JPH091803A - インクジェットヘッド、該インクジェットヘッドを用いたヘッドカートリッジ、インクジェット記録装置およびヘッドキット - Google Patents
インクジェットヘッド、該インクジェットヘッドを用いたヘッドカートリッジ、インクジェット記録装置およびヘッドキットInfo
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- JPH091803A JPH091803A JP15367295A JP15367295A JPH091803A JP H091803 A JPH091803 A JP H091803A JP 15367295 A JP15367295 A JP 15367295A JP 15367295 A JP15367295 A JP 15367295A JP H091803 A JPH091803 A JP H091803A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 Ta膜等の導電性保護膜の存在する部位を必
要最小限の場所に限定することにより、絶縁膜破壊の起
こり得る確率をなるべく低く抑える様にしたインクジェ
ットヘッド、該インクジェットヘッドを用いたヘッドカ
ートリッジ、インクジェット記録装置およびヘッドキッ
トを提供すること。 【構成】 複数個の電気熱変換素子をシリコン基板12
上に有し、これらの素子に通電することによりインクを
加熱し吐出を行なうインクジェットヘッドの基板上に、
インクから基板を保護するための導電性の保護膜として
Taを、液室境界線16によって囲まれる範囲内におい
てTa膜境界線11によって囲まれる、電気熱変換素子
の発熱抵抗体14(R1〜R128)上のみに、あるい
はインク液室直下のアルミ配線パターン13上および発
熱抵抗体上のみに、存在するように形成する。
要最小限の場所に限定することにより、絶縁膜破壊の起
こり得る確率をなるべく低く抑える様にしたインクジェ
ットヘッド、該インクジェットヘッドを用いたヘッドカ
ートリッジ、インクジェット記録装置およびヘッドキッ
トを提供すること。 【構成】 複数個の電気熱変換素子をシリコン基板12
上に有し、これらの素子に通電することによりインクを
加熱し吐出を行なうインクジェットヘッドの基板上に、
インクから基板を保護するための導電性の保護膜として
Taを、液室境界線16によって囲まれる範囲内におい
てTa膜境界線11によって囲まれる、電気熱変換素子
の発熱抵抗体14(R1〜R128)上のみに、あるい
はインク液室直下のアルミ配線パターン13上および発
熱抵抗体上のみに、存在するように形成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インクジェットヘッ
ド、該インクジェットヘッドを用いたヘッドカートリッ
ジ、インクジェット記録装置およびヘッドキットに関す
るものである。
ド、該インクジェットヘッドを用いたヘッドカートリッ
ジ、インクジェット記録装置およびヘッドキットに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、インクジェット記録ヘッドの構成
は、電気熱変換素子アレイをシリコン基板上に形成し、
この電気熱変換素子の駆動回路として、前記シリコン基
板外部に駆動用集積回路基板を設け、両基板の間の接続
をワイヤボンディング等の電気的接続手段を用いて行っ
ている。
は、電気熱変換素子アレイをシリコン基板上に形成し、
この電気熱変換素子の駆動回路として、前記シリコン基
板外部に駆動用集積回路基板を設け、両基板の間の接続
をワイヤボンディング等の電気的接続手段を用いて行っ
ている。
【0003】図13は従来の記録ヘッドの具体例を示す
分解斜視図である。図中、基板40上に形成されたイン
クを吐出する吐出口41に連通するインク流路42内に
は、流入開口43からインクが流入されるようになって
いる。このインク流路42の吐出口41の近傍には、気
泡を形成してインクを吐出するために利用される熱エネ
ルギを発生する電気熱変換体44が配設されている。
分解斜視図である。図中、基板40上に形成されたイン
クを吐出する吐出口41に連通するインク流路42内に
は、流入開口43からインクが流入されるようになって
いる。このインク流路42の吐出口41の近傍には、気
泡を形成してインクを吐出するために利用される熱エネ
ルギを発生する電気熱変換体44が配設されている。
【0004】インク流路42は、基板40、天板45お
よびこれらの間に所定間隔で設けられた隔壁46によっ
て画成されている。また、基板40および天板45の間
には、隔壁46により、流入開口43を介してインク流
路42に連通する共通液室47が画成されており、天板
45には共通液室47にインクを供給するための供給口
48が形成されている。基板40と電気熱変換体44は
一体に形成されてヒーターボードとしてもよく、天板4
5と隔壁46は一体に形成されたオリフィスプレートで
あってもよい。
よびこれらの間に所定間隔で設けられた隔壁46によっ
て画成されている。また、基板40および天板45の間
には、隔壁46により、流入開口43を介してインク流
路42に連通する共通液室47が画成されており、天板
45には共通液室47にインクを供給するための供給口
48が形成されている。基板40と電気熱変換体44は
一体に形成されてヒーターボードとしてもよく、天板4
5と隔壁46は一体に形成されたオリフィスプレートで
あってもよい。
【0005】図14は記録ヘッドの駆動に関する部分の
斜視図である。図14において、51は部品を固定する
ためのアルミ・ベース・プレート、52はプリント板で
あり、プリント板上に駆動用集積回路54が実装されて
いる。また、プリント板52は、ヘッド外部と電気的接
続を行なう接触端子53を持っている。55は電気熱変
換素子アレイが形成されたシリコン基板であり、アルミ
・ベース・プレート51上に実装されている。プリント
基板52上に導体パターンが形成され、外部接続端子5
3と、駆動用集積回路54間をワイヤボンディングを用
いることにより接続している。また、駆動用集積回路5
4内にはトランジスタアレイが存在し該トランジスタ
は、シリコン基板55とワイヤボンディングにより接続
されている。
斜視図である。図14において、51は部品を固定する
ためのアルミ・ベース・プレート、52はプリント板で
あり、プリント板上に駆動用集積回路54が実装されて
いる。また、プリント板52は、ヘッド外部と電気的接
続を行なう接触端子53を持っている。55は電気熱変
換素子アレイが形成されたシリコン基板であり、アルミ
・ベース・プレート51上に実装されている。プリント
基板52上に導体パターンが形成され、外部接続端子5
3と、駆動用集積回路54間をワイヤボンディングを用
いることにより接続している。また、駆動用集積回路5
4内にはトランジスタアレイが存在し該トランジスタ
は、シリコン基板55とワイヤボンディングにより接続
されている。
【0006】図15に、シリコン基板55の平面図を示
す。61はシリコン基板の最上面を覆うTa膜の境界
線、62はプリント板、63はアルミ配線パターン、6
4は発熱抵抗体、65はパッドである。該基板上には、
R1,R2,R3…R127,R128の128個の発
熱抵抗体群64が用いられている。65は基板外部とワ
イヤボンディングするためのパッド群であり、発熱抵抗
体と、該パッドは、アルミ配線パターン63にて電気的
に結合されている。
す。61はシリコン基板の最上面を覆うTa膜の境界
線、62はプリント板、63はアルミ配線パターン、6
4は発熱抵抗体、65はパッドである。該基板上には、
R1,R2,R3…R127,R128の128個の発
熱抵抗体群64が用いられている。65は基板外部とワ
イヤボンディングするためのパッド群であり、発熱抵抗
体と、該パッドは、アルミ配線パターン63にて電気的
に結合されている。
【0007】シリコン基板55の最上面を覆うTa膜の
境界線61より発熱抵抗体64側の基板表面は全面的に
ベタでTaで覆われている。境界線61よりパッド65
側の基板表面にはTaは存在しない。そもそもTa膜
は、インクから、基板上に形成されたアルミ配線63を
保護するために形成するものである。
境界線61より発熱抵抗体64側の基板表面は全面的に
ベタでTaで覆われている。境界線61よりパッド65
側の基板表面にはTaは存在しない。そもそもTa膜
は、インクから、基板上に形成されたアルミ配線63を
保護するために形成するものである。
【0008】図15のシリコン基板55をB−B′線に
沿って仮に切断したときの断面図を図16に図示する。
71はTa膜、72はSiO2 などの絶縁膜、73はア
ルミ配線パターンである。図16に示される様に、アル
ミ配線パターン73の周囲を絶縁膜72としてのSiO
2 膜で絶縁し、さらにその上部を全面ベタでTa膜71
で覆っている。こうすることにより、インクにより腐蝕
されるのを防いでいる。
沿って仮に切断したときの断面図を図16に図示する。
71はTa膜、72はSiO2 などの絶縁膜、73はア
ルミ配線パターンである。図16に示される様に、アル
ミ配線パターン73の周囲を絶縁膜72としてのSiO
2 膜で絶縁し、さらにその上部を全面ベタでTa膜71
で覆っている。こうすることにより、インクにより腐蝕
されるのを防いでいる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来例では、Ta膜は導体であるので、外部端子から、
静電気放電や、雷インパルスノイズなど短時間にきわめ
て高圧のノイズが侵入してきたとき、電荷がアルミパタ
ーン内に蓄積し、高電位となった、アルミ配線パターン
とTa膜間の絶縁膜中に高電界が生じ、ついには絶縁膜
が破壊してしまう。よって、この絶縁膜破壊の発生確率
が高いために、ヘッドの信頼性が低いという欠点があっ
た。
従来例では、Ta膜は導体であるので、外部端子から、
静電気放電や、雷インパルスノイズなど短時間にきわめ
