JP3342642B2 - 電話送受器インタフェース装置 - Google Patents

電話送受器インタフェース装置

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JP3342642B2
JP3342642B2 JP01357497A JP1357497A JP3342642B2 JP 3342642 B2 JP3342642 B2 JP 3342642B2 JP 01357497 A JP01357497 A JP 01357497A JP 1357497 A JP1357497 A JP 1357497A JP 3342642 B2 JP3342642 B2 JP 3342642B2
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    • HELECTRICITY
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    • H04MTELEPHONIC COMMUNICATION
    • H04M1/00Substation equipment, e.g. for use by subscribers
    • H04M1/02Constructional features of telephone sets
    • H04M1/20Arrangements for preventing acoustic feed-back
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  • Signal Processing (AREA)
  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)
  • Telephone Function (AREA)
  • Circuit For Audible Band Transducer (AREA)
  • Piezo-Electric Or Mechanical Vibrators, Or Delay Or Filter Circuits (AREA)
  • Telephone Set Structure (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電話送受器の機能
と装置に係り、特に送受器帰還を低減除去する回路に関
する。
【0002】
【従来の技術】現在利用されている電話送受器にボリュ
ーム制御がその電話送受器のレシーバ回路に加えられる
利得量を増減するよう設けられていることは珍しいこと
ではない。このボリューム制御を加えることにより、聴
力障害者に対処したり、過度の暗騒音を克服したり、さ
らに、ある電話呼出から次の電話呼出への伝送品位の変
動を補償したりすることができる。これは、その送受器
レシーバに送られた信号がその送受器トランスミッタに
持込まれそのレシーバを介して送られる騒音や不快音が
生成するような可能性を最小にするため、12db以下
の利得適用に限定されるのが一般的である。
【0003】この可聴音は、この送受器のレシーバとト
ランスミッタ間に形成された帰還ループによって生起さ
れ、通常鳴音と呼ばれるが、これはまた、ハウリング、
スキーリング、スクリーチング、または単に帰還と呼ば
れる。ところが、現時点における実施限度の12dbの
レシーバ利得においてさえ、鳴音の可能性は、その電話
回線のインピーダンスやその送受器周辺の音響環境に応
じ、存在する。従来周知のように、鳴音を引起こす帰還
ループは一部はその送受器のイヤピースの送受器レシー
バと送受器マウスピースの送受器マイクロホンとの間の
音響結合によって生成される。この帰還ループはその電
話ハイブリッドにおける送信回路と受信回路間の電気結
合によって完結される。
【0004】また従来周知のように、電話への受信信号
と電話からの送信信号は、長く電話分野ではチップ/リ
ングとして知られる2線式回線を介して伝送される。こ
の電話機内においてこの2線式回線はその電話ハイブリ
ッドに結合する。この電話ハイブリッドはそのチップ/
リングを4線式回線に分割し、この2線部がその遠端通
