JPH09171976A - 高アスペクト比フィーチャの側面と底部に膜厚制御可能な被膜を付着する方法および装置 - Google Patents

高アスペクト比フィーチャの側面と底部に膜厚制御可能な被膜を付着する方法および装置

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JPH09171976A
JPH09171976A JP27450096A JP27450096A JPH09171976A JP H09171976 A JPH09171976 A JP H09171976A JP 27450096 A JP27450096 A JP 27450096A JP 27450096 A JP27450096 A JP 27450096A JP H09171976 A JPH09171976 A JP H09171976A
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energy
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JP27450096A
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Satoshi Hamaguchi
ハマグチ・サトシ
Mark Rosunaageru Steven
スティーヴン・マーク・ロスナーゲル
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 40eV未満のエネルギーでイオンを付着し
て付着物を形成する段階と、次に40eVより高いエネ
ルギーでイオンを照射してこの付着物の一部または全部
をスパッタしてその付着物の原子を付近の表面に再分布
させる段階とを含む、微細フィーチャの各表面上に被膜
を付着するための方法および装置を提供する。 【解決手段】 このフィーチャは0.5より大きいアス
ペクト比のトレンチまたはアンダーカット層または隠れ
た表面を有するトレンチ16でよい。例えば側壁29や
隠れた表面上に前回の付着物をスパッタにより再付着さ
せた後、他の選択された材料のイオンを例えばトレンチ
底部28に付着することができる。本発明により、トレ
ンチ底部および側壁にあって90°以下の交差角度を有
するフィーチャ表面を覆って連続した被膜を形成する問
題が解決される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被膜のプラズマ付
着に関し、より詳細には、トレンチなどのフィーチャ内
への制御された膜厚プロフィルを有する被膜の付着に関
する。
【0002】
【従来の技術】半導体の加工や類似の応用例に適用され
る材料の加工においては、異なる二種類の材料間の相互
拡散に対する障壁を提供する目的を果たす薄い被膜を付
着する必要がある場合が多い。この拡散障壁の機能は、
この二種類の材料の接触を妨げ、化学的に安定かつ不活
性にすることであり、また潜在的には、二種類の材料の
接着を強化することである。一般に拡散障壁は非常に薄
く、通常は膜厚1ミクロン未満であり、薄いものは10
0オングストロームもまれではないが、それでも相互拡
散の通路となりうる結晶粒界、亀裂または継目がほとん
どない稠密なものでなければならない。
【0003】半導体の加工では、材料の相互拡散を妨
げ、反応性気体、反応性イオンその他の化学処理の際に
下にある材料の化学的攻撃を防止するために、いくつか
の応用例で拡散障壁が必要であることが分かっている。
半導体の加工に最適な型式のトポグラフィは、図1に示
すように、二層の金属回路を接続する穴またはバイア、
線、トレンチまたはトラフ、およびこれらのフィーチャ
の組合せ、例えばトレンチ底部のバイアの形をとる。こ
の拡散障壁薄膜は、その後の加工段階、例えばスパッタ
付着、反応性プラズマ強化化学的気相付着、CVD、ま
たエッチング、清浄化、研磨等の湿式段階に先立って、
特定のトポグラフィを覆う連続した耐密性被覆を提供し
なければならない。
【0004】図1にバイアまたは穴10の断面を示す。
バルク材料11は大抵の場合、二酸化ケイ素などの誘電
体またはポリイミドなどの高分子である。既存の回路素
子13がこの層の下にあり、開口部またはバイア16
が、この材料中にエッチングされ、回路フィーチャを露
出させる。開口部16は、回路素子13を表面18に配
置された追加の回路素子17と接続するために導電性化
学種で充填することが望ましい。一般に障壁の形成は、
開口部16に付着させる材料から材料11を分離するの
に必要である。しかしまた、開口部16中の材料20
を、バルク材料11からあるいは開口部16中に付着さ
せるのに使用する加工化学薬品から分離することも必要
である。また、開口部16中に充填された材料20から
最上部金属17を分離するために、第二のプレーナ拡散
障壁19を設けることも必要である。
【0005】拡散障壁は「ライナ」の名でも知られ、障
壁の化学種に依存することもあるいくつかの技術によっ
て付着される。半導体業界で普通に使用される材料はT
iN(窒化チタン)であり、これは反応性スパッタリン
グ、反応性コリメート・スパッタリング、化学的気相付
着および湿式化学技術によって付着させることができ
る。もう一つの普通に使用される材料はTaNである。
これらの材料と一緒によく使用される関連材料は純粋な
TiおよびTaであり、これらは障壁の有効性を高める
と共に被膜の接着を強化する。
【0006】付着した被膜の共形性は重要であり、使用
する付着技術によって共形性に特定の差が生じる。拡散
障壁は連続し、滑らかで、一定した膜厚を有し、継目や
亀裂がなく、断絶なしに(内側と外側の)隅を覆うこと
が望ましい。
【0007】化学的気相付着(CVD)は拡散障壁薄膜
の付着に使用されてきた。CVD技術には、図2に示す
ように所望の前駆体22の気相輸送と、それに次いで被
膜表面における化学反応が必要であり、その結果、所望
の材料が付着し、気相中の生成物が除去される。
【0008】図2の被膜25はCVD技術によって付着
された。被膜25の全領域26〜30の膜厚は、理想的
な状況下では均一で一定である。この種の付着は高い共
形性を特徴としている。膜厚比は、当分野ではしばしば
「ステップ・カバレージ」と呼ばれ、全ての場所で1.
