JPH09172485A - スピーカホンシステム、およびそこにおける送信および受信信号振幅を調節し、制御するための方法 - Google Patents
スピーカホンシステム、およびそこにおける送信および受信信号振幅を調節し、制御するための方法Info
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- JPH09172485A JPH09172485A JP8250340A JP25034096A JPH09172485A JP H09172485 A JPH09172485 A JP H09172485A JP 8250340 A JP8250340 A JP 8250340A JP 25034096 A JP25034096 A JP 25034096A JP H09172485 A JPH09172485 A JP H09172485A
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Abstract
機構を提供する。 【解決手段】 スピーカホン装置のためのループゲイン
処理機構は、スピーカホンシステム内の2つのエコー帰
還経路に従ってシステムのループゲインを決定する。各
半ループのゲイン値は、ローカルおよび遠端末電話の両
方またはスピーカホンシステムが安定することを確実に
するよう別個に計算される。第1の半ループはローカル
スピーカホンマイクロホン(216)から延びる帰還経
路からハイブリッドラインインタフェース(240)ま
での、ゲインの一因となるものを含み、このハイブリッ
ドラインインタフェース(240)はスピーカホンをテ
レホンネットワークラインに結合し、その後ローカル拡
声器(264)に結合する。第2の半ループはライン受
信チャネルから送信チャネルまでの帰還経路を規定す
る。ゲインの一因となるものは、適切なゲイン切換モー
ドを正確に設定するよう、半ループの各々に対してゲイ
ン値を決定する、システム制御装置の中に入力される。
Description
り特定的には、スピーカホンの構成要素によって導入さ
れるエコーおよびゲインの影響を最小にするための機構
を備えた、スピーカホンシステムに関する。
いる。ユーザの手を塞ぐことなく電話器を用い、かつ会
議タイプの電話を必要とすることなく多数の当事者の通
話への参加を可能にすることは、従来の、手に持つ電話
システムに勝る大きな利点であることがわかっている。
通話を可能にする、マイクロホンと拡声器とを含むスピ
ーカ電話を定義する。典型的には、スピーカホンにおけ
るマイクロホンおよび拡声器は同じ物理的構成に含まれ
るので互いに極めて近接している。しかし卓上用のPC
用途のような多くの例において、スピーカホンエレクト
ロニクスでは、マイクロホンおよび拡声器の配置、した
がって音響的なエコーの経路が固定する形態をとること
ができない。このため、もしマイクロホンを拡声器アセ
ンブリから物理的に切離すことができ、それに対して独
立して移動可能であるならば、ユーザは会話の間拡声器
に対してマイクロホンを移動させることを望むだろう。
変更可能なため、スピーカホンは、スピーカホンを成す
マイクロホンおよび拡声器の同時の使用に固有な、いく
つかの問題をかかえる。全二重スピーカホンにおける、
スピーカホンの明瞭性および安定性に関する重大な問
題、たとえばハウリングによる会話の中断といった問題
は、マイクロホンと拡声器との間の音響結合に関連す
る。全二重システムでは、ローカルユーザがリモートユ
ーザと同時に発話でき、かつ受信された音声を聞けると
いう同時双方向通信が可能である。しかし、このような
同時の会話は、ローカル側で拡声器によって受信された
音声がローカルマイクロホンによって拾われ、リモート
側に送り返されるときに起こる、音響帰還の問題を生み
出す。この結果、リモートの当事者は、自分自身の声
の、強いエコーを聞くだろう。もしこの音響循環が続く
ならば、音声の質および会話はゆがめられ、かなり質が
低下することとなり、システムが不安定になることをも
たらし、すなわちハウリングが起こることとなる。もち
ろん、もしリモート側のユーザも背向配置のスピーカホ
ンを用いているならば、音響帰還の問題は拡大する。
た問題のいくつかには、上述のエコーと、ハウリング
と、ゲイン切換等がある。たとえば、エコーの問題に関
しては、従来のエコーキャンセラは、スピーカホン作動
中のエコーを減らすために一般には用いられるが、エコ
ーの除去だけでは、全ループゲインを1未満に制限し、
正の帰還ループを制限してシステムの安定性を維持する
のに必ずしも十分ではない。
な構成要素を通る音声信号の、結果として生じたゲイン
の合計を指す。ゲインループはマイクロホンから、リモ
ート電話システムへの送信チャネルまでと、受信チャネ
ルを通って拡声器まで戻るまでの、スピーカホンの構成
要素でマイクロホンに音響的に結合されるものすべてを
典型的に含む。スピーカホンの主な内部の構成要素のい
くつかは、音響エコーキャンセラ(AEC)およびライ
ンエコーキャンセラ(LEC)のようなエコーキャンセ
ラと、音声制御プロセッサとを含む。
響エコーキャンセラ(AEC)は、、マイクロホンと拡
声器との間のインパルス応答を推定するマイクロホンお
よび拡声器と関連した、複数個の適応フィルタを典型的
に含む。別のエコーキャンセラ、たとえばラインエコー
キャンセラ(LEC)は、電話ネットワークインタフェ
ース回路におけるインピーダンスの不整合によって発生
