JPH09175031A - 光記録媒体 - Google Patents

光記録媒体

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JPH09175031A
JPH09175031A JP8179624A JP17962496A JPH09175031A JP H09175031 A JPH09175031 A JP H09175031A JP 8179624 A JP8179624 A JP 8179624A JP 17962496 A JP17962496 A JP 17962496A JP H09175031 A JPH09175031 A JP H09175031A
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JP
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wavelength
carbon number
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Application number
JP8179624A
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English (en)
Inventor
Tsutayoshi Misawa
伝美 三沢
Kenichi Sugimoto
賢一 杉本
Taizo Nishimoto
泰三 西本
Takeshi Tsuda
武 津田
Hideki Umehara
英樹 梅原
Hirosuke Takuma
啓輔 詫摩
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Mitsui Toatsu Chemicals Inc
Original Assignee
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 基板上に、少なくとも色素層、反射層を
有する光記録媒体において、該色素層中に、波長450
〜630nmに吸収極大を有するアゾ化合物またはその
金属錯体、及び波長680〜900nmに吸収極大を有
するフタロシアニン化合物を含有することを特徴とする
光記録媒体。 【効果】 770〜830nmから選択される波長の光
に対してCD規格に準拠した記録及び/又は再生が可能
で、且つ、波長620〜690nmから選択される波長
の光に対して記録及び/又は再生ができる、良好な記録
特性を有する互換性のある光記録媒体を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光記録媒体、特に
複数のレーザー波長に対して記録及び又は再生可能な光
記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】コンパクトディスク(以下、CDと略
す)規格に対応した追記型光記録媒体としてCD−R
(CD−Recordable)が提案・開発されている(例え
ば、日経エレクトロニクス No. 465, p.107, 1989年1
月23日号、OPTICAL DATA STORAGE DIGEST SERIES vol.1
P45, 1989 等)。このCD−Rは,透明樹脂基板上
に、記録層、反射層、保護層がこの順で積層されてお
り、該記録層に高パワーのレーザー光を照射することに
より、記録層が物理的あるいは化学的変化を起こし、ピ
ットの形で情報を記録する。形成されたピット部位に、
低パワーのレーザー光を照射し、反射率の変化を検出す
ることによりピットの情報を再生することができる。こ
のような光記録媒体は、770〜830nmの近赤外半
導体レーザーを用いて記録・再生が行われ、レッドブッ
クやオレンジブック等のCDの規格に準拠しているた
め、CDプレーヤーやCD−ROMプレーヤーでも使う
ことができるという特徴を有する。
【0003】最近、770nmよりも短波長の半導体レ
ーザーの開発が進み、波長680nm及び630nmの
の赤色半導体レーザーが実用化されている(例えば、日
経エレクトロニクス No. 592, p.65, 1993 年10月11日
号] 。記録・再生用レーザーの短波長化によりビームス
ポットを小さくできるため、高密度の記録・再生ができ
る光記録媒体が可能になる。実際に半導体レーザーの短
波長化とデータ圧縮技術などにより動画を長時間記録で
きる大容量の光記録媒体及びプレーヤーが検討されてい
る(例えば、日経エレクトロニクス No. 589, p.55, 1
993 年 8月30日号、No. 594, p.169, 1993年11月 8日
号)。しかしながら、このような赤色レーザーを用いた
高密度光記録媒体及びプレーヤーが検討されても、ソフ
トの継続性の観点からも、既に大量に普及している従来
のシステムとの互換性を無視することはできない。即
ち、赤色レーザーで記録・再生または再生が可能で、従
来の780nm近赤外半導体レーザーでの記録・再生ま
たは再生が可能であるという互換性のある光記録媒体が
必要となる。
【0004】従来のCDやCD−ROM媒体は、反射率
に関して波長依存性が少なく、高密度対応プレーヤーで
容易に再生が可能であるが、一方、従来のCD−R媒体
は記録層に色素を用いているため光学特性の波長依存性
が大きく、その結果、CD−R媒体の反射率が波長によ
って大きく変化する。例えば、780nm付近の光に対
する反射率は65%以上有するが、620〜690nm
から選ばれた赤色光に対しては、記録層に用いている色
素の吸収が大きく屈折率が小さいため、反射率は10%
程度と小さく、変調度も小さく、且つ、記録波形に大き
な歪が観測される。反射率が10%程度では、信号の検
出が困難になり、仮になんとか検出できたとしても、エ
ラーレートやジッターが大きくなり、高密度対応再生プ
レーヤーで再生することは難しい。また、再生光安定性
に劣り、同じトラックを数回連続再生しても劣化が生
じ、実用に耐えることが出来ないという問題も生じた。
さらに、記録部の反射率が未記録部より大きくなるlow
to high 記録となり、通常のCD等(high to low 記
録)とは極性が逆になり好ましくない。
【0005】二層色素膜を設けた光記録媒体の例とし
て、特開昭58-112794 ではレーザービームの熱エネルギ
ーで状態変化を起こさない高反射率の色素層と、光吸収
能を有する有機物質を順次積層した機能分離記録膜を提
案している。特開昭60-239948では、高反射率のシアニ
ン色素またはメロシアニン色素と、有機光吸収層を積層
した媒体を提案している。特開昭63-153192 では、異な
る光学定数を有する色素記録層を提案している。特開平
1-110193 には、あるレーザー波長に対して透過率・吸
収率の異なる二種の有機色素の積層媒体が提案されてい
る。特開平4-330649は、あるレーザー光に対しての吸収
率または融点の異なる有機二層記録層の積層を提案して
いる。しかしながら、これらの提案は、ある一つの波長
のレーザー光に対する反射率、光劣化、高感度記録、エ
ラー発生率等に対する改良にとどまるものであり、複数
のレーザー光に対して記録・再生の互換性を有する光記
録媒体ではない。
【0006】また、特開昭61-74149は吸収波長の異なる
有機色素を積層して、ピットの深さ方向の差をつけるこ
とで記録容量を上げることを提案しているが、これも複
数のレーザー光に対して記録・再生の互換性を有する光
記録媒体ではない。一方、特開昭62-30090、特開昭63-9
577 、特開昭63-9578 、特開昭63-9579 、特開平3-2689
94、特開平4-46186 、国際出願特許WO91/14740、特開平
4-308791、国際出願特許WO91/18057、国際出願特許WO91
/18950、特開平4-361088、特開平5-279580、特開平6-65
514 では、アゾ化合物の金属錯体を「記録層」に用いた
媒体が開示されている。しかしながら、これらの公報で
提案されている媒体は、オレンジブックを満足し、且
つ、620〜690nmの光でも再生したり、または記
録及び再生することはできない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
の問題を解決すること、即ち、波長620〜690nm
から選択される波長の光に対して記録・再生または再生
が出来、且つ、従来の770〜830nmから選択され
る波長の光に対してCD規格に準拠した記録・再生また
は再生が可能で、良好な記録特性を有する光記録媒体を
提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決すべく鋭意検討を重ねた結果、本発明を完成する
に至った。即ち、本発明は、 基板上に、少なくとも、色素層、反射層及び保護層
を有する光記録媒体において、該色素層中に、波長45
0〜630nmに吸収極大を有する一般式(1)(化
5)のアゾ化合物またはその金属錯体と波長680〜9
00nmに吸収極大を有する一般式(2)(化6)で示
されるフタロシアニン化合物を含有することを特徴とす
る光記録媒体、
【0009】
【化5】 〔式中、R1 及びR2 は各々独立に水素原子、総炭素数
1〜15の置換または未置換のアルキル基、総炭素数6
〜21の置換または未置換のアリール基、総炭素数7〜
22の置換または未置換のアラルキル基、総炭素数2〜
16の置換または未置換のアルケニル基を表し、R3
4 、R5 及びR6 は各々独立に水素原子、ハロゲン原
子、ヒドロキシ基、カルボキシル基、スルホン基、スル
ホンアミド基、アミノ基、総炭素数1〜15の置換また
は未置換のアルキル基、総炭素数1〜15の置換または
未置換のアルコキシ基、総炭素数6〜21の置換または
未置換のアリール基、総炭素数1〜15の置換または未
置換のアシル基、総炭素数2〜16の置換または未置換
のアルキルカルボキシル基、総炭素数2〜22の置換ま
たは未置換のアラルキル基、総炭素数2〜16の置換ま
たは未置換のアルキルカルボニルアミノ基、総炭素数1
〜15の置換または未置換のアルキルスルホンアミノ
基、総炭素数1〜15の置換または未置換のアルキルア
ミノ基、総炭素数1〜15の置換または未置換のアルキ
ルスルホニル基、総炭素数2〜16の置換または未置換
のアルケニル基を表し、R1 とR4 、R2 とR6 及びR
1 とR2 は連結基を介して環を形成してもよく、R
7 は、水素原子、ハロゲン原子、ヒドロキシ基、カルボ
キシル基、スルホン基、スルホンアミド基、アミノ基、
総炭素数1〜15の置換または未置換のアルキル基、総
炭素数1〜15の置換または未置換のアルコキシ基、総
炭素数6〜21の置換または未置換のアリール基、総炭
素数1〜15の置換または未置換のアシル基、総炭素数
2〜16の置換または未置換のアルキルカルボキシル
基、総炭素数7〜22の置換または未置換のアラルキル
基、総炭素数2〜16の置換または未置換のアルキルカ
ルボニルアミノ基、総炭素数1〜15の置換または未置
換のアルキルスルホンアミノ基、総炭素数1〜15の置
換または未置換のアルキルアミノ基、総炭素数1〜15
の置換または未置換のアルキルスルホニル基、総炭素数
2〜16の置換または未置換のアルケニル基、シアノ
基、ニトロ基、メルカプト基、チオシアノ基、クロロス
ルホン酸基、総炭素数1〜15の置換または未置換のア
ルキルチオ基、総炭素数2〜16の置換または未置換の
アルキルアゾメチン基、総炭素数1〜15の置換または
未置換のアルキルアミノスルホニル基を表し、Xは硫黄
原子またはN−R8 を表し、(ここで、R8 は水素原
子、総炭素数1〜15の置換または未置換のアルキル
基、総炭素数6〜21の置換または未置換のアリール
基、総炭素数7〜22の置換または未置換のアラルキル
基、総炭素数2〜16の置換または未置換のアルケニル
基を表す。)Yは窒素原子またはC−R9 を表す(ここ
で、R9 はR7 と同じ意味を表す。)。但し、Xが硫黄
原子の時、Yは窒素原子であり、XがN−R8の時、Y
はC−R9 である。〕
【0010】
【化6】 (式中、Y1 ,Y2 ,Y3 ,Y4 ,Y5 ,Y6 ,Y7
びY8 は、各々独立に水素原子、炭素数1〜20の置換
または未置換の炭化水素基、炭素数1〜20の置換また
は未置換のアルコキシ基、炭素数1〜20の置換または
未置換のアルキルチオ基を表し、Y1 とY2 、Y3 とY
4 、Y5 とY6 、及びY7 とY8 の各組み合わせにおい
て、互いに隣接している場合は連結して環状となっても
よい基を表し、他方、A1 、A2 、A3 及びA4 は、各
々独立にハロゲン原子、ニトロ基を表す。l1 、l2
3 及びl4 は0〜3の整数を表し、m1 、m2 、m3
及びm4 は0〜3の整数を表し、Mは2個の水素原子、
2価の金属原子、3価または4価の置換金属原子、また
はオキシ金属を表す。) 色素層中に含有する波長450〜630nmに吸収
極大を有する化合物が、一般式(3)(化7)で示され
るアゾ化合物の金属錯体であることを特徴とする前記
の光記録媒体、
【0011】
【化7】 〔式中、R1 、R2 、R4 、R5 及びR6 は、一般式
(1)と同じ意味を表し、R10は、ヒドロキシ基または
カルボキシル基を表し、R11は、水素原子またはハロゲ
ン原子を表す。〕 色素層が、波長450〜630nmに吸収極大を有
する一般式(1)で示されるアゾ化合物またはその金属
錯体と波長680nm〜900nmに吸収極大を有する
一般式(2)で示されるフタロシアニン化合物の混合物
を含有する1層構造をとることを特徴とする前記の光
記録媒体、 色素層が、波長450〜630nmに吸収極大を有
する一般式(1)で示されるアゾ化合物またはその金属
錯体を含有する光干渉層、及び、波長680nm〜90
0nmに吸収極大を有する一般式(2)で示されるフタ
ロシアニン化合物を含有する記録層の2層構造をとるこ
とを特徴とする前記の光記録媒体、 光干渉層の複素屈折率の実部をni 、膜厚をdi (n
m)とした時、記録及び再生波長の光に対して、70≦n
i ×di ≦300であることを特徴とする前記の光記
録媒体、 波長770〜830nmの範囲から選択される波長
λ1 のレーザー光を用いて記録及び/又は再生が可能で
あり、且つ、620〜690nmの範囲から選択される
波長λ2 のレーザー光を用いて記録及び/又は再生が可
能である前記〜〜のいずれかに記載の光記録媒体、 波長λ2 のレーザー光を用いて再生が可能である前
記の光記録媒体。 基板を通して測定した波長λ1 のレーザー光の反射
率が65%以上で、且つ、波長λ2 のレーザー光の反射
率が15%以上である前記またはの光記録媒体、 基板を通して測定した波長λ2 のレーザー光の反射
率が20%以上の前記の光記録媒体、に関するもので
ある。また、本願発明は、下記一般式(4)(化8)で
表される新規なアゾ化合物の金属錯体に関するものであ
る。
【0012】
【化8】 〔式中、R1 及びR2 は各々独立に水素原子、総炭素数
1〜15の置換または未置換のアルキル基、総炭素数6
〜21の置換または未置換のアリール基、総炭素数7〜
22の置換または未置換のアラルキル基、総炭素数2〜
16の置換または未置換のアルケニル基を表し、R11
水素原子またはハロゲン原子を表し、Meはニッケル、
コバルト、銅、パラジウム、鉄または亜鉛を表す〕
【0013】
【発明の実施の形態】本発明について以下に具体的に説
明する。本発明の光記録媒体の構成は、基板上に色素層
が形成されており、その上に反射層が設けられている。
さらに反射層を保護するために反射層の上に保護層を設
けたり、2枚の媒体を貼り合わせても良い。但し、色素
層が記録層と光干渉層の2層構造から成る場合、記録層
と光干渉層の積層順序は逆転してもよく、基板と色素層
または光干渉層との間、又は記録層または光干渉層と反
射層との間には他の層が存在してもかまわない。
【0014】基板の材質としては、記録光及び再生光の
波長で透明であればよい。例えば、ポリカーボネート樹
脂、塩化ビニル樹脂、ポリメタクリル酸メチル等のアク
リル樹脂、ポリスチレン樹脂、エポキシ樹脂等の高分子
材料やガラス等の無機材料が利用される。これらの基板
材料は、射出成形法等により円盤状に基板に成形され
る。必要に応じて、基板表面に記録位置を表す案内溝や
ピットを形成することもある。このような案内溝やピッ
トは、基板の成形時に付与するのが好ましいが、基板の
上に紫外線硬化樹脂層を設けて付与することもできる。
通常CDとして用いる場合は、厚さ1.2mm程度、直
径80ないし120mm程度の円盤状であり、中央に直
径15mm程度の穴が開いている。本発明においては、
基板上に色素層を設けるが、本発明の色素層は、最大吸
収波長λmax が630nm未満に存在する一般式(1)
で示されるアゾ化合物またはその金属錯体を含有する。
中でも、波長620〜830nmでの屈折率が大きく、
吸光度が小さい化合物が好ましい。色素層が記録層と光
干渉層の2層構造から成る場合、アゾ化合物の金属錯体
を主成分とする光干渉層のλ1 における消衰係数が0.
