JPH09175567A - 液体取り出し用具 - Google Patents

液体取り出し用具

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JPH09175567A
JPH09175567A JP35178995A JP35178995A JPH09175567A JP H09175567 A JPH09175567 A JP H09175567A JP 35178995 A JP35178995 A JP 35178995A JP 35178995 A JP35178995 A JP 35178995A JP H09175567 A JPH09175567 A JP H09175567A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid
container
pipe
cap
air
Prior art date
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Pending
Application number
JP35178995A
Other languages
English (en)
Inventor
Hirofumi Nishiyama
西山裕文
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Chemical Industries Ltd
Original Assignee
Sanyo Chemical Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Chemical Industries Ltd filed Critical Sanyo Chemical Industries Ltd
Priority to JP35178995A priority Critical patent/JPH09175567A/ja
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  • Containers And Packaging Bodies Having A Special Means To Remove Contents (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 液体容器から液体を小分けし、更には小分け
しながら計量する際の液体の脈動に伴う飛散による汚染
やロスを防止する器具を得る。 【解決手段】 可撓性のパイプがキャップ裏面に取り付
けられた液体容器装着用の液体取り出し用具であり、キ
ャップには、液体の出口となる開口部と、大気を液体内
に取り込むためのパイプと連通する穴が設けられた非開
口部とから構成され、パイプの先端には、容器内の空隙
部へパイプ先端を浮かせて空気の流通を可能とするため
の浮きが取り付けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液体容器に装着し
て用いられる液体取り出し用具に関する。更に詳しく
は、石油缶、ポリ容器等の液体容器に装着して用いられ
ることにより、液体容器から液を小分けする際の液の脈
動による飛散を抑制するのに有用な液体取り出し用具に
関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】石油缶、ポリ容器等の
液体容器を手で傾けて液体を他の容器に小分けする際、
特に容器に多くの液体が入っていると、その容量の3分
の2程度へと液体が減る迄の間は、液が脈動して飛散
し、作業服、靴、足、小分け容器を乗せた計器等を汚染
する恐れがあり、ロスともなる。液体が危険物である場
合は特に厳重な注意を要する。又、洗浄しにくいもの、
臭いの強いもの、高価なもの等の場合も急に傾けて飛散
させぬよう注意を要する。
【0003】小分け容器にロートを用いて移す方法はあ
るが、18L(石油缶サイズ)程度の容量の容器からの
小分けの場合、飛散防止の為にはサイズが大きなロート
とその台が必要であり、準備に手間がかかる等作業性上
問題がある。又、ポリ容器入り灯油等では、容器の口に
ポンプを付けて手作業で内容物をくみ出す方法が取られ
ている。しかし、灯油等のように比重の軽いものには有
用な方法であるが、比重が1前後又はそれ以上の重い液
体では排出が困難であり、採用できない問題がある。
【0004】本発明者らは、短いパイプを容器の口に取
り付ける方法も検討したが、容器を傾けて小分け作業を
する際、液中のパイプの先端が上を向いていれば空気の
泡が入ってゆくことにより、容器内上部の空隙部に泡か
らの空気が移行し、よって脈動を抑制するが、横や下を
向くと空気の泡が入り難くなり、このパイプの向きの制
御も困難であるという問題があり採用できなかった。
又、この泡を取り込む方法では液体の粘度が高い程液中
に泡を咬み込み、残ってしまう問題もある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記問題
点を解決するため鋭意検討した結果、柔軟なパイプ付の
液体取り出し用具を液体容器に装着させることにより、
パイプ先端が傾けた容器内の液の隙間に顔を出すように
すると、内外の空気の流通が可能となり、容器を傾けて