する信号の電気反射を除去するよう、送信チャネルおよ
び受信チャネルを横切って実現され得る。
エコーの推定値が決定され、入力音声信号から減じられ
る。適応フィルタは、一般にデジタル信号処理(DS
P)装置または他のプログラマブルプロセッサに含ま
れ、それらのリアルタイムの性能、すなわちエコー経路
インパルス応答に収束するのに必要な速度および推定プ
ロセスの正確さに影響を及ぼし、かつそれを決定する、
さまざまなアルゴリズムによって規定される。アルゴリ
ズム係数は拡声器とマイクロホンとの間のインパルス応
答またはネットワークインタフェースの送信チャネルと
受信チャネルとの間のインパルス応答を表わすよう継続
的に適応させる。
コー経路のそれと正確に一致するならば、エコーは除去
されることになる。しかし、従来の装置には限界があ
り、たとえば有限ビットの分解能装置には係数の不正確
さが存在するため、100%の除去は滅多に達成できな
い。さらに、エコー経路におけるあらゆる変化によっ
て、そのとき推定されているインパルス応答が現実のイ
ンパルス応答からずれてしまう。エコーキャンセラが変
化を認識し、それを補償してそれ自体を再び収束させる
前に、システムには、大きな残余エコーがあるだろう。
にはAECおよびLECは音響エコーおよび電気エコー
を打消すよう、互いに隣接して置かれる。したがって、
AECおよびLECは、それらの係数が受信モードおよ
び送信モードにおいてのみそれぞれ適応されるよう、厳
密に制御されなければならない。係数適応プロセスは受
信モードおよび送信モードに限られる。これは、(1)
室内インパルス応答は受信信号のみに合わせて作られ、
ローカル送話者信号がこのプロセスを邪魔するおそれが
ある(2)ネットワークインタフェースインパルス応答
は送信信号のみに合わせて作られ、リモート送話者信号
がこのプロセスを邪魔するおそれがある、ためである。
したがって、音声信号およびシステムパラメータにおけ
る継続的な変化に常に気付いていることは大変重要であ
る。
つれて、背向配置のスピーカホンシステムの性能は大き
な関心事となっている。したがって音声制御プロセッサ
は、端から端までスピーカホンの全体的性能を維持する
ような配置を考慮しなければならない。しかし、いくつ
かのスピーカホンは、リモートスピーカホンよりもむし
ろ、リモート送受器で通話するローカルスピーカホンに
関するだけである。したがって、音声制御プロセッサは
このような状況に対処し得ることを要する。
ム全体の中央制御である。それには音声検出器とループ
ゲイン制御とを含む必要がある。音声検出器は通話モー
ドを決定し、次にこのモードによって上記のとおりエコ
ーキャンセラの適応プロセスを制御する。しかし現在の
音声検出器は低いレベルの音声信号に対する感度が十分
でなく、または二重会話の、素早く検出する上で不十分
であるか、雑音を音声として誤って検出する。このよう
な音声検出器の一例では、送信信号レベルと受信信号レ
ベルとを比較し、もし受信レベルが送信レベルよりも大
きければ検出信号を断言する、単純コンパレータを用い
る。音響結合の強さおよび電話ラインの損失の特徴に依
存して、会話のほとんどの間送信レベルは受信レベルよ
りも何倍も大きくなり得る。このような場合、音声検出
は、正確なチャネルゲイン調整のために受信信号を検出
するのがゆっくりすぎるまたは遅すぎることとなるだろ
う。さらに、この遅い決定はエコーキャンセラがその収
束されたインパルス応答から離れ、除去性能が非常に必
要であるときにそのいくらかを失うことになるだろう。
この種の音声検出器はさらにエコー経路変化を誤って検
出し、このためエコーキャンセラの収束プロセスを遅ら
せる。
た最適な除去性能を維持できるとは限らない。したがっ
て、システムの安定性を維持するために、何らかのゲイ
ン切換をシステムに適用する必要がある。さらに、自動
的なゲイン制御を利用するスピーカホンシステムでは、
ループゲインの合計は入力信号の急激な変化によって不
意に変化し得る。ループゲイン機構は信号の突然の変化
およびエコーの強さに適切を補償できる必要がある。し
かし従来のスピーカホンシステムは、ループゲイン機構
をかなり簡略化しており、その結果不自然な音声の会
話、音声レベルの劣化または一時的なシステムの不安定
さをもたらす。
に4つの異なった会話モードが存在し得る。これらのモ
ードは、(1)無音モード(ローカルまたはリモート側
で会話がない)(2)送信モード(ローカルユーザは発
話しており、リモートユーザは黙っている)(3)受信
モード(ローカルユーザは黙っており、リモートユーザ
は発話している)および(4)二重の会話モード(ロー
カルおよびリモートの同時の双方向の通話)を含むだろ
う。既に述べたエコーおよびハウリングの問題により、
1つの通話モードから別の通話モードに切換えるときに
は、音声の質のよさおよびシステムの安定性を確保する
よう円滑なゲイン切換が適用されなければならない。通
話モードの切換と、対応するゲイン切換の要件との間の
関係を理解しないならば、多くの従来のスピーカホンの
場合と同様、音声のクリック止め、音節切れまたは過渡
的なエコーが聞かれるだろう。
参照すると、閉ループ110ゲインは典型的にはローカ
ル側ですべてのスピーカホン構成要素に対して計算され
る。AEC144と、送信AGC120と、送信チャネ
ルゲイン調節122と、LEC134と、受信AGC1
36と、受信チャネルゲイン調節138とを含むループ
のゲインの合計が以下の式に従って、完全なローカルル
