JPH09175515A - 熱収縮性フィルム包装装置および熱収縮性フィルム包装方法 - Google Patents

熱収縮性フィルム包装装置および熱収縮性フィルム包装方法

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JPH09175515A
JPH09175515A JP33556495A JP33556495A JPH09175515A JP H09175515 A JPH09175515 A JP H09175515A JP 33556495 A JP33556495 A JP 33556495A JP 33556495 A JP33556495 A JP 33556495A JP H09175515 A JPH09175515 A JP H09175515A
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heat
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隆三 林
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Abstract

(57)【要約】 【課題】後続ラインが停止し、これに相応して移送手段
も停止しても、加熱室に対応したフィルム付き物品は定
められた加熱時間のもとに、そのすべてに均一な熱収縮
を与えた優良なフィルム包装を行なうことができ、不良
品の発生を抑えることができる熱収縮性フィルム包装装
置および熱収縮性フィルム包装方法を提供する。 【解決手段】未収縮フィルムc付き物品bの移送手段1
の上側に、一個または複数個の物品bを包囲させる複数
組の加熱室2を並設し、これら加熱室2へ昇降手段3を
個別に連係させると共に、加熱室2内には物品bの加熱
手段4を設け、前記昇降手段3には制御手段5を連係さ
せる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、物品に外装した未熱収
縮性フィルムを効率よく、しかも、確実で不良品を発生
させることなく密着包装を行うことができる熱収縮性フ
ィルム包装装置および熱収縮性フィルム包装方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】現今、内容物が充填された容器の外周に
は、図5に示すように、容器bに対して、該内容物の表
示用包装フィルムcが外装されているもので、該包装フ
ィルムcの装着にあっては、熱収縮性フィルム(シュリ
ンクフィルム)を用いて、容器bの外周に嵌り得る筒状
に形成したものを、ヒータ等の加熱により熱収縮を行な
って取り付けている。
【0003】そして、その装置は、図9に示すように、
コンベア50上にフィルムc付きの容器bを多数載置し
て、所定の長さの加熱工程を備えるトンネル状の処理機
52へ向かって連続移送し、この処理機52に達したフ
ィルムc付き容器bは、内部に設けたヒータ53と送風
機54との作用により、その断面において求心方向へ収
縮して、容器bの外周に密着する。
【0004】この加熱動作は、フィルムc付き容器bが
処理機52内を所定速度で移動する間に完了するもの
で、これにより移動するフィルムcには一定の加熱時間
が与えられる。
【0005】しかしながら、前記移送コンベア50と接
続する後続ライン(後続機)55が何かのトラブルによ
り停止したとき、直ちにこのコンベア50を停止する
と、処理機52内の処理途中の容器bに対して過加熱と
なって、フィルムcを損傷させたり容器bを焼損させた
りしたりして不良品を発生させたり、更には、加熱によ
り内容物が加圧されて吹き出す大きな事故を起こすこと
がある。
【0006】この対策として一部では、処理機52と後
続ライン55との間に、処理機52内の容器bから取り
出せる、あるいは、コンベア50移動分の容器bを収容
することができる所定長さの退避ライン(アキュームラ
イン)56をコンベア50に連結して、接続ライン55
