JPH09178325A - 冷水機 - Google Patents
冷水機Info
- Publication number
- JPH09178325A JPH09178325A JP33357495A JP33357495A JPH09178325A JP H09178325 A JPH09178325 A JP H09178325A JP 33357495 A JP33357495 A JP 33357495A JP 33357495 A JP33357495 A JP 33357495A JP H09178325 A JPH09178325 A JP H09178325A
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- JP
- Japan
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- storage tank
- cooler
- water storage
- water
- copper pipe
- Prior art date
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- Preventing Corrosion Or Incrustation Of Metals (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課 題】 貯水タンクを冷却している冷却器が電食
作用で浸食されることを防止することができる冷水機を
提供する。 【解決手段】 冷水機は、水を貯蔵するステンレス製の
貯水タンク(1)と、銅管(2a)からなる冷却器
(2)とを備えている。この冷却器が貯水タンクの外面
たとえば底面や外周面などに取り付けられて、貯水タン
ク内の水を冷却している。また、冷却器が取り付けられ
ている貯水タンクの周囲には断熱材(5)が充填されて
いる。そして、冷却器と貯水タンクとの間には、電気を
絶縁する絶縁物(31)が介在している。
作用で浸食されることを防止することができる冷水機を
提供する。 【解決手段】 冷水機は、水を貯蔵するステンレス製の
貯水タンク(1)と、銅管(2a)からなる冷却器
(2)とを備えている。この冷却器が貯水タンクの外面
たとえば底面や外周面などに取り付けられて、貯水タン
ク内の水を冷却している。また、冷却器が取り付けられ
ている貯水タンクの周囲には断熱材(5)が充填されて
いる。そして、冷却器と貯水タンクとの間には、電気を
絶縁する絶縁物(31)が介在している。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷却されている水
を貯蔵し、適宜必要に応じて供給する冷水機に関する。
を貯蔵し、適宜必要に応じて供給する冷水機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種の冷水機は、たとえば実公昭
47−30278号公報(F25d)などに記載されて
おり、この冷水機を図5を用いて説明する。図5は従来
の冷水機の説明図で、(a)が要部断面図、(b)が冷
却器の銅管の取り付け部の拡大図である。
47−30278号公報(F25d)などに記載されて
おり、この冷水機を図5を用いて説明する。図5は従来
の冷水機の説明図で、(a)が要部断面図、(b)が冷
却器の銅管の取り付け部の拡大図である。
【0003】冷水機の貯水タンク1の外面に冷却器2が
配設されている。この貯水タンク1はステンレス製で、
一方、冷却器2は銅管2aから構成されており、この冷
却器2の銅管2aをステンレス製の貯水タンク1の外面
に直接接触させてハンダ付けを行い、さらに、この銅管
2aの上からアルミテープ4を取り付けて固定してい
る。そして、冷却器2が取り付けられている貯水タンク
1の周囲に、ウレタンなどの断熱材5を発泡充填させて
断熱している。
配設されている。この貯水タンク1はステンレス製で、
一方、冷却器2は銅管2aから構成されており、この冷
却器2の銅管2aをステンレス製の貯水タンク1の外面
に直接接触させてハンダ付けを行い、さらに、この銅管
2aの上からアルミテープ4を取り付けて固定してい
る。そして、冷却器2が取り付けられている貯水タンク
1の周囲に、ウレタンなどの断熱材5を発泡充填させて
断熱している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、貯水タンク
