JPH09175115A - リトレッディング用予加硫タイヤトレッドストリップ - Google Patents

リトレッディング用予加硫タイヤトレッドストリップ

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JPH09175115A
JPH09175115A JP8317724A JP31772496A JPH09175115A JP H09175115 A JPH09175115 A JP H09175115A JP 8317724 A JP8317724 A JP 8317724A JP 31772496 A JP31772496 A JP 31772496A JP H09175115 A JPH09175115 A JP H09175115A
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tread strip
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bead
lateral
wing
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JP8317724A
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Guy Pouille
プイール ギュイ
Bernard Ravel
ラヴェール ベルナール
Renaud Rivaton
リヴァートン レノー
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Original Assignee
Compagnie Generale des Etablissements Michelin SCA
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    • B60C11/00Tyre tread bands; Tread patterns; Anti-skid inserts
    • B60C11/02Replaceable treads
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29DPRODUCING PARTICULAR ARTICLES FROM PLASTICS OR FROM SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE
    • B29D30/00Producing pneumatic or solid tyres or parts thereof
    • B29D30/06Pneumatic tyres or parts thereof (e.g. produced by casting, moulding, compression moulding, injection moulding, centrifugal casting)
    • B29D30/52Unvulcanised treads, e.g. on used tyres; Retreading
    • B29D30/54Retreading
    • B29D30/56Retreading with prevulcanised tread
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60CVEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
    • B60C11/00Tyre tread bands; Tread patterns; Anti-skid inserts
    • B60C11/0041Tyre tread bands; Tread patterns; Anti-skid inserts comprising different tread rubber layers
    • B60C11/005Tyre tread bands; Tread patterns; Anti-skid inserts comprising different tread rubber layers with cap and base layers
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60CVEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
    • B60C11/00Tyre tread bands; Tread patterns; Anti-skid inserts
    • B60C11/01Shape of the shoulders between tread and sidewall, e.g. rounded, stepped or cantilevered