て高圧のノイズが侵入してきたとき、電荷がアルミパタ
ーン内に蓄積し、高電位となった、アルミ配線パターン
とTa膜間の絶縁膜中に高電界が生じ、ついには絶縁膜
が破壊してしまう。よって、この絶縁膜破壊の発生確率
が高いために、ヘッドの信頼性が低いという欠点があっ
た。
【0010】従って、本発明の目的は、Ta膜などの導
電性の保護膜などの膜の存在する部位を必要最小限の場
所に限定することにより、絶縁膜破壊の起こり得る確率
をなるべく低く抑える様にしたインクジェットヘッド、
該インクジェットヘッドを用いたヘッドカートリッジ、
インクジェット記録装置およびヘッドキットを提供する
ことである。
電性の保護膜などの膜の存在する部位を必要最小限の場
所に限定することにより、絶縁膜破壊の起こり得る確率
をなるべく低く抑える様にしたインクジェットヘッド、
該インクジェットヘッドを用いたヘッドカートリッジ、
インクジェット記録装置およびヘッドキットを提供する
ことである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、本発明の第1の解決手段に従うインクジェットヘッ
ドは、複数個の電気熱変換素子を基板上に有し、該素子
に通電することによりインクを加熱し吐出を行なうイン
クジェットヘッドにおいて、基板上にインクから基板を
保護するための導電性の保護膜を有し、該保護膜が前記
電気熱変換素子の発熱抵抗体上のみに存在することを特
徴とする。
め、本発明の第1の解決手段に従うインクジェットヘッ
ドは、複数個の電気熱変換素子を基板上に有し、該素子
に通電することによりインクを加熱し吐出を行なうイン
クジェットヘッドにおいて、基板上にインクから基板を
保護するための導電性の保護膜を有し、該保護膜が前記
電気熱変換素子の発熱抵抗体上のみに存在することを特
徴とする。
【0012】本発明の第2の解決手段に従うインクジェ
ットヘッドは、複数個の電気熱変換素子を基板上に有
し、該素子に通電することによりインクを加熱し吐出を
行なうインクジェットヘッドにおいて、基板上にインク
から基板を保護するための導電性の保護膜を有し、該保
護膜がインク液室直下のアルミ導電パターン上および前
記電気熱変換素子の発熱抵抗体上のみに存在することを
特徴とする。
ットヘッドは、複数個の電気熱変換素子を基板上に有
し、該素子に通電することによりインクを加熱し吐出を
行なうインクジェットヘッドにおいて、基板上にインク
から基板を保護するための導電性の保護膜を有し、該保
護膜がインク液室直下のアルミ導電パターン上および前
記電気熱変換素子の発熱抵抗体上のみに存在することを
特徴とする。
【0013】本発明の第3の解決手段に従うインクジェ
ットヘッドは、上述の第1または第2の解決手段に従う
インクジェットヘッドにおいて、前記導電性の保護膜は
Taからなることを特徴とする。
ットヘッドは、上述の第1または第2の解決手段に従う
インクジェットヘッドにおいて、前記導電性の保護膜は
Taからなることを特徴とする。
【0014】本発明の第4の解決手段に従うインクジェ
ットヘッドは、上述の第1または第2の解決手段に従う
インクジェットヘッドにおいて、前記電気熱変換素子は
前記発熱抵抗体の熱によって液体に膜沸騰を生じさせる
ことで気泡を発生することを特徴とする。
ットヘッドは、上述の第1または第2の解決手段に従う
インクジェットヘッドにおいて、前記電気熱変換素子は
前記発熱抵抗体の熱によって液体に膜沸騰を生じさせる
ことで気泡を発生することを特徴とする。
【0015】本発明の第5の解決手段に従うヘッドカー
トリッジは、上述の第1〜第4の解決手段のいずれかに
記載のインクジェットヘッドと、該インクジェットヘッ
ドに供給される液体を保持する液体容器とを有すること
を特徴とする。
トリッジは、上述の第1〜第4の解決手段のいずれかに
記載のインクジェットヘッドと、該インクジェットヘッ
ドに供給される液体を保持する液体容器とを有すること
を特徴とする。
【0016】本発明の第6の解決手段に従うヘッドカー
トリッジは、上述の第5の解決手段に従うヘッドカート
リッジにおいて、前記インクジェットヘッドと、前記液
体容器とは分離可能であることを特徴とする。
トリッジは、上述の第5の解決手段に従うヘッドカート
リッジにおいて、前記インクジェットヘッドと、前記液
体容器とは分離可能であることを特徴とする。
【0017】本発明の第7の解決手段に従うヘッドカー
トリッジは、上述の第5または第6の解決手段に従うヘ
ッドカートリッジにおいて、前記液体容器には液体が再
充填されていることを特徴とする。
トリッジは、上述の第5または第6の解決手段に従うヘ
ッドカートリッジにおいて、前記液体容器には液体が再
充填されていることを特徴とする。
【0018】本発明の第8の解決手段に従うインクジェ
ット記録装置は、上述の第1〜第4の解決手段のいずれ
かに従うインクジェットヘッドと、該インクジェットヘ
ッドから液体を吐出させるための駆動信号を供給する駆
動信号供給手段とを有することを特徴とする。
ット記録装置は、上述の第1〜第4の解決手段のいずれ
かに従うインクジェットヘッドと、該インクジェットヘ
ッドから液体を吐出させるための駆動信号を供給する駆
動信号供給手段とを有することを特徴とする。
【0019】本発明の第9の解決手段に従うインクジェ
ット記録装置は、上述の第1〜第4の解決手段のいずれ
かに従うインクジェットヘッドと、 該インクジェット
ヘッドから吐出された液体を受ける被記録媒体を搬送す
る被記録媒体搬送手段とを有することを特徴とする。
ット記録装置は、上述の第1〜第4の解決手段のいずれ
かに従うインクジェットヘッドと、 該インクジェット
ヘッドから吐出された液体を受ける被記録媒体を搬送す
る被記録媒体搬送手段とを有することを特徴とする。
【0020】本発明の第10の解決手段に従うヘッドキ
ットは、上述の第1〜第4の解決手段のいずれかに従う
インクジェットヘッドと、インクを充填するためのイン
ク充填手段とが設けられたことを特徴とする。
ットは、上述の第1〜第4の解決手段のいずれかに従う
インクジェットヘッドと、インクを充填するためのイン
ク充填手段とが設けられたことを特徴とする。
【0021】
【作用】本発明によれば、導電性の保護膜、例えばTa
膜、の存在する部位を必要最少限の場所に限定すること
により、絶縁膜破壊のおこり得る確率をなるべく低く抑
える様にしたものである。すなわち、本発明では、導電
性保護膜を発熱抵抗体上のみに、あるいは該保護膜がイ
ンク液室直下のアルミ導電パターン上および電気熱変換
素子の発熱抵抗体上のみに存在するように形成すること
により、液室外でのTa膜に関する破壊モードを無く
し、また液室内も、Si基板上に存在するゴミ、ブツ等
が介在したTa膜のショート破壊を免れる。このため、
Ta膜を全面ベタとした場合と比し、きわめて信頼性の
高いヘッドを実現し得る。
膜、の存在する部位を必要最少限の場所に限定すること
により、絶縁膜破壊のおこり得る確率をなるべく低く抑
える様にしたものである。すなわち、本発明では、導電
性保護膜を発熱抵抗体上のみに、あるいは該保護膜がイ
ンク液室直下のアルミ導電パターン上および電気熱変換
素子の発熱抵抗体上のみに存在するように形成すること
により、液室外でのTa膜に関する破壊モードを無く
し、また液室内も、Si基板上に存在するゴミ、ブツ等
が介在したTa膜のショート破壊を免れる。このため、
Ta膜を全面ベタとした場合と比し、きわめて信頼性の
高いヘッドを実現し得る。
【0022】また、Ta膜がSi基板上に存在する部位
が限定されてくるため、暖められたSi基板の熱は、イ
ンクに伝導しやすく、インクの温度が上昇し、結果とし
てインクが発泡し易い。
が限定されてくるため、暖められたSi基板の熱は、イ
ンクに伝導しやすく、インクの温度が上昇し、結果とし
てインクが発泡し易い。
【0023】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。
に説明する。
【0024】(実施例1)本発明のインクジェットヘッ
ドの一つの具体例を図1に示す。図1はヘッドの発熱抵
抗体群が設けられたシリコン基板12の平面図である。
ドの一つの具体例を図1に示す。図1はヘッドの発熱抵
抗体群が設けられたシリコン基板12の平面図である。
【0025】14は、R1,R2,…R126,R12
7,R128の合計128個からなる発熱抵抗体群であ
る。15はパッド、13はアルミ配線パターン、16は
液室境界線、11はTa膜境界線である。パッド15か
らワイヤボンディングを用いて駆動用集積回路と電気的
に接続させ、外部から信号を与えることにより、駆動用
集積回路内のトランジスタをオンし、通電してパルスを
与えることにより、発熱抵抗体をあたため、インクが加
熱され、バルブが発生し、ノイズからインクが吐出され
る。アルミ配線パターン13はその発熱抵抗体14と、
パッド15を電気的に接続している。また、液室境界線
16により、シリコン基板12上は大きく2つの部分に
分離され、液室境界線16の発熱抵抗体14側は、液室
内であり、シリコン基板表面にインクが接触するが、そ
れ以外のシリコン基板表面、つまり、液室境界線16よ
りパッド15側は、インク液室外であり、シリコン基板
表面がインクに接触することはない。
7,R128の合計128個からなる発熱抵抗体群であ
る。15はパッド、13はアルミ配線パターン、16は
液室境界線、11はTa膜境界線である。パッド15か
らワイヤボンディングを用いて駆動用集積回路と電気的
に接続させ、外部から信号を与えることにより、駆動用
集積回路内のトランジスタをオンし、通電してパルスを
与えることにより、発熱抵抗体をあたため、インクが加
熱され、バルブが発生し、ノイズからインクが吐出され
る。アルミ配線パターン13はその発熱抵抗体14と、
パッド15を電気的に接続している。また、液室境界線
16により、シリコン基板12上は大きく2つの部分に
分離され、液室境界線16の発熱抵抗体14側は、液室
内であり、シリコン基板表面にインクが接触するが、そ
れ以外のシリコン基板表面、つまり、液室境界線16よ
