JPH09174058A - リン酸等除去装置及びそれを用いたリン酸等の除去 方法 - Google Patents

リン酸等除去装置及びそれを用いたリン酸等の除去 方法

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JPH09174058A
JPH09174058A JP34392395A JP34392395A JPH09174058A JP H09174058 A JPH09174058 A JP H09174058A JP 34392395 A JP34392395 A JP 34392395A JP 34392395 A JP34392395 A JP 34392395A JP H09174058 A JPH09174058 A JP H09174058A
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anode
cathode
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Tomotaka Yanagida
友隆 柳田
Masaji Sato
正路 佐藤
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Createrra Inc
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KUREATERA KK
Createrra Inc
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    • C02TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02FTREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02F2201/00Apparatus for treatment of water, waste water or sewage
    • C02F2201/46Apparatus for electrochemical processes
    • C02F2201/461Electrolysis apparatus
    • C02F2201/46105Details relating to the electrolytic devices
    • C02F2201/4612Controlling or monitoring
    • C02F2201/46125Electrical variables
    • C02F2201/4613Inversing polarity

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  • Water Treatment By Electricity Or Magnetism (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な操作で、凝集剤となる鉄イオンの溶出
量を制御することにより、リン酸イオンの凝集量を制御
する。 【解決手段】 処理槽202の内部に、それぞれ鉄製の
第I極204及び第II極206が設置されている。第
I極204、第II極206は、それぞれ導体208と
スイッチ212、222を介して、二つの電源210、
220に接続されている。第I極204と第II極20
6の間隔は1〜100cmの範囲に設定されている。運転
時には、電位差0.1〜100Vの範囲好ましくは0.
5〜20vの範囲で通電し、スイッチ212、222を
操作することにより、一定時間ごとに電流の向きを逆方
向に変え陽極と陰極を交代させる。この操作により、鉄
イオンの溶出量を一定に保持できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被処理水中のリン
酸イオン等を凝集、沈殿させて除去することができ、そ
の除去処理の制御が容易なリン酸等除去装置及びそれを
用いたリン酸等の除去方法に関する。本発明においてリ
ン酸等とは、リン酸のほかに懸濁物質を含む概念であ
る。
【0002】
【従来の技術】河川や湖沼等の汚染源としては、各家庭
から排出される雑排水や小規模工場の排水等が大きな比
重を占めている。そして、それらの雑排水等に含有され
ているリン酸や窒素分が河川や湖沼等の汚濁や悪臭の原
因となっている。
【0003】汚染源となっている雑排水等の河川や湖沼
等への流入を阻止するためには、早急な下水設備及び下
水処理場の設置が望まれる。しかし、これらの設置に
は、用地確保や莫大な建設費用の問題に加え、仮に建設
