JPH09173063A - 抗ヒトリポタンパク質(a)モノクローナル抗体可変領域のDNA塩基配列およびアミノ酸配列 - Google Patents

抗ヒトリポタンパク質(a)モノクローナル抗体可変領域のDNA塩基配列およびアミノ酸配列

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JPH09173063A
JPH09173063A JP7351455A JP35145595A JPH09173063A JP H09173063 A JPH09173063 A JP H09173063A JP 7351455 A JP7351455 A JP 7351455A JP 35145595 A JP35145595 A JP 35145595A JP H09173063 A JPH09173063 A JP H09173063A
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Masahiro Ishizuka
昌宏 石塚
Isao Kondo
績 近藤
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COSMO SOGO KENKYUSHO KK
Cosmo Oil Co Ltd
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COSMO SOGO KENKYUSHO KK
Cosmo Oil Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ヒトリポタンパク質(a)を認識するモノク
ローナル抗体であるKOS−A抗体の可変領域を構成す
るH鎖V領域およびL鎖V領域を再構成することを可能
とし、ヒトリポタンパク質(a)を特異的に認識する組
換え抗体を製造することを可能にする。 【解決手段】 抗ヒトリポタンパク質(a)モノクロ−
ナル抗体KOS−AのH鎖V領域またはL鎖V領域の塩
基配列またはアミノ酸配列であって、ヒトリポタンパク
質(a)を認識する機能を担う、配列表の配列番号1−
4で示される配列。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ヒトリポタンパク
質(a)[以下「ヒトLp(a)」という]を認識する
マウスモノクロ−ナル抗体の可変領域をコ−ドするDN
A塩基配列およびアミノ酸配列に関する。さらに詳しく
は、モノクロ−ナル抗体KOS−Aの可変領域であるH
鎖V領域(以下VH領域という)およびL鎖V領域(以
下VL領域という)の塩基配列またはアミノ酸配列であ
って、ヒトLp(a)を特異的に認識する配列に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ヒトLp(a)は、Berg等によって
1963年に発見され(Berg K.Acta Pa
thol.Microbiol.Scand.59,3
69−382,1963)、リポタンパク質電気泳動に
おいてプレベ−タ位に現れる血清リポタンパク質であ
る。現在、Lp(a)は動脈硬化疾患の独立した危険因
子として考えられており、虚血性心疾患、心筋梗塞、脳
梗塞、閉鎖性末梢動脈硬化症等の動脈硬化関連疾患群で
は、対照群と比較して、有意にその血中濃度が高いこと
が知られている。
【0003】従って、血中におけるヒトLp(a)の濃
度を測定することは、動脈硬化疾患を予測する上で、臨
床上極めて重要である。血中ヒトLp(a)を測定する
方法は、一般に免疫学的測定方法が利用されている。そ
の中でも、モノクロ−ナル抗体を用いた免疫比濁定量法
は特異性が高い点、検体の大量測定ができる点において
優れている。モノクロ−ナル抗体は、1975年に、K
ohlerとMilsteinが確立して以来(Koh
ler,G & Milstein,C:Nature
256,84,1975)、今日までに、様々なモノ
クロ−ナル抗体が作られてきた。さらに、ハイブリド−
マ作製技術も改良が行われ、近年は電気細胞融合法も盛
んに行われるようになってきた。このような技術改良に
伴って作られたモノクロ−ナル抗体も、今日では各種の
診断をはじめとして広く生物医学研究に用いられてい
る。本発明者らは、ヒトLp(a)におけるアポタンパ
ク質(a)に対して特異的に結合し、ヒトプラスミノ−
ゲンおよび低密度リポタンパク質のいずれをも認識(い
ずれにも結合)しないモノクロ−ナル抗体KOS−Aを
産生する、ヒトLp(a)で免疫したマウス(BALB
/c)とマウスミエローマ細胞SP−2/O−Ag14
との細胞融合株KOS−A(工業技術院生命技術研究所
の寄託番号FERM P−14145)を樹立した[特
開平7−309899、発明の名称:ヒトリポタンパク
質(a)に対するモノクローナル抗体およびこれらを用