15以下で、λ2 の消衰係数が0.2以下となることが
好ましい。
【0015】本発明で用いるアゾ化合物またはその金属
錯体は、前記式(1)で示されるアゾ化合物またはその
金属錯体である前記式(1)の置換基において、ハロゲ
ン原子としては、フッ素、塩素、臭素、沃素であり好ま
しくは、フッ素、塩素、臭素である。置換または未置換
のアルキル基としては、直鎖または分岐のアルキル基、
アルコキシアルキル基、アルコキシアルコキシアルキル
基、アルコキシアルコキシアルコキシアルキル基、アル
コキシカルボニルアルキル基、アルコキシカルボニルオ
キシアルキル基、アルコキシアルコキシカルボニルオキ
シアルキル基、ヒドロキシアルキル基、ヒドロキシアル
コキシアルキル基、ヒドロキシアルコキシアルコキシア
ルキル基、シアノアルキル基、アシルオキシアルキル
基、アシルオキシアルコキシアルキル基、アシルオキシ
アルコキシアルコキシアルキル基、ハロゲン化アルキ
ル、スルホンアルキル基、アルキルカルボニルアミノア
ルキル基、アルキルスルホンアミノアルキル基、スルホ
ンアミドアルキル基、アルキルアミノアルキル基、アミ
ノアルキル基、及びアルキルスルホンアルキル基の中か
ら選択される。
【0016】直鎖または分岐のアルキル基としては炭素
数1〜15のアルキル基で、ポリカーボネート、アクリ
ル、エポキシ、ポリオレフィン基板等への塗布による加
工性を考慮すれば、メチル基、エチル基、n-プロピル
基、iso-プロピル基、n-ブチル基、sec-ブチル基、t-ブ
チル基、n-ペンチル基、iso-ペンチル基、2-メチルブチ
ル基、1-メチルブチル基、neo-ペンチル基、1,2-ジメチ
ルプロピル基、1,1-ジメチルプロピル基、cyclo-ペンチ
ル基、n-ヘキシル基、4-メチルペンチル基、3-メチルペ
ンチル基、2-メチルペンチル基、1-メチルペンチル基、
3,3-ジメチルブチル基、2,3-ジメチルブチル基、1,3-ジ
メチルブチル基、2,2-ジメチルブチル基、1,2-ジメチル
ブチル基、1,1-ジメチルブチル基、3-エチルブチル基、
2-エチルブチル基、1-エチルブチル基、1,2,2-トリメチ
ルブチル基、1,1,2-トリメチルブチル基、1-エチル-2-
メチルプロピル基、cyclo-ヘキシル基、n-ヘプチル基、
2-メチルヘキシル基、3-メチルヘキシル基、4-メチルヘ
キシル基、5-メチルヘキシル基、2,4-ジメチルペンチル
基、n-オクチル基、2-エチルヘキシル基、2,5-ジメチル
ヘキシル基、2,5,5-トリメチルペンチル基、2,4-ジメチ
ルヘキシル基、2,2,4-トリメチルペンチル基、n-ノニル
基、n-デシル基、4-エチルオクチル基、4-エチル-4,5-
ジメチルヘキシル基、n-ウンデシル基、n-ドデシル基、
1,3,5,7-テトラエチルオクチル基、4-ブチルオクチル
基、6,6-ジエチルオクチル基、n-トリデシル基、6-メチ
ル-4- ブチルオクチル基、n-テトラデシル基、n-ペンタ
デシル基、3,5-ジメチルヘプチル基、2,6-ジメチルヘプ
チル基、2,4-ジメチルヘプチル基、2,2,5,5-テトラメチ
ルヘキシル基、1-cyclo-ペンチル-2,2- ジメチルプロピ
ル基、1-cyclo-ヘキシル-2,2- ジメチルプロピル基等が
挙げられる。
【0017】アルコキシアルキル基としては、メトキシ
メチル基、エトキシメチル基、プロポキシメチル基、ブ
トキシメチル基、メトキシエチル基、エトキシエチル
基、プロポキシエチル基、ブトキシエチル基、n-ヘキシ
ルオキシエチル基、4-メチルペンチルオキシエチル基、
1,3-ジメチルブトキシエチル基、2-エチルヘキシルオキ
シエチル基、n-オクチルオキシエチル基、3,5,5-トリメ
チルヘキシルオキシエチル基、2-メチル-1-iso- プロピ
ルプロポキシエチル基、3-メチル-1-iso- プロピルブト
キシエチル基、2-エトキシ-1- メチルエチル基、3-メト
キシブチル基、3,3,3-トリフルオロプロポキシエチル
基、3,3,3-トリクロロプロポキシエチル基などの炭素数
2〜15のものが挙げられる。
【0018】アルコキシアルコキシアルキル基の例とし
ては、メトキシエトキシエチル基、エトキシエトキシエ
チル基、プロポキシエトキシエチル基、ブトキシエトキ
シエチル基、ヘキシルオキシエトキシエチル基、1,2-ジ
メチルプロポキシエトキシエチル基、3-メチル-1-iso-
ブチルブトキシエトキシエチル基、2-メトキシ-1- メチ
ルエトキシエチル基、2-ブトキシ-1- メチルエトキシエ
チル基、2-(2'-エトキシ-1'-メチルエトキシ)-1-メチル
エチル基、3,3,3-トリフルオロプロポキシエトキシエチ
ル基、3,3,3-トリクロロプロポキシエトキシエチル基等
が挙げられる。アルコキシアルコキシアルコキシアルキ
ル基の例としては、メトキシエトキシエトキシエチル
基、エトキシエトキシエトキシエチル基、ブトキシエト
キシエトキシエチル基、2,2,2-トリフルオロエトキシエ
トキシエトキシエチル基、2,2,2-トリクロロエトキシエ
トキシエトキシエチル基などが挙げられる。
【0019】アルコキシカルボニルアルキル基の例とし
ては、メトキシカルボニルメチル基、エトキシカルボニ
ルメチル基、ブトキシカルボニルメチル基、メトキシカ
ルボニルエチル基、エトキシカルボニルエチル基、ブト
キシカルボニルエチル基、2,2,3,3-テトラフルオロプロ
ポキシカルボニルメチル基、2,2,3,3-テトラクロロプロ
ポキシカルボニルメチル基等が挙げられる。アルコキシ
カルボニルオキシアルキル基の例としては、メトキシカ
ルボニルオキシエチル基、エトキシカルボニルオキシエ
チル基、ブトキシカルボニルオキシエチル基、2,2,2-ト
リフルオロエトキシカルボニルオキシエチル基、2,2,2-
トリクロロエトキシカルボニルオキシエル基などが挙げ
られる。アルコキシアルコキシカルボニルオキシアルキ
ル基の例としては、メトキシエトキシカルボニルオキシ
エチル基、エトキシエトキシカルボニルオキシエチル
基、ブトキシエトキシカルボニルオキシエチル基、2,2,
2-トリフルオロエトキシエトキシカルボニルオキシエチ
ル基、2,2,2-トリクロロエトキシエトキシカルボニルオ
キシエチル基などが挙げられる。
【0020】ヒドロキシアルキル基の例としては、2-ヒ
ドロキシエチル基、4-ヒドロキシブチル基、2-ヒドロキ
シ-3- メトキシプロピル基、2-ヒドロキシ-3- クロロプ
ロピル基、2-ヒドロキシ-3- エトキシプロピル基、3-ブ
トキシ-2- ヒドロキシプロピル基、2-ヒドロキシ-3- フ
ェノキシプロピル基、2-ヒドロキシプロピル基、2-ヒド
ロキシブチル基などが挙げられる。ヒドロキシアルコキ
シアルキル基の例としては、ヒドロキシエトキシエチル
基、2-(2'-ヒドロキ-1'-メチルエトキシ)-1- メチルエ
チル基、2-(3'-フルオロ-2'-ヒドロキシプロポキシ) エ
チル基、2-(3'-クロロ-2'-ヒドロキシプロポキシ) エチ
ル基などが挙げられ、ヒドロキシアルコキシアルコキシ
アルキル基の例としては、ヒドロキシエトキシエトキシ
エチル基、[2'-(2"-ヒドロキ-1"-メチルエトキシ)-1'-
メチルエトキシ] エトキシエチル基、[2'-(2"-フルオロ
-1"-ヒドロキシエトキシ)-1'-メチルエトキシ] エトキ
シエチル基、[2'-(2"-クロロ-1"-ヒドロキシエトキシ)
-1'-メチルエトキシ] エトキシエチル基などが挙げられ
る。
【0021】シアノアルキル基の例としては、2-シアノ
エチル基、2-シアノプロピル基、2-シアノブチル基、4-
シアノブチル基、2-シアノ-3- メトキシプロピル基、2-
シアノ-3- クロロプロピル基、2-シアノ-3- エトキシプ
ロピル基、3-ブトキシ-2- シアノプロピル基、2-シアノ
-3- フェノキシプロピル基などが挙げられる。アシルオ
キシアルキル基の例としては、アセトキシエチル基、プ
ロピオニルオキシエチル基、ブチリルオキシエチル基、
バレリルオキシエチル基、1-エチルペンチルカルボニル
オキシエチル基、2,4,4-トリメチルペンチルカルボニル
オキシエチル基、3-フロオロブチリルオキシエル基、3-
クロロブチリルオキシエチル基などが挙げられ、アシル
オキシアルコキシアルキル基の例としては、アセトキシ
エトキシエチル基、プロピオニルオキシエトキシエチル
基、バレリルオキシエトキシエチル基、1-エチルペンチ
ルカルボニルオキシエトキシエチル基、2,4,4-トリメチ
ルペンチルカルボニルオキシエトキシエチル基、2-フル
オロプロピオニルオキシエトキシエチル基、2-クロロプ
ロピオニルオキシエトキシエチル基などが挙げられ、ア
シルオキシアルコキシアルコキシアルキル基の例として
は、アセトキシエトキシエトキシエチル基、プロピオニ
ルオキシエトキシエトキシエチル基、バレリルオキシエ
トキシエトキシエチル基、1-エチルペンチルカルボニル
オキシエトキシエトキシエチル基、2,4,4-トリメチルペ
ンチルカルボニルオキシエトキシエトキシエチル基、2-
フルオロプロピオニルオキシエトキシエトキシエチル
基、2-クロロプロピオニルオキシエトキシエトキシエチ
ル基などが挙げられる。
【0022】ハロゲン化アルキル基の例としては、クロ
ルメチル基、クロルエチル基、2,2,2-トリフルオロエチ
ル基、トリフルオロメチル基、ブロムメチル基、ヨウ化
メチル基などが挙げられる。スルホンアルキル基の例と
しては、スルホンメチル基、スルホンエチル基、スルホ
ンプロピル基などが挙げられる。アルキルカルボニルア
ミノアルキル基の例としては、メチルカルボニルアミノ
エチル基、エチルカルボニルアミノエチル基、プロピル
カルボニルアミノエチル基、シクロヘキシルカルボニル
アミノエチル基、スクシンイミノエチル基などが挙げら
れる。アルキルスルホンアミノアルキル基の例として
は、メチルスルホンアミノエチル基、エチルスルホンア
ミノエチル基、プロピルスルホンアミノエチル基などが
挙げられる。スルホンアミドアルキル基の例としては、
スルホンアミドメチル基、スルホンアミドエチル基、ス
ルホンアミドプロピル基などが挙げられる。
【0023】アルキルアミノアルキル基の例としては、
N-メチルアミノメチル基、N,N-ジメチルアミノメチル
基、N,N-ジエチルアミノメチル基、N,N-ジプロピルアミ
ノメチル基、N,N-ジブルアミノメチル基、などが挙げら
れる。アミノアルキル基の例としては、アミノメチル
基、アミノエチル基、アミノプロピル基などが挙げられ
る。アルキルスルホンアルキル基の例としては、メチル
スルホンメチル基、エチルスルホンメチル基、ブチルス
ルホンメチル基、メチルスルホンエチル基、エチルスル
ホンエチル基、ブチルスルホンエチル基、2,2,3,3-テト
ラフルオロプロピルスルホンメチル基、2,2,3,3-テトラ
クロロプロピルスルホンメチル基などが挙げられる。
【0024】置換または未置換のアルコキシ基の例とし
ては、上記に挙げたアルキル基と同様な置換基を有する
アルコキシ基であり、好ましくは、メトキシ基、エトキ
シ基、n-プロポキシ基、iso-プロポキシ基、n-ブトキシ
基、iso-ブトキシ基、sec-ブトキシ基、t-ブトキシ基、
n-ペンチルオキシ基、iso-ペンチルオキシ基、neo-ペン
チルオキシ基、2-メチルブトキシ基などの低級アルコキ
シ基が挙げられる。置換または未置換のアリール基の例
としては、上記に挙げたアルキル基と同様な置換基を有
するアリール基であり、好ましくは、フェニル基、ニト
ロフェニル基、シアノフェニル基、ヒドロキシフェニル
基、メチルフェニル基、トリフルオロメチルフェニル
基、ナフチル基、ニトロナフチル基、シアノナフチル
基、ヒドロキシナフチル基、メチルナフチル基、トリフ
ルオロメチルナフチル基などが挙げられる。
【0025】置換または未置換のアシル基の例として
は、上記に挙げたアルキル基と同様な置換基を有するア
シル基であり、好ましくは、ホルミル基、アセチル基、
エチルカルボニル基、n-プロピルカルボニル基、iso-プ
ロピルカルボニル基、n-ブチルカルボニル基、iso-ブチ
ルカルボニル基、sec-ブチルカルボニル基、t-ブチルカ
ルボニル基、n-ペンチルカルボニル基、iso-ペンチルカ
ルボニル基、neo-ペンチルカルボニル基、2-メチルブチ
ルカルボニル基、ニトロベンジルカルボニル基などが挙
げられる。置換または未置換のアルキルカルボキシル基
の例としては、上記に挙げたアルキル基と同様な置換基
を有するアルキルカルボキシル基であり、好ましくは、
メチルカルボキシル基、エチルカルボキシル基、n-プロ
ピルカルボキシル基、iso-プロピルカルボキシル基、n-
ブチルカルボキシル基、iso-ブチルカルボキシル基、se
c-ブチルカルボキシル基、t-ブチルカルボキシル基、n-
ペンチルカルボキシル基、iso-ペンチルカルボキシル
基、neo-ペンチルカルボキシル基、2-メチルブチルカル
ボキシル基などの低級アルキルカルボキシル基が挙げら
れる。
【0026】置換または未置換のアラルキル基の例とし
ては、上記に挙げたアルキル基と同様な置換基を有する
アラルキル基であり、好ましくは、ベンジル基、ニトロ
ベンジル基、シアノベンジル基、ヒドロキシベンジル
基、メチルベンジル基、トリフルオロメチルベンジル
基、ナフチルメチル基、ニトロナフチルメチル基、シア
ノナフチルメチル基、ヒドロキシナフチルメチル基、メ
チルナフチルメチル基、トリフルオロメチルナフチルメ
チル基などが挙げられる。置換または未置換のアルキル
カルボニルアミノ基の例としては、上記に挙げたアルキ
ル基と同様な置換基を有するアルキルカルボニルアミノ
基であり、好ましくは、アセチルアミノ基、エチルカル
ボニルアミノ基、n-プロピルカルボニルアミノ基、iso-
プロピルカルボニルアミノ基、n-ブチルカルボニルアミ
ノ基、iso-ブチルカルボニルアミノ基、sec-ブチルカル
ボニルアミノ基、t-ブチルカルボニルアミノ基、n-ペン
チルカルボニルアミノ基、iso-ペンチルカルボニルアミ
ノ基、neo-ペンチルカルボニルアミノ基、2-メチルブチ
ルカルボニルアミノ基、シクロヘキシルカルボニルアミ
ノ基、スクシンイミノ基などの低級アルキルカルボニル
アミノ基が挙げられる。
【0027】置換または未置換のアルキルスルホンアミ
ノ基の例としては、上記に挙げたアルキル基と同様な置
換基を有するアルキルスルホンアミノ基であり、好まし
くは、メチルスルホンアミノ基、エチルスルホンアミノ
基、n-プロピルスルホンアミノ基、iso-プロピルスルホ
ンアミノ基、n-ブチルスルホンアミノ基、iso-ブチルス
ルホンアミノ基、sec-ブチルスルホンアミノ基、t-ブチ