信者の信号をこのハイブリッドからその送受器レシーバ
へ受信信号として伝送する。この残りの2線部がこの送
受器トランスミッタからそのハイブリッドへ送信信号を
伝送しさらにそのチップ/リングでその遠端通信者へ伝
送する。このハイブリッドが完全なハイブリッドである
と、このハイブリッドの送信回路と受信回路の間に信号
コンポーネントの漏洩は無い、すなわち、完全な側音消
去つまり無限のトランス・ハイブリッド損失である。
【0005】ところが実際は、トランス・ハイブリッド
損失は決して無限ではなく、これはむしろこのハイブリ
ッド・インピーダンスがネットワークでその電話装置つ
まり電話機が結合する電話回線の実回線インピーダンス
にどれほど近く整合しているかこれに左右されるもので
ある。一般に電話回線インピーダンスは複雑であってそ
の電話機によりアプリオリに分かるものではなくトラン
ス・ハイブリッド損失はただ通常約6dbないし10d
bの範囲にある。これは、この送信信号の低減振幅バー
ジョンがその受信信号に常に存在することを意味する。
この音響結合とそのハイブリッドによる電気結合と回路
利得の和が1以上である場合、その電話には鳴音すなわ
ちハウリングが生ずる。
【0006】例えば、もしその電話が結合される電話回
線の回線インピーダンスがそのハイブリッドに対し大き
いインピーダンスの不整合を示す場合、また、この送受
器を硬質の音響反射面、例えば、平滑なデスクやまたは
カウンタ表面上に置く場合、このループにおける利得が
いくつかの周波数で1以上となり鳴音を引起こす。さら
に、この問題は、その受信信号の利得が増加される高受
信利得の場合にその送信信号の利得を単に減少すること
により克服することはできず、これはただその片方の遠
端通信者が聴取する音声ボリュームを低減するだけであ
り、現在知られる電話機に見られるこの問題の克服が望
まれており本発明はこれに関するものである。すなわ
ち、本発明は、電話送受器/ハイブリッド・ループにお
ける帰還誘起鳴音の低減除去に関する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】電話送受器/ハイブリ
ッド・ループにおける帰還を最小にし鳴音を防止するイ
ンタフェース回路すなわち鳴音防止装置を提供し従来に
比しさらなる通話品質の向上が望まれている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、以下に説明す
る電話ハイブリッドと電話送受器間の電話機に配置する
送受器インタフェース装置を提供し前記課題を解決しこ
の技術分野の進歩を遂げる。本発明の送受器インタフェ
ース装置はマイクロプロセッサが制御する電子回路で構
成されることが好ましい。この送受器インタフェース装
置にはボリューム制御回路があってこれによりその電話
ユーザはこの送受器とそのハイブリッド間を通る送受信
信号に加えられる利得量を増減することができ、そして
最終的にはこの電話ユーザとこの呼出の遠端通話者間の
チップ/リングを通る信号の振幅に影響を与える。
【0009】このボリューム制御は、例えば、そのユー
ザが8個のボリューム設定点の中の1個の設定点に選択
調節し設定可能なものである。各設定点はその送受信信
号に加えられる特定量の利得を示す。利得はすべて規準
送受器レベルに対する利得、つまり送受信信号に利得ゼ
ロに対するものである。各ボリューム設定点に対する利
得量は、その送受器/ハイブリッド・ループに導入され
る全利得が好ましくは6.6db以下になるように行わ
れる。ところが、この通話全体の間に負の量の送信利得
が加えられるとその全通話品質が損われる、というのは
この送信信号はその電話ユーザが通話している間減衰す
るからである。これがこのユーザ音声音をその遠端通話
者に不自然に低くしてしまう。
【0010】起るおそれのあるこの問題に対処するた
め、この送受器インタフェース装置にはさらに次の機能
が含まれる。具体的には、この送受器インタフェース装
置は、その送信信号の存在を検出し、その利得低減適用
前にこのインタフェース回路のある点でその振幅を測定
する。もしこの利得前の送信信号の振幅が事前に決定し
た所定の閾値以上であり、またこのユーザがボリューム
設定点番号4ないし7の中のいずれかを選択した場合、