ープになるよう互いに結合される。
は、ゲインループ100のゲインの合計は1よりも大き
い値になることが多いだろう。これは各音声チャネルに
特定のゲイン情報を提供しないため、ブラインド減衰が
よく適用され、この結果、制御装置148がシステムを
安定に保つようシステムの信号を過度に減衰することに
なる。この過度な減衰は不快なゲイン切換プロセスを後
にもたらし、この結果拡声器のクリッキング音、暗騒音
レベルにおけるゲート効果および音声の音節切れが生じ
る。さらに、このシステム環境にある高レベルの騒音を
有する背向配置のスピーカホンでは、このループゲイン
機構は“リンギング”を引起こし、このリンギングの強
度はゲイン切換プロセスに設計された、安全マージンに
依存する。安全マージンが大きいほど、より大きなゲイ
ン切換効果が聞かれることとなる。
および円滑さはシステムの性能にも必要である。所望の
送信信号レベルおよび受信信号レベルに依存して、1よ
り大きい乗数を信号に適用することによって信号レベル
を上げるようゲインは調節され得る。同様に、1より小
さいゲイン値を信号に乗算することによって信号は減
少、または減衰され得る。スピーカホン装置はさまざま
なゲインの計算アルゴリズムを介して送信チャネルおよ
び受信チャネルの両方に適用する最適のゲインを決定す
る。
出、優れた設計のエコーキャンセラ、高度なループゲイ
ン処理および円滑なゲイン切換プロセスが、十分に機能
する全二重のスピーカホンを製造する鍵である。
ホン装置にループゲイン処理機構を提供することであ
る。スピーカホンシステムの2つのエコー帰還経路が特
定される。ローカル側スピーカホンおよび遠隔側スピー
カホンの両方がシステムに適用された最小限必要な減衰
で確実に安定するよう、各半ループに対するゲイン値が
別個に計算される。第1の半ループはローカルスピーカ
ホンマイクロホンからハイブリッドネットワークインタ
フェースへ、およびローカル拡声器に戻るまでの帰還経
路を規定する。第2の半ループはライン受信ノードから
スピーカホン音響インタフェースを通り、ライン送信ノ
ードまでの音響帰還経路を含む。
に従ったスピーカホンシステムは音響エコーキャンセラ
(AEC)とラインエコーキャンセラ(LEC)とを含
むエコー除去ネットワークを介して結合されるローカル
マイクロホンおよび拡声器装置を含む。さらに、送信チ
ャネルおよび受信チャネルによって伝えられる音声信号
への自動的な信号レベル調節を提供するよう自動ゲイン
制御(AGC)装置が実現される。AEC、送信AG
C、送信ゲイン調節、LEC、受信AGC、受信ゲイン
調節、およびシステムの音量(計量)制御からのものを
含む、ゲインの一因となるものすべては、送信チャネル
および受信チャネルの両方でゲイン切換を正確に設定す
るために、複数の音声検出器によって定められる通話モ
ード情報とともに、半ループの各々からの全体的なゲイ
ン値を定める制御装置において処理される。
イン切換値を設定するために、各会話モードにおける半
ループのゲインの適用にさらに注目する。すなわちこれ
らの各会話モードとは、(1)無音モード(ローカルま
たはリモート側での会話がない)(2)送信モード(ロ
ーカルユーザは発話しており、リモートユーザは黙って
いる)(3)受信モード(ローカルユーザは黙ってお
り、リモートユーザは発話している)および(4)二重
の会話モード(同時の双方向のローカルおよびリモート
通話)である。
明を限定するものとしてではなく、例によって提示され
る発明の詳細な説明から当業者には明らかになるだろ
う。
現在考え得る最良モードを以下に説明する。添付の図面
では、類似した番号はそれぞれの図面の、類似した部分
を表わす。この説明は発明の実施例の一般的な原理を例
示する目的のために作られ、かつ限定的な意味にとられ
るべきではない。この発明の範囲は、添付の特許請求の
範囲への参照によって定められる。
ホンシステムの性能を提供し、さらにローカルおよびリ
モートスピーカホンの、単一のまたは背向の使用に起因
する性能劣化を最小にする。単一の全ループ経路よりも
むしろ、半ループと呼ばれる2つのローカルエコー帰還
経路を調査することによって、たとえばローカルスピー
カホンコンポーネントにあるAECまたはLECといっ
たエコーキャンセラのうちいずれのものの性能に基づい
ても、送信および受信信号レベル調節が最適化され得
る。この結果、音声の質ならびにローカル側のスピーカ
ホン装置および背向配置のローカルおよびリモートスピ
ーカホン装置の安定性を高めるために、システムゲイン
指定または特定の会話モードについてのシステムゲイン
切換がより厳密に、かつ円滑に行なわれ得る。
LECの機能が不十分ではないか、または電気ラインエ
コーを完全に除去または減衰しそこなっていないかどう
かを判断することを可能にする。もしこのような判断が
下されると、信号が受信され、ローカル拡声器によって
放送される前に受信チャネルにある受信信号は減衰器を
通過する。ネットワーク受信チャネルからローカル拡声
器およびマイクロホンへ延び、ネットワーク送信チャネ
ルに戻る第2の半ループはAECの問題を扱う。もし制
御装置が、AECがこの半ループゲインを1より下に保
つよう不適切に機能していると判断するならば、送信チ
ャネル信号に減衰を加えるよう別の減衰器が実現され
る。2つの半ループゲイン計算はまた、異なった会話モ
ードにおいてゲイン切換を実施するためのベースライン
を形成する。
うに、ローカルスピーカホンシステム200と、ローカ
