JPH09178469A - 真円度測定機のパートプログラム自動選択装置 - Google Patents
真円度測定機のパートプログラム自動選択装置Info
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- JPH09178469A JPH09178469A JP7351696A JP35169695A JPH09178469A JP H09178469 A JPH09178469 A JP H09178469A JP 7351696 A JP7351696 A JP 7351696A JP 35169695 A JP35169695 A JP 35169695A JP H09178469 A JPH09178469 A JP H09178469A
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Abstract
円度測定機においてワークの真円度を測定する場合に、
段取り作業が容易で短時間でできるパートプログラム自
動選択装置を提供する。 【解決手段】 ワークWを専用のワーク固定治具Jを用
いてXYテーブルに載置するとともにワーク固定治具J
に治具判別形成部Jcを設け、治具判別形成部Jcを測
定することによって、パートプログラムが自動的に選択
される。
Description
書では「ワーク」という。)を固定し検出器を回転させ
てワークの真円度や円柱形状(本明細書では単に「真円
度」という。)を測定する検出器回転型の真円度測定機
に係わり、特にワークを載置する部分が互いに直交する
水平2軸方向(以下「XY方向」という。)に移動自在
なXYテーブルであるとともに、測定動作制御とデータ
処理(これらをまとめて本明細書では「測定制御」とい
う。)を自動的に行う真円度測定機のパートプログラム
自動選択装置に関する。
回転テーブルにワークを載置しコラムに設けられた検出
器を固定又は上下動して測定するテーブル回転型のもの
もあるが、ワークが大きくて回転が困難であったり測定
箇所が多くあったりする場合は、検出器回転型の真円度
測定機が用いられる。
の回転中心はXY方向に固定であるので、ワークの測定
部分の中心を検出器の回転中心に概略(検出器の測定可
能範囲内)合わせる必要がある。そこで、一般的にはベ
ースにはXYテーブルを設け、そこにワークを載置す
る。
自動的に行う自動真円度測定機が多く使用されるように
なってきているが、自動真円度測定機では、あらかじめ
ワークの測定手順を盛り込んだパートプログラムが作成
され、パートプログラムを用いて測定制御が行われる。
この場合、XYテーブルにはボール原点ブロックを取り
付け、あらかじめボール原点ブロックを検出器で測定し
ておくことによって、検出器の回転中心に対するXYテ
ーブルのXY方向の位置を読み取るようになっている。
合に、直接載置する方法と、ワークをパレット等から成
るワーク固定治具を介して載置する方法とがあるが、ワ
ークの搬入搬出も自動化するために、後者の方法を採用
する例が多くなってきている。そして、その場合、ワー
クをワーク固定治具の所定の位置に取り付け、ワーク固
定治具をXYテーブルの所定の位置に取り付けると、X
Yテーブルに対するワークの位置を設定することができ
る。
うな検出器回転型の自動真円度測定機(ワークをワーク
固定治具を介してXYテーブルに載置するもの)におい
ても、ワークの真円度を測定するためには、作業者は、
その都度、該当するパートプログラムを指定することが
必要である。パートプログラムを指定するためには多く
のパートプログラムの中から該当するものを選択する
が、パートプログラムを指定を間違うと正確な測定がで
きないだけでなく測定機を損傷するおそれがあるため、
慎重に行わなければならない。したがって、段取り作業
が煩わしく時間がかかるという問題がある。
もので、検出器回転型の自動真円度測定機でワークの真
円度を測定する場合に、段取り作業が容易で短時間でで
きるパートプログラム自動選択装置を提供することを目
的とする。
するために、検出器回転型の自動真円度測定機のパート
プログラム自動選択装置を次のように構成する。 (イ)ワークは専用のワーク固定治具を用いてXYテー
ブルに載置する。 (ロ)ワークはワーク固定治具の所定の位置に取り付け
られるようにする。 (ハ)ワーク固定治具はXYテーブルの所定の位置に取
り付けられるようにするとともに、ワーク固定治具には
治具判別形成部を設ける。 (ニ)パートプログラム選択部を設け、治具判別形成部
の測定結果によって、あらかじめ作成されて記憶された
パートプログラムの中から該当するものを選択する。
定治具の治具判別形成部を測定すると、その測定結果か
らパートプログラムが選択され、選択されたパートプロ
グラムに基づいてワーク測定が行われる。
ように種々の方法がある。 (イ)治具判別形成部のXY方向の位置を変えて設け、
XY方向の位置の違いによって判別する。 (ロ)治具判別形成部の寸法を変えて設け、寸法の違い
によって判別する。 (ハ)治具判別形成部を2箇所以上に設け、それらの距
離によって判別する。 (ニ)これらを組み合わせる。 また、(ロ)の方法、(ハ)の方法又は(ロ)と(ハ)
の組み合わせによる方法の中で、治具判別形成部をワー
ク固定治具の所定の位置(つまりXYテーブルに対して
所定の位置)に設けると、治具判別形成部の測定を自動
化することができる。