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  • Mechanical Engineering (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の目的は、カーカスへのトレッドスト
リップの縁部の2つの周方向結合領域におけるトレッド
ストリップとカーカスとの間の結合のクオリティおよび
信頼性を改善することにある。 【解決手段】 キャップ(2)および2つのサイドウイ
ング(3、20、30)を有する予加硫トレッドストリ
ップ(1、10)において、前記ウイング(3、20、
30)の各横方向端部が、タイヤカーカスに結合するた
めの領域の実質的な厚さをもつエラストマ材料で作られ
たビード(4、21、31)に終端している予加硫トレ
ッドストリップ(1、10)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リトレッディング
用の予加硫(prevulcanized)タイヤトレッドストリップ
に関し、より詳しくは、トレッドストリップの縁部のプ
ロファイル(輪郭)に関する。
【0002】
【従来の技術】タイヤは、軸線方向側部が開口したほぼ
トーラス(円環面)状の可撓カーカスと、該カーカスの
周囲を包囲し且つタイヤと地面との間の接触を与える厚
いトレッドストリップとからなることは知られている。
トレッドストリップはカーカスより早期に摩耗し、従っ
てトレッドストリップが摩耗したときにトレッドストリ
ップを再構成することはタイヤを交換するよりも安価で
ある。この再構成(トレッドストリップのみに適用され
る一般的な場合には、リトレッディングとして知られて
いる)は、幾つかの形式の製品および方法を要求し、従
って、新しいトレッドストリップは生(raw)でも予加硫
したものでもよい。すなわち、 ・前者の場合には、新しいトレッドストリップ(該トレ
ッドストリップは生であり且つ予めカーカスに付着され
る)は、新しいタイヤの製造に使用されるのと同様な金
型内で加硫される。
【0003】・「コールド」リトレッディングとして知
られている後者の場合には、予加硫トレッドストリップ
が、加硫可能な結合用ゴムの層を介在させてカーカスに
付着される。次に、通常、組立体の全体または一部が、
結合用ゴムを加硫するためのオートクレーブ内で加圧下
に置かれた漏洩防止膜により包囲される。この膜の目的
は、全加硫作業中(または加硫作業の或る期間中)、ト
レッドストリップとカーカスとの間の特に重要結合領域
における数バールの圧力の付与を保証することにある。
本発明は、この後者のリトレッディング形式に関するも
のである。予加硫トレッドストリップは、多数の形態の
うちの任意の一形態(例えば、非常に長く且つ平らなも
のまたは横方向に湾曲した予成形ストリップ)でよく、
該ストリップはリトレッディングの時点で所望長さに切
断されるか、所与の長さのリングとして用意される。
【0004】・平らなストリップは、簡単で、信頼性が
あり且つ有効なリトレッディングが可能であるが、新し
いタイヤの幅と比較してトレッドストリップの幅が減少
すること、外観が劣ったものとなること、および走行中
にクラックが生じる危険性があること等の多くの欠点が
ある。 ・タイヤのショルダの全部または一部を包囲するため、
「フラップ」(「ウイング」としても知られている)を
備えたストリップにはその側部に沿ってテーパ状延長部
が設けられる。これにより、リトレッディングされたタ
イヤの最終的外観が改善されるけれども、これらのスト
リップには、走行中にトレッドストリップとカーカスと
の結合領域にクラックが発生し、これらのクラックは危
険なまでに拡がってトレッドストリップの剥離またはカ
ーカス内への深い破断を引き起こすという重大な欠点が
ある。
【0005】・リングは、カーカスへの良好な付着がで
き且つトレッドストリップの両端部一体結合が不要であ
るが、取付けのためのより複雑な手段を必要とし且つ結
合領域に生じるクラックを防止することはできない。ク
ラックの発生を防止する試みがなされており、例えば、
最大限にテーパ状にしたトレッドストリップウイングを
設けること(欧州特許EP 495 048、第6頁、第14
行)、または、例えばトレッドストリップの外部側面に
周方向溝を切り込むことにより、トレッドストリップと
カーカスとの結合領域において張力を分散させること
(日本国特許公報JP 6/191225)が提案されている。この
後者の解決方法は、ウイングの曲げ剛性を小さくし、従
ってタイヤのカーカスのショルダにウイングを容易に付
着させることができるけれども、カーカスとの重要な結
合領域におけるクラッキングを大幅に低減させることは
できない。
【0006】また、カーカスとトレッドストリップとの
間に配置される結合用ゴムがトレッドストリップのウイ
ングの外面の一部(該部分は、この結合用ゴムに強固に
接着させるためのものではない)を覆うまで、結合用ゴ
ムが加硫中に流動できるようになったことが観察された
後、この重要領域におけるトレッドストリップとカーカ
スとの間の結合クオリティを改善する試みがなされてい