に着手したとしても実際に稼働するまでに長い年月を要
するため、その間にも継続する汚染を防止することが問
題となる。したがって、次善の策として、より簡便で安
価な単独処理浄化槽や合併処理浄化槽等を家庭や小規模
地域ごとに設置することが推進されている。
【0004】しかし、単独処理浄化槽ではリン酸及び窒
素分をほとんど除去することができず、合併処理浄化槽
の場合にもそれらの除去率は低い。このため、これらの
浄化槽が普及して行った場合、返って湖沼等の富栄養化
が進行することが懸念されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】河川や湖沼の自然水域
等は本来的に自浄作用を有しており、許容量のリン酸及
び窒素分であれば、分解、浄化する力を有している。こ
のため、汚染物量を減少させてやれば、例えば、汚染水
からリン酸を除去してやれば、自然水域に対する負荷が
軽減され、前記自浄作用が発揮されることにより水質浄
化が達成されることが期待される。
【0006】リン酸を除去する方法としては、嫌気槽と
好気槽を備えた浄化槽による方法が知られている。この
浄化槽においては、嫌気槽で細胞内にポリリン酸を大量
に蓄積する性質を有する細菌を優先的に増殖させ、次
に、好気槽で前記細菌が水中から取り込んだリン酸イオ
ンを細胞内にポリリン酸として蓄積するものである。し
かし、このような浄化槽の場合、その維持管理が極めて
困難であるため、家庭用浄化槽や小規模処理施設用とし
ては適用が困難である。
【0007】鉄又はアルミニウム塩からなる凝集沈殿剤
(懸濁物質の凝集沈殿に用いられている)を用い、リン
酸を除去する方法が実用化されている。しかし、この方
法は凝集沈殿剤の注入、攪拌が必要なために設備費が高
くなる。
【0008】また、簡便な方法として、リン酸吸着剤の
実用化が試みられており、例えば、特公昭63−393
08号公報、特開平2−95490号公報及び特公平4
−37756号公報には、鉄塩やアルミニウム塩を利用
してリン酸を吸着させる方法が記載されている。しか
し、これらの発明は、低濃度リン酸除去に適しているも
のの再生を頻繁に行わなければならないために、高濃度
リン酸除去に適していない。
【0009】そこで本発明は、現在も汚染され続けてい
る河川や湖沼、特に閉鎖水域である湖沼の水質浄化を、
それが有する自浄作用を発揮し易くしてそれを活用する
ことによって達成するため、簡便な操作で鉄あるいはア
ルミニウムイオンを汚染水と混合し、リン酸イオンや懸
濁物質を凝集、沈殿させて除去できるリン酸等除去装置
及びそれを用いたリン酸等の除去方法を提供することを
目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、所要容積の処
理槽と、前記処理槽内に隔離して配置された陽極及び陰
極を備えており、前記陽極が鉄又はアルミニウムからな
り、前記陰極が炭素、鉄又はアルミニウムからなるもの
であり、前記陽極と陰極の間隔が1〜100cmであるこ
とを特徴とするリン酸等除去装置(以下、説明の便宜の
ため「第1発明」と称する)により、上記課題を達成す
るものである。本発明においてリン酸と懸濁物質が除去
対象となるが、懸濁物質は浮遊性の無機物または有機物
であって表面がマイナスに荷電しているものをいう。
【0011】また、本発明は、鉄又はアルミニウムから
なる筒状多孔体により形成される陽極と、炭素、鉄又は
アルミニウムからなる棒状体により形成される陰極とを
備えており、前記陽極となる筒状多孔体中の長さ方向に
前記陰極となる棒状体が挿入されており、前記陽極と陰
極の間隔が1〜100cmであることを特徴とするリン酸
等除去装置(以下、説明の便宜のため「第2発明」と称
する)により、上記課題を達成するものである。
【0012】また、本発明は、第2発明のリン酸等除去
装置を1組とし、その長さ方向に合わせた複数組が、両
端に流入口と流出口とを有する処理槽に収納されいるも
のであることを特徴とするリン酸等除去装置(以下、説
明の便宜のため「第3発明」と称する)により、上記課
題を達成するものである。流入口と流出口は処理水が流
出入できる形状であればよく、両端が開口した形状でよ
い。
【0013】また、本発明は、所要容積の処理槽と、前
記処理槽内に1〜100cmの間隔を保持して配置され
た、それぞれ鉄又はアルミニウムからなる第I極及び第
II極を備えており、第I極が陽極のとき第II極が陰
極に、第II極が陽極のとき第I極が陰極になるように
電源に接続されていることを特徴とするリン酸等除去装
置(以下、説明の便宜のため「第4発明」と称する)に
より、上記課題を達成するものである。
【0014】また、本発明は、上記第1乃至第3発明の
