JPH09178849A - 車載レーダ装置 - Google Patents

車載レーダ装置

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JPH09178849A
JPH09178849A JP7337456A JP33745695A JPH09178849A JP H09178849 A JPH09178849 A JP H09178849A JP 7337456 A JP7337456 A JP 7337456A JP 33745695 A JP33745695 A JP 33745695A JP H09178849 A JPH09178849 A JP H09178849A
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vehicle
radar
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JP7337456A
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English (en)
Inventor
Yukinori Yamada
幸則 山田
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は車両前方に存在する複数の対象物を
検出する装置として好適な車載レーダ装置に関し、隣接
される車線上を走行する追い越し車両を制御対象車両か
ら確実に除外することを目的とする。 【解決手段】 レーダ用ECU10とレーダアンテナ2
0とを用いて複数の対象物を検出するレーダを構成す
る。車両前方をレーダアンテナ20の照射範囲とする。
複数のターゲットが検出された場合、最も近い位置に存
在する最近ターゲットが所定相対速度以上で車両から離
間しているか否かを判別する。かかる条件が成立する場
合、最近ターゲットの他に、以前から継続的に捕捉され
ている継続ターゲットが存在するか否かを判別する。最
近ターゲットの条件が成立し、かつ継続ターゲットが存
在する場合、継続ターゲットを制御対象ターゲットとす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車載レーダ装置に
係り、特に、車両前方に存在する複数の対象物を検出す
る装置として好適な車載レーダ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば特開平5−14233
7号に開示される如く、車両前方に存在する障害物を検
出するレーダ装置が知られている。上記従来のレーダ装
置は、伝送波としてミリ波を用いたFM−CWレーダを
備えており、車両前方の検出領域内に存在する複数のタ
ーゲットのそれぞれについて、自車との距離、および相
対速度を検出することができる。かかるレーダ装置によ
れば、例えば車両前方に自動車、二輪車および歩行者等
が存在する場合に、それら複数の障害物を別個独立のタ
ーゲットとして認識することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】車両前方に存在する複
数のターゲットのうち、自車との関係で最も注意を払う
必要があるのは、最も自車に近接する位置に存在するタ
ーゲット(以下、最近ターゲットと称す)である。従っ
て、レーダ装置の検出データを、例えば警報制御や自動
走行制御等に適用する場合には、最近ターゲットを制御
対象ターゲットとして監視することが有効である。
【0004】ところで、上記従来のレーダ装置の如く、
搬送波としてミリ波を用いるレーダ装置においては、搬
送波を、厳密に所定の検出範囲内のみに限定して照射す
ることが困難である。このため、上記従来のレーダ装置
によれば、同一車線上を走行している先行車のみなら
ず、隣接する車線を走行する追い越し車両もがターゲッ
トとして検出される場合がある。
【0005】自車が先行車に追従して走行している場合
に、隣接する車線を走行する追い越し車両がターゲット
として検出されると、先行車の代わりに追い越し車両が
最近ターゲットとして認識される。このため、上記従来
のレーダ装置において、常に最近ターゲットを制御対象
ターゲットと認識することとすれば、追い越し車両が存
在する状況下で、他車線上に存在する車両の挙動が、自
車線上に存在する先行車の挙動に優先して、自車の車両
制御に反映される不都合が生ずる。
【0006】本発明は、上述の点に鑑みてなされたもの
であり、検出された複数のターゲットのうち、最近ター
ゲットが追い越し車両であると判断できる場合には、自
車線上に存在する先行車両と判断できるターゲットを制
御対象ターゲットと認識する車載レーダ装置を提供する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的は、請求項1