への容器bの過供給に対応していた。
【0007】しかし、この処理済の容器bを一時蓄えて
おく退避ライン56は、工場において多くのスペースを
必要とするため、工場の有効利用が計れないばかりか、
常時はこのスペースが利用できないデッドスペースとな
ると共に、この設備に多くの費用が掛かって低コストの
物品包装処理を行なうことができない。等の様々な問題
点を有するものであった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記した問
題点を解決するためになされたもので、未収縮フィルム
付き物品の移送手段の上側に、一個または複数個の物品
を包囲させる複数組の加熱室を並設し、これら加熱室へ
昇降手段を個別に連係させると共に、前記加熱室内には
物品の加熱手段を設け、前記昇降手段には制御手段を連
係させることにより、後続ラインが停止し、これに相応
して移送手段も停止しても、加熱室に対応したフィルム
付き物品は定められた加熱時間のもとに、そのすべてに
均一な熱収縮を与えた優良なフィルム包装を行なうこと
ができ、不良品の発生を抑えることができる熱収縮性フ
ィルム包装装置および熱収縮性フィルム包装方法を提供
することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記した目的を達成する
ための本発明の手段は、外側に未収縮の熱収縮性フィル
ムが装着された物品を、一側から他側へ連続して定めら
れた速度で移送させる移送手段と、この移送手段の上側
に対応させて並設しその入口と出口とを開放させて、前
記移送手段上の一個または複数個の物品を包囲させる複
数組の加熱室と、これら加熱室へ個別に連係させて該加
熱室を昇降自在とさせる昇降手段と、該加熱室内に設け
た物品の加熱手段と、前記昇降手段に連係させた制御手
段と、を備えさせた熱収縮性フィルム包装装置の構成に
ある。
【0010】また、外側に未収縮の熱収縮性フィルムが
装着された物品を一側から他側へ連続して定められた速
度で移送し、その途中に円形軌道を有する移送手段と、
この移送手段における円形軌道の上側に対応させて並設
し、該移送手段上の一個または複数個の物品を包囲し、
その入口と出口とを開放させて駆動手段により該物品と
同調移動する複数組の加熱室と、これら加熱室へ個別に
連係させて該加熱室を昇降自在とさせる昇降手段と、前
記加熱室内に設けた物品の加熱手段と、前記昇降手段に
連係させた制御手段と、を備えさせた熱収縮性フィルム
包装装置の構成にある。
【0011】更に、加熱手段は、加熱室内において物品
高さに対応させて複数組の加熱部材を設ける。
【0012】またこの加熱手段は、加熱室内において物
品高さに対応させて複数組の加熱部材を設け、これら加
熱部材にこれら加熱部材の加熱条件を任意に変換する変
換手段を設ける。
【0013】そして、外側に未収縮の熱収縮性フィルム
が装着された多数の物品を一側から他側へ連続して定め
られた速度で移送し、該移送手段の移動に伴って、この
移送手段の上側に対応させて物品を包囲させるように並
設させた複数組の加熱室内を順次通過させ、これら複数
の加熱室内を通過する間に所定の加熱温度および時間を
得てフィルムを熱収縮させ、物品に密着させて包装する
工程と、移送手段によって連続移送する物品のフィルム
加熱途中において、前記移送手段の停止時には、定めら
れた加熱時間内は、それぞれの加熱室において加熱を継
続してフィルムを熱収縮させ、物品に密着させて包装を
行ない、所定の加熱時間が経過した物品は、これらそれ
ぞれの加熱室へ個別に設けた昇降手段により、順次該加
熱室を上昇させて加熱を解除させる工程とを、選択的に
行なう熱収縮性フィルム包装方法にある。
【0014】また、この方法にあって、昇降手段により
加熱室を徐々に降下させ、内部の加熱手段により移送手
段上の物品に装着したフィルムの上部から加熱を与え、
徐々に下方へと該フィルムを加熱することもある。
【0015】
【作用】前記のように構成される本発明は以下に述べる
作用を奏する。
【0016】外側に未収縮の熱収縮性フィルムを装着し