リン酸等除去装置において、陽極と陰極とを被処理水に
接触させた状態で、前記陽極及び陰極間で0.1〜10
0Vの電位差好ましくは0.5〜20vの電位差が生じ
るように通電することを特徴とするリン酸等の除去方法
により、上記課題を達成するものである。
【0015】また、本発明は、上記第4発明のリン酸等
除去装置において、陽極と陰極とを被処理水に接触させ
た状態で、前記陽極及び陰極間で0.1〜100Vの電
位差好ましくは0.5〜20vの電位差が生じるように
通電し、かつ所望時間ごとに電流の流れる向きを交代さ
せることを特徴とするリン酸等の除去方法により、上記
課題を達成するものである。
【0016】
【発明の実施の態様】以下、各発明のリン酸等除去装置
を図面に基づいて説明し、あわせてそれらを用いたリン
酸等の除去方法についても説明する。図1はリン酸等除
去装置の一部断面図を含む説明図であり、図2は変形態
様のリン酸等除去装置の一部斜視図を含む説明図であ
り、図3は図2に示すリン酸等除去装置の長さ方向から
見た一側面図であり、図4は図2に示すリン酸等除去装
置における陰極の支持手段を説明するための一側面図で
あり、図5は別の変形態様のリン酸等除去装置の一部を
説明の便宜のため切り欠いた平面図であり、図6は図5
に示すリン酸除去装置の長さ方向への断面図であり、図
7は更に別の変形態様のリン酸等除去装置の一部断面図
を含む説明図であり、図8は更に別の変形態様のリン酸
等除去装置の一部斜視図を含む説明図であり、図9は更
に別の変形太陽のリン酸等除去装置の一部斜視図を含む
説明図である。
【0017】まず、第1発明のリン酸等除去装置を図1
に基づいて説明する。リン酸除去装置10は、連続通水
式の装置を例示したものであり、処理槽12と、隔離し
て配置された二つの電極、即ち、陽極14及び陰極16
を備えており、陽極14及び陰極16は導体18を介し
て電源20に接続されている。
【0018】処理槽12の形状及び容積は、設置場所や
汚染水の処理量等を考慮して、適宜設定することができ
る。また、この処理槽12には、攪拌羽根や空気の吹き
込み等の適当な攪拌手段を付設することができる。
【0019】陽極14及び陰極16は、図示していな
い、例えば、処理槽12に固定したクランプのような支
持手段により、取付けられている。陽極14は、それを
構成する金属のイオンをリン酸イオンを含む汚染水中に
溶出させ、リン酸イオンや懸濁物質を凝集沈殿させる作
用をするものである。このような陽極14は、鉄又はア
ルミニウムから形成されている。陰極16は、炭素、鉄
又はアルミニウムから形成されており、これらのなかで
も、表面に陽極14から溶出した鉄又はアルミニウムイ
オンが付着することがなく、それらのイオンを汚染水中
に存在させることができ、稼働当初の性能を維持できる
ので炭素が好ましい。陽極14及び陰極16の形状、数
等は特に制限されるものではなく、平板状、線状などと
し、必要に応じて、例えば、複数枚の鉄板で一つの電極
を形成することができる。また、電極の大きさ、特に陽
極14の大きさ(表面積)は、汚染度と鉄又はアルミニ
ウムイオンの溶出量を比較考量して、設定することが好
ましい。陽極14及び陰極16の間隔は、汚染水中のリ
ン酸イオンの除去率がよいため、1〜100cmの範囲に
設定されている。この間隔は、特に5〜20cmの範囲に
設定されていることが好ましい。
【0020】次に、リン酸除去装置10を用いたリン酸
等の除去方法について説明する。まず、汚染水は、処理
槽12中に設置された少なくとも二つの電極を浸漬しつ
つ流出する。その際、電源20により導体18を介して
通電し、陽極14において鉄イオン(Fe2+)又はアル
ミニウムイオン(Al3+)を生じさせる。このときの電
位差は、0.1〜100Vの範囲で、好ましくは0.5
〜20vの範囲で、汚染度や処理時間等を考慮して適宜
設定する。例えば、汚染度が大であれば、あるいは処理
時間を短くするのであれば電位差を大にして、即ち、電
流値を大にして鉄イオン等の溶出量を増大させる。ま
た、この電位差は、1〜6vの範囲で設定することが特
に好ましい。このようにして溶出させた鉄イオン等が凝
集剤として作用し、汚染水中のリン酸イオン及び懸濁物
質を凝集させ、処理槽12の底に沈殿させる。この過程
において、攪拌手段を付設している場合には、汚染水を
攪拌して鉄イオン等を処理槽12内部に均一に分散させ
ることもできる。この過程を経て処理された水は排水口
から流出する。一定期間経過後処理槽12から沈殿物を
取り除く。このとき、消耗度合いに応じて陽極14は取
り替える。処理水中の沈殿物は、沈殿槽に導いて分離す
るなどの常法により、処理することができる。
【0021】なお、鉄イオン等の溶出量は電流値に比例