に記載する如く、所定領域内に存在する複数のターゲッ
トを検出するマルチターゲット検出手段を備える車載レ
ーダ装置において、検出された複数のターゲットのうち
最も近接する位置に検出される最近ターゲットが、所定
値以上の相対速度を有しているか否かを判別する最近タ
ーゲット判別手段と、検出された複数のターゲットの中
に、前記最近ターゲットに比して継続的に捕捉されてい
る継続ターゲットが存在するか否かを判別する継続ター
ゲット判別手段と、前記最近ターゲットが所定値以上の
相対速度を有し、かつ、前記継続ターゲットが存在する
場合に、前記継続ターゲットを制御対象ターゲットと認
識する制御ターゲット認識手段と、を備える車載レーダ
装置により達成される。
【0008】本発明において、マルチターゲット検出手
段は、所定領域内に存在する複数のターゲットを検出す
る。自車と同一車線上を走行する先行車と、隣接する車
線上を走行する追い越し車両とが存在する場合、マルチ
ターゲット検出手段により、先行車と追い越し車両とが
共にターゲットとして検出される場合がある。先行車と
追い越し車両とが共にターゲットとして検出された場
合、追い越し車両については、大きな相対速度が検出さ
れるはずである。一方、先行車については、追い越し車
両に比して捕捉の継続性が認められるはずである。制御
ターゲット認識手段は、複数のターゲットが検出された
場合に、最近ターゲットの相対速度が所定値以上である
場合は、最近ターゲットが追い越し車両であると認識す
る。そして、かかる最近ターゲットに比して継続的に捕
捉されている継続ターゲットが先行車であると判断し、
継続ターゲットを制御対象ターゲットと認識する。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施例である
車載レーダ装置のシステム構成図を示す。本実施例の装
置は、レーダ用電子制御ユニット10(以下、レーダ用
ECUと称す)、および環境認識車速制御電子制御ユニ
ット12(以下、環境認識ECUと称す)により制御さ
れる。
【0010】レーダ用ECU10には、操舵角センサ1
4、ヨーレートセンサ16、および車速センサ18が接
続されている。操舵角センサ14は、ステアリングホイ
ルの操舵角に応じた信号(操舵角信号θH )を発生す
る。ヨーレートセンサ16は、車両の重心回りの回転角
速度に応じた信号(ヨレート信号ωy )を発生する。車
速センサ18は車速に応じた周期でパルス信号(車速信
号V)を発生する。レーダ用ECU10は、操舵角信号
θH 、ヨレート信号ωy 、および車速信号Vに基づい
て、車両の旋回半径R、すなわち車両が走行している道
路の曲率半径を推定する機能を備えている。
【0011】レーダ用ECU10には、また、レーダア
ンテナ20およびステア機構22が接続されている。レ
ーダアンテナ20は、FM−CW(Frequency Modulati
on-Continuous Wave) レーダの構成要素であり、例えば
車両のフロントグリル付近に、鉛直方向に延びる回転軸
20aを中心として回動することができるように配設さ
れている。レーダアンテナ20は、指向性を有するアン
テナであり、所定のビーム角の広がりをもって信号の送
受信を行う。ステア機構22は、レーダアンテナ20に
連結されている。ステア機構22は、レーダ用ECU1
0から供給されるステア角信号に基づいて、回転軸20
aを中心としてレーダアンテナ20を回動させる。
【0012】レーダ用ECU10は、レーダアンテナ2
0から供給される信号に適当な処理を施すことにより、
車両前方の検出領域内に存在するターゲットを検出し、
その検出結果を環境認識ECU12に供給する。環境認
識ECU12には、警報器26、ブレーキ28、および
スロットル30が接続されている。環境認識ECU12
は、車両前方にターゲットが近接している場合に、予め
設定された論理に従って警報機26、ブレーキ28、ま
たはスロットル30を駆動して、車両乗員の注意を喚起
すると共に車両の減速を図る。
【0013】図2は、レーダ用ECU10を機能的に表
したブロック構成図を示す。レーダ用ECU10は、マ
イクロコンピュータを主体として構成される装置であ
る。レーダ用ECU10の構成は、機能的には、図2に
示す如く、ステア角制御部32、レーダ信号処理部34
および対象物認識部36に区分することができる。ステ
ア角制御部32は、上述した操舵角信号θH 、ヨレート
信号ωy および車速信号Vに基づいて走行中の道路の曲
率半径を推定する。また、ステア角制御部32は、推定
した曲率半径から、レーダアンテナ20に適切に自車線
前方を照射させるためのステア角をステア角指令値θs
として演算する。そして、ステア角制御部32は、上述