りパッド15側は、インク液室外であり、シリコン基板
表面がインクに接触することはない。
【0026】さらに、Ta膜の存在する場所はTa膜境
界線内に、すなわち液室内のアルミ配線パターンに沿っ
たアルミ配線パターン上部および発熱抵抗体14上部を
覆う形で存在している。こうすることにより、インクか
ら、発熱抵抗体およびアルミ配線パターンを保護してい
る。
界線内に、すなわち液室内のアルミ配線パターンに沿っ
たアルミ配線パターン上部および発熱抵抗体14上部を
覆う形で存在している。こうすることにより、インクか
ら、発熱抵抗体およびアルミ配線パターンを保護してい
る。
【0027】B−B′で仮に切断した場合の断面図を図
2に示す。23はAl配線パターン、22はSiO2 な
どの絶縁膜、21a,21b,21c,21dは、Ta
膜である。
2に示す。23はAl配線パターン、22はSiO2 な
どの絶縁膜、21a,21b,21c,21dは、Ta
膜である。
【0028】アルミ配線パターン23を絶縁するため、
そのまわりを絶縁膜22で覆い、さらにインクからアル
ミ配線パターン23を保護するために上部にTa膜21
a,21b,21c,21dを設けている。本例では、
アルミ配線パターン上のみにTa膜21の存在場所を限
定しているため、4つあるアルミ配線パターンに準じて
21a,21b,21c,21dの4つに分離されてい
る。シリコン面上からはTa膜が除去されている。
そのまわりを絶縁膜22で覆い、さらにインクからアル
ミ配線パターン23を保護するために上部にTa膜21
a,21b,21c,21dを設けている。本例では、
アルミ配線パターン上のみにTa膜21の存在場所を限
定しているため、4つあるアルミ配線パターンに準じて
21a,21b,21c,21dの4つに分離されてい
る。シリコン面上からはTa膜が除去されている。
【0029】Ta膜は公知の成膜技術により形成するこ
とができる。例えば、シリコン基板12上にアルミ配線
パターン23、発熱抵抗体14をフォトレジストを用い
た光リソグラフィ法により形成し、次いでSiO2 絶縁
膜22をCVD法で堆積し、さらにこの上にフォトレジ
ストを用いてTa膜を形成すべき場所以外の領域を覆っ
てTaを蒸着し、レジストを除去してTa膜21、21
b,21c,21dを形成したものである。
とができる。例えば、シリコン基板12上にアルミ配線
パターン23、発熱抵抗体14をフォトレジストを用い
た光リソグラフィ法により形成し、次いでSiO2 絶縁
膜22をCVD法で堆積し、さらにこの上にフォトレジ
ストを用いてTa膜を形成すべき場所以外の領域を覆っ
てTaを蒸着し、レジストを除去してTa膜21、21
b,21c,21dを形成したものである。
【0030】(実施例2)図3に他の実施例を示す。3
1はTa膜、32はシリコン基板、33はアルミ配線パ
ターン、34は発熱抵抗体、35はパッド、36a,3
6b,36cはそれぞれインク液室境界線である。当例
では、インク液室がイエロー,マゼンタ,シアンの3室
に分離された例である。36aがイエローインク液室の
境界線、36bがマゼンタのインク液室境界線、36c
がシアンインク液室の境界線である。発熱抵抗体群34
は3つのグループに分割され、R1〜R24がイエロ
ー、R25〜R48がマゼンタ、R49〜R72がシア
ンの液室内にあり、それぞれのインクを吐出する。Ta
膜はやはり図1の実施例の様に、インク液室内のアルミ
パターン、および発熱抵抗体上のみ設けられている。
1はTa膜、32はシリコン基板、33はアルミ配線パ
ターン、34は発熱抵抗体、35はパッド、36a,3
6b,36cはそれぞれインク液室境界線である。当例
では、インク液室がイエロー,マゼンタ,シアンの3室
に分離された例である。36aがイエローインク液室の
境界線、36bがマゼンタのインク液室境界線、36c
がシアンインク液室の境界線である。発熱抵抗体群34
は3つのグループに分割され、R1〜R24がイエロ
ー、R25〜R48がマゼンタ、R49〜R72がシア
ンの液室内にあり、それぞれのインクを吐出する。Ta
膜はやはり図1の実施例の様に、インク液室内のアルミ
パターン、および発熱抵抗体上のみ設けられている。
【0031】上述の実施例においては、いずれもTa膜
を例にとって説明したがTaに限らず、同様の目的で使
用される導電性物質、例えばW等、の膜についても同様
である。
を例にとって説明したがTaに限らず、同様の目的で使
用される導電性物質、例えばW等、の膜についても同様
である。
【0032】(実施例3)図4は、本発明の一実施例に
係るインクジェットプリント装置の概略を示す斜視図で
ある。
係るインクジェットプリント装置の概略を示す斜視図で
ある。
【0033】インクジェットプリント装置100におい
て、キャリッジ101は、互いに平行に延在する2本の
ガイド軸104および105と摺動可能に係合する。こ
れにより、キャリッジ101は、駆動用モータおよびそ
の駆動力を伝達するベルト等の駆動力伝達機構(いずれ
も不図示)により、ガイド軸104および105に沿っ
て移動することができる。キャリッジ101には、イン
クジェットヘッドと、このヘッドで用いられるインクを
収納するインク容器としてのインクタンクとを有するイ
ンクジェットユニット103が搭載される。
て、キャリッジ101は、互いに平行に延在する2本の
ガイド軸104および105と摺動可能に係合する。こ
れにより、キャリッジ101は、駆動用モータおよびそ
の駆動力を伝達するベルト等の駆動力伝達機構(いずれ
も不図示)により、ガイド軸104および105に沿っ
て移動することができる。キャリッジ101には、イン
クジェットヘッドと、このヘッドで用いられるインクを
収納するインク容器としてのインクタンクとを有するイ
ンクジェットユニット103が搭載される。
【0034】インクジェットユニット103は、インク
およびプリント性向上液としての処理液を吐出するため
のヘッドおよびこれに供給されるインクまたは処理液を
収納する容器としてのタンクからなる。すなわち、ブラ
ック(Bk)、シアン(C),マゼンタ(M)およびイ
エロー(Y)の4色の各インクをそれぞれ吐出する4個
のヘッドおよびこれらのそれぞれに対応して設けられる
タンクがインクジェットユニット103としてキャリッ
ジ101上に搭載される。各ヘッドとタンクとは相互に
着脱可能なものであり、タンク内のインクまたは処理液
が無くなった場合等、必要に応じて個々のインク色等毎
にタンクのみを交換できるよう設けられている。また、
ヘッドのみを必要に応じて交換できることは勿論であ
る。なお、ヘッドおよびタンクの着脱の構成は、上記の
例に限られず、ヘッドとタンクが一体に成形された構成
としてもよいことは勿論である。
およびプリント性向上液としての処理液を吐出するため
のヘッドおよびこれに供給されるインクまたは処理液を
収納する容器としてのタンクからなる。すなわち、ブラ
ック(Bk)、シアン(C),マゼンタ(M)およびイ
エロー(Y)の4色の各インクをそれぞれ吐出する4個
のヘッドおよびこれらのそれぞれに対応して設けられる
タンクがインクジェットユニット103としてキャリッ
ジ101上に搭載される。各ヘッドとタンクとは相互に
着脱可能なものであり、タンク内のインクまたは処理液
が無くなった場合等、必要に応じて個々のインク色等毎
にタンクのみを交換できるよう設けられている。また、
ヘッドのみを必要に応じて交換できることは勿論であ
る。なお、ヘッドおよびタンクの着脱の構成は、上記の
例に限られず、ヘッドとタンクが一体に成形された構成
としてもよいことは勿論である。
【0035】プリント媒体としての用紙106は、装置
の前端部に設けられる挿入口111から挿入され、最終
的にその搬送方向が反転され、送りローラ109によっ
て上記キャリッジ101の移動領域の下部に搬送され
る。これにより、キャリッジ101に搭載されたヘッド
からその移動に伴なってプラテン108によって支持さ
れた用紙106上のプリント領域にプリントがなされ
る。
の前端部に設けられる挿入口111から挿入され、最終
的にその搬送方向が反転され、送りローラ109によっ
て上記キャリッジ101の移動領域の下部に搬送され
る。これにより、キャリッジ101に搭載されたヘッド
からその移動に伴なってプラテン108によって支持さ
れた用紙106上のプリント領域にプリントがなされ
る。
【0036】以上のようにして、ヘッドの吐出口配列の
幅に対応した幅のプリントと用紙106の送りとを交互
に繰り返しながら、用紙106全体にプリントがなさ
れ、用紙106は装置前方に排出される。
幅に対応した幅のプリントと用紙106の送りとを交互
に繰り返しながら、用紙106全体にプリントがなさ
れ、用紙106は装置前方に排出される。
【0037】キャリッジ101の移動可能な領域の左端
には、キャリッジ101上の各ヘッドとそれらの下部に
おいて対向可能な回復系ユニット110が設けられ、こ
れにより非記録時等に各ヘッドの吐出口をキャップする
動作や各ヘッドの吐出口からインクを吸引する等の動作
を行うことができる。また、この左端部の所定位置はヘ
ッドのホームポジションとして設定される。
には、キャリッジ101上の各ヘッドとそれらの下部に
おいて対向可能な回復系ユニット110が設けられ、こ
れにより非記録時等に各ヘッドの吐出口をキャップする
動作や各ヘッドの吐出口からインクを吸引する等の動作
を行うことができる。また、この左端部の所定位置はヘ
ッドのホームポジションとして設定される。
【0038】一方、装置の右端部には、スイッチや表示
素子を備えた操作部107が設けられる。ここにおける
スイッチは装置電源のオン/オフや各種プリントモード
の設定時等に使用され、表示素子は装置の各種状態を表
示する役割をする。
素子を備えた操作部107が設けられる。ここにおける
スイッチは装置電源のオン/オフや各種プリントモード
の設定時等に使用され、表示素子は装置の各種状態を表
示する役割をする。
【0039】図5は、図4で説明したインクジェットユ
ニット103を示す概略斜視図である。この構成は、上
