JPH09176849A - スパッタリングターゲットのアッセンブリ - Google Patents

スパッタリングターゲットのアッセンブリ

Info

Publication number
JPH09176849A
JPH09176849A JP8338363A JP33836396A JPH09176849A JP H09176849 A JPH09176849 A JP H09176849A JP 8338363 A JP8338363 A JP 8338363A JP 33836396 A JP33836396 A JP 33836396A JP H09176849 A JPH09176849 A JP H09176849A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
target
assembly
cooling
sputtering
backing plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP8338363A
Other languages
English (en)
Inventor
Joseph Wytman
ウィートマン ジョセフ
Richard Ernest Demaray
アーネスト ディマーレイ リチャード
Manuel Herrera
ヘレラ マニュエル
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
AKT Inc
Applied Materials Inc
Original Assignee
Applied Komatsu Technology Inc
Applied Materials Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Applied Komatsu Technology Inc, Applied Materials Inc filed Critical Applied Komatsu Technology Inc
Publication of JPH09176849A publication Critical patent/JPH09176849A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C23COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
    • C23CCOATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL BY DIFFUSION INTO THE SURFACE, BY CHEMICAL CONVERSION OR SUBSTITUTION; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL
    • C23C14/00Coating by vacuum evaporation, by sputtering or by ion implantation of the coating forming material
    • C23C14/22Coating by vacuum evaporation, by sputtering or by ion implantation of the coating forming material characterised by the process of coating
    • C23C14/34Sputtering
    • C23C14/3407Cathode assembly for sputtering apparatus, e.g. Target
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J37/00Discharge tubes with provision for introducing objects or material to be exposed to the discharge, e.g. for the purpose of examination or processing thereof
    • H01J37/32Gas-filled discharge tubes
    • H01J37/34Gas-filled discharge tubes operating with cathodic sputtering
    • H01J37/3411Constructional aspects of the reactor
    • H01J37/3435Target holders (includes backing plates and endblocks)
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J37/00Discharge tubes with provision for introducing objects or material to be exposed to the discharge, e.g. for the purpose of examination or processing thereof
    • H01J37/32Gas-filled discharge tubes
    • H01J37/34Gas-filled discharge tubes operating with cathodic sputtering
    • H01J37/3488Constructional details of particle beam apparatus not otherwise provided for, e.g. arrangement, mounting, housing, environment; special provisions for cleaning or maintenance of the apparatus
    • H01J37/3497Temperature of target