装置の実施の形態1を図1から図5までに示す。実施の
形態1は治具判別形成部を作業者がジョイスティック操
作で測定する形態である。特に、治具判別形成部がワー
ク固定治具の所定の位置に設けられていない場合に採用
する形態である。図1は測定部の正面図、図2は側面
図、図3は平面詳細図(ベース上面部分)、図4は全体
ブロック図、図5はフローチャートである。
0は次のように構成されている。ベース11にはXY方
向移動自在に支持されたXYテーブル12が設けられて
いる。また、ベース11にはコラム13が立設され、コ
ラム13にZテーブル15がZ方向移動自在に支持され
ている。Zテーブル15には下端に支持アーム17aが
固着されたスピンドル17が回転自在に支持され、支持
アーム17aに検出器ホルダー18が水平一軸方向移動
自在に支持されている。検出器ホルダー18には先端に
測定子19aを有する検出器19が固着されている。
置にボール原点ブロックOPが取り付けられるととも
に、ワーク固定治具Jが、XYテーブル12に設けられ
た2箇所の位置決めピン12a(ボール原点ブロックO
Pに対して、XY方向に各々Xa、Yaの位置)と位置
決めピン12bによってXY方向の位置決めがされて載
置されている。さらに、ワーク固定治具JにはワークW
(この例ではシリンダーブロック)が、ワーク固定治具
Jに設けられた2箇所の位置決めピンJa(位置決めピ
ン12aに対して、XY方向に各々Xb、Ybの位置)
と位置決めピンJbにXY方向の位置決めがされて載置
されている。
ーク固定治具Jに治具判別形成部Jcが設けられている
ところである。この例では治具判別形成部Jcは所定の
寸法の丸穴で、ワーク固定治具Jが異なると治具判別形
成部JcのXY方向の位置も異なるようになっている。
るのは、図4の全体ブロック図に示すように、ワーク固
定治具Jの測定結果によってパートプログラムを選択す
るパートプログラム選択部21が設けられているところ
である。
されたパートプログラムを記憶するパートプログラム記
憶部22、選択されたパートプログラムに基づいてワー
ク測定を指令するワーク測定指令部23、ワークWの測
定データを演算して結果を出力するデータ処理部24、
作業者がXYテーブル12やZテーブル15を操作する
ためのジョイスティックや各種のスイッチ等が備えられ
た操作部25等が設けられている。
パートプログラム自動選択装置の作用を、図5のフロー
チャートを用いて説明する。ワークWが取り付けられた
ワーク固定治具JがXYテーブル12の所定の位置に取
り付けられた後、まず、作業者は操作部25のジョイス
ティック等を操作して治具判別形成部Jcを測定する
(ステップ31)。さらに、操作部25の起動スイッチ
を押すと(ステップ32)、パートプログラム選択部2
1で、測定された治具判別形成部JcのXY方向の位置
が算出される(ステップ33)とともに、その測定値に
よって該当するパートプログラムが選択される(ステッ
プ34)。そして、従来の技術と同様に、ワーク測定指
令部23からの測定指令によりパートプログラムが実行
されて測定が開始され(ステップ35)、データ処理部
24でワークWの測定データが演算されて結果が出力さ
れる(ステップ36)。
装置の実施の形態2では、ワーク固定治具Jの治具判別
形成部JcをワークWの測定と同様に自動的に行う。そ
のためには治具判別形成部Jcをワーク固定治具の所定
の位置(つまりXYテーブルに対して所定の位置)に設
けることが必要である。
実施の形態1と同様に丸穴であるがワーク固定治具の所
定の位置に設けられ、ワーク固定治具Jによって丸穴の
寸法が異なっている。測定部10においてその他は実施
の形態1と同様であるので、測定部10の図示及び説明
は省略する。図6に全体ブロック図、図7にフローチャ
ートを示す。
実施の形態1に対して治具測定指令部26が設けられて
いるところが異なる。その他は実施の形態1と同様であ
るので、同一機能部には同一符号を付して説明は省略す
る。
うに、ワークWが取り付けられたワーク固定治具JがX
Yテーブル12の所定の位置に取り付けられた後、作業
者が操作部25の起動スイッチを押すと(ステップ4
1)、自動的に治具判別形成部Jcが測定される(ステ
ップ42)。次に、パートプログラム選択部21で、測
定された治具判別形成部Jcの丸穴の寸法が算出される
(ステップ43)とともに、その測定値によって該当す
るパートプログラムが選択される(ステップ44)。そ
して、従来の技術と同様に、ワーク測定指令部23から
の測定指令によりパートプログラムが実行されて測定が
開始され(ステップ45)、データ処理部24でワーク
Wの測定データが演算されて結果が出力される(ステッ
プ46)。
別形成部Jcを丸穴とし、そのXY方向の位置あるは寸
法によって該当するパートプログラムが選択されるよう
にしたが、これに限らず、治具判別形成部Jcを軸とし
てもよい。また、治具判別形成部を2箇所以上に設け、
それらの距離によって判別したり、寸法と距離を組み合
わせて判別する方法でも本発明は適用できる。
ーク固定治具JのXYテーブル12に対するXY方向の
位置決めを位置決めピン12aと12bで行う例を示し
たが、これに限らず、他の方法でもよいことはいうまで
もない。ワークWのワーク固定治具Jに対するXY方向
の位置決めについても同様である。
出器回転型でXYテーブルを有する自動真円度測定機に
おいて、ワークWを専用のワーク固定治具Jを用いてX