ルスピーカホン210の、反転された鏡像の構成とに関
連した2つのエコー帰還経路は、半ループ212および
214としてそれぞれ示される。ローカルステーション
200のためのゲイン計算は、210で示す、ローカル
ステーションの、反転された配向と類似した構成を示す
こととなるリモートスピーカホンアセンブリに適用され
てもよいことがわかるだろう。この発明の実施例による
と、ローカル側電話および遠隔側電話の両方、またはス
ピーカホンシステムが安定することを確実にするよう各
半ループに対するゲイン値は別個に計算される。
施例において、半ループのゲイン計算の一因となるスピ
ーカホン構成要素の第1の半ループ212は、送信AG
C228と、送信ゲイン調節232と、LEC250
と、受信AGC254と、受信ゲイン調節256と、ロ
ーカル拡声器音量制御258とを含む。より特定的に
は、ローカルマイクロホン216は入力アナログ送信信
号を受信し、リモート側のユーザに送信する。入力アナ
ログ信号をデジタルフォーマットに変換するA/D変換
器220の中に信号が入力される前に、マイクロホン2
16は増幅器218に結合される。その後デジタルマイ
クロホン信号はAEC224の出力を減じる(図2の2
22においてマイナスで示される)。ローカル拡声器2
64で出力される入来の受信信号と、ローカル拡声器放
送を幾分含み得るローカルマイクロホン信号との間のエ
コーに起因する音響帰還を除去するよう、AEC224
が設けられる。
28と、送信信号を評価し、かつローカルおよびリモー
トユーザが作動させているスピーカホンの会話モードを
定める音声検出器226との中に入力される。送信AG
C228は総和された送信信号を受信し、長期間信号平
均を所望されたレベルに自動的に調節する。送信AGC
228の出力はその後、制御装置230によって設定さ
れる送信ゲイン切換が適用される、減衰器232の中に
導かれる。
は各エコーキャンセラの適応プロセスに対する制御を提
供し、かつシステムの主な意志決定者として働く。図2
Aおよび図2Bの両方に見られるように、制御装置23
0は複数のデータラインを集め、スピーカホンシステム
の他の構成要素に、適切な制御命令を与える。たとえ
ば、制御装置230は送信AGC装置228および受信
AGC装置254からゲイン情報を受信し、それにより
両方のループゲイン決定に応答しかつ影響を及ぼし得
る。
に向かう受信信号ラインに含まれる音量調整258に属
する情報をさらに受信する。音量調整258とはループ
212のゲイン計算にしか影響を及ぼさない拡声器26
4のデジタル音量設定を指す。送信音声検出器226に
加えて、制御装置230は受信音声検出器252からの
検出情報をさらに受信し、これにより正しい通話モー
ド、すなわち(1)無音モード(2)送信モード(3)
受信モードおよび(4)二重の会話モードを決定する。
制御装置230は適用されるゲイン切換のタイプを計算
し、かつ決定することができ、これは、通話を所望され
た会話モードに正しく切換えるために減衰器232およ
び256によって、どのくらいの減衰が、どのくらいの
速度で適用されるべきかに関する情報を含む。したがっ
て制御装置230は、AEC224またはLEC250
のいずれかの適応フィルタ係数が、望ましくない音響帰
還またはラインエコーすべてを除去するまたは減衰する
ために必要なものとして、調節または固定されるべきか
を指示することができる。
参照すると、減衰器232でローカル送信信号が、所望
されたゲイン値で乗算された後、信号はD/A変換器2
34へと向かい、もし必要であれば236で増幅され、
送信ラインまたはチャネル238を介してハイブリッド
ラインインタフェース240に送信され、ネットワーク
ライン(図示せず)に介してリモートユーザに送信され
る。同時に、ハイブリッドインタフェース240で受信
され、受信チャネル242を介して導かれ、増幅器24
4の中に入力されるリモートアナログ音声信号はA/D
変換器246によって変換され、かつ246でLEC2
50の出力によって減じられる。
ークラインインピーダンスとハイブリッドインピーダン
スとの不整合によってハイブリッドインタフェースで発
生する電気エコーに起因するエコーの、ラインエコー除
去を提供する。その後、総和された受信信号は受信AG
C254および音声検出器252内へ導かれる。次に、
受信ゲイン切換のための減衰が256において受信信号
に適用され、これはその後音声調整258を通って導か
れ、拡声器264で出力される前に、D/A変換器26
0および増幅器262を通して再びアナログフォーマッ
トに最終的に変換される。
ものの、反転された鏡像のスピーカホン構成として示さ
れ、ここでは半ループ214は半ループ212と反対の
ループ方向にある。図に示されるように、スピーカホン
構成要素および構成要素の機能は同じである。しかし以
下により詳細に説明されるように、各図の半ループはス
ピーカホン内に、異なった、ゲインの一因となるものを
含み、この結果各チャネルのそれぞれに別個のループゲ
イン値が生じる。このプロセスによって、上記の発明の
背景で述べられたような、全ループ構成を用いてゲイン
の合計を定めることによってもたらされ得る、不必要な
過度の減衰が避けられる。
テムの閉ループゲインを定めるための従来の機構とは異
なる。たとえばいくつかの従来のスピーカホン装置で
は、会話送信モードにおいて、ローカル送話者がローカ
ル拡声器を通して自分自身の声を聞くことができる最大