た物品を移送手段により、その一側から他側へ多数を連
続して移送するもので、この移送手段は定められた一定
速度で稼働される。
【0017】そして、該移送手段の移動に伴って、複数
組を並設させた加熱室に達した物品は、この加熱室によ
りその外周を包囲させるもので順次これら加熱室内を通
過する。
【0018】これら複数組の加熱室による加熱が、その
始端部から終端部に至るまでの通過時間、すなわち、終
端部に達したときフィルムの熱収縮が最良の状態で終了
する時間を、包装フィルムへの加熱時間となるように移
送手段の移動速度を設定してある。
【0019】したがって、何のトラブル等が生じない通
常の包装処理においては、これら複数の加熱室内を通過
する間に、フィルムは徐々に加熱手段による加熱を受け
て熱収縮が起こり、物品に密着するもので最終部に至る
までに仕上げられて包装がなされる。
【0020】そして、移送手段の移送に伴って、最終部
の加熱室から出て次工程へと送られる。
【0021】また、移送手段によって連続移送する物品
のフィルム加熱途中において、何かのトラブル等の発生
により前記移送手段が停止したときは、この移送手段の
停止に伴って制御手段が働き、各加熱室に連係させた昇
降手段が作動される。
【0022】すなわち、前記したように、始端部から終
端部に至る各加熱室に位置するそれぞれの物品は、その
各加熱室ごと加熱を受けた時間が定められているので、
移送手段が停止したときは経過した加熱時間が検出され
る。
【0023】したがって、あらかじめ定められた加熱時
間を経過した物品が対応する加熱室は昇降手段により上
昇されて、物品へ外装したフィルムへの加熱が遮断され
るもので、この操作はそれぞれの加熱手段に対して順次
行なわれる。
【0024】移送手段の駆動が行なわれるようになった
ときは、昇降手段により各加熱室のすべてを降下して、
移送手段上に対応させることで、通常の包装処理の準備
が再開される。
【0025】
【実施例】次に本発明に関する熱収縮性フィルム包装装
置および熱収縮性フィルム包装方法の一実施例を図面に
基づいて説明する。
【0026】図1および図2,図4,図8においてAは
熱収縮性フィルムの包装装置で、物品、例えば、流体充
填包装業界にあって、図5に示すように、内容物である
流体を充填した容器bの外周へ、所定の表示等が印刷さ
れたフィルムcを密着包装させるもので、移送手段1
と、加熱室2と、昇降手段3と、加熱手段4と、制御手
段5とにより基本的に構成される。
【0027】なお、このフィルムcは、熱収縮性の合成
樹脂製フィルムであって、あらかじめ、容器bの外周に
嵌り得る筒状に形成したものを、位置合わせして該容器
bへ嵌め込んである。
【0028】前記した移送手段1は、外側に未収縮の熱
収縮性フィルムcが装着された多数の物品bを載置し
て、一側から他側へ連続して定められた速度で移送させ
るもので、上部に物品bの載置面を有するアタッチメン
トが取り付けられたコンベアが用いられるものであっ
て、図1に示す場合は、直線状に形成され、図4に示す
場合は、その要部が環状に形成されている。
【0029】前記した加熱室2は、移送手段1の上側に
対応させて多数組を並設し、図2に示すように、その入
口6と出口7とを直線的に開放させて、移送手段1上に
載置された一個または複数個の物品bが納まって、これ
を包囲させるように箱形に形成されている。
【0030】なお、この加熱室2内は、図3に示すよう
に、覆い部材2aにより包囲する二重構造とすることも
ある。
【0031】前記した昇降手段3は、複数組の加熱室
2,2…へ個別に連係させて該加熱室2,2…のそれぞ
れを独立させて昇降自在させるもので、螺軸,モータ式
や流体シリンダ式等の任意の手段が採用されるものであ
るが、本実施例は螺軸,モータ式を用いた。
【0032】そして、その構成は、図1および図2に示
すように、加熱室2の上部へその下端部を固着して、略
水平の機枠8へ吊持体9,9を進退自在に取り付け、更
に、機枠8へ取り付けためねじ駒10に螺合する螺軸1
