JPH09179376A - 液体帯電装置及びそれを含む静電写真印刷装置 - Google Patents

液体帯電装置及びそれを含む静電写真印刷装置

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JPH09179376A
JPH09179376A JP8282528A JP28252896A JPH09179376A JP H09179376 A JPH09179376 A JP H09179376A JP 8282528 A JP8282528 A JP 8282528A JP 28252896 A JP28252896 A JP 28252896A JP H09179376 A JPH09179376 A JP H09179376A
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sleeve
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    • G03G13/02Sensitising, i.e. laying-down a uniform charge
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    • G03G15/02Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for laying down a uniform charge, e.g. for sensitising; Corona discharge devices
    • G03G15/0208Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for laying down a uniform charge, e.g. for sensitising; Corona discharge devices by contact, friction or induction, e.g. liquid charging apparatus

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 流体又は液体媒体によるイオン伝導によ
り光導電性画像形成部材を帯電するためのデバイスを提
供し、該デバイスにより液体の漏れを制御し、特に非帯
電期間中のその損失を防ぐ。 【解決手段】 電荷を移動部材10に付与するための
液体帯電装置20を提供し、該装置20は、移動部材1
0と接触するように用いられて、イオンをイオン伝導液
を介して移動部材10へ搬送してイオンを移送すること
により移動部材10に電荷を付与する、イオン伝導液体
帯電手段26と、機械シール可能ハウジング手段24
と、を含み、イオン伝導液体帯電手段が移動部材と接触
する動作位置から、前記ハウジング手段24中に格納さ
れる非動作位置に移動してイオン伝導液の損失を防止で
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は概して、イオン伝導
液によるイオン伝導によりイオン移送を可能にする帯電
装置に関し、静電写真装置において、例えば受光体(例
えば、感光体)又は誘電体電荷レセプタ(dielectric ch
arge receptor)のような画像形成部材を帯電するために
主に用いられる。更に詳細には、本発明は、液体を帯電
装置から漏らさないための湿密メカニカルシール(moist
ure tight mechanical seal)を有する、上記記載した種
類の液体帯電装置に関する。
【0002】
【従来技術及び発明が解決しようとする課題】上に潜像
を形成する前に、光導電性面に均一な静電電荷又は帯電
電位を付与するための種々のデバイス及び装置は知られ
ている。典型的には、良く知られているコロナ発生タイ
プのデバイスが電荷を受光体に付与するために使用され
ている。該デバイスでは、1つ以上の微細な導電性素子
を含む吊り下げ式電極が、周囲空気のイオン化を生じさ
せる高い電位でバイアスされることにより隣接面、即ち
受光体上に電荷が付着することになる。露光前に静電写
真システムの画像形成面を帯電させることに加えて、望
ましい種類のコロナ発生装置、いわゆるコロトロンは、
静電トナー画像を受光体から転写基体に転写する際、ペ
ーパー上の電荷を中和することによりペーパを画像形成
部材に付着する又はペーパを画像形成部材から剥がす
際、及び一般的にトナーの付着前、付着中、及び付着後
に画像形成面を調整する際に使用されて、これにより生