ルスルホンアミノ基、n-ペンチルスルホンアミノ基、is
o-ペンチルスルホンアミノ基、neo-ペンチルスルホンア
ミノ基、2-メチルブチルスルホンアミノ基、シクロヘキ
シルスルホンアミノ基などの低級アルキルスルホンアミ
ノ基が挙げられる。置換または未置換のアルキルアミノ
基の例としては、上記に挙げたアルキル基と同様な置換
基を有するアルキルアミノ基であり、好ましくは、N-メ
チルアミノ基、N,N-ジメチルアミノ基、N,N-ジエチルア
ミノ基、N,N-ジプロピルアミノ基、N,N-ジブチルアミノ
基などの低級アルキルアミノ基が挙げられる。
【0028】置換または未置換のアルキルスルホニル基
の例としては、上記に挙げたアルキル基と同様な置換基
を有するアルキルスルホニル基であり、好ましくは、メ
チルスルホニル基、エチルスルホニル基、n-プロピルス
ルホニル基、iso-プロピルスルホニル基、n-ブチルスル
ホニル基、iso-ブチルスルホニル基、sec-ブチルスルホ
ニル基、t-ブチルスルホニル基、n-ペンチルスルホニル
基、iso-ペンチルスルホニル基、neo-ペンチルスルホニ
ル基、2-メチルブチルスルホニル基、2-ヒドロキシエチ
ルスルホニル基、2-シアノエチルスルホニル基などの低
級アルキルスルホニル基が挙げられる。置換または未置
換のアルケニル基の例としては、上記に挙げたアルキル
基と同様な置換基を有するアルケニル基であり、好まし
くは、プロペニル基、1-ブテニル基、iso-ブテニル基、
1-ペンテニル基、2-ペンテニル基、2-メチル-1- ブテニ
ル基、3-メチル-1- ブテニル基、2-メチル-2- ブテニル
基、2,2-ジシアノビニル基、2-シアノ-2- メチルカルボ
キシルビニル基、2-シアノ-2- メチルスルホンビニル基
などの低級アルケニル基が挙げられる。
【0029】置換または未置換のアルキルチオ基の例と
しては、上記に挙げたアルキル基と同様な置換基を有す
るアルキルチオ基であり、好ましくは、メチルチオ基、
エチルチオ基、n-プロピルチオ基、iso-プロピルチオ
基、n-ブチルチオ基、iso-ブチルチオ基、sec-ブチルチ
オ基、t-ブチルチオ基、n-ペンチルチオ基、iso-ペンチ
ルチオ基、neo-ペンチルチオ基、2-メチルブチルチオ
基、メチルカルボキシルエチルチオ基などの低級アルキ
ルチオ基が挙げられる。置換または未置換のアルキルア
ゾメチン基の例としては、上記に挙げたアルキル基と同
様な置換基を有するアルキルアゾメチン基であり、好ま
しくは、メチルアゾメチン基、エチルアゾメチン基、n-
プロピルアゾメチン基、iso-プロピルアゾメチン基、n-
ブチルアゾメチン基、iso-ブチルアゾメチン基、sec-ブ
チルアゾメチン基、t-ブチルアゾメチン基、n-ペンチル
アゾメチン基、iso-ペンチルアゾメチン基、neo-ペンチ
ルアゾメチン基、2-メチルブチルアゾメチン基、ヒドロ
キシエチルアゾメチン基などの低級アルキルアゾメチン
基が挙げられる。
【0030】置換または未置換のアルキルアミノスルホ
ニル基の例としては、上記に挙げたアルキル基と同様な
置換基を有するアルキルアミノスルホニル基であり、好
ましくは、N-メチルアミノスルホニル基、N-エチルアミ
ノスルホニル基、N-(n- プロピル) アミノスルホニル
基、N-(iso- プロピル) アミノスルホニル基、N-(n- ブ
チル) アミノスルホニル基、N-(iso- ブチル) アミノス
ルホニル基、N-(sec- ブチル) アミノスルホニル基、N-
(t- ブチル) アミノスルホニル基、N-(n- ペンチル) ア
ミノスルホニル基、N-(iso- ペンチル) アミノスルホニ
ル基、N-(neo- ペンチル) アミノスルホニル基、N-(2-
メチルブチル) アミノスルホニル基、N-(2- ヒドロキシ
エチル) アミノスルホニル基、N-(2- シアノエチル) ア
ミノスルホニル基などの低級アルキルアミノスルホニル
基が挙げられる。
【0031】R1 とR4 またはR2 とR6 が連結基を介
して環を形成した例としては、-CH2CH2-、-CH2CH2CH2-
、-CH2CH(Cl)- 、 -CH2C(=O)CH2-、-CH2C(=O)-、-CH2C
H2C(=O)- 、-CH2CH(F)-、-CH2CH(OH)- 等が挙げられ
る。R1 とR2 が連結基を介して環を形成した例として
は、-CH2CH2OCH2CH2- 、-CH2CH2NHCH2CH2-、 -CH2CH2N
(CH3)CH2CH2- -CH2C(=O)OC(=O)CH2- 、-CH2C(=O)NHC(=
O)CH2-、-CH2C(=O)N(CH3)C(=O)CH2-、-CH2CH2CH2CH2CH2
- 等が挙げられる。本発明の一般式(1)で表される化
合物は、公知の方法により、次の様に製造される。即
ち、一般式(4)(化9)で示されるアミン成分をジア
ゾ化し、一般式(5)(化9)で示されるカップリング
成分の溶液に添加し、カップリング反応させて一般式
(1)で示されるアゾ化合物が得られる。
【0032】
【化9】 〔上式中、R1 〜R7 、X及びYは式(1)の場合と同
じ意味を表す。〕
【0033】また、本発明においては、前記アゾ化合物
の金属錯体の製造法は公知の方法、例えば、古川;Anal
ytica Chimica Acta 140(1982) 281-289に記載の方法等
に準じて製造することができる。アゾ化合物の金属錯体
を形成する金属としては、例えば、ニッケル、コバル
ト、鉄、ルテニウム、オジウム、パラジウム、銅、オス
ミウム、イリジウム、白金、亜鉛、マグネシウム等の金
属が好ましく、特にニッケル、コバルト、銅、パラジウ
ム、鉄、亜鉛が好ましい。これらは製造時に酢酸塩、ハ
ロゲン化物、BF4 - 塩等の形で用いられ、Ni2+、C
2+、Co3+、Cu2+、Pd2+、Fe2+、Fe3+、Zn
2+等としてアゾ化合物に配位した錯体として得られる。
このアゾ化合物の金属錯体は、単独でも複数の化合物を
混合しても良い。本発明の一般式(1)で表されるアゾ
化合物としては、例えば、表−1(表1〜13)に示す
化合物が挙げられるが、これらに限定されるものではな
い。
【0034】
【表1】
【0035】
【表2】
【0036】
【表3】
【0037】
【表4】
【0038】
【表5】
【0039】
【表6】
【0040】
【表7】
【0041】
【表8】
【0042】
【表9】
【0043】
【表10】
【0044】
【表11】
【0045】
【表12】
【0046】
【表13】
【0047】本発明で色素層に含有されるフタロシアニ
ン化合物は、680〜900nmに吸収極大を有する一
般式(2)で示されるフタロシアニン化合物であり、好
ましくは、770〜830nmでの屈折率が大きく、吸
光度が小さいものである。色素層が、記録層及び光干渉
層の2層構造をとる場合、フタロシアニン化合物を含有
する記録層に必要な光学定数(屈折率n、消衰係数k)
は、前記レーザー光の波長λ1 において、nが1.8以
上で、且つ、kが0.04〜0.20であり、λ2 にお
いてnが1.1以上で、且つ、kが0.04〜0.6で
ある。波長λ1 で、nがこれより小さい値になるとCD
規格を満足する反射率と信号変調度は得られにくく、波
長λ2 においても、nがこれより小さい値となると正確
な信号読みとりに必要な反射率が得られにくくなる。次
に、波長λ1 において、kが0.20を越えると反射率
が低下してCD規格を満足しにくくなり、kが0.04
未満だと記録ができない。また、波長λ2 において、k
が0.6を越えると吸収が大きくなりすぎ再生に必要な
反射率が得られないだけでなく、再生光により信号が変
化しやすくなり実用に適さない。なお、λ2 での記録を
考慮するとkは0.04以上必要である。
【0048】前記式(2)の置換基Y1 〜Y8 におい
て、炭化水素基としては、メチル、エチル、ブチル、ペ
ンチル、ヘキシル、ヘプチル、オクチル、ノニル、デシ
ル、ドデシル、シクロヘキシル、ジメチルシクロヘキシ
ル等の飽和炭化水素基、エテニル、ブテニル、ヘキセニ
ル、オクテニル、ドデセニル、ブチニル、ヘプチニル、
フェニル、メチルフェニル、ブチルフェニル、ヘキシル
フェニル等の不飽和炭化水素基が挙げれる。これらの炭
化水素基は、直鎖、分岐または環状であっても良い。ま
た、これらの炭化水素基はハロゲン、アミノ基、シアノ
基、エーテル基、水酸基等で置換されていても良い。
【0049】ハロゲン原子としては、フッ素、塩素、臭
素、ヨウ素等が挙げられる。また、フタロシアニン環を
構成するベンゼン環に結合しているY1 〜Y8 およびA
1 〜A4 の置換基の置換位置は特に限定するものではな
く、又、置換基の種類及び数は一分子中の4つのベンゼ
ン環で異なっていても良い。Mで表される2価の金属原
子としては、Cu、Zn、Fe、Co、Ni、Ru、P
d、Pt、Mg、Ti、Be、Ca、Ba、Pb、Cd
等が挙げられ、1置換3価金属としては、Al−Cl、
Al−Br、Ga−Cl、Ga−Br、In−Cl、I
n−Br、Ti−Cl、Ti−Br、Al−C6 5
Al−C6 4(CH3 )、In−C107 、Mn(O
H)、Mn(OC6 5 )、Mn(OSi(C
3 3 )、FeCl、RuCl等が挙げられ、2置換
の4価金属としては、CrCl2 、SiCl2 、GeB
2 、SnCl2 、TiCl2 、Mn(OH)2 、Sn
(OH)2 、TiR2 、CrR2 、SiR2 、Sn
2 、GeR2[Rはアルキル基、フェニル基、ナフチ
ル基及びその誘導体を表す]、Ti(OR’)2 、Cr
(OR’)2 、Si(OR’)2 、Sn(OR’)
2 [R’はアルキル基、フェニル基、ナフチル基、トリ
アルキルシリル基、ジアルキルアルコキシシリル基及び
その誘導体を表す]等が挙げられ、オキシ金属として
は、VO、MnO、TiO等が挙げられる。
【0050】このフタロシアニン化合物の具体例として
は、下記の化合物〔式(a)〜(c)〕が挙げられる。
なお、詳しくは特開平3−62878、特開平3−14
1582、特開平3−215466に記載されている化
合物が挙げられ、これらに記載されている方法で合成す
ることができる。 下記一般式(a)(化10)において、次に示される
置換基、金属を有する化合物
【0051】
【化10】 ────────────────────────────── 化合物 M A R ────────────────────────────── a-1 Pd H OCH(CH3)CH(CH3)2 a-2 Pd H OCH[CH(CH3)2]2 a-3 Pd H OCH[CH(CH3)(C2H5)][CH(CH3)2] a-4 Pd H OCH2CH(C2H5)C4H9 a-5 Ni NO2 OCH[CH(CH3)2]2 a-6 Ni H S-n-C8H17 a-7 Ni H S(CH2CH2O)2CH3 a-8 Cu H OCH[CH(CH3)(C2H5)][CH(CH3)2] a-9 VO H OCH2CH(C2H5)C4H9 a-10 Cu H OCH2CH2OCH2CH2OCH3 a-11 VO H OCH2(CF2)3CF2H ────────────────────────────── 下記一般式(b)(化11)において、次に示される
置換基、金属を有する化合物
【0052】
【化11】 ────────────────────────────── 化合物 M Xn R' ────────────────────────────── b-1 Pd Br2.5 OCH(CH3)CH(CH3)2 b-2 Pd Cl8 OCH[CH(CH3)2]2 b-3 Pd Br4 OCH[CH(CH3)(C2H5)][CH(CH3)2] b-4 Pd Br4 OCH(CH3)CH(CH3)2 b-5 Pd I 4 OCH(CH3)CH(CH3)2 b-6 Pd I3.2 OCH2CH(C2H5)C4H9 b-7 Pd Br4 OCH[CH(CH3)2]2 b-8 Pd Br4 OCH(CH3)CH2CH(CH3)2 b-9 Pd Br3.5 OCH(CH3)CH(CH3)2 ────────────────────────────── 下記一般式(c)(化12)において、次に示される
置換基、金属を有する化合物
【0053】
【化12】 ───────────────────────────────── 化合物 M A' ''''' ───────────────────────────────── c-1 Pd H O(CH2)2CH(CH3)2 O(CH2)2CH(CH3)2 c-2 Pd Cl O(CH2)2CH(CH3)2 O(CH2)2CH(CH3)2 c-3 Pd H O-n-C5H11 O-n-C5H11 c-4 Pd Cl O(CH2)2CH(CH3)2 O-n-C4H9 c-5 Pd H OCH2CH(C2H5)C4H9 OCH2CH(C2H5)C4H9 c-6 Ni SPh O-n-C8H17 O-n-C8H17 c-7 Cu Cl O(CH2)2CH(CH3)2 O(CH2)2CH(CH3)2 c-8 Al Cl O(CH2)2CH(CH3)2 O(CH2)2CH(CH3)2 c-9 VO Cl O-n-C8H17 O-n-C8H17 c-10 Cu Cl O-n-C8H17 O-n-C8H17 c-11 Cu Cl O(CH2)2N(C2H5)2 OCH3 c-12 Ni H S-n-C8H17 S-n-C8H17 ───────────────────────────────── このフタロシアニン化合物は、単独で用いても、複数の
化合物を混合して用いても良い。
【0054】本発明において色素層を設ける方法は、例
えば、浸漬法、スプレー法、スピンコート法、キャスト
法、スパッタ法、化学蒸着法、真空蒸着法等が挙げられ
るが、スピンコート法が簡便で好ましい。スピンコート
法等の塗布法を用いる場合には、一般式(1)で表され
るアゾ化合物またはその金属錯体及び/又は一般式
(2)で表されるフタロシアニン化合物(以下色素とも
いう)を0.05〜30重量%、好ましくは0.5〜2
0重量%となるように溶媒に溶解あるいは分散させた塗
布液を用いるが、この際、溶媒は基板にダメージを与え
ないものを選ぶことが好ましい。例えば、メタノール、
エタノール、イソプロピルアルコール、オクタフルオロ
ペンタノール、アリルアルコール、メチルセロソルブ、
エチルセロソルブ、テトラフルオロプロパノール等のア
ルコール系溶媒、ヘキサン、ヘプタン、オクタン、デカ