いる免疫比濁測定方法、出願人:株式会社コスモ総合研
究所およびコスモ石油株式会社]。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらKOS−
Aモノクロ−ナル抗体において、抗原と特異的に結合す
る機能を有する、H鎖およびL鎖の可変領域の遺伝子配
列については全く知られていない。また、一般にモノク
ロ−ナル抗体産生細胞株の抗体産生能は継代とともに低
下することが知られている。これらの問題を解決するた
めに、抗体産生細胞の遺伝子をクロ−ニングした後、遺
伝子を適当な宿主(大腸菌等)に導入することによって
大量発現させることが行われているが、このような遺伝
子工学的手法によって抗体を産生させるためには、その
遺伝子を分離し構造を解明することが重要である。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記目的
を達成するために検討を重ねた結果、KOS−Aモノク
ロ−ナル抗体のH鎖およびL鎖の可変領域をコ−ドする
cDNAを分離し、その塩基配列を解明し本発明を完成
した。すなわち、本発明は抗Lp(a)モノクロ−ナル
抗体のVH領域およびVL領域のDNA塩基配列およびア
ミノ酸配列に関する。さらに詳しくは本発明は(1)
抗ヒトリポタンパク質(a)モノクロ−ナル抗体KOS
−AのH鎖V領域の塩基配列であって、ヒトリポタンパ
ク質(a)を認識する機能を担う、配列表の配列番号1
で示される塩基配列、(2) 抗ヒトリポタンパク質
(a)モノクロ−ナル抗体KOS−AのH鎖V領域のア
ミノ酸配列であって、ヒトリポタンパク質(a)を認識
する機能を担う、配列表の配列番号2で示されるアミノ
酸配列、(3) 抗ヒトリポタンパク質(a)モノクロ
−ナル抗体KOS−AのL鎖V領域の塩基配列であっ
て、ヒトリポタンパク質(a)を認識する機能を担う、
配列表の配列番号3で示される塩基配列、および(4)
抗ヒトリポタンパク質(a)モノクロ−ナル抗体KO
S−AのL鎖V領域のアミノ酸配列であって、ヒトリポ
タンパク質(a)を認識する機能を担う、配列表の配列
番号4で示されるアミノ酸配列に関する。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明によれば、抗Lp(a)モ
ノクロ−ナル抗体のH鎖可変領域およびL鎖可変領域の
DNA塩基配列は、Lp(a)に対するモノクロ−ナル
抗体を産生するハイブリド−マのmRNAより、Lp
(a)に対するモノクロ−ナル抗体VH領域およびVL
域のcDNAを合成し、そのDNAの塩基配列を解析す
ることによって決定した。以下、これらの工程について
詳述する。本発明において使用される細胞株は、マウス
リンパ球細胞とマウス骨髄腫細胞を融合させたハイブリ
ド−マ、具体的には、KOS−Aとして工業技術院生命
技術研究所に寄託されているハイブリド−マFERM
P−14145である。このハイブリド−マはヒトLp
(a)に特異的に反応するマウスモノクロ−ナル抗体を
産生するハイブリド−マである。
【0007】これら所望の抗体を産生する細胞を適当な
条件下、たとえば、37℃炭酸ガス濃度5%で培養増殖
させ、得られた細胞を遠心分離により集めた後、細胞を
破壊し、定法たとえば、Chirgwin等の方法(B
iochemistry 18,5294,1977)
やFavaloro等の方法(Methods InE
nzymology 65,718,1980)により
全RNAを得る。次にこれを定法たとえば、バッチ法や
オリゴdTセルロ−スまたはポリUセファロ−スなどを
用いる吸着カラムクロマトグラフィ−によりポリ(A)
mRNA画分を分離することができる。上記の方法によ
り得られたポリ(A)mRNAを鋳型とし、オリゴdT
または抗体定常領域の塩基配列に対応すると考えられる
塩基配列を有する合成オリゴヌクレオチドをプライマ−
として、dATP、dGTP、dTTP、dCTPの存
在下で逆転写酵素により、mRNAに相補的な一本鎖c
DNAを合成する。
【0008】次に、ポリメラ−ゼ連鎖反応(PCR)法
を用いて前記一本鎖cDNAの有意義な部分の特異的増
幅を行う。マウスモノクロ−ナル抗体のVL領域に対応
すると考えられる塩基配列を有する合成オリゴヌクレオ
チドの5´側のセンスプライマ−と3´側のアンチセン
スプライマ−を用いて、dATP、dGTP、dTT
P、dCTPの存在下で耐熱性DNA合成酵素により、
マウスモノクロ−ナル抗体のVL領域を増幅する。ま
た、マウスモノクロ−ナル抗体のVH領域に対応すると
考えられる塩基配列を有する合成オリゴヌクレオチドの
5´側のセンスプライマ−と3´側のアンチセンスプラ
イマ−を用いて、dATP、dGTP、dTTP、dC
TPの存在下で耐熱性DNA合成酵素により、マウスモ