0前後である。しかしながら、一般に付着した材料の品
質、並びにその安定性と化学的純度について重大な問題
が生じている。拡散障壁によく使用される材料系(T
i、TiN、Ta、TaN)に対しては、CVD技術
は、成功をもたらす高品質の付着方法でないことが判明
している。その上、CVD法はその要件故に、かなり狭
い範囲の材料に限定されている。
【0009】従来のスパッタ薄膜は、低アスペクト比フ
ィーチャ用の拡散障壁に使用されることが多い。スパッ
タ付着の利点は、付着したフラックスの角度分布が広い
ため、被膜が低段差部および縁部で良好な被覆を示すこ
とである。しかしながら、より高いアスペクト比(AR
>0.5)のフィーチャの内壁に付着させる場合、角度
分布が広いとフィーチャの上部側壁への付着が厚くな
り、フィーチャの底部やその隅にほとんど付着しないこ
とになる。
【0010】トレンチなどのフィーチャの底部やその隅
に厚く付着するためにコリメート・スパッタ付着が使用
されてきた。
【0011】コリメート・スパッタリングによって付着
される薄膜の例を図3に示す。コリメート・スパッタリ
ングではスパッタ・ソース32と試料34との間に配置
された方向性フィルタまたはコリメータ33を使用し、
それによって、付着するスパッタ原子32'の角度の広
がりが狭い角度に制限される。その結果、28における
底部の被覆がずっと良好になり、開口部16の26にお
ける上部側壁の盛上りが少なくなる。それでもこの方法
には方向性があり、そのため単に幾何的陰影作用によっ
て、29における側壁上は薄くしか付着せず、27にお
ける側壁の底部の隅35および36上には非常に薄くし
か付着しない。実際の応用例では、底部のステップ・カ
バレージ(膜厚28と膜厚30の比)は通常0.3ない
し0.9であり、側壁のステップ・カバレージ(膜厚2
9と膜厚30の比)は通常0.1ないし0.4であり、
底部隅35、36のステップ・カバレージは通常0.0
5ないし0.2である。表面拡散を増進させるため、基
板温度を高くして使用することが多く、それによって、
より良好な側壁被覆を得ることができる。しかしなが
ら、スパッタに使用される多くの準耐熱性材料(Ti、
TiN、Ta、TaN)にとっては、この必要とされる
基板温度は高すぎ、あるいは極端に高い。
【0012】しかしながら、従来技術では、均一性と共
形性がよくなく(スパッタリングまたはコリメート・ス
パッタリング)、そのためフィーチャまたは開口部16
の下部側壁27または底部隅35および36に非常に薄
い不十分な被膜が残り、あるいは汚染、低い安定性およ
び限られた材料性能により材料品質(CVD)が悪くな
ることがある。
【0013】コリメート・スパッタリングの説明は、S.
