JPH09179865A - 翻訳対象領域決定機能付き機械翻訳装置 - Google Patents

翻訳対象領域決定機能付き機械翻訳装置

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JPH09179865A
JPH09179865A JP7336880A JP33688095A JPH09179865A JP H09179865 A JPH09179865 A JP H09179865A JP 7336880 A JP7336880 A JP 7336880A JP 33688095 A JP33688095 A JP 33688095A JP H09179865 A JPH09179865 A JP H09179865A
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JP7336880A
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Ichiko Sada
いち子 佐田
Takeshi Kutsumi
毅 九津見
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】新規技術文書等の概要を把握することが可能な
機械翻訳装置を提供することを課題とする。 【解決手段】文書を入力するための入力手段(2)と、
文書を翻訳するための翻訳モジュール(5)と、記憶手
段(6、7、8)と、出力手段(3)と、動作制御手段
(1)と、文書中のタイトルを認識するタイトル認識手
段(10)と、タイトルに従属する文書領域を認識する
タイトル従属文書領域認識手段(11)と、タイトルの
特定のキーワードを登録したテーブルを記憶するタイト
ル・テーブル記憶手段(12)と、タイトル・テーブル
記憶手段に記憶された特定のキーワードを含むタイトル
に従属する特定文書領域のみを翻訳対象に決定する翻訳
対象領域決定手段(13)とを含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自然言語処理を行
う機械翻訳装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自然言語処理のための従来の機械翻訳装
置の中には、翻訳処理の対象として指定した1ないし複
数個の原文文書中に含まれている全ての文を全文翻訳す
る(特開昭61‐265673号公報、特開平01‐1
69576号公報)、領域指定範囲のみを部分翻訳する
(特開平01‐169575号公報)等の翻訳機能を備
えているものがある。
【0003】また、ユーザがテーブルに登録した特定の
単語や日時だけを翻訳することによって迅速に翻訳結果
を出力し、『速読』(文書の概要を迅速に把握するこ
と)を支援する機械翻訳装置(特開平05‐15897
1号公報)も存在する。
【0004】更に、特定の『キーワード』(文字列)を
検索する技術は、機械翻訳の分野に限らず、公知の技術
としてある。
【0005】尚、全ての文を逐一翻訳するのではなく、
『キーワード・テーブル』に登録された『キーワード』
を含む文のみを選択翻訳することによって『速読』を支
援する機械翻訳装置に関する発明について特許を出願中
である(特願平06‐132696)。
【0006】本発明は、このような従来の『キーワード
翻訳機能付き機械翻訳装置』をさらに改良したものであ
る。
【0007】図1は、従来の技術による機械翻訳装置の
一例のブロック図である。
【0008】図1において、1は動作制御手段であり、
実際の機器構成においては、主としてCPU(中央処理
装置)によって実現される。2は入力手段であり、実際
の機器構成においては、キーボード,スキャナ,文字認
識装置,マウス,ペン,タブレット等の各種入力装置
や、通信回線と接続されている通信装置によって実現さ
れる。3は出力手段であり、実際の機器構成において
は、CRT(陰極線管),LCD(液晶表示装置)等の
表示装置、プリンタ等の印字装置、又は通信回線と接続
されている通信装置によって実現される。4はバスライ
ン、5は翻訳モジュール、6は動作用メインメモリ、7
は翻訳処理に必要とされる解析文法規則,変換文法規
則,生成文法規則,等を格納している翻訳規則記憶手
段、8は翻訳用辞書記憶手段である。
【0009】このような従来の機械翻訳装置によって、
翻訳処理を一つのファイルに関して連続して行うものが
特開昭61‐265673号公報に開示されており、複
数個のファイルを指定してそれらの指定ファイル全てに
関して連続して翻訳処理を行うものが、特開平01‐1
69576号公報に開示されている。
【0010】更に、複数個の分から成る領域を指定し、
その領域指定範囲に関して、連続して翻訳処理を行うも
のが特開平01‐169575号公報に開示されてい
る。
【0011】また、図3は、ユーザが特定の単語や日時
を登録したテーブルを示す。このようなテーブルに掲載
された訳語だけを翻訳することにより速読を支援する機
械翻訳装置が特開平05‐158971号公報に開示さ
れている。図4はこのような速読支援用機械翻訳装置を
実現するための1例として考えられる構成を示したブロ
ック図である。
【0012】図4の1乃至8は、図1において説明した
一般的な機械翻訳装置の構成要素と全く同一である。こ
の装置は、これらの構成要素に加え、ユーザ辞書(テー
ブル)記憶手段109と、速読のために限られた単語の
み翻訳する『速読モード』か全ての単語を翻訳する『全
訳モード』の内のいずれか1つを選択する翻訳モード選
択手段110と、該モード選択手段によって『速読モー
ド』が選択された場合に、前記ユーザ辞書(テーブル)
に登録された単語のみを翻訳して、その他の単語は原文
のまま訳出する速読翻訳手段111とを備えている。
【0013】速読翻訳の際、前記ユーザ辞書(テーブ
ル)に登録がある場合は、図4の辞書引きバッファ6b
には、該ユーザ辞書(テーブル)の情報が格納され、登