するが、同一電圧の場合でも、汚染水に溶存する電解質
に起因してその電気伝導度が異なれば電流値が変化し、
鉄イオンの溶出量が変化してしまう。このため、リン酸
除去装置の運転に際してはこの点も考慮し、鉄イオン等
の溶出量をほぼ一定量に保持せんとする場合には、電流
値が一定になるように、汚染水の電気伝導度に応じて電
圧を適宜変動させることが望ましい。
【0022】次に、第2発明のリン酸等除去装置を図2
乃至4に基づいて説明する。先に説明したリン酸除去装
置10は、鉄イオン等の溶出量を増加させようとして陽
極14及び陰極16を大きなものとした場合には、処理
槽12の容積を大きくせざるを得ず、家庭用浄化槽等へ
の適用が困難となることも考えられる。したがって、二
つの電極の形態を改変し、必要な電極間隔を保持したま
ま表面積を増大させ、かつ装置をコンパクト化したもの
が、第2発明のリン酸除去装置50である。
【0023】リン酸除去装置50においては、陽極52
は鉄又はアルミニウムからなる筒状多孔体により形成さ
れており、陰極54は炭素、鉄又はアルミニウムからな
る棒状体により形成されている。そして、棒状体である
陰極54は、筒状多孔体である陽極52の内部に図示す
るように隔離されて挿入されている。このときの陽極5
2と陰極54の間隔、即ち、図3に示した間隔Lは、リ
ン酸除去装置10と同様に、1〜100cmの範囲、好ま
しくは5〜20cmの範囲に設定されている。なお、56
は導体、58は電源である。
【0024】陽極52となる筒状多孔体は、例えば、金
網やパンチドメタルのようなものにより形成することが
でき、その孔の大きさは通水できるものであれば特に制
限されるものではない。また、この筒状多孔体は徐々に
溶出して消耗されるものであるため、導体56の接続部
分を含めた一部を太くするなどして溶出しにくい構造に
したり、筒状多孔体の一部を溶出しにくい他の導電性材
料により代替することもできる。
【0025】陰極54となる棒状体は、幅方向の断面
が、円形、多角形等の所望の形状のものであり、その太
さ(径)は均一であることが好ましいが、前記間隔範囲
内を維持できるものであれば、部分的に太さ(径)が不
均一であっても差し支えない。このような陰極54とな
る棒状体の支持手段は特に制限されるものではなく、例
えば、図4に示すように、筒状多孔体の外周の所望位置
に非導電性材料からなる支持環60を嵌入、固定し、そ
の支持環60に一端を固着した非導電性の複数の支持部
材60により、筒状多孔体との所定間隔を保持するよう
にその位置を固定すればよい。
【0026】次に、リン酸除去装置50を用いたリン酸
等の除去方法について説明する。汚染水は適当な処理槽
に設置されたリン酸除去装置50を浸漬しつつ流出す
る。その後は、リン酸除去装置10と同様に操作し、汚
染水を処理する。このリン酸除去装置50は、陽極52
の表面積が大きいため、多量の鉄イオン等を溶出させる
ことができる。したがって、リン酸除去装置10と比べ
ると、同一容量においてより多量の汚染水を短時間で処
理することができる。また、このリン酸除去装置50を
用いた場合は、陽極52となる筒状多孔体の内部におけ
る鉄イオン等の濃度は常にほぼ一定であるため、前記筒
状多孔体の内部において汚染水と鉄イオン等を接触させ
る限りにおいては、攪拌操作が不要となる。
【0027】次に、第3発明のリン酸等除去装置を図5
及び図6に基づいて説明する。このリン酸除去装置は、
先に説明したリン酸除去装置50を一つのリン酸除去部
とし、これを複数組み合わせ、それらを処理槽に収納す
ることにより、リン酸の除去処理をより効率的になすよ
うにしたものである。
【0028】リン酸除去装置100は、長尺状処理槽1
02と、その内部に収納された複数のリン酸除去部11
0とからなる。
【0029】長尺状処理槽102は、非導電性材料から
形成されているもので、その両端は開口しており、一端
開口部が通水口104とされ、他端開口部が排水口10
6とされている。通水口104及び排水口106は、図
6に示すように設置した場合の設置面を基準とした比較
において、通水口104が上方(上流)に、排水口10
6が下方(下流)に位置するように段違いに形成されて
いる。もちろん、この場合において、通水口104と排
水口106が互いに水平位置に相当するように形成する
こともできる。なお、排水口106には開閉弁が取付け
られており(図示せず)、通水口104側には強制的に
水を通水するための動力機関を付設することができる。
【0030】リン酸除去部110は、一つの筒状多孔体
である陽極112とその内部に挿入された一つの棒状体
である陰極114とからなるものであり、これを一組と
し、長さ方向に合わされた計9組のリン酸除去部110