1の下端部を、加熱室2の上部へ取り付けてあって、こ
のめねじ駒10へモータ等の駆動部材12を連係してあ
る。
【0033】前記した加熱手段4は、加熱室2内に設け
て、フィルムc付きの物品bに対して所定に加熱するも
ので、図2に示すように、加熱体13と送気部材14と
からなるものであって、このうち、加熱体13は、温調
器(図示せず)と接続した一本または、複数本のコイル
フインヒータ等(他の手段としてランプ式等が採用され
るものであるが、希望する加熱が得られるものであれば
任意の手段が用いられる。)を用いて、加熱室2の天井
部15に取り付け、その下側を多数の通気孔を散在させ
た穿孔板16により覆ってある。
【0034】また、送気部材14は、加熱体13による
加熱をフィルムc付きの容器bへ万遍なく与えるもの
で、天井部15に連通する送気路17を加熱室2の吊持
体9内に設けてあって、この送気路17へ配管14aを
介して送風機18を接続してある。
【0035】なお、この加熱手段4は、図6に示すよう
に、変換手段sを設けることがあるもので、この変換手
段sは、熱風の吹き出し口による加熱部材19を容器b
の縦方向へ複数個設けて、これら吹き出し口19へ該吹
き出し口19を開閉するダンパー20を操作部材21に
より回動自在に取り付けてあって、この操作部材21を
制御手段5の制御により適宜に操作してダンパー20を
開閉することにより、同図に示すような、外形状が複雑
な容器bへのフィルムc収縮を、各加熱部材位ごとその
加熱タイミングを変えてむらのない処理を行なうことが
できる。
【0036】更に、図7に示すように、加熱室2におい
てその下側に熱風の吹き出し口19を設けることもある
もので、このものは、容器bに外装されたフィルムcに
対してその上部から加熱を与えることにより、フィルム
cの収縮率の大きい(容器bの凹みの大きい)上部を先
に加熱することによって、フィルムc全体に対して万遍
なくその収縮効果を発揮させることができる。
【0037】前記した制御手段5は、昇降手段3に連係
させて適宜加熱室2を昇降させるもので、慣用のコンピ
ュータを用いるものであり、移送手段1が停止した信号
を受けて、タイマー等の遅延手段22を作動させ、この
遅延手段22の信号により各加熱室2の昇降手段3が働
く。
【0038】したがって、前記した実施例装置Aを用い
た方法によれば、移送手段1は定められた一定速度で稼
働されるから、未収縮の熱収縮性フィルムc付きの容器
bの多数を移送手段1により、その一側から他側へ連続
して移送すると、加熱室2に向かって該容器bは移動す
るもので、該移送手段1の移動に伴って、始端側の加熱
室2に達した容器bは、この加熱室2内に入り、加熱手
段2の加熱を受けながら隣り合わせた次の加熱室2へ順
次移動する。
【0039】このとき、例えば、図8に示すように、1
0室を有する加熱室2を移動する間にフィルムcの収縮
が完了するように設定された場合、10番加熱室2から
加熱が始まり、1番加熱室2において包装処理が終り、
次の工程へ終了容器bが移送される。
【0040】しかし、移送手段1によって連続移送する
容器bのフィルムc加熱途中において、何かのトラブル
等の発生により移送手段1が停止したときは、この移送
手段1の停止に伴って発する信号により制御手段5が働
き、各加熱室2,2…に連係させた昇降手段3,3…が
作動される。
【0041】このとき、例えば、10番加熱室2から1
番加熱室2間での容器bの滞在時間(加熱時間)を10
秒と設定した場合、1番加熱室2に位置する容器bは、
すでに各加熱室2,2…を通過する間に10秒間の加熱
を受け、これによるフィルム収縮を終了しているから、
制御手段5は、直ちに1番加熱室2をこれに対応する昇
降手段3を作動させて上昇させ、加熱手段4によるフィ
ルムcへの加熱を解除させる。
【0042】また、2番加熱室2に位置する容器bは、
すでに9秒間の加熱を受けているから、残り1秒の加熱
を2番加熱室2により行なった後、制御手段5によりこ
の2番加熱室2に対応する昇降手段3を作動させて上昇
