JPH09173573A - パチンコ機械に於けるパチンコ玉デジタルカウンター装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【課題】従来のパチンコ機械は、当り玉のカウンター装
置がなく、当り玉を全部別の玉入箱に手で入れかえて景
品交換所まで運んでカウンター機で数量を確かめるもの
である。又、使用するパチンコ玉がその機械に不足して
くると、外部より補給するものであったので莫大なパチ
ンコ玉と労力を必要としている。 【解決手段】当り玉の数量がパチンコ機械に設けられた
デジタルにより常時表示されるので、数量が判明し、当
り玉は景品交換所まで運んで数量を確かめる必要がな
く、パチンコ機械に使用するパチンコ玉は、そのパチン
コ機械１台ずつ供給された数量だけで循環させてゲーム
が出来るため、新たに補給しないこととする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ機械に於
ける、パチンコ玉の当り玉の数量を、自動カウンターに
依り、デジタルで表示し、パチンコ玉をそのパチンコ機
械に決められた数量で循環させてゲームをすることのパ
チンコ機械に於けるパチンコ玉デジタルカウンター装置
に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来のパチンコ機械は、当り玉のカウン
ター装置がなく、当り玉を全部別の玉入箱に手で入れか
えて景品交換所まで運んでカウンター機で数量を確かめ
るものである。又、使用するパチンコ玉がその機械に不
足してくると、外部より、洗浄されたパチンコ玉を搬入
コンベヤ等で上箱に補給するものであった。猶、パチン
コ玉の汚れは、洗浄機でしか洗浄出来ないものであっ
た。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】従来のパチンコ機械
は、ゲーム中の当り玉の数量は不明であることと、その
当り玉は、別に設置されている玉入箱に、当り玉箱より
手で入れかえて、景品交換所まで運んで、数量をカウン
ター機で確かめて景品と引換えるものである。当り玉が
多いときは、その重さはかなりなものであって、運搬車
が用意されている所もあるほどである。又、パチンコ玉
は、そのパチンコ機械に不足してくると、別に洗浄機で
洗浄されたパチンコ玉を外部よりコンベヤ等に依り、補
給しているもので莫大なパチンコ玉と労力を必要として
いる。

【０００４】本発明は、当り玉の数量がパチンコ機械に
設けられたデジタルにより常時表示され、数量が判明
し、当り玉は景品交換所まで運んで数量を確かめる必要
がなく、パチンコ機械に使用するパチンコ玉は、そのパ
チンコ機械１台ずつに供給された数量だけで循環させて
ゲームが出来るため、新たに補給しないこととし、又、
搬送を利用して、その途中にブラシを何ヶ所か設置して
玉の汚れ落としとして、パチンコ機械の附属設備と労力
を省くことを目的としている。

【０００５】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、当り玉は流しとし、近接スイッチを利用してカウン
ターして、それをデジタル表示させ常時数量を知らせ
る。そのために当り玉が当り玉箱に入ってから、その当
り玉を、裏側の下部に当り玉出口を設けて、そこより排
出させて、搬送コンベヤの上に１列に１個ずつとなる様
に落とす。又、打たれた打玉も、同じく打玉出口を別に
設けて同じく搬送コンベヤ上に落とす。カード（又は現
金）を入れて打玉を出した時と、当り玉を打玉とした時
は、打玉箱に入れることとしてパチンコ玉の循環方式と
する。

【０００６】搬送コンベヤは、搬送ベルトを、モータ
ー，歯形プーリ，平プーリ，テンションプーリ等で駆動
させる。そして、パチンコ玉を搬送して、最上部に設置
されているパチンコ玉の集中場所である上箱の中に落と
して入れる。近接スイッチは、当り玉出口と、打玉出口
の中間に設置することとして、当り玉出口の方は先に設
置させておき、当り玉のみカウンターさせて、パチンコ
機械の表側のトビラを開いた中の本体の上部に設けたデ
ジタルに表示させる。

【０００７】搬送コンベヤに使用する搬送ベルトは、パ
チンコ玉が１列に並んで１個ずつに仕切って運ぶ形状と
して、そして、搬送中に玉が外れない様に、ガイドカバ
ーを用いて、途中で約３ヶ所にブラシを設けて玉の汚れ
を落とすものとする。