そのボリューム設定点はこの送受器インタフェース装置
により、設定点番号3、つまりこの送信信号に0dbの
利得が加えられることを示す設定点、に変更される。
【0011】そこで、この電話ユーザが高ボリューム設
定を選択すると、この送受器インタフェース装置は自動
的にそのユーザが通話している間いずれかの送信信号利
得低減を除去する。そしてその設定点はこのユーザが通
話を止めるとそのユーザの選択した設定点にリセットさ
れる。さらに性能向上のためには、この送信信号は、ユ
ーザの音声の無い状態で、この送受器レシーバから発す
る音の高周波コンポーネントの音響結合の結果としてで
あるが、この送受器インタフェース装置のセルフ・スイ
ッチングを防止するよう、その閾値との比較の前にフィ
ルタ処理することができる。以下に添付図面を参照し発
明の実施の形態例によりさらに本発明の説明を続ける
が、これは本発明の実施の一形態例であって請求項によ
り示した本発明を限定するものではない。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の現在好ましい選
択コンポーネントを用いて構成した送受器インタフェー
ス装置10の形態例を示すブロック略図である。現在好
ましい設計選択肢の中の単に限定しない一例として回路
コンポーネントまたは装置の一種類を図示し説明する
が、本発明の送受器インタフェース装置の所期の機能を
実現するために多数のこのような選択また選択肢がその
電気・電子技術分野において利用可能である。図1にお
いて、本送受器インタフェース装置10は、この電話ハ
イブリッド18と電話送受器12の間、ただしこれら両
電話コンポーネントともこの技術分野において従来周知
であってまたこれらは本発明部を形成するものではない
が、これらの間の電話装置つまり電話機(図示せず)の
ハウジングに計画的に組込みまたは配置される。
【0013】この電話ハイブリッド18は、チップ/リ
ング線つまり回線30で遠隔または遠端の通話者から送
られた受信信号を送受器レシーバ14に送り、ここでこ
の受信信号はその電話ユーザによって可聴音声に変換さ
れる。送受器レシーバ14は一般的に送受器12のイヤ
ピースの小型スピーカとして構成される。このローカル
電話ユーザは通常送受器トランスミッタ16に発話する
が、これは同様にその送受器12のマウスピースのマイ
クロホンとして一般的に構成され、これが送信信号を生
成し、この送信信号はその電話ハイブリッド18により
チップ/リング30で送られてその遠端通話者によって
音声として可聴される。鳴音の一因となり得る帰還パス
は図1においては音響結合パス60および電気結合パス
70として示される。
【0014】この電話ハイブリッド18とトランスミッ
タ16の間にトランスミッタ差動前置増幅器20が配置
され、これは集積回路オペアンプまたは従来公知の同等
のもので実施されるのが好ましく、この電話ユーザが送
受器トランスミッタ16に発話する場合に生成される送
信信号を増幅する。前置増幅器20から増幅送信信号は
デジタル制御送信利得ステージ26に送られ、これはマ
イクロプロセッサ40の制御の下で、その送信信号に負
または正の量の利得を選択的に加えるように働く。この
利得の調整された送信信号は次に電話ハイブリッド18
に送られそしてチップ/リング30で前記のように遠端
通話者に送られる。
【0015】この電話ハイブリッド18とレシーバ14
の間にデジタル制御受信利得ステージ24が配置され、
これも同様にマイクロプロセッサ40の制御の下で、前
記のようにチップ/リング30から送られ電話ハイブリ
ッド18を通る受信信号に負または正の量の利得を選択
的に加えるように働く。この利得の調整された受信信号
は次にレシーバ14に送られ、これはそのローカル電話
ユーザにより音声として可聴されるよう音響信号に変換
される。次に図1と図2を参照する。この送受信信号に
加えられる利得量は、そのローカル電話ユーザによって
ボリューム制御装置42を介して選択的に制御すること
が可能である。このボリューム制御装置42は、マイク
ロプロセッサ40に結合され、これによって、このロー
カル電話ユーザが選択したその設定に応じ、3ボリュー
ム制御ビットの8個の組合わせの中の1個がその受信利