が長尺状処理槽102の内部に収納されている。もちろ
ん、これらのリン酸除去部110を組み合わせる方向、
数及び組み合わせの形態は特に制限されるものではな
く、処理量や装置の設置場所等に応じて、2組以上を並
列的に又は直列的に組み合わせることができる。また、
これらの複数のリン酸除去部110は、リン酸除去部1
10と対面する内壁との間に複数のスぺーサ120を挿
入することにより、その位置が調整、固定されている
が、スぺーサを用いずにそのまま長尺状処理槽102の
内壁に接した状態で収納することもできる。なお、リン
酸除去部110のすべての陽極112及び陰極114
は、導体を介して電源に接続されている(図示せず)。
【0031】次に、リン酸除去装置100を用いたリン
酸等の除去方法について説明する。汚染水は通水口10
4から流入し、長尺状処理槽102の内部全体を通過す
る。その際、電源から所定範囲の電位差になるように通
電されている。その後は先に説明したリン酸除去装置1
0と同様に操作し、陽極112から鉄又はアルミニウム
イオンを生じさせ、リン酸イオン及び懸濁物質を凝集沈
殿させる。この過程を経て処理された水は排水口106
から流出する。このリン酸除去装置100によれば、汚
染水の全部又は大部分が必ずリン酸除去部110の筒状
多孔体の内部を通過するため、常に安定した処理がなさ
れる。
【0032】次に、第4発明のリン酸等除去装置を図7
に基づいて説明する。第1発明のリン酸等除去装置のよ
うに一定方向にのみ通電した場合、陽極となる一方の電
極の消耗は大きくなるが、陰極となる他方の電極はほと
んど消耗しない。また、陽極を形成する鉄又はアルミニ
ウム表面には徐々に酸化皮膜が生じるため、それにつれ
て陽極からの鉄又はアルミニウムイオンの溶出量が少し
ずつ減少していく。更に、陰極の表面には汚染水に含ま
れているカルシウム塩等が徐々に付着して皮膜を形成し
ていくため、長時間通電した場合には電流値が低下して
いく。したがって、第1発明のリン酸等除去装置10の
通電形態を改変し、長時間継続して運転した場合にも処
理能力が低下しないようにしたものが、第4発明のリン
酸除去装置200である。
【0033】このリン酸除去装置200の基本的構造
は、第1発明のリン酸除去装置10とほぼ同一である。
即ち、処理槽202と、所定間隔(1〜100cm、 好ま
しくは5〜20cm)で隔離して配置された二つの電極、
即ち、いずれも鉄又はアルミニウムからなる第I極20
4と第II極206を備えている。これらの第I極20
4と第II極206は、導体208を介して二つの電源
210及び電源220に接続されている。そして、電源
210の正極近傍の導体208には、電流を通電又は遮
断できるスイッチ212が取付けられており、電源22
0にも同様にスイッチ222が取付けられている。
【0034】次に、リン酸除去装置200を用いたリン
酸等の除去方法について説明する。汚染水は処理槽20
2に、少なくとも二つの電極204、206を浸漬しつ
つ流出する。その際、スイッチ212を閉じ(このと
き、スイッチ222は開放している)、電源210によ
り導体208を介して通電し、第I極(陽極となる)2
04において鉄イオン又はアルミニウムイオンを生じさ
せる。このとき、第II極206が陰極となる。また、
このときの電位差は、最大で0.1〜100Vの範囲に
設定可能であり、好ましくは0.5〜20vの範囲、さ
らに好ましくは1〜6vの範囲で、汚染度や処理時間等
を考慮して適宜設定する。このようにして溶出させた鉄
イオン等が凝集剤として作用し、汚染水中のリン酸イオ
ン及び懸濁物質を凝集させ、処理槽202の底に沈殿さ
せる。そして、一定時間経過後、今度はスイッチ212
を開放し、スイッチ222を閉じて、電源220から通
電する。このとき、先程までとは逆に、第II極206
が陽極となり、第I極204が陰極となる。その後、一
定時間ごとに同様の操作を繰り返すことにより、電流の
流れる向きを交互に変えながら凝集、沈殿処理をする。
【0035】次に、第4発明のリン酸等除去装置におい
て、電極の形態を改変した別態様のリン酸等除去装置を
図8に基づいて説明する。リン酸除去装置300の基本
的構造は、電極の形態を除いては第4発明のリン酸除去
装置200と同一である。リン酸除去装置300は、所
定間隔(1〜100cm、 好ましくは5〜20cm)で隔離
して配置された6枚の電極、即ち、鉄又はアルミニウム
からなる第Ia極301、第Ib極303及び第Ic極
305と、鉄又はアルミニウムからなる第IIa極30
2、第IIb極304及び第IIc極306を備えてい
る。これらの第Ia〜c極301、303及び305と
第IIa〜c極302、304及び306は、導体31
