JPH09176212A - 水性ポリマー分散液の製法 - Google Patents

水性ポリマー分散液の製法

Info

Publication number
JPH09176212A
JPH09176212A JP8321905A JP32190596A JPH09176212A JP H09176212 A JPH09176212 A JP H09176212A JP 8321905 A JP8321905 A JP 8321905A JP 32190596 A JP32190596 A JP 32190596A JP H09176212 A JPH09176212 A JP H09176212A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polymerization
temperature
mixture
monomer
degrees
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP8321905A
Other languages
English (en)
Inventor
Peter Claassen
クラーセン ペーター
Onno Graalmann
グラールマン オノ
Wolfgang Alois Hormuth
アロイス ホルムート ヴォルフガング
Marinus Visseren
フィセラン マリヌス
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
BASF SE
Original Assignee
BASF SE
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by BASF SE filed Critical BASF SE
Publication of JPH09176212A publication Critical patent/JPH09176212A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F2/00Processes of polymerisation
    • C08F2/12Polymerisation in non-solvents
    • C08F2/16Aqueous medium
    • C08F2/22Emulsion polymerisation
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F236/00Copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, at least one having two or more carbon-to-carbon double bonds
    • C08F236/02Copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, at least one having two or more carbon-to-carbon double bonds the radical having only two carbon-to-carbon double bonds
    • C08F236/04Copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, at least one having two or more carbon-to-carbon double bonds the radical having only two carbon-to-carbon double bonds conjugated
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F236/00Copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, at least one having two or more carbon-to-carbon double bonds
    • C08F236/02Copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, at least one having two or more carbon-to-carbon double bonds the radical having only two carbon-to-carbon double bonds
    • C08F236/04Copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, at least one having two or more carbon-to-carbon double bonds the radical having only two carbon-to-carbon double bonds conjugated
    • C08F236/06Butadiene