1は通常は冷却器2で冷却されているが、貯水タンク1
の清掃時などにおいては、冷却が中断される。したがっ
て、貯水タンク1は膨張収縮を繰り返しており、断熱材
5の隙間から貯水タンク1の外面や冷却器2の周囲に空
気が侵入し、貯水タンク1や冷却器2で結露することが
ある。この結露は結露水となって貯水タンク1の底面と
断熱材5との間の隙間などに溜まる。
1は通常は冷却器2で冷却されているが、貯水タンク1
の清掃時などにおいては、冷却が中断される。したがっ
て、貯水タンク1は膨張収縮を繰り返しており、断熱材
5の隙間から貯水タンク1の外面や冷却器2の周囲に空
気が侵入し、貯水タンク1や冷却器2で結露することが
ある。この結露は結露水となって貯水タンク1の底面と
断熱材5との間の隙間などに溜まる。
【0005】そして、この溜まった水によって、銅製の
冷却器2とステンレス製の貯水タンク1との間で、電食
作用が生じ、冷却器2の銅管2aが浸食されて孔が開く
ことがある。すると、この孔から冷媒が漏れ、冷却効率
が悪化し、最終的には冷却不能となる。
冷却器2とステンレス製の貯水タンク1との間で、電食
作用が生じ、冷却器2の銅管2aが浸食されて孔が開く
ことがある。すると、この孔から冷媒が漏れ、冷却効率
が悪化し、最終的には冷却不能となる。
【0006】本発明は、以上のような課題を解決するた
めのもので、貯水タンクを冷却している冷却器が電食作
用で浸食されることを防止することができる冷水機を提
供することを目的とする。
めのもので、貯水タンクを冷却している冷却器が電食作
用で浸食されることを防止することができる冷水機を提
供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の冷水機は、水を
貯蔵するステンレス製の貯水タンク(1)と、銅管(2
a)からなる冷却器(2)とを備えている。この冷却器
が貯水タンクの外面たとえば底面や外周面などに取り付
けられて、貯水タンク内の水を冷却している。また、冷
却器が取り付けられている貯水タンクの周囲には断熱材
(5)が充填されている。そして、前記目的を達成する
ために、冷却器と貯水タンクとの間には、電気を絶縁す
る絶縁物(31)が介在している。
貯蔵するステンレス製の貯水タンク(1)と、銅管(2
a)からなる冷却器(2)とを備えている。この冷却器
が貯水タンクの外面たとえば底面や外周面などに取り付
けられて、貯水タンク内の水を冷却している。また、冷
却器が取り付けられている貯水タンクの周囲には断熱材
(5)が充填されている。そして、前記目的を達成する
ために、冷却器と貯水タンクとの間には、電気を絶縁す
る絶縁物(31)が介在している。
【0008】また、冷却器の銅管が、電気を絶縁する絶
縁物(36)でコーティングされている場合がある。
縁物(36)でコーティングされている場合がある。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、本発明における冷水機の実
施の第1の形態を図1ないし図3を用いて説明する。図
1は本発明における冷水機の斜視図である。図2は図1
の縦断面図である。図3は冷却器の取り付け部の説明図
で、(a)が冷却器の要部断面図、(b)が冷却器の銅
管の取り付け部の拡大図である。なお、この第1の形態
の説明において、前述の図5に図示する従来例の構成要
素に対応する構成要素には同一符号が付してある。
施の第1の形態を図1ないし図3を用いて説明する。図
1は本発明における冷水機の斜視図である。図2は図1
の縦断面図である。図3は冷却器の取り付け部の説明図
で、(a)が冷却器の要部断面図、(b)が冷却器の銅
管の取り付け部の拡大図である。なお、この第1の形態
の説明において、前述の図5に図示する従来例の構成要
素に対応する構成要素には同一符号が付してある。
【0010】まず始めに、冷水機の全体構成を説明す
る。冷水機の下部には、機械室6が設けられており、圧
縮機8、凝縮器9および凝縮器用送風機10が配設され
ている。一方、冷水機の上部はタンク室12で、タンク
室12の内部にはステンレス製の貯水タンク1が配設さ
れている。この貯水タンク1の外面には、冷却器2の銅
管2aが取り付けられている。この取り付け構造の詳細
については後述する。また、タンク室12と機械室6と
の間には、隔壁14が設けられている。冷却器2が取り
付けられた貯水タンク1、隔壁14および冷水機の側壁
15に囲まれた空間には、ウレタンなどの断熱材5が発
泡充填される。そして、貯水タンク1の上端の開口部に