【０００８】当り玉から打玉を取り出した当り玉のマイ
ナス表示用の打玉箱入れ近接スイッチを、打玉レール辺
に設置する。

【０００９】以上の様な構成にすると、外部よりパチン
コ玉を補給なしで、１台の機械で約５００個（約２．５
ｋｇ）程度のパチンコ玉で循環してゲームが出来るし、
汚れ落としも出来るため、外部からのパチンコ玉搬入コ
ンベヤを廃止し、パチンコ玉洗浄機は小規模のものとす
る。そして、パチンコ玉の全数量を少なくして、運ぶの
に必要な玉入箱も廃止し、景品交換所に備えるカウンタ
ー機も排除する。

【００１０】景品交換所に集中管理システムを設置し
て、各機械毎の数量の表示を係員が確かめ、景品を引換
えることとする。そのときデジタルを零とする。

【００１１】

【発明の実施の形態】発明の実施の形態を実施例にもと
ずき図面を参照して説明する。図１において、当り玉の
カウンター用のデジタル（８）は、パチンコ機械（ａ）
の表側のトビラを開いた本体の上部に、パチンコ玉
（ｂ）が当らない様に表をガラスで覆い、パチンコ玉
（ｂ）の転がり面よりやや低めに取付ける。デジタル
（８）は、液晶表示素子タイプで桁数が６のものを使用
する。猶、説明に於て、当り玉と打玉の総てをパチンコ
玉（ｂ）としての名称で説明することもある。

【００１２】図１，図２，図１２において、打玉箱
（ｃ）や、其の他等の仕組などは、従来と変わらない
が、当り玉箱（１）は、当り玉を裏側へ移すために、後
部に穴を明けて、当り玉が１個ずつ流れるような太さで
最後に、パチンコ玉が下に落ちる様な形状の当り玉出口
（５）として、下部のやや中央のところに設ける。当り
玉は、排出弁レバー（２）の左右の作動に依り排出弁
（３）を開いて、当り玉出口（５）へ流すもので、開い
たままでもよいし、当り玉が当り玉箱（１）に一杯にな
てから排出弁（３）を開いてもよい。

【００１３】図２，図１２において、ゲームとして打ち
出された打玉の排出口である打玉出口（６）を、当り玉
出口（５）と最終出口が同形状として、間隔をもって右
側に取付ける。そして、その中間に当り玉を数えるため
に近接スイッチ（３２）を、スイッチ金具（３３）にて
取付ける。近接スイッチ（３２）は、パチンコ玉（ｂ）
の丸みの上部でＯＮで、通過してＯＦＦ。それを繰返し
デジタル（８）へ表示する。各出口は、パチンコ玉の数
の重さが出口に集中しないように、１列にゆるい勾配を
転がって、最終はやや下に曲がった形状として１個ずつ
出てくる角型の出口とする。

【００１４】図２，より図１１までにおいて、当り玉出
口（５）と打玉出口（６）から出た玉は、搬送コンベヤ
の搬送ベルト（２９）の上に落として、そのパチンコ機
械（ａ）のパチンコ玉（ｂ）の集中場所である上箱
（７）に運び込む。搬送ベルト（２９）は、内側が歯形
で外側がパチンコ玉（ｂ）が１個ずつ別れて入って、上
向きの状態のとき、パチンコ玉（ｂ）が乗る面は平とし
て、上箱（７）に落ち易いように片面が勾配としてあっ
て、図２，図９，図１１に示すように、２個の平プーリ
（１７）が外側の左右で廻転出来るように凸型とした形
状のもので、材質は強度のあるポリウレタンのものを使
用する。

【００１５】搬送ベルト（１９）は、図２，より図１１
までにより、パチンコ機械（ａ）の裏側の下部辺と左端
辺に張るもので、モータープレート（１０）にて取付け
られたモーター（９）より、歯形プーリＡ（１３）を介
して駆動するもので、モーターは、ギヤヘッド取付型で
廻転をベルトが約２〜５ｍ／ｍの速度となる廻転数とす
る。方向は図２において右廻りとする。猶、駆動する場
所が構造上、理想外の所なので２セットのベルト押えコ
ロ（１２）と、ブラケット（１１）等により図３，図４
に示すように、歯形プーリＡ（１３）と同心のところを
搬送ベルト（２９）の外側の両方を押へて駆動の補助と
する。