述のようにブラック,シアン,マゼンタ,イエローの各
色インクのタンクが独立に交換可能な構成を示す。
ニット103を示す概略斜視図である。この構成は、上
述のようにブラック,シアン,マゼンタ,イエローの各
色インクのタンクが独立に交換可能な構成を示す。
【0040】すなわち、キャリッジ101には各ヘッド
を個々に着脱可能に装着するためのヘッドケース102
と、インクタンク20、すなわち、Bk用タンク20
K、C用タンク20C、M用タンク20M、およびY用
タンク20Yが搭載される。ヘッドケース102にはB
k,C,M,Yのインクをそれぞれ吐出するためのヘッ
ド30K,30C,30M,30Y(不図示)が装着さ
れる。各ヘッドはそれぞれ160個の吐出口を備え、例
えば40ngのインク量の吐出がなされる。各タンクは
接続部を介してヘッドと接続し、インクを供給する。
を個々に着脱可能に装着するためのヘッドケース102
と、インクタンク20、すなわち、Bk用タンク20
K、C用タンク20C、M用タンク20M、およびY用
タンク20Yが搭載される。ヘッドケース102にはB
k,C,M,Yのインクをそれぞれ吐出するためのヘッ
ド30K,30C,30M,30Y(不図示)が装着さ
れる。各ヘッドはそれぞれ160個の吐出口を備え、例
えば40ngのインク量の吐出がなされる。各タンクは
接続部を介してヘッドと接続し、インクを供給する。
【0041】なお、タンクの構成としては、その使用量
に応じて、例えば、CとMとYのタンクが一体構造であ
っても良い。
に応じて、例えば、CとMとYのタンクが一体構造であ
っても良い。
【0042】図6は、本発明の一実施例のインクジェッ
トプリント装置の制御構成を示すブロック図である。ホ
ストコンピュータから、プリントすべき文字や画像のデ
ータ(以下画像データという)がプリント装置100の
受信バッファ401に入力される。また、正しくデータ
が転送されているかを確認するデータや、プリント装置
の動作状態を知らせるデータがプリント装置からホスト
コンピュータに転送される。受信バッファ401に入力
したデータはCPUを有する制御部402の管理のもと
で、RAM形態のメモリ部403に転送され一次的に格
納される。メカコントロール部404は、制御部402
からの指令により、キャリッジ101や送りモータ10
9(ともに図4参照)の動力源となるキャリッジモータ
やラインフィードモータ等のメカ部405を駆動する。
センサ/SWコントロール部406は、各種センサやS
W(スイッチ)からなるセンサ/SW部407からの信
号を制御部402に送る。表示素子コントロール部40
8は、制御部402からの指令により表示パネル群のL
EDや液晶表示素子等からなる表示素子部409の表示
を制御する。ヘッドコントロール部410は制御部40
2からの指令により各ヘッド30K,30C,30M,
30Yを個々に制御する。また、これら各ヘッドの状態
を示す温度情報等を読取り制御部402に伝える。
トプリント装置の制御構成を示すブロック図である。ホ
ストコンピュータから、プリントすべき文字や画像のデ
ータ(以下画像データという)がプリント装置100の
受信バッファ401に入力される。また、正しくデータ
が転送されているかを確認するデータや、プリント装置
の動作状態を知らせるデータがプリント装置からホスト
コンピュータに転送される。受信バッファ401に入力
したデータはCPUを有する制御部402の管理のもと
で、RAM形態のメモリ部403に転送され一次的に格
納される。メカコントロール部404は、制御部402
からの指令により、キャリッジ101や送りモータ10
9(ともに図4参照)の動力源となるキャリッジモータ
やラインフィードモータ等のメカ部405を駆動する。
センサ/SWコントロール部406は、各種センサやS
W(スイッチ)からなるセンサ/SW部407からの信
号を制御部402に送る。表示素子コントロール部40
8は、制御部402からの指令により表示パネル群のL
EDや液晶表示素子等からなる表示素子部409の表示
を制御する。ヘッドコントロール部410は制御部40
2からの指令により各ヘッド30K,30C,30M,
30Yを個々に制御する。また、これら各ヘッドの状態
を示す温度情報等を読取り制御部402に伝える。
【0043】制御部402には、図11,図12にて後
述される画像処理を行う画像処理部420が構成されて
いる。
述される画像処理を行う画像処理部420が構成されて
いる。
【0044】[ヘッドカートリッジ構成]以下に本発明
のインクジェットヘッドを搭載したインクジェットヘッ
ドカートリッジの概略説明を行う。
のインクジェットヘッドを搭載したインクジェットヘッ
ドカートリッジの概略説明を行う。
【0045】図7は、上述の構成のインクジェットヘッ
ドが適用されるインクジェットカートリッジ(ヘッドカ
ートリッジ)IJCの斜視図、図8はその分解斜視図で
ある。これらの図において、200はSi基板上に複数
の列状に配された電気熱変換体とこれらの電気熱変換体
に電力を供給するAl等の電気配線とが成膜技術により
形成されて成るヒーターボード、210はヒーターボー
ド200に対する配線基板であり、配線基板210はヒ
ーターボード200に対応する配線およびこの配線の端
部に位置して本体装置からの電気信号を受けるパッド2
20を有する。230は複数のインク流路およびこれら
に連通する共通液室をそれぞれ区分するための隔壁等を
設けた天板、240は共通液室に連通するインク受け
口、250は吐出口を複数個有するオリフィスプレート
であり、これらは例えばポリサルフォンにより一体成形
される。260は配線基板200の裏面を平面で支持す
る例えば金属製の支持体であり、インクジェットユニッ
トの底板となる。270は天板230およびヒーターボ
ード200を支持体260に圧着固定する押さえバネで
あり、この押さえバネ270の足部は支持体260の穴
262に係合されている。280はインク供給部材であ
り、このインク供給部材280には後述するインクタン
クITの供給口310を介してインク吸収体320に一
端が圧接されるインク供給管282と、このインク供給
管282の他端に一端が連続しかつ他端が上述のインク
受け口240に圧接されるインク導管284とが形成さ
れている。290はインク供給管282のタンク側端部
に設けられたフィルタである。なお、支持体260の供
給口302に対応する位置には、インク供給管282が
貫通する穴264が形成されている。
ドが適用されるインクジェットカートリッジ(ヘッドカ
ートリッジ)IJCの斜視図、図8はその分解斜視図で
ある。これらの図において、200はSi基板上に複数
の列状に配された電気熱変換体とこれらの電気熱変換体
に電力を供給するAl等の電気配線とが成膜技術により
形成されて成るヒーターボード、210はヒーターボー
ド200に対する配線基板であり、配線基板210はヒ
ーターボード200に対応する配線およびこの配線の端
部に位置して本体装置からの電気信号を受けるパッド2
20を有する。230は複数のインク流路およびこれら
に連通する共通液室をそれぞれ区分するための隔壁等を
設けた天板、240は共通液室に連通するインク受け
口、250は吐出口を複数個有するオリフィスプレート
であり、これらは例えばポリサルフォンにより一体成形
される。260は配線基板200の裏面を平面で支持す
る例えば金属製の支持体であり、インクジェットユニッ
トの底板となる。270は天板230およびヒーターボ
ード200を支持体260に圧着固定する押さえバネで
あり、この押さえバネ270の足部は支持体260の穴
262に係合されている。280はインク供給部材であ
り、このインク供給部材280には後述するインクタン
クITの供給口310を介してインク吸収体320に一
端が圧接されるインク供給管282と、このインク供給
管282の他端に一端が連続しかつ他端が上述のインク
受け口240に圧接されるインク導管284とが形成さ
れている。290はインク供給管282のタンク側端部
に設けられたフィルタである。なお、支持体260の供
給口302に対応する位置には、インク供給管282が
貫通する穴264が形成されている。
【0046】このように構成されるインクジェットユニ
ットIJUにインクを供給するインクタンクITは、カ
ートリッジ本体300と、インクを含浸させるための吸
収体310と、このインク吸収体310をカートリッジ
本体300に上述のインクジェットユニットIJU取付
面とは反対側から挿入した後これを封止するための蓋部
材320とで構成されている。カートリッジ本体300
には、インクタンクIT内に空気を供給するための大気
連通口302が形成されており、この大気連通口302
には、この大気連通口302からのインク漏れを防止す
るための撥液材330が挿入されている。また、カート
リッジ本体300には、インク供給口304が形成され
ており、このインク供給口304にはパッキン340が
設けられている。なお、上述したインクジェットユニッ
トIJUは、カートリッジ本体300のインク吸収体3
10挿入側とは反対側の側面支持体260を固定するこ
とにより取り付けられ、蓋部材350で覆われている。
ットIJUにインクを供給するインクタンクITは、カ
ートリッジ本体300と、インクを含浸させるための吸
収体310と、このインク吸収体310をカートリッジ
本体300に上述のインクジェットユニットIJU取付
面とは反対側から挿入した後これを封止するための蓋部
材320とで構成されている。カートリッジ本体300
には、インクタンクIT内に空気を供給するための大気
連通口302が形成されており、この大気連通口302
には、この大気連通口302からのインク漏れを防止す
るための撥液材330が挿入されている。また、カート
リッジ本体300には、インク供給口304が形成され
ており、このインク供給口304にはパッキン340が
設けられている。なお、上述したインクジェットユニッ
トIJUは、カートリッジ本体300のインク吸収体3
10挿入側とは反対側の側面支持体260を固定するこ