得ステージ24と送信利得ステージ26に送られる。
【0016】これら受信利得ステージ24と送信利得ス
テージ26の両者は好ましくはデジタル制御集積回路で
あって、マイクロプロセッサ40によって出力された3
ボリューム制御ビットの特定のシーケンスに応じ、これ
らはそれぞれ送受信回路に加えられる利得を変える。例
えば、受信利得ステージ24と送信利得ステージ26
は、このボリューム制御ビットのシーケンスの関数とし
て、それぞれ送受信信号をレジスタ・ネットワークの替
りのタップに送るデジタル制御交換機として実現するこ
とができる。ボリューム制御信号に応じて利得を変える
ために同じように適する多数の他の方法や装置があるこ
とは明らかである。図2において、ボリューム設定点番
号ゼロないし7の8個のボリューム設定点の各々は、そ
の各送受信信号に加えられる特定の所定量の利得を示
す。
【0017】例えば、ユーザの選択するボリューム設定
点番号1は、例を挙げて説明すると、これによってマイ
クロプロセサ40は、ボリューム制御ビット2がゼロ、
ボリューム制御ビット1がゼロ、およびボリューム制御
ビット0が1である3ビット制御信号を出力し、このた
め、0dbの利得がその受信信号に加えられ0dbの利
得がその送信信号に加えられる結果となる。これはその
システムのデフォルト設定であることが好ましく、ここ
では両信号はそれらの規準値、つまりこの特定の電話機
に対し設計される標準送受器ボリュームである規準値に
保持される。この技術分野の当業者には明らかなよう
に、この送受信信号に対する規準設計値は変動し、一般
には設計上の単純な選択事項である。
【0018】このユーザの選択することができるボリュ
ーム設定点が変るに従いそのボリューム制御ビットは図
示のように値を変える。ボリューム設定点番号ゼロない
し3は、8個の現在好ましい受信利得値の中の最初の4
個であって、約−3.3dbないし約6.5dbの範囲
にありかつ約3.3db刻みの受信利得値を表す。ボリ
ューム設定点番号ゼロないし3のすべてに対する送信利
得値は0dbである。ボリューム設定点番号4ないし7
は、現在好ましい受信利得値の残りの4個であって、約
9.9dbないし約19.8dbの範囲にありかつ約
3.3db刻みの受信利得値を表し、また残りの現在好
ましい送信利得値で、約−3.3dbないし約−13.
3dbの範囲にありかつ約−3.3db刻みの送信利得
値を表す。
【0019】ここで明らかなように、高ボリューム設定
点では受信利得が増加されるに従ってその送信利得は低
減する。この8個のボリューム設定点の各々に対する利
得値は、その送受器/ハイブリッド・ループに加えられ
る全利得が決して約6.6db以上とならぬよう構成さ
れるのが好ましい。このように、例えば、ボリューム設
定点番号4ないし7を選択した場合に得られる受信利得
値のようなかなり増加した高受信利得レベルにおいてさ
え、その鳴音余裕は付加受信利得ゼロの規準電話の場合
よりただ6.6db小さいだけである。そこでこの送信
信号パスに負の量の利得を選択的に加えることでボリュ
ーム設定点番号7の19dbのような高受信利得設定に
おいてさえシステム安定性が保持される。
【0020】前記特定の利得値は、限定しない一例とし
て示したものであることは当然である。これらの利得値
は変動可能であって、例えば、特定の電話機に存在する
規準信号値やこの電話機の使用される環境の関数として
変動するまたは変動されることが可能である。電話機設
計の技術分野の当業者には明らかなように、図2に示し
た特定の利得値は、一般的にルーチン設計の選択事項で
あって、本発明の精神に反することなく特定の用途や利
用に適するよう変動可能である。さらに、ボリューム設
定点の数も特定の設計の希望や要求に対応するため前記
8個より増減可能であり、同様に加えられる設定間の利
得値の刻みも変動可能であって、設定間の+/−3.3
dbから均等または不均等増減の変動も可能である。
【0021】実際に、これら設定点と利得値は、設定点
の離散的数値として与える必要はなくてある範囲内にお
いて連続的変動も可能である。高受信信号レベルにおい
てその送信信号に負の量の利得を加えシステムを安定に
保持するがその一方である状況配置ではこのユーザが発
