JPH09178944A - 熱安定性偏光子 - Google Patents
熱安定性偏光子Info
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- JPH09178944A JPH09178944A JP35262296A JP35262296A JPH09178944A JP H09178944 A JPH09178944 A JP H09178944A JP 35262296 A JP35262296 A JP 35262296A JP 35262296 A JP35262296 A JP 35262296A JP H09178944 A JPH09178944 A JP H09178944A
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- G02B—OPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
- G02B5/00—Optical elements other than lenses
- G02B5/30—Polarising elements
- G02B5/3025—Polarisers, i.e. arrangements capable of producing a definite output polarisation state from an unpolarised input state
- G02B5/3033—Polarisers, i.e. arrangements capable of producing a definite output polarisation state from an unpolarised input state in the form of a thin sheet or foil, e.g. Polaroid
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- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02B—OPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
- G02B1/00—Optical elements characterised by the material of which they are made; Optical coatings for optical elements
- G02B1/08—Optical elements characterised by the material of which they are made; Optical coatings for optical elements made of polarising materials
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C09—DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- C09K—MATERIALS FOR MISCELLANEOUS APPLICATIONS, NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE
- C09K2323/00—Functional layers of liquid crystal optical display excluding electroactive liquid crystal layer characterised by chemical composition
- C09K2323/03—Viewing layer characterised by chemical composition
- C09K2323/031—Polarizer or dye
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- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 熱安定性偏光子。
【解決手段】 排他的にポリアセチレンを含有するポリ
マーマトリックスを除いて、共役二重結合を有するポリ
マーの偏光層が備わっている柔軟な偏光子の表面をシリ
ケートで密閉すると、熱安定性を示す偏光子が得られ
る。
マーマトリックスを除いて、共役二重結合を有するポリ
マーの偏光層が備わっている柔軟な偏光子の表面をシリ
ケートで密閉すると、熱安定性を示す偏光子が得られ
る。
Description
【0001】本発明は、共役二重結合を有するポリマー
の偏光層が備わっていて(排他的にポリアセチレンを含
有するポリマーマトリックスを除いて)表面がシリケー
トで密閉されている熱安定性を示す柔軟な偏光子に関す
る。本発明はまた被覆層を追加的に接着させた上記偏光
子にも関する。
の偏光層が備わっていて(排他的にポリアセチレンを含
有するポリマーマトリックスを除いて)表面がシリケー
トで密閉されている熱安定性を示す柔軟な偏光子に関す
る。本発明はまた被覆層を追加的に接着させた上記偏光
子にも関する。
【0002】米国特許第4 818 624号には、表
面を有機シランでシリル化することで偏光子を安定化す
ることが記述されている。49から74℃(120から
165°F)で24時間後に既に色あせおよび色のシフ
トが観察されることからその作用は充分でない。
面を有機シランでシリル化することで偏光子を安定化す
ることが記述されている。49から74℃(120から
165°F)で24時間後に既に色あせおよび色のシフ
トが観察されることからその作用は充分でない。