とにより取り付けられ、蓋部材350で覆われている。
【0047】[リフィルキット]以下に、本発明のイン
クジェットヘッドを有するインクジェットヘッドキット
を説明する。
クジェットヘッドを有するインクジェットヘッドキット
を説明する。
【0048】図9は、このようなインクジェットヘッド
キットを示した模式図であり、このインクジェットヘッ
ドキットは、インクを吐出するインク吐出部511を有
する本発明のインクジェットヘッド510と、このヘッ
ドと不可分もしくは分離可能な液体容器であるインク容
器520と、このインク容器にインクを充填するための
インクを保持したインク充填手段とを、キット容器50
1内に納めたものである。
キットを示した模式図であり、このインクジェットヘッ
ドキットは、インクを吐出するインク吐出部511を有
する本発明のインクジェットヘッド510と、このヘッ
ドと不可分もしくは分離可能な液体容器であるインク容
器520と、このインク容器にインクを充填するための
インクを保持したインク充填手段とを、キット容器50
1内に納めたものである。
【0049】インクを消費し終わった場合には、インク
容器の大気連通口521やインクジェットヘッドとの接
続部や、もしくはインク容器の壁に開けた穴などに、イ
ンク充填手段の挿入部(注射針等)531の一部を挿入
し、この挿入部を介してインク充填手段内のインクをイ
ンク容器内に充填すればよい。
容器の大気連通口521やインクジェットヘッドとの接
続部や、もしくはインク容器の壁に開けた穴などに、イ
ンク充填手段の挿入部(注射針等)531の一部を挿入
し、この挿入部を介してインク充填手段内のインクをイ
ンク容器内に充填すればよい。
【0050】このように、本発明のインクジェットヘッ
ドと、インク容器やインク充填手段等を一つのキット容
器内に納めてキットにすることで、インクが消費されて
しまっても前述のようにすぐに、また容易にインクをイ
ンク容器内に充填することができ、記録の開始を迅速に
行うことができる。
ドと、インク容器やインク充填手段等を一つのキット容
器内に納めてキットにすることで、インクが消費されて
しまっても前述のようにすぐに、また容易にインクをイ
ンク容器内に充填することができ、記録の開始を迅速に
行うことができる。
【0051】なお、本実施例のインクジェットヘッドキ
ットでは、インク充填手段が含まれるもので説明を行っ
たが、インクジェットヘッドキットとしては、インク充
填手段を持たず、インクが充填された分離可能タイプの
インク容器がキット容器510内に納められている形態
のものであってもよい。
ットでは、インク充填手段が含まれるもので説明を行っ
たが、インクジェットヘッドキットとしては、インク充
填手段を持たず、インクが充填された分離可能タイプの
インク容器がキット容器510内に納められている形態
のものであってもよい。
【0052】[その他]なお、本発明は、特にインクジ
ェット記録方式の中でも、インク吐出を行わせるために
利用されるエネルギとして熱エネルギを発生する手段
(例えば電気熱変換体やレーザ光等)を備え、前記熱エ
ネルギによりインクの状態変化を生起させる方式の記録
ヘッド、記録装置において優れた効果をもたらすもので
ある。かかる方式によれば記録の高密度化,高精細化が
達成できるからである。
ェット記録方式の中でも、インク吐出を行わせるために
利用されるエネルギとして熱エネルギを発生する手段
(例えば電気熱変換体やレーザ光等)を備え、前記熱エ
ネルギによりインクの状態変化を生起させる方式の記録
ヘッド、記録装置において優れた効果をもたらすもので
ある。かかる方式によれば記録の高密度化,高精細化が
達成できるからである。
【0053】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書,同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式は所謂オンデマンド型,
コンティニュアス型のいずれにも適用可能であるが、特
に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)が保持
されているシートや液路に対応して配置されている電気
熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越える急
速な温度上昇を与える少なくとも1つの駆動信号を印加
することによって、電気熱変換体に熱エネルギを発生せ
しめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさせて、結
果的にこの駆動信号に一対一で対応した液体(インク)
内の気泡を形成できるので有効である。この気泡の成
長,収縮により吐出用開口を介して液体(インク)を吐
出させて、少なくとも1つの滴を形成する。この駆動信
号をパルス形状とすると、即時適切に気泡の成長収縮が
行われるので、特に応答性に優れた液体(インク)の吐
出が達成でき、より好ましい。このパルス形状の駆動信
号としては、米国特許第4463359号明細書,同第
4345262号明細書に記載されているようなものが
適している。なお、上記熱作用面の温度上昇率に関する
発明の米国特許第4313124号明細書に記載されて
いる条件を採用すると、さらに優れた記録を行うことが
できる。
ば、米国特許第4723129号明細書,同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式は所謂オンデマンド型,
コンティニュアス型のいずれにも適用可能であるが、特
に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)が保持
されているシートや液路に対応して配置されている電気
熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越える急
速な温度上昇を与える少なくとも1つの駆動信号を印加
することによって、電気熱変換体に熱エネルギを発生せ
しめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさせて、結
果的にこの駆動信号に一対一で対応した液体(インク)
内の気泡を形成できるので有効である。この気泡の成
長,収縮により吐出用開口を介して液体(インク)を吐
出させて、少なくとも1つの滴を形成する。この駆動信
号をパルス形状とすると、即時適切に気泡の成長収縮が
行われるので、特に応答性に優れた液体(インク)の吐
出が達成でき、より好ましい。このパルス形状の駆動信
号としては、米国特許第4463359号明細書,同第
4345262号明細書に記載されているようなものが
適している。なお、上記熱作用面の温度上昇率に関する
発明の米国特許第4313124号明細書に記載されて
いる条件を採用すると、さらに優れた記録を行うことが
できる。
【0054】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口,液路,電気熱変換体
の組合せ構成(直線状液流路または直角液流路)の他に
熱作用部が屈曲する領域に配置されている構成を開示す
る米国特許第4558333号明細書,米国特許第44
59600号明細書を用いた構成も本発明に含まれるも
のである。加えて、複数の電気熱変換体に対して、共通
するスリットを電気熱変換体の吐出部とする構成を開示
する特開昭59−123670号公報や熱エネルギの圧
力波を吸収する開孔を吐出部に対応させる構成を開示す
る特開昭59−138461号公報に基いた構成として
も本発明の効果は有効である。すなわち、記録ヘッドの
形態がどのようなものであっても、本発明によれば記録
を確実に効率よく行うことができるようになるからであ
る。
書に開示されているような吐出口,液路,電気熱変換体
の組合せ構成(直線状液流路または直角液流路)の他に
熱作用部が屈曲する領域に配置されている構成を開示す
る米国特許第4558333号明細書,米国特許第44
59600号明細書を用いた構成も本発明に含まれるも
のである。加えて、複数の電気熱変換体に対して、共通
するスリットを電気熱変換体の吐出部とする構成を開示
する特開昭59−123670号公報や熱エネルギの圧
力波を吸収する開孔を吐出部に対応させる構成を開示す
る特開昭59−138461号公報に基いた構成として
も本発明の効果は有効である。すなわち、記録ヘッドの
形態がどのようなものであっても、本発明によれば記録
を確実に効率よく行うことができるようになるからであ
る。
【0055】さらに、記録装置が記録できる記録媒体の
最大幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録
ヘッドに対しても本発明は有効に適用できる。そのよう
な録ヘッドとしては、複数記録ヘッドの組合せによって
その長さを満たす構成や、一体的に形成された1個の記
録ヘッドとしての構成のいずれでもよい。
最大幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録
ヘッドに対しても本発明は有効に適用できる。そのよう
な録ヘッドとしては、複数記録ヘッドの組合せによって
その長さを満たす構成や、一体的に形成された1個の記
録ヘッドとしての構成のいずれでもよい。
【0056】加えて、上例のようなシリアルタイプのも
のでも、装置本体に固定された記録ヘッド、あるいは装
置本体に装着されることで装置本体との電気的な接続や
装置本体からのインクの供給が可能になる交換自在のチ
ップタイプの記録ヘッド、あるいは記録ヘッド自体に一
体的にインクタンクが設けられたカートリッジタイプの
記録ヘッドを用いた場合にも本発明は有効である。
のでも、装置本体に固定された記録ヘッド、あるいは装
置本体に装着されることで装置本体との電気的な接続や
装置本体からのインクの供給が可能になる交換自在のチ
ップタイプの記録ヘッド、あるいは記録ヘッド自体に一
体的にインクタンクが設けられたカートリッジタイプの
記録ヘッドを用いた場合にも本発明は有効である。