録がない場合は、原文中の単語そのものが、そのまま訳
語として前記辞書引きバッファ6bに格納されるという
仕組みになっている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術のうち『全
文翻訳』技術では、大量に翻訳する場合、膨大な翻訳処
理時間がかかり、またユーザが翻訳結果に目を通すのに
も時間と労力を要することがある。従って、『速読』と
いう用途には不向きである。
【0015】また、『部分翻訳』技術では、翻訳対象領
域をユーザが指定しなければならず、やはり『速読』と
いう用途には不向きである。
【0016】そこで、従来の『速読支援』技術が開発さ
れたが、従来の技術では、テーブルに登録した特定の単
語や日時しか翻訳されない。ニュース等の翻訳であれ
ば、テーブルに固有名詞等を登録しておくことによっ
て、「誰が」、「何時」、「何処で」、「誰と」等の部
分が翻訳されるため、文書の概要を知ることも可能であ
る。
【0017】しかし、新規技術紹介のための文書等を翻
訳する際には、翻訳すべき肝心な部分は、「(新規の)
何を」、「どのように」、「どうした」、等にあたるた
め、事前に『速読』に有効であると思われるキーワード
を前記テーブルに登録することは不可能に近く、このよ
うな従来技術を用いた速読翻訳処理では、新規技術文書
等の概要を把握することは困難である。
【0018】そこで本発明は、新規技術文書等の概要を
把握することが可能な機械翻訳装置を提供することを課
題とする。さらに、ユーザがキーワードなどを記憶させ
るための手段を設けることによって、ユーザがその用途
に応じてカスタマイズすることのできる装置を提供する
ことを課題とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の機械翻
訳装置は、ソース言語の文書中の翻訳対象領域を選別す
るための情報を記憶する翻訳対象領域選別情報記憶手段
と、該記憶手段に記憶されている情報に基づき翻訳対象
領域を決定する翻訳対象領域決定手段とを含んでおり、
翻訳対象領域を選別するための手がかりとなる情報に基
づいて決定した特定領域のみを翻訳することによって、
迅速に翻訳結果を提示することができる。
【0020】請求項2に記載の機械翻訳装置は、ソース
言語の文書中のタイトルを認識するタイトル認識手段
と、タイトルに従属する文書領域を認識するタイトル従
属文書領域認識手段と、タイトルの特定のキーワードを
登録したテーブルを記憶するタイトル・テーブル記憶手
段と、前記タイトル・テーブル記憶手段に記憶された特
定のキーワードを含むタイトルに従属する特定文書領域
のみを翻訳対象に決定する翻訳対象領域決定手段とを含
んでおり、 翻訳対象領域選別用のタイトル・テーブル
に登録された特定のキーワードを含むタイトルに従属す
る特定文書領域のみを翻訳することによって、迅速に翻
訳結果を提示することができる。
【0021】請求項3に記載の機械翻訳装置は、ソース
言語の文書中の各段落を認識するパラグラフ認識手段
と、翻訳処理を行なうべき段落の文章中の相対的位置を
指定したパラグラフ位置設定ファイルを記憶するパラグ
ラフ位置設定ファイル記憶手段と、前記パラグラフ位置
設定ファイル記憶手段において指定された段落のみを翻
訳対象に決定する翻訳対象領域決定手段と 翻訳対象領
域選別用のタイトル・テーブルに登録された特定のキー
ワードを含むタイトルに従属する特定文書領域のみを翻
訳することによって、迅速に翻訳結果を提示することが
できる。
【0022】請求項4に記載の機械翻訳装置は、ソース
言語の文書中の各段落を認識するパラグラフ認識手段
と、各段落中の各文を認識する文認識手段と、翻訳処理
を行なうべき文の段落中の相対的位置を指定した文位置
設定ファイルを記憶する文位置設定ファイル記憶手段
と、前記文位置設定ファイルにおいて指定された文のみ
を翻訳対象に決定する翻訳対象領域決定手段とを含んで
おり、 翻訳対象領域選別用の文位置設定ファイルにお
いて指定された特定の文のみを翻訳することによって、
迅速に翻訳結果を提示することができる。
【0023】請求項5に記載の機械翻訳装置は、ソース
言語の文書中の特定の領域または特定の文のみを翻訳す
る「速読支援モード」か、ソース言語の文書中の全ての
文を無条件に翻訳する「全訳モード」のうちいずれかを
選択する翻訳モード選択手段を含んでおり、ユーザの用
途に応じた翻訳結果を提示することができる。
【0024】請求項6に記載の機械翻訳装置は、複数の
翻訳対象領域決定手段をメニュー化したものの中から、
1又は複数の翻訳領域決定手段を選択するメニュー選択
手段と、該メニュー選択手段によって選択された特定の
翻訳領域決定手段に従って最終的な翻訳対象領域を決定
する最終翻訳対象領域決定手段とを含んでおり、ユーザ
の用途に応じた翻訳結果を提示することができる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図に基づいて説明する。
【0026】図10は、本発明の機械翻訳装置の実施の
形態のブロック図を示す。図10において、構成要素1
乃至8については図1に示した従来例のものと同様であ
る。
【0027】ここで機械翻訳装置の動作について説明す
る。
【0028】現在、機械翻訳装置は、「文」(句点や読
点等を区切りとする一まとまり)を1回の処理単位とし
て翻訳を行うものが主流である。このような機械翻訳装
置は、1つの「文」の内部でその構造を解析し、一つの
文から一つの独立した構造(構文)を作り上げることに
より翻訳を行う。
【0029】一般に、機械翻訳においては、図2に示す
ような解析レベルがある。ソース言語が入力されると、
レベルL1の辞書引き、レベルL2の形態素解析、レベ
ルL3の構文解析と、順次解析が進められる。
【0030】機械翻訳はこの解析レベルにより、大きく
次の2つの方式に分けられる。
【0031】第1の方式は、レベルL6の中間言語(ソ
ース言語及びターゲット言語のどちらにも存在しない概