【0003】いろいろな基質の積層物を、それらの間に
接着剤(糊(glue))層を存在させて製造すること
は公知である。米国特許第6 049 427号には、
ポリアセチレン(PAC)含有ポリマーの偏光コア層と
透明な被覆層を特殊なポリウレタン−ポリ尿素で接着さ
せた積層偏光子が記述されている。このような偏光子は
既に優れた特性を有してはいるが、極端な条件下におけ
る安定性はまだ充分でない。このような偏光子を90℃
で500時間貯蔵すると、偏光でない光に関する透過率
が変化し、その透過率の変化(ΔTnon-pol)は5%以
上である。
接着剤(糊(glue))層を存在させて製造すること
は公知である。米国特許第6 049 427号には、
ポリアセチレン(PAC)含有ポリマーの偏光コア層と
透明な被覆層を特殊なポリウレタン−ポリ尿素で接着さ
せた積層偏光子が記述されている。このような偏光子は
既に優れた特性を有してはいるが、極端な条件下におけ
る安定性はまだ充分でない。このような偏光子を90℃
で500時間貯蔵すると、偏光でない光に関する透過率
が変化し、その透過率の変化(ΔTnon-pol)は5%以
上である。
【0004】しかしながら、熱の作用に特にひどくさら
される光学表示装置(例えば車のダッシュボードなど)
で偏光子を用いることが可能なのは、そのような条件下
で偏光子が示す光学特性の低下率ΔTnon-polおよびΔ
P(ΔPは偏光度の変化である)が5%以下の時のみで
ある。偏光子をガラス板の間に接着させると偏光子の光
学特性は100℃で1000時間一定であると記述され
ている。しかしながら、そのような複合体系はこれを表
示装置の製造で用いるにはあまり適切でない。加工性の
観点および柔軟な表示装置をプラスチックで作ると言っ
た観点の両方から、むしろ柔軟な偏光子が望まれてい
る。
される光学表示装置(例えば車のダッシュボードなど)
で偏光子を用いることが可能なのは、そのような条件下
で偏光子が示す光学特性の低下率ΔTnon-polおよびΔ
P(ΔPは偏光度の変化である)が5%以下の時のみで
ある。偏光子をガラス板の間に接着させると偏光子の光
学特性は100℃で1000時間一定であると記述され
ている。しかしながら、そのような複合体系はこれを表
示装置の製造で用いるにはあまり適切でない。加工性の
観点および柔軟な表示装置をプラスチックで作ると言っ
た観点の両方から、むしろ柔軟な偏光子が望まれてい
る。
【0005】従って、本発明の目的は、この上で述べた
条件に合致する積層偏光子(排他的にポリアセチレンを
含有するポリマーマトリックスを排除し、共役二重結合
を有するポリマーを基とする)を製造することであっ
た。
条件に合致する積層偏光子(排他的にポリアセチレンを
含有するポリマーマトリックスを排除し、共役二重結合
を有するポリマーを基とする)を製造することであっ
た。
【0006】驚くべきことに、上記偏光子の表面をシリ
ケートの層で密閉すると上記目的が達成され得ることを
ここに見い出した。
ケートの層で密閉すると上記目的が達成され得ることを
ここに見い出した。
【0007】また、本発明は、共役二重結合を有するポ
リマーの偏光コア層(排他的にポリアセチレンを含有す
るポリマーマトリックスを除く)とそれの両側に付着し
ている透明で柔軟な被覆層が備わっている柔軟な積層偏
光子にも関し、これは、このコア層と被覆層がシリケー
ト層で接着しておりそしてこのようにして積層させた偏
光子が柔軟であることを特徴とする。
リマーの偏光コア層(排他的にポリアセチレンを含有す
るポリマーマトリックスを除く)とそれの両側に付着し
ている透明で柔軟な被覆層が備わっている柔軟な積層偏
光子にも関し、これは、このコア層と被覆層がシリケー
ト層で接着しておりそしてこのようにして積層させた偏
光子が柔軟であることを特徴とする。
【0008】また、このシリケート層を用いて該偏光子
をガラス板、光学レンズまたはプリズムに結合させるこ
とも可能である。この偏光子の片側を有機接着剤でガラ
ス表示装置または別のガラス本体に接着させる場合に
は、それの自由表面をシリケート処理で保護することで
充分である。
をガラス板、光学レンズまたはプリズムに結合させるこ
とも可能である。この偏光子の片側を有機接着剤でガラ
ス表示装置または別のガラス本体に接着させる場合に
は、それの自由表面をシリケート処理で保護することで
充分である。
【0009】このシリケート層を、好適には水溶液の形
態で、該コア層および/または被覆層に塗布する。
態で、該コア層および/または被覆層に塗布する。
【0010】適切なシリケート水溶液は、ソーダ水ガラ
スおよびカリ水ガラスの公知水溶液である。
スおよびカリ水ガラスの公知水溶液である。
【0011】通常グレードの水ガラスは、ソーダ水ガラ
スの場合、25から60重量%の固体含有量および20
から40重量%のSiO2含有量を有していてその固体
含有量の残りはNa2Oであり、そしてカリ水ガラスの
場合、25から40重量%の固体含有量および20から
30重量%のSiO2含有量を有してその固体含有量の
残りはK2Oである。この溶液を更に水で希釈すること
で更に薄いシリケート層を得ることができる。
スの場合、25から60重量%の固体含有量および20
から40重量%のSiO2含有量を有していてその固体
含有量の残りはNa2Oであり、そしてカリ水ガラスの
場合、25から40重量%の固体含有量および20から
30重量%のSiO2含有量を有してその固体含有量の
残りはK2Oである。この溶液を更に水で希釈すること
で更に薄いシリケート層を得ることができる。
【0012】SiO2含有量を可能な最大値にするのが
好適である、即ちSiO2/Na2Oの重量比を≧3また
はSiO2/K2Oの重量比を≧2.2にするのが好適で
ある。
好適である、即ちSiO2/Na2Oの重量比を≧3また
