JPH09178018A - ねじ込み固定バルブ - Google Patents

ねじ込み固定バルブ

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Publication number
JPH09178018A
JPH09178018A JP34115795A JP34115795A JPH09178018A JP H09178018 A JPH09178018 A JP H09178018A JP 34115795 A JP34115795 A JP 34115795A JP 34115795 A JP34115795 A JP 34115795A JP H09178018 A JPH09178018 A JP H09178018A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cylinder
valve
screw
bonnet
wrench
Prior art date
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Pending
Application number
JP34115795A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Ejiri
隆 江尻
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujikura Composites Inc
Original Assignee
Fujikura Rubber Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fujikura Rubber Ltd filed Critical Fujikura Rubber Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 流路ブロックにねじ込み固定するタイプのバ
ルブにおいて、高い作業性で螺合作業を行なうことがで
きるバルブを得る。 【構成】 流路ブロックに螺合される雌雄いずれかのね
じ部と、このねじ部と同軸のボルト状断面部とを有する
ボンネット;及び、このボンネット上に結合され、該ボ
ンネットとの間に弁部材を収納したシリンダ;を備え、
ボンネットのボルト状断面部の対をなす平行平面部の間
隔が、シリンダの最大径以上であるバルブ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は、流路を有する流路ブロックに対
して、ねじ込み固定するタイプのバルブに関する。
【0002】
【従来技術及びその問題点】この種のバルブは、予め流
路を形成した流路ブロックに螺合固定される。流路ブロ
ックには、雌雄いずれかのねじ部を有するバルブ取付部
が設けられ、ねじ込み固定バルブは、このバルブ取付部
に螺合固定して用いられる。バルブは、2方弁、3方弁
とも知られており、2方弁は流路ブロックに形成した流
路の開閉に、3方弁は同流路の切替に使用される。従っ
て、この種のバルブは、流路ブロックに着脱する際、バ
ルブ取付部に対して相対的に回転させなければならず、
このため、ボンネット(バルブボディ)には、雄雌いず
れかのねじ部と、少なくとも一組の平行平面部を有する
ボルト状断面部が形成されていた。ところが、従来のボ
ルト状断面部は、バルブのボンネットの流路ブロック側
のネック部(小径部)に形成されており、このため、ス
パナは、ねじ軸線に対して直交する方向からボルト状断
面部に着脱しなければならなかった。しかし、この種の
バルブは、配管上、狭いスペースに配置されることが多
く、また、複数のバルブを一列状に狭い間隔で並べるこ
とが多いため、スパナを回転させることができるスペー
ス(角度)に限りがある。このため、スパナをボルト状
断面部に係合させる、小角度回転させる、外す、の作業
を多数回繰り返し行なわねばならず、非常に作業性が悪
かった。
【0003】
【発明の目的】本発明は、ねじ込み固定タイプのバルブ
についての以上の問題意識に基づき、高い作業性で螺合
作業を行なうことができるバルブを得ることを目的とす
る。
【0004】
【発明の概要】本発明のねじ込み固定バルブは、流路ブ
ロックに螺合される雌雄いずれかのねじ部と、このねじ
部と同軸のボルト状断面部とを有するボンネット;及
び、このボンネット上に結合され、該ボンネットとの間
に弁部材を収納したシリンダ;を備え、ボンネットのボ
ルト状断面部の対をなす平行平面部の間隔が、シリンダ
の最大径以上であることを特徴としている。
【0005】この構成によれば、袋ナット状のスパナ
(回転治具)をねじ部の軸線方向から着脱させることが
できる。よって、スパナは連続させて回転させることが
でき、作業性が向上する。
【0006】バルブの作動圧力を導入するパイロット圧
導入口は、通常、シリンダに開口させるが、シリンダ径
を大きくしないために、このパイロット圧導入口は、シ
リンダの軸心部に開口させるのが好ましい。
【0007】
【発明の実施態様】以下図示実施態様について本発明を
説明する。図は、本発明を2方弁(開閉弁)に適用した
実施態様を示す。流路ブロック10は、一対の入口ポー
ト11と出口ポート12を有し、各入口ポート11と出
口ポート12を開閉するバルブとして、本発明のねじ込
み固定バルブ20が一対設けられている。図1の右方は
ねじ込み固定バルブ20の外観を示し、左方は、内部構
造を示している。この実施例では入口ポート11には正
圧が作用する。
【0008】流路ブロック10には、ねじ込み固定バル
ブ20の固定部として、一対の筒状部13と、この筒状
部13の外周に形成した雄ねじ部14とが形成されてい
る。各入口ポート11、出口ポート12、及び筒状部1
3は連通していて、入口ポート11の筒状部13への開
口端に弁座リング15が設けられている。筒状部13内
には、この弁座リング15上に位置する金属薄板16、
この金属薄板16に接触する弁体17、及びこの弁体1
7を摺動自在にガイドする弁体保持筒18が順次嵌めら
れている。弁体17が金属薄板16を弁座リング15に
押し付けると、入口ポート11と出口ポート12との連
通が断たれ、弁体17への押圧力が開放されると、入口
ポート11と出口ポート12が連通する。
【0009】ねじ込み固定バルブ20は、常時は弁体1
7を金属薄板16に押し付け、エアパイロット圧の導入
時に、弁体17の金属薄板16側への押圧力を開放する
作用をするもので、ボンネット21とシリンダ22を有
する。ボンネット21とシリンダ22はともに、筒状部
13の軸心を中心とする回転対称形状をしていて、その
軸部には、プッシュロッド24が摺動自在に嵌合されて
おり、このプッシュロッド24に、上下二段のピストン
25、26が固定されている。ボンネット21とシリン
ダ22との間には、内部を二つのピストン室27、28