したステア機構22に対してステア角指令値θS を含む
信号を供給する。
【0014】レーダ信号処理部34は、レーダアンテナ
20と共にFM−CWレーダを構成する。レーダアンテ
ナ20のステア角方向に単数または複数のターゲットが
存在する場合、レーダ信号処理部34には、レーダアン
テナ20から、単数または複数のターゲットに関する情
報が重畳された信号が供給される。レーダ信号処理部3
4は、かかる信号が供給された場合に、単数または複数
のターゲットと自車との車間距離情報および相対速度情
報を含むスペクトルデータを生成し、そのスペクトルデ
ータを対象物認識部36に供給する。尚、レーダ信号処
理部34の構成については、後に図3を参照して詳説す
る。
【0015】対象物認識部36は、レーダ信号処理部3
4から供給されるスペクトルデータに基づいてターゲッ
トの存在を認識し、認識される全てのターゲットについ
て相対距離および相対速度を演算する。更に、対象物認
識部36は、後述する論理に従って、認識される全ての
ターゲットの中から、車両の走行中に最も注意を払うべ
きターゲットを制御対象ターゲットとして認識し、その
ターゲットに関するデータを環境認識ECU12に供給
する。本実施例のシステムは、対象物認識部36が、認
識される全てのターゲットから、制御対象ターゲットを
選択する手法に特徴を有している。
【0016】図3は、上述したレーダ信号処理部34を
機能的に表したブロック構成図を示す。上述したレーダ
アンテナ20は、図3に示す如く、送信アンテナ20b
および受信アンテナ20cとして機能する。レーダ信号
処理部34が備える搬送波発生回路38、周波数変調回
路40、変調電圧発生回路42、および方向性結合器4
4は、FM−CWレーダの送信側回路を構成する。
【0017】搬送波発生回路38は、所定周波数の搬送
波を発生し、その搬送波信号を周波数変調回路40に供
給する。一方、変調電圧発生回路42は、振幅が三角形
状に変化する三角波を発生し、その三角波を周波数変調
回路40に供給する。周波数変調回路40は、変調電圧
発生回路42から供給される三角波を変調信号として、
搬送波発生回路38から供給される搬送波を周波数変調
する。
【0018】図4(A)中に実線で示す波形は、周波数
変調回路40の出力端子に表れる信号の周波数の変化状
態を示す。上述した周波数変調が行われる結果、周波数
変調回路40の出力端子には、図4(A)中に実線で示
す如く、時間経過に伴って所定の変動幅Δf、変調周波
数fm(=1/T;Tは変調電圧発生回路42から発せ
られる三角波の変動周期)で三角波状に変調された変調
波信号が表れる。周波数変調回路40の出力端子に表れ
る変調波信号は、方向性結合器44を介して送信アンテ
ナ20bに供給されると共に後述するミキサ46に供給
される。
【0019】上述の如く送信アンテナ20bに供給され
た変調波信号は、送信アンテナ20bのステア角方向に
送信される。かかるステア角方向に対象物が存在する
と、送信信号が対象物により反射され、受信アンテナ2
0cによりその反射波が受信される。
【0020】受信アンテナ20cにはミキサ46が接続
されている。レーダ信号処理部34は、FM−CWレー
ダの受信回路として、ミキサ46、増幅回路48、フィ
ルタ50、及び高速フーリエ変換処理回路52(以下、
FFT信号処理回路と称す)を備えている。受信アンテ
ナ20cに受信された信号は、かかる受信回路により処
理されて対象物と車両との車間距離および相対速度を表
すデータに変換される。
【0021】図4(A)中に破線及び一点鎖線で示す波
形は、それぞれ受信アンテナ20cからミキサ46に供
給される反射信号の周波数の変化状態を示す。ミキサ4
6では、かかる反射信号と方向性結合器44から供給さ
れる送信信号とがミキシングされることにより、両者の
周波数差を変動周波数とするビート信号が生成される。
図4(B)は、上記の如く生成されるビート信号の周波
数の変化状態を示す。以下、図4(B)に示す如く、送
信信号の周波数が上昇する区間で生成されるビート信号
の周波数を上り周波数fupと、送信信号の周波数が下降
する区間で生成されるビート信号の周波数を下り周波数
fdownと称す。
【0022】ミキサ46で生成されるビート信号は、増
幅回路48で増幅された後、フィルタ50に供給され
る。フィルタ50は、増幅回路48から供給されたビー
ト信号を、上昇区間のビート信号と下降区間のビート信
号とに分離する。分離されたビート信号は、共にFFT
信号処理回路52に供給される。FFT信号処理回路5
2は、各区間のビート信号についてFFT処理を施し、
上り周波数fupについてのパワースペクトル、及び下り
周波数fdownについてのパワースペクトルを算出する。
【0023】図5(A)は、レーダアンテナ20のステ