はSiO2/K2Oの重量比を≧2.2にするのが好適で
ある。
【0013】シリケート層を用いることにより、米国特
許第5 049 427号に数多く記述されている如き
有機接着剤を用いる必要がなくなる。
許第5 049 427号に数多く記述されている如き
有機接着剤を用いる必要がなくなる。
【0014】このシリケート層は≦2μmの層厚でも既
に偏光子の特性を安定化する。熱安定性を示す積層物接
着を達成する目的で、好適には、接着させるべき表面1
m2当たり100mgから2g(固体)の量で水ガラス
を用いる必要がある。
に偏光子の特性を安定化する。熱安定性を示す積層物接
着を達成する目的で、好適には、接着させるべき表面1
m2当たり100mgから2g(固体)の量で水ガラス
を用いる必要がある。
【0015】好適な態様では、該コア層および/または
被覆層に、これらをシリケート溶液で被覆する前に、シ
ランまたはボレートを用いた処理を受けさせる。このよ
うな手段を用いると特に接着強度が改良される。
被覆層に、これらをシリケート溶液で被覆する前に、シ
ランまたはボレートを用いた処理を受けさせる。このよ
うな手段を用いると特に接着強度が改良される。
【0016】適切なシラン類は、式: Si(R1)n(R2)4-n [式中、R1は、互いに独立して、ハロゲンまたはアル
コキシを表し、R2は、互いに独立して、アルキルまた
はアルケニルを表し、そしてnは、数2、3または4を
表す]に相当する。
コキシを表し、R2は、互いに独立して、アルキルまた
はアルケニルを表し、そしてnは、数2、3または4を
表す]に相当する。
【0017】アルキルおよびアルコキシ基、即ちR1お
よびR2は置換されていてもよい。
よびR2は置換されていてもよい。
【0018】適切なシラン類は、例えばテトラメトキシ
シラン、テトラエトキシシラン、メチルトリメトキシシ
ラン、ジメチルジメトキシシラン、エチルトリエトキシ
シラン、ジメチルジクロロシラン、ビニルメチルジクロ
ロシラン、ビニルトリエトキシシランなどである。この
シラン類はまた上記シリケート溶液に直接混合可能であ
り、例えばそれの中に入れて乳化させてもよい。
シラン、テトラエトキシシラン、メチルトリメトキシシ
ラン、ジメチルジメトキシシラン、エチルトリエトキシ
シラン、ジメチルジクロロシラン、ビニルメチルジクロ
ロシラン、ビニルトリエトキシシランなどである。この
シラン類はまた上記シリケート溶液に直接混合可能であ
り、例えばそれの中に入れて乳化させてもよい。
【0019】適切なボレート類は例えばホウ酸およびホ
ウ砂である。また、このホウ酸およびホウ酸塩を水ガラ
ス溶液に直接混合するか或はそれに溶解させてもよい。
ウ砂である。また、このホウ酸およびホウ酸塩を水ガラ
ス溶液に直接混合するか或はそれに溶解させてもよい。
【0020】このシラン類およびボレート類の塗布を、
詳細には、この化合物の溶液にか或はこの化合物が液状
の場合純粋な化合物に該コア層および/または被覆層を
浸漬してそれを再び取り出すことで行う。ここで取り込
ませる量は、重量測定で確実に測定するのは不可能なほ
ど極めて少量であり、通常1g/m2未満である。
詳細には、この化合物の溶液にか或はこの化合物が液状
の場合純粋な化合物に該コア層および/または被覆層を
浸漬してそれを再び取り出すことで行う。ここで取り込
ませる量は、重量測定で確実に測定するのは不可能なほ
ど極めて少量であり、通常1g/m2未満である。
【0021】この被覆層に例えば5μmから1mm、好
適には20から200μmの厚みを持たせる。該偏光コ
ア層に例えば1から200μm、好適には5μmから5
0μmの厚みを持たせる。
適には20から200μmの厚みを持たせる。該偏光コ
ア層に例えば1から200μm、好適には5μmから5
0μmの厚みを持たせる。
【0022】可能な被覆層は、例えば芳香族ポリエステ
ル類、ポリアクリロニトリル類、ポリ(メタ)アクリレ
ート類、ポリスルホン類、芳香族ポリカーボネート類、
酢酸セルロース類、アセト酪酸セルロース類、シクロオ
レフィン/オレフィンコポリマー類、特にノルボルネン
/エチレンコポリマー類、ポリアミド類、ポリヒダント
イン類、ポリイミド類、ポリアミド−イミド類、ポリパ
ラフェニレンベンゾ−ビス−イミダゾール類および−オ
キサゾール類、およびポリエーテル−ケトン類などであ
り、ポリエステル類、ポリ(メタ)アクリレート類、ポ
リカーボネート類、セルロースエステルおよびシクロオ
レフィン/オレフィンコポリマー類が好適であり、ノル
ボルネン/エチレンコポリマー類が特に好適である。こ
のような材料の最も重要な特性はそれらが透明であるこ
とである。これらを一般にフィルムとして用いる。
ル類、ポリアクリロニトリル類、ポリ(メタ)アクリレ
ート類、ポリスルホン類、芳香族ポリカーボネート類、
酢酸セルロース類、アセト酪酸セルロース類、シクロオ
レフィン/オレフィンコポリマー類、特にノルボルネン
/エチレンコポリマー類、ポリアミド類、ポリヒダント
イン類、ポリイミド類、ポリアミド−イミド類、ポリパ
ラフェニレンベンゾ−ビス−イミダゾール類および−オ
キサゾール類、およびポリエーテル−ケトン類などであ
り、ポリエステル類、ポリ(メタ)アクリレート類、ポ
リカーボネート類、セルロースエステルおよびシクロオ
レフィン/オレフィンコポリマー類が好適であり、ノル
ボルネン/エチレンコポリマー類が特に好適である。こ
のような材料の最も重要な特性はそれらが透明であるこ
とである。これらを一般にフィルムとして用いる。
【0023】該偏光コア層は共役二重結合を有するポリ
マー類の偏光子であり、ここでは、ポリアセチレンを排
他的に含有するポリマーマトリックスを排除し、そして
この層が示す最大偏光度Pは少なくとも90%、好適に
は少なくとも95%、特に好適には少なくとも98%で