る。例えば、米国特許第5,313,745 号は、トレッドスト
リップのウイングの内側および外側の両縁部を研摩し
て、これらの縁部の結合用ゴムへの結合性を改善するこ
とが提案されている。この解決方法は、重要領域のクラ
ッキング抵抗性をかなり改善するけれども、このクラッ
クの問題は、依然として残っており且つコールドリトレ
ッディング技術(該技術は、他の点においても非常に魅
力的である)の開発を妨げている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、カー
カスへのトレッドストリップの縁部の2つの周方向結合
領域におけるトレッドストリップとカーカスとの間の結
合のクオリティおよび信頼性を改善することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、予加硫
トレッドストリップは、横方向プロファイルが平らまた
は凹状であるベースと外面とを備えたキャップおよび2
つのサイドウイングを有し、各サイドウイングは、キャ
ップから出発しており且つ徐々にテーパしている領域を
有し、該領域には専らエラストマ材料からなるビードが
続き、ビードの横方向端部の横方向プロファイルが凸状
であり且つベースの平らまたは凹状の横方向プロファイ
ルから徐々に拡がっており、ビードの横方向端部の前記
プロファイルの点Bでの接線が、ベースのプロファイル
の横方向端部の接線に対して垂直であり、ベースのプロ
ファイルの横方向端部の前記接線と前記点Bとの距離
は、前記徐々にテーパしている領域におけるウイングの
最小厚さに等しいかこれより大きい。
【0009】好ましくは、ビードは長手方向溝に隣接し
ており、ビードおよび溝は、ウイングの本体に作用する
荷重からビードを遮断するため、キャップと溝との間に
位置するウイングの本体とビードとの間に不連続部を形
成する寸法を有している。好ましくは、ウイングの最小
厚さは長手方向溝の位置にあり、ビードの最大厚さはウ
イングの最小厚さの2倍に等しいかこれより大きい。こ
の最小厚さは、3mmより小さくするのが好ましい。かく
して、リトレッディングされたタイヤに新しいタイヤと
同じプロファイルを付与する努力をしている当業者によ
り実行されていることとは異なり、トレッドストリップ
のウイングの徐々にテーパしている結合部を、トレッド
ストリップとカーカスとの間の結合領域の実質的な厚さ
をもつビードが続く溝と置換することにより、結合領域
に作用する機械的応力は驚異的に低下され、従って、重
要な領域のクラッキングに対する抵抗もかなり改善され
る。
【0010】また、ビードの存在は、ウイングの横方向
端部とカーカスとの間の結合部を形成する圧力を高くし
且つオートクレーブ内での全加硫フェーズに亘って再現
することを保証できる長所をもたらし、これにより、重
要領域での結合クオリティおよび信頼性が改善される。
第1実施例では、ビードの横方向端部は、各ウイングの
最小厚さに等しいかこれより大きい半径をもつ半円形の
横方向プロファイルを有している。本発明の第2実施例
では、ビードの横方向端部は、凸状で実質的に直線状の
横方向プロファイルを有し且つベースの横方向端部の横
方向プロファイルに対し90°〜140°好ましくは1
10°〜130°の角度αを形成する。他の特徴によれ
ば、ビードにおけるトレッドストリップの外面の横方向
プロファイルは実質的に直線状であり且つビードの横方
向端部の実質的に直線状のプロファイルに対し実質的に
90°またはこれより小さい角度βを形成する。
【0011】本発明、より詳しくは本発明のこれらの2
つの実施例のビードの幾何学的形状は、結合用ゴムが流
動できる範囲を非常に正確に限定できる長所を有する。
実際に、この流動(running)のために設けられるキャビ
ティは、ビードの横方向端部と、ウイングの外面に押し
付けられる膜と、結合領域を越えるカーカスのプロファ
イルとにより限定される。加硫中に膜に加えられる圧力
は、結合用ゴムが、形成されたキャビティを越えて、膜
とビードの外面との間に浸透することができない程度で
ある。従って、これらの解決方法は、結合用ゴムのライ
ンを存在させることになり、該ラインはリトレッディン
グされたタイヤの外面に明瞭に現れて、タイヤに非常に
好ましい外観を与える。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明の実施例を、非制限的なものとして説明する。本願明
細書で使用する「予加硫トレッドストリップ」とは、完
全加硫であるか部分加硫であるかを問わず、既に加硫サ
イクルを受けたトレッドストリップであると理解された
い。また、「カーカス」とは、タイヤが新しいタイヤで
あるか摩耗したタイヤであるかを問わず、トレッドスト
リップのないタイヤであると理解されたい。図1は、キ
ャップ2として知られている厚い中央部と、「フラッ
プ」または「ウイング」として知られている薄い横方向
部分3とを備えた予加硫リング状トレッドストリップ1
の横方向半部を示す。ウイング3は徐々にテーパしてい
る領域8を有し、該領域8にはビード4が横方向に続い