Yテーブルに載置するとともにワーク固定治具Jに治具
判別形成部Jcを設け、治具判別形成部Jcを測定する
ことによって、パートプログラムが自動的に選択される
ようにした。したがって、段取り作業が容易で短時間で
できる真円度測定機のパートプログラム自動選択装置を
提供することができる。
図(ベース上面部分)
Claims (5)
- 【請求項1】ベースに互いに直交する水平2軸方向移動
自在に支持されたXYテーブルと、前記ベースに立設さ
れたコラムに鉛直方向移動自在に支持されたZテーブル
と、そのZテーブルに回転自在に支持され下端に検出器
ホルダーが固着されたスピンドルと、その検出器ホルダ
ーに水平一軸方向移動自在に支持された検出器と、測定
制御装置と、から構成された自動真円度測定機におい
て、 前記XYテーブルの所定の位置に取り付けられ、所定の
ワークが所定の位置に取り付けられるように構成される
とともに、治具判別形成部を有するワーク固定治具と、 あらかじめ作成されて記憶されたパートプログラムの中
から該当するパートプログラムを選択するパートプログ
ラム選択部と、を備え、 ワークの測定前に前記治具判別形成部を測定し、その測
定結果によって該当するパートプログラムを選択するこ
とを特徴とする真円度測定機のパートプログラム自動選
択装置。 - 【請求項2】前記治具判別形成部が1箇所又は2箇所以
上に設けられ、その位置の違いによって前記ワーク固定
治具を判別することを特徴とする請求項1に記載の真円
度測定機のパートプログラム自動選択装置。 - 【請求項3】前記治具判別形成部が前記ワーク固定治具
の所定の位置に設けられ、自動的に前記治具判別形成部
が測定されることを特徴とする請求項1に記載の真円度
測定機のパートプログラム自動選択装置。 - 【請求項4】前記治具判別形成部が1箇所に設けられ、
その寸法によって前記ワーク固定治具を判別することを
特徴とする請求項1又は請求項3に記載の真円度測定機
のパートプログラム自動選択装置。 - 【請求項5】前記治具判別形成部が2箇所以上に設けら
れ、それらの距離によって前記ワーク固定治具を判別す
ることを特徴とする請求項1又は請求項3に記載の真円
度測定機のパートプログラム自動選択装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7351696A JPH09178469A (ja) | 1995-12-26 | 1995-12-26 | 真円度測定機のパートプログラム自動選択装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7351696A JPH09178469A (ja) | 1995-12-26 | 1995-12-26 | 真円度測定機のパートプログラム自動選択装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09178469A true JPH09178469A (ja) | 1997-07-11 |
Family
ID=18419008
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7351696A Pending JPH09178469A (ja) | 1995-12-26 | 1995-12-26 | 真円度測定機のパートプログラム自動選択装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09178469A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002005652A (ja) * | 2000-06-26 | 2002-01-09 | Advance Co Ltd | 計測のための物体の設置方法及び計測装置 |
EP2735843A1 (en) | 2012-11-21 | 2014-05-28 | Hexagon Technology Center GmbH | Measuring machine and method for automated measurement of an object |
-
1995
- 1995-12-26 JP JP7351696A patent/JPH09178469A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002005652A (ja) * | 2000-06-26 | 2002-01-09 | Advance Co Ltd | 計測のための物体の設置方法及び計測装置 |
EP2735843A1 (en) | 2012-11-21 | 2014-05-28 | Hexagon Technology Center GmbH | Measuring machine and method for automated measurement of an object |
WO2014079871A2 (en) | 2012-11-21 | 2014-05-30 | Hexagon Technology Center Gmbh | Measuring machine and method for automated measurement of an object |
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