ン、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサン、エチルシ
クロヘキサン、ジメチルシクロヘキサン等の脂肪族又は
脂環式炭化水素系溶媒、トルエン、キシレン、ベンゼン
等の芳香族炭化水素系溶媒、四塩化炭素、クロロホル
ム、テトラクロロエタン、ジブロモエタン等のハロゲン
化炭化水素系溶媒、ジエチルエーテル、ジブチルエーテ
ル、ジイソプロピルエーテル、ジオキサン等のエーテル
系溶媒、アセトン、3-ヒドロキシ-3- メチル-2- ブタノ
ン等のケトン系溶媒、酢酸エチル、乳酸メチル等のエス
テル系溶媒、水などが挙げられる。これらは、単独で用
いてもよく、或いは、複数混合して用いてもよい。
【0055】また、色素層が、記録層及び光干渉層の2
層構造をとる場合、記録層に使用するフタロシアニン化
合物と光干渉層に使用するアゾ化合物またはその金属錯
体は、各々異なる極性の溶媒に溶解して用い、互いに他
の溶媒には溶解しないことが好ましい。例えば、光干渉
層に使用するアゾ化合物またはその金属錯体(色素)
は、極性の高い溶媒、アルコール系溶媒や水等に溶解し
て塗布し、記録層に使用するフタロシアニン化合物(色
素)は、極性の低い溶媒、例えば、脂肪族又は脂環式炭
化水素系溶媒、芳香族炭化水素系溶媒、四塩化炭素、エ
ーテル系溶媒に溶解して塗布する。なお、樹脂製基板へ
の障害、あるいは、多層膜の影響を減少させるために
は、各色素層塗布成膜のための溶媒は、脂肪族又は脂環
式炭化水素系溶媒、およびそれらと他溶媒の混合溶媒
と、アルコール系溶媒およびこれらと他溶媒の混合溶媒
であり、それぞれに可溶な色素の組み合わせが特に望ま
しい。なお、必要に応じて、色素層の色素を高分子薄膜
などに分散して用いたりすることもできる。また、基板
にダメージを与えない溶媒を選択できない場合は、スパ
ッタ法、化学蒸着法や真空蒸着法などが有効である。
【0056】色素層の膜厚は、特に限定するものではな
いが、好ましくは50〜300nmである。色素層の膜
厚を50nmより薄くすると、熱拡散が大きいため記録
出来ないか、記録信号に歪みが発生する上、信号振幅が
小さくなり、CD規格を満足しなくなる。また、膜厚が
300nmより厚い場合は反射率が低下し、再生信号特
性が悪化する。色素層が、記録層及び光干渉層の2層構
造から成る場合、光干渉層の平均膜厚はλ1 及びλ2
波長において下記の式を満足し、各レーザー波長に対し
て、反射率が高くなる値に合わすことが好ましい。 70≦ni ×di ≦300 (ただし、ni は光干渉層の屈折率、di は光干渉層の
膜厚) ここで、ni ×di が70未満の場合は、波長λ2 の光
に対する反射率が15%未満となり、且つ、変調度も小
さくなる。ni ×di が300を越える場合は、波長λ
1 の光に対する反射率が65%未満となる。
【0057】色素層を成膜する際に、必要に応じて、前
記の色素に、クエンチャー、色素熱分解促進剤、紫外線
吸収剤、接着剤等の添加剤を混合か、あるいは、そのよ
うな効果を有する基を置換基として導入することも可能
である。なお、クエンチャーとしては、アセチルアセト
ナート系、ビスジチオ−α−ジケトン系やビスフェニル
ジチオール系などのビスジチオール系、チオカテコール
系、サリチルアルデヒドオキシム系、チオビスフェノレ
ート系等の金属錯体が好ましい。またアミン系も好適で
ある。熱分解促進剤としては、色素熱分解の促進が熱減
量分析(TG 分析) により確認できるものであれば特に限
定されず、例えば、金属系アンチノッキング剤、メタロ
セン化合物、アセチルアセトナト系金属錯体等の金属化
合物が挙げられる。
【0058】さらに、必要に応じて、バインダー、レベ
リング剤、消泡剤等を併用することもできる。好ましい
バインダーとしては、ポリビニルアルコール、ポリビニ
ルピロリドン、ニトロセルロース、酢酸セルロース、ケ
トン樹脂、アクリル樹脂、ポリスチレン樹脂、ウレタン
樹脂、ポリビニルブチラール、ポリカーボネート、ポリ
オレフィン等が挙げられる。又、記録特性などの改善の
ために前記以外の色素を添加することもできる。色素の
例としては、ペンタメチンシアニン系色素、ヘプタメチ
ンシアニン系色素、スクアリリウム系色素、ナフトキノ
ン系色素、アゾ系色素、ナフタロシアニン系色素、フタ
ロシアニン系色素、アントラキノン系色素等が挙げられ
る。これらの色素の混合割合は、0.1〜10%程度で
ある。色素層を基板の上に成膜する際に、基板の耐溶剤
性や反射率、記録感度等を向上させるために、基板の上
に無機物やポリマーからなる層を設けても良い。ここ
で、色素層における一般式(1)で表されるアゾ化合物
またはその金属錯体及び/又は一般式(2)で表される
フタロシアニン化合物の含有量は、30%以上、好まし
くは60%以上である。なお、実質的に100%である
ことも好ましい。
【0059】次に前記した色素層の上に、好ましくは、
厚さ50〜300nmの反射層を形成する。反射層の材
料としては、再生光の波長で反射率の十分高いもの、例
えば、Au、Al、Ag、Cu、Ti、Cr、Ni、P
t、Ta、Cr及びPdの金属を単独あるいは合金にし
て用いることが可能である。このなかでもAuやAlは
反射率が高く反射層の材料として適している。これ以外
でも下記のものを含んでいてもよい。例えば、Mg、S
e、Hf、V、Nb、Ru、W、Mn、Re、Fe、C
o、Rh、Ir、Cu、Zn、Cd、Ga、In、S
i、Ge、Te、Pb、Po、Sn、Biなどの金属及
び半金属を挙げることができる。また、Auを主成分と
しているものは反射率の高い反射層が容易に得られるた
め好適である。ここで主成分というのは含有率が50%
以上のものをいう。金属以外の材料で低屈折率薄膜と高
屈折率薄膜を交互に積み重ねて多層膜を形成し、反射層
として用いることも可能である。
【0060】反射層を形成する方法としては、例えば、
スパッタ法、イオンプレーティング法、化学蒸着法、真
空蒸着法等が挙げられる。また、基板の上や反射層の下
に反射率の向上や記録特性の改善のために公知の無機系
又は有機系の中間層、接着層を設けても良い。更に、色
素層や反射層を保護するために、反射層の上に保護層を
設ける。2枚の媒体を貼り合わせても良い。保護層の材
料としては反射層を外力から保護するものであれば特に
限定しない。有機物質としては、熱可塑性樹脂、熱硬化
性樹脂、電子線硬化性樹脂、UV硬化性樹脂等を挙げる
ことができる。又、無機物質としては、SiO2 、Si
4 、MgF2 、SnO2 等が挙げられる。熱可塑性樹
脂、熱硬化性樹脂などは適当な溶剤に溶解して塗布液を
塗布し、乾燥することによって形成することができる。
UV硬化性樹脂は、そのままもしくは適当な溶剤に溶解
して塗布液を調製した後にこの塗布液を塗布し、UV光
を照射して硬化させることによって形成することができ
る。UV硬化性樹脂としては、例えば、ウレタンアクリ
レート、エポキシアクリレート、ポリエステルアクリレ
ートなどのアクリレート樹脂を用いることができる。こ
れらの材料は単独であるいは混合して用いても良いし、
1層だけでなく多層膜にして用いても良い。
【0061】保護層の形成方法としては、記録層と同様
にスピンコート法やキャスト法などの塗布法や、スパッ
タ法や化学蒸着法等の方法が用いられるが、このなかで
もスピンコート法が好ましい。保護層の膜厚は、一般に
は0.1〜100μmの範囲であるが、本発明において
は、3〜30μmであり、好ましくは5〜20μmがよ
り好ましい。保護層の上に更にラベル等の印刷を行うこ
ともできる。又、基板鏡面側に、表面保護やゴミ等の付
着防止のために紫外線硬化樹脂、無機系薄膜等を成膜し
ても良い。
【0062】このようにして得られた本発明の光記録媒
体はレーザー光を色素層に集束することにより記録や再
生を行うことが出来る。記録する際の信号としては、例
えばCD等に用いられているEMF変調信号が挙げられ
る。本発明の媒体は、特に780nmのレーザー光で記
録出来、且つ、該光に対する反射率が65%以上得ら
れ、770〜830nmから選ばれた波長の光に対する
反射率が65%以上得られるので、780nm前後の波
長のレーザー光により記録及び再生ができる。又、記録
した情報を市販のCDやCDーROMプレーヤーで再生
することができる。再生した信号特性はCD−Rの規格
であるオレンジブック規格を満足する。更に、620〜
690nmの光に対する反射率が15%以上得られ、6
20〜690nmから選ばれた波長のレーザーを搭載し
た高密度対応光ディスクプレーヤーでも再生可能であ
る。次期の高密度対応プレーヤーに用いられる光の波長
は620〜690nmである。この範囲の波長のレーザ
ーには、可視領域の広範囲で波長選択のできる色素レー
ザーや波長633nmのヘリウムネオンレーザーがあ
る。また、実用に供せられる半導体レーザーの波長とし
ては、例えば635nm、650nm又は680nm前
後である。また、本発明の媒体は620〜690nmか
ら選ばれた波長の光を用いて記録することもできる。
【0063】
【実施例】以下に本発明の実施例を示すが、本発明はこ
れによりなんら限定されるものではない。 実施例1 一般式(1)で表されるアゾ化合物のうち、表−1に記
載されたアゾ化合物(1-19) 0.2gと、前記化学式
(a-11)で示されるフタロシアニン化合物0.02gを
ジアセトンアルコール(東京化成品)10mlに溶解
し、色素溶液を調製した。基板としては、連続した案内
溝(トラックピッチ:1.6μm)を有する直径120
mmφ、厚さ1.2mmの円盤状のもの(ポリカーボネ
ート樹脂製)を用いた。この基板上に、色素溶液を回転
数1500rpmでスピンコートし、70℃で2時間乾
燥して、記録層を形成した。この記録層の上にバルザー
ス社製スッパタ装置(CDI−900)を用いて、Au
をスパッタし、厚さ100nmの反射層を形成した。ス
ッパタガス圧1.0×10-2Torrで行った。更に、
反射層の上に、紫外線硬化樹脂SD−17(大日本イン
キ化学工業製)をスピンコートした後、紫外線照射して
厚さ6μmの保護層を形成した。得られた光記録媒体
に、680nm赤色半導体レーザーヘッドを搭載したパ
ルスチック工業製光ディスク評価装置DDU−100
0、及びKENWOOD製EFMエンコーダーを用い
て、線速5.6m/s、レーザーパワー10mWで記録
した。記録後、635nm赤色半導体レーザーヘッドを
搭載した評価装置を用いて信号を再生し、反射率を測定
した。また、この記録したサンプルを再生波長が780
nmの市販CDプレーヤーで再生評価した結果、良好な
記録特性を示した。
【0064】実施例2〜28 表−1に記載したアゾ化合物及び前記化学式(a-10、a-
11)で示されるフタロシアニン化合物を組み合わせて用
いる以外は、実施例1と同様にして光記録媒体を作製し
た。作製した媒体に実施例1と同様に680nm赤色レ
ーザーヘッドを搭載したパルスチック工業製光ディスク
評価装置DDU−1000及びKENWOOD製EFM
エンコーダーを用いて、線速5.6m/s、レーザーパ
ワー10mWで記録した。記録後、実施例1と同様の測
定を行った結果、いずれも良好な記録特性を示した。
【0065】実施例29 実施例1において、初めに、前記化学式( b-7 )で示さ
れるフタロシアニン化合物0.8gをジメチルシクロヘ
キサン(東京化成)40mlに溶解した溶液を用いてス
ピンコート法により記録層を形成し、次いで、この記録
層の上に、表−1に記載したアゾ化合物(1-31)を用い
て実施例1と同様の条件で干渉層を形成し、干渉層及び
記録層の2層からなる光記録媒体を作製した。作製した
光記録媒体に、780nm近赤外半導体レーザーヘッド
を搭載したパルスチック工業製光ディスク評価装置DD
U−1000、及びKENWOOD製EFMエンコーダ
ーを用いて、線速2.8m/s、レーザーパワー8mW
で記録した。記録後、実施例1と同様の測定を行った結
果、いずれも良好な記録特性を示した。更に、680n
m赤色半導体レーザーヘッドを搭載した評価装置を用い
て信号を再生したところ、反射率は31%と良好な記録
特性を示した。
【0066】実施例30〜46 表−1に記載したアゾ化合物及び前記化学式(b-1 〜c-
10)で示されるフタロシアニン化合物を組み合わせて用
いる以外は、実施例29と同様にして光記録媒体を作製
した。作製した光記録媒体に、780nm近赤外半導体
レーザーヘッドを搭載したパルスチック工業製光ディス
ク評価装置DDU−1000及びKENWOOD製EF
Mエンコーダーを用いて、線速2.8m/s、レーザー
パワー8mWで記録した。記録後、実施例1と同様の測
定を行った結果、いずれも良好な記録特性を示した。更
に、680nm赤色半導体レーザーヘッドを搭載した評
価装置を用いて信号を再生したところ、反射率は、各
々、30%以上と良好な記録特性を示した。
【0067】実施例47 実施例1において、初めに、前記化学式(b-7 )で示さ
れるフタロシアニン化合物0.8gをジメチルシクロヘ
キサン(東京化成)40mlに溶解した溶液を用いてス
ピンコート法により記録層を形成し、次いで、この記録
層の上に、表−1に記載したアゾ化合物(1-83)を用い
て実施例1と同様の条件で干渉層を形成し、干渉層及び
記録層の2層からなる光記録媒体を作製した。作製した
光記録媒体に、680nm赤色レーザーヘッドを搭載し
たパルスチック工業製光ディスク評価装置DDU−10
00及びKENWOOD製EFMエンコーダーを用い
て、線速5.6m/s、レーザーパワー10mWで記録
した。記録後、実施例1と同様の測定を行った結果、い
ずれも良好な記録特性を示した。更に、680nm赤色
半導体レーザーヘッドを搭載した評価装置を用いて信号
を再生したところ、反射率は30%と良好な記録特性を
示した。
【0068】実施例48 表−1に記載したアゾ化合物(1-39) 及び前記化学式で
示されるフタロシアニン化合物(b-7)を組み合わせて用
いる以外は、実施例47と同様にして光記録媒体を作製
した。作製した光記録媒体に、680nm赤色レーザー
ヘッドを搭載したパルスチック工業製光ディスク評価装
置DDU−1000及びKENWOOD製EFMエンコ
ーダーを用いて、線速5.6m/s、レーザーパワー1
0mWで記録した。記録後、実施例1と同様の測定を行
った結果、いずれも良好な記録特性を示した。更に、6
80nm赤色半導体レーザーヘッドを搭載した評価装置
を用いて信号を再生したところ、反射率は30%と良好
な記録特性を示した。
【0069】以上、各実施について、その635nm赤
色半導体レーザーを用いた場合の再生反射率及び再生波