ありそして最大二色比QEは5以上、好適には10以上
である(両方とも可視光の範囲を基準)。このような偏
光子をフィルムとして用い、これを引き伸ばすことで好
適な方向性を作り出す。引き伸ばし度εは200%以
上、好適には少なくとも400%、特に好適には500
%から1000%である。
マー類の偏光子であり、ここでは、ポリアセチレンを排
他的に含有するポリマーマトリックスを排除し、そして
この層が示す最大偏光度Pは少なくとも90%、好適に
は少なくとも95%、特に好適には少なくとも98%で
ありそして最大二色比QEは5以上、好適には10以上
である(両方とも可視光の範囲を基準)。このような偏
光子をフィルムとして用い、これを引き伸ばすことで好
適な方向性を作り出す。引き伸ばし度εは200%以
上、好適には少なくとも400%、特に好適には500
%から1000%である。
【0024】
【数1】
【0025】(l=引き伸ばし後の長さ;l0=引き伸
ばし前の長さ) 本発明に従って表面をシリケートで密閉する偏光子のた
めの、共役二重結合を有するポリマー類は公知である。
従って、例えば米国特許第3,914,017号には、
ポリビニルアルコール(PVA)に脱水を少なくとも部
分的に受けさせてそのPVA高分子内に共役二重結合
(ポリエン配列)を生じさせることが記述されている。
この脱水は純粋に熱でか或は酸触媒を用いて実施可能で
ある。酸触媒を用いた脱水は、PVAフィルムまたはP
VA含有フィルムを塩酸の如き酸で処理することで開始
可能である。この酸は水溶液もしくは非水系溶液中でか
或は気相中で使用可能である。フィルムを酸に接触させ
るのは、それを引き伸ばす前か或は引き伸ばした後であ
ってもよい。次に、温度を高くすることにより、PVA
バックボーン内に生じるポリエン配列の生成を助長して
もよい。この脱水を受けさせるPVAに更に他のビニル
モノマー類、例えば(メタ)アクリレート類、アクリロ
ニトリル、スチレン、酢酸ビニルまたは塩化ビニルなど
をグラフト化させる(grafted)ことも可能であ
る。同様な様式で、ポリ塩化ビニルからHClを脱離さ
せるか或はポリ酢酸ビニルから酢酸を脱離させることに
より、ポリマー内に共役二重結合を生じさせることも可
能である。
ばし前の長さ) 本発明に従って表面をシリケートで密閉する偏光子のた
めの、共役二重結合を有するポリマー類は公知である。
従って、例えば米国特許第3,914,017号には、
ポリビニルアルコール(PVA)に脱水を少なくとも部
分的に受けさせてそのPVA高分子内に共役二重結合
(ポリエン配列)を生じさせることが記述されている。
この脱水は純粋に熱でか或は酸触媒を用いて実施可能で
ある。酸触媒を用いた脱水は、PVAフィルムまたはP
VA含有フィルムを塩酸の如き酸で処理することで開始
可能である。この酸は水溶液もしくは非水系溶液中でか
或は気相中で使用可能である。フィルムを酸に接触させ
るのは、それを引き伸ばす前か或は引き伸ばした後であ
ってもよい。次に、温度を高くすることにより、PVA
バックボーン内に生じるポリエン配列の生成を助長して
もよい。この脱水を受けさせるPVAに更に他のビニル
モノマー類、例えば(メタ)アクリレート類、アクリロ
ニトリル、スチレン、酢酸ビニルまたは塩化ビニルなど
をグラフト化させる(grafted)ことも可能であ
る。同様な様式で、ポリ塩化ビニルからHClを脱離さ
せるか或はポリ酢酸ビニルから酢酸を脱離させることに
より、ポリマー内に共役二重結合を生じさせることも可
能である。
【0026】本発明に従う偏光子では、溶液中で他のポ
リマー(ポリマーマトリックス)中でアセチレンを重合
することによってもっぱら製造される共役二重結合を有
するポリマーを排除する。このような種類の偏光子の場
合、例えばPVAポリマーマトリックス上にポリアセチ
レン鎖(ポリアセチレン発色団)が側枝としてグラフト
化している。しかしながら、ポリマーマトリックスがP
VAである場合、上述した様式で酸触媒を用いてH2O
を脱離させることでPVAバックボーン内にポリエン配
列を生じさせることにより、これを、ポリマーマトリッ
クス内にそのH2Oの脱離によるポリエン構造に加えて
それに上記ポリアセチレン枝がグラフト化していて熱安
定性を示す帯の幅がより広い偏光子に変換することがで
き、これは本発明に適用可能である。ポリアセチレン枝
をグラフト化させたポリマーマトリックスがポリ塩化ビ
ニルまたはポリ酢酸ビニルであるか或はそれらを含有す
る場合、類似した様式で、H2Oを脱離させる代わりに
HClまたは酢酸を脱離させることができる。
リマー(ポリマーマトリックス)中でアセチレンを重合
することによってもっぱら製造される共役二重結合を有
するポリマーを排除する。このような種類の偏光子の場
合、例えばPVAポリマーマトリックス上にポリアセチ
レン鎖(ポリアセチレン発色団)が側枝としてグラフト
化している。しかしながら、ポリマーマトリックスがP
VAである場合、上述した様式で酸触媒を用いてH2O
を脱離させることでPVAバックボーン内にポリエン配
列を生じさせることにより、これを、ポリマーマトリッ
クス内にそのH2Oの脱離によるポリエン構造に加えて
それに上記ポリアセチレン枝がグラフト化していて熱安
定性を示す帯の幅がより広い偏光子に変換することがで
き、これは本発明に適用可能である。ポリアセチレン枝
をグラフト化させたポリマーマトリックスがポリ塩化ビ
ニルまたはポリ酢酸ビニルであるか或はそれらを含有す
る場合、類似した様式で、H2Oを脱離させる代わりに
HClまたは酢酸を脱離させることができる。
【0027】本発明に従う積層偏光子は以下に示す如き
卓越した特性を数多く有することを特徴とする: 1. 光透過率が高いこと、 2. 光堅牢度が高いこと、 3. 偏光コア層が熱安定性を示すこと、 4. 機械的特性が優れていること。