は断熱蓋17が着脱自在に取り付けられて閉塞されてい
る。
る。冷水機の下部には、機械室6が設けられており、圧
縮機8、凝縮器9および凝縮器用送風機10が配設され
ている。一方、冷水機の上部はタンク室12で、タンク
室12の内部にはステンレス製の貯水タンク1が配設さ
れている。この貯水タンク1の外面には、冷却器2の銅
管2aが取り付けられている。この取り付け構造の詳細
については後述する。また、タンク室12と機械室6と
の間には、隔壁14が設けられている。冷却器2が取り
付けられた貯水タンク1、隔壁14および冷水機の側壁
15に囲まれた空間には、ウレタンなどの断熱材5が発
泡充填される。そして、貯水タンク1の上端の開口部に
は断熱蓋17が着脱自在に取り付けられて閉塞されてい
る。
【0011】冷却器2の銅管2aは機械室6内の圧縮機
8や凝縮器9と連結されて、冷凍サイクルを構成してお
り、冷凍サイクルが稼働すると、冷却器2は冷却されて
低温となる。タンク室12には飲料水が満たされてお
り、貯水タンク1を介して冷却器2により冷却される。
貯水タンク1内の低温の水は、貯水タンク1に連通して
いる給水口21から、必要に応じてコップ等に給水され
る。
8や凝縮器9と連結されて、冷凍サイクルを構成してお
り、冷凍サイクルが稼働すると、冷却器2は冷却されて
低温となる。タンク室12には飲料水が満たされてお
り、貯水タンク1を介して冷却器2により冷却される。
貯水タンク1内の低温の水は、貯水タンク1に連通して
いる給水口21から、必要に応じてコップ等に給水され
る。
【0012】次に、冷却器2を貯水タンク1に取り付け
る取り付け構造について説明する。冷却器2が取り付け
られる貯水タンク1の底面1bすなわち底板の下面に
は、図3(b)に図示するように、薄いポリエステルフ
ィルムなどの電気を絶縁する絶縁物31が接着材で貼付
されている。一方、貯水タンク1の外周面1aには、絶
縁物31が設けられておらず、貯水タンク1のステンレ
スの生地が露出している。そして、この貯水タンク1の
外周面1aおよび底面1bに、冷却器2の銅管2aが巡
らされている。そして、この銅管2aはアルミテープ4
で貯水タンク1に固定されている。したがって、銅管2
aは貯水タンク1の外周面1aに、図5に図示する従来
例と同様の構造で、直接接触する状態で取り付けられて
おり、一方、貯水タンク1の底面1bには、図3(b)
に図示するように、絶縁物31を介在して取り付けられ
ている。なお、絶縁物31は、貯水タンク1と銅管2a
間の熱伝導を妨げないようにできる限り薄く形成されて
いる。この様にして、冷却器2が貯水タンク1に取り付
けられられると、前述のように断熱材5が充填発泡され
る。
る取り付け構造について説明する。冷却器2が取り付け
られる貯水タンク1の底面1bすなわち底板の下面に
は、図3(b)に図示するように、薄いポリエステルフ
ィルムなどの電気を絶縁する絶縁物31が接着材で貼付
されている。一方、貯水タンク1の外周面1aには、絶
縁物31が設けられておらず、貯水タンク1のステンレ
スの生地が露出している。そして、この貯水タンク1の
外周面1aおよび底面1bに、冷却器2の銅管2aが巡
らされている。そして、この銅管2aはアルミテープ4
で貯水タンク1に固定されている。したがって、銅管2
aは貯水タンク1の外周面1aに、図5に図示する従来
例と同様の構造で、直接接触する状態で取り付けられて
おり、一方、貯水タンク1の底面1bには、図3(b)
に図示するように、絶縁物31を介在して取り付けられ
ている。なお、絶縁物31は、貯水タンク1と銅管2a
間の熱伝導を妨げないようにできる限り薄く形成されて
いる。この様にして、冷却器2が貯水タンク1に取り付
けられられると、前述のように断熱材5が充填発泡され
る。
【0013】この様に構成されている実施の第1の形態
においては、貯水タンク1や冷却器2で結露して、結露
水が貯水タンク1の底面1bの下方に溜まっても、銅管
2aと貯水タンク1との間には、絶縁物31が存在して
おり、ステンレス製の貯水タンク1と銅管2aとの間に
は電流が流れない。したがって、電食反応が生じない。
そのため、銅管2aが電食により浸食されることはな
く、銅管2aに孔が開口することを防止することができ
る。なお、貯水タンク1の外周面1aで結露した結露水
は、貯水タンク1の表面に沿って下に流れ、外周面1a
の周りで溜まることは少ない。したがって、外周面1a
の周りで電食反応が発生することは少ない。そのため、