【0057】また、本発明に記録装置の構成として設け
られる、記録ヘッドに対しての回復手段、予備的な補助
手段等を付加することは本発明の効果を一層安定できる
ので、好ましいものである。これらを具体的に挙げれ
ば、記録ヘッドに対してのキャッピング手段、クリーニ
ング手段、加圧あるいは吸引手段、電気熱変換体或はこ
れとは別の加熱素子或はこれらの組み合わせによる予備
加熱手段、記録とは別の吐出を行なう予備吐出モードを
行なうことも安定した記録を行なうために有効である。
られる、記録ヘッドに対しての回復手段、予備的な補助
手段等を付加することは本発明の効果を一層安定できる
ので、好ましいものである。これらを具体的に挙げれ
ば、記録ヘッドに対してのキャッピング手段、クリーニ
ング手段、加圧あるいは吸引手段、電気熱変換体或はこ
れとは別の加熱素子或はこれらの組み合わせによる予備
加熱手段、記録とは別の吐出を行なう予備吐出モードを
行なうことも安定した記録を行なうために有効である。
【0058】また、搭載される記録ヘッドの種類ないし
個数についても、例えば単色のインクに対応して1個の
みが設けられたものの他、記録色や濃度を異にする複数
のインクに対応して複数個数設けられるものであっても
よい。すなわち、例えば記録装置の記録モードとしては
黒色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘ
ッドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによるか
いずれでもよいが、異なる色の複色カラー、または混色
によるフルカラーの少なくとも一つを備えた装置にも本
発明は極めて有効である。
個数についても、例えば単色のインクに対応して1個の
みが設けられたものの他、記録色や濃度を異にする複数
のインクに対応して複数個数設けられるものであっても
よい。すなわち、例えば記録装置の記録モードとしては
黒色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘ
ッドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによるか
いずれでもよいが、異なる色の複色カラー、または混色
によるフルカラーの少なくとも一つを備えた装置にも本
発明は極めて有効である。
【0059】さらに加えて、以上説明した本発明実施例
においては、インクを液体として説明しているが、室温
やそれ以下で固化するインクであって、室温で軟化もし
くは液化するもの、あるいはインクジェット方式ではイ
ンク自体を30℃以上70℃以下の範囲内で温度調整を
行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあるように温度制
御するものが一般的であるから、使用記録信号付与時に
インクが液状をなすものであればよい。加えて、積極的
に熱エネルギによる昇温をインクの固形状態から液体状
態への状態変化のエネルギとして使用せしめることで防
止するか、またはインクの蒸発防止を目的として放置状
態で固化するインクを用いるかして、いずれにしても熱
エネルギの記録信号に応じた付与によってインクが液化
し、液状インクが吐出されるものや、記録媒体に到達す
る時点ではすでに固化し始めるもの等のような、熱エネ
ルギによって初めて液化する性質のインクを使用する場
合も本発明は適用可能である。このような場合のインク
は、特開昭54−56847号公報あるいは特開昭60
−71260号公報に記載されるような、多孔質シート
凹部または貫通孔に液状又は固形物として保持された状
態で、電気熱変換体に対して対向するような形態として
もよい。本発明においては、上述した各インクに対して
最も有効なものは、上述した膜沸騰方式を実行するもの
である。
においては、インクを液体として説明しているが、室温
やそれ以下で固化するインクであって、室温で軟化もし
くは液化するもの、あるいはインクジェット方式ではイ
ンク自体を30℃以上70℃以下の範囲内で温度調整を
行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあるように温度制
御するものが一般的であるから、使用記録信号付与時に
インクが液状をなすものであればよい。加えて、積極的
に熱エネルギによる昇温をインクの固形状態から液体状
態への状態変化のエネルギとして使用せしめることで防
止するか、またはインクの蒸発防止を目的として放置状
態で固化するインクを用いるかして、いずれにしても熱
エネルギの記録信号に応じた付与によってインクが液化
し、液状インクが吐出されるものや、記録媒体に到達す
る時点ではすでに固化し始めるもの等のような、熱エネ
ルギによって初めて液化する性質のインクを使用する場
合も本発明は適用可能である。このような場合のインク
は、特開昭54−56847号公報あるいは特開昭60
−71260号公報に記載されるような、多孔質シート
凹部または貫通孔に液状又は固形物として保持された状
態で、電気熱変換体に対して対向するような形態として
もよい。本発明においては、上述した各インクに対して
最も有効なものは、上述した膜沸騰方式を実行するもの
である。
【0060】さらに加えて、本発明の液体噴射記録ヘッ
ドを使用する記録機構を備えた記録装置の形態として
は、コンピュータ等の情報処理機器の画像出力端末とし
て用いられるものの他、リーダ等と組合せた複写装置、
さらには送受信機能を有するファクシミリ装置の形態を
採るもの等であってもよい。
ドを使用する記録機構を備えた記録装置の形態として
は、コンピュータ等の情報処理機器の画像出力端末とし
て用いられるものの他、リーダ等と組合せた複写装置、
さらには送受信機能を有するファクシミリ装置の形態を
採るもの等であってもよい。
【0061】図10は本発明の記録装置をワードプロセ
ッサ、パーソナルコンピュータ、ファクシミリ装置、複
写装置としての機能を有する情報処理装置に適用した場
合の概略構成を示すブロック図である。
ッサ、パーソナルコンピュータ、ファクシミリ装置、複
写装置としての機能を有する情報処理装置に適用した場
合の概略構成を示すブロック図である。
【0062】図10中、1801は装置全体の制御を行
なう制御部で、マイクロプロセッサ等のCPUや各種I
/Oポートを備え、各部に制御信号やデータ信号等を出
力したり、各部よりの制御信号やデータ信号を入力して
制御を行なっている。1802はディスプレイ部で、こ
の表示画面には各種メニューや文書情報およびイメージ
リーダ1807で読み取ったイメージデータ等が表示さ
れる。1803はディスプレイ部1802上に設けられ
た透明な感圧式のタッチパネルで、指等によりその表面
を押圧することにより、ディスプレイ部1802上での
項目入力や座標位置入力等を行なうことができる。
なう制御部で、マイクロプロセッサ等のCPUや各種I
/Oポートを備え、各部に制御信号やデータ信号等を出
力したり、各部よりの制御信号やデータ信号を入力して
制御を行なっている。1802はディスプレイ部で、こ
の表示画面には各種メニューや文書情報およびイメージ
リーダ1807で読み取ったイメージデータ等が表示さ
れる。1803はディスプレイ部1802上に設けられ
た透明な感圧式のタッチパネルで、指等によりその表面
を押圧することにより、ディスプレイ部1802上での
項目入力や座標位置入力等を行なうことができる。
【0063】1804はFM(Frequency M
odulation)音源部で、音楽エディタ等で作成
された音楽情報をメモリ部1810や外部記憶装置18
12にデジタルデータとして記憶しておき、それらメモ
リ等から読み出してFM変調を行なうものである。FM
音源部1804からの電気信号はスピーカ部1805に
より可聴音に変換される。プリンタ部1806はワード
プロセッサ、パーソナルコンピュータ、ファクシミリ装
置、複写装置の出力端末として、本発明記録装置が適用
されたものである。
odulation)音源部で、音楽エディタ等で作成
された音楽情報をメモリ部1810や外部記憶装置18
12にデジタルデータとして記憶しておき、それらメモ
リ等から読み出してFM変調を行なうものである。FM
音源部1804からの電気信号はスピーカ部1805に
より可聴音に変換される。プリンタ部1806はワード
プロセッサ、パーソナルコンピュータ、ファクシミリ装
置、複写装置の出力端末として、本発明記録装置が適用
されたものである。
【0064】1807は原稿データを光電的に読取って
入力するイメージリーダ部で、原稿の搬送経路途中に設
けられており、ファクシミリ原稿や複写原稿の他各種原
稿の読取りを行なう。1808はイメージリーダ部18
07で読取った原稿データのファクシミリ送信や、送ら
れてきたファクシミリ信号を受信して復号するファクシ
ミリ(FAX)の送受信部であり、外部とのインターフ
ェース機能を有する。1809は通常の電話機能や留守
番電話機能等の各種電話機能を有する電話部である。
入力するイメージリーダ部で、原稿の搬送経路途中に設
けられており、ファクシミリ原稿や複写原稿の他各種原
稿の読取りを行なう。1808はイメージリーダ部18
07で読取った原稿データのファクシミリ送信や、送ら
れてきたファクシミリ信号を受信して復号するファクシ
ミリ(FAX)の送受信部であり、外部とのインターフ
ェース機能を有する。1809は通常の電話機能や留守
番電話機能等の各種電話機能を有する電話部である。
【0065】1810はシステムプログラムやマネージ
ャプログラムおよびその他のアプリケーションプログラ
ム等や文字フォントおよび辞書等を記憶するROMや、
外部記憶装置1812からロードされたアプリケーショ
ンプログラムや文書情報さらにはビデオRAM等を含む
メモリ部である。
ャプログラムおよびその他のアプリケーションプログラ
ム等や文字フォントおよび辞書等を記憶するROMや、
外部記憶装置1812からロードされたアプリケーショ
ンプログラムや文書情報さらにはビデオRAM等を含む