成されるゼログラフィック出力コピーの品質を向上する
ことができる。これらの機能の各々は別個の独立したコ
ロナ発生装置により行われ得る。1つのマシン内のデバ
イスは比較的多数であり、コロナ発生装置の経済的な使
用法が必要とされている。
【0003】これまでいくつかの問題がコロナ発生装置
と関係してきた。その最も顕著な問題は、このようなコ
ロナデバイスがコロナ発生電極の全長に沿って均一な電
荷密度を提供することができず、それに対応して、帯電
される隣接面の関係部分上に付着される電荷の大きさに
ばらつきを生じることに集中している。他の問題は、特
別な絶縁体の使用を必要とする非常に高い電圧(600
V〜800V)の使用、コロナワイヤの過度のメンテナ
ンス、低い帯電効率、コロノード(coronode)と帯電表面
との間の不均一さにより生じるアーク放電、コロナ発生
ワイヤの振動及びたるみ、コロナワイヤの汚染、及び一
般的には湿潤及び空中の化学汚染物がコロナ発生装置に
対して与える影響に起因する一定しない帯電性能を含
む。更に重要なことには、コロトロンデバイスは、証明
されている健康及び環境に有害となるオゾンを発生す
る。また、コロナ帯電デバイスは、コロトロンからやが
て離れ、種々のマシンの構成部分を酸化させ、生成され
る最終的な出力プリントの品質に悪影響をもたらす窒素
酸化物も生成する。
【0004】吊り下げ式ワイヤコロナ発生帯電装置を用
いること固有のこれらの問題に対する様々なアプローチ
及び解決策が提案されてきた。例えば、米国特許第4,
057,723号(サリド(Sarid) ら)は誘電体コーテ
ィングされたコロノードを示し、該コロノードは導電性
シールド又は絶縁基体上でその長さ沿って均一に支持さ
れている。該特許は比較的厚い誘電材料、好ましくは、
ガラス又は無機誘電体でコーティングされた導電性ワイ
ヤを、導電性シールド電極と接触するように又はそれか
ら僅かに離間するように具備する、コロナ放電電極を示
す。米国特許第4,353,970号はガラスコーティ
ングされた第2ワイヤの外側に直接取り付けられる裸線
コロノードを開示する。米国特許第4,562,447
号は、アパーチャを通るイオンフローの通路を増大した
り塞げたりできる複数のアパーチャを有するイオン変調
電極を開示する。更に、コロナ発生帯電システムの代替
法も開発されてきた。例えば、米国特許第2,912,
586号(ガンドラッチ(Gundlach))、第3,043,
684号(メイヤー(Mayer) )、第3,398,336
号(マーテル(Martel)ら)で例示されるローラ帯電シス
テムは技術文献中の多くの論文に開示され、論じられて
きた。
【0005】本発明は、水のような流体又は液体媒体に
よるイオン伝導により光導電性画像形成部材を帯電する
ためのデバイスに関し、該デバイスではコロナ発生装置
及び隣接面に電荷を誘導する他の既知のデバイスを、そ
れらの既知の欠点と共に回避することができる。特に本
発明は、液体の漏れを制御し、特に非帯電期間中にその
損失を防ぐことができる機械的シール可能液体帯電装置
に関する。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の態様によれば、
電荷を移動部材に付与するための液体帯電装置が提供さ
れ、該装置は、移動部材と接触するように用いられて、
イオンをイオン伝導液を介して移動部材へ搬送してイオ
ンを移送することにより移動部材に電荷を付与する、イ
オン伝導液体帯電手段と、機械シール可能ハウジング手
段とを含み、イオン伝導液体帯電手段が、移動部材と接
触する動作位置から、ハウジング手段中に格納される非
動作位置に移動してイオン伝導液の損失を防止できる。
【0007】本発明の別の態様によれば、電荷を光導電
性画像形成部材に付与するための液体帯電装置を含む静
電写真印刷装置が提供され、該装置は、光導電性部材と
接触するように用いられて、イオンをイオン伝導液を介
して光導電性部材に搬送して、イオンを移送することに
より、光導電性部材に電荷を付与するイオン伝導液体帯
電手段と、機械シール可能ハウジング手段とを含み、光
導電性部材と接触する動作位置からハウジング手段中に
格納される非動作位置へイオン伝導液体帯電手段が移動
してイオン伝導液の損失を防止できる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の特定の主題に関するイオ
ン伝導液体帯電装置を参照して、例示的なイオン伝導液
体帯電装置20について詳細に記載する。概して、イオ
ン伝導液体帯電デバイスは、蒸留水又は脱イオン水のよ