貯水タンク1と冷却器2との熱伝導を妨げる絶縁物31
は設けられていない。
においては、貯水タンク1や冷却器2で結露して、結露
水が貯水タンク1の底面1bの下方に溜まっても、銅管
2aと貯水タンク1との間には、絶縁物31が存在して
おり、ステンレス製の貯水タンク1と銅管2aとの間に
は電流が流れない。したがって、電食反応が生じない。
そのため、銅管2aが電食により浸食されることはな
く、銅管2aに孔が開口することを防止することができ
る。なお、貯水タンク1の外周面1aで結露した結露水
は、貯水タンク1の表面に沿って下に流れ、外周面1a
の周りで溜まることは少ない。したがって、外周面1a
の周りで電食反応が発生することは少ない。そのため、
貯水タンク1と冷却器2との熱伝導を妨げる絶縁物31
は設けられていない。
【0014】次に、本発明における冷水機の実施の第2
の形態について図4を用いて説明する。図4は実施の第
2の形態を説明するための説明図で、(a)が冷却器の
要部断面図、(b)が冷却器の銅管の取り付け部の拡大
図である。なお、この第2の形態の説明において、前記
第1の形態の構成要素に対応する構成要素には同一符号
を付して、その詳細な説明は省略する。
の形態について図4を用いて説明する。図4は実施の第
2の形態を説明するための説明図で、(a)が冷却器の
要部断面図、(b)が冷却器の銅管の取り付け部の拡大
図である。なお、この第2の形態の説明において、前記
第1の形態の構成要素に対応する構成要素には同一符号
を付して、その詳細な説明は省略する。
【0015】第2の形態においては、第1の形態と相違
して、貯水タンク1の底面1bには絶縁物31が貼付さ
れておらず、貯水タンク1のステンレスの生地が露出し
ている。その代わりに、貯水タンク1の底面1bに取り
付けられる冷却器2の銅管2aの外周面に、塩ビやポリ
エチレンなどの電気を絶縁する絶縁物36がコーティン
グされている。このコーティングされている銅管2aを
貯水タンク1の外面にアルミテープ4で固定する。そし
て、前述のように断熱材5を注入発泡する。なお、貯水
タンク1の外周面1aに取り付けられる銅管2aは、コ
ーティングされていない。
して、貯水タンク1の底面1bには絶縁物31が貼付さ
れておらず、貯水タンク1のステンレスの生地が露出し
ている。その代わりに、貯水タンク1の底面1bに取り
付けられる冷却器2の銅管2aの外周面に、塩ビやポリ
エチレンなどの電気を絶縁する絶縁物36がコーティン
グされている。このコーティングされている銅管2aを
貯水タンク1の外面にアルミテープ4で固定する。そし
て、前述のように断熱材5を注入発泡する。なお、貯水
タンク1の外周面1aに取り付けられる銅管2aは、コ
ーティングされていない。
【0016】第2の形態は、この様に構成されているの
で、第1の形態と同様に、貯水タンク1や冷却器2で結
露して、結露水が貯水タンク1の底面1bの下方に溜ま
っても、銅管2aと貯水タンク1との間には、絶縁物3
6が存在しているため、電食反応が生じない。
で、第1の形態と同様に、貯水タンク1や冷却器2で結
露して、結露水が貯水タンク1の底面1bの下方に溜ま
っても、銅管2aと貯水タンク1との間には、絶縁物3
6が存在しているため、電食反応が生じない。
【0017】前述の様に、実施の形態においては、結露
水が溜まりやすい貯水タンク1の底面1bと銅管2aと
の間には、絶縁物31,36が介在しており、電食反応
が生じない。したがって、銅管2aが電食作用で浸食さ
れることがなく、銅管2aに孔が開口することを防止す
ることができる。一方、結露水が溜まりにくい貯水タン
ク1の外周面1aと銅管2aとは直接接触しているの
で、絶縁物31,36を設けた場合に比して、伝熱効率
が向上する。また、この様に部分的に設けられているの
で、全体的に設ける場合に比して、絶縁物31,36の
材料費や絶縁物31,36を設ける作業などが少なくな
る。
水が溜まりやすい貯水タンク1の底面1bと銅管2aと
の間には、絶縁物31,36が介在しており、電食反応
が生じない。したがって、銅管2aが電食作用で浸食さ
れることがなく、銅管2aに孔が開口することを防止す
ることができる。一方、結露水が溜まりにくい貯水タン
ク1の外周面1aと銅管2aとは直接接触しているの
で、絶縁物31,36を設けた場合に比して、伝熱効率
が向上する。また、この様に部分的に設けられているの
で、全体的に設ける場合に比して、絶縁物31,36の
材料費や絶縁物31,36を設ける作業などが少なくな
る。