メモリ部である。
【0066】1811は文書情報や各種コマンド等を入
力するキーボード部である。
力するキーボード部である。
【0067】フロッピィディスクやハードディスク等を
記憶媒体とする外部記憶装置で、この外部記憶装置18
12には文書情報や音楽或は音声情報、ユーザのアプリ
ケーションプログラム等が格納される。
記憶媒体とする外部記憶装置で、この外部記憶装置18
12には文書情報や音楽或は音声情報、ユーザのアプリ
ケーションプログラム等が格納される。
【0068】図11は図10に示す情報処理装置の模式
的外観図である。
的外観図である。
【0069】図11中、1901は液晶等を利用したフ
ラットパネルディスプレイで、各種メニューや図形情報
および文書情報等を表示する。このディスプレイ190
1上にはタッチパネル1803の表面を指等で押圧する
ことにより座標入力や項目指定入力を行なうことができ
る。1902は装置が電話器として機能するときに使用
されるハンドセットである。キーボード1903は本体
と脱着可能にコードを介して接続されており、各種文書
情報や各種データ入力を行なうことができる。また、こ
のキーボード1903には各種機能キー1904等が設
けられている。1905は外部記憶装置1812へのフ
ロッピーディスクの挿入口である。
ラットパネルディスプレイで、各種メニューや図形情報
および文書情報等を表示する。このディスプレイ190
1上にはタッチパネル1803の表面を指等で押圧する
ことにより座標入力や項目指定入力を行なうことができ
る。1902は装置が電話器として機能するときに使用
されるハンドセットである。キーボード1903は本体
と脱着可能にコードを介して接続されており、各種文書
情報や各種データ入力を行なうことができる。また、こ
のキーボード1903には各種機能キー1904等が設
けられている。1905は外部記憶装置1812へのフ
ロッピーディスクの挿入口である。
【0070】1906はイメージリーダ部1807で読
取られる原稿を戴置する用紙戴置部で、読取られた原稿
は装置後部より排出される。またファクシミリ受信等に
おいては、インクジェットプリンタ1907より記録さ
れる。
取られる原稿を戴置する用紙戴置部で、読取られた原稿
は装置後部より排出される。またファクシミリ受信等に
おいては、インクジェットプリンタ1907より記録さ
れる。
【0071】なお、上記でディスプレイ部1802はC
RTでもよいが、強誘電性液晶を利用した液晶ディスプ
レイ等のフラットパネルが望ましい。小型、薄型化に加
え軽量化が図れるからである。
RTでもよいが、強誘電性液晶を利用した液晶ディスプ
レイ等のフラットパネルが望ましい。小型、薄型化に加
え軽量化が図れるからである。
【0072】上記情報処理装置をパーソナルコンピュー
タやワードプロセッサとして機能する場合、キーボード
部1811から入力された各種情報が制御部1801に
より所定のプログラムに従って処理され、プリンタ部1
806に画像として出力される。
タやワードプロセッサとして機能する場合、キーボード
部1811から入力された各種情報が制御部1801に
より所定のプログラムに従って処理され、プリンタ部1
806に画像として出力される。
【0073】ファクシミリ装置の受信機として機能する
場合、通信回線を介してFAX送受信部1808から入
力したファクシミリ情報が制御部1801により所定の
プログラムに従って受信処理され、プリンタ部1806
に受信画像として出力される。
場合、通信回線を介してFAX送受信部1808から入
力したファクシミリ情報が制御部1801により所定の
プログラムに従って受信処理され、プリンタ部1806
に受信画像として出力される。
【0074】また、複写装置として機能する場合、イメ
ージリーダ部1807によって原稿を読取り、読取られ
た原稿データが制御部1801を介してプリンタ部18
06に複写画像として出力される。なお、ファクシミリ
装置の受信機として機能する場合、イメージリーダ部1
807によって読取られた原稿データは、制御部180
1により所定のプログラムに従って送信処理された後、
FAX送受信部1808を介して通信回線に送信され
る。
ージリーダ部1807によって原稿を読取り、読取られ
た原稿データが制御部1801を介してプリンタ部18
06に複写画像として出力される。なお、ファクシミリ
装置の受信機として機能する場合、イメージリーダ部1
807によって読取られた原稿データは、制御部180
1により所定のプログラムに従って送信処理された後、
FAX送受信部1808を介して通信回線に送信され
る。
【0075】なお、上述した情報処理装置は図12に示
すようにインクジェットプリンタを本体に内蔵した一体
型としてもよく、この場合は、よりポータブル性を高め
ることが可能となる。同図において、図11と同一機能
を有する部分には、対応する符号を付す。
すようにインクジェットプリンタを本体に内蔵した一体
型としてもよく、この場合は、よりポータブル性を高め
ることが可能となる。同図において、図11と同一機能
を有する部分には、対応する符号を付す。
【0076】以上説明した多機能型情報処理装置に本発
明の記録装置を適用することによって、高品位の記録画
像を高速かつ低騒音で得ることができるため、上記情報
処理装置の機能をさらに向上させることが可能となる。
明の記録装置を適用することによって、高品位の記録画
像を高速かつ低騒音で得ることができるため、上記情報
処理装置の機能をさらに向上させることが可能となる。
【0077】
【発明の効果】以上説明したように、導電性の保護膜と
して例えばTaを使用した場合、液室外のTaは廃し、
しかも液室内に残されたTaのうち、Si基板面上は廃
し、アルミパターン上のみ残すことにより、液室外での
Ta膜に関する破壊モードが全く無くなり、また液室内
も、Si基板上に存在するゴミ、ブツ等が介在したTa
膜のショート破壊がまぬがれるため、Ta膜を全面ベタ
とした場合と比し、きわめて信頼性の高いヘッドが実現
しうる。
して例えばTaを使用した場合、液室外のTaは廃し、
しかも液室内に残されたTaのうち、Si基板面上は廃
し、アルミパターン上のみ残すことにより、液室外での
Ta膜に関する破壊モードが全く無くなり、また液室内
も、Si基板上に存在するゴミ、ブツ等が介在したTa
膜のショート破壊がまぬがれるため、Ta膜を全面ベタ
とした場合と比し、きわめて信頼性の高いヘッドが実現
しうる。
【0078】また、Ta膜がSi基板上に存在する部位
が限定されてくるため、あたためられたSi基板の熱
は、インクに伝導しやすく、インクの温度が上昇し、結
果としてインクが発泡しやすく、省エネにも効果があ
る。
が限定されてくるため、あたためられたSi基板の熱
は、インクに伝導しやすく、インクの温度が上昇し、結
果としてインクが発泡しやすく、省エネにも効果があ
る。
【図1】本発明の第1の実施例に従うインクジェットヘ
ッドのシリコン基板の平面図である。
ッドのシリコン基板の平面図である。
【図2】図1のB−B′線に沿う断面図である。
【図3】本発明の第2の実施例に従うインクジェットヘ
ッドのシリコン基板の平面図である。
ッドのシリコン基板の平面図である。
【図4】本発明の一実施例に係るインクジェットプリン
ト装置の概略を示す斜視図である。
ト装置の概略を示す斜視図である。
【図5】図4のインクジェットユニットを示す概略斜視
図である。
図である。
【図6】本発明の一実施例のインクジェットプリント装
置の制御構成を示すブロック図である。
置の制御構成を示すブロック図である。
【図7】本発明の一実施例のインクジェットヘッドカー
トリッジの模式的斜視図である。
トリッジの模式的斜視図である。
【図8】図7のインクジェットヘッドカートリッジの模
式的分解斜視図である。
式的分解斜視図である。
【図9】本発明の一実施例のインクジェットヘッドキッ
トを示した模式図である。
トを示した模式図である。
【図10】本発明のインクジェットプリント装置を用い
た情報処理システムの一例を示すブロック図である。
た情報処理システムの一例を示すブロック図である。
【図11】本発明のインクジェットプリント装置を用い
た情報処理システムの一例を示す外観斜視図である。
た情報処理システムの一例を示す外観斜視図である。
【図12】本発明のインクジェットプリント装置を用い
た情報処理システムの他の例を示す外観斜視図である。
た情報処理システムの他の例を示す外観斜視図である。
【図13】インクジェットヘッドの分解斜視図である。
【図14】インクジェットヘッドの駆動に関する主要部
の模式的斜視図である。
の模式的斜視図である。
【図15】従来のシリコン基板の平面図である。
【図16】図15のB−B′線に沿う断面図である。
IJC インクジェットカートリッジ(ヘッドカートリ