【００１６】搬送ベルト（２９）は図２において、パチ
ンコ機械（ａ）の裏面の最右端と最上部と、左側中間の
３ヶ所に歯形プーリＢ（１４）及び、右側の中間に２セ
ットの平プーリ（１７）と、その平プーリ（１７）の間
にテンションアーム（２３）を備えたテンションプーリ
（２２）と、取付プレート（２５）にて、取付けられた
受けプーリ（２４）等で廻転する。歯形プーリＢ（１
４）は、プーリ軸（１５）、プーリ受け（１６）とベア
リング（１８）の組合せで、プーリ受け（１６）で取付
けて、平プーリ（１７）は２個をもって１セットとし
て、図２に示すように２ヶ所に取付けるもので、図１
０，図１１に示すように、ベアリング（１８），ピン
（１９），金具（２０），イケール（２１）等で構成さ
れたものである。テンションプーリ（２２）は、テンシ
ョンアーム（２３）にて可動する搬送ベルト（２９）の
テンション用である。受けプーリ（２４）は、歯形プー
リで図２，図１４で示す如く、近接スイッチ（３２）
と、パチンコ玉（ｂ）の検出距離を正確に保持するため
に、近接スイッチ（３２）の真下に取付プレート（２
５）により取付けられる。

【００１７】ガイドカバー（２７）は鉄板製で、パチン
コ玉（ｂ）が搬送ベルト（２９）より飛び出さないで、
スムーズに搬送できるように、図９に示すような断面形
状として、図２に示すように打玉出口（６）のやや過ぎ
た所より下側を通って、モーター（９）辺を過ぎ、上部
に設置されている上箱（７）の上辺まで通して、カバー
受け（２８）をもって、パチンコ機械（ａ）の外枠に固
定されている取付金具（２６）に取付ける。

【００１８】図２，図１２において、ガイド（３０）は
当り玉出口（５）と打玉出口（６）辺の搬送に於けるパ
チンコ玉（ｂ）のガイドで搬送ベルト（２９）の両側
に、片方は金具（２０）で、もう片方はガイドカバー
（２７）端とで固定して設置する。

【００１９】図２，図１３において、パチンコ玉（ｂ）
の搬送を利用して、左側辺の３ヶ所にパチンコ玉（ｂ）
の汚れ落とし用の毛のブラシ（３１）をガイドカバー
（２７）に穴を明けた所へ、毛先がパチンコ玉にかるく
当る程度に、取付金具（２６）に取付ける。交換やブラ
シ（３１）そのものを洗うために取り外しが容易である
ように取付けられる。

【００２０】打玉箱入れ近接スイッチ（３４）は、打玉
入れレール辺（ｄ）に、保持金具（３５）にて取付け、
当り玉を打玉として使用するときに使用するもので、パ
チンコ機械（ａ）の打玉箱（ｃ）の右下にある打玉出し
押ボタン（４）を押すと通電して、そこを通ったパチン
コ玉（ｂ）の数を数えてマイナスとしてデジタル（８）
に表示させる。当り玉は打玉として使用すると、その分
がマイナス表示となる。打玉箱入れ近接スイッチ（３
４）の通路は、初めにカード（又は現金）を入れたとき
に、打玉として打玉箱に出てくる通路と同じである。打
玉出シ押ボタン（４）を押さないときは、そこを通った
パチンコ玉（ｂ）は数えられない。

【００２１】モータープレート（１０）は、図３に示す
ようにパチンコ機械（ａ）の下部の外枠に、イケール
（２１）と、スイッチ金具（３３）は、パチンコ機械
（ａ）の裏面の空間に取付けるものとする。

【００２２】

【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。

【００２３】パチンコ玉が１台のパチンコ機械に入れら
れている数量だけで循環してゲームされるため、新たに
パチンコ玉を搬入する必要がなくなり、大掛りなパチン
コ玉搬入装置が不要である。

【００２４】パチンコ玉の汚れを落とす、大きなパチン
コ玉洗浄機が不要である。

【００２５】パチンコ玉の数量が大きく減少し、それに
つれて、パチンコ機械そのもの、又は、組込み骨組等の
構造が重さに対して神経を使わないため安価に製造出来
る。

【００２６】当り玉を景品交換所まで運んで、カウンタ
ー機に入れて数量を確かめる必要がなくなり、同時に、
通い箱である玉入箱が不要で、高価なカウンター機も不
要である。今は、当り玉が大当りの時には、３０ｋｇ以
上と重くなるために、小型運搬車を設置するところもあ
るが、それも不要となる。