液を放出させる際の液の脈動が抑制されることを見いだ
し、本発明に到達した。
【0006】即ち本発明は、液体容器に装着して用いら
れる液体取り出し用具であり、 容器キャップ(1)、可撓性パイプ(2)及び浮き
(3)からなり、 容器キャップ(1)には、開口部(4)と非開口部
(5)があり、 非開口部(5)中には該パイプ(2)と連通する穴
(6)があり、 該パイプ(2)が容器キャップ(1)の裏面に取り付
けられており、 該パイプ(2)の長さが、対象とする液体容器のキャ
ップ装着口から底部迄の最大到達距離と同じ長さ以上で
あり、 浮き(3)が該パイプの先端(7)に取り付けられて
なる液体容器用液体取り出し用具である。
【0007】
【作用】上記構成の本発明の液体取り出し用具は、容器
キャップ(1)が付いているため、液体容器に容易に装
着され、その作用効果を発揮する。容器キャップ(1)
の裏面に取り付けられたパイプ(2)の先端(7)に
は、容器内の液体中で先端(7)を浮かせるための浮き
(3)が更に取り付けられており、且つパイプ(2)は
可撓性であるため、本発明の液体取り出し用具が装着さ
れ、液体の入った液体容器が傾けられると、浮き(3)
のついた先端(7)は容器内の液体の無い部分である空
隙部の移動と共に移動する。液体容器が傾けられると共
に液体が出て来るが、パイプ(2)を通して容器内の空
隙部と外気とは通じているため、容器中に満たん又はそ
れに近い液体が入っていても、液体の放出に伴い発生す
る空隙の容量の増加分だけ容易に外気が流入することに
より、脈動は起こらない。従って、液体は目的とする小
分け用容器等の中へ無駄なく移すことができ、飛散によ
るロスや、周辺の汚染を起こさない。本発明の液体取り
出し用具は1液体容器に使用後、その液体容器から取り
外して新しい液体容器に付け替えて使用でき、付け替え
は繰り返すことができる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の液体取り出し用具につい
て、実施例を示す図面を用いて更に詳細に説明する。図
1は本発明の液体取り出し用具の1実施例を示す斜視図
である。図1において、1は容器キャップ、2は可撓性
パイプ、3は浮き、4は開口部、5は非開口部、6は
穴、7はパイプ先端、12は固定用中空キャップであ
る。図2は本発明の液体取り出し用具を装着した液体容
器を傾けて液体を小分けする状態の1実施例を示す断面
模式図である。図2において、1は容器キャップ、2は
可撓性パイプ、3は浮き、7はパイプの先端、8は液体
容器、9は液体、10は空隙部、11は小分け用容器、
12は固定用中空キャップである。
【0009】本発明の液体容器用パイプ付液体取り出し
用具の構成について図1を用いて更に説明する。容器キ
ャップ(1)には、液体の出口である開口部(4)と、
非開口部(5)があり、非開口部(5)には、パイプ
(2)と連通することにより空気が流通するための穴
(6)が設けられている。この容器キャップ(1)は、
パイプ(2)の取り付け易さの面から、塩ビ、ポリプロ
ピレン、ポリエチレン、テフロン等のプラスチック材質
が好ましく、且つ対象とする液体に対する安定性を考慮
して選択すると良い。容器キャップ(1)からは該パイ
プ(2)が脱着可能であっても、相互に固定されていて
もよいが、容器キャップ(1)を取り替える場合も考慮
すると、脱着可能であることが望まれる。なお、パイプ
(2)と非開口部(5)との間は固定されていても、脱
着可能であっても、穴(6)からの流通以外には空気が
洩れない構造であれば良い。例えば、パイプ(2)が非
開口部(5)を突き抜けて、一部容器キャップ(1)の
表面側に突出していてもよい。
【0010】キャップ(1)の裏面に取り付けられてい
るパイプ(2)は、例えばプラスチック、ゴム等の材質
の可撓性のあるパイプであり、材質はパイプの先端
(7)を浮かせるためには比重が軽い方が良く、且つ対
象とする液体に対する安定性を考慮して選択すると良
い。例えば、危険物等の化学薬剤の場合はシリコンゴム
等耐薬品性のものがよく、耐薬品性の要求がそれ程高く
ない場合は、塩ビ、ポリプロピレン、EPR、イソプレ
ンゴム、ニトリルゴム等の材質でもよい。
【0011】パイプ(2)の太さは、非開口部(5)中
の、パイプと連通する穴(6)と接合できる範囲であれ
ばよく、空気の流通が目的でもあり、それほど太くする
必要はない。パイプ(2)の長さは、本発明の液体取り
出し用具を取り付ける対象となる液体容器のサイズによ
って考慮する必要がある。即ち、対象とする液体容器の
キャップ装着口から底部迄の最大到達距離と同じ長さ以
上であるとよい。但し、この距離と同じ長さであるか若
干上回る程度であればよく、必要以上に長くすることは
返って邪魔になり空気の流通も阻害し兼ねない。即ち、
四角柱の容器の場合は容器側面の長い方の対角線の長さ
程度か、それをやや上回る程度であればよい。
【0012】パイプの先端(7)には浮き(3)が取り
付けられている。浮き(3)は液体中でパイプ先端を浮
かせ、空隙部に先端を出させる目的であるため、用いる
液体の比重、パイプの重量を考慮して、浮かせる目的を
達する範囲のできるだけ小さいサイズのものでよい。
又、浮きの材質、形状、パイプへの取り付け方法につい
ても特に制限はなく、例えば、空洞のあるプラスチック