させ、加熱手段4によるフィルムcへの加熱を解除させ
るもので、順次、3番,4番,5番加熱室2,2,2…
に対して、制御手段5は、2秒後,3秒後,4秒後に各
昇降手段3,3,3…を作動させて当該の容器bへの加
熱を解除させる。
【0043】これにより、移送手段1上のフィルムc付
きの容器bには、あらかじめ定められた加熱時間による
加熱が正確に行なわれ、フィルムcや容器bへの過加熱
が防止されて均一で優良な包装処理を行なうことができ
る。
【0044】移送手段1の再作動されたときは、それぞ
れの昇降手段3,3,3…により各加熱室2,2,2…
のすべてを一度に降下して、移送手段1上に対応させる
ことで、通常の包装処理の準備が再開される。
【0045】図4において30は各加熱室2,2…の回
転手段で、環状の移送手段1の内側に設けた回転体31
へ加熱室2を支承する機枠8を固着してあって、回転体
31の回転軸32をモータ等の回転部材33により移送
手段1の移動速度と同調させて回転することにより、移
送手段1上のフィルムc付きの容器bを一つの加熱室2
により連続加熱がなされる。
【0046】また、加熱室2は、図2に示すような、昇
降手段3により適宜昇降可能に取り付けられているもの
で、前記した制御手段5の操作により、加熱手段4によ
る定められた加熱時間が得られるように昇降させる。
【0047】更に、移送手段1においてその容器bの繰
入部位と繰出部位においては、加熱室2が容器bに干渉
するおそれがあるため、あらかじめ上昇させた状態にお
いて対応させる。
【0048】この装置Aにあっては、図7に示すよう
な、容器bに被着したフィルムcの要部から下部へに亘
って徐々に加熱手段4による加熱が可能となるもので、
この下降速度や加熱時間については任意に定めることが
できるものであり、また、加熱動作中にあって、降下後
の上昇作動も制御手段5へのプログラムにより任意に得
られる。
【0049】また、この装置Aにあって、回転手段30
による各加熱室2,2…の旋回を行なわないこともあ
る。
【0050】図3において35は、加熱室2の上部およ
び下部に設けた複数の熱電対で、各部位の温度を測定
し、その数値を制御手段5へ送る。
【0051】更に、図2において36,37は検出手段
で、昇降進退する吊持体9に連係させて、加熱室2の昇
降限と下降限とを検出する。
【0052】
【発明の効果】前述のように構成される本発明は、フィ
ルム付きの物品を載置した移送手段が停止しても、複数
組に分別した加熱手段により定められた加熱時間によっ
てフィルムを加熱することができ、定められた加熱時間
の終了後は、終了した加熱室順に昇降手段により上昇さ
せてその加熱を解除させるから、過加熱によるフィルム
や容器等を損傷することがない。
【0053】物品高さに応じて複数の加熱部材を設ける
ことにより、物品の外形が異形であっても、その外形に
見合った適する加熱処理を行なって、理想的なフィルム
収縮を行なうことができる。
【0054】この加熱部材の加熱条件を任意に変換する
変換手段を設けることにより、前記した異形物品に対し
て一層の良好なフィルム収縮処理を与えることができ、
特に物品の凹部に対しては効率的な加熱を行なうことが
できる。等の格別な効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に関するヒートシール方法を採用した熱
収縮性フィルム包装装置の一実施例を示す概略的な正面
図である。
【図2】図1における装置において加熱室を拡大断面し
て示す正面図である。
【図3】図2における側面図である。
【図4】図1に示す熱収縮性フィルム包装装置の他の実
施例を示す概略的な平面図である。
【図5】図1における装置および方法において処理され
るフィルム付き容器を示す斜視図である。
【図6】図1における装置の加熱手段の他の例を示す要
部の説明図である。
【図7】本発明に関するヒートシール方法の他の一実施
例を示す説明図である。
【図8】図1における装置の包装作動を示す説明図であ
る。
【図9】従来のフィルム付き容器の包装装置を示す概略