ッジ) IJU インクジェットユニット IT インクタンク 11 Ta膜境界線 12 シリコン基板 13 アルミ配線パターン 14 発熱抵抗体 15 パッド 16 液室境界線 21,21a,21b,21c,21d Ta膜 22 絶縁膜、 23 アルミ(Al配線)パターン、 30K,30C,30M,30Y ヘッド 31 Ta膜 32 シリコン基板 33 アルミ配線パターン 34 発熱抵抗体 35 パッド 36a,36b,36c インク液室境界線 40 基板 41 吐出口 42 インク流路 43 流入開口 44 電気熱変換体 45 天板 46 隔壁 47 共通液室 48 供給口 51 アルミ・ベース・プレート 52 プリント板 53 接触端子 54 駆動用集積回路 55 シリコン基板 61 Ta膜の境界線 62 プリント板 63 アルミ配線パターン 64 発熱抵抗体 65 パッド 71 Ta膜 72 絶縁膜 73 アルミ配線パターン 100 インクジェットプリント装置 101 キャリッジ 102 ヘッドケース 103 インクジェットユニット 104,105 ガイド軸 106 用紙 107 操作部 108 プラテン 109 送りローラ 110 回復系ユニット 111 挿入口 200 ヒーターボード 210 配線基板 220 パッド 230 天板 240 インク受け口 250 オリフィスプレート 260 (側面)支持体 262,264 穴 270 押さえバネ 280 インク供給部材 282 インク供給管 284 インク導管 290 フィルタ 300 カートリッジ本体 302 大気連通口 304 (インク)供給口 310 インク吸収体 320 蓋部材 330 撥液材 340 パッキン 350 蓋部材 401 受信バッファ 402 制御部 403 メモリ部 404 メカコントロール部 405 メカ部405 406 センサ/SWコントロール部 407 センサ/SW部 408 表示素子コントロール部 409 表示素子部 410 ヘッドコントロール部 420 画像処理部 1801 制御部 1802 ディスプレイ部 1803 タッチパネル 1804 FM音源部 1805 スピーカ部 1806 プリンタ部 1807 イメージリーダ部 1808 送受信部 1809 電話部 1810 メモリ部 1811 キーボード部 1812 外部記憶装置 1901 フラットパネルディスプレイ 1902 電話器のハンドセット 1903 キーボード 1904 各種機能キー 1905 フロッピーディスクの挿入口 1906 用紙戴置部 1907 インクジェットプリンタ
ッジ) IJU インクジェットユニット IT インクタンク 11 Ta膜境界線 12 シリコン基板 13 アルミ配線パターン 14 発熱抵抗体 15 パッド 16 液室境界線 21,21a,21b,21c,21d Ta膜 22 絶縁膜、 23 アルミ(Al配線)パターン、 30K,30C,30M,30Y ヘッド 31 Ta膜 32 シリコン基板 33 アルミ配線パターン 34 発熱抵抗体 35 パッド 36a,36b,36c インク液室境界線 40 基板 41 吐出口 42 インク流路 43 流入開口 44 電気熱変換体 45 天板 46 隔壁 47 共通液室 48 供給口 51 アルミ・ベース・プレート 52 プリント板 53 接触端子 54 駆動用集積回路 55 シリコン基板 61 Ta膜の境界線 62 プリント板 63 アルミ配線パターン 64 発熱抵抗体 65 パッド 71 Ta膜 72 絶縁膜 73 アルミ配線パターン 100 インクジェットプリント装置 101 キャリッジ 102 ヘッドケース 103 インクジェットユニット 104,105 ガイド軸 106 用紙 107 操作部 108 プラテン 109 送りローラ 110 回復系ユニット 111 挿入口 200 ヒーターボード 210 配線基板 220 パッド 230 天板 240 インク受け口 250 オリフィスプレート 260 (側面)支持体 262,264 穴 270 押さえバネ 280 インク供給部材 282 インク供給管 284 インク導管 290 フィルタ 300 カートリッジ本体 302 大気連通口 304 (インク)供給口 310 インク吸収体 320 蓋部材 330 撥液材 340 パッキン 350 蓋部材 401 受信バッファ 402 制御部 403 メモリ部 404 メカコントロール部 405 メカ部405 406 センサ/SWコントロール部 407 センサ/SW部 408 表示素子コントロール部 409 表示素子部 410 ヘッドコントロール部 420 画像処理部 1801 制御部 1802 ディスプレイ部 1803 タッチパネル 1804 FM音源部 1805 スピーカ部 1806 プリンタ部 1807 イメージリーダ部 1808 送受信部 1809 電話部 1810 メモリ部 1811 キーボード部 1812 外部記憶装置 1901 フラットパネルディスプレイ 1902 電話器のハンドセット 1903 キーボード 1904 各種機能キー 1905 フロッピーディスクの挿入口 1906 用紙戴置部 1907 インクジェットプリンタ
Claims (10)
- 【請求項1】 複数個の電気熱変換素子を基板上に有
し、該素子に通電することによりインクを加熱し吐出を
行なうインクジェットヘッドにおいて、基板上にインク
から基板を保護するための導電性の保護膜を有し、該保
護膜が前記電気熱変換素子の発熱抵抗体上のみに存在す
ることを特徴とするインクジェットヘッド。 - 【請求項2】 複数個の電気熱変換素子を基板上に有
し、該素子に通電することによりインクを加熱し吐出を
行なうインクジェットヘッドにおいて、基板上にインク
から基板を保護するための導電性の保護膜を有し、該保
護膜がインク液室直下のアルミ導電パターン上および前
記電気熱変換素子の発熱抵抗体上のみに存在することを
特徴とするインクジェットヘッド。 - 【請求項3】 前記導電性の保護膜はTaからなること
を特徴とする請求項1または2に記載のインクジェット
ヘッド。 - 【請求項4】 前記電気熱変換素子は前記発熱抵抗体の
熱によって液体に膜沸騰を生じさせることで気泡を発生
することを特徴とする請求項1または2に記載のインク
ジェットヘッド。 - 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載のインク
ジェットヘッドと、該インクジェットヘッドに供給され
る液体を保持する液体容器とを有することを特徴とする
ヘッドカートリッジ。 - 【請求項6】 前記インクジェットヘッドと、前記液体
容器とは分離可能であることを特徴とする請求項5に記
載のヘッドカートリッジ。 - 【請求項7】 前記液体容器には液体が再充填されてい
ることを特徴とする請求項5または6に記載のヘッドカ
ートリッジ。 - 【請求項8】 請求項1〜4のいずれかに記載のインク
ジェットヘッドと、 該インクジェットヘッドから液体を吐出させるための駆
動信号を供給する駆動信号供給手段とを有することを特
徴とするインクジェット記録装置。 - 【請求項9】 請求項1〜4のいずれかに記載のインク
ジェットヘッドと、 該インクジェットヘッドから吐出された液体を受ける被
記録媒体を搬送する被記録媒体搬送手段とを有すること
を特徴とするインクジェット記録装置。 - 【請求項10】 請求項1〜4のいずれかに記載のイン
クジェットヘッドと、インクを充填するためのインク充
填手段とが設けられたことを特徴とするヘッドキット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15367295A JPH091803A (ja) | 1995-06-20 | 1995-06-20 | インクジェットヘッド、該インクジェットヘッドを用いたヘッドカートリッジ、インクジェット記録装置およびヘッドキット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15367295A JPH091803A (ja) | 1995-06-20 | 1995-06-20 | インクジェットヘッド、該インクジェットヘッドを用いたヘッドカートリッジ、インクジェット記録装置およびヘッドキット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH091803A true JPH091803A (ja) | 1997-01-07 |
Family
ID=15567656
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15367295A Pending JPH091803A (ja) | 1995-06-20 | 1995-06-20 | インクジェットヘッド、該インクジェットヘッドを用いたヘッドカートリッジ、インクジェット記録装置およびヘッドキット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH091803A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005102709A1 (en) * | 2004-04-23 | 2005-11-03 | Hewlett-Packard Development Company, L.P. | Inkjet print cartridge |
JP2016112812A (ja) * | 2014-12-16 | 2016-06-23 | キヤノン株式会社 | 液体吐出ヘッド用基板、液体吐出ヘッド、および液体吐出ヘッド用基板の製造方法 |
US11981133B2 (en) | 2021-04-06 | 2024-05-14 | Canon Kabushiki Kaisha | Liquid discharge head substrate and printing apparatus |
-
1995
- 1995-06-20 JP JP15367295A patent/JPH091803A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005102709A1 (en) * | 2004-04-23 | 2005-11-03 | Hewlett-Packard Development Company, L.P. | Inkjet print cartridge |
US7832839B2 (en) | 2004-04-23 | 2010-11-16 | Hewlett-Packard Development Company, L.P. | Inkjet print cartridge |
JP2016112812A (ja) * | 2014-12-16 | 2016-06-23 | キヤノン株式会社 | 液体吐出ヘッド用基板、液体吐出ヘッド、および液体吐出ヘッド用基板の製造方法 |
US11981133B2 (en) | 2021-04-06 | 2024-05-14 | Canon Kabushiki Kaisha | Liquid discharge head substrate and printing apparatus |
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