他端が、前記ストッパーに当たり止まる位置であること
を特徴とする。
【0023】以上のような請求項6記載の発明では、ガ
イド部材のストッパーと、穴の底面とによって、操作シ
リンダからの流量調整弁の抜けが防止される。
【0024】
【発明の実施の形態】本発明の開閉器の液圧駆動装置の
実施の形態を、図面に従って以下に説明する。なお、従
来技術と同一の部材は同一の符号を付し、説明は省略す
る。
【0025】(1)第1の実施の形態 請求項1〜4記載の発明に対応する一つの実施の形態
を、第1の実施の形態として、図1、図2に従って以下
に説明する。なお、図1は液圧駆動装置の全体構成の縦
断面図、図2は流量調整弁の縦断面図である。また、図
6、図7に示した従来技術と同一の部材は同一の符号を
付し、説明は省略する。
【0026】(構成)まず、本実施の形態の構成を説明
する。すなわち、図1に示すように、操作シリンダSの
上部に設けられたシリンダヘッド17には、接続配管1
8を介してアキュムレータ7が接続されるとともに、操
作シリンダSへの作動液の流入口近傍に流量調整弁19
が設けられている。
【0027】この流量調整弁19の構成は以下の通りで
ある。すなわち、図2に示すように、シリンダヘッド1
7内には、操作シリンダSと直交する方向に作動液の流
入路26が形成されている。そして、シリンダヘッド1
7内の流入路26の上方で、流入路26に対して垂直な
方向に、弁管22が形成されている。この弁管22には
弁20が摺動可能に挿通され、弁管22と弁20との間
には、弁20の摺動をガイドする筒状のガイド部材22
aが設けられている。
【0028】シリンダヘッド17内の流入路26の下方
で、弁管22の延長線上には、弁20の下端が挿通する
穴27が形成されている。弁20の下方は、弁管22の
下端から穴27の上端との間において、流入路26内に
直交するように露出しているので、流入路26内の作動
液の流れに対する抵抗となっている。そして、穴27に
挿通される弁20の下端には、下方に行くに従って段階
的に径が広がった絞り部20aが設けられている。
【0029】この絞り部20aの上部には、弁20を流
入路26と平行な方向に貫く小孔20bが形成されてい
る。そして、絞り部20aの内部には、穴27の底を底
面として作動液が滞留可能な空間を形成する滞留部20
cが形成され、この滞留部20cは小孔20bに連通さ
れている。
【0030】さらに、弁20の上部はフランジ23によ
って摺動可能にガイドされている。このフランジ23か
ら突出した弁20の上端には、ナット25によって止め
板24が締め付け固定されている。そして、フランジ2
3内の天井と弁20の絞り部20a上端との間には、弁
20を下方に付勢するバネ21が設けられている。
【0031】(作用)以上のような構成を有する本実施
の形態の作用は以下の通りである。すなわち、液圧駆動
装置内の液圧が温度上昇等で高くなった場合、弁20の
小孔20bから流入する作動液量が増大し、滞留部20
c内の圧力が上昇する。すると、弁20がバネ21の付
勢力に抗して上方へ移動するので、流入路26の絞り部
20aが上昇する。流入路26内の絞り部20の径は下
方になるに従って大きくなっているので、絞り部20a
が上昇すると、流入路26に対する流路抵抗が高くな
る。従って、一定時間当たりの操作シリンダへの作動液
の供給量が減少し、シリンダロッドの移動速度が低下す
る。
【0032】このような、操作圧力上昇に対応した操作
速度の低減作用を、図3のグラフに示す。すなわち、流
量調整弁がない駆動装置の場合には、操作圧力の上昇に
比例して操作速度又は衝撃力が上昇する。一方、流量調
整弁19が設けられた本実施の形態の駆動装置の場合に
は、操作圧力が上昇するに従い、操作速度又は衝撃力の
上昇率が減少する。
【0033】(効果)以上のような本実施の形態の効果
は、以下の通りである。すなわち、操作圧力の上昇に応
じて、自動的に操作速度の上昇率を低減させることがで
きるので、減圧ポンプ運転を頻ぱんに行なう等の作業を
要せず、3相それぞれの動作特性のばらつきを最少限に
抑えることができる。また、動作開始および終端時の衝
撃力を減少させることができるので、電気接点部の構成
部品の肉厚を厚くする等の強度を高める工夫が不要とな
り、製造コストの低減を図ることができる。
【0034】そして、部品締結部に発生する衝撃力も減
るので、ボルト等のゆるみの心配がなくなる。さらに、
操作シリンダが動作する時の液圧の消費量を抑えること
が可能となることから、液圧降下量が少なくなり、アキ
ュムレータ7の容量に余裕を持たせることが可能にな
る。
【0035】(2)第2の実施の形態 請求項1〜5記載の発明に対応する一つの実施の形態
を、第2の実施の形態として、図4に従って以下に説明
する。なお、本実施の形態の基本構成は第1の実施の形
態と同様である。
【0036】(構成)まず、本実施の形態の構成を説明
する。すなわち、流量調整弁19においては、弁管22
から穴27にまでに達する長さの筒状のガイド部材22
bが、流入路26に対して直交するように設けられてい
る。このガイド部材22bにおける流入路26内に露出
した部分には、流入路26の径に相当する流通穴22c
が、流入路26と平行な方向に貫通するように形成され
ている。そして、ガイド部材22bの上端は、フランジ
23に対して固定ピン28によって固定されている。
【0037】(作用・効果)以上のような本実施の形態
によれば、第1の実施の形態と同様に、操作速度が自動
調整されるとともに、以下のような作用・効果を奏す
る。
【0038】すなわち、ガイド部材22bは、弁管22
の上端から穴27の底面までの長さを有しているので、
弁20の摺動がガイドされる距離が、第1の実施の形態
よりも長い。従って、第1の実施の形態に比べて弁20
の摺動がよりスムーズで安定したものとなる。
【0039】また、ガイド部材22bは固定ピン28に
より固定されているので、回転が防止される。従って、
流通穴22cの方向が変わることが原因で、流入路26
が塞がれることが防止される。
【0040】(3)第3の実施の形態 請求項1〜4及び請求項6記載の発明に対応する一つの
実施の形態を、図5に従って以下に説明する。なお、本
実施の形態の基本構成は第1の実施の形態と同様であ
る。
【0041】(構成)まず、本実施の形態の構成を説明
する。すなわち、流量調整弁19においては、弁管22
に設けられたガイド部材22aの下端に、弁20の絞り
部20aの上端に当接するストッパー22dが形成され
ている。
【0042】(作用・効果)以上のような本実施の形態
によれば、第1の実施の形態と同様に、操作速度が自動
調整されるとともに、以下のような作用・効果を奏す
る。すなわち、弁20が圧力によって上方へ移動した場
合であっても、絞り部20aの上端がガイド部材22a
のストッパー22dに当たるため、ある位置以上には上
に行かない。従って、弁20の上部におけるフランジ2
3aに対して強い力が加わることがなく、フランジ23
aから抜け出ることもないので、ナット25や止め板2
4等の部品数を削減することが可能となる。
【0043】(4)他の実施の形態 本発明は、以上のような実施の形態に限定されることは
なく、各部材の材質、大きさ、形状等は適宜変更可能で
ある。例えば、弁20をより長くするとともに穴27を
より深く形成し、絞り部20aの位置を弁20の中間部
近傍に形成することにより、弁20の摺動の安定化を図
ることも可能である。また、第2の実施の形態と第3の
実施の形態とを組み合わせた構成とすることも可能であ
る。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、操
作シリンダへの作動液の供給口近傍に、作動液の圧力変
動に応じて流量を調整する流量調整弁を設けることによ
り、温度上昇による高圧化に対し、操作速度を制御し、
他の部品への衝撃力の増加を抑えることが可能な開閉器
の液圧駆動装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の開閉器の液圧駆動装置の形態の全体構
成を示す縦断面図である。
【図2】本発明の開閉器の液圧駆動装置における第1の
実施の形態の流量調整弁を示す縦断面図である。
【図3】本発明の開閉器の液圧駆動装置における圧力変
化に対する操作速度及び衝撃力の関係を表したグラフを
示す図である。
【図4】本発明の開閉器の液圧駆動装置における第2の
実施の形態の流量調整弁を示す縦断面図である。
【図5】本発明の開閉器の液圧駆動装置における第3の
実施の形態の流量調整弁を示す縦断面図である。
【図6】従来の開閉器の液圧駆動装置の一例における油
圧回路を示す説明図である。
【図7】図3の従来例の全体構成を示す縦断面図であ
る。
【符号の説明】
1…ピストンロッド 2…弁ブロック 3…高圧パイプ 4…カバー 5…液圧ポンプ 6…高圧配管 7…アキュムレータ 8…電気接点 9…投入側パイロット弁 10…遮断側パイロット弁 11…切換弁 12…低圧タンク 13a,13b…ソレノイド 14…ピン 15…バネ 16…連結部 17…シリンダヘッド 18…接続配管 19…流量調整弁 20…弁 20a…絞り部 20b…小孔 20c…滞留部 21…バネ 22…弁管 22a,22b…ガイド部材 22c…流通穴 22d…ストッパー 23,23a…フランジ 24…止め板 25…ナット 26…流入路 27…穴 28…固定ピン