うな液体材料、又はゲル化剤を含み得るある他の液体材
料を、以下に述べるように、受光体10の表面12と接
触させるのに適した装置を含む。電圧が液体材料に印加
され、また受光体10が液体材料に対して回転又は搬送
されると、それにより、液体と受光体の界面から受光体
表面12への、好ましくは単一の正又は負の極性のイオ
ンの移送が可能になる。
【0009】発明の背景により記載した種類の液体帯電
装置は、イオン伝導液成分を光導電性画像形成部材の表
面と接触するように配置し、電圧をイオン伝導液成分へ
印加して、イオンが液体と光導電性面との間の界面を横
切って移送されるようにすることにより、光導電性画像
形成部材またはそれと接触するように配置されるあらゆ
る誘電部材がイオン伝導帯電を可能にするための手段と
して動作する。従って、受光体は、コロトロン又は同様
のコロナ発生デバイスにおいて発生するようなガス媒体
を通して受光体上にイオンを噴霧するというよりも、液
体成分を通してイオンを流すことにより帯電されること
になる。最も簡単に述べると、イオン伝導液は受光体に
対して望まれる表面電位とほぼ等しい電圧だけバイアス
され、それにより、両者間の電場が完全に減少されるま
でイオン液と受光体との間の接触点にイオンが付着され
ることになる。
【0010】本発明の内容において十分に役立つであろ
うイオン伝導液材料の例は、イオンを伝導できるあらゆ
る液体ベースの材料を含み、これは単なる水道水や蒸留
水又は脱イオン水さえ含まれる(その伝導性は周知の二
酸化炭素の水中溶解により生じる)。水に添加して水を
更にイオン伝導性にできる成分は、空中二酸化炭素(C
2 )、リチウムカーボネート、炭酸ナトリウム、炭酸
カリウム、重炭酸ナトリウム等が含まれる。濃度範囲は
微量レベルから飽和レベルまで変化可能である。イオン
伝導媒体の別の例は、水96重量%とNaOHで中和さ
れた酢酸4%からなるゲルである。ほかのヒドロゲルは
ポリヒドロキシエチルメタクリレート、ポリアクリレー
ト及びポリビニルピロリジノン等を含む。他のゲル材料
は天然及び合成の両方のゼラチン、ガム、及び粘物を含
む。本発明の装置と共に使用するのに望ましい多数の他
の流体配合物及び材料は、1994年5月27日に出願
され、「光導電性帯電プロセス(Photoconductive Charg
ing Processes)」と題された米国特許第5,510,8
79号に記載されている。
【0011】例示的な実施の形態では、受光体は、受光
体と接触するように配されて電気的にバイアスされた泡
(フォーム)成分を湿らせることにより帯電される。電
気的なバイアスによりイオン伝導液材料中に存在するイ
オンが分離される。正の電圧が電源から印加されると、
正のイオンが画像形成部材に向かって移動し、また負の
電圧が電源から印加されると、負のイオンが画像形成部
材に向かって移動する。画像形成部材を回転又は搬送す
ることにより、電荷が泡から画像形成部材に移送され、
この場合、該電荷は電源から印加される電圧と実質的に
等価である。
【0012】上記記載したプロセスは2つの条件がみた
される時に非常に有効であると見なされている。第1の
条件は、イオン伝導媒体又はキャリヤ(例えば、泡)で
の電圧降下がわずかであることであり、これは20イン
チ/秒の受光体表面速度でのIR降下が約25ボルト未
満である純粋な蒸留水において満たされる。これは、印
加電圧が625ボルトの時に約4%の印加電圧の消費を
表す。イオン伝導媒体のイオン伝導率を増大することに
より、イオン伝導媒体にわたる電圧降下を減少でき、ま
た効率を上げることができ、それは例えば約0.1mモ
ル濃度の低濃度のイオン種を添加することにより達成で
きる。第2の条件は画像形成部材とイオン伝導媒体が十
分な時間の間接触することであり、これにより画像形成
部材上の電圧はイオン伝導媒体中のIR降下よりも少な
い電圧降下の印加電圧に達する。下記表は様々な処理速
度で予測される電流の計算結果を示す。帯電メカニズム
(1、000cm2/ パネル) は印加電圧1,000
V、比誘電率3.0、画像形成部材の厚み25μm、及
び16インチの長さと仮定する。
【0013】
【表1】
【0014】コロトロンと比較してイオン移送の1つの
利点は積層型画像形成部材を帯電する場合にオゾンの生
成が著しく減少されることである。接触イオン帯電によ
り、コロトロンが生成するオゾンの1%未満しかオゾン
が生成されない。直径が3.2インチの市販されている
有機受光体ドラムを48インチ/秒の表面速度で動作
し、本発明のプロセスにより繰り返し帯電した。0.5
インチの帯電ゾーン内のオゾン濃度を測定すると、0.