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Plasma & Fusion (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Metallurgy (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Physical Vapour Deposition (AREA)
  • Physical Deposition Of Substances That Are Components Of Semiconductor Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】スパッタリングターゲットを冷却するための構
造及び方法、及び冷却されたターゲットを保持するため
の構造及び方法を提供する。 【解決手段】ターゲットアセンブリはスパッタリング処
理チャンバの上部開口に対して完全に覆い、シールす
る。冷却液の接続はターゲットアッセンブリの周辺から
のみ与えられる。上部の真空チャンバが圧力チャンバの
反対側をシールすると、ターゲットアッセンブリの両側
の圧力は殆ど等しくされる。ターゲット127、ターゲ
ット・バッキング・プレート128及びカバープレート
125がターゲットアッセンブリを形成する。一連の溝
149がターゲット・バッキング・プレート或いはター
ゲット・バッキング・冷却カバー・プレートの何れかに
おいて構成され、それらはガスケット構造を用いて互い
にしっかり接合される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、平坦なマグネトロ
ンのスパッタリングターゲットに関し、特に、スパッタ
リングターゲットを冷却するための構造及び方法、及び
冷却されたこのターゲットを保持するための構造及び方
法に関する。
【0002】
【発明の背景】スパッタリングは、アルミニューム、ア
ルミニューム合金、耐熱性メタルシリサイド、金、銅、
チタニューム−タングステン、タングステン、モリブデ
ン、タンタルおよび一般的にシリコン酸化物及びシリコ
ンのない、いろいろな金属の薄膜を、処理されているア
イテム(基板)、例えばウェハ或いはガラス板上に堆積
するための、例えば半導体産業において一般に用いられ
る多くの物理的技術である。一般に、この技術は、選択
されたガスで少なくとも部分的に満たされている減圧さ
れたチャンバを横切って電界を加えることによって、イ
オン化したガスの“粒子”(原子或いは分子)のガスプ
ラズマを生成することを含む。ガス原子の一部はイオン
化され、これらのイオン化した粒子はターゲットに向か
い、ターゲットと衝突する。イオンとターゲットの衝突
のエネルギーの結果として、自由な原子、或いはターゲ
ット材料の負にバイアスされた原子群が、ターゲット材
料を自由な原子或いは分子に変換して、ターゲットの表
面から放出される。ターゲットを離れて、基板の方向に
向かう殆どの自由な原子は、衝突を起こすことなく基板
を打ち、ターゲットから比較的短い距離にある、処理さ
れる目標物(例えば、ウェハ、基板)の表面上に薄膜を
形成(堆積)する。
【0003】1つの共通のスパッタリング技術はマグネ
トロンスパッタリングである。マグネトロンスパッタリ
ングを用いてウェハを処理するとき、磁界は、ターゲッ
トスパッタリングが高速で、然も磁界が無くても可能で
あるより低い処理圧力で生じるように、磁界領域にスパ
ッタリング作用を集中するために、用いられる。ターゲ
ット自身はウェハとチャンバに関して電気的にバイアス
され、カソードとして機能する。カソード及びその関連
する磁界を設計する目的は、ターゲットの均一な浸食及
び処理されているウェハ上への純粋なターゲット材料の
均一な堆積を含んでいる。スパッタリング中、もし、磁
界を発生するマグネットが或る位置に静止している場
合、連続的なスパッタリングは、その位置のスパッタリ
ングターゲットの厚さ早く消費し、スパッタリングの位
置にホットスポットを生成する。従って、マグネット
は、そのスパッタリング中ターゲットの裏側で通常連続
的に移動する。それにもかかわらず、不均一な堆積パタ
ーンが生じる。ターゲットの裏側に位置した材料或いは
消費する材料で処理スチャンバを汚染することを避ける
ために、スパッタリングは、不均一なスパッタリングの
堆積パターンがあらゆる点でターゲット材料の全ての厚
さを消費する前に、スパッタリングは停止される。スパ
ッタリングがターゲットの裏側にあるターゲット・バッ
キング・プレートのどの点に到達されても、ターゲット
・バッキング・プレート材料(しばしば銅)のスパッタ
リングが起こり、ターゲット・バッキング材料(例え
ば、銅)で、真空チャンバや処理されているウェハを汚
染する。ターゲット材料の利用における不均一パターン
のために、従来はスパッタされるべきターゲット材料が
大部分残っているにもかかわらず、スパッタリングを停
止している。
【0004】ガスプラズマの生成、及びカソード上に衝
撃を与えるイオン流の生成にかなりのエネルギーが使用
される。このエネルギーは、関連する構造及び要素を溶
融し、又は殆ど溶融することを避けるために消散さえな
ければならない。スパッタリングターゲットを冷却する
ために用いられる共通の技術は、図1及び図2に示され
ている。多くの従来のスパッタリング装置に用いられる
1つの技術は、スパッタリングターゲットの固定された
内部通路を通して、水或いは冷却液通している。図1に
示されるように、ホース65のような第1の冷却液の通
路が水、或いは他の冷却液をターゲット・バッキング・
プレートに供給する。水、或いは他の冷却液冷却はバッ
キング・プレートの空洞或いは通路を通って、第2のホ
ース66に出る。これによりターゲット64は急速に冷
却される。図1を完成するために、スパッタリングチャ
ンバ60は、堆積されるべき基板61を支持する基板支
持構造62を有する。この構成において、スパッタリン
グターゲットは、プロセス環境に完全に含まれる。水と
真空のシールは、水或いは他の冷却液がその通路から漏
れるのを防ぐために必要である。米国特許第 4,826,584
号において、Carlosdos Santos Pereiro Ribeiro によ
って記載されたマグネトロンのスパッタリングカソード
は、スパッタリングターゲットの裏側に隠され、ターゲ
ットに隣接した構造を通して液体を通すために、ターゲ
ットの裏側に取付けられた冷却ラインアタッチメントを
示す従来技術の典型的なものである。図2にはマグネッ
トが示されていないが、これらの装置は、共通して静止
する、或いは回転するマグネットを有し、イオンの流れ
を指向し、主なスパッタリング位置を制御することがで
きるようにしている。
【0005】ターゲットを冷却するための他の技術が図
2に示されている。処理チャンバ50は、ターゲットに
極めて接近してスパッタ被覆されるように、基板55を
支持するスパッタリングテーブル56を支持する。スパ
ッタリングチャンバ(処理チャンバ)50は、ターゲッ
トアッセンブリ52が停止する周辺頂部のフランジを有
する。ターゲット・バッキング・プレート53とターゲ
ット54から成るターゲットアッセンブリ52は処理チ
ャンバ50のフランジを完全に覆っている。シールがシ
ョリチャンバ50とフランジの外側を取りまく空気の間
に成される。冷却チャンバ51はターゲットアッセンブ
リ52の頂部を取り囲んでいる。静止マグネット、或い
は可動マグネット57はターゲットバッキング・プレー
ト53の背面に非常に接近して配置される。マグネット
のスイープ機構(図示せず)は、可動マグネットが点線
58で示されたマグネットスイープゾーン内で動くよう
にする。この構成において、可動マグネット57及びマ
グネットスイープ機構(図示せず)の部分は、ターゲッ
トの冷却を確実にするために、ターゲットの後ろのチャ
ンバを介して循環される冷却液に浸される。
【0006】これらの構成において、ターゲット・バッ
キング・プレート63は、冷却側の幾つかの環境と同程
度の正の圧力と共に処理側(1torr以下) の強い真空圧
を受ける。冷却側の実際の圧力は、スパッタリングター
ゲット上の許容できる温度を維持するのに充分な冷却液
がシステムを通して動くに従って、冷却チャンバの冷却
液の重さ及び冷却チャンバにおける冷却液の静的及び動
的圧力に依存しする。チャンバを通しての冷却液の流れ
を短絡することを避けるために(最も短い通路によっ
て、直接的に入り口から放出するまで)、分配マニフォ
ルド或いは流れの方向を決める制限装置が、短絡を最小
にし、冷却を最大にするために、冷却液の通路にしばし
ば配置される。冷却液とターゲット・バッキング・プレ
ート間の熱伝導を最大にするために、冷却チャンバ51
における流れ方が、ターゲット・バッキング・プレート
53の後ろ或いは後ろの近くに形成された流体の境界層
が最小にされ、或いは除かれるものであることが必要で
ある。流体ターゲットと流体間の熱の移動を最大にする
ために、冷却の層流が充分でなく、流れが乱れの範囲に
なければならない。冷却チャンバ51において高圧を生
じる乱流に対して要求される流体速度を生成するため
に、より高い流体圧が必要である。
【0007】小さなスパッタリングターゲットに対し
て、処理チャンバ50の真空圧、及び冷却チャンバ51
の、流体圧と周囲の空気圧を加えた圧力の間の差動圧力
によるたわみに抗するような、ターゲット・バッキング
・プレート及びターゲットは、容易に作られる。しか
し、ターゲット及びターゲット・バッキング・プレート
のサイズがコンピュータ或いはテレビジョンのスクリー
ンの平面パネルディスプレイに用いられるために、平面
のガラスパネルのように、大きいと、許容できないたわ
みを避けるために、ターゲット及びターゲット・バッキ
ング・プレートの厚さを実質的に増大しなければならな
い。マグネトロンが用いられた場合、マグネトロンのマ
グネットがスパッタリングターゲットの表面に近ければ
近いほど、スパッタリングはより効果的である。ターゲ
ットの厚みを増大することによって、スパッタリングタ
ーゲットの表面及びターゲットの裏側にあるマグネトロ
ンスパッタリング用のマグネット間の距離を増大する
と、スパッタリングに関するマグネットの効果は実質的
に減少する。逆に、磁界が厚いターゲットとターゲット
・バッキング・プレートとの組み合わせの厚さを通して
均一に、効果的であることを確実にするために、より強
力なマグネットを用いる必要がある。
【0008】処理チャンバと冷却チャンバ間の差動圧力
の下でのターゲット及びターゲット・バッキング・プレ
ートのたわみは、ターゲット及びターゲット・バッキン
グ・プレートを実質的に曲げるようにする。ターゲット
及びターゲット・バッキング・プレートのたわみは、タ
ーゲット・バッキング・プレートからのターゲットの剥
離、或いは分離の可能性が非常に増大するものであるな
ら、はんだ或いははんだ材料、或いはターゲット材料に