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操作シリンダ内に摺動可能に設けられた
    ピストンロッドの一端が、開閉器の電気接点部に接続さ
    れ、前記操作シリンダ内の作動液圧の切換えにより前記
    ピストンロッドが移動し、前記電気接点部が開閉する開
    閉器の液圧駆動装置において、 前記操作シリンダへの作動液の供給口近傍に、作動液の
    圧力変動に応じて流量を調整する流量調整弁が設けられ
    ていることを特徴とする開閉器の液圧駆動装置。
  2. 【請求項2】 前記操作シリンダに設けられたシリンダ
    ヘッドに、前記供給口への作動液の供給路が形成され、 前記シリンダヘッド内の前記供給路に直交する位置に、
    作動液圧の変動に応じて前記流量調整弁が摺動可能に設
    けられ、 前記供給路における作動液の流れに対する抵抗が前記流
    量調整弁の摺動により変化するように、前記流量調整弁
    の一部に、当該摺動方向に従って段階的に径を変化させ
    た絞り部が設けられていることを特徴とする請求項1記
    載の開閉器の液圧駆動装置。
  3. 【請求項3】 前記流量調整弁に、前記供給路の作動液
    が流入可能な小孔が設けられ、 前記シリンダヘッド内における前記供給路に直交する方
    向に、前記流量調整弁の一端が挿通可能な穴が設けら
    れ、 前記小孔から流入した作動液の液圧が、前記流量調整弁
    を前記穴から排出する方向に付勢するように、前記穴に
    挿通される前記流量調整弁の端部に、前記小孔に連通し
    た滞留部が設けられ、 前記流量調整弁を前記穴に挿入する方向に付勢するバネ
    が設けられていることを特徴とする請求項2記載の開閉
    器の液圧駆動装置。
  4. 【請求項4】 前記シリンダヘッド内における前記供給
    路に直交する方向に、前記流量調整弁が摺動可能な弁管
    が形成され、 前記弁管と前記流量調整弁との間に、前記流量調整弁の
    摺動をガイドする筒状のガイド部材が設けられているこ
    とを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の開
    閉器の液圧駆動装置。
  5. 【請求項5】 前記弁管及び前記穴は、前記供給路を挟
    んで同一直線上に設けられ、 前記ガイド部材が、前記供給路に直交して前記穴に達す
    る長さに形成され、 前記供給路内における前記ガイド部材には、前記作動液
    が流通可能な流通穴が形成されていることを特徴とする
    請求項4記載の開閉器の液圧駆動装置。
  6. 【請求項6】 前記ガイド部材に、前記流量調整弁の一
    部が当接するストッパーが形成され、 前記流量調整弁の摺動の一端が、前記穴の底面に当たり
    止まる位置であり、 前記流量調整弁の摺動の他端が、前記ストッパーに当た
    り止まる位置であることを特徴とする請求項4又は請求
    項5記載の開閉器の液圧駆動装置。
JP33943495A 1995-12-26 1995-12-26 開閉器の液圧駆動装置 Pending JPH09180590A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33943495A JPH09180590A (ja) 1995-12-26 1995-12-26 開閉器の液圧駆動装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33943495A JPH09180590A (ja) 1995-12-26 1995-12-26 開閉器の液圧駆動装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09180590A true JPH09180590A (ja) 1997-07-11