4を介して二つの電源310及び電源320に接続され
ている。そして、電源310の正極近傍の導体314に
は、電流を通電又は遮断できるスイッチ312が取付け
られており、電源320にも同様にスイッチ322が取
付けられている。なお、処理槽の図示は省略している。
【0036】次に、リン酸除去装置300を用いたリン
酸の除去方法について説明する。汚染水は処理槽中に設
置された電極を浸漬しつつ流出する。その際、スイッチ
312を閉じ(このとき、スイッチ322は開放してい
る)、電源310により導体314を介して通電し、第
I極a〜c(陽極となる)301、303及び305に
おいて鉄イオン又はアルミニウムイオンを生じさせる。
このとき、第IIa〜c極302、304及び306が
陰極となる。また、このときの電位差は、最大で0.1
〜100Vの範囲で設定可能であり、好ましくは0.5
〜20vの範囲、さらに好ましくは1〜6vの範囲で、
汚染度や処理時間等を考慮して適宜設定する。このよう
にして溶出させた鉄イオン等が凝集剤として作用し、汚
染水中のリン酸イオン及び懸濁物質を凝集させ、処理槽
の底に沈殿させる。そして、一定時間経過後、今度はス
イッチ312を開放し、スイッチ322を閉じて、電源
320から通電する。このとき、先程までとは逆に、第
II極a〜c極302、304及び306が陽極とな
り、第I極a〜c301、303及び305が陰極とな
る。その後、一定時間ごとに同様の操作を繰り返すこと
により、電流の流れる向きを交互に変えながら凝集、沈
殿処理をする。
【0037】さらに、電流の流れる向きを変える前の同
一電極において、一時的に高電圧を通電することができ
る。高電圧は約2〜20倍程度で足り、時間は数分〜数
時間程度で足りる。この高電圧によって水素が発生する
ので、電極の付着物を剥離できる。
【0038】
【実施例】以下、実施例により本発明を更に詳しく説明
するが、本発明はこれらにより限定されるものではな
い。
【0039】実施例1〜5及び比較例1 図1に示すリン酸等除去装置を用い、下記の方法によ
り、汚染水中のリン酸の除去を行った。ただし、前記装
置の陽極及び陰極材料としては、いずれも直径3.2m
m、長さ10cmの鉄線を用いた。また、陽極及び陰極
の間隔は、表1に示すように設定した。まず、処理槽に
電極全体が浸漬する量の汚染水(リン酸として5ppm を
含む生活排水1リットルを注入した。次に、表1に示す
電位差を生じるように通電し、8時間の除去処理をし
た。なお、通電しない場合を比較例1とした。このよう
な処理における鉄イオン及びリン酸イオン濃度の経時変
化を表1に示す。
【0040】
【表1】
【0041】表1から明らかなとおり、時間の経過とと
もにリン酸イオンの量は減少して行き、それは沈殿の生
成によっても確認された。また、実施例1、2及び3か
ら理解されるように、鉄イオン濃度が4〜5ppm あたり
で、特に大きなリン酸イオン濃度の低下が見られた。ま
た、電極間隔が同一の場合(実施例2、4及び5)、電
位差が大きいほどリン酸イオン濃度の低下が大きかっ
た。また、同一電流の場合(実施例3及び4)には、電
位差の大きい方がリン酸イオン濃度の低下が大きかっ
た。
【0042】実施例6及び7 図9に示すリン酸除去装置400を用い、下記の方法に
より、汚染水中のリン酸の除去を行った。なお、陽極及
び陰極材料としては、表面積100cm2 の鉄板(間隔1
0cmに設定)を用いた。まず、容積5リットルの処理槽
に電極全体を浸漬し汚染水(電気伝導度5.8ms/cm )
を175 ml/minの流速で流入口401から注入し、排
水口402から排水した。図9に示すように、流入口4
01の内部近傍には整流板403を配置しておくことが
好ましい。実施例6は、電位差が5.3vでスイッチを
操作して2分間ごとに電流の流れる向きを逆にし(陽極
と陰極とを逆にし)、実施例7は電位差が5.5vで一
方のスイッチを閉じ、他方のスイッチは開放した状態で
一方向のみの通電とした。このような処理をした場合に
おける鉄イオン濃度の経時変化、電極重量の変化、カル
シウム付着量の変化を表2に示す。
【0043】
【表2】
【0044】表2から明らかなとおり、一定時間ごとに
電流の向きを逆にした実施例6の場合、鉄イオンの溶出
量はほぼ一定であった。一方、実施例7の場合、時間の
経過とともに鉄イオンの溶出量は低下していった。ま
た、実施例6の二つの電極の消耗度合いはほぼ均等であ
ったが、実施例7の場合は陽極の消耗度合いが大きかっ
た。更に、実施例6の二つの電極のカルシウム付着量は
少なかったが、実施例7の場合は陰極のカルシウム付着
量が多かった。
【0045】実施例6及び7ともに沈殿の生成が見られ
たが、時間の経過とともに実施例6の沈殿生成量の方が