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Polymerisation Methods In General (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
  • Processes Of Treating Macromolecular Substances (AREA)
  • Graft Or Block Polymers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 水性ポリマー分散液の製造方法。 【解決手段】 少なくとも1つのエチレン系不飽和基を
有するモノマーのうち、少なくとも30重量%が2つの
共役したエチレン系不飽和二重結合を有するモノマーで
あるモノマー混合物の遊離基水性乳化重合によって水性
ポリマー分散液を製造する際に、該遊離基水性乳化重合
の間に重合温度を変化させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、少なくとも1つの
エチレン系不飽和基を有するモノマーのうち、少なくと
も30重量%が2つの共役したエチレン系不飽和二重結
合を有するモノマーであるモノマーの混合物の遊離基水
性乳化重合による、水性ポリマー分散液の製造方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】水性ポリマー分散液(ラテックス)は、
一般に知られているものである。水性ポリマー分散液
は、水性分散媒中に分散相として、複数の撚り合わさっ
たポリマー鎖から成るポリマーコイル(すなわち、ポリ
マー粒子)を含有する流体系である。一般に、ポリマー
粒子の直径は、主として10〜1500nmである。
【0003】ポリマー溶液と比較すると、水性ポリマー
分散液は、熱力学的に安定な系を形成しない。この系で
は、むしろ、小さい一次粒子を結合して、より大きい二
次粒子を形成することによって、ポリマーと分散媒との
間の界面の大きさを減少させようとし、こうした挙動
は、分散剤(分散されたポリマーと水性分散媒との間の
界面を安定化させることができる物質)の添加によって
防ぐことができ、水性媒体中で分散相の状態を比較的長
時間保つようにできる。
【0004】このようにして得られる水性ポリマー分散
液では、水性分散媒を蒸発させたり、および/または分
散剤を強制的に不活性化させたりすると、分散されたポ
リマー粒子が部分的にまたは完全に凝集することによっ
て、液体形状、また海綿形状(分散されたポリマーが最
小の体積含量であると仮定)のいずれからも、凝集ポリ
マーマトリックスを形成する可能性を潜在的に持ってお
り、この凝集ポリマーマトリックスは、第1の場合に
は、好適な条件下で透明フィルムとなり、また第2の場
合には、ゲル化した系となる。
【0005】ポリマー粒子中の異なるポリマー鎖の化学
結合(特に、過度に高密度の化学結合)は、一般に、上
述のポリマーマトリックスの形成に関して不利な傾向を
示すが、こうしたマトリックスの形成が完了した後で
は、それに続けて、ポリマーマトリックスを構成するポ
リマー鎖を化学結合(架橋)することが、特定の力学的
性質(例えば、レジリエンス)を得る上で、しばしば望
ましいものである。
【0006】一見、矛盾したように見えるこうした要件
は、次のような簡単な手順で調和させることができ、す
なわち、それ自体公知のように、遊離基水性乳化重合法
によって通常行われる、つまり、分散剤および遊離基重
合開始剤の存在下で、少なくとも1つのエチレン系不飽
和基を有し、かつ直接に分散相として存在するモノマー
を重合させる、水性ポリマー分散液の製造において、2
つの共役したエチレン系不飽和二重結合を有するモノマ
ー(以下、モノマー類Aと記す)少なくとも1種を十分
な量で使用して共重合させる(この重合手順は、多くの
出版物中に記載されており、例えば次の文献から当業者
には十分に周知である:Encyclopedia o
f Polymer Science and Eng
ineering、第8巻、S.659以降(1987
年);D.C.Blackly著、High Poly
mer Latices、第1巻、35頁以降(196
6年);H.Warson著、The Applica
tions of Synthetic Resin
Emulsions、第5章、246頁以降(1972
年);D.Diederich著、Chemie in
unsererZeit 24、135〜142頁
(1990年);Emulsion Polymeri
zation、Interscience Publi
shers刊、New York(1965年);独国
特許第A4003422号公報;F.H lscher
著、Dispersionen synthetisc
herHochpolymerer、第1部、Spri
nger Verlag刊、Berlin(1969
年))。好適なモノマーAは、例えば、ブタジエン、2
−メチルブタジエン(イソプレン)、および2,3−ジ
メチルブタジエンである。
【0007】モノマーAの存在下で、高すぎない温度に
おいて、また通常、分子量を制御する物質(例えば、t
−ドデシルメルカプタンまたはn−ドデシルメルカプタ
ンのようなメルカプタン類など)を使用して、または使
用せずに、こうした遊離基水性乳化重合を行うと、概し
て、モノマーAの2つの共役したエチレン系不飽和二重
結合のうち、本質的に1つだけが、重合反応に関与す
る。
【0008】こうして得られる水性ポリマー分散液で
は、分散されたポリマーコイルが、一方では本質的に架
橋されていない(すなわち、互いに化学的に結合されて
いない)ポリマー鎖より成るが他方では依然としてエチ
レン系不飽和二重結合を有するポリマー鎖を含み、この
エチレン系不飽和二重結合は、所望のポリマーマトリッ
クスの形成が完了した後で、例えば硫黄を基剤とする好
適な加硫系(通常、ポリマーマトリックスを形成する前
に導入される)により、高温度で活性化され得、分子内
架橋を形成する特定の反応を引き起こして、その結果、
用途に合った所望の架橋度を得ることができる。
【0009】先行技術では、例えば、浸漬用品(コンド
ーム、手袋など)やフォームラバーの製造に特に好適な
水性ポリマー分散液を製造する際に、こうした関係を利
用している(欧州特許第A378380号、欧州特許第
A456333号、米国特許第2880189号、独国
特許第A2307804号、独国特許出願公告第1,2
97,067号、独国特許第A1951340号の各公
報を参照されたし)。
【0010】少なくとも1つのエチレン系不飽和基を有
するモノマーのうち、少なくとも30重量%が2つの共
役したエチレン系不飽和二重結合を有するモノマーであ
るモノマーの混合物は、本質的に一定の温度Tp≦50
℃で、必要に応じて分子量調節剤を存在させて、遊離基
水性重合法によって重合される(例えば、米国特許第2
399017号、独国特許第A1951340号、独国
特許第A3406231号の各公報を参照されたし)。
【0011】重合温度を低くすると、架橋度は極めて小
さくなるが、他の重合条件を予め決められたものに固定
し、架橋度は重合温度と共に増加し、これに基づき、生
成されるポリマーマトリックスの引続く制御下での加硫
によって、特定の機械的特性プロフィルを得ることがで
きる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、こうし
た先行技術による遊離基水性乳化重合法には、特に、共
役二重結合を有するモノマーがブタジエンの場合に、重
合温度を低くすると、重合速度が不満足なものとなると
いう欠点がある。
【0013】本発明の目的は、少なくとも1つのエチレ
ン系不飽和基を有するモノマーのうち、少なくとも30
重量%が2つの共役したエチレン系不飽和二重結合を有
するモノマーであるモノマーの混合物の遊離基水性乳化
重合による、水性ポリマー分散液の製造方法を提供する
ことであって、該製造方法は、所定の組成の重合バッチ
の場合、本質的に一定の温度Tpにおいて行われる遊離
基水性乳化重合よりも迅速に進行するが、こうした方法
で行われる遊離基水性重合と比較して、少なくとも本質
的に同じ(予備的)架橋度をもたらすことを特徴とす
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】所定のモノマー組成物に
とって、架橋密度の好適な尺度となるものは、ポリマー
に化学的に結合したプロトンの核磁気共鳴横緩和時間(
1H)である。本明細書中では、水性ポリマー分散
液の試料を各々、25℃でフィルムに変換し、次に80
℃で2時間乾燥した試料に対して、試料温度140℃、
H共鳴周波数20MHzにおいて、この横緩和時間を
測定した。1Hと架橋密度との関係については、例
えば、Macromolecules 27(1994
年)、2111〜2119頁に記載されている。最終的
には、この関係は次の事実に基づいている:すなわち、
磁気モーメントを有する原子核の核磁気共鳴横緩和時間
は、一方では、外部磁場中での該原子核の移動度の尺度
であり、ポリマー鎖の架橋が鎖ごとに異なると、それに
応じてそれらの移動度が制限される。ポリマー鎖の移動
度が小さくなると(すなわち、架橋密度が大きくなる
と)、このポリマー鎖と化学的に結合し、かつ磁気モー
メントを有する原子核の核磁気共鳴横緩和時間が短くな
る。
【0015】本発明者らは、少なくとも1つのエチレン
系不飽和基を有するモノマーのうち、少なくとも30重
量%が2つの共役したエチレン系不飽和二重結合を有す
るモノマーであるモノマーの混合物の遊離基水性乳化重
合による、水性ポリマー分散液の製造方法による本発明
に従って、 a)重合させるべきモノマー混合物の全量を、n個のモ
ノマー部分に分割し(整数n≧2、好ましくは2≦n≦
5であり、各部分は、重合させるモノマー混合物の全量
を基準として、重合させるべきモノマー類の少なくとも
([100/n]−10)モル%を含むことが好まし
い)、 b)第1のモノマー部分を、分散剤、遊離基重合開始剤
および水性分散媒と共に、最初に重合容器へ入れて、第
1の重合段階での重合を行う際、重合温度TP1(ここ
で、0℃≦TP1≦50℃)で重合を開始して、重合混
合物の温度を(好ましくは連続的に)少なくとも20℃
上昇させて最大温度TP1H(ただし、80℃を超えて
はならず、好ましくは75℃を超えてはならない)と
し、かつ次いで、TP1HとTP1H−10℃との間の
温度範囲で一定の重合温度に保って、重合転化率U1