ア角方向に2つの対象物が存在する場合に、FFT信号
処理回路52で算出された上り周波数fupについてのパ
ワースペクトルを示す。また、図5(B)は、同様の環
境下で、FFT信号処理回路52で算出された下り周波
数fupについてのパワースペクトルを示す。
【0024】レーダアンテナ20のステア角方向に複数
の対象物が存在する場合、受信アンテナ20cには個々
の対象物についての反射波が受信される。この場合、ミ
キサ46では、複数の受信信号のそれぞれについてビー
ト信号が形成される。その結果、FFT信号処理回路5
2では、複数のピークを有するパワースペクトルが検出
される。
【0025】ところで、車両と対象物との間に相対速度
がないとすると、送信アンテナ20bから送信される送
信信号と、受信アンテナ20cに到達する反射波との間
には、対象物と車両との間を信号が伝搬するのに要する
時間に応じた位相差が生ずる。この場合、反射波の周波
数にドップラシフトが重畳されないため、反射波の周波
数変動を表す波形は、図4(A)中に一点鎖線で示す如
く、送信信号の波形を単に時間的に平行移動しただけの
波形となる。従って、上り周波数fupと下り周波数fdo
wnとは、図4(B)中に一点鎖線で示すように共に等し
い値となる。この際、fupの値、すなわちfdownの値
は、対象物と車両との車間距離に対応した値となる。
【0026】一方、車両と対象物との間に相対速度Vr
が存在する場合、反射波の周波数には相対速度Vrに応
じたドップラシフトが重畳される。このため、例えば対
象物と車両とが接近する傾向にある場合は、反射波の周
波数が全体的に高周波側へシフトする。その結果、反射
波の周波数を表す波形は、図3(A)中に破線で示す如
く、距離に応じて時間的に平行移動した波形(図中、一
点指鎖線で示す波形)を更に高周波側へ平行移動した波
形となる。
【0027】上記の如く、反射波の周波数が高周波側へ
シフトされると、相対速度Vrが“0”である場合に比
べてfupは小さく、またfdownは大きく変更される。こ
の際、次式に示す如く、fupとfdownとの平均値を演算
すれば、fupに重畳するドップラシフト成分と、fdown
に重畳するドップラシフト成分とが互いに相殺し合い、
対象物と車両との車間距離に対応する特性値を得ること
ができる。
【0028】 fr =(fup+fdown)/2 ・・・(1) また、fupとfdownとの偏差は、fupに重畳するドップ
ラシフト成分とfdownに重畳するドップラシフト成分と
の和に相当する。従って、次式に示す如く、両者の偏差
の1/2を演算すれば、その値は、車両と対象物との相
対速度に起因するドップラシフト成分に対応する特性値
となる。
【0029】 fd =(fdown−fup)/2 ・・・(2) 本実施例において、周波数変調回路42が発生する変調
波信号の中心周波数がf0 、変調周波数がfm、変調幅
がΔf、かつ、送信信号の伝搬速度が高速cである場合
に、距離Lだけ離間した位置に相対速度Vrを有する対
象物が存在するとすれば、次式に示す関係が常に成立す
る。
【0030】 fr ={(Δf/2)/(T/4)}・(2L/C) =4fm・Δf・L/c ・・・(3) fd =2Vr・f0 /c ・・・(4) 従って、FFT信号処理回路52において、上り周波数
fupを表すスペクトルピークと下り周波数fdownを表す
スペクトルピークとが得られた場合、それらを上記
(1)式および(2)式に代入してfr およびfd を求
め、更に、その演算値を上記(3)式及び(4)式に代
入すれば、レーダアンテナ20のステア角方向に存在す
る対象物に関する車間距離Lと相対速度Vrとを求める
ことができる。また、上り周波数fupを表すスペクトル
データ中、および下り周波数fdownを表すスペクトルデ
ータ中に複数のピークが得られた場合、複数のスペクト
ルピークについて上記(1)〜(4)式を用いた処理を
行うことで、検出領域内に存在する複数のターゲットに
ついて、車間距離Lおよび相対速度Vrを検出すること
ができる。
【0031】図6は、本実施例のシステムに用いられる
レーダアンテナ20の指向性を表す特性図を示す。図6
において横軸は、レーダアンテナ20の法線方向に対す
る照射角θを示す。また、図6において縦軸は、レーダ
アンテナ20の出力ゲインGを示す。図6に示す如く、
レーダアンテナ20は、その法線方向に対して最も大き
な出力ゲインを有し、θが増すに連れて出力ゲインを減
少させる特性を有している。尚、ミリ波を搬送波とする
レーダアンテナは、一般に図6に示す如き指向性を示
す。
【0032】本実施例のシステムでは、最大値に対する
出力ゲインの減少値が3dB以内となる照射角範囲、す
なわち、図6中にθB で示される照射角範囲が、レーダ