【0018】以上、本発明の実施の形態を詳述したが、
本発明は、前記実施の形態に限定されるものではなく、
特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内で、
種々の変更を行うことが可能である。本発明の変更例を
下記に例示する。 (1)実施の形態においては、貯水タンクの底面に絶縁
物が設けられているが、貯水タンクの外周面にも絶縁物
を設けることも可能である。この様に構成することによ
り、電食をより完全に防止することができる。また、同
様に、貯水タンクの底面に固定される銅管に絶縁物がコ
ーティングされているが、貯水タンクの外周面に固定さ
れる銅管にも絶縁物をコーティングすることも可能であ
る。また、冷却器が貯水タンクの外周面にのみ設けられ
ている冷水機の場合には、この冷却器と貯水タンクとの
間に絶縁物を介在させることも可能である。この様に、
結露水などの水が溜まる可能性がある場所において、冷
却器と貯水タンクとの間に絶縁物を介在させることがで
きる。しかしながら、一番水が溜まる可能性が高い貯水
タンクの底面においてのみ、冷却器と貯水タンクとの間
に絶縁物を介在させた方が、貯水タンクの全面において
絶縁物を介在させた場合に比して、冷却効率を向上させ
ることができる。また、製造コストも削減することがで
きる。
本発明は、前記実施の形態に限定されるものではなく、
特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内で、
種々の変更を行うことが可能である。本発明の変更例を
下記に例示する。 (1)実施の形態においては、貯水タンクの底面に絶縁
物が設けられているが、貯水タンクの外周面にも絶縁物
を設けることも可能である。この様に構成することによ
り、電食をより完全に防止することができる。また、同
様に、貯水タンクの底面に固定される銅管に絶縁物がコ
ーティングされているが、貯水タンクの外周面に固定さ
れる銅管にも絶縁物をコーティングすることも可能であ
る。また、冷却器が貯水タンクの外周面にのみ設けられ
ている冷水機の場合には、この冷却器と貯水タンクとの
間に絶縁物を介在させることも可能である。この様に、
結露水などの水が溜まる可能性がある場所において、冷
却器と貯水タンクとの間に絶縁物を介在させることがで
きる。しかしながら、一番水が溜まる可能性が高い貯水
タンクの底面においてのみ、冷却器と貯水タンクとの間
に絶縁物を介在させた方が、貯水タンクの全面において
絶縁物を介在させた場合に比して、冷却効率を向上させ
ることができる。また、製造コストも削減することがで
きる。
【0019】(2)絶縁物は、貯水タンクの底面の全面
に設けることも、冷却器の銅管が配管されている箇所に
部分的に設けることも可能である。 (3)貯水タンクの形状は適宜変更可能である。たとえ
ば、水平断面は円形でも矩形などでも可能である。
に設けることも、冷却器の銅管が配管されている箇所に
部分的に設けることも可能である。 (3)貯水タンクの形状は適宜変更可能である。たとえ
ば、水平断面は円形でも矩形などでも可能である。
【0020】(4)絶縁物の材質は、ポリエステル、塩
化ビニールや、ポリエチレンに限定されず、電気を絶縁
することができるならば、適宜の材料を選択することが
できる。また、貯水タンクや銅管に絶縁物を設ける方法
は、接着剤などによる貼付に限定されず、適宜の取り付
け手段を選択することができる。
化ビニールや、ポリエチレンに限定されず、電気を絶縁
することができるならば、適宜の材料を選択することが
できる。また、貯水タンクや銅管に絶縁物を設ける方法
は、接着剤などによる貼付に限定されず、適宜の取り付
け手段を選択することができる。
【0021】
【発明の効果】本発明によれば、冷却器と前記貯水タン
クとの間には、電気を絶縁する絶縁物が介在しているの
で、貯水タンクと断熱材との間に水が溜まっても、ステ
ンレス製の貯水タンクと冷却器の銅管との間に電流が流
れることを前記絶縁物で防止することができる。したが
って、冷却器の銅管が電食作用で浸食されることが減少
する。その結果、銅管に孔が開くことが無くなり、冷却
器の銅管から冷媒が漏れることを防止できる。
クとの間には、電気を絶縁する絶縁物が介在しているの
で、貯水タンクと断熱材との間に水が溜まっても、ステ
ンレス製の貯水タンクと冷却器の銅管との間に電流が流
れることを前記絶縁物で防止することができる。したが
って、冷却器の銅管が電食作用で浸食されることが減少