話する際にそのため得られた送信信号の品質に負の影響
を有する場合も可能である。大きく減衰した送信信号が
この遠端通話者に送られこの遠端通話者がそのローカル
電話ユーザの通話を可聴するのに非常に低いボリューム
で、または全く可聴できないことが生ずる。この起るお
それのある問題に対処するために、本発明では、マイク
ロプロセッサ40は送信信号の存在を検出し送信信号の
存在下にこのボリューム設定をそのユーザの選択した値
から最適送受信信号レベルを表す事前に選択した設定
点、好ましくは0dbの送信利得を加える設定点である
が、これに切換える。
【0022】そこで、このローカル電話ユーザが発話し
ている間、この送信信号に加えられる減衰はその遠端に
おける音声品質を最大にするために除去される。このユ
ーザが発話を止めると、マイクロプロセッサ40はその
ボリューム設定をこのユーザの選択したボリューム設定
点に戻す。現在意図しているように、この所定の最適送
受信レベルは、ここに開示の実施の形態例では設定点番
号3であって、従ってこの事前に選択した設定点はこの
設定点番号3に設定される。このボリューム切換え機能
はさらに以下に述べる。図1に再び戻って説明を続ける
と、ユーザ音声の検出は検出回路により行われ、これは
ローパス・フィルタ22と半波整流器/フィルタ28を
含み、これらはトランスミッタ差動前置増幅器20の出
力とマイクロプロセッサ40間に直列に結合される。
【0023】フィルタ22と整流器28から送信信号は
マイクロプロセッサ40に送られ、ここで比較器44に
加えられるが、これはマイクロプロセッサ40内か、ま
たはマイクロプロセッサ40によって実施されるか、も
しくはマイクロプロセッサ40外部でも実施可能なもの
である。比較器44はこの送信信号の振幅を所定の閾値
振幅と比較する。この送信信号の振幅が所定の閾値振幅
以上である場合には、比較器44は、そのマイクロプロ
セッサ40に信号を送って、このユーザの選択した設定
点から前記のように所定の設定点にボリューム設定を切
換える。この送信信号の振幅がその閾値振幅以下である
場合には、そのボリューム設定はこのユーザの選択した
ボリューム設定点に保持またはこのユーザの選択したボ
リューム設定点に戻される。
【0024】比較器44に対する閾値振幅レベルの選択
は、この電話技術分野の当業者の設計上の選択事項であ
って、これはその電話機にある規準信号レベルや考えら
れる利用環境などの要因に左右される。図2において、
前記の送信利得の調節機能は、このユーザの選択したボ
リューム設定が、ここに開示した発明の実施の形態で
は、ボリューム設定点番号4ないし7における場合にの
み行われる必要があることは明らかであって、というの
はこれらだけが負の量の利得がその送信信号に加えられ
る設定であるためである。前述のように、高受信ボリュ
ーム・レベルにおいて、このレシーバ14とトランスミ
ッタ16間にパス60に沿って音響結合が生ずる可能性
が存在する。
【0025】この音響結合によってユーザ音声が存在し
ない場合でもその比較器閾値レベル以上の送信信号が生
成し、そのためそのマイクロプロセッサ40はこのユー
ザが発話していない場合所望することではないがボリュ
ーム・レベルを切換えまたは変更する。このセルフ・ス
イッチング状態は、高受信信号周波数においてさらに生
じ易く、というのは低周波数部においてはこの送受器の
遠距離音結合特性が不良であるためであって、実際10
00Hz以下では送受器音響結合は大きく減少する。こ
の理由から、このローパス・フィルタ22をトランスミ
ッタ差動前置増幅器20とマイクロプロセッサ40間に
挿入しこの送信信号が比較器44に達する前に1000
Hz以上の高周波数部をフィルタ除去し、これによって
所望しないセルフ・スイッチングの可能性を制限する。
【0026】さらに、比較器44に対し注目するものは
このフィルタ処理した送信信号の振幅のみであるので、
精密半波整流器/フィルタ28を用いてローパス・フィ
ルタ22からフィルタ処理した送信信号の振幅エンベロ
ープを抽出し、このフィルタ処理と整流処理した信号を
次に比較器44に送って所定の閾値振幅レベルと比較す
る。当然のことであるが、フィルタ22のこの特定のロ