アンテナ20の有効照射範囲として用いられる。また、
レーダアンテナ20は、車両前方100mの地点で照射
角範囲θB 内に収まる幅が、通常の車線幅とほぼ一致す
るように形成されている。
【0033】図7は、本実施例の車載レーダ装置を搭載
する車両60の前方に、車両60と同一車線上を走行す
る先行車T1 と、車両60と隣接する車線上を走行する
追い越し車両T2 とが存在する状況を示す。図7に示お
いて先行車T1 は、アンテナレーダ20の有効照射角範
囲θB 内に収まっている。一方、追い越し車両T2 は、
アンテナレーダ20の有効照射範囲θB 内に収まってい
ない。
【0034】図8(A)は、本実施例のシステムによ
り、図7に示す状況下で一般的に得られる上り区間スペ
クトルデータを示す。また、図8(B)は、本実施例の
システムにより同一の環境下で一般的に得られる下り区
間スペクトルデータを示す。図8(A)、図8(B)に
示す如く、本実施例のシステムによれば、車両60の前
方に先行車T1 と共に追い越し車両T2 が存在しても、
上り区間スペクトルデータ中および下り区間スペクトル
データ中には、それぞれ単一のスペクトルピークのみが
検出される。
【0035】車両60の走行中に、最も注意を払うべき
ターゲットは、車両60と同一の車線上を走行している
先行車である。これに対して、上記の如く先行車T1
起因するスペクトルピークのみが検出されれば、必然的
に先行車T1 が制御対象ターゲットとして認識される。
このように、本実施例のシステムによれば、レーダアン
テナ20が適切な指向性を有していることから、一般的
には隣接車線を走行する追い越し車両T2 を制御対象タ
ーゲットから除外することができる。
【0036】ところで、レーダアンテナ20に入力され
るエネルギがPtである場合、レーダアンテナ20から
出力される出力波の強度は、出力ゲインGを用いてPt
・Gと表すことができる。レーダアンテナ20から発せ
られた出力波の強度は、レーダアンテナ20から距離L
だけ離間した地点では、Pt・G/(4π・L2 )に減
衰される。従って、ターゲットの反射面積がσであると
すれば、ターゲットに入射される出力波のエネルギは、
{Pt・G/(4π・L2 )}・σと表すことができ
る。ターゲットで反射されたミリ波は、ターゲットから
距離Lだけ離間した地点で、面積Arのレーダアンテナ
20に受信される。この際、レーダアンテナ20に到達
する反射波のエネルギ強度Prは、次式により表され
る。
【0037】 Pr={Pt・G/(4π・L2 )}・σ・{Ar/(4π・L2 )} ・・・(5) 上記(5)式に示す如く、レーダアンテナ20に受信さ
れる反射波のエネルギ強度Ptは、レーダアンテナ20
の出力ゲインGに影響されると共に、ターゲットの反射
面積σにも影響される。このため、例えば大型トラック
等の如く反射面積σの大きなターゲットが車両60を追
い越していく過程では、そのターゲットがレーダアンテ
ナ20の出力ゲインGの小さい領域、すなわち車両60
とは異なる車線を走行しているにも関わらず、そのター
ゲットに起因する反射波が大きなエネルギ強度を伴って
レーダアンテナ20に到達する場合がある。
【0038】図9(A)は、図7中に示す追い越し車両
2 が大型トラック等である場合において、本実施例の
システムにより得られる上り区間スペクトルデータを示
す。また、図9(B)は、本実施例のシステムにより同
一の環境下で得られる下り区間スペクトルデータを示
す。
【0039】追い越し車両T2 が車両60を追い越した
後、先行車T1 に追いつくまでの過程では、追い越し車
両T2 と車両60との相対距離が、先行車T1 と車両6
0との相対距離に比して短い事態が生ずる。この場合、
図9(A)、図9(B)に示す如く、追い越し車両T2
に起因するスペクトルピークが、先行車T1 に起因する
スペクトルピークに比して低周波側に現れる。従って、
最も低周波側に現れたスペクトルピークを、制御対象タ
ーゲットのスペクトルピークと認識することとすれば、
上記の状況下では、追い越し車両T2 が制御対象ターゲ
ットと誤認識される事態を生ずる。
【0040】ところで、車両60が先行車T1 に追従し
て走行している際に、車両60と隣接する車線上に追い
越し車両T2 が現れた場合、先行車T1 と車両60との
間に大きな相対速度が認められることはない。このた
め、かかる状況下で先行車T1に起因して検出されるス
ペクトルピークは、図9(A)および図9(B)に示す
如く、上り区間スペクトルデータ中、および下り区間ス
ペクトル中において、大きく異なることがない。一方、
追い越し車両T2 と車両60との間には大きな相対速度
が認められる。このため、かかる状況下では、図9
(A)および図9(B)に示す如く、上り区間スペクト
ルデータ中で追い越し車両T2 に起因して検出されるス