念)まで解析し、引続いて、レベルL7の文脈生成、レ
ベルL8の意味生成、レベルL9の構文生成、レベルL
10の形態素生成と工程を進め、ターゲット言語を生成
していく『ピボット方式』である。
【0032】第2の方式は、上記レベルL2の形態素解
析、レベルL3の構文解析、レベルL4の意味解析、及
びレベルL5の文脈解析のいずれかのレベルまで解析を
行ってソース言語の内部構造を得、次に、前述のように
して得られたソース言語の内部構造と同レベルのターゲ
ット言語の内部構造に構造変換した後、ターゲット言語
を生成する『トランスファー方式』である。
【0033】ここで、上記の各レベルの解析について説
明する。
【0034】1)辞書引き・形態素解析(L1・L2) 図1に示す翻訳用辞書記憶手段8の辞書を参照して、入
力されたソース言語の文章を各形態素列(単語列)に分
割し、この各単語に対する品詞等の文法情報及び訳語を
得、更に、時制・人称・数などを解析する。
【0035】2)構文解析(L3) 後述のようにして単語間の係り受けなどの、文章の構造
(構造解析木)を決定する。
【0036】3)意味解析(L4) 複数の構文解析の結果から意味的に正しいものとそうで
ないものを判別する。
【0037】4)文脈解析(L5) 話題を理解し、省略や曖昧さを取り去る。
【0038】ここで説明する機械翻訳装置は、少なくと
も、レベルL3の構文解析のレベルまでの解析を行うも
のとする。すなわち、図10に示すように、本発明の翻
訳モジュール5は、辞書引き・形態素解析手段5a、構
文解析手段5b、構文変換手段5cターゲット言語生成
手段5dから成るものとする。
【0039】上記翻訳モジュール5は、ソース言語が入
力されると、それを翻訳処理してターゲット言語を出力
するものである。すなわち、入力手段2から入力された
ソース言語は、動作制御手段1の制御により翻訳モジュ
ール5に送られる。翻訳モジュール5では、翻訳規則記
憶手段7に格納されている翻訳規則や翻訳用辞書記憶手
段8に格納されている辞書を用いて、入力されたソース
言語を後に詳述するようにしてターゲット言語に翻訳す
る。その翻訳結果は、動作用メインメモリ6に一旦記憶
されると共に、出力手段3に表示される。
【0040】また、動作用メインメモリ6は、翻訳動作
の進行に応じてそれぞれ使用される、原文バッファ6
a、辞書引きバッファ6b、変換前の構文バッファ6
c、変換後の構文バッファ6d、訳文バッファ6eを含
む。
【0041】図5乃至図9は、「This is a
pen.」というソース言語の文(英文)を翻訳してタ
ーゲット言語の文(和文)を生成する際に、各翻訳動作
の進行に応じてバッファ6a乃至6eの内容がどのよう
になるかを各々例示している。
【0042】以下、図10及び図5乃至図9を用いて、
機械翻訳装置による翻訳(英日翻訳)の動作を説明す
る。
【0043】まず、図10の入力手段1からソース文
(英文)が読み込まれ、図5に示すように、図10の原
文バッファ6aに格納される。
【0044】次に、図10の翻訳モジュール5に基づく
制御手段1の制御の下に、翻訳用辞書記憶手段8に格納
された辞書を用いて、辞書引き・形態素解析手段5aに
よって、前記原文バッファ6aに格納されたソース文か
ら各単語の訳語等の情報が得られ、図1の辞書引きバッ
ファ6bに格納される。例えば、その各情報の一部であ
る品詞情報は、図6のように格納される。ここで、「T
his」は多品詞語であるが、図10の構文解析手段5
bによって一意に決定される。
【0045】前記構文解析手段5bでは、翻訳規則記憶
手段7に格納された解析文法規則及び翻訳用辞書記憶手
段8に格納された辞書に従って、各単語間の係り受け関
係を示す構文解析木が、図7に示すように決定され、図
10の変換前の構文バッファ6cに格納される。この構
文解析木は、次のようにして決定される。すなわち、前
記翻訳規則記憶手段7に格納された解析文法規則から、
以下のような規則が得られる。
【0046】文→主部、述部 主部→名詞句 述部→動詞、名詞句 名詞句→代名詞 名詞句→冠詞、名詞 これらの規則は、例えば、1つ目の規則は「文とは、主
部と述部からできている。」ということを表す。以下、
これらの規則に従って、構文解析木が決定される。
【0047】図10の構文変換手段5cでは、前記構文
解析手段5bと同様に、翻訳規則記憶手段7に格納され
た変換文法規則を用いて、入力されたソース文に対応す
る構文解析木(図7参照)の構造が、ターゲット文(和
文)に対応する構造(図8参照)に変換される。この木
構造変換によって得られた結果が図10の変換後の構文
バッファ6dに格納される。図10のターゲット言語生
成手段5dは、前記変換後の構文バッファ6dに格納さ
れたターゲット文「これ ペン である。」に適切な助
詞「は」や助動詞等を付加し、図9のようなターゲット
文の形にして、図10の訳文バッファ6eに格納する。
【0048】このようにして格納されたターゲット文
「これは、ペンである。」が、翻訳モジュール5から出
力され、動作用メインメモリ6に一旦格納されると共
に、出力手段3に表示される。
【0049】これまでに説明した構成要素1乃至8の動
作は、図1に示す従来技術の機械翻訳装置の動作と全く
同一であるが、本発明の実施の形態では、更に以下の各
構成要素が加わる。
【0050】図10Aは、本発明の第1の実施の形態の
構成を示す。図10Aにおいて、10はタイトル認識手
段、11はタイトル従属文書領域認識手段、12はタイ
トル・テーブル記憶手段、13は翻訳対象領域決定手段
1を示す。
【0051】図10Bは、本発明の第2の実施の形態の
構成を示す。図10Bにおいて、14はパラグラフ認識
手段、15はパラグラフ位置設定ファイル記憶手段、1
6は翻訳対象領域決定手段2を示す。
【0052】図10Cは、本発明の第3の実施の形態の
構成を示す。図10Cにおいて、14はパラグラフ認識
手段、17は文認識手段、18は文位置設定ファイル記
憶手段、19は翻訳対象領域決定手段3を示す。