長780nmの市販CDプレーヤーでの再生反射率、エ
ラー率の測定結果を、表−2(表14〜16)にまとめ
て示した。
【0070】
【表14】 Pc化合物:フタロシアニン化合物
【0071】
【表15】
【0072】
【表16】
【0073】実施例49 一般式(1)で表されるアゾ化合物の金属錯体のうち、
表−1に記載したアゾ化合物の金属錯体(1-93) 0.2
gと、前記化学式で示されるフタロシアニン化合物(a-
10)0.02gを2,2,3,3-テトラフルオロ-1- プロパノ
ール10mlに溶解し、色素溶液を調製した。基板は、
ポリカーボネート樹脂製で連続した案内溝(トラックピ
ッチ:1.6μm)を有する直径120mmφ、厚さ
1.2mmの円盤状のものを用いた。この基板上に、色
素溶液を回転数1500rpmでスピンコートし、70
℃で2時間乾燥して、記録層を形成した。この記録層の
上にバルザース社製スッパタ装置(CDI−900)を
用いてAuをスパッタし、厚さ100nmの反射層を形
成した。スッパタガス圧1.0×10-2Torrで行っ
た。更に、反射層の上に紫外線硬化樹脂SD−17(大
日本インキ化学工業製)をスピンコートした後、紫外線
照射して厚さ6μmの保護層を形成した。この光記録媒
体を780nm半導体レーザーヘッドを搭載したフィリ
ップス製ライター(CDD−521)を用いて、線速度
2.8m/s、レーザーパワー8mWでEFM信号を記
録した。記録後、市販CDプレーヤー(YAMAHA
CDX−1050、レーザー波長786nm)を用いて
信号を再生し、反射率、エラー率及び変調度等を測定し
た。この結果、再生波形歪が小さく、オレンジブック規
格を満足した良好な値を示した。次に、この記録した媒
体を680及び635nm赤色半導体レーザーヘッドを
搭載したパルステック工業製光ディスク評価装置(DD
U−1000)を用いて信号を再生し、反射率、エラー
率及び最も短いピットの変調度(I3/Itop) を測定した。
いずれも良好な値を示すことが確認された。次に、この
媒体を、680nm赤色半導体レーザーヘッドを搭載し
たパルステック工業製光ディスク評価装置(DDU−1
000)、及びKENWOOD製EFMエンコーダーを
用いて、線速度5.6m/s、レーザーパワー10mW
で記録した。記録後、680nm及び635nm赤色半
導体レーザーヘッドを搭載した評価装置を用いて信号を
再生し、反射率、エラー率及びI3/Itop を測定した。い
ずれも良好な値を示した。この記録した媒体を、市販C
Dプレーヤー(YAMAHA CDX−1050,レー
ザー波長786nm)を用いて、前記680nmのドラ
イブ(DDU−1000)で記録した信号の再生を行
い、反射率、エラー率及びI3/Itop を測定した。いずれ
もオレンジブック規格を満足した良好な値であった。
【0074】実施例50〜54 一般式(1)で表されるアゾ化合物の金属錯体のうち、
表−1に記載したアゾ化合物の金属錯体と前記化学式で
示されるフタロシアニン化合物を下記のように組み合わ
せて用いる以外は、実施例49と同様にして、光記録媒
体を作製した。作製した媒体を実施例49と同様に記
録、評価した結果、いずれも良好な値を示すことが確認
された。 実施例50:化学式 No.1−94と化学式 No.a−11 実施例51:化学式 No.1−94と化学式 No.a−10 実施例52:化学式 No.1−133と化学式 No.a−1
0 実施例53:化学式 No.1−134と化学式 No.a−1
1 実施例54:化学式 No.1−134と化学式 No.a−1
【0075】実施例55 一般式(1)で表されるアゾ化合物の金属錯体のうち、
表−1に記載したアゾ化合物の金属錯体(1-89)0.2
gを2,2,3,3-テトラフルオロ-1- プロパノール10ml
に溶解し、色素溶液1を調製した。基板は、ポリカーボ
ネート樹脂製で連続した案内溝(深さ170nm、幅
0.5μm、ピッチ1.6μm)を有する直径120m
mφ、厚さ1.2mmの円盤状のものを用いた。この基
板上に、色素溶液1を回転数1500rpmでスピンコ
ートし、70℃で3時間乾燥して、80nmの色素光干
渉層を形成した。この光干渉層の光学定数は、780n
mで屈折率が1.9、消衰係数は0.05であり、68
0nmでは屈折率が2.1、消衰係数は0.04であ
り、635nmでは屈折率が2.5で、消衰係数が0.
10であった。従って、780、680および635n
mでの光干渉層の屈折率と膜厚の積(ni ×di )は各
々152、168、200である。さらに、前記化学式
で示されるフタロシアニン化合物(c-2 )0.25g
を、1,2-ジメチルシクロヘキサン10mlに溶解した色
素溶液2を回転数1600rpmでスピンコートし、7
0℃で、2時間乾燥して、記録層を形成した。この記録
層の光学定数は、780nmで屈折率が2.2、消衰係
数は0.08であり、680nmでは屈折率が1.2、
消衰係数は0.49であり、635nmでは屈折率が
1.2、消衰係数は0.34であった。次に、この記録
層の上にバルザース社製スパッタリング装置(CDI−
900)を用いて厚さ100nmのAuをスパッタし、
反射層を形成した。さらに、この反射層の上に紫外線硬
化樹脂SD−17(大日本インキ化学工業製)をスピン
コートした後、紫外線照射して厚さ6μmの保護層を形
成し、光記録媒体を作製した。この光記録媒体を780
nm半導体レーザーヘッドを搭載したフィリップス製ラ
イター(CDD−521)を用いて、線速度2.8m/
s、レーザーパワー8mWでEFM信号を記録した。記
録後、市販CDプレーヤー(YAMAHACDX−10
50、レーザー波長786nm)を用いて信号を再生
し、反射率、エラー率及び変調度等を測定した。この結
果、再生波形歪が小さく、オレンジブック規格を満足し
た良好な値を示した。次にこの記録した媒体を680n
m及び635nm赤色半導体レーザーヘッドを搭載した
パルステック工業製光ディスク評価装置(DDU−10
00)を用いて信号を再生し、反射率、エラー率及び最
も短いピットの変調度(I3/Itop )を測定した。いずれ
も良好な値を示した。次に、この媒体に、680nm赤
色半導体レーザーヘッドを搭載したパルステック工業製
光ディスク評価装置(DDU−1000)及びKENW
OOD製EFMエンコーダーを用いて、線速度5.6m
/s、レーザーパワー10mWで記録した。記録後、6
80nm及び635nm赤色半導体レーザーヘッドを搭
載した評価装置を用いて信号を再生し、反射率、エラー
率及びI3/Itop を測定した。いずれも良好な値を示し
た。この記録した媒体を、市販CDプレーヤー(YAM
AHA CDX−1050、レーザー波長786nm)
を用いて、前記680nmのドライブ(DDU−100
0)で記録した信号の再生を行い、反射率、エラー率及
びI3/It opを測定した。いずれもオレンジブック規格を
満足した良好な値であった。
【0076】実施例56〜58 一般式(1)で表されるアゾ化合物の金属錯体のうち、
表−1に記載したアゾ化合物の金属錯体と前記化学式
(b−3、c−2)で示されるフタロシアニン化合物を
組み合わせて用いる以外は、実施例55に準じて光干渉
層の上に記録層がある光記録媒体を作製した。実施例5
5と同様に780nmでの記録及び786、680、6
35nmでの再生評価を行った結果、いずれの波長にお
いても良好な記録特性を示した。
【0077】実施例59 実施例55において、塗布順序を逆にして、記録層とし
て前記化学式で示されるフタロシアニン化合物(c-2 )
を塗布した上に、光干渉層として表−1に記載したアゾ
化合物の金属錯体(1-89)を塗布すること以外は、同様
にして光記録媒体を作製した。作製した媒体を実施例5
5と同様に記録及び再生評価を行った結果、いずれの波
長においても良好な記録特性を示した。
【0078】実施例60〜133 表−1に記載したアゾ化合物の金属錯体及びと前記化学
式(a-6 〜c-2 )で示されるフタロシアニン化合物を組
み合わせて用いる以外は、実施例59に準じて記録層の
上に光干渉層がある媒体を作製し、評価した。なお、全
ての媒体はいづれもhigh to low の記録モードで、78
0、680、635nmの各波長で変調度は大きく、エ
ラー率及びジッターは小さく、きわめて良好な再生がで
きた。色素の組み合わせ、光干渉層の膜厚、記録層、光
干渉層の780、680、635nmでの光学定数〔屈
折率(n),消衰係数(k) 〕、ni ×di 値を、実施例55
〜59も含め、表−3(表17〜26)に記載した。ま
た、以上の各媒体を780及び680nmで記録した各
々の場合で、786、680、635nmでの再生信号
特性〔反射率(%) 、エラー率(cps) 、変調度(I3/Itop)
〕を表−4(表27〜36)にまとめて記載した。
【0079】比較例1 実施例55において、光干渉層のアゾ色素の膜厚を35
nmにした以外は、同様にして光記録媒体を作製した。
780、680および635nmでの光干渉層の屈折率
と膜厚の積(ni ×di )は各々67、74、88であ
る。作製した媒体を実施例55と同様に評価したとこ
ろ、680、635nmの各波長で、再生信号波形が歪
み、反射率も低かった。
【0080】比較例2 実施例59において、光干渉層のアゾ色素の膜厚を16
0nmにした以外は、同様にして光記録媒体を作製し
た。780、680および635nmでの光干渉層の屈
折率と膜厚の積(ni ×di )は各々304、336、
400である。作製した媒体を実施例59と同様に評価
したところ、786、680、635nmの各波長で、
再生信号波形が歪み反射率も低かった。
【0081】比較例3 実施例49において、色素層に、表−1に記載したアゾ
化合物の金属錯体(1-93)のみ用いること以外は実施例4
9に準じて光記録媒体を作製した。作製した媒体を実施
例49と同様に評価した結果、780nmでは記録がで
きず、680nmでも感度が低く、きれいに記録するこ
とができなかった。
【0082】比較例4 実施例49において、色素層に、前記化学式で示される
化合物(a-10)のみ用いること以外は実施例49に準じて
光記録媒体を作製した。作製した媒体を実施例49と同
様に評価した結果、波形が歪み635、680nmでの
反射率が低かった。以上の比較例で得られた各媒体を7
80及び680nmで記録した各々の場合で、786、
680、635nmでの再生信号特性〔反射率(%) 、エ
ラー率(cps) 、変調度(I3/Itop) 〕を表−4(表27〜
36)にまとめて記載した。
【0083】
【表17】 表−3 実施例 55 56 57 58 59 60 61 62 記録層 化学式No c-2 b-3 c-2 b-3 c-2 b-3 c-2 b-3 干渉層 化学式No 1-89 1-90 1-129 1-130 1-89 1-90 1-129 1-130 膜厚(nm) 80 100 80 100 75 100 75 100 光学定数 ・記録層 780nm n*1 2.2 2.3 2.2 2.3 2.2 2.2 2.2 2.2 k*2 0.08 0.12 0.08 0.12 0.08 0.08 0.08 0.08 680nm n 1.2 1.3 1.2 1.3 1.2 1.2 1.2 1.2 k 0.49 0.51 0.49 0.51 0.49 0.49 0.49 0.49 635nm n 1.2 1.2 1.2 1.2 1.2 1.2 1.2 1.2 k 0.34 0.30 0.34 0.30 0.34 0.34 0.34 0.34 ・干渉層 780nm n 1.9 1.8 1.9 1.8 1.9 1.9 1.9 1.9 k 0.05 0.06 0.05 0.06 0.12 0.05 0.12 0.05 680nm n 2.1 1.9 2.1 1.9 2.1 2.1 2.1 2.1 k 0.04 0.05 0.04 0.05 0.12 0.04 0.12 0.04 635nm n 2.5 2.2 2.4 2.2 2.6 2.5 2.6 2.5 k 0.10 0.10 0.10 0.10 0.14 0.10 0.14 0.10 ni ×di*3 780nm 152 180 152 180 143 190 143 190 680nm 168 190 168 190 158 210 158 210 635nm 200 220 200 220 195 250 195 250 n*1:屈折率 k*2:消衰係数 ni ×di*3:干渉層の屈折率×膜厚
【0084】
【表18】 表−3(つづき) 実施例 63 64 65 66 67 68 69 70 記録層 化学式No a-11 a-11 a-11 a-10 a-10 a-10 a-11 a-11 干渉層 化学式No 1-91 1-92 1-93 1-94 1-95 1-96 1-97 1-98 膜厚(nm) 80 90 90 80 75 100 60 45 光学定数 ・記録層 780nm n*1 2.3 2.2 2.1 2.2 2.2 2.2 2.2 2.3 k*2 0.10 0.11 0.08 0.10 0.09 0.09 0.11 0.13 680nm n 1.2 1.3 1.3 1.2 1.2 1.2 1.2 1.2 k 0.48 0.50 0.48 0.46 0.48 0.49 0.45 0.46 635nm n 1.2 1.1 1.2 1.1 1.2 1.2 1.1 1.1 k 0.34 0.30 0.31 0.29 0.32 0.34 0.29 0.27 ・干渉層 780nm n 1.9 1.8 1.9 1.9 1.9 1.9 1.9 1.8 k 0.05 0.10 0.10 0.11 0.12 0.05 0.11 0.12 680nm n 2.1 1.9 2.0 2.0 2.1 2.1 2.0 2.0 k 0.04 0.08 0.10 0.10 0.12 0.04 0.10 0.11 635nm n 2.5 2.4 2.4 2.5 2.6 2.5 2.5 2.4 k 0.10 0.11 0.12 0.13 0.14 0.10 0.13 0.15 ni ×di*3 780nm 152 162 171 152 143 190 114 81 680nm 168 171 180 160 158 210 120 90 635nm 200 216 216 200 195 250 150 108 n*1:屈折率 k*2:消衰係数 ni ×di*3:干渉層の屈折率×膜厚
【0085】