M. ロスナーゲル(Rossnagel)らの所載論文Journal o
f Vacuum Science and Technology, Vol. A9, 1991, pp
261-265と、1989年4月25日にD. J. ミカルセン(Mikal
sen)および本願の発明者であるS. M. ロスナーゲルに
発行された米国特許第4824544号に出ている。
【0014】図4を参照すると、プラズマ52発生用の
イオン化マグネトロン・スパッタリング装置50が示し
てある。ハウジング51はプラズマ52を収納する働き
をする。試料53、マグネトロン・スパッタ陰極54、
高周波電極55、および高周波電極56がハウジング5
1内に配置されている。ハウジング51は吸気口57と
排気口58を有する。排気口58は真空ポンプ59と結
合されている。
【0015】マグネトロン電源64はリード65を介し
てマグネトロン・スパッタ陰極54に結合されている。
マグネトロン・スパッタ陰極54は矢印66で示した原
子をプラズマ52に供給する。Rf整合ネットワークお
よび電源67がリード68を介して高周波電極55に結
合されている。Rf整合ネットワーク70はリード71
を介して高周波電極56に結合されている。基板電源7
2はリード73を介して試料53に結合されている。
【0016】イオン化スパッタ付着装置のさらに詳しい
説明は、1993年1月12日にバーンズ(Barnes)らに発行
された「Apparatus for Depositing Material Into Hig
h Aspect Ratio Holes」と題する米国特許第5178739号
に開示されている。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】本発明は均一性と共形
性に優れた被膜を基板上のフィーチャに形成する方法お
よび装置を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明によると、基板を
プラズマ付着チャンバ内に配置する段階と、プラズマ付
着チャンバを真空排気する段階と、第一のソース材料を
イオン化して付着するイオンを形成する段階を含む、チ
ャンバ内で第一のプラズマを発生させる段階と、第一の
ソース材料のイオンを基板上のフィーチャ上に40eV
未満などの第一のエネルギーで実質上第一の軸に平行な
経路に沿って前記基板に衝突させるように一回目に照射
する段階と、各表面に対する追加のイオンの入射角度に
基づいて一回目の照射段階中にフィーチャの各表面から
あらかじめ付着した原子をスパッタするのに充分なイオ
ン・エネルギーを有するイオンを提供して原子を再分布
させる段階を含む、第一のソース材料の追加のイオンを
基板上のフィーチャ上に実質上第二の軸に平行な経路に
沿って基板上のフィーチャの各表面に衝突させるように
40eVより大きいエネルギーなどの第二のエネルギー
で二回目に照射する段階とを含む、基板上のトレンチな
どのフィーチャ上に制御された膜厚プロフィルを有する
被膜を形成する方法が記載される。
【0019】イオン形成用のソース材料はAl、AlC
u、Cu、Ta、TaN、Ti、TiN、W、WN、ま
たは金属ケイ化物である。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明はイオン化付着、言い換え
ると中性化工程ではなくほとんどイオン化された化学種
からの被膜の付着に基づく。イオン化付着用のイオンを
形成する手段は重要ではなく、付着用化学種が中性のも
のと比較して大部分イオンから成っていれば充分であ
る。ECRプラズマまたはスパッタした原子を高密度プラ
ズマ中でイオン化することによってこの目的を達成する
ことが可能であり、また、望むなら、このスパッタ原子
フラックスを気化フラックスまたは気相フラックスで置
き換えても同じはずである。
【0021】イオン化付着固有の性質は、入射した付着
用イオンのエネルギーと方向が以下のように記載できる
ことである。プラズマが加工物表面の上を横切って平ら
な被鞘を形成し、直角入射角度で電界によりイオンが加
工物表面に向かって加速される。このイオンのエネルギ
ーは単にプラズマと加工物の間の電位差であり、これは
通常の電源によって容易に制御できる。
【0022】付着用フラックスはイオン化種と非イオン
化種の合計から成っているので、イオン化度は付着の方
向性にとってクリティカルである。好ましい方法では、
適度に高レベルのイオン化(>50%)が起こるが、そ
れより高いイオン化レベル、およびそれより低いイオン
化レベルを使用した方法も実施可能である。
【0023】本発明の第一段階において、フィーチャま
たはトレンチ上の被膜は、図5に示すように軸21にほ
ぼ平行な(100%のイオン化の場合に起こるような)
純粋に方向性の付着によって形成される。このトレンチ
は0.1ないし数ミクロンの範囲の幅を有する。付着用
フラックス22は直角入射角(90°)で入射し、バイ
アまたはトレンチ・フィーチャ16の表面30および底
部28に薄膜25を均一に付着する。付着用フラックス
22はAl、AlCu、Cu、Ta、TaN、Ti、T