ペクトルピークの位置と、下り区間スペクトル中で追い
越し車両T2 に起因して検出されるスペクトルピークの
位置との間に偏差が生ずる。
【0041】従って、スペクトルピーク中に複数のスペ
クトルピークが検出された場合に、それらのスペクトル
ピークから把握されるターゲットのうち、車両60に対
して大きな相対速度を示すターゲットは、追い越し車両
2 である可能性が高いと判断することができる。一
方、スペクトルピーク中に検出される複数のスペクトル
ピークから把握されるターゲットのうち車両60に対し
て大きな相対速度を示さないターゲットは、先行車T1
である可能性が高いと判断することができる。
【0042】また、車両が先行車T1 に追従して走行し
ている場合は、車載レーダ装置によって継続的に先行車
1 が捕捉される。一方、追い越し車両T2 は、車載レ
ーダ装置の検出範囲内に新たに進入してきたターゲット
である。このため、追い越し車両T2 が車載レーダ装置
に捕捉される期間は、先行車T1 が車載レーダ装置に捕
捉される期間に比して短い期間となる。
【0043】従って、スペクトルピーク中に検出された
複数のスペクトルピークから把握されるターゲットのう
ち、継続的に捕捉されているターゲットは、先行車T1
である可能性が高いと判断することができる。一方、ス
ペクトルピーク中に検出されている複数のスペクトルピ
ークから把握されるターゲットのうち、捕捉の継続性が
劣るターゲットは、追い越し車両T2 である可能性が高
いと判断することができる。
【0044】本実施例の車載レーダ装置は、複数のスペ
クトルピークが検出された場合に、上記の判断手法に従
って先行車T1 と追い越し車両T2 とを識別すると共
に、両者が識別される場合には、追い越し車両T2 が最
も車両60に近接するターゲットであっても、先行車T
1 を制御対象ターゲットとして認識する。
【0045】図10は、上記の機能を実現すべくレーダ
用ECU10が実行する制御ルーチンの一例のフローチ
ャートを示す。尚、図10に示すルーチンは、変調電圧
発生回路42から一周期の変調波信号が出力される毎
に、すなわち、ミキサ46において、上り区間のビート
信号と下り区間のビート信号とが一組生成される毎に起
動される。
【0046】図10に示すルーチンが起動されると、先
ずステップ100において、上り区間のピート信号と下
り区間のビート信号とが読み込まれる。次にステップ1
02において、それらのビート信号がFFT処理に付さ
れ、上り区間スペクトルデータと、下り区間スペクトル
データとが生成される。
【0047】ステップ104では、上り区間スペクトル
データ中に検出されたスペクトルピークと、下り区間ス
ペクトルデータ中に検出されたスペクトルピークとをペ
アリングする処理が行われる。スペクトルピークのペア
リングは、各スペクトルデータを対比させたうえで、ピ
ークが現れる周波数の順序、およびピークの形状等に基
づいて、同一のターゲットに属すると考えられるスペク
トルピーク同士がペアリングされるように行われる。
【0048】ステップ106では、ペアリングされた全
てのスペクトルピークの組について、それらのスペクト
ルピークの起因となったターゲットの相対距離、および
相対速度が演算される。ターゲットの相対距離、および
相対速度は、ペアリングされた一組のスペクトルピーク
を用いて、上記(1)〜(4)式に従う処理を実行する
ことにより演算される。
【0049】ペアリングされた全てのスペクトルピーク
の組について上記の処理が終了すると、次にステップ1
08において、各ターゲットの存在確率EXが演算され
る。i番目のターゲットTiの存在確率EXiは、前回
の処理時に演算された存在確率EXiと、関数F(LV
Li)とを用いて次式の如く演算される。
【0050】 EXi=EXi+F(LVLi) ・・・(6) 存在確率EXiには、ターゲットTiが始めて車載レー
ダ装置に捕捉された時点で、初期値“0”が与えられ
る。また、F(LVLi)は、ターゲットTiに起因し
て上り区間スペクトルデータおよび下り区間スペクトル
データ中に検出されるスペクトルピークの強度LVLi
の関数である。F(LVLi)は、LVLiが大きいほ
ど大きな値となる。
【0051】上記の演算によれば、ターゲットTiの存
在確率は、ターゲットTiが継続して車載レーダ装置に
捕捉されるほど、また、ターゲットTiに起因して検出
されるスペクトルピークの強度LVLiが強いほど大き
な値となる。従って、レーダアンテナ20の出力ゲイン
Gが大きい領域に継続的に存在する先行車T1 について
は、大きな存在確率EX1 が演算される。一方、レーダ
アンテナ20の出力ゲインGが小さく領域に存在し、か
つ、継続的に捕捉され難い追い越し車両T2 について
は、小さな存在確率EX2 が演算される。