ノクロ−ナル抗体のVH領域を増幅する。次に増幅され
たVH領域とVL領域をリンカ−(Protein En
gineering 6(8),989,1993)で
連結し、再度、VH領域に対応する5´側のセンスプラ
イマ−(5´末端に適当な制限酵素サイトを修飾したも
の)とVL領域に対応する3´側のアンチセンスプライ
マ−(3´末端に適当な制限酵素サイトを修飾したも
の)を用いて、dATP、dGTP、dTTP、dCT
Pの存在下で耐熱性DNA合成酵素により、VH+リン
カ−+VLフラグメントを増幅する。
【0009】次にVH+リンカ−+VLフラグメントの増
幅生成物を、該センスプライマ−および該アンチセンス
プライマ−中に設けた制限酵素部位で、該制限酵素によ
り切断して、モノクロ−ナル抗体の目的とする可変領域
をコ−ドするDNAを得る。他方、適当な発現ベクタ−
を、VH+リンカ−+VLフラグメントの末端と同じ制限
酵素で切断し、このベクタ−に前記DNAを連結するこ
とにより、マウスモノクロ−ナル抗体の目的とする可変
領域をコ−ドするDNA断片を含むプラスミドを得る。
【0010】クロ−ン化されたDNAの塩基配列は、任
意の常法に従って解析することにより決定できる。ま
た、特殊なファージに上記遺伝子を組み込み、該遺伝子
の発現で産生されたタンパクをファージ表面に露出させ
ることもできる。この方法を用いれば、ターゲットとす
べき特定の抗原物質をリガンドに用い、この抗原物質に
対するアフィニティーに基づいて、目的とするモノクロ
ーナル抗体遺伝子を容易にスクリーニングし、クローニ
ングすることができる。即ち、特定の抗原物質を適当な
固相担体上に固相化し、上記遺伝子の発現タンパクが露
出したファージをこの固相担体に接触させて、リガンド
の抗原物質に対して親和性を有するタンパクを発現した
ファージを選択的に回収すればよい。このようなアフィ
ニティーを利用して遺伝子クローンのスクリーニングを
行う方法は、バイオパンニング(biopannin
g)と称され、当該技術分野において公知である(St
ephen F.Parmley and Georg
e P.Smith; Gene,73(1988),
John McCafferty et al.;Na
ture,348,6(1990))。
【0011】
【実施例】以下、実施例に沿って本発明を更に詳細に説
明する。 実施例 (1) ハイブリド−マからmRNAの抽出 KOS−Aハイブリド−マを、20%(v/v)牛胎児
血清(三菱油化社製)入りDMEM培地(生化学工業社
製)中で、37℃、5%二酸化炭素下で細胞数が1×1
7 個となるまで増殖させる。培養細胞を遠心分離
(800×g、5分間、室温)後、上清を除去し沈殿し
た細胞にリン酸ナトリウム0.01M、NaCl0.1
5M、pH7.4緩衝液を適量加え洗浄した。1×10
7個の細胞に冷却溶液1[トリス0.01M、NaCl
0.15M、MgCl21.5mM、0.65%(v/
v)NP−40、pH7.5]400μlを加え、10
秒間激しく撹拌した。遠心分離(800×g、5分間、
4℃)後、上清を微量遠心管に移し、溶液2[尿素7
M、1%(w/v)SDS(ドデシル硫酸ナトリウ
ム)、NaCl0.3M、EDTA(エチレンジアミン
四酢酸)0.01M、トリス0.01M、pH7.5]
200μlと溶液3[92%(v/v)フェノ−ル、4
%(v/v)クロロホルム、4%(v/v)イソアミル
アルコ−ル]400μlを添加した。10秒間激しく撹
拌し、遠心分離(15.000×g、1分間、4℃)
後、上清を別の遠心管に移し、−20℃の99.5%エ
タノ−ル1mlを加えた。−80℃で15分間冷却し、
遠心分離(15.000×g、1分間、4℃)後、上清
を捨てた。沈澱物(RNA)を再度、冷75%エタノ−
ルで洗い、遠心分離(15.000×g、1分間、4
℃)後、上清を捨てた。真空乾燥させた後、滅菌蒸留水
(以下SDWという)100μlに溶解した。RNAか
らmRNAの分離精製は、プロメガ社製のPolyAT
tractSystem 1000の試薬を使用して行
い、1μgのmRNAを得た。
【0012】(2) mRNAからcDNAの作製およ
び精製 上記で得たmRNAを65℃で10分間インキュベ−ト
し、その後、すぐに氷中にいれ急冷した。mRNA1μ
gを1.5ml滅菌チュ−ブに取り、0.2Mランダム
プライマ−[宝酒造社製、以下 Rd(N)6という]
5μl、逆転写酵素2.5単位/μl(宝酒造社製、以
下RTという)1μl、1%牛血清アルブミン(生化学
工業社製、以下BSAという)5μl、50mM デオ
キシリボヌクレオチド5´−三リン酸(宝酒造社製、以
下dNTPという)5μl、20pM ジチオスレイト
−ル(生化学社製、以下DTTという)5μl、および
RNA分解酵素阻害剤1単位/μl(宝酒造社製)1μ
lを添加し、最終液量が50μlとなるようにSDWで