【表19】 表−3(つづき) 実施例 71 72 73 74 75 76 77 78 記録層 化学式No a-11 a-11 c-2 c-2 c-2 c-2 b-3 b-3 干渉層 化学式No 1-99 1-100 1-101 1-102 1-103 1-104 1-105 1-106 膜厚(nm) 80 90 90 90 90 80 75 100 光学定数 ・記録層 780nm n*1 2.1 2.2 2.1 2.2 2.1 2.2 2.1 2.0 k*2 0.08 0.07 0.07 0.11 0.07 0.11 0.09 0.07 680nm n 1.2 1.3 1.2 1.3 1.2 1.3 1.2 1.1 k 0.49 0.43 0.46 0.50 0.48 0.46 0.47 0.48 635nm n 1.2 1.2 1.1 1.2 1.1 1.2 1.2 1.1 k 0.31 0.30 0.31 0.31 0.29 0.29 0.33 0.34 ・干渉層 780nm n 1.9 1.9 1.9 1.8 1.9 1.9 1.9 1.9 k 0.05 0.10 0.10 0.10 0.10 0.11 0.12 0.05 680nm n 2.1 2.0 2.0 1.9 2.0 2.0 2.1 2.1 k 0.04 0.10 0.10 0.08 0.10 0.10 0.12 0.04 635nm n 2.5 2.4 2.4 2.4 2.4 2.5 2.6 2.5 k 0.10 0.12 0.12 0.11 0.12 0.13 0.14 0.10 ni ×di*3 780nm 152 171 171 162 171 152 143 190 680nm 168 180 180 171 180 160 158 210 635nm 200 216 216 216 216 200 195 250 n*1:屈折率 k*2:消衰係数 ni ×di*3:干渉層の屈折率×膜厚
【0086】
【表20】 表−3(つづき) 実施例 79 80 81 82 83 84 85 86 記録層 化学式No b-3 b-3 b-9 b-9 c-2 c-2 c-2 c-2 干渉層 化学式No 1-107 1-108 1-109 1-110 1-111 1-112 1-113 1-114 膜厚(nm) 60 45 80 90 80 90 90 80 光学定数 ・記録層 780nm n*1 2.1 2.2 2.1 2.0 2.1 2.3 2.2 2.1 k*2 0.11 0.10 0.07 0.07 0.11 0.11 0.07 0.09 680nm n 1.2 1.3 1.2 1.3 1.2 1.3 1.2 1.3 k 0.44 0.46 0.48 0.46 0.46 0.50 0.46 0.46 635nm n 1.2 1.2 1.1 1.2 1.2 1.1 1.1 1.2 k 0.27 0.28 0.33 0.30 0.29 0.31 0.30 0.29 ・干渉層 780nm n 1.9 1.8 1.9 1.9 1.9 1.8 1.9 1.9 k 0.11 0.12 0.05 0.10 0.11 0.10 0.10 0.11 680nm n 2.0 2.0 2.1 2.0 2.0 1.9 2.0 2.0 k 0.10 0.11 0.04 0.10 0.10 0.08 0.10 0.10 635nm n 2.5 2.4 2.5 2.4 2.4 2.4 2.4 2.5 k 0.13 0.15 0.10 0.12 0.12 0.11 0.12 0.13 ni ×di*3 780nm 114 81 152 171 152 162 171 152 680nm 120 90 168 180 160 171 180 160 635nm 150 108 200 216 200 216 216 200 n*1:屈折率 k*2:消衰係数 ni ×di*3:干渉層の屈折率×膜厚
【0087】
【表21】 表−3(つづき) 実施例 87 88 89 90 91 92 93 94 記録層 化学式No b-3 b-3 b-3 b-3 b-9 b-9 a-8 a-8 干渉層 化学式No 1-115 1-116 1-117 1-118 1-119 1-120 1-121 1-122 膜厚(nm) 75 100 60 45 80 90 90 90 光学定数 ・記録層 780nm n*1 2.2 2.1 2.2 2.3 2.1 2.1 2.1 2.2 k*2 0.08 0.09 0.11 0.10 0.08 0.07 0.08 0.11 680nm n 1.3 1.2 1.2 1.1 1.2 1.3 1.3 1.2 k 0.50 0.48 0.45 0.46 0.48 0.46 0.48 0.50 635nm n 1.1 1.2 1.2 1.2 1.1 1.2 1.2 1.1 k 0.32 0.33 0.29 0.28 0.33 0.29 0.29 0.30 ・干渉層 780nm n 1.9 1.9 1.9 1.8 1.9 1.9 1.9 1.8 k 0.12 0.05 0.11 0.12 0.05 0.10 0.17 0.11 680nm n 2.1 2.1 2.0 2.0 2.1 2.0 2.0 1.9 k 0.12 0.04 0.10 0.11 0.04 0.10 0.10 0.09 635nm n 2.6 2.5 2.5 2.4 2.5 2.4 2.4 2.4 k 0.14 0.10 0.13 0.15 0.10 0.12 0.12 0.11 ni ×di*3 780nm 143 190 114 81 152 171 171 162 680nm 158 210 120 90 168 180 180 171 635nm 195 250 150 108 200 216 216 216 n*1:屈折率 k*2:消衰係数 ni ×di*3:干渉層の屈折率×膜厚
【0088】
【表22】 表−3(つづき) 実施例 95 96 97 98 99 100 101 102 記録層 化学式No a-8 b-2 b-2 b-2 b-2 b-2 b-3 b-3 干渉層 化学式No 1-123 1-124 1-125 1-126 1-127 1-128 1-131 1-132 膜厚(nm) 90 80 75 100 60 45 80 90 光学定数 ・記録層 780nm n*1 2.0 2.2 2.1 2.2 2.2 2.3 2.2 2.3 k*2 0.07 0.11 0.08 0.09 0.11 0.09 0.08 0.12 680nm n 1.3 1.2 1.3 1.2 1.3 1.2 1.2 1.3 k 0.47 0.46 0.49 0.48 0.45 0.46 0.49 0.51 635nm n 1.2 1.2 1.1 1.2 1.1 1.2 1.2 1.2 k 0.31 0.29 0.34 0.33 0.28 0.28 0.34 0.30 ・干渉層 780nm n 1.9 1.9 1.9 1.9 1.9 1.8 1.9 1.8 k 0.10 0.11 0.12 0.08 0.10 0.11 0.05 0.10 680nm n 2.0 2.0 2.1 2.1 2.0 2.0 2.1 1.9 k 0.11 0.10 0.12 0.06 0.12 0.11 0.04 0.08 635nm n 2.4 2.5 2.6 2.5 2.5 2.4 2.5 2.4 k 0.12 0.13 0.13 0.11 0.12 0.14 0.10 0.11 ni ×di*3 780nm 171 152 143 190 114 81 152 162 680nm 180 160 158 210 120 90 168 171 635nm 216 200 195 250 150 108 200 216 n*1:屈折率 k*2:消衰係数 ni ×di*3:干渉層の屈折率×膜厚
【0089】
【表23】 表−3(つづき) 実施例 103 104 105 106 107 108 109 110 記録層 化学式No b-3 b-3 b-3 b-9 b-9 b-9 b-9 b-9 干渉層 化学式No 1-133 1-134 1-135 1-136 1-137 1-138 1-139 1-140 膜厚(nm) 90 80 75 100 60 45 80 90 光学定数 ・記録層 780nm n*1 2.0 2.2 2.2 2.2 2.2 2.3 2.2 2.0 k*2 0.06 0.10 0.08 0.08 0.10 0.11 0.08 0.06 680nm n 1.3 1.2 1.2 1.2 1.2 1.2 1.2 1.3 k 0.47 0.45 0.49 0.49 0.45 0.45 0.49 0.47 635nm n 1.2 1.1 1.2 1.2 1.1 1.1 1.2 1.2 k 0.30 0.28 0.34 0.34 0.28 0.27 0.34 0.30 ・干渉層 780nm n 1.9 1.9 1.9 1.9 1.9 1.8 1.9 1.9 k 0.10 0.11 0.12 0.05 0.11 0.12 0.05 0.10 680nm n 2.0 2.0 2.1 2.1 2.0 2.0 2.1 2.0 k 0.10 0.10 0.12 0.04 0.10 0.11 0.04 0.10 635nm n 2.4 2.5 2.6 2.5 2.5 2.4 2.5 2.4 k 0.12 0.13 0.14 0.10 0.13 0.15 0.10 0.12 ni ×di*3 780nm 171 152 143 190 114 81 152 171 680nm 180 160 158 210 120 90 168 180 635nm 216 200 195 250 150 108 200 216 n*1:屈折率 k*2:消衰係数 ni ×di*3:干渉層の屈折率×膜厚
【0090】
【表24】 表−3(つづき) 実施例 111 112 113 114 115 116 117 118 記録層 化学式No b-9 b-9 b-9 a-6 a-6 a-6 a-6 a-6 干渉層 化学式No 1-141 1-142 1-143 1-144 1-145 1-146 1-147 1-148 膜厚(nm) 90 90 90 80 75 100 60 45 光学定数 ・記録層 780nm n*1 2.0 2.3 2.0 2.2 2.2 2.2 2.2 2.3 k*2 0.06 0.12 0.06 0.10 0.08 0.08 0.10 0.11 680nm n 1.3 1.3 1.3 1.2 1.2 1.2 1.2 1.2 k 0.47 0.51 0.47 0.45 0.49 0.49 0.45 0.45 635nm n 1.2 1.2 1.2 1.1 1.2 1.2 1.1 1.1 k 0.30 0.30 0.30 0.28 0.34 0.34 0.28 0.27 ・干渉層 780nm n 1.9 1.8 1.9 1.9 1.9 1.9 1.9 1.8 k 0.10 0.10 0.10 0.11 0.12 0.05 0.11 0.12 680nm n 2.0 1.9 2.0 2.0 2.1 2.1 2.0 2.0 k 0.10 0.08 0.10 0.10 0.12 0.04 0.10 0.11 635nm n 2.4 2.4 2.4 2.5 2.6 2.5 2.5 2.4 k 0.12 0.11 0.12 0.13 0.14 0.10 0.13 0.15 ni ×di*3 780nm 171 162 171 152 143 190 114 81 680nm 180 171 180 160 158 210 120 90 635nm 216 216 216 200 195 250 150 108 n*1:屈折率 k*2:消衰係数 ni ×di*3:干渉層の屈折率×膜厚
【0091】
【表25】 表−3(つづき) 実施例 119 120 121 122 123 124 125 126 記録層 化学式No a-6 a-6 a-6 a-6 a-6 a-8 a-8 a-8 干渉層 化学式No 1-149 1-150 1-151 1-152 1-153 1-154 1-155 1-156 膜厚(nm) 80 90 80 90 90 80 75 100 光学定数 ・記録層 780nm n*1 2.2 2.0 2.2 2.3 2.0 2.2 2.2 2.2 k*2 0.08 0.06 0.10 0.12 0.06 0.10 0.08 0.08 680nm n 1.2 1.3 1.2 1.3 1.3 1.2 1.2 1.2 k 0.49 0.47 0.45 0.51 0.47 0.45 0.49 0.49 635nm n 1.2 1.2 1.1 1.2 1.2 1.1 1.2 1.2 k 0.34 0.30 0.28 0.30 0.30 0.28 0.34 0.34 ・干渉層 780nm n 1.9 1.9 1.9 1.8 1.9 1.9 1.9 1.9 k 0.05 0.10 0.11 0.10 0.10 0.11 0.12 0.05 680nm n 2.1 2.0 2.0 1.9 2.0 2.0 2.1 2.1 k 0.04 0.10 0.10 0.08 0.10 0.10 0.12 0.04 635nm n 2.5 2.4 2.5 2.4 2.4 2.5 2.6 2.5 k 0.10 0.12 0.13 0.11 0.12 0.13 0.14 0.10 ni ×di*3 780nm 152 171 152 162 171 152 143 190 680nm 168 180 160 171 180 160 158 210 635nm 200 216 200 216 216 200 195 250 n*1:屈折率 k*2:消衰係数 ni ×di*3:干渉層の屈折率×膜厚
【0092】
【表26】 表−3(つづき) 実施例 127 128 129 130 131 132 133 記録層 化学式No a-8 a-8 a-8 b-2 b-2 b-2 b-2 干渉層 化学式No 1-157 1-158 1-159 1-160 1-161 1-162 1-163 膜厚(nm) 60 45 80 90 90 90 90 光学定数 ・記録層 780nm n*1 2.2 2.3 2.2 2.0 2.0 2.3 2.0 k*2 0.10 0.11 0.08 0.06 0.06 0.12 0.06 680nm n 1.2 1.2 1.2 1.3 1.3 1.3 1.3 k 0.45 0.45 0.49 0.47 0.47 0.51 0.47 635nm n 1.1 1.1 1.2 1.2 1.2 1.2 1.2 k 0.28 0.27 0.34 0.30 0.30 0.30 0.30 ・干渉層 780nm n 1.9 1.8 1.9 1.9 1.9 1.8 1.9 k 0.11 0.12 0.05 0.10 0.10 0.11 0.10 680nm n 2.0 2.0 2.1 2.0 2.0 1.9 2.0 k 0.10 0.11 0.04 0.10 0.10 0.08 0.10 635nm n 2.5 2.4 2.5 2.4 2.4 2.4 2.4 k 0.13 0.15 0.10 0.12 0.12 0.11 0.12 ni ×di*3 780nm 114 81 152 171 171 162 171 680nm 120 90 168 180 180 171 180 635nm 150 108 200 216 216 216 216 n*1:屈折率 k*2:消衰係数 ni ×di*3:干渉層の屈折率×膜厚