ている。また、このトレッドストリップ1は、加硫可能
な結合用ゴム6を介在してタイヤカーカス5の外面16
に対して付着されるベース11を有する。このベース1
1は隆起部A(この隆起部Aは、カーカス5に付着後
に、ウイング3のプロファイルがカーカスのプロファイ
ルから拡がる部分である)で横方向に終端している。ベ
ース11は、キャップ2においてタイヤのカーカスのキ
ャップに押圧され、ウイング3においてカーカスのサイ
ドウォールのショルダに(できれば頂部にも)押圧され
るためのものである。トレッドストリップ1はまた外面
12を有し、該外面12は、ストリップ1がタイヤカー
カスに付着された後にタイヤの外面を形成するためのも
のである。図示のトレッドストリップ1は、横方向に湾
曲した平ストリップである。また、本発明は、ベースが
完全に平らな横方向プロファイルをもつ平ストリップに
も適用できる(図4〜図6参照)。
【0013】本発明はウイング3のビード4のプロファ
イルに関し、この点について、図2、図3および図5、
図6に関連して詳細に説明する。図2は、カーカス5に
付着された後のトレッドストリップ1のウイング3のビ
ード4を示す。結合用ゴム6の層はカーカス5とトレッ
ドストリップ1との間に介在され、結合用ゴム6が例え
ばオートクレーブ内で加硫された後に、カーカス5およ
びトレッドストリップ1を確実に一体化させる。この加
硫の前で且つトレッドストリップ1がカーカス5に組み
付けられた後に、組立体の外部プロファイルを覆う可撓
膜7がこの組立体の周囲に配置され、次に、このように
して作られた組立体全体がオートクレーブ内に置かれ
る。オートクレーブでは、内部圧力が5〜6バール(5
00〜600kPa)まで上昇され、温度は、約2時間の
間、約115℃に高められる。膜7は、該膜とタイヤと
の間に相対真空が形成され、膜を組立体の外部プロファ
イルに一致するように押しつける漏洩防止態様で固定さ
れ、高い有効圧力を確保する。この有効圧力により、ト
レッドストリップ1が、特に重要な結合領域において、
全加硫時間を通じて、カーカス5に押圧される。
【0014】本発明によれば、図1、図2および図5か
ら明らかなように、トレッドストリップ1のウイング3
のプロファイルは、キャップ2から出発して、順に、徐
々にテーパしている領域8、最小厚さemin の周方向溝
9、および周方向ビード4へと連続している。好ましく
は、ビード4の最大厚さemax は、周方向溝9でのウイ
ング3の最小厚さemin の少なくとも2倍に等しい。最
小厚さemin は3mmより小さい約1〜2 mm、できれば、
更にこれより小さくする。かくして、周方向溝9は、ウ
イング3とカーカス5との間の結合領域が走行中に受け
る、クラック発生引張り応力を非常に有効に制限できる
機械的遮断手段であり、これはビード4を厚くしたこと
による。好ましくは、この遮断手段は、非常に丸みのあ
るプロファイルからなる単一の周方向溝9である。従っ
て、この溝9の半径は、ウイング3の最小厚さemin
5倍以上にするのが有効である。
【0015】図2および図5の実施例では、ビード4
は、その横方向端部13が丸凸状の断面形状を有する。
点Bはビード4の横方向端部13の横方向プロファイル
上の点であり、その接線TB は、ベース11のプロファ
イルの横方向端部Aの接線TAに対して垂直である。こ
の接線TA と点Bとの間の距離dは、ウイング3の長手
方向溝9における最小厚さemin に等しいか、これより
大きくしなければならない。従って、本発明によるこの
ビード4は、カーカス5とトレッドストリップ1との間
の結合領域においてかなりの厚さを有する。ここで、横
方向端部のプロファイルは、実質的に半円形である。ま
た、この半円形の半径rは、溝9の最小厚さemin より
かなり大きい。ビード4の横方向端部13と、カーカス
5の外部プロファイルと、膜7のベースとはキャビティ
14を形成し、該キャビティ14は、加硫中に、熱によ
り流体状になっている結合用ゴム6で充填される。膜7
によりビード4に加えられる圧力により、結合用ゴム6
は膜7とビード4との間に浸透することはできず、従っ
て、結合用ゴム6が流動する領域は首尾よくコントロー
ルされ且つ膜7が除去された後に非常に好ましい結合領
域を形成する。
【0016】図3および図6は、本発明によるウイング
20の第2実施例を示す。この実施例でも、ウイング2
0は前の実施例と同様な機械的遮断溝9を有し、該溝9
にビード21が続いている。ビード21の横方向端部2
2は、点Aでトレッドストリップのベース11に連結さ
れ且つ点Bでトレッドストリップの外面12に連結され
ている。この横方向端部22は、点Aと点Bとの間の実
質的に直線状の横方向プロファイルを有し、且つ点A
で、ビード21のベース11の横方向端部の横方向プロ
ファイルとの間に90°〜140°、好ましくは110
°〜130°の角度αを形成する。この好ましい値の範
囲内で、角度αは、カーカスとトレッドストリップとの
組立体がオートクレーブ内にある全時間を通じて、膜7
によりカーカスとトレッドストリップとの間の連結領域