【0053】図10Dは、本発明の第4の実施の形態の
構成を示す。図10Dにおいて、9は翻訳モード選択手
段、10はタイトル認識手段、11はタイトル従属文書
領域認識手段、12はタイトル・テーブル記憶手段、1
3は翻訳対象領域決定手段1、14はパラグラフ認識手
段、15はパラグラフ位置設定ファイル記憶手段、16
は翻訳対象領域決定手段2、17は文認識手段、18は
文位置設定ファイル記憶手段、19は翻訳対象領域決定
手段3、20はメニュー選択手段、21は最終翻訳対象
領域決定手段を示す。
【0054】本発明の特徴は、上記の特有の構成要素に
よって、『タイトル・テーブル』、または、『パラグラ
フ位置設定ファイル』、または『文位置設定ファイル』
等の各種の『翻訳対象領域選別情報』を用いた翻訳対象
領域決定処理、即ち、前記のテーブルや設定ファイル等
を用いて、翻訳処理を行う領域(文)と、行なわない領
域(文)とを振り分けるということにある。
【0055】図10乃至図32を用いて、本発明の第4
の実施の形態の動作について説明する。第4の実施の形
態は、第1から第3の実施の形態の構成要素を含むの
で、第4の実施の形態の動作の説明には、第1から第3
の実施の形態の動作の説明も含まれる。
【0056】第4の実施の形態の動作には、以下の動作
が含まれる。まず、『翻訳モード』を選択する。次に
『翻訳対象領域決定処理』のメニューの中から、『タイ
トル・テーブルに登録されたキーワードを含むタイトル
に従属する特定文書領域であって、かつパラグラフ位置
設定ファイルにおいて指定された特定のパラグラフであ
って、かつ文位置設定ファイルにおいて指定された特定
の文のみを翻訳対象とする』というコースを選択する。
続いて翻訳対象領域決定処理を行う。最後に最終的な翻
訳対象領域決定処理、即ち、翻訳処理を行う文/行なわ
ない文を選別する処理を行なう。
【0057】図11のフローチャートにおいて、ステッ
プS110の『翻訳モード選択』に際し、『翻訳モード
選択手段』(図10Dの9)によって『速読支援モー
ド』が選択されたものとする。続いて、図11のステッ
プS111の『メニュー選択』に際し、『メニュー選択
手段』(図10Dの20)によって、『各種翻訳対象領
域決定手段を全て組み合わせて使用する』、即ち、『タ
イトル・テーブルに登録されたキーワードを含むタイト
ルに従属する特定文書領域であって、かつパラグラフ位
置設定ファイルにおいて指定された特定のパラグラフで
あって、かつ文位置設定ファイルにおいて指定された特
定の文のみを翻訳対象とする』というコースが選択され
たものとする。そこへ、図15に示したソース言語の原
文文書が入力されたものとする。
【0058】なお、図27は、『原文文書』の内部書式
情報を模式化したものを示す。図27に用いてある符号
を以下に示す。
【0059】 [Bb]:Bold Begin ボールド体指定コード(開始) [Be]:Bold End ボールド体指定コード(終了) [CR]:改行コード [・] :センタリング 今、「『ボールド体』であり、かつ、直前の行が、『セ
ンタリング』されていないものを、『タイトル』とみな
す」という規則があるものとする。
【0060】まず、図11のステップS112で、『タ
イトル認識手段』(図10の10)によって『タイトル
認識』が行なわれ、図16に示したタイトル認識結果が
得られる。
【0061】この処理の詳細を図28のフローチャート
を用いて説明する。図28のステップS280で、テキ
スト中から、『ボールド体』即ち、『[Bb]から[B
e]の区間』を検出する。続いて、図28のステップS
281で、「直前の行が『センタリング』されているか
([・]の符号が付いているか)否かを調べる。この結
果、『センタリング』されていなければ、『タイトル』
とみなし、図28のステップS282に進み、[Bb]
の直後の文字位置ポインタ[Tb]と、[Be]の直後
の文字位置ポインタ[Te]をセットする。また、『セ
ンタリング』されている場合は、『タイトル』とはみな
さず、何も処理を行なわない。
【0062】『タイトル』を示す文字位置ポインタが入
ったテキストの書式情報を模式化したものが図29であ
る。図29に用いてある符号を以下に示す。
【0063】 [Bb]:Bold Begin ボールド体指定コード(開始) [Be]:Bold End ボールド体指定コード(終了) [CR]:改行コード [・] :センタリング [Tb]:タイトル始まり [Te]:タイトル終り 更に、図11ステップS113にて、『タイトル従属文
書領域認識手段』(図10の11)によって『タイトル
従属文書領域認識』が行なわれ、図17に示した結果が
得られる。
【0064】図16の『タイトル認識結果』に付与され
ている数値『ID』(識別子)は、図17の『タイトル
従属文書領域認識結果』の各文書領域の枠外に付与され
ている数値『ID』と対応しているものとする。
【0065】今、「『タイトル従属文書領域』とは、
『タイトルの直後の行から、次のタイトルの直前までの
領域』、または『タイトルの直後の行から、文書の最終
行までの領域』である」という規則があるものとする。
【0066】図30は、『タイトル』と、『タイトル従
属文書領域』の対応関係を表にしたものである。『タイ
トル位置ポインタ1』は、『タイトル従属文書領域』の
始まり位置を示しており、『タイトル位置ポインタ2』
は、『タイトル従属文書領域』の終り位置を示してい
る。
【0067】また、前記規則に従って認識された『タイ
トル従属文書領域認識処理結果』(図17)を模式化し
たものが、図31である。図31に用いてある符号を以
下に示す。
【0068】 [Bb]:Bold Begin ボールド体指定コード(開始) [Be]:Bold End ボールド体指定コード(終了) [CR]:改行コード [・] :センタリング [Tb]:タイトル始まり [Te]:タイトル終り [Tp??]:タイトルポインタ(『??』は、2桁の数字) 次に、図11のステップS114にて、『翻訳対象領域