調整した。37℃ 1時間 インキュベ−トし、次に9
5℃ 5分間 インキュベ−トして酵素を失活させ、直
ちに氷中にいれ急冷した。フェノ−ル50μlを加え、
10秒間激しく撹拌し、遠心分離(15.000×g、
1分間、4℃)後、上清(=水相)を別の遠心管に移
し、−20℃の99.5%エタノ−ル125μl加え
た。−80℃で15分間冷却し、遠心分離(15.00
0×g、1分間、4℃)後、上清を捨てた。沈澱物(c
DNA)を再度、冷75%エタノ−ルで洗い、遠心分離
(15,000×g、1分間、4℃)後、上清を捨て
た。沈澱物(cDNA)を真空乾燥させた後、1mMト
リス、0.1mMEDTA、pH8.0(以下TE溶液
という)100μlに溶解した。
【0013】(3) cDNAからH鎖,L鎖の可変領
域遺伝子の増幅および精製 PCR(Polymerase Chain Reac
tion)によるcDNAの増幅は、以下の条件で行っ
た。尚、テンプレートとなるcDNAは、上記TE溶液
に溶解したものを用いた。抗体の可変領域(VH)をコ
ードしている遺伝子は、H鎖においては5´末端からV
h遺伝子、D遺伝子、Jh 遺伝子の3つのセグメント
で構成されている。L鎖はκ鎖とλ鎖があるがKOS−
Aはκ鎖である。κ鎖はVκ遺伝子およびJκ遺伝子の
2つのセグメントで構成されており、Vκ領域がすなわ
ちVLとなる。H鎖、κ鎖共に、V遺伝子の5´末端領
域(可変領域のN末端領域に対応)およびJ遺伝子領域
(可変領域のC末端領域に対応)は、抗体間でかなり高
く保存された配列になっていることが知られている
(R.Orladi et al.,Proc.Nat
l.Acad.Sci.USA, 86,3833(1
989))。従って、公知の配列を参考にして、VH
域のPCR増幅用のプライマーとして、Vh遺伝子の5
´末端領域から、下記表1に示すVHBACKプライマ
ー(配列番号5)を、Jh 遺伝子領域から下記表1に
示すVHFORプライマ−(配列番号6)の配列を設計
した。これらのプライマーは表1に示す制限酵素切断部
位を有する。またVL領域(すなわちVκ領域)のPC
R増幅用のプライマーとして、Vκ遺伝子の5´末端領
域から表1に示すVLBACKプライマー(配列番号
7)を、Jκ遺伝子領域から表1に示すVLFORプラ
イマー(配列番号8)の配列を設計した。これらのプラ
イマーは表1に示す制限酵素切断部位を有する。各プラ
イマーは、表1に示すように、コドンの縮重を考慮して
ミックス・プライマーとした。また各プライマーの制限
酵素切断部位を点線で囲み、その下に制限酵素名を記し
た。
【0014】
【表1】 各プライマーは、外注(フナコシ社)して作製した。
【0015】(3−1) V H領域のPCR増幅 cDNA2μLに、VHBACKプライマー(50pm
ole/μL)2μL、VHFORプライマー(50p
mole/μL)2μL、PCRバッファー[100m
M Tris−HCl(pH8.8),15mM Mg
Cl2,500mM KCl,1%TritonX−1
00]5μL、2.5mM dNTP8μL、SDW
30μL、TaqDNAポリメラーゼ(2.5 uni
ts/μL、宝酒造社製)1μLを加えて計50μLと
し、変性を94℃で1分、アニーリングを55℃で1
分、伸長反応を72℃で2分という条件で30サイクル
のPCRを行った。
【0016】(3−2) V L領域のPCR増幅 cDNA2μLに、VLBACKプライマー(50pm
ole/μL)2μL、VLFORプライマー(50p
mole/μL)2μL、PCRバッファー[100m
M Tris−HCl(pH8.8),15mM Mg
Cl2, 500mM KCl,1% TritonX
−100]5μL、2.5mM dNTP 8μL、S
DW30μLおよびTaqDNAポリメラーゼ(2.5
units/μL)1μLを加えて計50μLとし、
変性を94℃で1分、アニーリングを45℃で1分、伸
長反応を72℃で2分という条件で30サイクルのPC
Rを行った。
【0017】(3−3) PCR産物の精製 目的のPCR産物は、2%アガロースゲル(宝酒造社
製)により分離精製した。すなわち、上記のPCR反応
液50μLに35μLのローディング溶液(20%サッ
カロース、0.1%ブロムフェノールブルー)を加え、
均一にして電気泳動装置にアプライした。電気泳動用緩
衝液としては、40mM Tris−AcOH(pH
8.3)、5mM AcONa、1mM EDTAを用
いた。電気泳動後、ゲルを臭化エチジウムにより染色し
目的のバンド(VH:約360bp、VL:約320b
p)をゲルより回収した。このゲル断片を1.5mL用
滅菌チューブの中に入れ、Sephaglas Ban
dPrep KIT(ファルマシア社製)を用いて精製
し、最終的に50μLのTE溶液としてDNAを回収し
た。