【0052】上記ステップ108において、検出された
全てのターゲットに対する存在確率の演算を終えたら、
次にステップ110で、存在確率EXが所定値αを超え
ているターゲットが複数存在するか否かが判別される。
上記の条件を満たすターゲットが単数である場合は、そ
のターゲットを制御対象ターゲットと認識すれば足り
る。このため、EX>αを満たすターゲットが複数存在
しない場合は、以後、ステップ112において、検出さ
れているターゲットが第1ターゲットと認識され、更
に、ステップ114で、第1ターゲットが制御対象ター
ゲットと認識される。
【0053】一方、EX>αを満たすターゲットが複数
存在する場合は、ステップ116において、かかる条件
を満たすターゲットの数Nが記憶される。更に、ステッ
プ118で、N個のターゲットの中から、最も車両60
に近接する位置に存在するターゲット(最近ターゲッ
ト)が、第1ターゲットと認識される。
【0054】ステップ120では、第1ターゲットの、
車両60から離間する方向の相対速度が所定相対速度以
上であるか否かが判別される。本実施例においては、第
1ターゲットの相対速度が所定値以上でない場合、すな
わち、第1ターゲットが、車両60の近傍を車両60と
ほぼ同様の速度で走行している場合は、第1ターゲット
が最も注意を払うべきターゲットと判断される。従っ
て、かかる判別がなされた場合は、以後、ステップ11
4で第1ターゲットが制御対象ターゲットとして認識さ
れる。
【0055】第1ターゲットが所定の相対速度以上で車
両60から離間していると判別された場合は、第1ター
ゲットが、隣接する車線上を走行している追い越し車両
である可能性があると判断される。この場合、ステップ
122において、EX>αを満たす他のターゲットのう
ちの一つが、第2ターゲットと認識される。
【0056】ステップ124では、第2ターゲットに起
因するスペクトルピークの強度が、前回の処理時から今
回の処理時にかけて大きく低下しているか否かが判別さ
れる。第2ターゲットが先行車であり、かつ、先行車と
車両60との間に他の車両が割り込んでいない場合に
は、今回の処理時において、第2ターゲットに起因する
スペクトルピークが前回の処理時とほぼ同様の強度をも
って検出されるはずである。従って、前回の処理時から
今回の処理時にかけて第2ターゲットのスペクトルピー
クの強度が急激に減少している場合には、最近ターゲッ
トが先行車と車両60との間に割り込んだと判断するこ
とができる。この場合、以後、ステップ114で、最近
ターゲットに相当する第1ターゲットが制御対象ターゲ
ットとして認識される。
【0057】上記ステップ124において、第2ターゲ
ットのスペクトルピーク強度が低下していないと判別さ
れた場合は、ステップ126において、第2ターゲット
の存在確率EXがベータを超えているか否かが判別され
る。その結果、第2ターゲットの存在確率EXが所定値
βを超えていない場合は、第2ターゲットが先行車でな
いと判断される。この場合、ステップ128でEX>α
を満たす全てのターゲットについて、上記の判断を行っ
たか否かが判別される。
【0058】上記ステップ128で、すでに全てのター
ゲットについて上記の判断が行われていると判別された
場合は、所定値を超える相対速度で車両60から離間し
ている車両が、車両60において最も注意を払うべきタ
ーゲットであると判断され、以後、ステップ114の処
理が実行される。一方、上記ステップ128で、未だ全
てのターゲットについて上記の判断が終了していないと
判別された場合は、かかる判別が成されるまで、繰り返
し上記ステップ122以降の処理が実行される。
【0059】車両60が先行車に追従して走行している
場合は、その先行車が第2ターゲットとして選択された
時点で、上記ステップ126の条件が成立する。かかる
条件が成立した場合は、次にステップ130において、
第2ターゲットが制御ターゲットとして認識される。上
記ステップ114若しくはステップ132において制御
対象ターゲットが認識されると、次にステップ132
で、制御対象ターゲットの相対距離および相対速度に基
づいて、車間制御、警報制御等の車両制御が実行された
後今回のルーチンが終了される。
【0060】上記の処理によれば、車両60の前方にタ
ーゲットが一つだけ存在する場合には、そのターゲット
を制御対象ターゲットと認識して各種の車両制御を実行
することができる。また、車両60の前方に複数のター
ゲットが存在する場合において、最近ターゲットが車両
60とほぼ同等の速度で走行している場合には最近ター
ゲットを制御対象ターゲットとして、最近ターゲットが
車両60と異なる車線上を走行する追い越し車両である
場合には継続的に検出されている先行車を制御対象ター
ゲットとして、また、継続的に検出されている先行車と