信号レベルを制限するよう、すなわち電話インタフェー
スからの帰還エコーの最大量を制限するよう、予め定め
られた大きな減衰が受信チャネルに常に適用される。し
かし、このようなシステムは、帰還エコーが受信チャネ
ルの中でLECによって既に除去されたかもしれないこ
とを考慮に入れていない。この結果、この過度の減衰は
受信チャネルの通常の騒音レベルを抑制することとな
り、これによりユーザはラインが不通なったと思うかも
しれない。それはさらに、ローカル側でのスピーカホン
通話が受信モードに変わるときに拡声器信号レベルが即
座に上がることを困難にする。
ループのゲイン値を計算すれば、音声信号に最小限必要
な減衰のみが、すべてのスピーカホン通話モードに適用
される。たとえば、もし図2(A)の半ループ212
が、半ループゲインが十分に低いことを示すゲイン計算
をもたらし、それによりスピーカホン送信モードにおい
て受信信号に余分な注意を払う必要がないならば、受信
チャネル242はAEC224の動作に関係なく、有効
に“開放されたまま”(受信減衰器256での減衰がな
い)にされ得る。
12は送信AGC228と、送信ゲイン調節232と、
LEC250と、受信AGC254と、受信ゲイン調節
256と、スピーカホン音節調整258とからゲインの
一因となる部分を含む。半ループゲインの合計はこのた
め以下のものとなる。
持するために必要な、関連した最大の減衰は以下によっ
て決定される。
半ループゲインがRXLOOPgain≧1ならば、受信ル
ープゲインは単一のもの、すなわちRXLOOPgain=
1に定められ得る。
いては、送信半ループゲインは以下のように計算され
る。
必要な、関連した最大の減衰は以下によって定められ
る。
gain≧1ならば、送信ループゲインもまた1にすなわち
TXLOOPgain=1に設定される。
る、受信ゲイン調節256の出力エネルギで総和器22
2の出力エネルギを除算することによってAECgainが
求められ得る。さらに、LECgainは、スピーカホン送
信モードにおける送信ゲイン調節232の出力エネルギ
で、総和器248の出力エネルギを除算することによっ
て求められ得る。二重の会話の通話モードにおいて、送
信半ループおよび受信半ループのゲイン値が合成される
とき、双方向の同時の会話を可能にするようゲイン調整
が行なわれる前にシステムゲインは、合成された半ルー
プゲインよりも低くなるよう迅速に減じられなければな
らない。これはエコーキャンセラさえも、システムのエ
コーを完全に除去することができないためである。ロー
カル拡声器またはリモート側ユーザへのエコーの戻り
が、それぞれマイクロホンA/D変換器220またはロ
ーカルユーザの受信A/D変換器246で受信されたも
のよりも少ないことを保証しない閉ループゲイン機構と
は異なって、この発明の実施例に従った半ループ機構
は、各半ループのゲインを1より小さく維持し、送信チ
ャネルおよび受信チャネルの両方に最小のゲイン切換を
適用することによってかなりの安定性を提供する。
った半ループゲインの計算の後、半ループゲイン値がゲ
イン切換に適用される。スピーカホンの4つの通話モー
ドの各々に対する適切な減衰のための、目標ゲイン値お
よび適切な決定が図3のフローチャートに示される。図
3におけるRXLOOPおよびTXLOOPという用語
は、受信チャネルおよび送信チャネルのそれぞれに必要
な、最大の減衰を表わすことが理解されるべきである。
さらに、上記の発明の背景で説明されたとおり、各チャ
ネルのゲイン切換は最も新しい値から開始し、迅速であ
るが円滑な態様で目標ゲイン値に調整される。調整され
たゲインはその後、スピーカホンのさまざまな会話モー
ドに従う、対応するチャネルに適用される。
ードにあり、ローカル側で突然会話が始まると、システ
ム制御装置230(図2Aおよび図2B)は音声送信信
号の送信を可能にするよう送信チャネル238が迅速に
開放されることを確実にすることを要する。したがっ
て、受信チャネル242のいかなる信号も、もしLEC
によって除去されないならば、減衰されなければならな
い。好ましくは、減衰機構は図3のフロー図に従って行
なわれる。
は、送信310についてはT、無音312についはS、
二重の会話314についてはD、受信316については
Rである。モードの順は、ローカルユーザとリモートユ
ーザとの間の通話の流れに依存していかなる瞬間におい
ても変更可能であることがわかるだろう。したがって、
この説明の目的のために、送信モード310によって始
まり、目標受信ゲインは、ステップ318において受信
ループゲインを乗算した限定値に等しく設定される。限
定要素は、拡声器においてユーザが規定した所望される
受信レベルと、受信ゲイン切換が適用された後の現実の
受信レベルとの差によって決定され得る。目標送信ゲイ
ンはステップ320では0dBに設定される。その後L
ECゲイン測定が、その除去能力を判断するよう322
で能動化される。したがって、ゲイン切換出力は350
で計算され、通話が切換わるモードを表わす。
送信モード310のそれを反映する。目標とされた所望
された受信チャネルゲインは342で0dBに設定さ
れ、送信チャネルゲインは送信半ループゲイン344に
よって乗算された換算係数に等しい。換算係数は、送信
チャネル238(図2)における、ユーザが規定した所
望された送信レベルと、送信ゲイン切換が適用された後
の、現実の受信信号との差によって決定され得る。その