多くなった。実施例6においては、電流の向きを交互に
逆向きにしたため、陽極となった場合に生じた酸化皮膜
が陰極となった場合に還元されて軟弱になるとともに発
生する水素によって剥脱し、また、陰極となった場合に
付着したカルシウム塩が陽極となった場合に剥離したた
め、ほぼ一定量の鉄イオンを溶出し続けることができた
ためである。一方、実施例7においては、陽極側に酸化
皮膜が生じて鉄の溶出を妨げたことと、陰極側にカルシ
ウム塩が付着して電流値が低下したため、鉄イオンの溶
出量が低下し、沈殿の生成量も低下したものである。
【0046】実施例8 図1に示すリン酸除去装置を用い、下記の方法により、
鉄イオンの溶出量を測定した。ただし、前記装置の陽極
及び陰極材料としては、いずれも直径3.2mmで長さ1
0cmの鉄線を用いた。また、陽極及び陰極の間隔は、表
3に示すように5、10、15及び20cmの各間隔に設
定した。まず、処理槽(25×10×12cm)に、電極
(水深10cmの底面に水平になるように設置)全体が浸
漬する量の汚染水(電気伝導度0.32ms/cm )3リッ
トルを注入した。次に、表3に示す電位差を生じるよう
に通電し、10分後に鉄イオン濃度を測定した。異なる
電極間隔と異なる電位差における鉄イオン濃度の測定結
果を表3に示す。
【0047】
【表3】
【0048】表3に示すとおり、上記実施例1〜5の結
果を考慮すると、上記条件下で1時間以内に鉄イオン濃
度を4ppm以上としリン酸を凝集沈殿するためには、
電極間隔が5cmの場合には電位差が5.7v、10cmの
場合には電位差が8.1v、15cmの場合には電位差が
10.5v、20cmの場合には電位差が10.5v程度
になるように通電操作することが、効率の良いリン酸処
理の一応の目安となることが確認された。
【0049】実施例9〜13及び比較例2 図1に示すリン酸等除去装置を用い、下記の方法によ
り、汚染水中のリン酸の除去を行った。ただし、前記装
置の陽極及び陰極材料としては、いずれも巾8cm、長
さ10cmのアルミニウム板を用いた。また、陽極及び
陰極の間隔は、表4に示すように設定した。まず、処理
槽に電極全体が浸漬する量の汚染水(リン酸として5pp
m を含む生活排水1リットルを注入した。次に、表4に
示す電位差を生じるように通電し、8時間の除去処理を
した。なお、通電しない場合を比較例2とした。このよ
うな処理における鉄イオン及びリン酸イオン濃度の経時
変化を表4に示す。
【0050】
【表4】
【0051】表4から明らかなとおり、時間の経過とと
もにリン酸イオンの量は減少して行き、それは沈殿の生
成によっても確認された。また、アルミニウムイオン濃
度は0.2ppm以上となると沈殿するので、アルミニ
ウムイオンが溶出し続けているにも拘らず、一部の例外
を除き0.2ppm以上とならないことが判った。実施
例9〜13から理解されるように、リン酸濃度は不連続
的に低下している。この現象はアルミニウム濃度がある
限界値を超えると沈殿し急激に低下する現象と対応して
いる。また、電極間隔が同一の場合(実施例10、12
及び13)、電位差が大きいほどリン酸イオン濃度の低
下が大きかった。また、同一電流の場合(実施例11及
び12)には、電位差の大きい方がリン酸イオン濃度の
低下が大きかった。
【0052】
【発明の効果】本発明のリン酸等除去装置によれば、電
位差を増減させたり、電極の間隔を変更したりすること
により、陽極を形成する鉄又はアルミニウムの溶出量
(溶出速度)を容易に制御することができる。このた
め、リン酸イオンや懸濁物質の凝集、沈殿量(凝集、沈
殿速度)を容易に制御することができ、しかも、その除
去率も高い。また、本発明のリン酸等除去装置は、その
構造及び操作が簡単であり、低電圧、低電流により運転
することができるため、経済的である。したがって、本
発明のリン酸等除去装置は、家庭用の浄化槽や小規模の
下水処理施設用の浄化設備として好適であり、排水中の
リン酸濃度を低下させあるいは懸濁物質を凝集沈殿させ
ることにより、自然水域の水質浄化に寄与できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】リン酸等除去装置の一部断面図を含む説明図で
ある。
【図2】リン酸等除去装置の変形態様の一部斜視図を含
む説明図である。
【図3】図2に示すリン酸等除去装置の側面図である。
【図4】図2に示すリン酸等除去装置における陰極の支
持手段の説明図である。
【図5】リン酸等除去装置の別の変形態様の一部を切り
欠いた平面図である。
【図6】図5に示すリン酸等除去装置の長さ方向への断
面図である。
【図7】リン酸等除去装置の別の変形態様の一部断面図
を含む説明図である。
