JPH09174472A - ダンパーユニット - Google Patents

ダンパーユニット

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Publication number
JPH09174472A
JPH09174472A JP33238095A JP33238095A JPH09174472A JP H09174472 A JPH09174472 A JP H09174472A JP 33238095 A JP33238095 A JP 33238095A JP 33238095 A JP33238095 A JP 33238095A JP H09174472 A JPH09174472 A JP H09174472A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hand
damper
work
fixed
fixed frame
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP33238095A
Other languages
English (en)
Inventor
Hisataka Nogami
尚敬 野上
Michinori Mieno
実知則 三重野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Nippon Steel Plant Designing Corp
Original Assignee
Nittetsu Plant Designing Corp
Nippon Steel Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Nittetsu Plant Designing Corp, Nippon Steel Corp filed Critical Nittetsu Plant Designing Corp
Priority to JP33238095A priority Critical patent/JPH09174472A/ja
Publication of JPH09174472A publication Critical patent/JPH09174472A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 振動・衝撃からロボットハンドを保護し、且
つ切断加工等の場合にはワークの剛性を確保し、また、
ワーク把持ハンドの自動交換を可能とし、多機種・多品
種ワークへの汎用性を確保することができるダンパーユ
ニットを提供するものである。 【解決手段】 ハンドが着脱可能な手段を有する可動フ
レームと、固定フレームに対して可動フレームを固定及
び固定解除する手段を有する固定フレームと、可動フレ
ームと固定フレームとの間に可動フレームを固定フレー
ムに弾性支持するダンパーボックスを有するダンパーユ
ニットで、鋳物砂落としでワークに打撃を与える場合、
可動フレームを固定フレームに固定解除して、ダンパー
ボックスで可動フレームを固定フレームに弾性支持し、
ワーク把持・移送、切断加工等の場合は、可動フレーム
を固定フレームに固定して剛支持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鋳物の砂落しや湯
口の切断等の作業に用いるロボットハンドのダンパーユ
ニットに関する。
【0002】
【従来の技術】鋳造における砂落し作業において、ロボ
ットでワークを保持しエアハンマーによってワークに打
撃を与える方式があるが、打撃により生じる振動や外力
からロボットを保護するため、ワーク保持部材を弾性体
を介してロボット本体に装着された連結部材に連結した
ロボットハンドが特開平3−294196号で公知であ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、鋳造作業に
おける砂落しは、一般的にはエアハンマーなどの打撃に
よって行うため、砂落とし時に外力や振動をマニプレー
ターが受けて故障し易い。
【0004】また、鋳物の砂落としを行う場合、ワーク
の専用打撃座や湯口に打撃を加えるが、打撃によるワー
ク振れを規制しないと打撃位置がずれ、ワークへ傷が入
ったり、打撃ハンマーに偏荷重が加わり、打撃ハンマー
の寿命に影響が出る。
【0005】さらに、ワーク保持部材とロボット本体に
装着される連結部材とを弾性体を介して連結するため、
同種ワークのサイズ変更や異形ワークの処理時にワーク
保持部材と連結部材とを共にロボットハンドから変更す
ることになるので、その切替に費用がかかる。
【0006】そこで、本発明は、振動・衝撃からロボッ
トハンドを保護し、且つ切断加工等の場合にはワークの
剛性を確保し、また、ワーク把持ハンドの自動交換を可
能とし、多機種・多品種ワークへの汎用性を確保するこ
とができるダンパーユニットを提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、ハンドと、ロ
ボット本体との間にあって、両者を連結支持するダンパ
ーユニットにおいて、ハンドを着脱自在可能にするため
の手段を有する可動フレームと、固定フレームに対して
可動フレームを固定及び固定解除する手段を有する固定
フレームと、可動フレームと固定フレームとの間にあっ
て可動フレームを固定フレームに対して弾性支持するた
めの弾性体を内装したダンパーボックスとで構成したこ
とを特徴とし、鋳物砂落としでワークに打撃を与える場
合、可動フレームを固定フレームに固定解除して、ダン
パーボックスで可動フレームを固定フレームに弾性支持
し、ワーク把持・移送、切断加工等の場合は、可動フレ
ームを固定フレームに固定して剛支持する。
【0008】ダンパーボックス内には可動フレームを固
定あるいは固定を解除する手段を設けることができる。
【0009】また、ダンパーボックスが複数の弾性体
と、複数の弾性体の寸法に応じて固定フレームを弾性体
に支持するディスタンスピースとから構成することもで
きる。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は本発明によるダンパーユニ
ットを用いた鋳物砂落し用のロボットハンドの正面図、
図2は側面図、図3はダンパーユニットのダンパーボッ
クスの詳細図、図4は図2のAーA断面図である。