が、第1の重合段階において重合させるべきモノマー類
を基準として少なくとも60モル%(ただし、90モル
%を越えない)に達するまで重合させ、次に、重合混合
物を重合温度TP2(ただし、TP2=TP1±10
℃、かつ0℃≦TP2≦50℃とする)まで冷却し、 c)第2のモノマー部分を添加して、次いで、重合容器
中に存在するモノマー混合物を、既に形成されたポリマ
ーの存在下で、かつ分散剤および重合開始剤の存在下
で、第2の重合段階での重合を行い、その際、初期重合
温度TP2で重合を開始して、重合混合物の温度を(好
ましくは連続的に)少なくとも20℃上昇させて最大値
TP2H(ただし、80℃を超えてはならず、好ましく
は75℃を超えてはならない)とし、次いで、TP2H
とTP2H−10℃との間の温度範囲で一定の重合温度
に保って、重合転化率U2が、第2の重合段階において
重合させるべきモノマー類の全量を基準として少なくと
も60モル%(ただし、90モル%を越えない)に達す
るまで重合させ、次に、重合混合物を重合温度TP3
(ここで、TP3=TP1±10℃、かつ0℃≦TP3
≦50℃)まで冷却し、 d)次に、n−2段階の連続する重合段階として、残り
のn−2個のモノマー部分で、第2のモノマー部分にお
けると同様に、前記の手順を継続し、 e)第nの重合段階の終了時に、0〜50℃の温度で、
必要に応じて、重合させるべきモノマー類の全量を基準
として、全重合転化率Utot≧95モル%となるまで
重合を継続することによって、本発明の前記目的が達成
されることを見出すに至った。
【0016】
【発明の実施の形態】この新規な方法は、例えば、重合
させるべきモノマー混合物が、2つの共役したエチレン
系不飽和二重結合を有するモノマー(モノマーA)とし
て、ブタジエン、2−メチルブタジエン、および2,3
−ジメチルブタジエンから成るモノマーを少なくとも1
つ含む場合に好適である。
【0017】本発明に従って重合されるべきモノマー混
合物は、モノマーAだけから成るものであってもよい
が、モノマーAとは異なり、少なくとも1つのエチレン
系不飽和基を有するコモノマーをも含んでいてもよい。
本発明に従って重合されるべきモノマー混合物には、し
ばしば30〜90重量%、時には40〜70重量%、多
くの場合50〜60重量%のモノマーAが含まれる。
【0018】大気圧下(1バール)、25℃において、
水への高いモル溶解度(≧アクリロニトリルの水への溶
解度)を有するコモノマーは、本発明に従って重合させ
るモノマー混合物中に、通常、最高10重量%まで、多
くの場合3〜8重量%含有している。慣用のモノマーB
としては、例えば、炭素原子数3〜6のα,β−モノエ
チレン系不飽和モノ−およびジカルボン酸(アクリル
酸、メタクリル酸、マレイン酸、フマール酸、イタコン
酸など)、これらカルボン酸の塩(特に、アルカリ金属
塩およびアンモニウム塩)、上述のα,β−モノエチレ
ン系不飽和カルボン酸のアミド(例えばアクリルアミ
ド、メタクリルアミド)、ビニルスルホン酸及びその水
溶性塩(特に、アルカリ金属塩およびアンモニウム
塩)、およびN−ビニルピロリドンが挙げられる。ブタ
ジエンが好ましいモノマーAであり、メタクリル酸が好
ましいモノマーBである。
【0019】本発明に従って重合されるべきモノマー混
合物中の、少なくとも1つのエチレン系不飽和基を有す
る他の共重合可能なモノマー(モノマーC)の量を、最
高70重量%まで高めることが可能である。モノマーC
の量は、通常10〜70重量%、時には30〜60重量
%、多くの場合40〜50重量%である。好適なモノマ
ーCとしては、例えば、ビニル芳香族モノマー、例えば
スチレン、ビニルトルエン、またはo−クロロスチレ
ン、アクリロニトリル、メタクリロニトリル、および炭
素原子数1〜8のアルカノールとアクリル酸やメタクリ
ル酸とのエステルが挙げられるが、中でも、スチレン、
アクリロニトリルおよびメチルメタクリレートが特に好
ましいモノマーCである。
【0020】このことは、この新規な方法が、30〜1
00重量%のモノマーAと、0〜10重量%のモノマー
Bと、0〜70重量%のモノマーCとから成るモノマー
混合物の遊離基水性乳化重合に好適であることを意味す
る。
【0021】従って、この新規な方法に好適なモノマー
混合物には、ブタジエン、2−メチルブタジエンおよび
2,3−ジメチルブタジエンから成る群より選ばれる少
なくとも1つのモノマー30〜100重量%、アクリル
酸、メタクリル酸、マレイン酸、フマール酸、イタコン
酸、アクリルアミドおよびメタクリルアミドから成る群
より選ばれる少なくとも1つのモノマーを0〜10重量
%及びスチレン、アクリロニトリル、およびメチルメタ
クリレートから成る群より選ばれる少なくとも1つのモ
ノマーを0〜70重量%から成るものが包含される。
【0022】これには、特に、30〜100重量%のブ
タジエン、0〜10重量%のメタクリル酸、0〜70重
量%のアクリロニトリル及びから成るモノマー混合物が
包含される。
【0023】上述のモノマー混合物範囲は、また、モノ
マーA、B、およびCの重量が、以下のように、すなわ
ち、30〜90重量%のモノマーAと、1〜10重量%
のモノマーBと、9〜60重量%のモノマーCとに配分
されている際に、この新規な方法の適用のためにも好適
である。
【0024】しかしながら、この新規な方法は、また、
以下の重量配分、すなわち、40〜70重量%のモノマ
ーA、1〜10重量%のモノマーB、29〜50重量%
のモノマーCの場合に使用することも可能である。
【0025】先行技術の方法と同じように、この新規な
方法においてもまた、架橋度を制限する更なる尺度とし
ての、分子量調節剤(連鎖移動剤)例えばメルカプタン
類(アルカンチオール類)、有用なものとしては炭素原
子数3〜15個の存在下で、遊離基水性乳化重合がしば
しば行われる。本発明に従うと、t−ドデシルメルカプ
タンまたはn−ドデシルメルカプタンを、分子量調節剤
として使用するのが好ましい。こうした場合、典型的に
は、遊離基水性乳化重合は、本発明の新規な方法の各重
合段階において、各重合段階で重合させるモノマーの量
を基準として、これら分子量調節剤0.1〜3重量%、
しばしば0.5〜1.5重量%の存在下で行われる。
【0026】遊離基水性乳化重合を行う上で普通に使用
される保護コロイドおよび乳化剤は、いずれも、遊離基
水性乳化重合の間、およびその重合終了後、形成された
ポリマー粒子の分散相の安定性を確保するために好適で
ある。
【0027】好適な保護コロイドの例は、ポリビニルア
ルコール、セルロース誘導体、ビニルピロリドン含有共
重合体、またはナフタレンスルホン酸とホルムアルデヒ
ドとの重縮合物であり、それらの数平均相対分子量は、
水素原子を基準として、4000〜8000が有利であ
る。更に好適な保護コロイドの詳細な説明は、Houb
en−Weyl,Methoden der orga
nischen Chemie,Volume XIV
/1,Makromolekulare Stoff
e,Georg−Thieme−Verlag,Stu
ttgart,1961,411〜420頁に記載され
ている。乳化剤および/または保護コロイドの混合物
も、勿論使用することができる。モノマーBは、極性が
あるので、モノマーAやモノマーCとは対照的に、水性
重合媒体に対して著しい溶解性を示し、従って、この新
規な方法の結果として分散ポリマー粒子が化学的に非常
に均一である水性ポリマー分散液を得ようとする場合に
は、乳化剤と保護コロイドとがしばしば組み合わせて使
用される。
【0028】保護コロイドとは対照的に、界面活性剤で
あって、それ故、こうしたセルを形成できる乳化剤とし
て、保護コロイドとは対照的に、相対分子量が、通常2
00未満、一般的には1000未満である乳化剤を使用
するのが有利である。これらは、陰イオン性、陽イオン
性または非イオン性であってもよい。界面活性剤の混合
物を使用する場合、各成分は勿論、互いに相容的でなけ
ればならないが、疑わしいときは、2、3の予備実験に
よって確かめることができる。一般に、陰イオン性乳化
剤は互いに相容的であり、非イオン性乳化剤とも相容的
である。陽イオン性乳化剤についても、同じことが言え
るが、陰イオン性乳化剤と陽イオン性乳化剤は、一般に
相容的ではない。慣用の乳化剤としては、例えば、エト
キシル化モノ−、ジ−、およびトリアルキルフェノール
(エトキシル化度:3〜100、アルキル基:C〜C
12)、エトキシル化脂肪族アルコール(エトキシル化
度:3〜100、アルキル基:C〜C18)、アルキ
ルスルファート(アルキル基:C〜C16)の、エト
キシル化アルカノール(エトキシル化度:1〜70、ア
ルキル基:C12〜C18)およびエトキシル化アルキ
ルフェノール(エトキシル化度:3〜100、アルキル
基:C〜C12)の硫酸半エステルの、アルキルスル
ホン酸(アルキル基:C12〜C18)の、アリールス
ルホン酸の、およびアルキルアリールスルホン酸(アル
キル基:C〜C18)のアルカリ金属塩およびアンモ
ニウム塩が挙げられる。他の好適な乳化剤としては、ア
ルキルスルファート(アルキル基:C10〜C18
の、アリール−およびアルキルアリールスルファート
(アルキル基:C〜C18)のアルカリ金属塩および
アンモニウム塩が挙げられる。更なる好適な乳化剤、例
えばスルホコハク酸エステルについては、Houben
−Weyl,Methoden der organi
schen Chemie,Volume XIV/
1,Makromolekulare Stoffe,
Georg−Thieme Verlag,Stutt
gart,1961,192〜208頁に記載がある。
【0029】ラテックスフォームラバーの2つの最も重
要な製造方法(Dunlop法およびTalalay
法)の基本原理は、pHを減少させることによって、p
H>7で安定な発泡水性ポリマー分散液をゲル化させる
ことよりなるので、C〜C18−脂肪酸(飽和および
不飽和)やロジン(レジネート)から得られる不均化樹
脂酸のアルカリ金属(特に、ナトリウムおよびカリウ
ム)塩及びアンモニウム塩が本発明に従って製造される
水性ポリマー分散液を安定化させるための特に好ましい
乳化剤である。これらのうち、パルミチン酸、オレイン
酸、ステアリン酸、リノール酸およびリノレン酸のカリ
ウム塩、ナトリウム塩、およびアンモニウム塩が特に好
ましい。一般に、陰イオンによる安定化が好ましい。
【0030】概して、この新規な方法の各重合段階で
は、各重合段階で重合させるべきモノマーの量を基準と
して、0.5〜10重量%、一般に1〜5重量%の分散
剤を有する。
【0031】新規な遊離基水性乳化重合に好適な遊離基