ーパス周波数は、本発明のインタフェース回路を適用す
る特定の電話機の周波数特性に対応するために本説明の
ものから変更可能であって、さもなければこれは一般的
な設計上の選択事項である。さらなる改善点として、所
定の閾値レベルに近い信号レベルにおいて、従来フラッ
タとして知られていることであるが、ボリューム設定点
または利得レベル間の意図しない急速なスイッチングを
除去するためヒステリシスを比較器44に設計すること
も可能である。
【0027】また、この現在好ましい実施の形態例で
は、このアナログ送受信信号のデジタル制御を取上げて
いるが、この同じ機能もデジタルに代り全部がもしくは
一部がアナログ回路の使用によって実現することも可能
である。同様に、これら送受信信号もデジタル化可能で
あって、前記各機能もデジタル信号処理法を用いて実施
可能である。以上の説明は、本発明の実施の一形態例に
関するもので、この電話技術分野の当業者であれば、前
記各々と同様の種々の変形例は十分に考え得ることであ
るが、これらはすべて本発明の技術的範囲に包含され
る。例えば、前記と同様の結果を得るため実質的に同様
の機能を実質的に同様に実施する要素および/または方
法のステップの組合わせもすべて本発明の技術的範囲に
包含される。尚、特許請求の範囲に記載した参照番号は
発明の容易なる理解のためで、その技術的範囲を制限す
るよう解釈されるべきではない。
【0028】
【発明の効果】以上述べたごとく、本発明の電話送受器
インタフェース装置によって電話送受器/ハイブリッド
・ループにおける帰還を最小にし鳴音を防止しさらに従
来に比し通話品質を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好ましい実施の形態例の主要装置コン
ポーネントを示すブロック略図である。
【図2】ユーザの選択できる各ボリューム設定点におい
て適用される送受信利得量を例示する表である。
【符号の説明】
10 電話送受器インタフェース装置 12 電話送受器 14 送受器レシーバ 16 送受器トランスミッタ 18 電話ハイブリッド 20 トランスミッタ差動前置増幅器 22 ローパス・フィルタ 24 デジタル制御受信利得ステージ 26 デジタル制御送信利得ステージ 28 半波整流器/フィルタ 30 チップ/リング 40 マイクロプロセッサ 42 ボリューム制御装置 44 比較器 60 音響結合パス 70 電気結合パス
フロントページの続き (72)発明者 ブライアン アルバート ウィットマン アメリカ合衆国,46220 インディアナ, インディアナポリス,アッシャースト ストリート 5830 (56)参考文献 特開 平2−170652(JP,A) 特開 平7−240783(JP,A) 特開 昭63−79450(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 3/23 H04M 1/20

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ユーザ制御電話における電話ハイブリッ
    ド(18)および送信信号を生成するトランスミッタ
    (16)と前記電話ハイブリッド装置から受信信号を受
    信するレシーバ(14)を有する電話送受器(12)を
    結合する電話送受器インタフェース装置(10)におい
    て、 (A) 前記レシーバと前記電話ハイブリッドとの間に
    結合され前記電話ハイブリッドからの受信信号に所定の
    可変量の利得を加える受信信号利得適用手段(24)
    と、 (B) 前記トランスミッタと前記電話ハイブリッドと
    の間に結合され前記トランスミッタからの送信信号に所
    定の可変量の利得を加える送信信号利得適用手段(2
    6)と、 (C) 前記送受信信号に加えられる利得量を変えるよ
    う前記受信信号利得適用手段と前記送信信号利得適用手
    段を同時に制御する同時制御手段であって、この同時制
    御手段は、複数のボリューム設定点によってユーザ選択
    により選択的調節が可能であり、前記複数のボリューム
    設定点のそれぞれは、前記受信信号に適用するための第
    1の固定量の利得を規定する受信信号値と前記送信信号