決定手段1』(図10Dの13)によって『翻訳対象領
域決定処理1』、即ち、当該タイトルに従属する文書領
域を翻訳処理の対象とするか否かという振り分けが行な
われ、翻訳処理の対象となる文書領域のタイトルは『タ
イトル・フラグ=ON』になり、翻訳処理対象外の文書
領域のタイトルは『タイトル・フラグ=OFF』にな
る。
【0069】この処理の詳細を図12のフローチャート
を用いて説明する。図12のステップS120で、図1
8に示す『タイトル・テーブル』を検索し、図12のス
テップS121で、図11のステップS112にて認識
されたタイトル(図16)とテーブル内容とのマッチン
グをとり、『タイトル・テーブル』に登録があるか否か
の判断を行なう。この結果、登録があれば、図12のス
テップS122にて、『タイトル・フラグ』を『ON』
にする。また、登録がなければ、図12のステップS1
23にて、『タイトル・フラグ』を『OFF』にする。
この処理結果は、図19に示す通りである。
【0070】続いて、図11のステップS115で、図
11のステップS114の『翻訳対象領域決定処理1』
を行なった結果、『タイトル・フラグ』が『ON』にな
っているタイトルに従属する文書領域を対象に、『パラ
グラフ認識手段』(図10Dの14)によって『パラグ
ラフ認識』が行なわれる。
【0071】図19において、『タイトル・フラグ』が
『ON』になっているタイトルの中で、『タイトルID
=1』の『Abstract』、及び『タイトルID=
5』の『4 Conclusion』に従属する文書領
域には、各々パラグラフが1つずつしか存在しないの
で、必然的に、各々のタイトルに従属する文書領域全体
が1個のパラグラフにあたる。
【0072】また、『タイトルID=2』の『1 In
troduction』に従属する文書領域を対象に
『パラグラフ認識』を行なった結果は、図20に示す通
りである。
【0073】図32は、『タイトル』と、『パラグラ
フ』の対応関係を表にしたものである。
【0074】『パラグラフ位置ポインタ1』は、『パラ
グラフ』の始まり位置を示しており、『パラグラフ位置
ポインタ2』は、『パラグラフ』の終り位置を示してい
る。
【0075】尚、前記『パラグラフ認識結果』(図2
0)の内部書式情報を模式化したものが、図33であ
る。図33に用いてある符号を以下に示す。
【0076】 [Bb]:Bold Begin ボールド体指定コード(開始) [Be]:Bold End ボールド体指定コード(終了) [CR]:改行コード [・] :センタリング [Tb]:タイトル始まり [Te]:タイトル終り [Tp??]:タイトルポインタ(『??』は、2桁の数字) [pp??]:パラグラフポインタ(『??』は、2桁の数字) 次に、図11のステップS116にて、『翻訳対象領域
決定手段2』(図10Dの16)によって『翻訳対象領
域決定処理2』、即ち、当該パラグラフを翻訳処理の対
象とするか否かという振り分けが行なわれ、翻訳処理の
対象となるパラグラフは『パラグラフ・フラグ=ON』
になり、翻訳処理対象外のパラグラフは『パラグラフ・
フラグ=OFF』になる。
【0077】この処理の詳細を図13のフローチャート
を用いて説明する。図13のステップS130で、図2
1に示す『パラグラフ位置設定ファイル』を検索し、
『パラグラフ位置』を得る。図13のステップS131
で、この『パラグラフ位置』と、図11ステップS5に
て認識されたパラグラフの数値『ID』とがマッチする
か否かの判断を行なう。この結果、マッチしていれば、
図13のステップS132にて、『パラグラフ・フラ
グ』を『ON』にする。また、マッチしていなければ、
図13のステップS133にて、『パラグラフ・フラ
グ』を『OFF』にする。この処理結果は、図22に示
す通りである。
【0078】続いて、図11のステップS117で、図
11のステップS116の『翻訳対象領域決定処理2』
を行なった結果、『パラグラフ・フラグ』が『ON』に
なっているパラグラフを対象に、『文認識手段』(図1
0Dの17)によって『文認識』が行なわれる。
【0079】『文認識』とは、1個のパラグラフの中に
存在する、個々の文を一つの単位として認識していくも
のであり、該技術に関しては、既に特許出願中の『1パ
ラグラフ内にある、改行処理の行なわれていない複数個
の文を1文毎に分離し、切り出して改行する1文切り出
し方式』を具備した機械翻訳装置(当社特許:整理N
o.61−2401)と同様のものであると考えてよ
い。
【0080】図11のステップS116の『翻訳対象領
域決定処理2』の結果、『パラグラフ・フラグ』が『O
N』になっているパラグラフのうち、『タイトルID=
2』の『1 Introduction』の中の『パラ
グフID=0』を対象に『文認識』を行なった結果の一
部を図23に示す。
【0081】次に、図11のステップS118にて『翻
訳対象領域決定手段3』(図10Dの19)によって
『翻訳対象領域決定処理3』、即ち、当該文を翻訳処理
の対象とするか否かという振り分けが行なわれ、翻訳処
理の対象となる文は『文フラグ=ON』になり、翻訳処
理対象外の文は『文フラグ=OFF』になる。
【0082】この処理の詳細を図14のフローチャート
を用いて説明する。図14のステップS140で、図2
4に示す『文位置設定ファイル』を検索した結果得られ
た『文位置』と、図14のステップS141で、図11
のステップS117にて認識された文の数値『ID』と
マッチするか否かの判断を行なう。この結果、マッチし
ていれば、図14のステップS142にて、『文フラ
グ』を『ON』にする。また、マッチしていなければ、
図14のステップS143にて、『文フラグ』を『OF
F』にする。この処理結果は、図25に示す通りであ
る。
【0083】最後に、図11のステップS119で、
『最終翻訳対象領域決定手段』(図10Dの21)によ
って『最終翻訳対象領域決定処理』が行なわれる。
【0084】本実施例では、『タイトル・テーブルに登