重合開始剤は、原則理的には、≦50℃において、遊離
基水性乳化重合を開始させることのできる開始剤のすべ
てである。これらは、過酸化物およびアゾ化合物のいず
れであってもよい。少なくとも1種の還元剤と、少なく
とも1種の過酸化物および/またはヒドロペルオキシド
とを含む組み合わせ系を使用するのが好ましいが、その
理由は、還元剤が遊離基形成を活性化するため、低温度
でこの新規な遊離基水性乳化重合が開始可能となるから
である。
【0032】好適な還元剤としては、例えば、アスコル
ビン酸、アセトンビスルファイト、ヒドロキシメタンス
ルフィン酸のナトリウム塩、亜硫酸ナトリウム、亜硫酸
水素ナトリウムおよび亜二チオン酸ナトリウムが挙げら
れる。上述の組み合わせ(レドックス開始剤)系には、
付加的に、重合媒体中に溶け、かつその金属成分が複数
の原子価状態で存在しうる少量の金属化合物を含むこと
が特に好ましい。このような金属化合物の例は、例え
ば、硫酸鉄(II)などの鉄(II)塩である。水溶性鉄
(II)塩の代わりに、水溶性のFe/Vの組み合わせも
また、しばしば使用される。このような金属化合物を含
有するこの型のレドックス開始剤系は、更に低温でも、
この新規な遊離基水性乳化重合の開始を可能にすること
で有利である。このようなレドックス開始系としては、
例えば、アスコルビン酸/硫酸鉄(II)/過酸化水素ま
たは亜二チオン酸ナトリウム+ナトリウムホルムアルデ
ヒドスルホキシラート/硫酸鉄(II)/パラメタンヒド
ロペルオキシドもしくはジイソプロピルベンゼンヒドロ
ペルオキシドもしくはクミルヒドロペルオキシドが挙げ
られる。少量のキレート化剤もまた、金属化合物を含有
するこのようなレドックス開始剤系へしばしば添加され
て、金属化合物が溶液中に存在し、例えば沈殿反応によ
って、反応系から除かれないことを確保する。エチレン
ジアミン四酢酸のナトリウム塩が、このようなキレート
化剤の例として挙げられる。金属成分は、しばしばキレ
ート錯体の形で直接添加される。
【0033】本発明の新規な方法の各重合段階で使用さ
れる開始剤の量は、重合させるべきモノマー類を基準と
して、一般に0.01〜5重量%、普通には0.01〜
1重量%である。概して、重合は、本発明に従って、不
活性ガス雰囲気下で行われる。
【0034】本発明に従って、重合されるべきモノマー
類の全量を、n個のモノマー部分に分割する必要があ
り、ここで、nを、例えば、2、3、4、または5とす
ることができる。勿論、nは5を超えてもよいが、これ
は、大規模工業的生産には向かない。nは、2または3
が有利である。
【0035】各重合段階において目標とする重合転化率
Uは、各重合段階で重合させるべきモノマー(この全量
は、前重合段階において重合されずに残存しているモノ
マーの量と、現重合段階で新たに添加されるモノマー量
とから成る)を基準として70〜85モル%とするのが
有利である。
【0036】更に、この新規な重合方法には、特に、T
P1が0℃〜20℃で、かつ各重合段階における最大値
TPnHが50〜75℃または40〜50℃である、こ
うした実施態様が包含される。
【0037】概して、この新規な重合方法は、各重合段
階で重合されるべきモノマー混合物の組成が同じになる
ように設計されており、すなわち、種々のモノマーを簡
単な方法で互いに混合し、この混合物を、必要とするn
個の部分に分割する。勿論、各重合段階で重合されるべ
きモノマー混合物は、また、異なる組成を持っていても
よい。
【0038】例えば、この新規な遊離基水性乳化重合の
終了後の残存モノマーが生成混合物から除去するのが困
難であるようなモノマー(例えば、アクリロニトリル)
を共重合させる場合には、最終重合段階において、残存
モノマーとして比較的容易に除去できる型のモノマー
(例えば、ブタジエン)の相対的な量を増加させること
が有利なこともある。更に、分子量調節剤の量を、必要
に応じて、各段階ごとに変化させることもできる。
【0039】本発明に従って各重合段階において必要と
なる重合温度の増加は、各最大温度に達するまで準断熱
反応(発生する重合熱を重合混合物中に保つ)を用いる
ことによって、簡単に達成することができる。所望の最
大温度に到達する前に所望の重合転化率(少なくとも6
0モル%、ただし90モル%以下)に達している場合に
は、その直後に、重合混合物をTP1±10℃まで冷却
することができる。そうでない場合には、所望の転化率
に到達するまで、最大重合温度を、本発明に従って、あ
る時間保つ。
【0040】本発明の新規な遊離基水性乳化重合は、普
通、各重合段階を次のように行う。すなわち、いずれの
場合も、遊離基重合開始剤を含まない(付随的に使用す
る任意の分子量調節剤を含む)、各段階での目的とする
重合バッチの全量を、最初に重合容器に入れ、初期温度
に設定し、次に重合容器へ遊離基重合開始剤を(通常、
一度に)添加して、重合を行う。準断熱重合法において
は、概して、作業圧力もまた、重合温度と共に増加す
る。作業圧力は、普通1〜15気圧で、しばしば1〜6
気圧、多くの場合1〜3気圧である。作業圧力が準断熱
法におけるその固有最大値に達した場合、外部温度制御
によって温度増加を停止させることがしばしば有利であ
る。
【0041】全必要水性分散媒の優位な量(≧50%で
あるが、通例では、少なくとも10%である)を第1の
重合段階で添加することが好ましいが、その理由は、こ
うすると重合容器との接触面積(熱交換面積)が増加す
るからである。各重合段階において、重合されるべきモ
ノマーを、好ましくは水性媒体中へ予備乳化させた形
で、重合容器中へ添加する。
【0042】第1の重合段階において、必要に応じて種
ラテックスを添加してもよい(普通は、この段階で重合
させるべきモノマー類を基準として1重量%以下であ
る)。この程度あれば、一般に、重合の流れを確実に制
御できる。例えば、ポリマー粒径が約30nmであるポ
リスチレン種ラテックスは、この意味で使用可能であ
る。
【0043】本発明の新規な方法によって得られる水性
ポリマー分散液のポリマー粒子の最終サイズを、分散剤
の量によって変えることができる。しばしば、重量平均
直径dwを、50〜200nm、多くの場合、50〜1
50nmに設定する。固体容量含有率は、一般に30〜
60容量%、普通には40〜50容量%である。勿論、
重合の間に、更に遊離基重合開始剤および/または分散
剤を各重合段階で添加して、所望の重合転化率を達成
し、水性ポリマー分散液を一層安定化させることもでき
る。
【0044】更に、アルカリ金属の燐酸塩などの緩衝剤
を、乳化重合の間に添加して、水性分散媒のpHを安定
化させることもできる。硫酸カリウム、塩化カリウムお
よび/または硫酸ナトリウムなどの強電解質を少量添加
すると、それ自体公知のように、ポリマー粒子生成相へ
の影響を制御することによって、所望のポリマー粒径が
達成される。
【0045】この新規な方法の継続(主に、残存モノマ
ーの量を減少させるための働きをする)を第nの重合段
階の終了時に行って全重合添加率≧95モル%としなけ
ればならないこともあり、これは、TP1±10℃で行
うのが好ましい。必要に応じて、更に重合開始剤を添加
する。それには、アセトンとビスルファイト陰イオンと
の付加物を、t−ブチルヒドロペルオキシド(および、
必要に応じて遷移金属イオン)と組み合わせて使用する
のが好ましく(独国特許第A4419518号および独
国特許第A4435423号の各公報を参照)、その理
由は、この開始剤系によって引き続き架橋が生じること
はないに等しいからである。
【0046】本発明の新規な遊離基水性乳化重合を終了
させるためには、一般に、ジエチルヒドロキシルアミン
などの重合停止剤を添加することによって重合反応を中
止させ、次に、未転化のモノマーを、それ自体公知の方
法で、脱臭(ストリッピングおよび/または水蒸気蒸留
が好ましい)によって除去する。
【0047】上述したように、この新規な方法で製造さ
れる水性ポリマー分散液は、その合成コールドラバーの
同等品として特異な性質の故に、特に、浸漬用品(コン
ドーム、手袋)やラテックスを基剤とするフォームラバ
ー(例えば、マットレスやカーペット裏地)を生産する
ために好適である。その適切な製造方法は、それ自体、
当業者には公知である。
【0048】酸化防止剤や殺菌剤などの老化防止剤もま
た、しばしば、こうした用途で使用されるに先立って、
本発明に従って得られる水性ポリマー分散液に添加され
る。こうした老化防止剤の例は、Naugawhite
(登録商標)、Wingstay(登録商標)およびP
roxel XL2(登録商標)である。
【0049】
【実施例】比較例VDおよび新規方法の例BD(すべて
の場合について、重合は、N雰囲気下で、またこの条
件では酸素受容体として働く亜二チオン酸ナトリウムを
添加して行った)。
【0050】VD1 以下の組成、すなわち、水 438g、ドデシルベンゼ
ンスルホン酸のナトリウム塩の15重量%濃度水溶液
76g、Tamol NN4501(登録商標)(ナフ
タレンスルホン酸のナトリウム塩/ホルムアルデヒド縮
合物(数平均相対分子量:6500)の45重量%濃度
水溶液) 8g、硫酸ナトリウム 0.8g、t−ドデ
シルメルカプタン 3g、メタクリル酸(6重量%)
22.8g、アクリロニトリル(39重量%) 14
8.2g、ブタジエン(55重量%) 209gから成
る混合物を、最初に重合容器(V2Aステンレス鋼製の
攪拌耐圧反応器)中へ入れて、10℃まで冷却した。
【0051】その後、温度を10℃に保ちながら、最初
に、水 3g、亜二チオン酸ナトリウム 0.1g、の
混合物を、次に、ヒドロキシメタンスルフィン酸のナト
リウム塩 0.05g、Sequestrene(登録
商標)Na−Fe(エチレンジアミン四酢酸のNa/F
e混合塩) 0.015g、水 3gの混合物を、それ
ぞれすべて一度に添加した。
【0052】次に、水6gに80重量%の濃度クミルヒ
ドロペルオキシド水溶液0.20gを溶解した溶液を、
すべて一度に添加し、その後、温度を10℃に保ちなが
ら重合を行った。11時間後の重合転化率は50モル%
であった。24時間後に、水 6g、ジエチルヒドロキ
シルアミン 0.2g、ヒドロキシメタンスルフィン酸
のナトリウム塩 0.3g、25重量%の濃度のアンモ
ニア水溶液 8.7gの混合物を添加することによって
重合を停止させ、重合転化率を95モル%とした。残存
モノマーを、蒸気を使ったストリッピングによって実質
的に除去した。
【0053】生じた水性ポリマー分散液のフィルムは、
1H値が3.8ミリ秒であった。
【0054】VD2:VD1と同じ。ただし、重合は、