【図8】リン酸等除去装置の別の変形態様の一部斜視図
を含む説明図である。
【図9】リン酸等除去装置のさらに別の変形態様の一部
斜視図を含む説明図である。
【符号の説明】
10 リン酸除去装置 12 処理槽 14 陽極 16 陰極 50 リン酸除去装置 52 陽極 54 陰極 100 リン酸除去装置 102 長尺状処理槽 104 通水口 106 排水口 110 リン酸除去部 112 陽極 114 陰極 200 リン酸除去装置 202 処理槽 204 第I極 206 第II極 300 リン酸除去装置 301 第Ia極 303 第Ib極 305 第Ic極 302 第IIa極 304 第IIb極 306 第IIc極 400 リン酸除去装置

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所要容積の処理槽と、前記処理槽内に隔
    離して配置された陽極及び陰極を備えており、前記陽極
    が鉄又はアルミニウムからなり、前記陰極が炭素、鉄又
    はアルミニウムからなるものであり、前記陽極と陰極の
    間隔が1〜100cmであることを特徴とするリン酸等除
    去装置。
  2. 【請求項2】 鉄又はアルミニウムからなる筒状多孔体
    により形成される陽極と、炭素、鉄又はアルミニウムか
    らなる棒状体により形成される陰極とを備えており、前
    記陽極となる筒状多孔体中の長さ方向に前記陰極となる
    棒状体が前記筒状多孔体と隔離されて挿入されており、
    前記陽極と陰極の間隔が1〜100cmであることを特徴
    とするリン酸等除去装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のリン酸等除去装置を1組
    とし、その長さ方向に合わせた複数組が、両端に流入口
    と流出口とを有する処理槽に収納されているものである
    ことを特徴とするリン酸等除去装置。
  4. 【請求項4】 所要容積の処理槽と、前記処理槽内に1
    〜100cmの間隔を保持して配置された、それぞれ鉄又
    はアルミニウムからなる第I極及び第II極を備えてお
    り、第I極が陽極のとき第II極が陰極に、第II極が
    陽極のとき第I極が陰極になるように電源に接続されて
    いることを特徴とするリン酸等除去装置。
  5. 【請求項5】 陽極と陰極の間隔が5〜20cmである請
    求項1乃至4記載のリン酸等除去装置。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至3記載のリン酸等除去装置
    において、陽極と陰極とを被処理水に接触させた状態
    で、前記陽極及び陰極間で0.1〜100Vの電位差好
    ましくは0.5〜20vの電位差が生じるように通電す
    ることを特徴とするリン酸等の除去方法。
  7. 【請求項7】 請求項4記載のリン酸等除去装置におい
    て、陽極と陰極とを被処理水に接触させた状態で、前記
    陽極及び陰極間で0.1〜100Vの電位差好ましくは
    0.5〜20vの電位差が生じるように通電し、かつ所
    望時間ごとに電流の流れる向きを交代させることを特徴
    とするリン酸等の除去方法。
  8. 【請求項8】 前記電位差が1〜6vである請求項6又
    は7記載のリン酸等の除去方法。
  9. 【請求項9】 一時的に高電圧を通電する請求項7記載
    のリン酸等の除去方法。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006142263A (ja) * 2004-11-24 2006-06-08 Proud:Kk 有機排水処理方法および有機排水処理用電極反応槽
JP2008544837A (ja) * 2005-07-05 2008-12-11 リサーチ ウォーター ピーティ−ワイ リミテッド 水処理装置
CN101830550A (zh) * 2009-03-10 2010-09-15 李清曼 污水深处理除磷装置
JP2012035183A (ja) * 2010-08-05 2012-02-23 Ishii Shoji Kk 脱色および水質浄化方法
KR101533649B1 (ko) * 2014-06-20 2015-07-03 우진건설주식회사 미세전해 반응을 이용한 폐수처리방법 및 그 미세전해물질
CN109879489A (zh) * 2019-01-30 2019-06-14 江苏捷斯安环保科技有限公司 一种化学镍废水的处理系统及处理工艺

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