後AECゲイン測定はその除去能力を決定するよう34
8に組込まれる。その後最終のゲイン値がゲイン切換機
構に基準として設定される。
テムとの間で活性音声信号が聞かれないまたは送信され
ない間スピーカホン通話が無音モード312にあるとき
には、受信チャネルおよび送信チャネルの両方において
通常の騒音レベルを維持することが望ましい。ステップ
324において、目標送信チャネルゲインは、受信半ル
ープゲインに等しく設定される。同様に、送信チャネル
ゲインは326での送信半ループゲインになるよう目標
とされる。これらのゲイン値はその後、ゲイン切換を通
して送信チャネルおよび受信チャネルを通る信号に最終
的に適用される。
会話のシナリオの特定の行程に達する前に、いくつかの
ゲイン決定がなされなければならない。ステップ328
において、送信チャネルゲインを乗算した最も新しい現
実の受信チャネルゲインが、送信半ループゲインを乗算
した受信半ループゲインよりも大きいかどうかが判断さ
れなければならない。もし2つのチャネルに対する、乗
算された合成ゲイン値が半ループに対するものよりも小
さければ、送信チャネルゲインが受信チャネルゲインよ
りも大きいかどうかに関する判断が330で下されなけ
ればならない。もし答がイエスならば、送信ゲインは3
34で増加される。さもなければ、受信ゲインは、両方
のチャネルのゲインが均衡されるまで332で増加され
る。言い換えると、ローカルユーザまたはその件に関す
る両当事者がローカル拡声器でリモート信号を聞くこと
を可能にするために、かつマイクロホンにわたってリモ
ートユーザがローカルユーザを聞くことを可能にするた
めに、好ましくは受信チャネルおよび送信チャネルの両
方に対するゲイン値が増加される。
した受信チャネルゲインが、(ステップ328で定めら
れた)送信半ループゲインを乗算した受信半ループゲイ
ンよりも大きければ、受信チャネルゲインは送信チャネ
ルゲインと比較され、両チャネルの間のゲインを均衡す
るようシステム制御装置が338および340において
受信ゲイン値および送信ゲイン値を減じるべきかどうか
を判断する。したがって出力ゲイン切換計算350は、
現在の現実のゲインを定めることを強いられ、これは両
チャネルの信号にわたって適用される。
エコーキャンセラの動作に基づいて送信および受信信号
レベル調節を最適化することによってスピーカホン通話
に、実質的に高められた安定性を提供することがわか
る。この発明の実施例は単一のスピーカホン通話ならび
に背向配置のローカルおよびリモートスピーカホン会話
で実現されてもよいことがわかるだろう。
例の目的のためのみに述べられ、かついかなる方法にお
いてもその範囲を限定するものと解されるべきではな
い。添付の特許請求の範囲およびその均等物において規
定されるこの発明の範囲から離れることなく、数々の追
加、代替および他の修正がこの発明になされ得ることが
理解される。
ある。
施例に従ったスピーカホン装置の半ループの図である。
ゲイン切換決定を示すフロー図である。
Claims (25)
- 【請求項1】 ローカルユーザとリモートユーザとの間
のスピーカホン通話の間スピーカホンシステムにおける
送信および受信信号振幅を調節し、制御するための方法
であって、前記スピーカホンシステムはマイクロホンお
よび拡声器装置と、第1および第2のエコー制御装置
と、そこを通って送信および受信信号が伝達される送信
および受信チャネルとを含み、前記第1および第2のエ
コー制御装置および前記送信および受信チャネルは、関
連してゲインの一因となるものを有し、前記スピーカホ
ンシステムは、音響および電気エコーが最小になるよう
制御スピーカホンシステム内で、前記関連してゲインの
一因となるものを適切に処理するためのシステム制御装
置をさらに含み、前記方法は、 第1のエコーキャンセラならびに前記送信および受信チ
ャネルの、ゲインの一因となるものを含む第1の半ルー
プゲインを計算するステップと、 第2のエコーキャンセラならびに前記送信および受信チ
ャネルの、ゲインの一因となるものを含む第2の半ルー
プゲインを計算するステップと、 前記送信および受信信号が減衰されるべきかどうかを判
断するよう前記第1および第2の半ループゲインを評価
するステップとを含む、スピーカホンシステムにおける
送信および受信信号振幅を調節し、制御するための方
法。 - 【請求項2】 前記スピーカホンシステムが、関連した
可変ゲインを有する音量計量器を含み、前記方法が、前
記音量計量器のゲインを含むよう前記第1の半ループゲ
インを調節するステップをさらに備える、請求項1に記
載の方法。 - 【請求項3】 前記スピーカホンシステムが、関連した
ゲインを有する少なくとも1つの自動ゲイン制御装置
(AGC)を含み、前記方法が、少なくとも1つのAG
Cのゲインを含むよう前記第1および第2の半ループゲ
インを調節するステップをさらに備える、請求項1に記
載の方法。 - 【請求項4】 前記評価するステップが、前記ローカル
ユーザとリモートユーザとの間のスピーカホン通話が送
信モード、無音モード、二重の会話モードまたは受信モ
ードのいずれにあるかを判断することを含む、請求項1
に記載の方法。 - 【請求項5】 前記評価するステップが、前記送信モー
ドにおいて送信信号を強化することをさらに含み、 予め定められた換算係数で前記第1の半ループゲインを
乗算するステップと、 前記送信チャネルゲインを目標レベルに設定するステッ
プと、 前記第2のエコーキャンセラと関連した、前記ゲインの