70℃で行った。わずか6時間後で、重合転化率が95
モル%に達した。残存モノマーを、蒸気を使ったストリ
ッピングによって実質的に除去した。生じた水性ポリマ
ー分散液のフィルムは、1H値が0.3ミリ秒であ
った。
【0055】VD3:水 441g、第二アルカンスル
ホン酸(C13/C17混合物)のナトリウム塩の15
重量%の濃度の水溶液 76g、Tamol NN45
01:8g、硫酸ナトリウム 0.8g、t−ドデシル
メルカプタン 4.8g、メタクリル酸(6重量%)
22.8g、アクリロニトリル(44重量%) 16
7.2g、ブタジエン(50重量%) 190gから成
る混合物を、最初に重合容器(V2Aステンレス鋼製の
攪拌耐圧反応器)へ入れて、10℃まで冷却した。
【0056】その後、温度を10℃に保ちながら、最初
に、水 3g、亜二チオン酸ナトリウム 0.1gの混
合物を、次に、ヒドロキシメタンスルフィン酸のナトリ
ウム塩 0.05g、Sequestrene Na−
Fe 0.015g、水 3gの混合物を、それぞれす
べて一度に添加した。
【0057】次に、水6gに80重量%濃度のクミルヒ
ドロペルオキシド水溶液0.20gを溶解した溶液を、
すべて一度に添加し、その後、温度を10℃に保ちなが
ら重合を行った。
【0058】24時間後、水 6g、ジエチルヒドロキ
シルアミン 0.2g、ヒドロキシメタンスルフィン酸
のナトリウム塩 0.3g、25重量%の濃度のアンモ
ニア水溶液 8.7gの混合物を添加することによって
重合を停止し、重合転化率を95モル%とした。残存モ
ノマーを、蒸気を使ったストリッピングによって実質的
に除去した。
【0059】生成した水性ポリマー分散液のフィルム
は、1H値が4.2ミリ秒であった。
【0060】BD1 水 436g、硫酸ナトリウム 0.8g、Tamol
NN4501 8.4g、ドデシルベンゼンスルホン
酸のナトリウム塩の15重量%濃度の水溶液 53.3
g、t−ドデシルメルカプタン 1.6g、Seque
strene Fe−Na 0.02g、メタクリル酸
(3重量%) 12g、アクリロニトリル(19.5重
量%) 78g、ブタジエン(27.5重量%) 11
0gから成る混合物を、最初に重合容器(V2Aステン
レス鋼製の攪拌耐圧反応器)へ入れて、10℃まで冷却
した。
【0061】その後、温度を10℃に保ちながら、最初
に、水 4.3g、亜二チオン酸ナトリウム 0.1
g、の混合物を、次に、ヒドロキシメタンスルフィン酸
のナトリウム塩 0.04g、水 5gの混合物を、そ
れぞれすべて一度に添加した。
【0062】その後、水10g、15重量%の濃度のド
デシルベンゼンスルホン酸のナトリウム塩水溶液0.0
8g、および80重量%の濃度のクミルヒドロペルオキ
シド水溶液0.1gから成る溶液を、すべて一度に添加
し、その後、準断熱法によって重合を行って、反応混合
物の温度を連続的に増加させて50℃とした。この場合
には1.5時間かかった。次に、温度を50℃に保ちな
がら、更に2時間重合を継続させた。この時、得られた
転化率は70モル%であった。
【0063】次に、重合混合物を、間接冷却によって、
10分間かけて10℃まで冷却した。
【0064】次に、ブタジエン(27.5重量%) 1
10g、アクリロニトリル(19.5重量%) 78
g、メタクリル酸(3重量%) 12g、ドデシルベン
ゼンスルホン酸のナトリウム塩の15重量%濃度の水溶
液 25.6g、t−ドデシルメルカプタン 1.6g
の混合物を、重合容器へ、すべて一度に添加した。その
後、水9gに溶解されたヒドロキシメタンスルフィン酸
のナトリウム塩0.04gを、すべて一度に添加した
(10℃)。
【0065】最後に、水68g、15重量%の濃度のド
デシルベンゼンスルホン酸のナトリウム塩水溶液0.1
g、および80重量%濃度のクミルヒドロペルオキシド
水溶液0.1gから成る溶液を、すべて一度に添加し、
その後、準断熱法によって重合を行って、反応混合物の
温度を連続的に増加させて72℃とした。この時点(第
2の重合段階の開始から1.5時間後)で、この第2の
重合段階の重合転化率U2は、この段階で重合させるモ
ノマーの全量を基準として、69モル%であった。重合
に用いたモノマーの全量を基準としてこの時点で見る
と、重合転化率は80モル%であった。次に、重合混合
物を、間接冷却によって、10分間かけて10℃まで冷
却し、この温度を保ちながら、更に5時間攪拌した(後
重合)。次に、重合反応を停止させるために、水5g、
ジエチルヒドロキシルアミン0.24g、および25重
量%の濃度のアンモニア水8gから成る混合物を添加し
た。この時の重合転化率は、重合に用いたモノマーの全
量を基準として、≧95モル%であった。残存モノマー
を、蒸気を使ったストリッピングによって実質的に除去
した。生成した水性ポリマー分散液のフィルムは、1H
値が3.7ミリ秒であった。すなわち、VD1の場
合と同じ品質の生成物が、半分より少ない重合時間で得
られたことになる。
【0066】BD2:水 436g、硫酸ナトリウム
0.8g、Tamol NN4501 8.4g、第二
アルカンスルホン酸(C13/C17混合物)のナトリ
ウム塩の15重量%の濃度の水溶液 53.3g、t−
ドデシルメルカプタン 1.6g、Sequestre
ne Fe−Na 0.02g、メタクリル酸(3重量
%) 12g、アクリロニトリル(22重量%) 88
g、ブタジエン(25重量%) 100gから成る混合
物を、最初に重合容器(V2Aステンレス鋼製の攪拌耐
圧反応器)へ入れて、10℃まで冷却した。
【0067】その後、温度を10℃に保ちながら、最初
に、水 4.3g、ヒドロキシメタンスルフィン酸のナ
トリウム塩 0.04gの混合物を、次に、水 5.3
g、亜二チオン酸ナトリウム 0.1gの混合物を、す
べて一度に添加した。
【0068】次に、水10g、15重量%の濃度のドデ
シルベンゼンスルホン酸のナトリウム塩水溶液0.08
g、および80重量%濃度のクミルヒドロペルオキシド
水溶液0.1gから成る溶液を、すべて一度に添加し、
その後、準断熱法によって重合を行って、反応混合物の
温度を連続的に増加させて71℃とした。この時点(重
合開始から1.5時間後)で、この第1の重合段階の重
合転化率U1は85モル%であった。
【0069】次に、重合混合物を、間接冷却によって、
10分間かけて10℃まで冷却した。
【0070】次に、ブタジエン(25重量%) 100
g、アクリロニトリル(22重量%) 88g、メタク
リル酸(3重量%) 12g、第二アルカンスルホン酸
(C13/C17混合物)のナトリウム塩の15重量%
濃度の水溶液 25.6g、t−ドデシルメルカプタン
1.6gの混合物を、重合容器へ、すべて一度に添加
した。その後、水9gに溶解したヒドロキシメタンスル
フィン酸のナトリウム塩0.04gを、すべて一度に添
加した(10℃)。
【0071】最後に、水68g、15重量%の濃度の第
二アルカンスルホン酸(C13/C17混合物)のナト
リウム塩水溶液0.1g、および80重量%濃度のクミ
ルヒドロペルオキシド水溶液0.1gから成る溶液を、
すべて一度に添加し、その後、準断熱法によって重合を
行って、反応混合物の温度を連続的に増加させて70℃
とした。この時点(第2の重合段階の開始から1.5時
間後)で、この第2の重合段階の重合転化率U2は、こ
の段階で重合させるモノマーの全量を基準として、74
モル%であった。重合に用いたモノマーの全量を基準と
してこの時点で見ると、重合転化率は85モル%であっ
た。次に、重合混合物を、間接冷却によって、10分間
かけて10℃まで冷却し、この温度を保ちながら、更に
4時間攪拌した(後重合)。次に、重合反応を停止させ
るために、水5g、ジエチルヒドロキシルアミン0.2
4g、および25重量%の濃度のアンモニア水8gから
成る混合物を添加した。この時の重合転化率は、重合に
用いたモノマーの全量を基準として、≧95モル%であ
った。残存モノマーを、蒸気を使ったストリッピングに
よって実質的に除去した。生成した水性ポリマー分散液
のフィルムは、1H値が4.4ミリ秒であった。す
なわち、VD3の場合と同じ品質の生成物が、半分より
少ない重合時間で得られたことになる。
【0072】BD3:BD1と同じ。しかしながら、第
1の重合段階で、温度を51℃まで増加させた(持続時
間:1時間)。その後、この温度を、更に2時間保ち
(この時のU1:80モル%)、その直後に10℃まで
冷却した。
【0073】同様に、第2の重合段階で、温度を単に5
4℃まで増加させた(持続時間:1時間)。次に、この
温度を、更に2時間保った(この時のU2:83モル
%、この時のUtot:90モル%)。10℃まで冷却
した後、この温度で、更に1時間攪拌を行った。その
時、Utotは≧95モル%であった。残存モノマーを
ストリッピング処理した後、このフィルムの1H
は、4.2ミリ秒と測定された。
【0074】BD4:BD1と同じ。しかしながら、第
1の重合段階で、温度を単に35℃まで増加させた(持
続時間:0.5時間)。次に、この温度を、更に3時間
保ち(この時のU1:85モル%)、その直後に10℃
まで冷却した。
【0075】同様に、第2の重合段階で、温度を単に3
0℃まで増加させた(持続時間:0.5時間)。次に、
この温度を、更に3時間保った(この時のU2:60モ
ル%、この時のUtot:57.5モル%)。10℃ま
で冷却した後、この温度で、更に3時間攪拌を行った。
その時、Utotは≧95モル%であった。残存モノマ
ーをストリッピング処理した後、このフィルムの1H
値は、4.1ミリ秒と測定された。
【0076】BD5:BD1と同じ。しかしながら、T
P1は20℃とした。更に、第1の重合段階で、温度を
単に42℃まで増加させた(持続時間:1時間)。次
に、この温度を、更に2時間保ち(この時のU1:80
モル%)、その直後に20℃まで冷却した。同様に、第
2の重合段階で、温度を単に42℃まで増加させた(持
続時間:1時間)。次に、この温度を、更に2時間保っ
た(この時のU2:83モル%、この時のUtot:9
0モル%)。
【0077】20℃まで冷却した後、この温度で、更に
2時間攪拌を行った。その時、Utotは≧95モル%
であった。残存モノマーをストリッピング処理した後、
このフィルムの1H値は、3.8ミリ秒と測定され
た。
フロントページの続き (72)発明者 ヴォルフガング アロイス ホルムート ドイツ連邦共和国 ザンクト マルティン フォン ダールベルクシュトラーセ 17 ベー (72)発明者 マリヌス フィセラン オランダ国 ゼネナール ザイダーラーン 30