卓越した特性を数多く有することを特徴とする: 1. 光透過率が高いこと、 2. 光堅牢度が高いこと、 3. 偏光コア層が熱安定性を示すこと、 4. 機械的特性が優れていること。
【0028】本発明に従う偏光子は、偏光フィルムが利
用されている用途分野全部で用いるに適切であり、特に
光学(例えば偏光顕微鏡、写真、サングラスおよびスキ
ーグラスの反射防止処理など)、並びに表示装置、例え
ば時計、ポケット計算器、ラップトップ(laptop
s)、コンピューター、指示器、投影表示装置、ビデオ
ゲーム、カムコーダー(camcorder)およびフ
ラットスクリーンテレビなどで用いるに適切である。
用されている用途分野全部で用いるに適切であり、特に
光学(例えば偏光顕微鏡、写真、サングラスおよびスキ
ーグラスの反射防止処理など)、並びに表示装置、例え
ば時計、ポケット計算器、ラップトップ(laptop
s)、コンピューター、指示器、投影表示装置、ビデオ
ゲーム、カムコーダー(camcorder)およびフ
ラットスクリーンテレビなどで用いるに適切である。
【0029】安定剤を含まずかつ積層させていない偏光
子でも80℃で良好な安定性を示し、80℃の空気中で
500時間後に示す透過率変化(ΔT)は2−3%であ
りかつ偏光度の変化(ΔP)も1%未満である。
子でも80℃で良好な安定性を示し、80℃の空気中で
500時間後に示す透過率変化(ΔT)は2−3%であ
りかつ偏光度の変化(ΔP)も1%未満である。
【0030】本発明に従う偏光子に、共役二重結合に加
えて、追加的な2色性物質、例えばヨウ素または2色性
染料などを含めてもよい。しかしながら、この共役二重
結合の重量は全2色性物質量の少なくとも50重量%、
好適には少なくとも80重量%を構成する。
えて、追加的な2色性物質、例えばヨウ素または2色性
染料などを含めてもよい。しかしながら、この共役二重
結合の重量は全2色性物質量の少なくとも50重量%、
好適には少なくとも80重量%を構成する。
【0031】
【実施例】実施例1 共役二重結合を有するポリマーの製造では、米国特許第
3,914,017号に従い、600mLのH2Oにポ
リビニルアルコールが55g入っている溶液にアクリル
酸エチルを26gおよびメタアクリル酸メチルを29g
加える。この溶液にN2をバブリングすることで酸素を
除去した後、濃HNO3でpHを1.5にし、そして6
gのCe(NH4)2(NO3)6を15mLのH2Oに入
れて加えた。この混合物を室温で3時間撹拌すると、そ
の添加したモノマー類が反応した。その結果として生じ
たエマルジョンの透析をpHが6.0になるように行っ
た後、強塩基イオン交換体を用いてpHを7.0にし
た。その結果として得られたグラフトポリマーの溶液か
ら厚さが50から100μmの光学的に透明なフィルム
を流し込み成形した。このフィルムを室温において無水
HClガスで処理した後、90℃で3分間引き伸ばし
た。
3,914,017号に従い、600mLのH2Oにポ
リビニルアルコールが55g入っている溶液にアクリル
酸エチルを26gおよびメタアクリル酸メチルを29g
加える。この溶液にN2をバブリングすることで酸素を
除去した後、濃HNO3でpHを1.5にし、そして6
gのCe(NH4)2(NO3)6を15mLのH2Oに入
れて加えた。この混合物を室温で3時間撹拌すると、そ
の添加したモノマー類が反応した。その結果として生じ
たエマルジョンの透析をpHが6.0になるように行っ
た後、強塩基イオン交換体を用いてpHを7.0にし
た。その結果として得られたグラフトポリマーの溶液か
ら厚さが50から100μmの光学的に透明なフィルム
を流し込み成形した。このフィルムを室温において無水
HClガスで処理した後、90℃で3分間引き伸ばし
た。
【0032】実施例2 無水HClガスを用いた処理の代わりに濃塩酸を60℃
で用いた処理を実施例1と同様に実施することで匹敵す
るフィルムを得た。
で用いた処理を実施例1と同様に実施することで匹敵す
るフィルムを得た。
【0033】実施例3 アクリル酸エチルおよびメタアクリル酸メチルを用いた
グラフト化の代わりにアクリロニトリルを用いたグラフ
ト化を実施例1と同様に実施することで匹敵するフィル
ムを得た。
グラフト化の代わりにアクリロニトリルを用いたグラフ
ト化を実施例1と同様に実施することで匹敵するフィル
ムを得た。
【0034】実施例4 700%引き伸ばして層厚を11μmにしたPOLPA
Cフィルムが示す透過率Tは600nmで38.7%で
あり、そして偏光度Pは99.99%であった。80℃
で500時間後、透過率は41.7%に上昇し、そして
偏光度はほんの99.89%に降下するのみであった。
Cフィルムが示す透過率Tは600nmで38.7%で
あり、そして偏光度Pは99.99%であった。80℃
で500時間後、透過率は41.7%に上昇し、そして
偏光度はほんの99.89%に降下するのみであった。
【0035】実施例5 実施例4と同じフィルムを90℃に保持した。その結
果、270時間後、600nmにおける透過率は5.1
%ポイント上昇し、そして偏光度の降下は1.84%ポ
イントのみであった。
果、270時間後、600nmにおける透過率は5.1
%ポイント上昇し、そして偏光度の降下は1.84%ポ
イントのみであった。
【0036】実施例6 上記POLPACフィルムをケイ酸ナトリウム水溶液に
浸漬した後、乾燥させた。600nmにおける透過率T
は36.3%であり、そして偏光度Pは99.95%で
あった。90℃で1446時間後、上記値は実質的に変
化しないままであり、T=36.6%でP=99.96
%であった。
浸漬した後、乾燥させた。600nmにおける透過率T
は36.3%であり、そして偏光度Pは99.95%で