大きなストレスを生成する。これらの困難性を克服する
ために過去において用いられた方法は、ターゲットのそ
のバッキング・プレートへの、高圧−高温拡散ボンディ
ング、エクスプロージョン・ボンディング、摩擦溶接、
或いはロールボンディングなどである。これらの処理に
は、ターゲットとそのバッキング・プレートが受ける不
均一な熱勾配又は機械的勾配(mechanical gradient) が
ある。いろいろな部品のマイクロ構造は熱勾配または機
械的たわみ、及びこれらの部品の大きさの変化によって
引き起こされるストレスによって影響される。スパッタ
リングの熱サイクルの下での反りのない大きさ的に安定
したターゲットとターゲット・バッキング・プレートの
アッセンブリを得るために、後処理(機械的および/ま
たは熱的ストレスを減らす技術)が、しばしばなされな
ければならなかった。
【0009】上述のスパッタリングターゲットのアッセ
ンブリの欠点は、表面コーティングを与えるための効率
的な、コスト効果のある手段としてスパッタリングの広
範な使用を禁止していることである。
【0010】
【本発明の概要】本発明は、スパッタリングターゲット
及びスパッタリングターゲット・バッキング・プレート
用の改良された構成に関する。この構成は、従来の持つ
欠点の多くを克服し、スパッタリングカバーレッジ及び
ガラス板、及び大きな半導体基板(ウェハ)、即ち20
0或いは300mmの直径のような大きなスパッタ領域を
改善するための構造及び方法を提供する。特に、大きな
基板に対して高品質の膜を有する変動のない、全範囲の
堆積を必要とする場合、大きなターゲットが必要とされ
る。新規な構成は、上部周辺のフランジ表面を有する処
理チャンバを有している。スパッタリングターゲットの
アッセンブリはこのフランジ上に支持される。ターゲッ
トアッセンブリは、冷却カバープレートにシールされた
ターゲット・バッキング・プレートとは別の、或いはバ
ッキング・プレートと一体のターゲットを有する。
【0011】ターゲット材料がターゲット・バッキング
・プレートとは別体である場合、ターゲット材料は、は
んだ付け、溶接或いは蝋付けのような幾つかの一般に知
られた接合の一つを用いて、ターゲット・バッキング・
プレートに固定される。ターゲットをターゲット・バッ
キング・プレートに接合するための他の技術は、金属、
固体状態或いは液相拡散ボンドの充填材による拡散ボン
ディングの使用によって、比較的低い温度と圧力でター
ゲットをそのバッキング・プレートにボンディングする
ことを含む。最初に別体であるターゲットとそのバッキ
ング・プレート間のボンディングは、プロセスの温度が
部分的に高いのために、重要である。モノリシック(一
体化)構成において、ターゲット(例えば、アルミニュ
ーム及びその合金)とターゲット・バッキング・プレー
トは、Oリング溝と他の取付け物が処理チャンバと共に
シールするように機械加工される単一部品の材料であ
る。
【0012】冷却カバープレートはターゲット・バッキ
ング・プレートの裏側(頂部)にしっかりと取り付けら
れる(ボンドされる)か、締めつけられる。冷却カバー
プレートは冷却液用の流路(通路)を備えた空洞或いは
溝を有している。冷却液用の空洞或いは溝は、全体のプ
レート上に最大の冷却或いは加熱効果をあたえるよう
に、ターゲット・バッキング・プレートの実質的な面積
にわたって冷却液の流れを分配するように構成される。
流れは、曲がりくねった、或いはループ状の通路を通っ
て、即ちその中を連続的に流れる。冷却カバープレート
は、液密なシールが冷却液のために作られるように、タ
ーゲット・バッキング・プレートの背面にしっかり接合
される。ターゲット・バッキング・プレートに面する側
は平坦であり、1つ以上の締め具によって圧縮された少
なくとも1つのガスケットを含むガスケット接続により
シールされてもよい。ガスケット接続は、熱交換冷却通
路の回りに一般的に液密のシールを形成し、またターゲ
ットのバッキクングプレートと熱交換冷却通路を取り囲
む冷却カバープレート間に一般的に液密のシールを備え
るガスケット接続の一部の内周に冷却カバープレートの
場所を固定する1以上の締め具の各々の回りに一般的に
液密のシールを形成する。ターゲットアッセンブリの冷
却路に冷却媒体を含むために、締め具が、液密のシール
が作られる場所にガスケットを締めつけたとき、ガスケ
ットは、一度に全てのシーリング面を覆う1片のダイカ
ットガスケットでよい。
【0013】冷却液が冷却路を通って流れるにしたがっ
て、熱移転の効率を改善するために表面処理の粗さを増
大するように、冷却路の内面の一部はグリットブラスト
(grit blast)される。冷却路の溝は、ターゲット・バッ
キング・プレートに面する冷却カバープレートの側面に
機械加工されるか、鋳造される(又は形成される)。溝
はそれらの間にフィンか壁を有している。締め具の孔
は、フィンを通過し、端から端までフィンに沿って周期
的な位置に幾つかのフィンの終端へ出る。締め具は、締
め具の通路及びフィンの終端にある締め具の通路の回り
にあるガスケットの一部を通過する。締め具が締めつけ
られると、ガスケットは、ターゲット・バッキング・プ
レートと冷却カバープレートのフィンの終端の間に締め
つけられて、冷却路と締め具の開口との間の通路をシー
ルする。締め具は冷却カバープレートを締めつけ、パッ
キングプレートに固定される。それらは冷却カバープレ
ートの広いスパンにわたって冷却路の大きさを保持する
ようにする。このようにして、冷却路における冷却流体
圧は、冷却ガバープレート或いはターゲット及びそのバ
ッキング・プレートのたわみを起こさない。
【0014】冷却カバープレートは、確かな手段によっ
てターゲット・バッキング・プレートに結合されるが、
ターゲット・バッキング・プレートとそのカバーの熱膨
張係数が厳密に一致することが重要である。もし厳密に
一致しないと、それぞれの間熱膨張の違いに関連して剪
断ストレスがボンドとシールの欠陥を生じさせるあろ
う。ターゲット・バッキング・プレートおよび異なる材
料の冷却カバープレート間の差動変形はプレートの端間
の場所を横切る中間位置にピンを用いることによって最
小にされる。中間位置におけるねじ或いはボルトは、接
合離れ(液体がリークすることによって判る)が生じな
いことを確かにしている。他の構成において、冷却水の
通路及び溝もターゲット・バッキング・プレートに設け
られる。冷却カバープレートは、平らなプレートでター
ゲット・バッキング・プレートの冷却の通路上に接合す
ることもできる。
【0015】再使用できるターゲットアッセンブリに対
して、ターゲット・バッキング・カバー・プレートは、
冷却液の通路をシールするためにガスケットとして作用
するようにターゲット・バッキング・プレートにカバー
を接合するために、バッキング・プレートとカバープレ
ート間に挟まれ、且つターゲット・バッキング・プレー
トの領域を横切って規則的に間隔をあけた取りはずし可
能な締め具で圧縮した高温エラストマー材料の正確に切
断されたシートを用いて冷却チャネルをシールすること
ができる。締め具を受ける孔を、長い時間の間ゆっくり
ガスをリークすることもできる締め具の孔のスペースか
らガスを放出するガス排出開口(液体の通路)にされ、
真空釣合いチャンバの急速なポンプダウンを避け、従っ
て処理の開始を遅らせる。
【0016】ターゲット、ターゲット・バキング・プレ
ート、及び冷却カバープレートは、スパッタリングチャ
ンバの上方に配置されたターゲトアッセンブリを構成す
る。ターゲットアッセンブリが、固い断面を有して構成
され、或いはたわみを最小にするために補強された場
合、スパッタリングは生じるが、ターゲットはプロセッ
サチャンバの周囲の状態および真空間の差動圧力の負荷
を支えている。代わりに、上部チャンバがマグネットを
囲む位置に置かれ、ターゲットアッセンブリの上部に対
してシールされる。スパッタリングが必要とされると、
スパッタリングチャンバと上部チャンバの双方の圧力が
実質的に、殆ど同時に減少される。ターゲットアッセン
ブリは殆ど等しい圧力の2つのチャンバを分離するダイ
アフラムとして作用する。ターゲットアッセンブリの冷
却路をとおして流れる冷却液は両方の真空チャンバから
隔離される。冷却液の通路によるターゲットアッセンブ
リとターゲットのたわみは、ターゲット・バッキング・
プレートと冷却カバープレートのフィンの端間の締め具
による接続によって、もし完全に除かれないとしても、
減少される。
【0017】上部のドライチャンバに配置されたマグネ
ットのスイープ機構は、それが液体に浸されていたとし
ても液体の抵抗を克服する必要はない。更に、ターゲッ
トアッセンブリは、殆ど等しい圧力の2つのチャンバを
シールするダイアフラムとして作用するので、ターゲッ
トアッセンブリは、ターゲットからのマグネットの距離
を減少するために非常に薄く作られる。非常に強いマグ
ネットの多くの形式は、温度が上昇すると、それらの磁
気の強さを減少する。本発明による構成を用いると、マ
グネットが厚い冷却液に浸されている従来の構成と違っ
て、スパッタリング処理によって、マグネットの温度は
殆ど上昇しない。マグネットは、排気された上部チャン
バに配置され、そしてターゲットアッセンブリの冷却カ
バープレート面は、冷却液の平均温度、例えば50℃の
温度に実質的に等しい最大温度を有しているので、マグ
ネットへの熱伝導の流れは実質的になく、ターゲットア
ンセンブリからマグネットへの放射熱の流れは非常に小
さい。このような温度では、放射熱の転送は無視でき
る。
【0018】電気的に帯電したターゲットアッセンブリ
はオペレータの接触からばかりでなくスパッタリング処
理チャンバ及び上部チャンバから絶縁されるべきであ
る。ターゲットアッセンブリの上下および外側に配置さ
れた絶縁リングはこの様な絶縁を与える。電力は電力接
続開口をとおしてターゲットプレートに与えられる。冷
却媒体を通しての電流の伝導は、高い純粋な水或いはた
の冷却液が冷却路に用いられる場合は無視できる。非伝
導のホース材料がターゲットアッセンブリを冷却/加熱
液体源に接続するために用いられる。冷却液の入口と出
口での流れは、プラスチック(アクリル、ポリカーボネ
ート等)のマニフォルド、或いはターゲット・バッキン
グ・プレートに直接取り付けることができる簡単に取外
しのできる付属品を有するホースをとおして循環され
る。プラスチックのマニフォルドはターゲット・バッキ
ング・プレートにボルト止めされ、他の絶縁部品と共に
絶縁障壁として作用し、オペレータが非常に活性化され
たターゲットプレート或いはその電気接続に接触するの
を防止する。
【0019】本発明による構成において、被覆されるべ
き非常に大きな基板は、基板の大きさに実質的に等しい
大きさを有するターゲットから堆積され得る。例えば、
大きさが何れの方向にも2或いは3フィート(約600
〜900mm) 程度の大きさである大きなテレビジョンの
ようなスクリーンに用いられるような大きなガラスのパ