【0018】(4)VHとVLのDNAフラグメントの制
限酵素処理 上記(3)で得られたVHのDNAフラグメント20μ
L(約0.5μg)に、M−バッファー[100mM
Tris−HCl(pH7.5), 100mM Mg
Cl2,10mM DTT,500mM NaCl、宝
酒造社製]5μL、SDW23μLおよびSpeI(1
2units/μl、宝酒造社製)2μLを加え、均一
にして37℃で10時間インキュベートした。酵素反応
終了後、4M NaCl5μL、SDW45μLおよび
エタノール250μLを加え、撹拌後−80℃で2時間
放置し、遠心(12000rpm、0℃、20分)し
て、DNAを沈澱として回収した。これを20μLのS
DWに溶解し、ついで10×NotIバッファ−[10
0mM Tris−HCl(pH8.0),100mM
MgCl2,0.2%TritonX−100,10
mM DTT,500mM NaCl]5μL、SDW
23μLおよびNotI (12units/μl、フ
ァルマシア社製)2μLを加え、均一にして37℃で1
0時間インキュベートした。酵素反応終了後、SDW5
0μLおよびエタノール250μLを加え、撹拌後−8
0℃で2時間放置し、遠心(12000 rpm、0
℃、20分)して、DNAを沈澱として回収した。これ
を20μLのSDWに溶解した。以後このDNAフラグ
メントをVH(N−S)と称する。
【0019】VLのDNAフラグメント20μL(約
0.5μg)に、L−バッファー[100mM Tri
s−HCl(pH7.5),100mM MgCl2
10mM DTT、宝酒造社製]5μL、SDW2
2.5μLおよびSacI(12units/μL、宝
酒造社製)1.0μLを加え、均一にして37℃で6時
間インキュベートした。これに4M NaCl 0.5
μLを加え、ついでXhoI(8units/μL、宝
酒造社製)1μLを加え、均一にして37℃で6時間イ
ンキュベートした。酵素反応終了後、4M NaCl
5μL、SDW45μLおよびエタノール250μLを
加え、撹拌後−80℃で2時間放置し、遠心(1200
0rpm、0℃、20分)して、DNAを沈澱として回
収した。これを20μLのSDWに溶解した。以後この
DNAフラグメントをVL(S−X)と称する。
【0020】(5)クローニング用ベクターの制限酵素
処理 クローニング用プラスミドベクターとして、Blues
criptIIKS(+)(STRATEGENE社
製)を用いた。VH(N−S)用ベクターフラグメント
作製のため、BluescriptII KS(+)1
0μL(約5.0μg)に、M−バッファー[100m
M Tris−HCl(pH7.5),100mM M
gCl2,10mM DTT,500mM NaCl]
5μL、SDW33μLおよびSpeI(12unit
s/μL)2μLを加え、均一にして37℃で10時間
インキュベートした。酵素反応終了後、4M NaCl
5μL、SDW45μLおよびエタノール250μLを
加え、撹拌後−80℃で2時間放置した後、遠心(12
000rpm、0℃、20分)し、DNAを沈澱として
回収した。これを20μLのSDWに溶かした。ついで
10×NotIバッファ−[100mM Tris−H
Cl(pH8.0),100mM MgCl2, 0.
2%TritonX−100,10mM DTT,50
0mM NaCl]5μL、SDW23μLおよびNo
tI(12units/μl)2μLを加え、均一にし
て37℃で10時間インキュベートした。酵素反応終了
後、SDW50μLおよびエタノール250μLを加
え、撹拌後−80℃で2時間放置し、遠心(12000
rpm、0℃、20分)して、DNAを沈澱として回収
した。これを20μLのSDWに溶解した。以後これを
KS(N−S)と称する。
【0021】VL(S−X)用ベクターフラグメント作
製のため、BluescriptII KS(+)10
μL(約5.0 μg)に、L−バッファー[100m
MTris−HCl(pH7.5),100mM Mg
Cl2,10mM DTT]5μL 、SDW31.5
μLおよびSacI(12units/μL )1.5
μLを加え、均一にして37℃で6時間インキュベート
した。これに4MNaCl 0.5μLを加え、ついで
XhoI(8units/μL)1.5μLを加え、均
一にして37℃で6時間インキュベートした。酵素反応
終了後、4M NaCl 5μL、SDW45μLおよ
びエタノール250μLを加え、撹拌後−80℃で2時
間放置し、遠心(12000rpm、0℃、20分)し
て、DNAを沈澱として回収した。これを20μLのS
DWに溶解した。以後これをKS(S−X)と称する。
【0022】(6)VHとVLのDNAフラグメントとベ
クターフラグメントとのライゲ−ション 上記(5)で得られたKS(N−S)1.5μL(0.