に区画する区画板29が挿入固定されていて、ピストン
25、26は、それぞれこのピストン室27、28内に
位置している。区画板29の中心部には、プッシュロッ
ド24が気密に摺動可能に挿通する筒状部29aが形成
されている。
【0010】カップ状をなすシリンダ22には、その中
心部に、パイロット圧導入口30が開口している。プッ
シュロッド24には、このパイロット圧導入口30から
のパイロット圧を導入する軸孔24aと、この軸孔24
aに連通しピストン25、26の図1の下方においてピ
ストン室27、28内に開口する径方向孔24b、24
cとが形成されている。よって、パイロット圧導入口3
0からパイロット圧を導入すると、このパイロット圧が
プッシュロッド24の軸孔24aと径方向孔24b、2
4cを介して、ピストン室27、28に及ぼされ、ピス
トン25、26は図の上向きの力を受けて同方向に移動
する。シリンダ22内には、このパイロット圧に抗する
方向にプッシュロッド24と、ピストン25、26を押
圧する圧縮ばね31が挿入されている。ボンネット21
とシリンダ22とは、ロックリング32を介して結合さ
れている。
【0011】プッシュロッド24の図の下端部は、弁体
保持筒18を通って弁体17と係合する。ボンネット2
1には、流路ブロック10の雄ねじ部14と螺合する雌
ねじ部33が形成されており、ボンネット21を回転さ
せて雌ねじ部33と雄ねじ部14との螺合深さを深めて
いくと、プッシュロッド24の図の下端が弁体17と係
合する。そして、最大に螺合させた状態では、圧縮ばね
31の力により、プッシュロッド24が弁体17を介し
て金属薄板16を弁座リング15に押し付け、入口ポー
ト11と出口ポート12の連通を断つ。一方、パイロッ
ト圧導入口30からパイロット圧を導入すると、ピスト
ン25、26が図1の上方への力を受けてプッシュロッ
ド24とともに移動し、弁体17への押圧力を開放す
る。よって入口ポート11の正圧により金属薄板16が
弁座リング15から離れ、入口ポート11と出口ポート
12が連通する。
【0012】本発明は、例えば以上のように構成された
ねじ込み固定バルブ20において、ボンネット21の雌
ねじ部33を雄ねじ部14に螺合させるためのボルト状
断面部35を、シリンダ22の最大径より大径に形成し
たことを特徴としている。より詳細には、ボルト状断面
部35は、少なくとも一対の平行平面部35aを有し、
この平行平面部35aの間隔が、シリンダ22の最大径
dより大きい(D≧d、図2参照)。別言すると、多角
形(図示例では八角形)状のボルト状断面部の内接円径
D内に、シリンダ22の最大径dが収まる。
【0013】このようにボルト状断面部35を大きくす
ると、ボルト状断面部35と係合する袋ナット状のスパ
ナ(回転治具)をねじ込み固定バルブ20の頭部から被
せ、ボンネット21(ねじ込み固定バルブ20)を回転
させることができる。このため、ねじ込み固定バルブ2
0の設置間隔が狭い場合にも、高い作業性で着脱作業を
行なうことができる。
【0014】なお、パイロット圧導入口30は、シリン
ダ22の径方向から開口させるタイプも知られている。
しかし、径方向に突出させると、シリンダ22の最大径
を実質的に大きくしてしまうので、図示実施例のよう
に、シリンダ22の軸部に開口させることが好ましい。
【0015】上記実施例のバルブの具体的構造は一例を
示すに過ぎず、種々の変形が可能である。本発明は、バ
ルブの内部構造の如何を問うものではない。また以上の
実施例は、2方弁に本発明を適用したものであるが、3
方弁にも同様に本発明は適用可能である。また、以上
は、入口ポート11に正圧を作用させる場合の実施例で
あるが、負圧を作用させる場合にも本発明は同様に適用
できる。負圧の場合、プッシュロッド24と弁体17は
機械的に結合することが好ましい。
【0016】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、流路ブロ
ックにねじ込み固定するタイプのバルブにおいて、高い
作業性で螺合作業を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のねじ込み固定バルブの実施例を示す、
一つを断面図とし、他の一つを外観図とした図である。
【図2】本発明のねじ込み固定バルブの平面図である。
【符号の説明】
10 流路ブロック 11 入口ポート 12 出口ポート 13 筒状部 14 雄ねじ部 15 弁座リング 16 金属薄板 17 弁体 20 ねじ込み固定バルブ 21 ボンネット 22 シリンダ 24 プッシュロッド 25 26 ピストン 27 28 ピストン室 29 区画板 30 パイロット圧導入口 35 ボルト状断面部 35a 平行平面部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流路ブロックに螺合される雌雄いずれか
    のねじ部と、このねじ部と同軸のボルト状断面部とを有
    するボンネット;及び、 このボンネットに結合され、該ボンネットとの間に弁部
    材を収納したシリンダ;を備え、 上記ボンネットのボルト状断面部の対をなす平行平面部
    の間隔が、シリンダの最大径以上であることを特徴とす
    るねじ込み固定バルブ。
  2. 【請求項2】 請求項1において、シリンダには、その
    軸心部に、パイロット圧導入口が開口しているねじ込み
    固定バルブ。
JP34115795A 1995-12-27 1995-12-27 ねじ込み固定バルブ Pending JPH09178018A (ja)

Priority Applications (1)

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JP34115795A JPH09178018A (ja) 1995-12-27 1995-12-27 ねじ込み固定バルブ

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34115795A JPH09178018A (ja) 1995-12-27 1995-12-27 ねじ込み固定バルブ

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JPH09178018A true JPH09178018A (ja) 1997-07-11

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JP34115795A Pending JPH09178018A (ja) 1995-12-27 1995-12-27 ねじ込み固定バルブ

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Effective date: 20031118