    に適用するための第2の固定量の利得を規定する送信信
    号値を示し、各前記複数のボリューム設定点に対する前
    記第1と前記第2の固定の利得量を前記トランスミッタ
    と前記レシーバ間の帰還を最小にしそれによって前記送
    受器における鳴音を防止するよう事前に選択した同時制
    御手段(40、42)と、 (D) 前記トランスミッタに結合され前記送信信号の
    振幅を検出する検出手段(22、28)と、 からなり、 前記(C)同時制御手段はさらに、 (C1) 前記送信信号の検出した振幅をしきい値と比
    較する比較手段と、 (C2) 前記送信信号の検出した振幅が前記しきい値
    より大きい場合、前記複数のボリューム設定点のうちの
    デフォルト設定点を適用し、前記送信信号の検出した振
    幅が前記しきい値以下の場合、前記複数のボリューム設
    定点のうちの前記ユーザが選択したユーザ設定点を適用
    する手段とからなり、前記デフォルト設定点により設定された送信利得量は、
    前記ユーザ設定点により設定された送信利得量より大き
    ことを特徴とする電話送受器インタフェース装置。
  2. 【請求項2】 前記(D)検出手段は、さらに、 (D1) 前記トランスミッタと前記(C1)比較手段
    との間に結合され、その送受信信号の音響結合から生じ
    前記比較に影響を及ぼし得る高周波数成分をその送信信
    号からフィルタ除去することによってフィルタ処理した
    送信信号を生成するフィルタ処理手段を有することを特
    徴とする請求項1に記載のインタフェース装置。
  3. 【請求項3】 前記(D)検出手段は、さらに、 (D2) 前記(D1)フィルタ処理手段と前記(C
    1)比較手段との間に結合され前記フィルタ処理した前
    記送信信号の振幅を規定する振幅エンベロープを生成す
    る振幅エンベロープ生成手段を有することを特徴とする
    請求項2に記載のインタフェース装置。
  4. 【請求項4】 前記複数の設定点は8個の番号を振った
    設定点を有し、ただしこの設定点番号ゼロないし3は約
    −3.3dbないし約6.5dbの範囲にあってかつ約
    3.3db刻みの受信利得値と0dbの送信利得値を表
    し、設定点番号4ないし7は約9.9dbないし約1
    9.8dbの範囲にあってかつ約3.3db刻みの受信
    利得値と約−3.3dbないし約−13.3dbの範囲
    にあってかつ約−3.3db刻みの送信利得値を表すこ
    とを特徴とする請求項3に記載のインタフェース装置。
  5. 【請求項5】 前記事前に選択した1個の設定点は設定
    点番号3であることを特徴とする請求項4に記載のイン
    タフェース装置。
  6. 【請求項6】 前記(C)同時制御手段は、前記ユーザ
    の選択した設定点が前記設定点番号4ないし7の中の1
    個の設定点である場合のみ前記比較手段に応じ動作する
    ことを特徴とする請求項5に記載のインタフェース装
    置。
  7. 【請求項7】 前記(C)同時制御手段は、前記送信信
    号振幅が前記所定の基準振幅より小さい場合、前記事前
    に選択した1個の設定点を調節して前記ユーザの選択し
    た設定点に戻すことを特徴とする請求項6に記載のイン
    タフェース装置。
  8. 【請求項8】 前記(C)同時制御手段は、ユーザの選
    択した前記複数のボリューム設定点のうちの1個が前記
    事前に選択した前記複数のボリューム設定点のうちの1
    個の受信利得値より大きい受信利得値を表す場合のみ前
    記比較手段に応じ動作することを特徴とする請求項3に
    記載のインタフェース装置。
  9. 【請求項9】 前記(C)同時制御手段は、前記送信信
    号振幅が前記所定の基準振幅より小さい場合、前記事前
    に選択した1個の設定点を調節して前記ユーザの選択し
    た設定点に戻すことを特徴とする請求項8に記載のイン
    タフェース装置。
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