録されたキーワードを含むタイトルを有する特定文書領
域であって、かつパラグラフ位置設定ファイルにおいて
指定された特定のパラグラフであって、かつ文位置設定
ファイルにおいて指定された特定の文のみを翻訳対象と
する』という『翻訳対象領域決定コース』に合致する
文、即ち、図26に示すように、図11のステップS1
18の『翻訳対象領域決定処理3』の処理において『文
フラグ=ON』の文を集めたものが、最終的な『翻訳対
象領域』に決定される。
【0085】以上が、『翻訳対象領域決定処理』に関す
る説明であるが、翻訳対象領域が決定した後は、その領
域のみが従来通りの翻訳処理技術にて翻訳される。
【0086】尚、図11のステップS110の『翻訳モ
ード選択』に際し、『翻訳モード選択手段』(図10D
の9)によって『全訳モード』が選択された場合には、
上記『翻訳対象領域決定処理』を行なわず、全ての文が
従来通りの翻訳処理技術にて翻訳される。
【0087】
【発明の効果】請求項1に記載の機械翻訳装置によれ
ば、翻訳対象領域を選別するための手がかりとなる情報
に基づいて決定した特定領域のみを翻訳することによっ
て、迅速に翻訳結果を提示することができる。従って、
文書のポイントを迅速に把握できるようにユーザを支援
することが可能である。
【0088】請求項2に記載の機械翻訳装置によれば、
翻訳対象領域選別用のタイトル・テーブルに登録された
特定のキーワードを含むタイトルに従属する特定文書領
域のみを翻訳することによって、迅速に翻訳結果を提示
することができる。また、前記テーブルに重要な情報が
含まれている可能性が高い文書領域のタイトルをキーワ
ードとして登録することによって、文書のポイントを提
示することができる。
【0089】従って、文書のポイントを迅速に把握でき
るようユーザを支援することが可能である。
【0090】更に、前記テーブルを書換え可能にしてお
くことによってユーザにカスタマイズの余地を与えるこ
とができる。すなわち、ユーザが所望する文書領域(例
えば、一般的な形態の文書ではないが、該特定ユーザに
とっての定型文書中のコラム)のみを迅速に翻訳結果と
して提示することができる。
【0091】請求項3に記載の機械翻訳装置によれば、
翻訳対象領域選別用のパラグラフ位置設定ファイル(先
頭,最終,先頭から数えて何番目等のように、翻訳すべ
きパラグラフ位置を指定したもの)において指定された
特定パラグラフのみを翻訳することによって、迅速に翻
訳結果を提示することができる。
【0092】また、前記ファイルには重要な情報が含ま
れている可能性が高いパラグラフ位置を指定しておくこ
とによって、文書のポイントを提示することができる。
例えば、一般に英語の文書ではピラミッド型の英文構造
を持つものが多いとされているが、その場合先頭パラグ
ラフには、該文書のエッセンスが凝縮されていることに
なる。また、最終パラグラフも結論部分にあたるため、
一般に重要とされている。従って、この場合には、先頭
パラグラフや最終パラグラフを指定しておく。
【0093】このように、請求項3に記載の機械翻訳装
置によれば、文書のポイントを迅速に把握できるようユ
ーザを支援することが可能である。
【0094】請求項2に記載の機械翻訳装置の場合と比
較して、『翻訳対象領域』が減少するため、ユーザが翻
訳結果から得た情報の取捨選択を迅速に行なうような場
合に一層効果的である。また、請求項2に記載の機械翻
訳装置と異なる点は、手紙文のように『タイトル』が全
く存在せず、複数個のパラグラフから成り立つような文
書であっても、ポイントを迅速に把握するようユーザを
支援できることである。
【0095】更に、前記ファイルを書換え可能にしてお
くことによってユーザにカスタマイズの余地を与えるこ
とができる。
【0096】従って、請求項3に記載の機械翻訳装置に
よれば、ユーザによって情報を入手したい原文文書形態
が異なっても、ユーザが所望するパラグラフのみを迅速
に翻訳結果として提示することができる。
【0097】請求項4に記載の機械翻訳装置によれば、
翻訳対象領域選別用の文位置設定ファイル(先頭,最
終,先頭から数えて何番目等のように、翻訳すべき文位
置を指定したもの)において指定された特定の文のみを
翻訳することによって、迅速に翻訳結果を提示すること
ができる。また、前記ファイルには重要な情報が含まれ
ている可能性が高い文位置を指定することによって、文
書のポイントを提示することができる。例えば、一般に
英語の文書ではピラミッド型の構造を持つものが多いと
されているが、その場合、各パラグラフの先頭に位置す
る文には、そのパラグラフのエッセンスが凝縮されてい
ることになる。この場合には、各パラグラフの先頭に位
置する文を指定する。
【0098】従って、本発明を用いれば、文書のポイン
トを迅速に把握できるようユーザを支援することが可能
である。
【0099】請求項2又は3の機械翻訳装置の場合と比
較して、『翻訳対象領域』が減少するため、ユーザが翻
訳結果から得た情報の取捨選択をを迅速に行なうような
場合には、より一層効果的である。
【0100】更に、前記ファイルを書換え可能にしてお
くことによってユーザにカスタマイズの余地を与えるこ
とができる。
【0101】従って、請求項4に記載の機械翻訳装置に
よれば、ユーザによって情報を入手したい原文文書形態
が異なっても、ユーザが所望する文のみを迅速に翻訳結
果として提示することができる。
【0102】請求項5に記載の機械翻訳装置によれば、
『翻訳モード選択手段』を設けることによって、文書中
の特定の領域または特定の文のみを翻訳する『速読支援
モード』か、(ある単位の)全ての文を無条件に翻訳す
る『全訳モード』のうちいずれかを選択することができ
る。
【0103】請求項6に記載の機械翻訳装置によれば、
『メニュー選択手段』を設けることによって、各種翻訳
対象領域決定手段の中から、1ないし複数個の翻訳領域
決定手段を選択することができる。これにより、例え
ば、各翻訳対象領域決定手段を組み合わせて使用する、