1μg)に、上記(4)で得られたVH(N−S)9.
0μL(0.05μg)、ライゲーション緩衝液(0.
25M Tris−HCl(pH7.6),50mM
MgCl2,5mM ATP,5mM DTT,25%
ポリエチレングリコール−8000]4.0μL、0.
2Mβ−メルカプトエタノール1.0μL、SDW1
3.5μLおよびT4 DNAリガーゼ(350uni
ts/μL)1.0μLを加え均一にし、16℃で20
時間インキュベートした。反応終了後、4M NaCl
1.25μL、SDW3.75μLおよびエタノール
87.5μLを加え、撹拌後−80℃で2時間放置後、
遠心(12000 rpm、0℃、20分)してDNA
を沈澱として回収し、20μLのSDWに溶かし、KS
Hを得た。上記(5)で得られたKS(S−X)と、
上記(4)で得られたVL(S−X)のライゲーション
もKSVHの場合と同様に行って、KSVLを得た。
【0023】(7)KSVHおよびKSVLの大腸菌への
導入 上記(6)で得られたKSVH、KSVLのそれぞれ10
μLを1.5mlの滅菌チュ−ブに取り、つぎに大腸菌
NM522のコンピ−テントセル(STRATAGEN
E社製)100μLを添加し、氷中で1時間静置した。
つぎに、このチュ−ブを42℃で90秒静置し、また氷
中に2分間戻した。つぎに、SOC溶液(Yeast
Extract 0.5g、Pepton 2gおよび
NaCl0.05gを坪量し、蒸留水100mlを加え
オ−トクレイブする。培地が50〜60℃に冷えた後、
1M MgCl2 1ml、250 mM KCl 1
mlおよび2M Glucose 2.78mlを加え
る)1mlを加え、37℃で1時間静置した。
【0024】このうち200μLをLB−Amp−X・
gal寒天培地[1.0%バクト・トリプトン、0.5
%酵母エキス、0.5%NaCl、1.5%Agar
Noble(pH7.3),100μg/mLアンピシ
リン,60μg/mL 5−Bromo−4−chlo
ro−3−indolyl−β−D−galactop
yranoside(X−gal)]に植菌し37℃で
12時間培養して、β−ガラクシドダーゼのα相補性に
よる、コロニーのブルー・ホワイト・セレクションを行
った。寒天培地より目的のプラスミドを含むと予想され
る白いコロニーを選び、LB−Amp培地[1.0%バ
クト・トリプトン、0.5%酵母エキス、0.5%Na
Cl(pH7.3)、100μg/mLアンピシリン]
5mLに植え継ぎ、37℃で6時間インキュベートし
た。これを遠心し集菌した後、FlexiPrep K
it(ファルマシア社製)を用いてプラスミドを調製
し、組換えプラスミド作製時に使用したのと同じ制限酵
素を用いて制限酵素処理を行って、目的のプラスミドで
あるか否かを、すなわち、目的鎖長のDNAフラグメン
ト[VH(N−S)とVL(S−X)]が該プラスミドに
組み込まれているかどうかを、2%アガロースゲル(宝
酒造社製)電気泳動、臭化エチジウム染色により確認し
た。
【0025】(8)KSVHおよびKSVLのサブクロー
ニング 上記(7)で得られた、目的プラスミドを有する大腸菌
は、それぞれLB−Amp培地1.5mlに植え、37
℃で16時間インキュベートした後、LB−Amp50
mlに植え継ぎ、37℃で5時間、大量培養した。これ
を集菌した後、FlexiPrep Kit(ファルマ
シア社製)を用いて、目的プラスミドKSVHおよびK
SVLを調製した。プラスミドは沈澱として回収し、こ
れを50fmolになるようTE溶液に溶かした。
【0026】(9)サイクルシ−クエンス 上記(8)でサブクロ−ニングしたプラスミドのH鎖と
L鎖の可変領域の塩基配列を、サイクルシ−クエンス法
で決定した。1pmolのM13 Primer M3
(宝酒造社製)とM13 Primer RV(宝酒造
社製)をそれぞれ別々のチュ−ブに10μl取り、5×
キナ−ゼ緩衝液(宝酒造社製)10μl、[γ32P]A
TP(アマシャム社製)10μl、SDW18.3μl
およびT4ポリヌクレオチドキナ−ゼ(6単位/μl)
(宝酒造社製)1.7μlをそれぞれのチュ−ブに加
え、全量を50μlとした。上記で標識した32P標識M
13 Primer M3と32P標識M13 Prim
er RVをそれぞれ別々のチュ−ブに10μl取り、
50fmolに調製したKSVH 0.15μl、10
×Taqポリメラ−ゼ緩衝液9μl、SDW71.85
μlおよびTaqポリメラ−ゼ(5単位/μl)1μl
をそれぞれのチュ−ブに加え、全量を72μlとした
(それぞれ溶液および溶液と称する)。
【0027】Amix溶液(5mM ddATP 40
μl、1mM dATP 5μl、1mM dCTP
5μl、1mM deaza dGTP 5μlおよび
1mM dTTP 5μlにSDW40μlを加えて1
00μlとする)、Gmix溶液(5mM ddGTP
4μl、1mM dATP 5μl、1mM dCT
P 5μl、1mM deaza dGTP 5μlお
よび1mM dTTP5μlにSDW76μlを加えて
100μlとする)、Cmix溶液(5mMddCTP
20μl、1mM dATP 5μl、1mM dC
TP 5μl、1mM deaza dGTP 5μl
および1mM dTTP 5μlにSDW60μlを加
えて100μlとする)、およびTmix溶液(5mM
ddTTP 40μl、1mM dATP 5μl、
1mM dCTP 5μl、1mM deaza dG
TP 5μlおよび1mM dTTP 5μlにSDW