車両60との間に最近ターゲットが割り込んできた際に
は最近ターゲットを制御対象車両として、それぞれ各種
の車両制御を実行することができる。
【0061】このように、本実施例の車載レーダ装置に
よれば、車両60の前方に複数検出されるターゲットの
うち、車両60の走行中に最も注意を払うべきターゲッ
トが、常に制御対象ターゲットとして認識される。従っ
て、本実施例の車載レーダ装置を搭載する車両60にお
いては、車両60の周囲に複数のターゲットが存在する
場合に、最適な車両制御を実行することができる。
【0062】ところで、上記の実施例においては、レー
ダアンテナ20およびレーダ信号処理部34が前記した
マルチターゲット検出手段に、レーダ用ECU10が上
記ステップ120の処理を実行することにより前記した
最近ターゲット判別手段が、レーダ用ECU10が上記
ステップ108および126の処理を実行することによ
り前記した継続ターゲット判別手段が、また、レーダ用
ECU10が上記ステップ114の処理を実行すること
により前記した制御ターゲット認識手段が、それぞれ実
現されている。
【0063】
【発明の効果】上述の如く、本発明によれば、所定領域
内に自車線上を走行する先行車と、他車線上を走行する
追い越し車両とが、共にターゲットとして検出された場
合に、先行車に相当する継続ターゲットを制御対処ター
ゲットとして認識することができる。従って、本発明に
かかる車載レーダ装置によれば、追い越し車両が最近タ
ーゲットとして検出される場合に、追い越し車両が制御
対象ターゲットとして認識される不都合を防止すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である車載レーダ装置のシス
テム構成図である。
【図2】図1に示す車載レーダ装置に用いられるレーダ
用ECUのブロック構成図である。
【図3】図2に示すレーダ用ECUの構成要素であるレ
ーダ信号処理部のブロック構成図である。
【図4】図4(A)はレーダアンテナにより送受信され
る信号の周波数の変化を表す波形である。図4(B)は
レーダ用ECUにおいて検出されるピート信号の波形で
ある。
【図5】図5(A)は上り区間で得られるスペクトルデ
ータである。図5(B)は下り区間で得られるスペクト
ルデータである。
【図6】図1に示す車載用レーダに用いられるレーダア
ンテナの指向性を表す特性図である。
【図7】図1に示す車載レーダを搭載する車両の前方に
先行車と追い越し車両とが存在する状況を表す図であ
る。
【図8】図8(A)は先行車に起因するスペクトルピー
クのみが検出された場合に上り区間で得られるスペクト
ルデータである。図8(B)は先行車に起因するスペク
トルピークのみが検出された場合に下り区間で得られる
スペクトルデータである。
【図9】図9(A)は先行車および追い越し車両に起因
するスペクトルピークが検出された場合に上り区間で得
られるスペクトルデータである。図9(B)は先行車お
よび追い越し車両に起因するスペクトルピークが検出さ
れた場合に下り区間で得られるスペクトルデータであ
る。
【図10】図1に示す車載用レーダ装置が備えるレーダ
用ECUで実行される制御ルーチンの一例のフローチャ
ートである。
【符号の説明】
10 レーダ用電子制御ユニット(レーダ用ECU) 12 環境認識車速制御電子制御ユニット(環境認識E
CU) 14 操舵角センサ 16 ヨーレートセンサ 18 車速センサ 20 レーダアンテナ 22 ステア機構 32 ステア各制御部32 34 レーダ信号処理部 36 対象物認識部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定領域内に存在する複数のターゲット
    を検出するマルチターゲット検出手段を備える車載レー
    ダ装置において、 検出された複数のターゲットのうち最も近接する位置に
    検出される最近ターゲットが、所定値以上の相対速度を
    有しているか否かを判別する最近ターゲット判別手段
    と、 検出された複数のターゲットの中に、前記最近ターゲッ
    トに比して継続的に捕捉されている継続ターゲットが存
    在するか否かを判別する継続ターゲット判別手段と、 前記最近ターゲットが所定値以上の相対速度を有し、か
    つ、前記継続ターゲットが存在する場合に、前記継続タ
    ーゲットを制御対象ターゲットと認識する制御ターゲッ
    ト認識手段と、 を備えることを特徴とする車載レーダ装置。
JP7337456A 1995-12-25 1995-12-25 車載レーダ装置 Pending JPH09178849A (ja)

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