ネルディスプレイはここで述べられたスパッタリングタ
ーゲット及びスパッタリングチャンバから堆積され、同
様に、直径200〜300mmの大きな円いウェハ半導体
が平らにスパッター堆積される。更に、可動マグネット
が従来のターゲットアッセンブリの後でスイープされる
た場合、ターゲットとスパッタ堆積される基板間の距離
が変わるターゲットは不規則に浸食され、それにより、
スパッタされている基板上にスパッタ堆積される被覆の
質、即ち均一性に影響を及ぼす。本発明は、不規則な浸
食によるこの大きさの変化を部分的に補償することがで
きる。2つのチャンバにおける圧力がターゲットアッセ
ンブリの曲げを制御するように調節することができ、そ
れにより、スパッタリングターゲトがその使用の寿命の
終わりに近づいていても、堆積の高い程度の均一性が維
持されるように、ターゲット表面上の曲げられた(変形
された)領域とスッパタされるべき基板間の距離を機械
的に調整する。また、2つのチャンバの圧力がターゲッ
トアッセンブリの曲げを制御するように調整されるの
で、同じターゲットの厚さとマグネットの磁力は、ガラ
スパネルのようなスパッタする実質的に大きな形状を有
するスパッタリングシステムばかりでなく、小さな形状
を有するスパッタリングシステムにおいても用いられ
る。
【0020】冷却水の供給源は、真空外のターゲットア
ッセンブリに接続されるので、この接続における真空と
水の全てのシールが除かれる。真空と水のシールを横切
る(締め具孔を通して)リークは釣合いチャンバへのリ
ークに限定され、それは真空のレベルを監視することに
よって直ちに検出される。本発明による構成において、
いかなるシールの欠陥も、処理或いはターゲット上の不
慮の効果をもたらさないであろう。
【0021】
【実施の形態】一般構造 本発明による実施の形態は、スパッタリングターゲット
のアッセンブリ内にシールされた冷却路を備えている。
本ターゲットのアッセンブリは真空処理チャンバにシー
ルされる。冷却路を通して流れる冷却液はスパッタリン
グターゲットのアッセンブリを効率的に冷却し、水と真
空のシーリング問題を避ける。本ターゲットのアッセン
ブリは、ターゲットアッセンブリに所定の低ストレス変
形を得るように2つの真空チャンバ間にシールされる。
本発明による実施の形態の一般形状は、図3に示されて
いる。処理/スパッタリングチャンバ70は、スパッタ
被覆されるべき基板71を囲んでいる。基板71は暗黒
部リング(dark space ring) 72によって囲まれて、材
料の堆積がスパッタリングターゲットのエッジを越える
ことを防ぐ。下部の絶縁リング73(好ましくは、アル
ミナ)が処理/スパッタリングチャンバ70の上部フラ
ンジに載る。薄板状のターゲットアッセンブリ77は、
下部の絶縁リング73上に支持されて、シールされる。
入口と出口の冷却ライン105、106はターゲットア
ッセンブリに冷却液を与える。上部の絶縁リング108
はターゲットアッセンブリ77を絶縁し、上部のチャン
バ109をシールする。
【0022】図3に示されたこの一般構造は以下に説明
される本発明の特定の実施の形態に対する基本構成を提
供する。ガスケット化されたターゲットアッセンブリ 図4と図5は、本発明によるターゲットアッセンブリの
展開斜視図を表す。各々はターゲット・バッキング・プ
レート80に固定されたターゲット79を有し、その背
面80aは、一般にそこにねじ山のあるねじ孔80bを
有する平面である。バッキング・プレートは、また冷却
液の入口83aと出口85aの開口も有する。バッキン
グ・プレート80は、冷却液の入口83aと出口85a
の開口がターゲットアッセンブリを真空チャンバにシー
ルするシールの外側に位置されるように形成され、冷却
液のホース105、106等が図3に示されるように接
続される。
【0023】ダイカットガスケット94は、ターゲット
・バッキング・プレート80と冷却のカバープレート9
5間に位置される。その内面上の冷却カバープレート9
5は(図5)、冷却カバープレート95のエッジフラン
ジ95cの下に溝の付いた表面95bから立ち上がる一
連のフィン95aを有する。フィン95aの形状の詳細
は以下に説明される。冷却カバープレート95は一連の
中央及び周辺の取付け孔95d、95eを含み、その位
置は、ターゲット・バッキング・プレート80(図4)
の背面80a上のねじ山のあるねじ孔80bに相互関連
する。中央及び周辺の孔95d、95eは、図11に詳
細が示された、斜めに切られたねじの頭を埋めるさら孔
95gを有する。さら孔の開口は約82°の角度を有
し、その表面は16.8mm (0.66″) の開口直径9
5nを有し、4.9mm (0.194″) の深さ95pに
切られている。冷却のバッキングプレートにおける貫通
孔95eは8.2mm (0.322″) の直径95qを有
している。
【0024】真空均圧チャンバ109(図3)の下にあ
る領域内に位置される、領域内の冷却カバープレート9
5(図4)の外面95fは一連のねじ孔のガス孔溝95
hを有する。これらの溝95hは、図4に見られる冷却
カバープレート95の外面上に格子パターンを形成す
る。各孔の回りにガスの出口が必要であり、実施の形態
における格子パターンは機械加工とクリーニングの便利
なために与えられる。ねじ孔のさら孔部分にねじ頭を締
めつけることが、後で漏れる、ねじのスペースにおける
ガスをシールしないということは重要である。未曾有9
5hは冷却カバープレートのさら孔とガスが自由に通過
することができるその相手のねじの対応する斜めに切ら
れた面間にベント開口を与える。孔及び相手のねじ頭の
斜めに切られたさら孔面は、真空ポンプ引きが釣合い上
部チャンバ(即ち、図3における109)内に生じる
と、互いに密にシールされているならば、ねじスペース
及びねじの底の端にあるガス分子はそこで明らかにトラ
ップされる。しかし、金属と金属の完全なシールはうま
くいきそうもない。従って、釣合いチャンバが真空引き
されると、不完全にシールされたさら孔のねじ孔の内部
のガスは、釣合いチャンバにゆっくりリークしようとす
であろう。ねじ孔にある分子の高い濃度が希薄にされ
て、釣合いチャンバにおける圧力と等しくなるまで、全
ての曝されたねじ孔からのこの遅いリークはガス分子を
釣合いチャンバにゆっくり加え続けるであろう。ベント
孔/溝のない、ねじスペースからのガス分子の遅い解放
は、釣合いチャンバの圧力が長い真空引き時間を行うこ
となく処理するために必要とされる10-3torrより小さ
な低い真空値へ降下するのを妨げる。
【0025】この構成における溝95hは1.6mm
(0.063″)の半径および1.6mm(0.06
3″)の深さの半球溝である。冷却カバープレート95
(図12)の他の(前)側に、周辺フランジ間に中間の
冷却フィン95iの端が周辺フランジ95cと中間支持
ピアフィン95j(図9乃至図13)の表面に一致する
想像面を越えた所定の距離広がっている。その緩和状態
の弾性ガスケット94は、中間の冷却フィン95iが想
像面を越えて伸びている距離より約146%厚い緩和さ
れた厚さを有しおり、ターゲット・バッキング・プレー
ト80と冷却カバープレート95がその間でガスケット
94と共にクランプされると、クランプ歪みは、ターゲ
ット・バッキング・プレート80の平らな背面に接触す
る中間フィン95iの端によって止められる。ガスケッ
ト94は、その緩和された100%の厚さから緩和され
た厚さのほぼ68%まで締めつけられ、それにより全て
のねじ開口と周辺のフランジをリークなくシールする。
100%(12.7の幅)有する中間の支持ピアーフィ
ン95jの幅95rは、全幅の94a(図19)の63
パーセントのこのねじおよび全てのねじ位置でガスケッ
トを通してホールを有する。ピアーは、好ましくは、
6.35mm(0.25″)の最大深さを持つバッキング
・プレートの後ろに0.312″の直径のインチ当たり
24のねじ(1.058mmのねじ) 孔にねじ付けされた
16.8kg-m(25ft-lbs) に好ましくはトルクを与え
たステンレス綱のねじを用いることによって一緒に締め
つけられるのが好ましい。螺子が挿入されて、互いに部
品をしっかりと締めつけられる前に、ダウエル(図示せ
ず)にフィットした2つのアライメントダウエルホール
(2 alignment dowel holes) 80c(図4)は2つのプ
レートとガスケットを互いに整列するのを助長する。
【0026】図6は、ターゲットアッセンブリ77の底
面図を示す。図7と図8は、7−7線および8−8線に
沿う断面図である。スパッタされるべき金属を有するタ
ーゲット79はターゲット・バッキング・プレート80
の中央に配置されている。ターゲット79とそのバッキ
ング・プレート80はアルミニューム或いはチタンのよ
うな単一のモノリシック金属から構成され、又はターゲ
ット材料はターゲット・バッキング材料とは異なる。そ
の場合、ターゲット材料はターゲット・バッキング・プ
レート80にしっかりと取付けられなければならない。
図9は、バッキング・プレート128から離れている
が、それに接合されたターゲット79のエッジの拡大断
面図を示す。図10は、バッキング・プレート128a
と共にモノリシックに形成されたターゲット79のエッ
ジの拡大断面図を示す。
【0027】ダークスペースリング溝82はターゲット
79を取り囲んでいる。ターゲット79とターゲット・
バッキング・プレート128aがモノリシック(図1
0)であると、この溝82はプレートに機械加工される
(或いは鋳物で作られる)。図9のように、ターゲット
79とターゲット・バッキング・プレート128が異な
る材料であると、2つの片79と128のエッジ間の横
の距離はこの溝82を与える。Oリングのシーリング溝
93(図9−10の129)は、ダークスペースリング
溝82の外側を囲み、ターゲット・バッキング・プレー
トをスパッタリング/処理チャンバ70にシールするた
めにOリング(図示せず)を含む大きさにされる。冷却
カバープレート95は、ターゲット・バッキング・プレ
ート80、弾性体ガスケット(好ましくは、シリコンラ
バーのデュロメータ70ショアA(Durometer 70 Shore
A)−約1.78mm(0.070″)の厚さ)及びターゲ
ット・バッキング・プレート80の裏側から構成れるサ
ンドイッチの背面として働く。冷却カバープレート95
は機械加工され、鋳物でつくられ、或いはその内面に他
の手段によって形成された一連の冷却路の溝70を有す
る。電源がターゲットに印加されると、それが不適当な
抵抗のないターゲット・バッキング・プレートに達する
ことを確にするために、電源接続孔92(図6及び図
7)が冷却カバープレート95に、そしてガスケットを
介して配置される。この電源接続は他の図には示されて
いないが、全てのターゲットアッセンブリに同様な方法
で与えられる。
【0028】冷却装置の入口と出口83、84、85、
86は冷却装置をとおす流れの1つの形状を与える。図