する。その結果、銅管に孔が開くことが無くなり、冷却
器の銅管から冷媒が漏れることを防止できる。
【0022】また、冷却器の銅管が、電気を絶縁する絶
縁物でコーティングされている場合がある。この場合に
も、同様に、ステンレス製の貯水タンクと冷却器の銅管
との間に電流が流れることを前記絶縁物で防止すること
ができる。
縁物でコーティングされている場合がある。この場合に
も、同様に、ステンレス製の貯水タンクと冷却器の銅管
との間に電流が流れることを前記絶縁物で防止すること
ができる。
【図1】図1は本発明における冷水機の斜視図である。
【図2】図2は図1の縦断面図である。
【図3】図3は冷却器の取り付け部の説明図で、(a)
が冷却器の要部断面図、(b)が冷却器の銅管の取り付
け部の拡大図である。
が冷却器の要部断面図、(b)が冷却器の銅管の取り付
け部の拡大図である。
【図4】図4は実施の第2の形態を説明するための説明
図で、(a)が冷却器の要部断面図、(b)が冷却器の
銅管の取り付け部の拡大図である。
図で、(a)が冷却器の要部断面図、(b)が冷却器の
銅管の取り付け部の拡大図である。
【図5】図5は従来の冷水機の説明図で、(a)が要部
断面図、(b)が冷却器の銅管の取り付け部の拡大図で
ある。
断面図、(b)が冷却器の銅管の取り付け部の拡大図で
ある。
1 貯水タンク 2 冷却器 2a 銅管 5 断熱材 31 絶縁物 36 絶縁物
Claims (2)
- 【請求項1】 水を貯蔵するステンレス製の貯水タンク
と、 銅管からなる冷却器とを備え、 この冷却器が前記貯水タンクの外面に取り付けられて、
前記貯水タンク内の水を冷却しており、かつ、前記冷却
器が取り付けられている貯水タンクの周囲には断熱材が
充填されている冷水機において、 前記冷却器と前記貯水タンクとの間には、電気を絶縁す
る絶縁物が介在していることを特徴としている冷水機。 - 【請求項2】 水を貯蔵するステンレス製の貯水タンク
と、 銅管からなる冷却器とを備え、 この冷却器が前記貯水タンクの外面に取り付けられて、
前記貯水タンク内の水を冷却しており、かつ、前記冷却
器が取り付けられている貯水タンクの周囲には断熱材が
充填されている冷水機において、 前記冷却器の銅管には、電気を絶縁する絶縁物がコーテ
ィングされていることを特徴としている冷水機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33357495A JPH09178325A (ja) | 1995-12-21 | 1995-12-21 | 冷水機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33357495A JPH09178325A (ja) | 1995-12-21 | 1995-12-21 | 冷水機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09178325A true JPH09178325A (ja) | 1997-07-11 |
Family
ID=18267573
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33357495A Pending JPH09178325A (ja) | 1995-12-21 | 1995-12-21 | 冷水機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09178325A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6434967B2 (en) * | 1999-06-18 | 2002-08-20 | Elkay Manufacturing Company | Process for forming copper containing components providing water effluent with lowered copper concentrations |
KR100483144B1 (ko) * | 2002-01-25 | 2005-04-14 | 주식회사 대우일렉트로닉스 | 직냉식 냉장고 |
-
1995
- 1995-12-21 JP JP33357495A patent/JPH09178325A/ja active Pending
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