一因となるものを前記受信信号にわたって組込むステッ
プと、 前記通話モードを前記送信モードに円滑に切換えるステ
ップとを備える、請求項4に記載の方法。 - 【請求項6】 前記評価するステップが、前記受信モー
ドにおいて前記受信信号を強化することをさらに含み、 前記受信チャネルを目標レベルに設定するステップと、 予め定められた換算係数で前記第2の半ループゲインを
乗算するステップと、 前記第1のエコーキャンセラからの前記ゲインの一因と
なるものを前記送信信号にわたって組込むステップと、 前記通話モードを前記受信モードに円滑に切換えるステ
ップとを含む、請求項4に記載の方法。 - 【請求項7】 前記目標レベルが0dBである、請求項
5または6に記載の方法。 - 【請求項8】 前記評価するステップが、前記無音モー
ドに適応させるよう前記送信および受信チャネルの、ゲ
インの一因となるものを均衡にすることをさらに含み、 前記受信チャネルゲインを前記第1の半ループゲインに
等しく設定するステップと、 前記送信チャネルゲインを前記第2の半ループゲインに
等しく設定するステップと、 前記通話モードを前記無音モードに円滑に切換えるステ
ップとを備える、請求項4に記載の方法。 - 【請求項9】 前記評価するステップが、前記二重の会
話モードに適応させるよう前記送信および受信チャネル
の、ゲインの一因となるものを均衡にすることをさらに
含み、 結果として生じるチャネルゲインを生み出すよう前記送
信チャネルゲインで前記受信チャネルゲインを乗算する
ステップと、 結果として生じる半ループゲインを生み出すよう前記第
2の半ループゲインで前記第1の半ループゲインを乗算
するステップと、 前記結果として生じる半ループゲインで前記結果として
生じるチャネルゲインを評価するステップとを備え、 もし前記結果として生じるチャネルゲインが前記結果と
して生じる半ループゲインより小さければ、 前記受信チャネルゲインを前記送信チャネルゲインと比
較するステップを行ない、もし前記受信チャネルゲイン
が前記送信チャネルゲインよりも大きければ、前記送信
チャネルゲインは増加され、もし前記受信チャネルゲイ
ンが前記送信チャネルゲインよりも小さければ、前記受
信チャネルゲインは増加され、 もし前記結果として生じるチャネルゲインが前記結果と
して生じる半ループゲインよりも大きければ、 前記受信チャネルゲインを前記送信チャネルゲインと比
較するステップを行ない、もし前記受信チャネルゲイン
が前記送信チャネルゲインよりも大きければ、前記受信
チャネルゲインは減じられ、もし前記受信チャネルゲイ
ンが前記送信チャネルゲインよりも小さければ、前記送
信チャネルゲインが減じられる、請求項4に記載の方
法。 - 【請求項10】 前記エコーキャンセラが音響エコーキ
ャンセラ(AEC)とラインエコーキャンセラ(LE
C)とを含み、さらに前記第1の半ループゲインを計算
するステップは以下の式によって行なわれ、 【数1】 ここでRXLOOPは前記第1の半ループゲインを表わ
し、前記関連してゲインの一因となるものは、前記送信
および受信チャネル(TXCHANgainおよびRXCH
ANgain)ならびに前記LEC(LECgain)からのそ
れを代表するものである、請求項1に記載の方法。 - 【請求項11】 前記第2の半ループゲインを計算する
ステップが以下の式に従って行なわれ、 【数2】 ここでTXLOOPは前記第2の半ループゲインを表わ
し、前記AECからの、関連してゲインの一因となるも
のはAECgainである、請求項10に記載の方法。 - 【請求項12】 少なくとも1つの前記AGCが送信A
GCと受信AGCとを含む、請求項3に記載の方法。 - 【請求項13】 前記第1の半ループゲインを計算する
ステップが以下の式によって行なわれ、 【数3】 ここでRXLOOPは前記第1の半ループゲインを表わ
し、前記関連してゲインの一因となるものは前記送信お
よび受信チャネル(TXCHANgainおよびRXCHA
Ngain)と、少なくとも1つの前記AGC(TXAGC
gain)と、前記LEC(LECgain)と、前記受信AG
C(RXAGCgain)とからのそれを代表するものであ
る、請求項12に記載の方法。 - 【請求項14】 さらに、前記第2の半ループゲインを
計算するステップが以下の式によって行なわれ、 【数4】 ここでTXLOOPは前記第2の半ループゲインを表わ
し、前記AECからの、関連してゲインの一因となるも
のは前記AECgainである、請求項13に記載の方法。 - 【請求項15】 前記第1の半ループゲインを計算する
ステップが以下の等式によって行なわれ、 【数5】 ここでRXLOOPは前記第1の半ループゲインを表わ
し、前記関連してゲインの一因となるものは、送信およ
び受信チャネル(TXCHANgainおよびRXCHAN
gain)と、前記LEC(LECgain)と、前記音量計量
器(VOLgain)からのそれを代表するものである、請
求項2に記載の方法。 - 【請求項16】 リモートユーザと通話するローカルユ
ーザに、両手を使わない通話を可能にするためのスピー
カホンシステムであって、前記通話は複数の通話モード
の中のモードとして規定され、前記スピーカホンは送信
チャネルおよび受信チャネルを有し、前記ローカルユー
ザは前記送信チャネルを介して送信信号を送信し、前記
リモートユーザは前記受信チャネルを介して受信信号を
送信し、前記送信および受信チャネルは関連してゲイン