11は、上述の冷却カバープレートの周辺のねじ孔95
eの回りの冷却カバープレートの特徴を示す。中間フィ
ン95iは冷却カバープレート95の上面を越えて伸び
ているのがわかる。図12は、冷却カバープレートのフ
ィン95iの構成の詳細を示す。中間フィン95iは、
内部の支持ピアー95jの幅95rの16%の幅95s
を有している。冷却路の後ろのカバープレートの厚さ9
5t及びフィンの高さ95uは、ピアー95v(100
%)の全長の52%と57%である。図13は、ピアー
をターゲット・バッキング・プレート80に固定するね
じ孔の深さを強調している。ねじ孔の深さ80dは約
6.35mm(0.25″)である。内部支持ピアー95
jによって締めつけられたガスケット94の一部が示さ
れていることを留意されたい。
【0029】図14は、ターゲット・パッキング・プレ
ート80’に形成された冷却溝149を有するターゲッ
ト・パッキング・プレートにしっかりと取り付けられた
ターゲット79を示す。この構成において、冷却カバー
プレート95’は、ガスケット94を介してターゲット
・バッキング・プレート80’に固定された平坦なシー
トである。図15(A)と図15(B)は、本発明によ
る冷却カバープレート95の上面図および15A−15
Aに沿った側断面図である。2つの冷却路チャンバ95
k、95lは、図15に示されたように上部から底部ま
で全スペースの以下の割合として、各々のフィン間のス
ペースを有するように構成されている。即ち、aa−
3.2%;bb−4.4%;cc−4.4%;dd−
4.4%;ee−4.4%;ff−4.3%;gg−
4.2%;hh−4.4%;ii−4.4%;jj−
4.4%;kk−4.4%;ll−3.2%;mm−
3.2%;nn−4.4%;oo−4.4%;pp−
4.4%;qq−4.4%;rr−4.2%;ss−
4.3%;tt−4.4%;uu−4.4%;vv−
4.4%;ww−4.4%;及びxx−3.2%であ
る。
【0030】図16において、図15に示されたフィン
の端は互いに整列され、中央ライン(各々の冷却路チャ
ンバ95k、95lの中央支持ピアー)に対称的であ
り、支持ピアーの半径の中心から約12°の角度95w
を形成するラインに沿って短くなっている。支持ピアー
フィン95mの中心から中心までの距離95aaaは5
72.8mm(22.55″)であり、それは、これらの
中心から回転された0.25″の半径を有している。中
間フィンの長さは、以下のように、各冷却路チャンバか
ら最長値から最短値まで変化する。即ち、95aaa−
572.8mm(22.55″);95bbb−561.
8mm(22.12″);95ccc−551.2mm(2
1.7″);95ddd−540.0mm(21.2
6″);95eee−529.3mm(20.84″);
及び95fff−518.2mm(20.4″)である。
フィンのラインに面する冷却路の端の角度95nは、図
15に見られるように垂直から24.5°であり、冷却
チャネルの端から端95xまでの長さは約709.8mm
(27.9″)である。
【0031】図17は、ターゲット・バッキング・プレ
ートの後ろ側と冷却カバープレートのフィン側の双方に
(例えば、グリットブラスティング(grit blasting) #
32によって)ざらざらにされる表面領域95oの平面
図を示す。中間支持フィンのエッジ或いはターゲット・
バッキング・プレート上のそれらに対応する接触位置
は、処理されず、64RMSの項目の残りのような表面
処理を有する。冷却カバープレートのフィンは明瞭にす
るために示されておらず、ターゲット・バッキング・プ
レートはフィンを有していない。グリットブラスティン
グは、熱の移転のために利用できる表面積を増大するざ
らざらな表面を与え、良好な熱の移転を伴う乱れた領域
における流れのみが冷却路にある可能性を増大する。図
18は、図4及び図5に対して既に述べたように、冷却
カバープレート95の背面図である。
【0032】図19は、図4及び図5に対して既に述べ
たように、弾性ダイカット・ガスケット94の平面図で
ある。図20は、本発明によるターゲットアッセンブリ
101の他の形状のターゲット側の平面図である。優れ
たシーリングを与える2つのOリングのシーリング溝1
01e、101eが図示されている。図21、図22及
び図23は、一連のレーストラック型レーンにおいて中
央の出口開口101dにループするフィンのついた冷却
路に通路を与える冷却液の2つの入口開口101a、1
01bを示す。実施の形態の分解断面図が図23に示さ
れている。前の実施の形態におけるように、弾性ガスケ
ットが周辺スペース及びねじ孔開口をシールし、冷却液
が流れる液体の密な冷却路を作る。図示されたような構
成で、入り口において、60psiまでの圧力、122
°F(50℃)の入り口の冷却液(例えば、水)温度で
毎分3−7ガロンの冷却液の流速は、非常に優れた冷却
性能を与える。
【0033】ターゲットアッセンブリとチャンバのメー
ティング 図24は、図25、図26及び図27に示されたスパッ
タリング装置の分解図である。図24は、図25、図2
6及び図27に示されたチャンバ構成の分解図である。
冷却流体マニフォルド158に取り付けられたターゲッ
トアッセンブリ124が示されている。この構成におい
て、ポリカーボネートの様な非導電性プラスチックから
通常作られた、この冷却流体マニフォルドは冷却アタッ
チメントのねじ孔によって、ターゲットアッセンブリ1
24に取り付けられる。ネオプレーンのような非導電特
性を有するパイプがこのポリカーボネートのマニフォル
ドに取り付けられ、高い抵抗性、例えば200kオーム
/インチの最小冷却液を循環する。この構成において、
少なくとも略2ftの長さの流路は、大電流が冷却液を
通って、結合された機械装置にリークするのを防止す
る。
【0034】本発明による実施の形態の詳細は、図25
に示されたスパッタリング装置の断面を精査することに
よって、明瞭に理解されるであろう。スパッタリング/
処理チャンバ138は、堆積されるべき基板(図示せ
ず)がスパッタリング支持台146に送られるように、
スリットバルブ145を通してアクセスされる。移動可
能なスパッタリングペデスタル146は、スパッタリン
グターゲット79の反対側にある垂直調整手段(図示せ
ず)によって、垂直に移動される。シャドウフレーム1
44は基板の外縁を覆って、その外縁上に堆積されない
ようにする。スパッタリング/処理チャンバ138は、
オーバースプレイシールド(over-spray shield) 、即ち
チャンバライナー(chamber liner) 142で覆われる。
このライナー142はチャンバの内面から容易に取り外
され、クリーニングされる。スパッタリング/処理チャ
ンバ138は、シーリングのOリング(図示せず)を含
むように上部フランジのOリング溝139を有する。絶
縁リング、例えばセラミック(アルミナ)リング133
(図3において示した符号73と類似)は、処理チャン
バ138の上部フランジ上に載せられる。外側の絶縁体
134はセラミックの絶縁体133を囲み、下側Oリン
グ溝136、上側Oリング溝135及び上方へ突出する
絶縁スカート137を有している。好ましくは、ビトン
(Viton, 図示せず) からつくられたOリングがこれらの
溝に配置される。外側絶縁体134は処理チャンバの上
側フランジの外側コーナーと若干オーバーラップする。
この若干のオーバーラップは、処理チャンバ138の上
側フランジ上のセラミック絶縁体133と同様に、外側
絶縁体134を位置させる。ダークスペースシールド1
32は、セラミック絶縁体133の内側に配置され、タ
ーゲット・バッキング・プレート80に向かって上方に
突出する。
【0035】本発明によるこの実施の形態におけるター
ゲットアッセンブリ124は、ターゲット79、ターゲ
ット・バッキング・プレート80及び冷却溝149を有
するバッキング・プレートの冷却カバー95を有する。
このターゲットアッセンブリ124はターゲット・バッ
キング・プレートのOリング溝129を有しており、O
リング(例えば、ビトン)(図示せず)を用いて、セラ
ミック絶縁体133に対してシールする。上方に突出す
るダークスペースシールド132と共に、外側絶縁体1
34の上方に突出したスカート137は、処理チャンバ
138上にターゲットアッセンブリを位置させる。ター
ゲットアッセンブリ124が一旦位置すると、Oリング
(図示せず)を有する下側Oリング溝119及び上側O
リング溝118のある上側絶縁体117は、ターゲット
アッセンブリの上部、特に、バッキングプレートの冷却
カバー95の背面上に載る。カバープレート95の背面
はG11のガラスエポキシラミネートのような薄いシー
トの絶縁材料によって覆われるている。
【0036】ターゲットアッセンブリは処理中電気的に
高くバイアスされるので、ターゲットアッセンブリを完
全にカバーし、またオペレータ或いは処理装置の他の部
分による突然の接地からターゲットアッセンブリを絶縁
することが必要である。従って、上側絶縁体117は、
他の絶縁体134の上方に突出する絶縁スカート137
とオーバラップする下方に突出する絶縁スカート120
を有していて、それによりターゲットアッセンブリの端
の回りに完全な覆いを備える。この外側絶縁体134と
上側絶縁体117は、例えば、アクリル或いはポリカー
ボネートなどのいろいろなプラスチックから構成され
る。図27に示されるように、エッジに、及び処理チャ
ンバ138の回りで、外側絶縁体134に取付けられた
粗引き真空路156を介して上部チャンバ114への粗
引き真空接続が行われる。マグネットをスイープする機
構およびセンサー(図示せず)が上部チャンバのキャッ
プ(カバー)113に離間して接続され、また取付けら
れる。
【0037】上部チャンバのキャップ113は、上側絶
縁体117に対して支持され、シールされ、且つ上側絶
縁体の周囲にある小さなフランジによって位置される。
可動マグネット116(図25参照)はマグネットスイ
ープ装置(図示せず)によって操作され、装置のスイー
プ径路に従って、スパッタリングを磁気的に助長するた
めにマグネットを移動する。処理チャンバ138が処理
状態(約10-8torr)に排気され、且つキャップ113
によって囲まれた上部チャンバが粗引き真空(例えば、
1torr) に排気されると、ターゲットアッセンブリのプ
レートを横切って差動圧力の約1torrのみがあるであろ
う。1平方メートルの面積を有するターゲットアッセン
ブリのプレートを横切る1torrの差動圧力は、プレート
の全体におよそ301bs.即ちI3.6kgの力を加える。
これをキャップにおける圧力が約1圧のままである場合
の約22,7801bs.即ちI0,330kgの力と比較さ
れたい。比較した場合、比較的薄く、大きなターゲット
に対して、ターゲットに及ぼす約301bs.の力は殆ど影
響を与えないけれども、薄いターゲットアッセンブリ上
の約23,0001bs.の力はターゲットの中央において