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1つのエチレン系不飽和基を
    有するモノマーのうち、少なくとも30重量%が2つの
    共役したエチレン系不飽和二重結合を有するモノマーで
    あるモノマーの混合物の遊離基水性乳化重合による、水
    性ポリマー分散液の製造方法において、 a)重合させるべき前記モノマー混合物の全量を、n個
    (n≧2)のモノマー部分に分割し、 b)第1のモノマー部分を、分散剤、遊離基重合開始剤
    および水性分散媒と共に、最初に重合容器へ入れて、第
    1の重合段階での重合を行う際、重合温度TP1(ただ
    し、0℃≦TP1≦50℃)で重合を開始して、重合混
    合物の温度を少なくとも20℃上昇させて最大温度TP
    1H(ただし、80℃を超えてはならない)とし、か
    つ、次いで、TP1HとTP1H−10℃との間の温度
    範囲で一定の重合温度に保って、重合転化率U1が、前
    記第1の重合段階において重合させるべきモノマー類を
    基準として少なくとも60モル%(ただし、90モル%
    を越えない)に達するまで重合させ、次に、重合混合物
    を重合温度TP2(ここで、TP2=TP1±10℃、
    かつ0℃≦TP2≦50℃)まで冷却し、 c)第2のモノマー部分を添加して、その時に重合容器
    中に存在するモノマー混合物を、既に形成されたポリマ
    ーの存在下で、かつ分散剤および重合開始剤の存在下
    で、第2の重合段階での重合を行う際、初期重合温度T
    P2で重合を開始し、重合混合物の温度を少なくとも2
    0℃上昇させて最大値TP2H(ただし、80℃を超え
    てはならない)とし、次いで、TP2HとTP2H−1
    0℃との間の温度範囲で一定の重合温度に、重合転化率
    U2が、前記第2の重合段階において重合させるべきモ
    ノマー類の全量を基準として少なくとも60モル%(た
    だし、90モル%以下とする)に達するまで保ち、次
    に、重合混合物を重合温度TP3(ここで、TP3=T
    P1±10℃、かつ0℃≦TP3≦50℃)まで冷却
    し、 d)次に、n−2段階の連続する重合段階で、残りのn
    −2個のモノマー部分について、第2のモノマー部分に
    おけると同様に前記の手順を継続し、かつ、 e)第nの重合段階の終了時に、0〜50℃の温度にお
    いて、必要に応じて、重合させるべきモノマー類の全量
    を基準として、全重合転化率Utot≧95モル%とな
    るまで重合を継続することを特徴とする水性ポリマー分
    散液の製造方法。
JP8321905A 1995-12-04 1996-12-02 水性ポリマー分散液の製法 Withdrawn JPH09176212A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE19545096A DE19545096A1 (de) 1995-12-04 1995-12-04 Verfahren zur Herstellung einer wäßrigen Polymerisatdispersion
DE19545096.5 1995-12-04