あった。90℃で1446時間後、上記値は実質的に変
化しないままであり、T=36.6%でP=99.96
%であった。
【0037】実施例7 ポリアセチレン含有量が1.5重量%であるポリビニル
アルコール−ポリアセチレンフィルム(A)を約600
%引き伸ばした。引き伸ばした後のフィルム厚は12μ
mであった。
アルコール−ポリアセチレンフィルム(A)を約600
%引き伸ばした。引き伸ばした後のフィルム厚は12μ
mであった。
【0038】このフィルムの積層を下記の如く行った。
【0039】厚さが約100μmのセルローストリアセ
テート(CTA)フィルムの片側をソーダ水ガラスで被
覆した。このソーダ水ガラスを被覆した上記CTAフィ
ルムの1枚(ソーダ水ガラスで被覆した側)に、上述し
たポリビニルアルコール−ポリアセチレンフィルムを塗
布した。この1つの側をソーダ水ガラスで被覆したポリ
ビニルアルコール−ポリアセチレンフィルムの自由表面
に、2番目のセルローストリアセテートフィルムを塗布
した。この複合フィルムをゴムカレンダーに通して流し
た後、80℃で10分間硬化させた。
テート(CTA)フィルムの片側をソーダ水ガラスで被
覆した。このソーダ水ガラスを被覆した上記CTAフィ
ルムの1枚(ソーダ水ガラスで被覆した側)に、上述し
たポリビニルアルコール−ポリアセチレンフィルムを塗
布した。この1つの側をソーダ水ガラスで被覆したポリ
ビニルアルコール−ポリアセチレンフィルムの自由表面
に、2番目のセルローストリアセテートフィルムを塗布
した。この複合フィルムをゴムカレンダーに通して流し
た後、80℃で10分間硬化させた。
【0040】その後、波長が600nmの光を用いて下
記の光学測定データを得た:T=35.2%、P≧9
9.9%。
記の光学測定データを得た:T=35.2%、P≧9
9.9%。
【0041】90℃で500時間貯蔵しても上記値は変
化しなかった。160℃で16時間貯蔵した後に測定し
た値は下記の通りであった:T=35.1%、P≧9
9.9%。
化しなかった。160℃で16時間貯蔵した後に測定し
た値は下記の通りであった:T=35.1%、P≧9
9.9%。
【0042】実施例8 テトラエトキシシランが10重量%入っているテトラエ
トキシシラン/THF溶液にPOLPACフィルムを5
分間浸漬し、乾燥させた後、厚さが100μのCTAフ
ィルム2枚の間に接着させた。この目的で、1つの側を
ケイ酸ナトリウム溶液で被覆しておいた1枚のCTAフ
ィルム上に上記POLPACフィルムを置いた。その
後、2番目のCTAフィルム(これもまたケイ酸ナトリ
ウム溶液で被覆しておいた)を、そのまだ保護されてい
ないPOLPAC側上にその湿っているケイ酸塩層が来
るように位置させ、そしてこの複合フィルムをカレンダ
ーのゴムロールに通すことで一緒に圧縮した後、95℃
で5分間乾燥させた。この複合体は、力をかけて引きは
がそうとしてもコア層が壊れるか或はCTAフィルムが
裂けてしまうほど高い強度を有していた。この複合体
は、それの優れた熱安定性の損失も破壊も生じることな
く数回に渡って前後に曲げることができるほど柔軟であ
った。
トキシシラン/THF溶液にPOLPACフィルムを5
分間浸漬し、乾燥させた後、厚さが100μのCTAフ
ィルム2枚の間に接着させた。この目的で、1つの側を
ケイ酸ナトリウム溶液で被覆しておいた1枚のCTAフ
ィルム上に上記POLPACフィルムを置いた。その
後、2番目のCTAフィルム(これもまたケイ酸ナトリ
ウム溶液で被覆しておいた)を、そのまだ保護されてい
ないPOLPAC側上にその湿っているケイ酸塩層が来
るように位置させ、そしてこの複合フィルムをカレンダ
ーのゴムロールに通すことで一緒に圧縮した後、95℃
で5分間乾燥させた。この複合体は、力をかけて引きは
がそうとしてもコア層が壊れるか或はCTAフィルムが
裂けてしまうほど高い強度を有していた。この複合体
は、それの優れた熱安定性の損失も破壊も生じることな
く数回に渡って前後に曲げることができるほど柔軟であ
った。
【0043】この複合フィルムの安定性を120℃で試
験した。この熱試験を受けさせる前に600nmで測定
した透過率は36.6%で偏光度は99.9%であっ
た。120℃の空気中で1000時間後、Tはほんの3
6.1%にまで降下しそして偏光度はまだ99.9%の
ままであった。
験した。この熱試験を受けさせる前に600nmで測定
した透過率は36.6%で偏光度は99.9%であっ
た。120℃の空気中で1000時間後、Tはほんの3
6.1%にまで降下しそして偏光度はまだ99.9%の
ままであった。
【0044】実施例9 厚みが23μmのPVAフィルムを195℃で軸方向に
7倍延伸した(ε=600%)。延伸後の厚みは12μ
mであった。このフィルムをHClガスに5分間接触さ
せた後、200℃に15分間加熱した。その結果として
生じた偏光フィルムが示す吸光率は550μmの所に最
大値を有していた。この波長における透過率は、偏光で
ない光に関して41%であり、偏光度は96.0%であ
り、そして2色比QE=19であった。次に、このフィ
ルムをホウ砂溶液で処理して架橋させ、テトラエトキシ
シランで処理し、そして実施例8に記述したように、ケ
イ酸ナトリウムを用いて2枚のCTAフィルムに積層さ
せた。
7倍延伸した(ε=600%)。延伸後の厚みは12μ
mであった。このフィルムをHClガスに5分間接触さ
せた後、200℃に15分間加熱した。その結果として
生じた偏光フィルムが示す吸光率は550μmの所に最
大値を有していた。この波長における透過率は、偏光で
ない光に関して41%であり、偏光度は96.0%であ
り、そして2色比QE=19であった。次に、このフィ
ルムをホウ砂溶液で処理して架橋させ、テトラエトキシ
シランで処理し、そして実施例8に記述したように、ケ