製浮きが挙げられ、その材質についてはパイプ同様液体
の中での安定性を考慮して選定するとよく、パイプへは
接着又は熱融着により接合されていても、液中で安定な
紐で縛りつけられていてもよい。
【0013】固定用中空キャップ(12)は、液体容器
に本発明の液体取り出し用具を取り付けた上で、容器キ
ャップ(1)が液体容器の口から外れないよう固定する
必要がある場合任意に用いるものである。図1に示すよ
うな通常の液体容器のキャップの蓋の部分をくり抜いた
形のものが好便に用いられる。
【0014】図2は、本発明の用具を装着した液体容器
(8)を傾けて、液体(9)を小分けする状態を示す模
式図である。図2では、液体容器(8)に本発明の用具
を装着した上、任意に用いる固定用中空キャップ(1
2)が液体容器(8)に取り付けられ、本発明の用具は
固定されてている。図2のように容器(8)が傾けられ
ると、パイプ(2)は可撓性であるため、浮き(3)の
ついた先端(7)は空隙部(10)の移動と共に移動す
る。又、液体容器(8)が傾けられると共に容器(8)
から液体が放出されるが、容器内の空隙部(9)と外気
は通じているため、容器中に満たん又はそれに近い液体
が入っていても液体の放出に見合う容量の空気が容器内
に流入するため、脈動は起こらない。従って、液体は小
分け用容器(11)の中へ無駄なく移すことができ、飛
散によるロスや、周辺の汚染を起こさない。
【0015】
【発明の効果】 従来、石油缶、ポリ容器等の液体容器を手で傾けて液
体を他の容器に小分けする際、特に容器に多くの液体が
入っていると、その容量の3分の2程度へと液体が減る
迄の間は、液が脈動して飛散し、作業服、靴、足、小分
け容器を乗せた計器等を汚染する恐れがあり、ロスとも
なるという問題があった。液体が危険物である場合は特
に厳重な注意を要する。又、洗浄しにくいもの、臭いの
強いもの、高価なもの等の場合も急に傾けて飛散させぬ
よう注意を要する。本発明の液体取り出し用具はこれら
の問題を解消するものであり、液体容器内に満たん又は
それに近い液体が入っていても、この用具が装着された
容器を傾けて液体を放出させる際は、液の脈動が起こら
ない。従って、液体は目的とする小分け用容器等の中へ
無駄なく移すことができ、飛散によるロスや、周辺の汚
染を起こさない。 本発明の液体取り出し用具はキャップ付のため容易に
液体容器に装着される。又、本発明の用具を1液体容器
に使用後その液体容器から取り外して新しい液体容器に
付け替えて使用でき、付け替えは繰り返すことができ
る。 以上の効果を奏することから、本発明の液体取り出し用
具は液体でも危険物、洗浄しにくいもの、臭いの強いも
の、高価なもの等を入れる液体容器から液体を小分け
し、更には小分けしながら計量する際のロス及び飛散に
よる汚染防止用に有用性が高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の液体取り出し用具の1実施例を示す
斜視図である。
【図2】 本発明の液体取り出し用具を装着した液体容
器を傾けて液体を小分けする状態の1実施例を示す断面
模式図である。
【符号の説明】
1 容器キャップ 2 可撓性パイプ 3 浮き 4 開口部 5 非開口部 6 穴 7 パイプ先端 8 液体容器 9 液体 10空隙部 11小分け用容器 12固定用中空キャップ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体容器に装着して用いられる液体取り
    出し用具であり、 容器キャップ(1)、可撓性パイプ(2)及び浮き
    (3)からなり、 容器キャップ(1)には、開口部(4)と非開口部
    (5)があり、 非開口部(5)中には該パイプ(2)と連通する穴
    (6)があり、 該パイプ(2)が容器キャップ(1)の裏面に取り付
    けられており、 該パイプ(2)の長さが、対象とする液体容器のキャ
    ップ装着口から底部迄の最大到達距離と同じ長さ以上で
    あり、 浮き(3)が該パイプの先端(7)に取り付けられて
    なる液体容器用液体取り出し用具。
JP35178995A 1995-12-25 1995-12-25 液体取り出し用具 Pending JPH09175567A (ja)

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JP35178995A JPH09175567A (ja) 1995-12-25 1995-12-25 液体取り出し用具

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JPH09175567A true JPH09175567A (ja) 1997-07-08

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ID=18419622

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JP35178995A Pending JPH09175567A (ja) 1995-12-25 1995-12-25 液体取り出し用具

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