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09176212A true JPH09176212A (ja) 1997-07-08

Family

ID=7779088

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8321905A Withdrawn JPH09176212A (ja) 1995-12-04 1996-12-02 水性ポリマー分散液の製法

Country Status (12)

Country Link
US (1) US5763521A (ja)
EP (1) EP0778288B1 (ja)
JP (1) JPH09176212A (ja)
KR (1) KR970042608A (ja)
AT (1) ATE176485T1 (ja)
AU (1) AU7407796A (ja)
BR (1) BR9605842A (ja)
CA (1) CA2191887A1 (ja)
DE (2) DE19545096A1 (ja)
MX (1) MX9606066A (ja)
NO (1) NO965167L (ja)
SG (1) SG81214A1 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003252935A (ja) * 2002-02-28 2003-09-10 Nippon Zeon Co Ltd ディップ成形用ラテックス、ディップ成形用組成物およびディップ成形物
JP2009155643A (ja) * 2007-12-07 2009-07-16 Nippon A&L Inc 重合体ラテックス、または重合体エマルジョンの製造方法
JP2009215536A (ja) * 2008-02-14 2009-09-24 Nippon A&L Inc 紙塗工用共重合体ラテックスの製造方法、紙塗工用共重合体ラテックスおよび紙塗工用組成物
JP2009286894A (ja) * 2008-05-29 2009-12-10 Nippon A&L Inc ゴムと繊維の接着剤用共重合体ラテックスの製造方法、接着剤用共重合体ラテックスおよび接着剤用組成物
JP2013091797A (ja) * 2012-12-17 2013-05-16 Nippon A&L Inc ゴムと繊維の接着剤用共重合体ラテックスおよび接着剤用組成物
JP2014088536A (ja) * 2012-10-30 2014-05-15 Jintex Corporation Ltd カルボキシル化ニトリルブタジエンゴムラテックスの製造方法及びその製品