に伝達される圧力の再現可能な付与を可能にする。この
実施例のトレッドストリップのビード21における外面
12の横方向プロファイルは実質的に直線状であり、且
つ点Bにおいて、ビードの横方向端部22との間に90
°以下の角度βを形成する。ここで、ビードの外面の横
方向プロファイルは、ベース11に対して実質的に平行
である。これは、ビード21の隆起部Bまでの外面12
に対して膜7を押圧する高い圧力が存在することを意味
し、従って、加硫中に結合用ゴム6が流動した後の結合
用ゴム6とビード21との間の結合領域が特に正確に形
成される。従って、この直線状セグメントは、結合用ゴ
ム6が乗越え浸透することなく自由に流動できる一種の
崖(cliff)を形成する。これにより、前の実施例と同様
に、トレッドストリップのウイング20とカーカス5と
の間に、かなり好ましい外観をもつ結合領域が形成され
る。
【0017】本発明によれば、点Aでのベース11の横
方向端部のプロファイルの接線TAと点Bとの間の距離
dはウイングの最小厚さemin よりかなり大きく、ビー
ド21の最大厚さemax はこの最小厚さemin の2倍以
上である。また、簡単な幾何学的形状をもつこれらの2
つのウイング3、20は、本発明によるトレッドストリ
ップが、テーパ状ウイングをもつトレッドストリップに
比べ、製造および組立てのあらゆる作業中の取扱いが非
常に容易であることを意味する。また、結合用ゴムとの
良好な結合を与えるベースおよびビード4、21の横方
向端部の製造も容易に行なわれる。これらの製造は、例
えば、ブラッシングまたはグラインディングにより行な
われる。図4は、本発明によるフラップを備え且つ2つ
の異なるエラストマ材料で作られた平らなトレッドスト
リップ10を示す。この実施例でも、図3の実施例と同
様な幾何学的形状をもつ遮断溝9およびビード31が設
けられている。前の実施例と同様に、キャップ2は、ト
レッドストリップの形成に通常使用されるエラストマ材
料で作られている。これに対し、ウイング30は、タイ
ヤの外部サイドウォールと同様な組成および硬度をもつ
エラストマ材料で作られている。両材料間の分界面32
は、実質的に、ウイングとキャップとの間の結合領域に
位置している。この結果、ウイング30の機械的剛性が
低下すると共に、ウイングの横方向端部とカーカスとの
間の重要な結合領域が受ける応力も低下し、クラッキン
グに対する抵抗は一層改良される。
【0018】もちろん、この解決方法は、あらゆる形式
の加硫トレッドストリップに適用できる。それぞれ、既
知の形式のテーパ状ウイングおよび本発明によるビード
を備えた予加硫トレッドストリップでリトレッディング
された275/70 R 22.5 および315/70 R
22.5の寸法をもつタイヤ(高荷重タイヤ)について試験
を行なった。これらの試験は、トレッドストリップとカ
ーカスとの間の重要な結合領域におけるクラッキング抵
抗性の大幅な改善、従って、リトレッディングされたタ
イヤの疲労寿命の大幅な延長を実証した。上記リトレッ
ディング方法は、加硫フェーズ中に可撓膜を使用する工
程を有している。いかなる漏洩防止膜をも使用しないこ
ともでき、そのような場合には、「膜レス(membranele
ss) 」加硫と呼ぶ。この方法は、可撓膜を使用する方法
に比べて巧妙であり、重要な結合領域での耐漏洩性を保
証するにはトレッドストリップとカーカスとの組立て時
に特殊な準備を必要とするけれども、安価であるという
長所を有している。本発明によるトレッドストリップの
新規な幾何学的形状は、結合用ゴムが流動する度合いに
ついて殆どコントロールを要しないけれども、膜レス方
法に優れた結果をもたらす。
【0019】本発明のトレッドストリップは、もちろ
ん、新しい加硫カーカスから新しいタイヤを製造するの
にも使用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による予加硫リング状トレッドストリッ
プを通る横方向半部を示す図面である。
【図2】図1のトレッドストリップがカーカスに付着さ
れた後のトレッドストリップのウイングの縁部の第1実
施例の横方向部分を示す拡大図である。
【図3】図1のトレッドストリップのウイングの縁部の
第2実施例の図2と同様な拡大図である。
【図4】2つの材料で作られたフラップを備えた平らな
トレッドストリップを示す図面である。
【図5】第1実施例のトレッドストリップのウイングの
ビードを通る拡大断面図である。
【図6】第2実施例のトレッドストリップのウイングの
ビードを通る拡大断面図である。
【符号の説明】
1 トレッドストリップ 2 キャップ 3 薄い横方向部分(フラップ、ウイング) 4 ビード 5 カーカス 6 結合用ゴム 7 可撓膜 8 徐々にテーパしている領域 9 周方向溝 10 平らなトレッドストリップ 11 ベース 13 横方向端部 14 キャビティ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ギュイ プイール フランス 63000 クレルモン フェラン リュー ド ロラドゥー 43 (72)発明者 ベルナール ラヴェール フランス 63830 ノアーナン リュー ド ラ シャレイル 29 (72)発明者 レノー リヴァートン フランス 63112 ブランザ リュー デ ュ クロ 489