の一因となるものを有し、前記送信および受信信号は音
響経路を規定し、前記スピーカホンシステムは、 前記送信信号を前記リモートユーザに送信するためのマ
イクロホンと、 前記マイクロホンの近くに配置され、前記リモートユー
ザからの前記受信信号を受信し、前記受信信号を前記ロ
ーカルユーザに送出するための拡声器とを含み、前記マ
イクロホンと拡声器との間では音響エコーが発生され、
さらに前記送信チャネルと前記受信チャネルとの間のマ
イクロホンに結合され、前記音響経路を表わす、第1の
インパルス応答を発生するための音響エコーキャンセラ
(AEC)を含み、前記AECは関連したAECゲイン
を有し、さらに前記送信および受信チャネルに結合さ
れ、前記スピーカホンシステムを前記リモートユーザに
接続するためのネットワークインタフェースを含み、前
記ネットワークインタフェースは前記送信信号を前記リ
モートユーザに送り、かつ前記受信信号を前記受信チャ
ネルを通って前記ローカルユーザに送るためのものであ
り、前記ネットワークインタフェースは関連した電気エ
コーを有し、さらに前記受信チャネルと送信チャネルと
の間で前記ネットワークインタフェースに結合され、前
記ネットワークインタフェースを表わす第2のインパル
ス応答を発生するためのラインエコーキャンセラ(LE
C)と、 前記マイクロホンを通って前記ネットワークインタフェ
ースへ、かつ前記ネットワークインタフェースから前記
拡声器へと通過する送信および受信信号を処理するため
のシステム制御装置とを含み、前記システム制御装置
は、 変形送信信号を提供するよう前記音響経路からの前記第
1のインパルス応答を識別するための手段と、 変形受信信号を提供するよう前記電気エコーからの前記
第2のインパルス応答を識別するための手段と、 前記スピーカホンシステムにおける第1および第2のゲ
イン半ループを特定するための手段とを含み、前記第1
の半ループは前記送信チャネル(TXCHAN gain)
と、前記LEC(LECgain)と、前記受信チャネルゲ
イン(RXCHANgain)とからの、関連してゲインの
一因となるものを含み、前記第2の半ループは前記受信
および送信チャネルと、前記AECと、前記受信チャネ
ルゲイン(RXCHANgain)と、前記送信チャネルゲ
イン(TXCHANgain)とからの、関連してゲインの
一因となるものを含み、さらに以下の式に従って第1の
半ループゲインを計算するための手段と、 【数6】 以下の等式に従って第2の半ループゲインを計算するた
めの手段と、 【数7】 前記変形送信信号および変形受信信号のゲインおよび減
衰を制御するよう、前記第1および第2の半ループゲイ
ンを前記変形送信信号および変形受信信号に適用するた
めの手段とを含み、それにより前記リモートユーザに再
び送信された残余エコーすべてが前記受信信号より小さ
くなる、スピーカホンシステム。 - 【請求項17】 前記マイクロホンに結合され前記送信
信号および前記AECによって発生される前記第1のイ
ンパルス応答信号を受信し、かつ前記送信信号にゲイン
を提供するための送信自動ゲイン制御装置(AGC)を
さらに含み、前記送信AGCは関連した送信AGCゲイ
ンを有し、 前記受信チャネルにある前記拡声器に結合され、前記受
信信号および前記LECによって発生される前記第2の
インパルス応答信号を受信し、かつ前記受信信号にゲイ
ンを提供するための受信AGCを含み、前記受信AGC
は関連した受信AGCゲインを有し、第1の半ループゲ
インを計算するための手段は以下の式に従い、 【数8】 さらに第2の半ループゲインを計算するための手段は以
下の等式に従い、 【数9】 ここで前記送信および受信AGCからの、前記ゲインの
一因となるものはTXAGCgainおよびRXAGCgain
と呼ばれる、請求項16に記載のスピーカホンシステ
ム。 - 【請求項18】 前記送信信号を受信するための送信音
声検出器と、前記受信信号を受信するための受信音声検
出器とをさらに含み、前記送信および受信音声検出器
は、前記ローカルおよびリモートユーザが通話する通話
モードを決定するためのものである、請求項16に記載
のスピーカホンシステム。 - 【請求項19】 前記拡声器によって送出される前に前
記受信信号の振幅を制御するための可変ゲインを有する
音量制御装置をさらに含む、請求項17に記載のスピー
カホンシステム。 - 【請求項20】 前記第1の半ループゲインが以下の式
に従って計算される、請求項19に記載のスピーカホン
システム。 【数10】 - 【請求項21】 各半ループゲインが1より小さい、請
求項16に記載のスピーカホンシステム。 - 【請求項22】 複数個の通話モードが送信モードと、
無音モードと、二重の会話モードと、受信モードとを含
む、請求項16に記載のスピーカホンシステム。 - 【請求項23】 もし通話モードが前記受信モードであ
り、もし第1の半ループゲインが実質的に低いならば、
前記送信信号は減衰されない、請求項22に記載のスピ
ーカホンシステム。 - 【請求項24】 もし前記通話モードが前記送信モード
であり、もし前記第2の半ループゲインが実質的に低け
れば、前記受信信号は減衰されない、請求項22に記載
のスピーカホンシステム。 - 【請求項25】 前記リモートユーザがリモートスピー
カホンを介して前記ローカルユーザに受信信号を送信す
る、請求項16に記載のスピーカホンシステム。
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