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100225673B1 (ko) * 1997-05-19 1999-10-15 박찬구 터셔리-도데실머캅탄을 분자량조절제로 사용하는 카르복실변성 스티렌-부타디엔계 라텍스의 중합법(Emulsion polymerization of carboxylated styrene-butadiene latex by using tert-dodecylmecaptan as a chain transfer agent)
DE19909819A1 (de) * 1999-03-05 2000-09-07 Basf Ag Herstellung eines mehrlagigen, textilen Bodenbelags unter Verwendung einer wäßrigen Polymerdispersion als Klebstoff
US6852797B2 (en) 2000-04-26 2005-02-08 Basf Aktiengesellschaft Method for producing polybutadiene latex with an optimized thermal current profile
MY137533A (en) * 2002-02-28 2009-02-27 Zeon Corp Dip-forming latex, dip-forming composition and dip-formed article
DE102004028391A1 (de) * 2004-06-14 2005-12-29 Basf Ag Verfahren zur Herstellung wässriger Polymerisatdispersionen
KR101133965B1 (ko) * 2008-05-22 2012-04-09 주식회사 엘지화학 아크릴로니트릴 부타디엔계 라텍스의 제조방법 및 그로부터제조되는 아크릴로니트릴 부타디엔계 공중합체 라텍스

Family Cites Families (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2399017A (en) 1943-07-26 1946-04-23 Gen Electric Locating equipment
US2880189A (en) 1954-04-16 1959-03-31 Int Latex Corp Stable latex of an interpolymer of a conjugated diene, an unsaturated nitrile, and an alpha-unsaturated acrylic acid, and method of preparation
US3318831A (en) * 1963-12-16 1967-05-09 Copolymer Rubber & Chem Corp Process for preparing high solids concentrated latex
DE1297067B (de) 1965-07-02 1969-06-12 Strahl & Co Dr Verfahren zur Herstellung von mit Schaumgummi beschichteten Florgeweben (Teppichen)
US3576156A (en) 1968-10-14 1971-04-27 Eastman Kodak Co Mechanism for actuating ignition of percussion-ignitable flash lamps
BE795587A (fr) 1972-02-16 1973-08-16 Int Synthetic Rubber Mousse de latex de caoutchouc
DE2830470A1 (de) * 1978-07-11 1980-01-31 Bayer Ag Verfahren zur herstellung von emulgatorfreien kautschuklatices
DE3406231A1 (de) 1984-02-21 1985-08-29 Bayer Ag, 5090 Leverkusen Laminierte tauchartikel und ihre herstellung
JPH085927B2 (ja) * 1986-12-26 1996-01-24 日本合成ゴム株式会社 感光性樹脂組成物
US4963623A (en) 1989-01-11 1990-10-16 Ortho Pharmaceutical (Canada) Ltd. Natural rubber latex film products with improved tear resistance
EP0529695A3 (en) * 1989-05-31 1993-04-07 Chemco Bausysteme Gesellschaft M.B.H. Process for preparing a polymer dispersion
DE4003422A1 (de) 1990-02-06 1991-08-08 Basf Ag Waessrige polyurethanzubereitungen
US5014362A (en) 1990-05-11 1991-05-14 Tillotson Corporation Elastomeric covering material and hand glove made therewith
DE4419518A1 (de) 1994-06-03 1995-12-07 Basf Ag Verfahren zur Herstellung einer wäßrigen Polymerisatdispersion
DE4435423A1 (de) 1994-10-04 1996-04-11 Basf Ag Verfahren zur Herstellung einer wäßrigen Polymerisatdispersion

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003252935A (ja) * 2002-02-28 2003-09-10 Nippon Zeon Co Ltd ディップ成形用ラテックス、ディップ成形用組成物およびディップ成形物
JP2009155643A (ja) * 2007-12-07 2009-07-16 Nippon A&L Inc 重合体ラテックス、または重合体エマルジョンの製造方法
JP2009215536A (ja) * 2008-02-14 2009-09-24 Nippon A&L Inc 紙塗工用共重合体ラテックスの製造方法、紙塗工用共重合体ラテックスおよび紙塗工用組成物
JP2009286894A (ja) * 2008-05-29 2009-12-10 Nippon A&L Inc ゴムと繊維の接着剤用共重合体ラテックスの製造方法、接着剤用共重合体ラテックスおよび接着剤用組成物
JP2014088536A (ja) * 2012-10-30 2014-05-15 Jintex Corporation Ltd カルボキシル化ニトリルブタジエンゴムラテックスの製造方法及びその製品
JP2013091797A (ja) * 2012-12-17 2013-05-16 Nippon A&L Inc ゴムと繊維の接着剤用共重合体ラテックスおよび接着剤用組成物

Also Published As

Publication number Publication date
EP0778288A1 (de) 1997-06-11
MX9606066A (es) 1997-06-28
US5763521A (en) 1998-06-09
NO965167D0 (no) 1996-12-03
ATE176485T1 (de) 1999-02-15
CA2191887A1 (en) 1997-06-05
SG81214A1 (en) 2001-06-19
AU7407796A (en) 1997-06-12
DE59601259D1 (de) 1999-03-18
NO965167L (no) 1997-06-05
KR970042608A (ko) 1997-07-24
EP0778288B1 (de) 1999-02-03
BR9605842A (pt) 1998-08-25
DE19545096A1 (de) 1997-06-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3424706A (en) Vinylidene chloride copolymerization in presence of preformed seed latex
US3404114A (en) Method for preparing latexes having improved adhesive properties
EP0338486A2 (en) Stable emulsion polymers and methods of preparing same
JPH09176212A (ja) 水性ポリマー分散液の製法
NO162912B (no) Fremgangsmaate for syntese av en lateks.
JPH01500438A (ja) ラテックスの凝集方法、得られた凝集ラテックスおよび熱可塑性母材を改質して耐衝撃性をもたせるための該ラテックスの応用
CA2110673A1 (en) Process for the preparation of a graft copolymer latex of core/shell dispersion particles having improved phase binding between core and shell
US5384372A (en) Shortstopping of free radical polymerizations
AU630525B2 (en) process for polymerzation and recovery of nitrile rubber containing high bound acrylonitrile
US4187202A (en) Process for preparing polymer resins of high impact resistance
JPH0250923B2 (ja)
MXPA96006066A (en) Preparation of an aqueous dispersion of polime
US4246156A (en) Process for the production of emulsifier-free, self-crosslinkable rubber latices
US5510399A (en) Aqueous, high-solids synthetic rubber emulsion and its preparation
US4950709A (en) Process for the preparation of coarse, aqueous plastic dispersions by emulsion polymerizing with a branched polyethylene oxide
US3236798A (en) Film-forming acrylonitrile polyer latex and method for preparing same
US3551523A (en) Polymerization process for preparing high impact polymers
US6127455A (en) Process for forming a seed polymer
US5294658A (en) Process for the preparation of large-particle, aqueous plastic dispersions
EP0112708A2 (en) Film-forming olefinic nitrile polymer latex and method of preparing same
US4528384A (en) Addition polymerizable aromatic sulfonium salts and polymers thereof
US3732336A (en) Methacrylonitrile polymerization process
US3351602A (en) Film-forming acrylonitrile polymer and latex thereof
US3468833A (en) Process for the preparation of large-particle-size latices
US4477640A (en) Addition polymerizable aromatic sulfonium salts and polymers thereof

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20040203