iN、W、WNの金属イオンまたは分子、あるいは金属
ケイ化物でよい。
【0024】第一段階中、付着した被膜25を著しくス
パッタしないようにイオン・エネルギーを十分に低く調
整するが、これは40eV未満のイオン・エネルギーを
意味する。バイアまたはトレンチ16の側壁29が付着
用フラックス22の経路と平行なので、側壁29上への
付着はずっと少ない。付着用フラックス22は金属イオ
ンと原子の組合せである。付着の尺度として、フィーチ
ャ底部の被膜25のステップ・カバレージ(矢印39で
示す28における被膜25の厚さと矢印40で示す30
における被膜25の厚さの比)は1.0前後である。側
壁のステップ・カバレージ(矢印41で示す29におけ
る被膜25の厚さと矢印40で示す30における被膜2
5の厚さの比)は非常に小さく、通常0.2以下であ
る。側壁29上の被膜25の厚さはほぼ均一であり、点
26、29および27における厚さは同程度である。
【0025】部分的イオン化付着、例えばイオンが50
〜60%で残りが中性のものによる付着では、図5とほ
ぼ同じ付着がもたらされる。中性のものは原子とイオン
化されていない分子である。この中性付着成分は付着す
るプラズマから出てくる金属原子である。中性原子はそ
の角方向が電界の影響を受けないので、その方向は様々
である。点26における厚さが点29または27におけ
る厚さを超えるように、図5に示していない中性付着成
分による僅かな盛上りが位置26に生じることがある。
この結果、「先細形」側壁付着が生じ、側壁29の厚さ
がフィーチャ16の底部28に向かって薄くなる。この
一般的特徴は上記図3のコリメート・スパッタリングと
同様である。
【0026】図2および図3と図5ないし図10におい
て、前記の一つまたは複数の図の装置に対応する機能に
は、同じ参照記号を使用する。
【0027】本発明の第二段階中に、付着用フラックス
22のイオン・エネルギーを、付着用被膜25の多少の
スパッタリングを起こすのに充分なほど制御可能に増大
させることによって、側壁付着を変更することも可能で
ある。穏やかなエネルギー・イオン衝突の場合の、被膜
25の変更したプロフィルの一例を図6に示す。
【0028】図6において、付着用フラックス22の付
着イオン・エネルギーを40eVないし100eVの範
囲に、またはさらに高く200eVに増大させた結果、
(a)ほとんどの材料についてスパッタ収率が角度の関
数として増大するために、フィーチャ16の上隅の位置
26付近に被膜25の小さい斜面62が形成でき、
(b)付着物の平らな底部表面28における付着被膜2
5の厚さが薄くなる。被膜25の表面28からスパッタ
された原子は、ほとんどがフィーチャ16の側壁29上
に再付着し、その結果、位置27および29において付
着物がより厚くなる。被膜25の表面28からスパッタ
された原子のうち大部分はフィーチャ16の下部側壁2
9上に集まり、その結果、位置27において付着物がよ
り厚くなる。側壁29の下部の位置27において被膜2
5の付着物が厚くなることは、二段階付着工程の第一段
階中での、側壁29の位置27における固有の不十分な
付着を補償するので有利である。底部28において被膜
25のスパッタ除去が起こる第二の付着工程段階の追加
の利点は、側壁27と29上の付着がこの場合は底部2
8における被膜25からの多方向フラックスから形成さ
れることである。これは、側壁27および29上に付着
した被膜が、図3に示した従来技術のコリメート・スパ
ッタリングによって付着した側壁被膜29より高密度で
低多孔性であることを意味する。
【0029】被膜25の膜厚プロフィル再分布を起こす
のに必要なスパッタリングの量は、付着用金属フラック
ス22のイオンと中性物の相対比、並びに付着した被膜
25上への衝突イオン・フラックスのスパッタ収率に関
係する。図4に示した装置を使用して観察される付着条
件の典型である相対イオン化率30%ないし85%の場
合、必要な近似スパッタ収率は0.3ないし1.0であ
る。この近似スパッタ収率は、例えばCuのイオン化付
着において、40eVないし100eVのイオン・エネ
ルギーのとき実験的に観察できる。
【0030】図6に示した二段階工程の結果得られる膜
厚ステップ・カバレージは、側壁については(側壁29
における被膜25の厚さと表面30における被膜25の
厚さの比、および位置27における被膜25の厚さと位
置30における被膜25の厚さの比)、図3に示したコ
リメート・スパッタ付着または図5に示した低エネルギ
ー・イオン化付着単独よりも高く、底部28における被
膜25については(位置28における被膜25の厚さと
位置30における被膜25の厚さの比)低くなる。位置
30における被膜25の厚みの上部はイオン化付着工程
の第二段階中にスパッタされるので、位置30に残る材
料は比較的少ない。したがって、被膜25の点29と点
27において1.0未満の膜厚ステップ・カバレージが
可能である。
【0031】付着工程の第二段階中に、側壁29のこの
低い側壁厚化を生じるのに必要なイオンを付着するため
のイオン・エネルギーは、使用する化学種に依存する。
例えば、CuおよびAlでは、40eVないし100e