Family

ID=18327435

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP33943495A Pending JPH09180590A (ja) 1995-12-26 1995-12-26 開閉器の液圧駆動装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09180590A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105909589A (zh) * 2016-06-20 2016-08-31 山东泰开高压开关有限公司 一种液压操动机构用复合缸体

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105909589A (zh) * 2016-06-20 2016-08-31 山东泰开高压开关有限公司 一种液压操动机构用复合缸体
CN105909589B (zh) * 2016-06-20 2018-05-01 山东泰开高压开关有限公司 一种液压操动机构用复合缸体

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3655938B2 (ja) 内燃機関用の燃料噴射装置
US4590968A (en) Pilot valve operated pressure reducing valve
KR20020061600A (ko) 지연 개방 가스 밸브
KR101061192B1 (ko) 중장비용 유압제어밸브
KR100976358B1 (ko) 유압 제어 장치
JP6753794B2 (ja) 流体制御弁及び流体弁制御装置
US8622080B2 (en) Pressure reducer
JPH1162901A (ja) 油圧制御装置
JPH09180590A (ja) 開閉器の液圧駆動装置
US6752168B1 (en) System for controlling the working conditions for mechanical pumps, and a regulation valve for such a system
JPH07139307A (ja) 制御弁用アクチュエータ
JP2005519225A (ja) ガス交換弁を制御するための装置
JPS607024A (ja) 電気回路遮断器用油圧制御装置
KR100479297B1 (ko) 부스터 펌프용 제어밸브 시스템
JP2004515723A (ja) パイロット制御式の圧力遮断弁
JP3334560B2 (ja) 油圧操作器
KR100346091B1 (ko) 차단기의 유체압 구동장치
EP4214428B1 (en) Hydraulic valve block and hydraulic unit for closed circuit applications
JPH08100805A (ja) 油圧制御装置
JP2008128442A (ja) 弁装置
KR20030052723A (ko) 건설중장비용 유량 가변제어장치
JP3752153B2 (ja) 圧力補償油圧回路
JPH0743565Y2 (ja) パイロットバルブ装置
KR100208733B1 (ko) 유압조절장치
JPS6187903A (ja) 蒸気制御弁