実質的な曲げを与えるであろう。上部チャンバにおける
10torrまでの圧力においてさえ、ターゲットアッセン
ブリに与えられる圧力、従ってターゲットアッセンブリ
の曲げは、1気圧によって生じる曲げより大幅に減少さ
れる。もし、2つのチャンバ114と138における圧
力が等しいなら、ターゲットを横切る差動圧力は全くな
いであろう。
【0038】プロセスチャンバ138と上部チャンバの
キャップ113は、双方最初は粗引き真空(〜1torr)
システムに接続される。粗引き真空サブシステムの圧力
限界に達すると、処理チャンバ138は分離され、処理
チャンバの圧力を10-9以下にするために、クライオジ
ェニック真空ポンプが起動する。不活性ガス、例えば、
アルゴンが、約10-3torrの圧力のアルゴンに基板とタ
ーゲットを浸すために導入される。上部チャンバ114
は粗引き真空システムに接続しつづける。チャンバ間の
圧力差を増大したり、減少したりする従来の方法は、そ
の差を上げたり、下げたりするために用いられる。スパ
ッタリングターゲットにバックアップ(デュアルシー
ル)シーリング手段を与える。処理チャンバの真空ポン
ピングを改善するために、主な真空シールとそのバック
アップシール(差動的にポンプされたシール)によって
形成されたキャビティで真空引きされる。2つのシール
システムは、処理チャンバ138のまわりを密にシール
することを保証し、シールを通してガスが放散するのを
最小にするために用いられる。図27に見られるよう
に、粗引き真空システムは、粗引き真空路156を囲む
処理チャンバに接続され、そこを通過する。外側絶縁体
134の真空路は、シール間の真空路140を含み、セ
ラミック(下側の)絶縁体133の回りのOリングシー
ル間のスペースを(粗引き真空圧に対して)減圧する。
例えば、2つの2.3mm(0.09インチ)の孔がシー
ル真空路140のために用いられる。チャージされたタ
ーゲットアッセンブリに対して、この通路における不所
望なスパッタリングの可能性は、ポリカーボネートの外
側絶縁体134の絶縁特性によって殆ど除かれる。
【0039】スパッタリングによるターゲットの浸食は
平坦でなく、ターゲットの中央が周辺より早く浸食する
場合、多くのマグネットのスイープパターンによって、
それが起こるに従って、スパッタ被覆されるべき基板の
表面を横切って均一な堆積を行うために、スパッタ堆積
される目的物およびターゲット表面間の距離が通常一定
のままであるように、上部チャンバのキャップ113の
下の圧力が調整され、ターゲットアッセンブリの中央に
おけるたわみを意図的に制御する。ターゲットアッセン
ブリ124に対するパワー接続は、ターゲットアッセン
ブリ124の上部におけるパワー接続孔92をとおして
ターゲット・バッキング・プレートと密接するように構
成される。上側絶縁体117は、ターゲットアッセンブ
リ124の上方にある上部チャンバ114を画定するキ
ャップ113を取り囲んでいる。
【0040】効果 ターゲットアッセンブリは、処理チャンバの側面および
マグネトロンチャンバの側面の双方から真空引きされる
ように、二重にシールされる。マグネトロンの電気的イ
ンピーダンス、基板の薄膜の均一性等の処理/堆積パラ
メータは、2つのチャンバを用いてある程度制御され
る。ターゲットアッセンブリのたわみは2つのチャンバ
間の圧力を変えることによって制御される。上述のよう
なターゲット構成は、処理チャンバから冷却路を分離し
て、結合或いは他の接続を必要としない。真空に露出さ
れる接合は、ターゲットアッセンブリの非処理側のみに
露出され、従って、処理側に直接影響を与える接合の欠
点を通してリークする可能性が除かれる。スパッタリン
グアッセンブリ及びその冷却システムは、自己充足さ
れ、ターゲットアッセンブリの取替え、除去について、
その設計は自己充足された熱交換装置からなるので、ス
パッタリングチャンバの水滴の落下や汚染がない。その
通路を通過する冷却液は周囲の温度より高い温度である
場合、ターゲットアッセンブリはターゲットのガスの放
出を減少したり、加速したりするために温められる(処
理中この効果を減少し、ターゲットアッセンブリ面の表
面上の凝結を避ける)。この構成における冷却液と真空
のシールは、ガスケットがねじ付き固定具によって密に
保持された領域においてのみ達成され、そして、ねじに
よる固定接合のスペースにトラップされたガスを許すガ
ス開口は、釣合いチャンバへリークする液体がこのよう
な漏れの監視がこれらの構成のあらゆる点で自動的に容
易に監視されるように、真空度を直接的に下げるように
する。この構成のスパッタリングターゲットのアッセン
ブリは大きなサイズで、且つ低いプロフィールである。
このようなアッセンブリは、たとえ現在の設計より大き
くても、両側から加えられる真空の下ではとるに足らな
いたわみであろう。
【0041】しかし、510mm×620mm、或いは57
0mm×720mmの現在のターゲットサイズのターゲット
アッセンブリは、プロセス側チャンバからの真空による
たわみの負荷が小さく、冷却液の負荷がターゲットアッ
センブリの全て内部にあるので、適切に動作するシステ
ムに対して真空下にあるため上部チャンバを必要としな
い。従来技術に照らして本装置の利点は、スパッタリン
グ処理チャンバへ冷却液がこぼれる危険がなく、他のタ
ーゲットアッセンブイと交換可能な1体のターゲットア
ッセンブリを有する。大きな処理チャンバ及びマグネト
ロン/圧力釣合いチャンバを必要とする大きな面積がス
パッタされるべきである場合、ターゲットアッセンブリ
を横切る圧力差によりターゲットアッセンブリの曲げが
制御され、除かれる。本アッセンブリにおける冷却液の
圧力は、ターゲット・バッキング・プレートをカバープ
レートに接着のり付けし、或いはいろいろな拡散接合技
術によって、機械的固定補助具を用い、或いは用いずに
ろう付けすることを含むいろいろな固定技術によって冷
却路内に含まれる。適切になされると、冷却路をとお
し、また横切る差動圧力は、冷却液が加圧されるとき
に、数気圧に達するという事実にもかかわらず、冷却液
の漏れの可能性はほとんどない。熱交換冷却液の通路
は、必要により、また経験上のデータに基づいて冷却温
度分布を最適にするために容易に再設計される。本発明
の薄膜の平坦なラミネートされたターゲットの他の利点
は、マグネトロンのマグネットがターゲットに比較的接
近して走査することができる。それにより、下部の強い
マグネットを用いることができ、その磁界の形状をより
柔軟に適応できる。
【0042】本発明は特定な実施の形態に関して述べら
れたが、この分野の通常の知識を有する者は、本発明の
精神及び範囲から逸脱することなく形状において、また
細部において変更が可能であることを認識するであろ
う。例えば、ここで述べた評価は本発明の一例にすぎな
いし、本発明の範囲をここに述べられた方法或いは構造
に限定すべきではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のスパッタリングチャンバの断面図で、タ
ーゲット及びターゲットアッセンブリが処理チャンバ内
に設けられ、冷却液が処理チャンバの壁にあるシールを
介してターゲットに与えられる。
【図2】ターゲットアッセンブリによる冷却チャンバか
ら分離した従来のスパッタリングチャンバの断面図であ
る。
【図3】本発明による実施の形態の分解図である。
【図4】本発明によるターゲットアッセンブリの部材の
分解図であって、ターゲットが下に面した底部にある。
【図5】本発明によるターゲットアッセンブリの部材の
分解図であって、ターゲットが上に面した上部にある。
【図6】本発明による冷却路の入口と出口の開口の回り
のねじ孔を有するターゲットアッセンブリの底面図であ
る。
【図7】図6の7−7線に沿った断面図である。
【図8】図6の8−8線に沿った断面図である。
【図9】本発明によるターゲットアッセンブリの詳細な
断面図で、ターゲット材料はターゲット・バンキング・
プレートと別になっている。
【図10】本発明によるターゲットアッセンブリの詳細
な断面図で、ターゲット材料はターゲット・バンキング
・プレートと一体である。
【図11】本発明によるフィン付きターゲット・バッキ
ング・プレートのねじ孔接続の詳細を示した断面図であ
る。
【図12】本発明によるフィン付きターゲット・バッキ
ング・プレートの大きさを示したの詳細な断面図であ
る。
【図13】本発明によるフィン付き冷却カバープレート
とターゲット・バッキング・プレート間のねじ接続の詳
細な断面図である。
【図14】ターゲット・バッキング・プレートにフィン
が付けられ、冷却カバープレートが通常平面プレートで
ある本発明による他の構成であり、ターゲット材料がタ
ーゲット・バッキング・プレートと別体であるターゲッ
トアッセンブリの詳細な断面図を示している。
【図15】(A)フィンの付いた通路の構成を示す本発
明の冷却カバープレートの平面図である。(B)図15
(A)の15A−15Aに沿った冷却カバープレートの
側断面図である。
【図16】図15(A)に示されたフィンの長さの大き
さの関係を示す。
【図17】表面処理のために設計された冷却路の領域を
示すターゲット・バッキング・プレートと冷却カバープ
レート(簡明のためにフィンは省略)の領域を示す。
【図18】本発明による冷却カバープレートの背面の平
面図である。
【図19】ターゲット・バッキング・プレートと冷却カ
バープレート間のシーリングのための構成を示すダイカ
ットされたガスケットの平面図である。
【図20】本発明によるターゲットアッセンブリの他の
実施の形態のターゲット側平面図である。
【図21】図20の実施の形態における、流体路と冷却
カバープレートの平面図である。
【図22】図21の22−22線に沿った断面図であ
る。
【図23】図21に示された冷却カバープレート分解側
断面図である。
【図24】本発明による真空処理チャンバを有するスパ
ッタリングターゲットのあっせんぶりの分解図である。
【図25】本発明による溝のある、冷却カバープレート
を有するターゲットアンセンブリを示す、図24の25
−25線に沿ったスパッタリング装置の断面図である。
【図26】図24の26−26線に沿ったスパッタリン
グチャンバの断面図である。
【図27】本発明による、図24の27−27に沿った
処理チャンバの回りの中間シールスペースへの、粗引き
真空路の接続を示す詳細な断面図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジョセフ ウィートマン アメリカ合衆国 カリフォルニア州 95030 ロス ガトス エルムウッド ド ライヴ 1650 (72)発明者 リチャード アーネスト ディマーレイ アメリカ合衆国 カリフォルニア州 94028 ポートラ ヴァリー フォーン レーン 190 (72)発明者 マニュエル ヘレラ アメリカ合衆国 カリフォルニア州 94402 サン マテオ ブランディーワイ ン ロード 1583