イ酸ナトリウムを用いて2枚のCTAフィルムに積層さ
せた。
【0045】この複合フィルムは優れた柔軟性を示し、
90℃で1000時間に渡って熱安定性を示した。熱処
理を受けさせる前と後の変化(ΔTおよびΔP)は1%
を越えなかった。
90℃で1000時間に渡って熱安定性を示した。熱処
理を受けさせる前と後の変化(ΔTおよびΔP)は1%
を越えなかった。
【0046】実施例10 実施例4に匹敵するPOLPACフィルムをHClガス
で3分間処理した後、200℃に30分間加熱する結果
として、400から700nmの範囲に渡る偏光度が≧
99%である帯幅がより広い偏光子を得た。ボレートを
用いた架橋、シラン化、およびケイ酸ナトリウム被覆を
行うことにより、90℃で2000時間の変化(ΔTお
よびΔP)が1%を越えない高温安定性偏光子を得た。
で3分間処理した後、200℃に30分間加熱する結果
として、400から700nmの範囲に渡る偏光度が≧
99%である帯幅がより広い偏光子を得た。ボレートを
用いた架橋、シラン化、およびケイ酸ナトリウム被覆を
行うことにより、90℃で2000時間の変化(ΔTお
よびΔP)が1%を越えない高温安定性偏光子を得た。
【0047】本発明の特徴および態様は以下のとおりで
ある。
ある。
【0048】1. 排他的にポリアセチレンを含有する
ポリマーマトリックスを除く、共役二重結合を有するポ
リマーの偏光層が備わっていて熱安定性を示す柔軟な偏
光子であって、表面がシリケートで密閉されている偏光
子。
ポリマーマトリックスを除く、共役二重結合を有するポ
リマーの偏光層が備わっていて熱安定性を示す柔軟な偏
光子であって、表面がシリケートで密閉されている偏光
子。
【0049】2. 該表面の密閉をシリケート溶液を用
いて実施した第1項記載の偏光子。
いて実施した第1項記載の偏光子。
【0050】3. 該表面の密閉をソーダ水ガラスまた
はカリ水ガラスを用いて実施した第1項記載の偏光子。
はカリ水ガラスを用いて実施した第1項記載の偏光子。
【0051】4. 該表面の密閉をその密閉すべき表面
1m2当たり100mgから2g(固体)の水ガラスを
用いて実施した第2項記載の偏光子。
1m2当たり100mgから2g(固体)の水ガラスを
用いて実施した第2項記載の偏光子。
【0052】5. 透明で柔軟な被覆層が追加的に両側
に付着していてシリケート層が該被覆層を該偏光層に接
着させている第1項記載の偏光子。
に付着していてシリケート層が該被覆層を該偏光層に接
着させている第1項記載の偏光子。
【0053】6. 該偏光層および/または被覆層に、
これらをシリケート溶液で被覆する前に、シランまたは
ボレートを用いた処理を受けさせた第4項記載の偏光
子。
これらをシリケート溶液で被覆する前に、シランまたは
ボレートを用いた処理を受けさせた第4項記載の偏光
子。
【0054】7. シランおよび/またはボレートを該
シリケート溶液に混合させた第2項記載の偏光子。
シリケート溶液に混合させた第2項記載の偏光子。
【0055】8. 該シランが式: Si(R1)n(R2)4-n [式中、R1は、互いに独立して、ハロゲンまたはアル
コキシを表し、R2は、互いに独立して、アルキルまた
はアルケニルを表し、そしてnは、数2、3または4を
表す]に相当する第5項記載の偏光子。
コキシを表し、R2は、互いに独立して、アルキルまた
はアルケニルを表し、そしてnは、数2、3または4を
表す]に相当する第5項記載の偏光子。
【0056】9. 該ポリマーが少なくとも部分的に脱
水を受けさせたポリビニルアルコールである第1項記載
の偏光子。
水を受けさせたポリビニルアルコールである第1項記載
の偏光子。
【0057】10. 追加的な二色性物質を含む第1項
記載の偏光子。
記載の偏光子。
【0058】11. 共役二重結合に加えて、アセチレ
ンの重合によって得られるポリアセチレン発色団をグラ
フト化側鎖として含む第1項記載の偏光子。
ンの重合によって得られるポリアセチレン発色団をグラ
フト化側鎖として含む第1項記載の偏光子。
Claims (1)
- 【請求項1】 排他的にポリアセチレンを含有するポリ
マーマトリックスを除く、共役二重結合を有するポリマ
ーの偏光層が備わっていて熱安定性を示す柔軟な偏光子
であって、表面がシリケートで密閉されている偏光子。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE19546747 | 1995-12-14 | ||
DE19546747.7 | 1995-12-14 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09178944A true JPH09178944A (ja) | 1997-07-11 |
Family
ID=7780159
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35262296A Pending JPH09178944A (ja) | 1995-12-14 | 1996-12-16 | 熱安定性偏光子 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5770316A (ja) |
JP (1) | JPH09178944A (ja) |
KR (1) | KR970048634A (ja) |
DE (1) | DE19650198A1 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1998041887A1 (en) * | 1997-03-19 | 1998-09-24 | Kuraray Co., Ltd. | Polarizing film |