40μlを加えて100μlとする)をそれぞれ別々の
0.5mlマイクロチュ−ブに4μlずつ取り、上記で
調製した溶液または溶液を16μlずつ加え、全量
を20μlとした。さらに、各チュ−ブに20μlのパ
ラフィンを添加した。この操作でチュ−ブの本数は8本
になる。
【0028】上記で調製した0.5mlマイクロチュ−
ブをサ−マルサイクラ−(シ−タス社製)のブロックに
のせ、94℃で5分間反応後、94℃で30秒、55℃
で30秒および72℃で60秒の連続反応を20回行っ
た。反応終了後、パラフィンを取らないように反応液を
取り、シ−クエンス用アクリルアミドゲル電気泳動にか
けた。電気泳動終了後、アクリルアミドゲルを3Mペ−
パ−に張り、真空乾燥を行った。X線フィルムに感光さ
せ、室温で6時間以上放置した。X線フィルムを現像
し、DNA配列を読み取った。
【0029】
【発明の効果】以上のように、ヒトLp(a)を認識す
るモノクロ−ナル抗体であるKOS−Aの可変領域のD
NA配列が明らかになった。得られたDNA配列によ
り、KOS−A抗体の可変領域を構成するVH鎖領域お
よびVL鎖領域を再構成することが可能となり、ヒトL
p(a)を特異的に認識する組換え抗体を製造すること
ができる。本発明のVH鎖領域塩基配列およびVL鎖領域
塩基配列を組み込んでなる組換え抗体は、エピトープ認
識の必要最小限部位(可変領域)のみで構成することが
できるので、ヒトLp(a)を検出する特異抗体として
安定した再現性のよい組換え抗体であることができると
考えられる。
【0030】
【配列表】
配列番号:1 配列の長さ:363 配列の型:核酸 鎖の数:二本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ゲノムDNA 起源 生物名:マウス 株名:BALB/c 配列: CAGGAGTCAG GGCAGGAGTC TGGACCTGAC CTGGTGAAAC CTTCTCAGTC ACTTTCACTC 60 ACCTGCACTG TCACTGGCTA CTCCATCACC AGTGGTTATA GCTGGCACTG GATCCGGCAG 120 CTCAGGAACA ACTCATTGGA GTGGGTGGCA TCGAGACACA TCCAAGAAAA CCAGAAGTTC 180 AAGGGCAAGG CCAAACTGAC TGCAGTCACA TTCACATATT ACCGTGATAG AGAGGATTAC 240 TACGGTGGTC TGCAAATGTT TGACTCGTGG GCAGAGGACA CACCTCAACT TAACTGCGTG 300 ACGACGGAGG ACACGTCACA ATCACTTTCA GACACATGGG GCCAAGGGAC CACTGTTACT 360 AGT
【0031】 配列番号:2 配列の長さ:121 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:タンパク質 配列: Gln Glu Ser Gly Gln Glu Ser Gly Pro Asp Leu Val Lys Pro Ser Gln 1 5 10 15 Ser Leu Ser Leu Thr Cys Thr Val Thr Gly Tyr Ser Ile Thr Ser Gly 20 25 30 Tyr Ser Trp His Trp Ile Arg Gln Leu Arg Asn Asn Ser Leu Glu Trp 35 40 45 Val Ala Ser Arg His Ile Gln Glu Pro Ile Leu Pro Gln Leu Asn Ser 50 55 60 Val Thr Thr Glu Asp Arg Phe Thr Tyr Tyr Arg Asp Arg Glu Asp Tyr 65 70 75 80 Tyr Gly Gly Leu Gln Met Phe Asp Ser Trp Ala Glu Asp Thr Pro Gln 85 90 95 Leu Asn Cys Val Thr Thr Glu Asp Thr Ser Gln Ser Leu Ser Asp Thr 100 105 110 Trp Gly Gln Gly Thr Thr Val Thr Ser 115 120
【0032】 配列番号:3 配列の長さ:321 配列の型:核酸 鎖の数:二本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ゲノムDNA 起源 生物名:マウス 株名:BALB/c 配列: GACCTCGTGA TGACCCAGTC TCCATCCAGC ACTCATGTCA GCATCTCCAG GGGAGTCACC 60 ATGACCTGCA GTGCCAGCTC AAGTGTAAGT GTACATGTAC TGTGGTACCA GCAGAAGCCA 120 AGATCGTCCC CAAACCCTGG TTTATCTCAC ATCACTGCTC TCAGTGGTGT CCCTGCTCGC 180 TCAGTGTCAG GTTCAGGTTC AGGTACTGAT CTCTCTCTCA CAATCAGCAG CCAGAGCGCT 240 GAAGATGCTG CCACTTATTA CTGCCAGCAG TGGAGTAGTA ACCCGCTCAC GTTCGGTGGG 300 GGGACCAAGC TGGGACTCGA G