的な正面図である。
【符号の説明】
A 熱収縮性フィルム包装装置 b 物品 c 熱収縮性フィルム 1 移送手段 2 加熱室 3 昇降手段 4 加熱手段 5 制御手段 19 加熱部材 s 変換手段

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外側に未収縮の熱収縮性フィルムが装着
    された物品を、一側から他側へ連続して定められた速度
    で移送させる移送手段と、この移送手段の上側に対応さ
    せて並設しその入口と出口とを開放させて、前記移送手
    段上の一個または複数個の物品を包囲させる複数組の加
    熱室と、これら加熱室へ個別に連係させて該加熱室を昇
    降自在とさせる昇降手段と、該加熱室内に設けた物品の
    加熱手段と、前記昇降手段に連係させた制御手段とを備
    えさせたことを特徴とする熱収縮性フィルム包装装置。
  2. 【請求項2】 外側に未収縮の熱収縮性フィルムが装着
    された物品を一側から他側へ連続して定められた速度で
    移送し、その途中に円形軌道を有する移送手段と、この
    移送手段における円形軌道の上側に対応させて並設し、
    該移送手段上の一個または複数個の物品を包囲し、その
    入口と出口とを開放させて駆動手段により該物品と同調
    移動する複数組の加熱室と、これら加熱室へ個別に連係
    させて該加熱室を昇降自在とさせる昇降手段と、前記加
    熱室内に設けた物品の加熱手段と、前記昇降手段に連係
    させた制御手段とを備えさせたことを特徴とする熱収縮
    性フィルム包装装置。
  3. 【請求項3】 加熱手段は、加熱室内において物品高さ
    に対応させて複数組の加熱部材を設けたことを特徴とす
    る請求項1または2記載の熱収縮性フィルム包装装置。
  4. 【請求項4】 加熱手段は、加熱室内において物品高さ
    に対応させて複数組の加熱部材を設け、これら加熱部材
    にこれら加熱部材の加熱条件を任意に変換する変換手段
    を設けたことを特徴とする請求項1または2記載の熱収
    縮性フィルム包装装置。
  5. 【請求項5】 外側に未収縮の熱収縮性フィルムが装着
    された多数の物品を一側から他側へ連続して定められた
    速度で移送し、該移送手段の移動に伴って、この移送手
    段の上側に対応させて物品を包囲させるように並設させ
    た複数組の加熱室内を順次通過させ、これら複数の加熱
    室内を通過する間に所定の加熱温度および時間を得てフ
    ィルムを熱収縮させ、物品に密着させて包装する工程
    と、移送手段によって連続移送する物品のフィルム加熱
    途中において、前記移送手段の停止時には、定められた
    加熱時間内は、それぞれの加熱室において加熱を継続し
    てフィルムを熱収縮させ、物品に密着させて包装を行な
    い、所定の加熱時間が経過した物品は、これらそれぞれ
    の加熱室へ個別に設けた昇降手段により、順次該加熱室
    を上昇させて加熱を解除させる工程とを選択的に行なう
    ことを特徴とする熱収縮性フィルム包装方法。
  6. 【請求項6】 昇降手段により加熱室を徐々に降下さ
    せ、内部の加熱手段により移送手段上の物品に装着した
    フィルムの上部から加熱を与え、徐々に下方へと該フィ
    ルムを加熱することを特徴とする請求項5記載の熱収縮
    性フィルム包装方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2023053733A1 (ja) * 2021-09-30 2023-04-06 株式会社フジシール 加熱収縮装置
WO2023139876A1 (ja) * 2022-01-21 2023-07-27 株式会社フジシールインターナショナル 加熱収縮装置

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