WO2014030603A1 (ja) * | 2012-08-21 | 2014-02-27 | 三菱瓦斯化学株式会社 | サングラス用偏光レンズ |
US9366900B2 (en) | 2010-03-05 | 2016-06-14 | Nitto Denko Corporation | Adhesive for polarizing plate, polarizing plate, method for producing same, optical film, and image display device |
KR20170077824A (ko) * | 2015-12-28 | 2017-07-06 | 삼성에스디아이 주식회사 | 폴리엔계 편광 필름의 제조방법, 폴리엔계 편광 필름 제조용 코팅액 및 폴리엔계 편광 필름 |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09166711A (ja) * | 1995-12-15 | 1997-06-24 | Konica Corp | 偏光板用保護フィルム及び偏光板 |
US6197418B1 (en) * | 1998-12-21 | 2001-03-06 | Agfa-Gevaert, N.V. | Electroconductive glass laminate |
US20070211334A1 (en) * | 2004-05-11 | 2007-09-13 | Nitto Denko Corporation | Polarizer protective film, polarizing plate and image display |
WO2005109051A1 (ja) * | 2004-05-11 | 2005-11-17 | Nitto Denko Corporation | 偏光子保護フィルム、偏光板および画像表示装置 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3914017A (en) * | 1973-11-05 | 1975-10-21 | Polaroid Corp | K-sheet type polarizers prepared from polyvinyl alcohol graft copolymers |
US4818624A (en) * | 1986-12-19 | 1989-04-04 | Polaroid Corporation, Patent Department | Stabilized light-polarizing material |
DE3842968A1 (de) * | 1988-12-21 | 1990-06-28 | Bayer Ag | Laminierte polarisatoren |
-
1996
- 1996-11-26 US US08/753,549 patent/US5770316A/en not_active Expired - Fee Related
- 1996-12-04 DE DE1996150198 patent/DE19650198A1/de not_active Withdrawn
- 1996-12-13 KR KR1019960065049A patent/KR970048634A/ko not_active Application Discontinuation
- 1996-12-16 JP JP35262296A patent/JPH09178944A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1998041887A1 (en) * | 1997-03-19 | 1998-09-24 | Kuraray Co., Ltd. | Polarizing film |
US9366900B2 (en) | 2010-03-05 | 2016-06-14 | Nitto Denko Corporation | Adhesive for polarizing plate, polarizing plate, method for producing same, optical film, and image display device |
WO2014030603A1 (ja) * | 2012-08-21 | 2014-02-27 | 三菱瓦斯化学株式会社 | サングラス用偏光レンズ |
JPWO2014030603A1 (ja) * | 2012-08-21 | 2016-07-28 | 三菱瓦斯化学株式会社 | サングラス用偏光レンズ |
TWI579602B (zh) * | 2012-08-21 | 2017-04-21 | 三菱瓦斯化學股份有限公司 | Polarized lenses for sunglasses |
US9977264B2 (en) | 2012-08-21 | 2018-05-22 | Mitsubishi Gas Chemical Company, Inc. | Polarizing lens for sunglasses |
KR20170077824A (ko) * | 2015-12-28 | 2017-07-06 | 삼성에스디아이 주식회사 | 폴리엔계 편광 필름의 제조방법, 폴리엔계 편광 필름 제조용 코팅액 및 폴리엔계 편광 필름 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
KR970048634A (ko) | 1997-07-29 |
DE19650198A1 (de) | 1997-06-19 |
US5770316A (en) | 1998-06-23 |
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