【0011】ロボットハンド1は、ダンパーユニット2
を介してロボットに連結される。ハンド1にはダンパー
ユニット2の可動フレーム3のハンド座4に係合するノ
ックピン5が設けられ、さらに、可動フレーム3に設け
られたハンドロックシリンダ6のロックピン7に係合す
るハンドロック座8が設けられている。ハンド1はシリ
ンダ9によりワーク10を把持し、エアーハンマ11で
砂落しされる。
【0012】ダンパーボックス2Aは可動フレーム3に
固定された複数のピン12、本実施例では四隅に固定さ
れた4本のピンにNBR(アクリロニトリルブタジエ
ン)等の防振ゴム弾性体13がピン12の上下に嵌挿さ
れたカラー14をネジで締めつけ固定され、弾性体13
の外周下部が固定フレーム15に載置され可動フレーム
3が弾性的に支持される。
【0013】固定フレーム15には可動フレーム3のロ
ック座16に係合するロックピン17を前進・後退させ
るダンパーロックシリンダ18が設けられている。
【0014】本発明によるダンパーユニットを用いた鋳
物砂落し用のロボットハンドの使用方法について説明す
る。
【0015】ハンド1をロボットに取り付けるには、ハ
ンド1のノックピン5をダンパーユニット2の可動フレ
ーム3のハンド座4に挿入し、次いで、ハンドロックシ
リンダ6を作動させてロックピン7をハンドロック座8
に係合させて、ハンド1をダンパーユニット2に固定す
る。
【0016】ハンド1の交換でハンドをダンパーユニッ
ト2から取り外すには、取付けと逆の操作により取り外
す。即ち、ハンドロックシリンダ6を作動させてロック
ピン7をハンドロック座8から外し、ハンド1のノック
ピン5をダンパーユニット2の可動フレーム3のハンド
座4から外せばよい。
【0017】前述のハンド取付け状態では、ハンド1が
ダンパーユニット2に支持されているだけであるから、
ハンド1はダンパーボックス2Aにより固定フレーム1
5に弾性支持されている状態である。
【0018】また、ハンド1でワーク10を把持し鋳物
砂落し等の処理ステージへ移送する場合あるいは湯口切
断の場合は、ワーク10を剛支持するために、ハンド1
を強固に固定する必要があるが、固定フレーム15のダ
ンパーロックシリンダ18を作動させて、ロックピン1
7を可動フレーム3のロック座16に係合させることに
より簡単に固定することができる。
【0019】したがって、ハンド1は、可動フレーム3
が固定フレーム15にダンパーロックシリンダ18によ
りロックされている状態でワーク10を把持し、砂落し
ステージへ移送した後、砂落しのためにワーク10に打
撃を加える場合は、ダンパーロックシリンダ18を解除
してハンド1をダンパーボックス2Aにより弾性支持し
て、エアハンマ11の打撃による外力及び振動を緩和し
てロボットを保護する。
【0020】前記実施例では、可動フレーム3と固定フ
レーム15とを固定するダンパーロックシリンダ18を
ダンパーボックス2Aの外側に別体に設けたが、図5の
ダンパーロックシリンダ10とダンパーボックス2Aの
一体構造の縦断面図に示すように、ダンパーロックシリ
ンダ10をダンパーボックス2A内に配設した一体構造
としてもよい。図5において、固定フレーム15に固定
されたダンパーロックシリンダ10の周りに防振ゴムか
らなる弾性体13を配設し、弾性体13の外周に可動フ
レーム3を載置し支持し、ダンパーロックシリンダ10
のピストン19の先端にはロックピン17が設けられ、
可動フレーム3にはロックピン17に対向してロック座
16が設けられ、ロックシリンダーの作動によりピンが
ロック座に係合し、固定フレームと可動フレームがロッ
クされ、ハンド1は剛支持される。また、ダンパーロッ
クシリンダ10を作動させない時は、ピストン19がス
プリング20によりロックが解除されており、ハンド1
は弾性支持される。
【0021】また、弾性体の剛性を変更することも可能
であり、図6は、弾性体の組替え構造を示す縦断面図
で、可動フレーム3のピン12に嵌挿された複数の弾性
体13がカラー14で固定され、弾性体13の外周にデ
ィスタンスピース21を介して固定フレーム15を支持
する。種々の剛性を有する弾性体13を組合せ、弾性体
13の寸法に応じたディスタンスピース21を挿入して
固定フレーム15を支持する。
【0022】
【発明の効果】本発明の効果は、次のとおりである。
【0023】1 打撃緩衝と切断・切削時のワーク剛性
を確保する構造であるため、加工処理の統合が可能とな
る。また、ワークを把持するハンドの自動交換が可能な
ため、多種・異種ワークにも使用可能で、ダンパーユニ
ットに汎用性がある。
【0024】2 弾性体は打撃方向に柔らかく、他の方
向には振れを規制する支持構造としたので、柔時は打撃
を緩和してマニプレーターを保護し、また、湯口切断時
は、ワークを剛支持し刃物による加工を可能となり、ま
た、ワーク本体の誤打撃や打撃ハンマーへの偏荷重を防
止できるので、ワークへ傷が人るのを防止でき、ハンマ
一寿命も確保できるので、加工品質向上とコストダウン
が図れる。
【0025】3 ユニット構造のため、移載機やパーツ
着脱装置に装着し、ワークの確実な受け渡しができる。
【0026】4 弾性体はボックス収納方式のため、熱
・粉塵等の外的要因からの弾性体の劣化を防止できる。
【0027】5 弾性体のみの交換ができるため、ダン
パー切替費用のコストダウンが図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるダンパーユニットを用いた鋳物砂
落し用のロボットハンドの正面図。
【図2】本発明によるダンパーユニットを用いた鋳物砂
落し用のロボットハンドの側面図。
【図3】本発明によるダンパーユニットのダンパーボッ
クスの詳細図。
【図4】図2のAーA断面図。
【図5】本発明によるダンパーボックスの他の実施例の
縦断面図。
【図6】防振ゴムの組替え構造を示す縦断面図
【符号の説明】
1 ロボットハンド、 2 ダンパーユニット、 2A
ダンパーボックス、3 可動フレーム、 4 ハンド
座、 5 ノックピン、 6 ハンドロックシリンダ、
7 ロックピン、 8 ハンドロック座、 9 シリ
ンダ、 10ワーク、11 エアーハンマ、 12 ピ
ン、 13 弾性体、 14 カラー、 15 固定フ
レーム、 16 ロック座、 17 ロックピン、 1
8 ダンパーロックシリンダ、 19 ピストン、 2
0 スプリング、 21 ディスタンスピース