Vのイオン・エネルギーが適切である。TiおよびTi
Nでは、わずかに高いエネルギー(50eVないし12
5eV)が必要である。一般に、スパッタ収率の低い材
料は適量のスパッタリングを起こすために、より高いイ
オン・エネルギーを必要とする。
【0032】付着工程の第二段階をさらに高い付着イオ
ン・エネルギーで行なうと、増強されたスパッタリング
によって被膜25の底部膜厚28は図7に示すように完
全に除去される。より高い付着イオン・エネルギーで
は、例えばCuおよびAlで40eVないし100eV
の場合、フィーチャ16の底部28に付着した材料のほ
ぼすべてが入射フラックスによって直ちに再スパッタさ
れ、フィーチャの壁29と下部側壁27上に被膜25を
形成する。スパッタ収率が1より大きいとき、衝突され
た材料は完全にスパッタ除去される。さらに、特に付着
されるフラックス22に対するイオン化率が50%より
大きいとき、フィーチャの頂部表面30上の付着速度が
事実上0となる。これは側壁29だけへの選択的付着の
場合であり、点27と点29における側壁膜厚と頂部膜
厚30の比が非常に高くなる可能性がある。スパッタ収
率を上昇させるには、イオン・エネルギーをより高い量
に上昇させる必要がある。AlおよびCuについて、底
部付着物28を完全に除去するには約100Vの基板バ
イアスを超える必要がある。TiおよびTiNについて
は、約125Vのエネルギーが必要である。このモード
での操作に固有の利点は、下の回路素子13が付着工程
の第二段階の一環としてスパッタにより清浄化されるこ
とである。
【0033】底部領域28は完全に除去されあるいは開
いて回路素子13が露出しているので、図7に示した底
部位置28における被膜25の膜厚プロフィルは完全な
拡散障壁被覆を提供しない。
【0034】第一段階後の第二段階に対して低エネルギ
ー付着と高エネルギー付着を組み合わせて使用した膜厚
プロフィルを図8に示す。図8に示すように、第一段階
として図5に示すような低いイオン・エネルギーと低い
再スパッタリング付着の組合せ、第二段階として図7に
示すような高イオン・エネルギーと高い再スパッタリン
グの組合せによって、良好な側壁29被覆、良好な下部
側壁27被覆および良好な水準の底部被覆28、並びに
被膜25の頂部被覆30が達成できる。第一段階と第二
段階の低イオン・エネルギー(<40eV)付着と高イ
オン・エネルギー(>80eV)付着の相対量と膜厚を
変えて、点26ないし点29において異なるレベルの局
部ステップ・カバレージが得られるようにすることがで
きる。高エネルギー付着の低デューティ・サイクルの場
合、点28におけるステップ・カバレージが点27およ
び点29のステップ・カバレージを超える。高エネルギ
ー付着の高デューティ・サイクルの場合、点27および
点29における被膜25のステップ・カバレージを高く
(>0.5)、点28における被膜25のステップ・カ
バレージをそれより低くすることができる(<0.
5)。低デューティ・サイクルは時間の10%ないし2
0%の範囲でよい。高デューティ・サイクルは時間の6
0%ないし100%の範囲でよい。この技術によると、
回路フィーチャまたはトレンチ内の位置26ないし29
において被膜25の均一性とステップ・カバレージが可
能となる。
【0035】本発明の第二の代替実施例および方法は、
フィーチャ16の壁27および29とフィーチャ16の
底部28の上に二種類の材料を障壁被膜25および2
5'として連続付着させることを含む。まず、被膜25
を図5に示すように付着する。次に、図7に示すよう
に、材料25を側壁上だけに選択的に再付着または付着
し(位置27、29)、底部表面28を完全に開いたま
まにする。側面に付着した材料25は後続の加工段階中
に化学的侵食に対するバルク材料11用の障壁として働
くように選択できる。図8に示すように、第二の材料2
5'は、図5に示す指向性付着特性を使用して、底部表
面28の上だけに付着するように選択できる。この状況
の実例は、図7に示すように酸化アルミニウムや二酸化
チタンなどの絶縁材料を被膜25として、また側壁27
および29用の側壁材料として使用することである。こ
の材料は絶縁性なので、回路素子13との電気的接触が
望まれるフィーチャ底部においては望ましくないことに
なる。
【0036】W、Ta、TaN、Ti、TiNなどの第
二の材料を、必要ならば表面回路素子13に付着して被
膜25'を形成することもできる。また、特にフィーチ
ャ16に付着される材料が回路素子13の材料と類似し
または相溶性がある場合、いくつかの金属の組合わせに
おいて、底部表面28用の障壁が不要になることも可能
である。
【0037】図9はフィーチャまたは開口部16'中に
形成された被膜25の断面図である。図9において、側
壁43と側壁44は末広がりで開口部16'の頂部より
も底部の方が離れている。テーパ付きの側壁43と44
は、図5と図6に示した二段階イオン付着工程を使用し
て被膜25で被覆されている。
【0038】図10はフィーチャまたは開口部16"中
に形成された被膜25の断面図である。図10におい
て、側壁29は、水平な側壁部分46と側壁部分47を