即ち、『タイトル・テーブルに登録されたキーワードを
含むタイトルに従属する特定文書領域であって、かつパ
ラグラフ位置設定ファイルにおいて指定された特定パラ
グラフに該当する特定領域のみを翻訳対象とする』、或
は、『タイトル・テーブルに登録されたキーワードを含
むタイトルに従属する特定文書領域であって、かつ文位
置設定ファイルにおいて指定された特定の文に該当する
特定領域のみを翻訳対象とする』、或は、『パラグラフ
位置設定ファイルにおいて指定された特定パラグラフで
あって、かつ文位置設定ファイルにおいて指定された特
定の文に該当する特定領域のみを翻訳対象とする』、或
は、『タイトル・テーブルに登録されたキーワードを含
むタイトルに従属する特定文書領域であって、かつパラ
グラフ位置設定ファイルにおいて指定された特定のパラ
グラフであって、かつ文位置設定ファイルにおいて指定
された特定の文のみを翻訳対象とする』というように、
様々な翻訳対象領域決定コースをユーザが選択すること
を可能にする。
【0104】勿論、本発明にて記載していない各種翻訳
対象領域決定手段をメニューに組み込み、選択すること
も可能である。
【0105】また、上記の各種翻訳対象領域決定手段を
組み合わせて最終的な翻訳対象領域を決定することがで
きるため、更に文書のポイントを絞り込んだ翻訳結果を
迅速に提示することも可能である。
【0106】従って、本発明を用いれば、文書のエッセ
ンスのみを一層迅速に把握できるようユーザを支援する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一般的な機械翻訳装置の一実施例の機能別構成
を示すブロック図である。
【図2】機械翻訳における翻訳レベルの説明図である。
【図3】従来の速読支援用機械翻訳技術に用いるユーザ
辞書(テーブル)である。
【図4】従来の速読支援用機械翻訳装置の一実施例の機
能別構成を示すブロック図である。
【図5】図1及び図4における各バッファ(6a乃至6
e)の内容例を示す図である。
【図6】図1及び図4における各バッファ(6a乃至6
e)の内容例を示す図である。
【図7】図1及び図4における各バッファ(6a乃至6
e)の内容例を示す図である。
【図8】図1及び図4における各バッファ(6a乃至6
e)の内容例を示す図である。
【図9】図1及び図4における各バッファ(6a乃至6
e)の内容例を示す図である。
【図10A】本発明の機械翻訳装置の実施の形態の機能
別構成を示すブロック図である。
【図10B】本発明の機械翻訳装置の実施の形態の機能
別構成を示すブロック図である。
【図10C】本発明の機械翻訳装置の実施の形態の機能
別構成を示すブロック図である。
【図10D】本発明の機械翻訳装置の実施の形態の機能
別構成を示すブロック図である。
【図11】本発明の実施例における最終翻訳対象領域決
定処理を実現するための全体のフロー・チャートの一例
である。
【図12】本発明の実施例における翻訳対象領域決定処
理1を実現するための全体のフロー・チャートの一例で
ある。
【図13】本発明の実施例における翻訳対象領域決定処
理2を実現するための全体のフロー・チャートの一例で
ある。
【図14】本発明の実施例における翻訳対象領域決定処
理3を実現するための全体のフロー・チャートの一例で
ある。
【図15A】本発明の実施例で用いる原文文書の一例で
ある。
【図15B】本発明の実施例で用いる原文文書の一例で
ある。
【図15C】本発明の実施例で用いる原文文書の一例で
ある。
【図15D】本発明の実施例で用いる原文文書の一例で
ある。
【図15E】本発明の実施例で用いる原文文書の一例で
ある。
【図16】本発明の実施例におけるタイトル認識処理結
果の一例である。
【図17A】本発明の実施例におけるタイトル従属文書
領域認識処理結果の一例である。
【図17B】本発明の実施例におけるタイトル従属文書
領域認識処理結果の一例である。
【図18】本発明の実施例における翻訳対象領域決定処
理1に用いる『タイトル・テーブル』の一例である。
【図19】本発明の実施例における翻訳処理対象タイト
ル決定結果の一例である。
【図20A】本発明の実施例におけるパラグラフ認識処
理結果の一例である。
【図20B】本発明の実施例におけるパラグラフ認識処
理結果の一例である。
【図21】本発明の実施例における翻訳対象領域決定処
理2に用いる『パラグラフ位置設定ファイル』の一例で
ある。
【図22】本発明の実施例における翻訳対象パラグラフ
の決定結果の一例である。
【図23】本発明の実施例における文認識処理結果の一
例である。
【図24】本発明の実施例における翻訳対象領域決定処
理3に用いる『文位置設定ファイル』の一例である。
【図25】本発明の実施例における翻訳対象文の決定結
果の一例である。
【図26】本発明の実施例における最終的な翻訳対象領
域決定結果の一例である。
【図27A】図15の原文文書の一例として掲載したテ
キストの内部書式情報を模式化したものである。
【図27B】図15の原文文書の一例として掲載したテ
キストの内部書式情報を模式化したものである。
【図27C】図15の原文文書の一例として掲載したテ
キストの内部書式情報を模式化したものである。
【図28】本発明の実施例におけるタイトル認識を実現
するためのフロー・チャートの一例である。
【図29A】『タイトル』を示す文字位置ポインタが入
ったテキストの書式情報を模式化したものである。
【図29B】『タイトル』を示す文字位置ポインタが入
ったテキストの書式情報を模式化したものである。
【図29C】『タイトル』を示す文字位置ポインタが入
ったテキストの書式情報を模式化したものである。
【図30】『タイトル』と、『タイトル従属文書領域』
の対応関係を表にしたものである。
【図31A】図17に掲載したタイトル従属文書領域認
識処理結果の一例の内部書式情報を模式化したものの一
部である。
【図31B】図17に掲載したタイトル従属文書領域認
識処理結果の一例の内部書式情報を模式化したものの一