005ppmという分析的な検出限界よりも低かった。
有機受光体は通常−800V未満に帯電されるので、本
発明のイオン移送帯電は全ての実用的な用途に対してオ
ゾンレスである。これは、ある受光体劣化メカニズム、
即ちパーキング消去(parking deletions) として知られ
ている印刷欠陥を取り除く。加えて、オゾン管理及びフ
ィルタ処理の必要性も除かれる。従って、イオン帯電デ
バイスはコロトロンまたはスコロトロンよりも健康上の
危険が低い。
【0015】画像形成部材が本発明において開示される
プロセスにより過帯電されることがないことは留意され
る。画像形成部材が帯電され得る最大電圧は、流体媒体
に印加される電圧である。画像形成部材の電圧が流体へ
の印加電圧に達すると、イオンを流体/絶縁体の境界に
駆動する流体媒体の大半にわたる電場が0に降下するの
で、画像形成部材の電荷はこの値に限定されている。逆
に、画像形成部材は画像形成部材とイオン伝導媒体との
間の接触の時間が不十分である場合に、不足帯電され得
る。不足帯電の度合いは通常著しくなく(20〜50
V)、イオン伝導媒体へのより高い電圧の印加により補
償され得る。更に、この電圧降下にもかかわらず、受光
体上の電荷が均一であることは留意される。受光体の周
囲回転速度は、速度0よりも僅かに大きい値のような非
常に低い値から、例えば100インチ/秒のような高速
度の範囲であり得て、好ましくは0〜約20インチ/秒
の範囲である。
【0016】本発明のプロセスの別の利点は、電源の複
雑さを減少できるということである。コロナ放電を制御
する必要がないために、流体媒体にDC電圧バイアスだ
けが印加される。従って、電源は、DC信号上にAC信
号を重ねて使用する典型的な帯電システムよりも簡便に
なる。更に、本発明を動作するために必要な電圧は、他
の実用されている帯電デバイスよりも低い。
【0017】更に他の利点は、本発明により高い度合い
の電荷の均一さが与えられるということである。帯電さ
れる誘電体上の電位分布は、不足領域が追加イオンで
「充填され」て誘電層上に均一なイオンの付着を導くこ
とになるというような方法で、帯電プロセス中に自身を
調整すると考えられている。表面電圧のばらつきはマイ
ラー表面上で本質的に±1〜2Vの測定精度に相当する
か又はそれよりも少ないことが分かった。デバイスはま
た受光体表面を50インチ/秒まで均一に帯電できるこ
ともわかった。
【0018】次に、本発明の主題に移ると、本発明によ
る機械的シール可能液体帯電装置(mechanically seala
ble liquid charging apparatus )の一つの実施の形態
は液体または蒸気としての液体損失の問題に向けられて
おり、これは上記記載した種類のイオン伝導液体帯電装
置が有する深刻な問題である。デバイスからの液体損
失、特に静電写真印刷機が停止している又は非印刷状態
である状態下でのデバイスからの液体損失は、デバイス
に期待される範囲の寿命に比べて短時間の間にデバイス
を不能にする。この問題の解決策として、本発明のイオ
ン伝導液体帯電装置は、シール可能ハウジング24を具
備している。該シール可能ハウジング24は、上にドナ
ーウィック26が取り付けられた弾性のスプリングアー
ム25を介して受光体10の表面12と接触する湿った
液体ドナーウィック(灯心)26を支持するように用い
られる。この場合、シール可能ハウジングを用いること
により、ドナーウィック26/スプリングアーム25を
組み合わせたものが、光導電性表面と接触する動作位置
からハウジング内に格納される非動作位置まで移動して
イオン伝導液の損失を防止することが可能になる。
【0019】図1及び図3に示されるように、本発明の
一つの実施の形態では、ハウジング24はハウジングキ
ャビティ29を画定しており、該ハウジングキャビティ
29は受光体12を横切って延出し、受光体12に面し
ているハウジングアパーチャ23を具備している。円筒
ハウジングキャビティ29内には、受光体12を横切っ
て延出するスリーブアパーチャを有するスリーブ部材1
29が配置されている。スリーブ部材129はハウジン
グキャビティ29中で回転可能であり、従って、ハウジ
ングアパーチャ23とスリーブアパーチャ123が位置
合わせすると、動作位置のドナーウィク26によりドナ
ーウィック26を受光体10へ配置するための開口部が
ハウジング24中に生成される。逆に、ハウジングアパ
ーチャ23とスリーブアパーチャ123が位置合わせし