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 横方向プロファイルが平らまたは凹状で
    あるベース(11)と外面(12)とを備えたキャップ
    (2)および2つのサイドウイング(3、20、30)
    を有し、各サイドウイング(3、20、30)は、キャ
    ップ(2)から出発しており且つ徐々にテーパしている
    領域(8)を有し、該領域(8)にはエラストマ材料か
    らなるビード(4、21、31)が続き、前記ビード
    (4、21、31)の横方向端部(13、22)の横方
    向プロファイルが凸状であり且つベース(11)の平ら
    または凹状の横方向プロファイルから徐々に拡がってお
    り、ビード(4、21、31)の横方向端部(13、2
    2)における前記プロファイルの点Bでの接線が、ベー
    ス(11)のプロファイルの横方向端部の接線に対して
    垂直であり、ベース(11)のプロファイルの横方向端
    部の前記接線と前記点Bとの距離が、前記徐々にテーパ
    している領域(8)におけるウイング(3、20、3
    0)の最小厚さに等しいかこれより大きいことを特徴と
    する予加硫トレッドストリップ(1、10)。
  2. 【請求項2】 前記徐々にテーパしている領域(8)と
    ビード(4、21、31)との間の結合領域が長手方向
    の溝(9)であることを特徴とする請求項1に記載の予
    加硫トレッドストリップ(1、10)。
  3. 【請求項3】 前記ウイング(3、20、30)の最小
    厚さは長手方向溝(9)に位置していることを特徴とす
    る請求項2に記載の予加硫トレッドストリップ(1、1
    0)。
  4. 【請求項4】 前記ビード(4、21、31)の最大厚
    さは、長手方向溝(9)におけるウイング(3、20、
    30)の最小厚さの2倍に等しいかこれより大きいこと
    を特徴とする請求項3に記載の予加硫トレッドストリッ
    プ(1、10)。
  5. 【請求項5】 前記長手方向溝(9)の半径は、ウイン
    グ(3、20、30)の最小厚さの5倍に等しいかこれ
    より大きいことを特徴とする請求項2乃至4のいずれか
    1項に記載の予加硫トレッドストリップ(1、10)。
  6. 【請求項6】 前記ウイング(3、20、30)の最小
    厚さは3mmより小さいことを特徴とする請求項1乃至5
    のいずれか1項に記載の予加硫トレッドストリップ
    (1、10)。
  7. 【請求項7】 前記ビード(4)の横方向端部(13)
    は、各ウイング(3)の最小厚さに等しいかこれより大
    きい半径をもつ半円形の横方向プロファイルを有するこ
    とを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の
    トレッドストリップ(1、10)。
  8. 【請求項8】 前記ビード(21、31)の横方向端部
    (22)は実質的に直線状の横方向プロファイルを有し
    且つベース(11)の横方向端部の横方向プロファイル
    に対し実質的に90°〜140°の角度αを形成するこ
    とを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の
    トレッドストリップ(1、10)。
  9. 【請求項9】 前記角度αは110°〜130°である
    ことを特徴とする請求項8に記載のトレッドストリップ
    (1、10)。
  10. 【請求項10】 前記ビード(21)における外面(1
    2)の横方向プロファイルは実質的に直線状であり且つ
    ビード(21、31)のプロファイルの実質的に直線状
    の横方向端部(22)に対し実質的に90°またはこれ
    より小さい角度βを形成することを特徴とする請求項8
    又は9に記載のトレッドストリップ(1、10)。
  11. 【請求項11】 前記キャップ(2)およびウイング
    (30)は、タイヤのそれぞれトレッドストリップおよ
    び外部サイドウォールが作られるエラストマ材料の組成
    および硬度と同様な組成および硬度をもつ2つの異なる
    エラストマ材料で作られることを特徴とする請求項1乃
    至10のいずれか1項に記載のトレッドストリップ(1
    0)。
  12. 【請求項12】 請求項1に記載のカーカス(5)と、
    予加硫トレッドストリップ(1、10)とを組み立てる
    ことにより製造されることを特徴とするタイヤ。
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