【0093】
【表27】 表−4 実施例 49 50 51 52 53 54 55 56 57 680 記録 786nm再生 反射率(%) 68 68 70 70 69 70 69 67 69 エラー率(cps) 9 7 7 8 7 7 6 <5 6 I3/Itop 0.41 0.43 0.42 0.42 0.41 0.41 0.43 0.41 0.41 680nm再生 反射率(%) 27 28 27 27 28 25 26 24 26 エラー率(cps) 9 7 7 10 7 7 9 <5 10 I3/Itop 0.38 0.40 0.39 0.38 0.40 0.39 0.42 0.40 0.42 635nm再生 反射率(%) 33 31 32 33 31 32 32 32 32 エラー率(cps) 7 6 6 7 5 5 9 7 10 I3/Itop 0.44 0.46 0.46 0.45 0.47 0.46 0.45 0.44 0.45 780 記録 786nm再生 反射率(%) 70 69 68 71 68 67 69 70 69 エラー率(cps) 6 7 6 6 7 6 10 6 10 I3/Itop 0.45 0.43 0.44 0.45 0.43 0.44 0.44 0.43 0.44 680nm再生 反射率(%) 28 27 27 28 27 27 30 29 30 エラー率(cps) 9 10 9 9 10 9 8 9 8 I3/Itop 0.39 0.46 0.41 0.39 0.46 0.41 0.38 0.45 0.38 635nm再生 反射率(%) 35 33 32 35 33 32 33 34 33 エラー率(cps) 8 9 6 8 9 7 7 <5 7 I3/Itop 0.45 0.47 0.46 0.44 0.47 0.45 0.45 0.43 0.45
【0094】
【表28】 表−4(つづき) 実施例 58 59 60 61 62 63 64 65 66 680 記録 786nm再生 反射率(%) 66 69 70 69 70 68 70 68 70 エラー率(cps) <5 8 <5 <5 <5 7 <5 6 7 I3/Itop 0.40 0.45 0.45 0.45 0.45 0.42 0.45 0.40 0.42 680nm再生 反射率(%) 21 25 31 25 33 27 28 26 27 エラー率(cps) <5 8 7 <5 <5 <5 9 8 9 I3/Itop 0.40 0.37 0.45 0.37 0.45 0.46 0.39 0.43 0.39 635nm再生 反射率(%) 32 32 29 25 28 30 32 28 32 エラー率(cps) 7 9 7 10 7 <5 <5 6 7 I3/Itop 0.44 0.43 0.44 0.43 0.43 0.46 0.44 0.45 0.46 780 記録 786nm再生 反射率(%) 70 68 69 68 66 68 70 69 70 エラー率(cps) 5 7 <5 5 <5 6 6 8 6 I3/Itop 0.43 0.46 0.47 0.46 0.47 0.43 0.46 0.47 0.44 680nm再生 反射率(%) 29 31 28 31 28 27 28 30 29 エラー率(cps) 9 9 8 9 8 5 9 7 9 I3/Itop 0.45 0.40 0.41 0.40 0.41 0.44 0.45 0.42 0.39 635nm再生 反射率(%) 34 31 33 31 33 31 30 31 34 エラー率(cps) <5 7 <5 7 <5 6 9 8 8 I3/Itop 0.43 0.46 0.46 0.46 0.45 0.45 0.46 0.45 0.46
【0095】
【表29】 表−4(つづき) 実施例 67 68 69 70 71 72 73 74 75 680 記録 786nm再生 反射率(%) 69 70 69 70 69 70 68 69 69 エラー率(cps) 8 6 7 6 <5 8 6 <5 6 I3/Itop 0.41 0.41 0.41 0.45 0.40 0.45 0.42 0.45 0.40 680nm再生 反射率(%) 28 27 30 26 28 31 26 28 28 エラー率(cps) 7 7 9 7 8 <5 8 10 8 I3/Itop 0.41 0.39 0.44 0.38 0.38 0.43 0.45 0.41 0.42 635nm再生 反射率(%) 31 32 31 29 30 29 29 31 28 エラー率(cps) 5 5 8 9 8 7 5 <5 6 I3/Itop 0.45 0.44 0.45 0.46 0.47 0.43 0.45 0.44 0.45 780 記録 786nm再生 反射率(%) 69 68 68 69 71 66 69 70 69 エラー率(cps) 7 7 9 6 5 9 7 8 8 I3/Itop 0.43 0.44 0.44 0.45 0.43 0.47 0.43 0.46 0.47 680nm再生 反射率(%) 27 29 30 31 29 29 27 28 30 エラー率(cps) 10 9 8 9 9 8 5 10 7 I3/Itop 0.46 0.41 0.38 0.41 0.45 0.41 0.44 0.45 0.42 635nm再生 反射率(%) 32 31 34 32 34 33 31 30 31 エラー率(cps) 9 8 7 7 <5 <5 6 9 8 I3/Itop 0.47 0.44 0.45 0.46 0.43 0.45 0.44 0.45 0.45
【0096】
【表30】 表−4(つづき) 実施例 76 77 78 79 80 81 82 83 84 680 記録 786nm再生 反射率(%) 69 69 71 69 68 67 66 68 69 エラー率(cps) 7 8 6 7 6 <5 8 6 <5 I3/Itop 0.41 0.42 0.41 0.42 0.41 0.42 0.43 0.42 0.44 680nm再生 反射率(%) 28 28 26 30 28 29 30 27 29 エラー率(cps) 8 7 7 9 8 8 <5 8 9 I3/Itop 0.39 0.40 0.38 0.43 0.39 0.39 0.41 0.44 0.42 635nm再生 反射率(%) 32 31 31 31 28 30 28 29 30 エラー率(cps) 7 5 5 8 9 8 7 5 <5 I3/Itop 0.45 0.47 0.44 0.46 0.45 0.46 0.44 0.43 0.44 780 記録 786nm再生 反射率(%) 69 69 69 67 70 70 67 69 70 エラー率(cps) 6 7 7 9 6 8 9 7 8 I3/Itop 0.43 0.43 0.45 0.46 0.45 0.44 0.43 0.42 0.43 680nm再生 反射率(%) 29 28 27 30 31 30 29 28 27 エラー率(cps) 9 8 9 8 9 9 8 6 9 I3/Itop 0.39 0.45 0.42 0.39 0.41 0.44 0.42 0.43 0.44 635nm再生 反射率(%) 34 33 32 31 32 33 33 31 30 エラー率(cps) 8 9 8 7 7 <5 <5 6 9 I3/Itop 0.45 0.46 0.45 0.44 0.46 0.43 0.46 0.45 0.46
【0097】
【表31】 表−4(つづき) 実施例 85 86 87 88 89 90 91 92 93 680 記録 786nm再生 反射率(%) 69 69 69 70 69 69 69 70 68 エラー率(cps) 6 9 8 7 6 7 <5 <5 7 I3/Itop 0.40 0.42 0.43 0.43 0.44 0.45 0.42 0.44 0.43 680nm再生 反射率(%) 28 28 28 27 26 27 25 30 27 エラー率(cps) 9 9 8 7 9 8 <5 7 <5 I3/Itop 0.41 0.39 0.41 0.42 0.41 0.39 0.40 0.43 0.44 635nm再生 反射率(%) 28 32 31 31 30 30 31 29 30 エラー率(cps) 6 8 8 7 9 9 7 8 <5 I3/Itop 0.44 0.44 0.45 0.46 0.42 0.43 0.43 0.44 0.44 780 記録 786nm再生 反射率(%) 69 68 69 69 69 68 70 69 68 エラー率(cps) 8 8 7 7 9 7 6 <5 7 I3/Itop 0.44 0.43 0.44 0.45 0.44 0.43 0.43 0.45 0.42 680nm再生 反射率(%) 30 29 29 28 30 30 28 27 27 エラー率(cps) 7 7 8 9 7 9 6 8 5 I3/Itop 0.42 0.39 0.40 0.42 0.39 0.41 0.43 0.41 0.42 635nm再生 反射率(%) 31 34 30 31 32 30 29 32 31 エラー率(cps) 8 6 6 6 8 7 <5 <5 6 I3/Itop 0.45 0.44 0.43 0.46 0.45 0.46 0.43 0.45 0.44
【0098】
【表32】 表−4(つづき) 実施例 94 95 96 97 98 99 100 101 102 680 記録 786nm再生 反射率(%) 70 68 68 69 70 69 69 67 69 エラー率(cps) <5 6 9 7 7 6 8 <5 <5 I3/Itop 0.45 0.40 0.41 0.43 0.42 0.43 0.45 0.42 0.45 680nm再生 反射率(%) 28 29 27 28 28 26 25 26 28 エラー率(cps) 9 8 6 7 7 9 8 <5 10 I3/Itop 0.40 0.42 0.38 0.40 0.39 0.42 0.37 0.46 0.39 635nm再生 反射率(%) 31 29 31 32 31 32 32 30 32 エラー率(cps) <5 6 7 6 6 9 9 <5 <5 I3/Itop 0.44 0.45 0.44 0.45 0.46 0.45 0.43 0.46 0.44 780 記録 786nm再生 反射率(%) 69 69 69 69 68 69 68 68 70 エラー率(cps) 6 8 6 7 6 9 7 6 6 I3/Itop 0.44 0.44 0.44 0.43 0.44 0.44 0.46 0.43 0.46 680nm再生 反射率(%) 28 31 29 27 28 30 31 27 28 エラー率(cps) 9 7 9 9 9 8 9 5 10 I3/Itop 0.41 0.42 0.39 0.44 0.41 0.39 0.49 0.44 0.45 635nm再生 反射率(%) 30 31 34 32 32 33 31 31 30 エラー率(cps) 9 7 9 9 6 7 7 <5 6 I3/Itop 0.45 0.45 0.44 0.46 0.46 0.45 0.46 0.44 0.46
【0099】
【表33】 表−4(つづき) 実施例 103 104 105 106 107 108 109 110 111 680 記録 786nm再生 反射率(%) 66 71 69 71 69 70 69 70 68 エラー率(cps) 6 5 8 6 6 <5 <5 <5 6 I3/Itop 0.40 0.42 0.41 0.41 0.41 0.45 0.40 0.45 0.42 680nm再生 反射率(%) 21 27 28 25 30 25 21 31 26 エラー率(cps) 8 10 7 7 10 7 8 <5 5 I3/Itop 0.43 0.38 0.40 0.39 0.42 0.37 0.40 0.45 0.46 635nm再生 反射率(%) 28 33 31 32 31 25 31 28 29 エラー率(cps) 6 7 5 5 10 9 8 7 5 I3/Itop 0.45 0.45 0.47 0.46 0.45 0.43 0.44 0.43 0.46780 記録 786nm再生 反射率(%) 69 73 68 67 69 68 70 65 68 エラー率(cps) 8 6 7 7 10 6 5 10 7 I3/Itop 0.47 0.44 0.43 0.44 0.44 0.45 0.43 0.47 0.43 680nm再生 反射率(%) 30 29 27 29 30 31 29 29 27 エラー率(cps) 7 9 10 9 8 9 9 8 5 I3/Itop 0.42 0.39 0.46 0.41 0.38 0.41 0.45 0.41 0.44 635nm再生 反射率(%) 31 35 33 31 33 31 34 33 31 エラー率(cps) 10 8 9 8 7 7 <5 <5 6 I3/Itop 0.45 0.44 0.47 0.44 0.45 0.45 0.43 0.45 0.44
【0100】