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】スパッタリングターゲットのアッセンブリ
    であって、 ターゲット・バッキング・プレート・アッセンブリの一
    部を形成するバッキング・プレートの第1の側と密接す
    るスパッタリングターゲットと、 開口をシールするように、スパッタリングチャンバの開
    口をカバーするために構成された前記ターゲット・バッ
    キング・プレート・アッセンブリ、前記ターゲット・バ
    ッキング・プレート・アッセンブリはそこをとおる、1
    以上の入口と出口の開口を有する熱交換流体路を具備
    し、 前記ターゲット・バッキング・プレート・アッセンブリ
    は、前記バッキング・プレートと冷却カバープレートを
    有し、前記バッキング・プレートは第2の側を有し、前
    記冷却カバープレートは前記第2の側に液密に結合され
    た第3の側を有し、溝が、前記ターゲット・バッキング
    ・プレート及び前記冷却カバープレート間に熱交換冷却
    通路を形成するために、前記第2と第3の少なくとも1
    つに形成されており、 前記冷却プレートの前記第2の側、及び少なくとも1以
    上のガスケットと前記1以上のガスケットを有する1以
    上の締め具を含むガスケット接続をとおして前記パッキ
    ングプレートの前記第3の側の間に、接合が形成され、
    前記ガスケット接続は、前記熱交換冷却路を取り囲む前
    記第2と第3の側間に通常液密なシールを形成し、また
    前記熱交換冷却路を取り囲む前記第2と第3の側間に前
    記通常液密なシールを備える前記ガスケット接続の一部
    の内側周辺内に前記冷却カバープレートのフィールドを
    固定する前記1以上の締め具の各々を取り囲む通常液密
    なシールを形成する、ことを特徴とするスパッタリング
    ターゲットのアッセンブリ。
  2. 【請求項2】前記第2の側は、一般的に平坦であり、且
    つ前記第3の側は、一般に平坦であることを特徴とする
    請求項1に記載のスパッタリングターゲットのアッセン
    ブリ。
  3. 【請求項3】前記冷却路に面した前記第2と第3の側の
    面の一部は、表面を実質的に粗くする表面処理がなされ
    ていることを特徴とする請求項1に記載のスパッタリン
    グターゲットのアッセンブリ。
  4. 【請求項4】前記1以上のガスケットの1以上はダイカ
    ットされていることを特徴とする請求項1に記載のスパ
    ッタリングターゲットのアッセンブリ。
  5. 【請求項5】前記少なくとも1以上のガスケットは、前
    記熱交換冷却路を取り囲む前記第2と第3の側間に通常
    液密なシール、及び前記ガスケット接続の一部の内部周
    辺内に前記冷却カバープレートの前記フィールドを固定
    する前記1以上の締め具の各々を取り囲む前記通常液密
    なシールを形成するために、ガスケット材料の単一のダ
    イカットシートを含むことを特徴とする請求項4に記載
    のスパッタリングターゲットのアッセンブリ。
  6. 【請求項6】ターゲット側と反対側にある前記ターゲッ
    ト・バッキング・プレート・アッセンブリは、そのター
    ゲット側と反対側に面した圧力釣合いチャンバの開口を
    受け、且つシールするように構成され、ターゲットアッ
    センブリがスパッタリングチャンバの開口と圧力釣合い
    チャンバの開口の双方に対してシールされると、スパッ
    タリング・ターゲット・アッセンブリがスタッパリング
    チャンバと圧力釣合いチャンバ間にダイアフラム型のバ
    リアーとして作用することを特徴とする請求項1に記載
    のスパッタリングターゲットのアッセンブリ。
  7. 【請求項7】前記1以上の入口と出口開口は、それらが
    前記スパッタリングチャンバ、或いは前記圧力釣合いチ
    ャンバ内の圧力に露出しないように配置されることを特
    徴とする請求項6に記載のスパッタリングターゲットの
    アッセンブリ。
  8. 【請求項8】内部周辺パターンを有するスパッタリング
    開口を有するスパッタリングチャンバを含むスパッタリ
    ング装置に対して、スパッタリングターゲットのアッセ
    ンブリの第1の側がパターンの外側開口に対してシール
    され、ターゲットアッセンブリが第1の側でシールされ
    る位置の通常反対側のスパッタリングターゲットのアッ
    センブリの第2の側にシールされる圧力釣合いチャンバ
    を含み、ターゲットアッセンブリは前記スパッタリング
    チャンバと前記圧力釣合いチャンバ間にダイアフラム型
    バリアーとして作用し、 前記入口と出口開口は、前記バッキングプレートが前記
    開口に対してシールされると、バッキング・プレート上
    のスパッタリング開口の内部周辺のパターンを突出する
    ことによって、バッキング・プレート上に形成されたパ
    ターンの外側のバッキング・プレートに位置される、こ
    とを特徴とする請求項6に記載のスパッタリングターゲ
    ットのアッセンブリ。
  9. 【請求項9】内部周辺パターンを有するスパッタリング
    開口を有するスパッタリングチャンバを含むスパッタリ
    ング装置のためのスパッタリングターゲットアッセンブ
    リであって、スパッタリングターゲットのアッセンブリ
    の第1の側がパターンの外側開口に対してシールされ、
    ターゲットアッセンブリが第1の側でシールされる位置
    の通常反対側のスパッタリングターゲットのアッセンブ
    リの第2の側にシールされる圧力釣合いチャンバを含
    み、ターゲットアッセンブリは前記スパッタリングチャ
    ンバと前記圧力釣合いチャンバ間にダイアフラム型バリ
    アーとして作用するスパッタリングターゲットアッセン
    ブリにおいて、 ターゲット・バッキング・プレート・アッセンブリの一
    部を形成するバッキング・プレートの第1の側に密接す
    るスパッタリングターゲットと、 1以上の入口と出口開口を有する熱交換液体路を有する
    ターゲット・バッキング・プレート・アッセンブリとを
    具備し、 前記ターゲット・バッキング・プレート・アッセンブリ
    は、前記バッキング・プレートと冷却カバープレートを
    有し、前記バッキング・プレートは第2の側を有し、前
    記冷却カバープレートは前記第2の側に液密に結合され
    た第3の側を有し、溝が、前記ターゲット・バッキング
    ・プレート及び前記冷却カバープレート間に熱交換冷却
    通路を形成するために、前記第2と第3の少なくとも1
    つに形成されており、 前記冷却プレートの前記第2の側、及び少なくとも1以
    上のガスケットと前記1以上のガスケットを有する1以
    上の締め具を含むガスケット接続をとおして前記パッキ
    ングプレートの前記第3の側の間に、接合が形成され、
    前記ガスケット接続は、前記熱交換冷却路を取り囲む前
    記第2と第3の側間に通常液密なシールを形成し、また
    前記熱交換冷却路を取り囲む前記第2と第3の側間に前
    記通常液密なシールを備える前記ガスケット接続の一部
    の内側周辺内に前記冷却カバープレートのフィールドを
    固定する前記1以上の締め具の各々を取り囲む通常液密
    なシールを形成する、ことを特徴とするスパッタリング
    ターゲットのアッセンブリ。
  10. 【請求項10】前記第2の側は、一般的に平坦であり、
    且つ前記第3の側は、一般に平坦であることを特徴とす
    る請求項9に記載のスパッタリングターゲットのアッセ
    ンブリ。
  11. 【請求項11】前記冷却路に面した前記第2と第3の側
    の面の一部は、表面を実質的に粗くする表面処理がなさ
    れていることを特徴とする請求項9に記載のスパッタリ
    ングターゲットのアッセンブリ。
  12. 【請求項12】前記熱交換流体路は隣接した冷却路を一
    般に別に構成されたフィンのセットを有し、 前記少なくとも1つのフィンの端は、前記1以上の締め
    具の少なくとも1つを受けるように構成され、且つ前記
    1以上のガスケットの少なくとも1つを有し、前記1以
    上の締め具の少なくとも1つによって、前記フィンの端
    に締めつけらえたプレートにおける開口を通して熱交換
    液体のリークを防止する、ことを特徴とする請求項1に
    記載のスパッタリングターゲットのアッセンブリ。
  13. 【請求項13】前記フィンの少なくとも1つの第2の端
    は、前記1以上の締め具の少なくとも1つによって前記
    フィンの端に締めつけられたプレートの表面と接触して
    おり、この接触がなされたとき、所定の圧縮したガスケ
    ットの厚みの大きさを有するガスケットスペースが前記
    バッキング・プレートと前記冷却カバープレートの対向
    したシーリング面間に存在し、且つこの接触は、前記1
    以上と締め具によって前記所定の圧縮したガスケットの
    厚みの大きさを越えて前記ガスケットスペースに位置し
    た前記1以上のガスケットの圧縮を一般に防止する、こ
    とを特徴とする請求項12に記載のスパッタリングター
    ゲットのアッセンブリ。
  14. 【請求項14】前記熱交換流体路は曲がった通路に形成
    されていることを特徴とする請求項1に記載のスパッタ
    リングターゲットのアッセンブリ。
  15. 【請求項15】前記冷却路への出口開口及び前記入口開
    口はターゲット・バッキング・プレート・アッセンブリ
    の同じ端にあることを特徴とする請求項1に記載のスパ
    ッタリングターゲットのアッセンブリ。
  16. 【請求項16】前記冷却カバープレートのフィールド内
    で前記バッキング・プレートに向かって前記冷却カバー
    プレートを作用するために、前記冷却カバープレートに
    おいて締め具を受けるための開口は、前記締め具の頭が
    前記冷却カバープレートに接触する締め具の受け支え表
    面を有し、前記締め具及び前記頭は、前記締め具の受け
    支え表面及び前記締め具の頭のいづれか、少なくとも1
    つは、前記冷却カバープレートの第4の側の面及び前記
    冷却カバープレートの前記締め具の受け開口間に少なく
    とも1つの液体路を形成し、前記冷却カバープレートの
    前記第4の側は前記冷却カバープレートの前記第3の側
    の反対側にあることを特徴とする請求項6に記載のスパ
    ッタリングターゲットのアッセンブリ。
  17. 【請求項17】前記冷却カバープレートのフィールド内
    で前記バッキング・プレートに向かって前記冷却カバー
    プレートを作用するために、前記冷却カバープレートに
    おいて締め具を受けるための開口の各々はは、前記締め
    具の頭が前記冷却カバープレートに接触する締め具の受
    け支え表面を有し、前記締め具及び前記頭は、前記締め
    具の受け支え表面及び前記締め具の頭のいづれか、少な
    くとも1つは、前記冷却カバープレートの第4の側の面
    及び前記冷却カバープレートの前記締め具の受け開口間
    に少なくとも1つの液体路を形成し、前記冷却カバープ
    レートの前記第4の側は前記冷却カバープレートの前記
    第3の側の反対側にあることを特徴とする請求項16に
    記載のスパッタリングターゲットのアッセンブリ。
JP8338363A 1995-12-22 1996-12-18 スパッタリングターゲットのアッセンブリ Withdrawn JPH09176849A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US57689095A 1995-12-22 1995-12-22
US08/576890 1995-12-22