有し、開口部の外部から見たとき隠れる表面ができる。
この隠れた表面は、バルク材料11の側壁をアンダーカ
ットまたは刻み目をつけることによって形成される。側
壁部分46と側壁部分47は、図5と図6に示した二段
階イオン付着工程を使用して被膜25で被覆されてい
る。
【0039】超小型電子技術の応用分野用の高アスペク
ト比のフィーチャまたはトレンチ中における拡散障壁被
膜の付着を制御するための実現可能な技術について記載
した。この技術は半導体ウェーハや集積回路チップの製
造に有用であろう。この二段階またはそれ以上のイオン
付着工程を用いると、次の数世代の間、超小型電子機器
に拡散障壁とライナを形成するためにCVD技術を使う
必要が無くなる。
【0040】以上、基板中のトレンチなどのフィーチャ
の中または上に膜厚プロフィルが制御された被膜を付着
する方法について記載し例示したが、本明細書に添付の
特許請求の範囲のみによって限定される本発明の広い範
囲から逸脱することなく、修正および変更を加えること
ができることは、当業者にとって明白であろう。
【0041】まとめとして、本発明の構成に関して以下
の事項を開示する。
【0042】(1)複数の表面を有するフィーチャを含
む基板上のフィーチャ上に、制御された膜厚プロフィル
を有する被膜を付着する方法であって、前記基板をプラ
ズマ付着チャンバ内に配置する段階と、前記プラズマ付
着チャンバを真空排気する段階と、第一のソース材料を
イオン化して付着させるイオンを形成する段階を含む、
前記チャンバ内で一回目に第一のプラズマを発生させる
段階と、前記第一のソース材料の前記イオンを前記基板
上の前記フィーチャに前記イオンが付着する第一のエネ
ルギーで一回目に照射する段階と、前記ソース材料の追
加の前記イオンを前記基板上の前記フィーチャに第二の
エネルギーで二回目に照射して、前記一回目の照射段階
であらかじめ付着した原子をスパッタして原子を再分布
させる段階とを含む方法。 (2)追加のイオンを二回目に照射する前記段階が、4
0eVないし100eVの範囲のエネルギーでイオンを
提供する段階を含むことを特徴とする上記(1)に記載
の方法。 (3)追加のイオンを二回目に照射する前記段階が、1
00eVより大きいエネルギーでイオンを提供する段階
を含むことを特徴とする上記(1)に記載の方法。 (4)前記基板上の前記フィーチャの各表面からあらか
じめ付着した原子をスパッタによって完全に除去するま
で前記二回目の照射段階を継続する段階をさらに含む上
記(3)に記載の方法。 (5)第二のソース材料をイオン化して付着するイオン
を形成する段階を含む、前記チャンバ内で二回目に第二
のプラズマを発生させる段階と、前記第二のソース材料
の前記イオンを前記基板上の前記フィーチャに前記イオ
ンが付着するエネルギーで三回目に照射する段階とをさ
らに含む上記(4)に記載の方法。 (6)前記ソース材料を、Al、AlCu、Cu、T
a、TaN、Ti、TiN、W、WN、および金属ケイ
化物からなるグループから選択する段階をさらに含む上
記(1)に記載の方法。 (7)前記第一のソース材料の前記イオンを前記基板上
の前記フィーチャに前記イオンが付着するエネルギーで
三回目に照射する段階をさらに含む上記(1)に記載の
方法。 (8)各表面から前記三回目の照射段階中にあらかじめ
付着した原子を前記各表面に対する前記追加イオンの入
射角に基づいてスパッタするのに充分なイオン・エネル
ギーを有する前記第一のソース材料の追加の前記イオン
を、軸にほぼ平行な経路に沿って前記基板に衝突させる
ように前記基板に40eVより大きいエネルギーで四回
目に照射する段階をさらに含む上記(7)に記載の方
法。 (9)前記フィーチャの一部が底部表面と側壁表面とを
有するトレンチであり、前記底部表面が互いに平行であ
り、前記第一の軸が前記底部表面に垂直な基準線に対し
て10°以内に配列されることを特徴とする上記(1)
に記載の方法。 (10)前記フィーチャの一部が底部表面と側壁表面と
を有するトレンチであり、各トレンチの前記側壁の高さ
と側壁間の幅の比が0.5より大きいことを特徴とする
上記(1)に記載の方法。 (11)基板上のフィーチャ上に制御された膜厚プロフ
ィルを有する被膜を付着する方法であって、前記基板を
プラズマ付着チャンバ内に配置する段階と、前記プラズ
マ付着チャンバを真空排気する段階と、第一のソース材
料をイオン化して付着するイオンを形成する段階を含
む、前記チャンバ内で第一のプラズマを発生させる段階
と、第一の軸にほぼ平行な経路に沿って前記基板に衝突
させて第一の付着物を形成する前記第一のソース材料の
イオンを、前記基板上の前記フィーチャに前記イオンが
付着するエネルギーで一回目に照射する段階と、第二の
ソース材料をイオン化して第二のイオンを形成する段階
を含む、前記チャンバ内で第二のプラズマを発生させる
段階と、前記フィーチャの各表面から前記一回目の照射
段階中にあらかじめ付着した原子を前記各表面に対する
前記第二のイオンの入射角に基づいてスパッタして第二
の付着物を形成するのに充分なイオン・エネルギーを有
するイオンを供給する段階を含み、前記第二のソース材
料の追加の前記第二のイオンを前記基板上の前記フィー