ないようにスリーブ部材129が回転すると、ハウジン
グアパーチャ123に沿って閉止状態が生成され、ハウ
ジング24を非動作位置のドナーウィックによりシーリ
ングする。好ましくはスリーブ129はアパーチャ23
と123が位置合わせから180°逸れるようにハウジ
ングキャビティ29内に配置され、ハウジング24の細
長いシールに沿って最適なシールを生成する。
【0020】図1及び図3に示された実施の形態は、略
円筒形のスリーブ部材129が略円筒形のキャビティ2
9内に組み入れられている同心の略円筒対の使用につい
て考察したが、スリーブ部材及びキャビティが、適切に
配置される時に、気密シールの形成を可能にしながら互
いに関して回転可能でなければならないことを要求する
設計の制約下で、このような円筒対を製造することは難
しいことがわかっている。ハウジング24かスリーブ1
29のどちらか一方かまたは両方を、適合材料から生成
するという更なる所望の特徴によりこの問題は悪化し、
互いに対する回転を非常に困難にし得る。従って、図1
及び図3に示された実施形態の同心円筒対の設計の代わ
りとして、本発明は図2に示されるような代替の実施形
態についても考察する。この代替の実施形態ではハウジ
ングキャビティ29とスリーブ129の各々は、その長
手方向軸に沿って、光導電性部材の移動パスを横切るよ
うに延出するテーパをそれぞれ具備している。従って、
キャビティ29とスリーブ129は共に一端部から反対
の端部へ徐々に連続的に減少する直径をそれぞれ有す
る。この実施形態では、スリーブ部材129はテーパか
らその回転直前に引き離され、スリーブアパーチャ12
3をハウジングアパーチャ23と位置合わせするように
位置決めして、ドナーウィック26を動作位置に配す
る。逆に、ドナーウィック26を非動作位置に配するた
めのスリーブ部材129の回転後、テーパスリーブ12
9はその長手方向軸に沿って内側に押されてスリーブを
ハウジングキャビティ29のテーパ上へ押圧し、これに
よりハウジング23とスリーブ129との間に気密シー
ルを形成する。この「テーパ対」の設計は、マシン市場
では「ロッキングテーパー(locking taper) 」として認
識され、強いトルク下でスリップしない構成として知ら
れている。従って、この代替の実施形態は、システムの
機械的なオペレーションに幾らかの複雑さを追加するこ
とを犠牲にして、スリーブ129がハウジングキャビテ
ィ29に対して妨げのない回転を行なう。ステッパモー
ター及びソレノイドのような従来技術において良く知ら
れているような様々な電気機械式デバイスによりスリー
ブ部材に要求される回転移動及び長手方向の移動を提供
できることは認識されるであろう。
【0021】図2に示されるように、オペレーションで
は、受光体の帯電が要求されない時(例えば、機械の電
源が切られると)、機械シール可能液体帯電デバイスは
非動作位置に配される。非動作位置では、スリーブアパ
ーチャ123がハウジングアパーチャ23との位置合わ
せから約180°それるようにスリーブ129は配置さ
れている。マシンが起動して受光体の帯電が要求される
と、スリーブ129は回転する(図1に示された実施形
態に関して反時計回り方向に回転されることが好まし
い)。スリーブ129の回転によりスリーブアパーチャ
123がハウジングアパーチャ23と位置合わせされる
ようになると、スリーブ129の内部壁に対して力を加
えるスプリングアーム25の付勢力下でドナーウィック
26がハウジングから移動されるようになり、ウィック
26が固定ビポット軸124の回りをピボットする。上
記記載したように、このピボット軸124に電圧を印加
して、電圧をウィック26へ印加することができる。対
照すると、機械の電源を切ると又は受光体の帯電がそれ
以上必要でなくなると、スリーブ129は再び回転され
る(図1に示された実施の形態に関しては時計回り方向
に回転することが好ましい)。これらの状況下でのスリ
ーブ129の回転により、スリーブアパーチャ123が
ハウジングアパーチャ23との位置合わせから移動して
ハウジング24をシールする。更に、スリーブ129の
逆方向回転により、スリーブの前端がドナーウィック2
6と接触搬送されるように動作し、スリーブの更なる回
転によりウィック26は受光体12と接触する動作位置
からシールハウジング24内に隠される非動作位置へ移
動される。本発明をキャビティ内で回転するスリーブに
ついて記載するが、本発明の利点は、ハウジングとその