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09176849A true JPH09176849A (ja) 1997-07-08

Family

ID=24306436

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8338363A Withdrawn JPH09176849A (ja) 1995-12-22 1996-12-18 スパッタリングターゲットのアッセンブリ

Country Status (3)

Country Link
EP (1) EP0780487A1 (ja)
JP (1) JPH09176849A (ja)
KR (1) KR970046701A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003535212A (ja) * 1998-09-11 2003-11-25 トーソー エスエムディー,インク. スパッターターゲット低温接合法とそれによって製造されるターゲットアセンブリ
JP2007520634A (ja) * 2004-02-03 2007-07-26 ハネウェル・インターナショナル・インコーポレーテッド 物理蒸着用ターゲット構造物
JP2012241239A (ja) * 2011-05-20 2012-12-10 Ulvac Japan Ltd バッキングプレート、ターゲット装置及びスパッタリング装置
WO2015183554A1 (en) * 2014-05-30 2015-12-03 Tosoh Smd, Inc. Radio frequency identification in-metal installation and isolation for sputtering target
JP2021130829A (ja) * 2020-02-18 2021-09-09 東京エレクトロン株式会社 カソードユニットおよび成膜装置

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE29802062U1 (de) * 1998-02-06 1998-04-02 Leybold Materials Gmbh, 63450 Hanau Target für die Sputterkathode einer Vakuumbeschichtungsanlage
TW200710243A (en) 2005-05-02 2007-03-16 Honeywell Int Inc Target assemblies, targets, backing plates, and methods of target cooling
US20140061039A1 (en) * 2012-09-05 2014-03-06 Applied Materials, Inc. Target cooling for physical vapor deposition (pvd) processing systems

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3613018A1 (de) 1986-04-17 1987-10-22 Santos Pereira Ribeiro Car Dos Magnetron-zerstaeubungskathode
US5487822A (en) * 1993-11-24 1996-01-30 Applied Materials, Inc. Integrated sputtering target assembly

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003535212A (ja) * 1998-09-11 2003-11-25 トーソー エスエムディー,インク. スパッターターゲット低温接合法とそれによって製造されるターゲットアセンブリ
JP2007520634A (ja) * 2004-02-03 2007-07-26 ハネウェル・インターナショナル・インコーポレーテッド 物理蒸着用ターゲット構造物
JP2012255218A (ja) * 2004-02-03 2012-12-27 Honeywell Internatl Inc 物理蒸着用ターゲット構造物
JP2012241239A (ja) * 2011-05-20 2012-12-10 Ulvac Japan Ltd バッキングプレート、ターゲット装置及びスパッタリング装置
WO2015183554A1 (en) * 2014-05-30 2015-12-03 Tosoh Smd, Inc. Radio frequency identification in-metal installation and isolation for sputtering target
JP2021130829A (ja) * 2020-02-18 2021-09-09 東京エレクトロン株式会社 カソードユニットおよび成膜装置

Also Published As

Publication number Publication date
EP0780487A1 (en) 1997-06-25
KR970046701A (ko) 1997-07-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100313966B1 (ko) 집적된스퍼터링타겟어셈블리
US5595337A (en) Sputtering device and target with cover to hold cooling fluid
US5985115A (en) Internally cooled target assembly for magnetron sputtering
CN101100741B (zh) 改进的pvd靶
KR100538661B1 (ko) 진공챔버실드를가열및냉각시키는방법및장치
US20070045108A1 (en) Monolithic sputter target backing plate with integrated cooling passages
JP5506132B2 (ja) 制御可能なターゲットの冷却
US6287437B1 (en) Recessed bonding of target for RF diode sputtering
GB2173217A (en) Target holder for cathodic sputtering
JPH09176849A (ja) スパッタリングターゲットのアッセンブリ
JPH04293771A (ja) スパッタコーティング源
TWI802960B (zh) 濺鍍裝置
JPH11504986A (ja) 冷却液を隔離したスパッタリング装置及びそのスパッタリングターゲット
JP2002015998A (ja) 半導体ウェーハ処理チャンバーから装置をシールドするための方法及び装置
JPH0559540A (ja) スパツタリングカソード
JPH02258974A (ja) スパッタリング装置のターゲット及び陰極部
WO1998037568A1 (en) Internally cooled target assembly for magnetron sputtering
CN219005199U (zh) 一种拼接型O-Ring槽
JP2023066486A (ja) マグネトロンスパッタリング装置用のカソードユニット及びマグネトロンスパッタリング装置
JP2001104774A (ja) プラズマ処理装置
JPH11350125A (ja) スパッタリング装置
JP2002043401A (ja) 載置装置
JPH02301558A (ja) スパッタ装置
JPS61279672A (ja) スパツタ装置
JPH07109568A (ja) スパッタリング装置用ターゲット

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20040302