【００２７】ホールも広く使用できて、奇麗となる。

【００２８】省力化、合理化につながり、本発明に必要
な費用よりも、全体として出費は減少する。

【図面の簡単な説明】

【図１】パチンコ機械の表側の全体図である。

【図２】パチンコ機械の裏側の全体図である。

【図３】モーターで搬送ベルトの駆動する状態の図であ
る。

【図４】駆動部のベルト押えコロと歯形プーリＡの状態
を示したＸ−Ｘ矢視破断面図である。

【図５】搬送ベルトの最上部のターン部を示した図であ
る。

【図６】搬送ベルトの図５の中を図示して、搬送ベルト
の形状と、パチンコ玉が、搬送ベルトで送られていると
ころと、上箱に落として入れた状態を示した図である。

【図７】図５のＹ矢視図で、パチンコ玉とガイドカバー
の関係も図示したもので、１部が破断面である。

【図８】パチンコ玉が搬送ベルトで上方へ送られている
図で、やはり、ガイドカバーとの関係も図示している図
である。

【図９】搬送ベルトとガイドカバーの断面を示した図で
ある。

【図１０】平プーリの平面図である。

【図１１】２個の平プーリで、搬送ベルトが廻っている
ところの図１０のＺ−Ｚ矢視図で１部が破断面である。

【図１２】当り玉箱と当り玉出口と、ガイド及び、搬送
ベルトの関係を図示した横断面図である。

【図１３】ブラシを取付けたところの平面図である。

【図１４】近接スイッチとパチンコ玉及び、受けプーリ
の関係を図示したものである。

【符号の説明】

１ 当り玉箱 ２ 排出弁レバー ３ 排出弁 ４ 打玉出し押ボタン ５ 当り玉出口 ６ 打玉出口 ７ 上箱 ８ デジタル ９ モーター １０ モータープレート １１ ブラケット １２ ベルト押えコロ １３ 歯形プーリＡ １４ 歯形プーリＢ １５ プーリ軸 １６ プーリ受け １７ 平プーリ １８ ベアリング １９ ピン ２０ 金具 ２１ イケール ２２ テンションプーリ ２３ テンションアーム ２４ 受けプーリ ２５ 取付プレート ２６ 取付具 ２７ ガイドカバー ２８ カバー受け ２９ 搬送ベルト ３０ ガイド ３１ ブラシ ３２ 近接スイッチ ３３ スイッチ金具 ３４ 打玉箱入れ近接スイッチ ３５ 保持金具 ａ パチンコ機械 ｂ パチンコ玉 ｃ 打玉箱 ｄ 打玉入れレール辺

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】当り玉出口（５）と打玉出口（６）を、パ
   チンコ機械（ａ）の裏側の下部に、出口を下向きとして
   それぞれ設置して、パチンコ玉の搬送用コンベヤである
   搬送ベルト（２９）をモーター（９），歯形プーリＡ
   （１３），歯形プーリＢ（１４），平プーリ（１７），
   テンションプーリ（２２）等の組合わせで駆動させる構
   成からなる、パチンコ機械に於けるパチンコ玉デジタル
   カウンター装置。
2. 【請求項２】ガイドカバー（２７）を打玉出口（６）よ
   り、やや後より、上箱（７）より高めの所までと、ガイ
   ド（３０）を、当り玉出口（５）と、打玉出口（６）の
   範囲の長さに設置した、請求項１記載のパチンコ機械に
   於けるパチンコ玉デジタルカウンター装置。
3. 【請求項３】近接スイッチ（３２）と、受けプーリ（２
   ４）を当り玉出口（５）と、打玉出口（６）の中間に設
   け、デジタル（８）を、パチンコ機械の表側のトビラを
   開いた本体の上部に設置し、その数値は、景品交換所に
   も集中管理される仕組のパチンコ機械に於けるパチンコ
   玉デジタルカウンター装置。
4. 【請求項４】ブラシ（３１）を搬送ベルト（２９）の外
   側３ケ所に設置した請求項１記載のパチンコ機械に於け
   るパチンコ玉デジタルカウンター装置。
5. 【請求項５】打玉箱入れ近接スイッチ（３４）を打玉入
   れレール辺（ｄ）と、打玉箱（ｃ）の右下に打玉出し押
   ボタン（４）を設置したパチンコ機械に於けるパチンコ
   玉デジタルカウンター装置。