チャに前記第二のイオンを第二の軸にほぼ平行な経路に
沿って前記基板上の前記フィーチャの各表面に衝突させ
るように40eVより大きいエネルギーで二回目に照射
する段階とを含む方法。 (12)追加のイオンを二回目に照射する前記段階が、
40eVないし100eVの範囲のエネルギーでイオン
を提供する段階を含むことを特徴とする上記(11)に
記載の方法。 (13)追加のイオンを二回目に照射する前記段階が、
100eVより大きいエネルギーでイオンを提供する段
階を含むことを特徴とする上記(11)に記載の方法。 (14)前記基板上の前記フィーチャの各表面からあら
かじめ付着した原子をスパッタにより完全に除去するま
で前記二回目の照射段階を継続する段階をさらに含む上
記(13)に記載の方法。 (15)第三のソース材料をイオン化して付着するイオ
ンを形成する段階を含む、前記チャンバ内で第三のプラ
ズマを発生させる段階と、前記イオンを第三の軸にほぼ
平行な経路に沿って前記基板に衝突させて第三の付着物
を形成する前記第三のソース材料の前記イオンを、前記
基板上の前記フィーチャに前記イオンが付着するエネル
ギーで三回目に照射する段階とをさらに含む上記(1
4)に記載の方法。 (16)前記ソース材料を、Al、AlCu、Cu、T
a、TaN、Ti、TiN、W、WN、および金属ケイ
化物からなるグループから選択する段階をさらに含む上
記(11)に記載の方法。 (17)前記イオンを第三の軸にほぼ平行な経路に沿っ
て前記基板に衝突させて第三の付着物を形成する前記第
一のソース材料の前記イオンを、前記基板上の前記フィ
ーチャに前記イオンが付着する40eV未満のエネルギ
ーで三回目に照射する段階をさらに含む上記(11)に
記載の方法。 (18)各表面から前記三回目の照射段階中にあらかじ
め付着した原子を前記各表面に対する前記追加イオンの
入射角に基づいてスパッタするのに充分なイオン・エネ
ルギーを有する前記第一のソース材料の追加の前記イオ
ンを、前記基板に40eVより大きいエネルギーで前記
イオンを第四の軸にほぼ平行な経路に沿って前記基板に
衝突させるように四回目に照射する段階をさらに含む上
記(17)に記載の方法。 (19)前記フィーチャの一部が底部表面と側壁表面と
を有するトレンチであり、前記底部表面が互いに平行で
あり、前記第一の軸が前記底部表面に垂直の基準線に対
して10°以内に配列されることを特徴とする上記(1
1)に記載の方法。 (20)前記フィーチャの一部が底部表面と側壁表面と
を有するトレンチであり、各トレンチの前記側壁の高さ
と側壁間の幅の比が0.5より大きいことを特徴とする
上記(11)に記載の方法。 (21)フィーチャの一部が複数の表面を有する、基板
上のフィーチャ上に制御された膜厚 プロフィルを有す
る被膜を付着する装置であって、プラズマ付着チャンバ
と、前記プラズマ付着チャンバ中に基板を配置するため
の台と、前記チャンバ中にプラズマを発生させる手段
と、第一の軸にほぼ平行な経路に沿って前記台に向かう
方向に前記プラズマから前記イオンを抽出する手段と、
前記イオンを付着するため、前記抽出イオンに40eV
未満の値のエネルギーを一回目に付与する第一の手段
と、前記あらかじめ付着したイオンをスパッタするた
め、前記抽出イオンに40eVより大きい値のエネルギ
ーを二回目に付与する第二の手段とを備える装置。 (22)前記第一の手段と第二の手段が、前記台と、前
記プラズマと前記台の間にあるグリッドとの間に結合さ
れた電源を含むことを特徴とする上記(21)に記載の
装置。 (23)前記一回目と二回目にわたって前記第一の手段
と第二の手段を順序付けるための制御装置をさらに含む
上記(21)に記載の装置。 (24)所定のスケジュールにしたがって、前記イオン
にエネルギーを付与する前記第一の手段と第二の手段
に、前記制御装置を複数の期間にわたって結合すること
を特徴とする上記(23)に記載の装置。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来技術の典型的な相互接続構造の断面図であ
る。
【図2】従来技術のCVDによって形成されたトレンチ
またはフィーチャ中の拡散障壁層の断面図である。
【図3】従来技術のスパッタリングによって形成された
トレンチまたはフィーチャ中の拡散障壁層の断面図であ
る。
【図4】従来技術のイオン化マグネトロン・スパッタリ
ング・システムを示す図である。
【図5】本発明の第一段階後のトレンチ中の薄膜の断面
図である。
【図6】種々の膜厚プロフィルを有する本発明の第二段
階後にトレンチ中に形成された薄膜の断面図である。
【図7】種々の膜厚プロフィルを有する本発明の第二段
階後にトレンチ中に形成された薄膜の断面図である。
【図8】本発明の第二の代替方法を例示するトレンチ中
に形成された薄膜の断面図である。
【図9】末広形側壁を有するトレンチ中に形成された薄
膜の断面図である。
【図10】開口部に入射するイオンまたは粒子の視線の
外部にある隠れた表面領域を有する開口部またはトレン
チ中に形成された薄膜の断面図である。
【符号の説明】
11 バルク材料 13 回路素子 16 フィーチャ(トレンチ) 22 付着用フラックス 25 被膜 28 底部表面 29 側壁 30 頂部被覆