キャビティが固定スリーブ部材に対して回転するように
用いられる装置により得られ得ることは、当業者には認
識されるであろう。従って、本発明は、ハウジング内に
ハウジングに対して回転可能に取り付けられるスリーブ
部材を含む液体帯電装置の概念を含む。この場合、スリ
ーブ部材は移動部材を横切って延出するスリーブアパー
チャを画定し、ハウジング又はスリーブ部材のいずれか
が互いに対して回転可能でありシール可能ハウジングを
形成する。
【0022】弾性のスプリングアーム25は導電性材料
からなり、またDC電圧電源22と連結されてイオン輸
送バイアス電圧を湿ったドナーウィック26へ印加する
ので、電圧バイアスはDC電源22を介して液ドナーウ
ィック26と、ドナーウィック26により湿らされたイ
オン伝導液材料とに印加される。或いは、電気ワイヤを
ウィック26中へその長さに沿って浸すことにより、イ
オン伝導流体への電気接触を行うこともできる。電源2
2により印加される典型的な電圧は、約−4000〜+
4000Vの範囲であり、好ましくは約±400〜約±
700Vの間にある。受光体表面12に印加される電圧
は、イオン伝導液に印加される電圧と本質的に等しいの
で、例えば750Vの電圧がイオン伝導媒体に印加され
ると受光体表面上に約750Vか又は750Vよりも僅
かに低い電圧が生じる結果となる。電源22により供給
される電圧は、正又は負の極性を有し得て、ドナーウィ
ック26により付着される電荷の極性は、もっぱら供給
電圧の極性により制御される。即ち、イオン伝導液材料
に正のバイアスを印加することにより光導電性部材に正
イオンが移送され、またイオン伝導液材料に負のバイア
スを印加することにより光導電性部材に負イオンが移送
されることになる。
【0023】ドナーウィック26は、ポリウレタン又は
ポリビニルアルコール−コ−ポリビニルホルマル(ホル
ムアルヒデドで架橋されたポリビニルアルコール)のよ
うな多孔性又は微小孔性のエラストマーポリマーから製
造される比較的フレキシブルでコンプライアントな部材
であり、イオン伝導性の液体を受光体表面12と接触さ
せるために設けられる。このブレード部材は、使用され
る特定のイオン伝導液により湿らせることが可能である
べきであり、特に液体が水である場合に好ましくは親水
性であるべきである。例えば、ポリウレタンフォーム、
圧縮ポリウレタンフォーム又はポリビニルアルコール−
コ−ポリビニルフォルマルフォームを使用して、コンプ
ライアントなブレード部材を提供することができる。或
いは、ドナーウィック26は、疏水性ポリマー、例えば
ビトン(VITON 、商標名) 、ビニリデンフルオライド/
ヘキサフルオロプロピレンのコポリマー、又はビニリデ
ンフルオライド/ヘキサフルオロプロピレン及びテトラ
フルオロエチレンのターポリマーから製造され得る。ウ
ィックの表面はそれを親水性にするように化学的に処理
され得る。例えば、ウィックの表面はオゾンガス、又は
クロム酸のような他の酸化剤に露呈することにより処理
され得る。ビトンのような非親水性材料の表面を親水性
にするための更に別の既知の方法は、例えば微細なサン
ドペーパを用いてそれを仕上げすることにより粗面にす
ることである。ドナーウィック用の他の疎水性ポリマー
には、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチルペン
タン、ポリブタジエン及びシリコーンエラストマーが含
まれる。
【0024】ドナーウィック26に加えて、本発明の構
造はまた第2の弾性スプリングアーム27に取り付けら
れるワイパーブレード28も含む。この場合、ワイパー
ブレード28/スプリングアーム27の組み合わせは、
ドナーウィック26/スプリングアーム25に設けられ
た構成と同様の方法で、受光体表面と接触するように選
択的に回転され得る。ワイパーブレード28は、湿った
ドナーウィック26と受光体表面12との間の境界に移
送された少量の流体を受光体12の表面から除去するよ
うに設けられる。従って、受光体表面12の移動方向1
6に対してドナーウィック26の下流に配置されるポリ
ウレタンタイプのブレードは、水又は他の液体の受光体
表面への移送を無くすように設けられている。ワイパー
ブレードを使用することにより、ドナーウィック26に
よってより高濃度の液体も与えられることも可能にな
る。ドナーウィック26/受光体12の境界での液体濃
度、ワイパープレード28の拭き取り角度、及びスプリ
ングアーム27の堅さのようなファクタを最適化するこ