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハンドと、ロボット本体との間にあっ
    て、両者を連結支持するダンパーユニットにおいて、 ハンドを着脱自在可能にするための手段を有する可動フ
    レームと、固定フレームに対して可動フレームを固定及
    び固定解除する手段を有する固定フレームと、可動フレ
    ームと固定フレームとの間にあって可動フレームを固定
    フレームに対して弾性支持するための弾性体を内装した
    ダンパーボックスとで構成したことを特徴とするダンパ
    ーユニット。
  2. 【請求項2】 ダンパーボックス内に可動フレームを固
    定あるいは固定を解除する手段を有することを特徴とす
    る請求項1記載のダンパーユニット。
  3. 【請求項3】 ダンパーボックスが複数の弾性体と、複
    数の弾性体の寸法に応じて固定フレームを弾性体に支持
    するディスタンスピースとからなることを特徴とする請
    求項1記載のダンパーユニット。
JP33238095A 1995-12-20 1995-12-20 ダンパーユニット Pending JPH09174472A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33238095A JPH09174472A (ja) 1995-12-20 1995-12-20 ダンパーユニット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33238095A JPH09174472A (ja) 1995-12-20 1995-12-20 ダンパーユニット

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09174472A true JPH09174472A (ja) 1997-07-08

Family

ID=18254323

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP33238095A Pending JPH09174472A (ja) 1995-12-20 1995-12-20 ダンパーユニット

Country Status (1)

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JP (1) JPH09174472A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003334787A (ja) * 2002-05-13 2003-11-25 Toyoda Mach Works Ltd ロボットを用いた加工システム及び加工方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003334787A (ja) * 2002-05-13 2003-11-25 Toyoda Mach Works Ltd ロボットを用いた加工システム及び加工方法

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20030625