【表34】 表−4(つづき) 実施例 112 113 114 115 116 117 118 119 120 680 記録 786nm再生 反射率(%) 69 69 69 69 71 69 68 67 66 エラー率(cps) <5 6 7 8 6 7 6 <5 8 I3/Itop 0.45 0.40 0.41 0.42 0.41 0.42 0.41 0.42 0.43 680nm再生 反射率(%) 28 23 28 28 26 30 28 29 30 エラー率(cps) 10 8 8 7 7 9 8 8 <5 I3/Itop 0.39 0.43 0.39 0.40 0.38 0.43 0.39 0.39 0.41 635nm再生 反射率(%) 32 28 32 31 31 31 28 30 28 エラー率(cps) <5 6 7 5 5 8 9 8 7 I3/Itop 0.44 0.45 0.45 0.47 0.44 0.46 0.45 0.46 0.44780 記録 786nm再生 反射率(%) 70 69 69 69 69 67 70 70 67 エラー率(cps) 6 8 6 7 7 9 6 8 9 I3/Itop 0.46 0.47 0.43 0.43 0.45 0.46 0.45 0.44 0.43 680nm再生 反射率(%) 28 30 29 28 27 30 31 30 29 エラー率(cps) 10 7 9 8 9 8 9 9 8 I3/Itop 0.45 0.42 0.39 0.45 0.42 0.39 0.41 0.44 0.42 635nm再生 反射率(%) 30 31 34 33 32 31 32 33 33 エラー率(cps) 10 8 8 9 8 7 7 <5 <5 I3/Itop 0.46 0.45 0.45 0.46 0.45 0.44 0.46 0.43 0.46
【0101】
【表35】 表−4(つづき) 実施例 121 122 123 124 125 126 127 128 129 680 記録 786nm再生 反射率(%) 68 69 9 70 69 70 69 70 69 エラー率(cps) 6 <5 6 6 8 6 6 <5 <5 I3/Itop 0.42 0.44 0.40 0.41 0.41 0.41 0.41 0.45 0.40 680nm再生 反射率(%) 27 29 28 26 28 26 30 25 21 エラー率(cps) 8 9 9 6 7 7 10 7 8 I3/Itop 0.44 0.42 0.41 0.39 0.40 0.40 0.42 0.41 0.39 635nm再生 反射率(%) 29 30 28 32 31 32 31 25 31 エラー率(cps) 5 <5 6 7 5 5 10 9 8 I3/Itop 0.43 0.44 0.44 0.45 0.47 0.46 0.45 0.43 0.44 780 記録 786nm再生 反射率(%) 69 70 69 73 68 67 69 68 70 エラー率(cps) 7 8 8 6 7 7 10 6 5 I3/Itop 0.42 0.43 0.44 0.45 0.43 0.44 0.44 0.45 0.42 680nm再生 反射率(%) 28 27 30 30 27 29 30 32 29 エラー率(cps) 6 9 7 8 10 9 8 9 9 I3/Itop 0.43 0.44 0.42 0.39 0.46 0.41 0.38 0.41 0.45 635nm再生 反射率(%) 31 30 31 31 33 31 33 31 34 エラー率(cps) 6 9 8 8 9 8 7 7 <5 I3/Itop 0.45 0.46 0.45 0.45 0.46 0.44 0.45 0.45 0.43
【0102】
【表36】 表−4(つづき) 比較例 実施例 130 131 132 133 1 2 3 4 680 記録 786nm再生 反射率(%) 70 68 69 69 67 42 80 72 エラー率(cps) <5 6 <5 6 <5 − − 7 I3/Itop 0.45 0.42 0.45 0.40 0.42 − − 0.73 680nm再生 反射率(%) 31 26 28 23 7 9 4 10 エラー率(cps) <5 5 10 8 5650 5600 5450 35 I3/Itop 0.38 0.46 0.39 0.43 ── ── ── 0.35 635nm再生 反射率(%) 27 29 32 28 8 10 25 8 エラー率(cps) 7 5 <5 6 5450 5600 10 95 I3/Itop 0.44 0.46 0.44 0.45 ── ── 0.47 0.19 780 記録 786nm再生 反射率(%) 66 68 70 69 67 41 80 74 エラー率(cps) 10 7 6 8 6 ── ── 5 I3/Itop 0.47 0.43 0.46 0.47 0.40 ── ── 0.75 680nm再生 反射率(%) 29 27 28 30 7 9 9 12 エラー率(cps) 8 6 10 7 5700 5700 5700 30 I3/Itop 0.41 0.44 0.44 0.41 ── ── ── 0.38 635nm再生 反射率(%) 33 31 30 31 7 11 25 8 エラー率(cps) <5 6 10 8 5800 5800 10 80 I3/Itop 0.45 0.45 0.46 0.44 ── ── 0.45 0.20
【0103】
【発明の効果】本発明は、波長630nm未満に吸収極
大を有するアゾ化合物またはその金属錯体及び波長68
0〜900nmに吸収極大を有するフタロシアニン化合
物を含有する色素層を設けることにより、770〜83
0nmから選択される波長の光に対してCD規格に準拠
した記録、再生または再生が可能で、且つ、波長620
〜690nmから選択される波長の光に対して記録、再
生または再生ができる良好な記録特性を有する互換性の
ある光記録媒体を提供することを可能にする。
【図面の簡単な説明】
【図1】光記録媒体の断面構造図。
【符号の説明】
1:基板 2:色素層 3:反射層 4:保護層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 特願平7−279953 (32)優先日 平7(1995)10月27日 (33)優先権主張国 日本(JP) (72)発明者 津田 武 神奈川県横浜市栄区笠間町1190番地 三井 東圧化学株式会社内 (72)発明者 梅原 英樹 神奈川県横浜市栄区笠間町1190番地 三井 東圧化学株式会社内 (72)発明者 詫摩 啓輔 神奈川県横浜市栄区笠間町1190番地 三井 東圧化学株式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に、少なくとも、色素層、反射層
    及び保護層を有する光記録媒体において、該色素層中
    に、波長450〜630nmに吸収極大を有する一般式
    (1)(化1)のアゾ化合物またはその金属錯体と波長
    680〜900nmに吸収極大を有する一般式(2)
    (化2)で示されるフタロシアニン化合物を含有するこ
    とを特徴とする光記録媒体。 【化1】 〔式中、R1 及びR2 は各々独立に水素原子、総炭素数
    1〜15の置換または未置換のアルキル基、総炭素数6
    〜21の置換または未置換のアリール基、総炭素数7〜
    22の置換または未置換のアラルキル基、総炭素数2〜
    16の置換または未置換のアルケニル基を表し、R3
    4 、R5 及びR6 は各々独立に水素原子、ハロゲン原
    子、ヒドロキシ基、カルボキシル基、スルホン基、スル
    ホンアミド基、アミノ基、総炭素数1〜15の置換また
    は未置換のアルキル基、総炭素数1〜15の置換または
    未置換のアルコキシ基、総炭素数6〜21の置換または
    未置換のアリール基、総炭素数1〜15の置換または未
    置換のアシル基、総炭素数2〜16の置換または未置換
    のアルキルカルボキシル基、総炭素数2〜22の置換ま
    たは未置換のアラルキル基、総炭素数2〜16の置換ま
    たは未置換のアルキルカルボニルアミノ基、総炭素数1
    〜15の置換または未置換のアルキルスルホンアミノ
    基、総炭素数1〜15の置換または未置換のアルキルア
    ミノ基、総炭素数1〜15の置換または未置換のアルキ
    ルスルホニル基、総炭素数2〜16の置換または未置換
    のアルケニル基を表し、R1 とR4 、R2 とR6 及びR
    1 とR2 は連結基を介して環を形成してもよく、R
    7 は、水素原子、ハロゲン原子、ヒドロキシ基、カルボ
    キシル基、スルホン基、スルホンアミド基、アミノ基、
    総炭素数1〜15の置換または未置換のアルキル基、総
    炭素数1〜15の置換または未置換のアルコキシ基、総
    炭素数6〜21の置換または未置換のアリール基、総炭
    素数1〜15の置換または未置換のアシル基、総炭素数
    2〜16の置換または未置換のアルキルカルボキシル
    基、総炭素数7〜22の置換または未置換のアラルキル
    基、総炭素数2〜16の置換または未置換のアルキルカ
    ルボニルアミノ基、総炭素数1〜15の置換または未置
    換のアルキルスルホンアミノ基、総炭素数1〜15の置
    換または未置換のアルキルアミノ基、総炭素数1〜15
    の置換または未置換のアルキルスルホニル基、総炭素数
    2〜16の置換または未置換のアルケニル基、シアノ
    基、ニトロ基、メルカプト基、チオシアノ基、クロロス
    ルホン酸基、総炭素数1〜15の置換または未置換のア
    ルキルチオ基、総炭素数2〜16の置換または未置換の
    アルキルアゾメチン基、総炭素数1〜15の置換または
    未置換のアルキルアミノスルホニル基を表し、Xは硫黄
    原子またはN−R8 を表し、(ここで、R8 は水素原
    子、総炭素数1〜15の置換または未置換のアルキル
    基、総炭素数6〜21の置換または未置換のアリール
    基、総炭素数7〜22の置換または未置換のアラルキル
    基、総炭素数2〜16の置換または未置換のアルケニル
    基を表す。)Yは窒素原子またはC−R9 を表す(ここ
    で、R9 はR7 と同じ意味を表す。)。但し、Xが硫黄
    原子の時、Yは窒素原子であり、XがN−R8の時、Y
    はC−R9 である。〕 【化2】 (式中、Y1 ,Y2 ,Y3 ,Y4 ,Y5 ,Y6 ,Y7
    びY8 は、各々独立に水素原子、炭素数1〜20の置換
    または未置換の炭化水素基、炭素数1〜20の置換また
    は未置換のアルコキシ基、炭素数1〜20の置換または
    未置換のアルキルチオ基を表し、Y1 とY2 、Y3 とY
    4 、Y5 とY6 、及びY7 とY8 の各組み合わせにおい
    て、互いに隣接している場合は連結して環状となっても
    よい基を表し、他方、A1 、A2 、A3 及びA4 は、各
    々独立にハロゲン原子、ニトロ基を表す。l1 、l2
    3 及びl4 は0〜3の整数を表し、m1 、m2 、m3
    及びm4 は0〜3の整数を表し、Mは2個の水素原子、
    2価の金属原子、3価または4価の置換金属原子、また
    はオキシ金属を表す。)
  2. 【請求項2】 色素層中に含有する波長450〜630
    nmに吸収極大を有する化合物が、一般式(3)(化
    3)で示されるアゾ化合物の金属錯体であることを特徴
    とする請求項1記載の光記録媒体。 【化3】 〔式中、R1 、R2 、R4 、R5 及びR6 は、一般式
    (1)と同じ意味を表し、R10は、ヒドロキシ基または
    カルボキシル基を表し、R11は、水素原子またはハロゲ
    ン原子を表す。〕
  3. 【請求項3】 色素層が、波長450〜630nmに吸
    収極大を有する一般式(1)で示されるアゾ化合物また
    はその金属錯体と波長680nm〜900nmに吸収極
    大を有する一般式(2)で示されるフタロシアニン化合
    物の混合物を含有する1層構造をとることを特徴とする
    請求項1記載の光記録媒体。
  4. 【請求項4】 色素層が、波長450〜630nmに吸
    収極大を有する一般式(1)で示されるアゾ化合物また
    はその金属錯体を含有する光干渉層、及び、波長680
    nm〜900nmに吸収極大を有する一般式(2)で示
    されるフタロシアニン化合物を含有する記録層の2層構
    造をとることを特徴とする請求項1記載の光記録媒体。
  5. 【請求項5】 光干渉層の複素屈折率の実部をni 、膜
    厚をdi (nm)とした時、記録及び再生波長の光に対
    して、70≦ni ×di ≦300であることを特徴とす
    る請求項4記載の光記録媒体。
  6. 【請求項6】 波長770〜830nmの範囲から選択
    される波長λ1 のレーザー光を用いて記録及び/又は再
    生が可能であり、且つ、620〜690nmの範囲から
    選択される波長λ2 のレーザー光を用いて記録及び/又
    は再生が可能である請求項1〜5のいずれかに記載の光
    記録媒体。
  7. 【請求項7】 波長λ2 のレーザー光を用いて再生が可
    能である請求項6記載の光記録媒体。
  8. 【請求項8】 基板を通して測定した波長λ1 のレーザ
    ー光の反射率が65%以上で、且つ、波長λ2 のレーザ
    ー光の反射率が15%以上である請求項6または7記載
    の光記録媒体。
  9. 【請求項9】 基板を通して測定した波長λ2 のレーザ
    ー光の反射率が20%以上の請求項8記載の光記録媒
    体。
  10. 【請求項10】 一般式(4)(化4)で表されるアゾ
    化合物の金属錯体。 【化4】 〔式中、R1 及びR2 は各々独立に水素原子、総炭素数
    1〜15の置換または未置換のアルキル基、総炭素数6
    〜21の置換または未置換のアリール基、総炭素数7〜
    22の置換または未置換のアラルキル基、総炭素数2〜
    16の置換または未置換のアルケニル基を表し、R11
    水素原子またはハロゲン原子を表し、Meはニッケル、
    コバルト、銅、パラジウム、鉄または亜鉛を表す〕
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6737143B2 (en) 2001-06-14 2004-05-18 Ricoh Company Ltd. Optical recording medium, optical recording method and optical recording device
US6936323B2 (en) 2003-04-30 2005-08-30 Ricoh Company, Ltd. Optical recording medium, and method and device using the same
KR100750705B1 (ko) * 2004-07-30 2007-08-22 다이요 유덴 가부시키가이샤 광정보기록매체 및 그 제조방법

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