部である。
【図32】『タイトル』と『パラグラフ』の対応関係を
表にしたものである。
【図33A】図20に掲載したパラグラフ認識処理結果
の一例の内部書式情報を模式化したものの一部である。
【図33B】図20に掲載したパラグラフ認識処理結果
の一例の内部書式情報を模式化したものの一部である。
【符号の説明】
1 動作制御手段 2 入力手段 3 出力手段 4 バスライン 5 翻訳モジュール 5a 辞書引き・形態素解析手段 5b 構文解析手段 5c 構文変換手段 5d ターゲット言語生成手段 6 動作用メインメモリ 6a 原文バッファ 6b 辞書引きバッファ 6c 変換前の構文バッファ 6d 変換後の構文バッファ 6e 訳文バッファ 6f キーワード変化形バッファ 7 翻訳規則記憶手段 8 翻訳用辞書記憶手段 9 ユーザ辞書(テーブル)記憶手段,翻訳モード選択
手段 10 翻訳モード選択手段,タイトル認識手段 11 速読翻訳手段,タイトル従属文書領域認識手段 12 タイトル・テーブル記憶手段 13 翻訳対象領域決定手段1 14 パラグラフ認識手段 15 パラグラフ位置設定ファイル記憶手段 16 翻訳対象領域決定手段2 17 文認識手段 18 文位置設定ファイル記憶手段 19 翻訳対象領域決定手段3 20 翻訳対象領域決定メニュー選択手段 21 最終翻訳対象領域決定手段

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ソース言語の文書を入力するための入力
    手段と、ソース言語をターゲット言語に翻訳するための
    翻訳モジュールと、記憶手段と、ターゲット言語を出力
    するための出力手段と、動作制御手段とを含む機械翻訳
    装置であって、 ソース言語の文書中の翻訳対象領域を選別するための情
    報を記憶する翻訳対象領域選別情報記憶手段と、該記憶
    手段に記憶されている情報に基づき翻訳対象領域を決定
    する翻訳対象領域決定手段とをさらに含む機械翻訳装
    置。
  2. 【請求項2】 ソース言語の文書を入力するための入力
    手段と、ソース言語をターゲット言語に翻訳するための
    翻訳モジュールと、記憶手段と、ターゲット言語を出力
    するための出力手段と、動作制御手段とを含む機械翻訳
    装置であって、 ソース言語の文書中のタイトルを認識
    するタイトル認識手段と、タイトルに従属する文書領域
    を認識するタイトル従属文書領域認識手段と、タイトル
    の特定のキーワードを登録したテーブルを記憶するタイ
    トル・テーブル記憶手段と、前記タイトル・テーブル記
    憶手段に記憶された特定のキーワードを含むタイトルに
    従属する特定文書領域のみを翻訳対象に決定する翻訳対
    象領域決定手段とをさらに含む機械翻訳装置。
  3. 【請求項3】 ソース言語の文書を入力するための入力
    手段と、ソース言語をターゲット言語に翻訳するための
    翻訳モジュールと、記憶手段と、ターゲット言語を出力
    するための出力手段と、動作制御手段とを含む機械翻訳
    装置であって、 ソース言語の文書中の各段落を認識す
    るパラグラフ認識手段と、翻訳処理を行なうべき段落の
    文章中の相対的位置を指定したパラグラフ位置設定ファ
    イルを記憶するパラグラフ位置設定ファイル記憶手段
    と、前記パラグラフ位置設定ファイル記憶手段において
    指定された段落のみを翻訳対象に決定する翻訳対象領域
    決定手段とをさらに含む機械翻訳装置。
  4. 【請求項4】 ソース言語の文書を入力するための入力
    手段と、ソース言語をターゲット言語に翻訳するための
    翻訳モジュールと、記憶手段と、ターゲット言語を出力
    するための出力手段と、動作制御手段とを含む機械翻訳
    装置であって、 ソース言語の文書中の各段落を認識す
    るパラグラフ認識手段と、各段落中の各文を認識する文
    認識手段と、翻訳処理を行なうべき文の段落中の相対的
    位置を指定した文位置設定ファイルを記憶する文位置設
    定ファイル記憶手段と、前記文位置設定ファイルにおい
    て指定された文のみを翻訳対象に決定する翻訳対象領域
    決定手段とをさらに含む機械翻訳装置。
  5. 【請求項5】 ソース言語の文書中の特定の領域または
    特定の文のみを翻訳する「速読支援モード」か、ソース
    言語の文書中の全ての文を無条件に翻訳する「全訳モー
    ド」のうちいずれかを選択する翻訳モード選択手段をさ
    らに含む、請求項1から4のいずれか一項に記載の機械
    翻訳装置。
  6. 【請求項6】 前記翻訳対象領域決定手段が複数であっ
    て、複数の前記翻訳対象領域決定手段をメニュー化した
    ものの中から、1又は複数の翻訳領域決定手段を選択す
    るメニュー選択手段と、該メニュー選択手段によって選
    択された特定の翻訳領域決定手段に従って最終的な翻訳
    対象領域を決定する最終翻訳対象領域決定手段とをさら
    に含む、請求項1に記載の機械翻訳装置。
JP7336880A 1995-12-25 1995-12-25 翻訳対象領域決定機能付き機械翻訳装置 Pending JPH09179865A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007052597A (ja) * 2005-08-17 2007-03-01 Fuji Xerox Co Ltd 翻訳装置
US10372827B2 (en) 2012-10-31 2019-08-06 International Business Machines Corporation Translating phrases from image data on a GUI

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