【0033】 配列番号:4 配列の長さ:107 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:タンパク質 配列: Glu Phe Val Met Thr Gln Ser Pro Ser Ser Thr His Val Ser Ile Ser 1 5 10 15 Arg Gly Val Thr Met Thr Cys Ser Ala Ser Ser Ser Val Ser Val His 20 25 30 Val Leu Trp Tyr Gln Gln Lys Pro Arg Ser Ser Pro Asn Pro Gly Leu 35 40 45 Ser His Ile Thr Ala Leu Ser Gly Val Pro Ala Arg Ser Val Ser Gly 50 55 60 Ser Gly Ser Gly Thr Asp Leu Ser Leu Thr Ile Ser Ser Gln Ser Ala 65 70 75 80 Glu Asp Ala Ala Thr Tyr Tyr Cys Gln Gln Trp Ser Ser Asn Pro Leu 85 90 95 Thr Phe Gly Gly Gly Thr Lys Leu Gly Leu Glu 100 105
【0034】 配列番号:5 配列の長さ:26 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸 合成DNA 配列: GTSMARGCGG CCGCACAGSA GTCAGG
【0035】 配列番号:6 配列の長さ:34 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸 合成DNA 配列: TGAGGAGACT AGTAACAGTG GTCCCTTGGC CCCA
【0036】 配列番号:7 配列の長さ:35 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸 合成DNA 配列: GTGCCAGATG TGAGCTCGTG ATGACCCAGT CTCCA
【0037】 配列番号:8 配列の長さ:22 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸 合成DNA 配列: GCTCGAGTCC CAGCTTGGTC CC
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G01N 33/53 G01N 33/53 W 33/577 33/577 B // A61K 39/395 A61K 39/395 H C12N 5/10 C12N 5/00 B (C12P 21/02 C12R 1:19) (C12P 21/08 C12R 1:91)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 抗ヒトリポタンパク質(a)モノクロ−
    ナル抗体KOS−AのH鎖V領域の塩基配列であって、
    ヒトリポタンパク質(a)を認識する機能を担う、配列
    表の配列番号1で示される塩基配列。
  2. 【請求項2】 抗ヒトリポタンパク質(a)モノクロ−
    ナル抗体KOS−AのH鎖V領域のアミノ酸配列であっ
    て、ヒトリポタンパク質(a)を認識する機能を担う、
    配列表の配列番号2で示されるアミノ酸配列。
  3. 【請求項3】 抗ヒトリポタンパク質(a)モノクロ−
    ナル抗体KOS−AのL鎖V領域の塩基配列であって、
    ヒトリポタンパク質(a)を認識する機能を担う、配列
    表の配列番号3で示される塩基配列。
  4. 【請求項4】 抗ヒトリポタンパク質(a)モノクロ−
    ナル抗体KOS−AのL鎖V領域のアミノ酸配列であっ
    て、ヒトリポタンパク質(a)を認識する機能を担う、
    配列表の配列番号4で示されるアミノ酸配列。
JP7351455A 1995-12-26 1995-12-26 抗ヒトリポタンパク質(a)モノクローナル抗体可変領域のDNA塩基配列およびアミノ酸配列 Pending JPH09173063A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7915387B2 (en) 2004-05-12 2011-03-29 Cephalon Australia Pty Ltd Monoclonal antibody Sc104 and derivative thereof specifically binding to a sialyltetraosyl carbohydrate as a potential anti-tumor therapeutic agent

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7915387B2 (en) 2004-05-12 2011-03-29 Cephalon Australia Pty Ltd Monoclonal antibody Sc104 and derivative thereof specifically binding to a sialyltetraosyl carbohydrate as a potential anti-tumor therapeutic agent

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