とにより、ワイパーブレード28の有効性が向上するこ
とは明確である。連続する帯電オペレーションで使用す
るためにハウジング24にイオン伝導液を戻すことによ
り、本発明の帯電システムの動作寿命も延長する。ハウ
ジング24及び特に円筒キャビティ29が、中に支持さ
れる液ドナーウィックを湿らせるために使用される一定
量のイオン伝導液を貯蔵するためのリザーバとしても役
立つことは、前記記載から理解されよう。或いは、又は
加えて、帯電装置のハウジング24に液体を添加してド
クターブレードを連続的に湿らせるように液体管理シス
テム(図示せず)が設けられてもよい。
【0025】概説すると、本発明は、脱イオン水若しく
は蒸留水を含む液体材料、又はイオン伝導液若しくはゲ
ルからなるイオン伝導媒体から受光体へイオンを移送す
ることにより受光体を帯電するための装置と、イオン伝
導媒体を受光体表面と接触させることを含む光導電性画
像形成部材のイオン移送帯電方法と、に関する。イオン
伝導媒体を通過する受光体を移動又は回転させながら、
イオン伝導液媒体に電圧を印加することにより、イオン
が受光部材(photoreceptive member) に移送することな
可能になる。イオン伝導液体帯電部材が光導電性画像形
成部材と接触する動作位置からハウジング内に格納され
る非動作位置へ移動可能になる機械シール可能ハウジン
グが設けられると、液状又は蒸気形態のイオン伝導液の
損失を防止して、装置の機能的寿命を延ばす。加えて、
ドナーブレードにより運ばれた液滴を受光体の表面から
取り除くようにワイパーブレードが設けられてもよい。
【0026】
【発明の効果】従って、本発明により、前述の目的及び
利点を十分に満足させるイオン伝導液体帯電デバイスが
提供されたことは明白である。本発明は特定の実施の形
態と共に記載されたが、多くの代替、変更及びバリエー
ションにより所望の結果が得られ得ることは、当業者に
は明白であろう。従って、本発明は請求項の精神及び範
囲内にあり得るすべての代替、変更及びバリエーション
を含むことが意図される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による機械的にシール可能なイオン的に
導電性の液体帯電装置の単純な断面側面図である。
【図2】本発明の機械的にシール可能な液体帯電装置の
ロッキングテーパシールの実施の形態の平面図である。
【図3】本発明のイオン伝導液体帯電装置を使用する静
電複写機を示す略正面図である。
【符号の説明】
10 受光体 20 イオン伝導体帯電装置 23 ハウジングアパーチャ 24 シール可能ハウジング 25 スプリングアーム 26 ドナーウィック 27 スプリングアーム 28 ワイパーブレード 29 ハウジングキャビティ 123 スリーブアパーチャ 124 ビポット軸 129 スリーブ部材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電荷を移動部材に付与するための液体帯
    電装置であって、 移動部材と接触するように用いられて、イオンをイオン
    伝導液を介して移動部材に搬送してイオンを移送するこ
    とにより移動部材に電荷を付与する、イオン伝導液体帯
    電手段と、 機械シール可能ハウジング手段とを含み、移動部材と接
    触する動作位置から前記ハウジング手段中に格納される
    非動作位置へ前記イオン伝導液体帯電手段が移動して、
    イオン伝導液の損失を防止できる、 液体帯電装置。
  2. 【請求項2】 電荷を光導電性画像形成部材に付与する
    ための液体帯電装置を含む静電写真印刷装置であって、 移動部材と接触するように用いられて、イオンをイオン
    伝導液を介して移動部材に搬送してイオンを移送するこ
    とにより移動部材に電荷を付与する、イオン伝導液体帯
    電手段と、 機械シール可能ハウジング手段とを含み、移動部材と接
    触する動作位置から前記ハウジング手段中に格納される
    非動作位置へ前記イオン伝導液体帯電手段が移動して、
    イオン伝導液の損失を防止できる、 を含む静電写真印刷装置。
JP8282528A 1995-11-01 1996-10-24 液体帯電装置及びそれを含む静電写真印刷装置 Withdrawn JPH09179376A (ja)

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