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 スティーヴン・マーク・ロスナーゲル アメリカ合衆国10603 ニューヨーク州ホ ワイト・プレーンズ ノース・マナー・ド ライブ 11

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の表面を有するフィーチャを含む基板
    上のフィーチャ上に、制御された膜厚プロフィルを有す
    る被膜を付着する方法であって、 前記基板をプラズマ付着チャンバ内に配置する段階と、 前記プラズマ付着チャンバを真空排気する段階と、 第一のソース材料をイオン化して付着させるイオンを形
    成する段階を含む、前記チャンバ内で一回目に第一のプ
    ラズマを発生させる段階と、 前記第一のソース材料の前記イオンを前記基板上の前記
    フィーチャに前記イオンが付着する第一のエネルギーで
    一回目に照射する段階と、 前記ソース材料の追加の前記イオンを前記基板上の前記
    フィーチャに第二のエネルギーで二回目に照射して、前
    記一回目の照射段階であらかじめ付着した原子をスパッ
    タして原子を再分布させる段階とを含む方法。
  2. 【請求項2】追加のイオンを二回目に照射する前記段階
    が、40eVないし100eVの範囲のエネルギーでイ
    オンを提供する段階を含むことを特徴とする請求項1に
    記載の方法。
  3. 【請求項3】追加のイオンを二回目に照射する前記段階
    が、100eVより大きいエネルギーでイオンを提供す
    る段階を含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  4. 【請求項4】前記基板上の前記フィーチャの各表面から
    あらかじめ付着した原子をスパッタによって完全に除去
    するまで前記二回目の照射段階を継続する段階をさらに
    含む請求項3に記載の方法。
  5. 【請求項5】第二のソース材料をイオン化して付着する
    イオンを形成する段階を含む、前記チャンバ内で二回目
    に第二のプラズマを発生させる段階と、 前記第二のソース材料の前記イオンを前記基板上の前記
    フィーチャに前記イオンが付着するエネルギーで三回目
    に照射する段階とをさらに含む請求項4に記載の方法。
  6. 【請求項6】前記ソース材料を、Al、AlCu、C
    u、Ta、TaN、Ti、TiN、W、WN、および金
    属ケイ化物からなるグループから選択する段階をさらに
    含む請求項1に記載の方法。
  7. 【請求項7】前記第一のソース材料の前記イオンを前記
    基板上の前記フィーチャに前記イオンが付着するエネル
    ギーで三回目に照射する段階をさらに含む請求項1に記
    載の方法。
  8. 【請求項8】各表面から前記三回目の照射段階中にあら
    かじめ付着した原子を前記各表面に対する前記追加イオ
    ンの入射角に基づいてスパッタするのに充分なイオン・
    エネルギーを有する前記第一のソース材料の追加の前記
    イオンを、軸にほぼ平行な経路に沿って前記基板に衝突
    させるように前記基板に40eVより大きいエネルギー
    で四回目に照射する段階をさらに含む請求項7に記載の
    方法。
  9. 【請求項9】前記フィーチャの一部が底部表面と側壁表
    面とを有するトレンチであり、前記底部表面が互いに平
    行であり、前記第一の軸が前記底部表面に垂直な基準線
    に対して10°以内に配列されることを特徴とする請求
    項1に記載の方法。
  10. 【請求項10】前記フィーチャの一部が底部表面と側壁
    表面とを有するトレンチであり、各トレンチの前記側壁
    の高さと側壁間の幅の比が0.5より大きいことを特徴
    とする請求項1に記載の方法。
  11. 【請求項11】基板上のフィーチャ上に制御された膜厚
    プロフィルを有する被膜を付着する方法であって、 前記基板をプラズマ付着チャンバ内に配置する段階と、 前記プラズマ付着チャンバを真空排気する段階と、 第一のソース材料をイオン化して付着するイオンを形成
    する段階を含む、前記チャンバ内で第一のプラズマを発
    生させる段階と、 第一の軸にほぼ平行な経路に沿って前記基板に衝突させ
    て第一の付着物を形成する前記第一のソース材料のイオ
    ンを、前記基板上の前記フィーチャに前記イオンが付着
    するエネルギーで一回目に照射する段階と、 第二のソース材料をイオン化して第二のイオンを形成す
    る段階を含む、前記チャンバ内で第二のプラズマを発生
    させる段階と、 前記フィーチャの各表面から前記一回目の照射段階中に
    あらかじめ付着した原子を前記各表面に対する前記第二
    のイオンの入射角に基づいてスパッタして第二の付着物
    を形成するのに充分なイオン・エネルギーを有するイオ
    ンを供給する段階を含み、前記第二のソース材料の追加
    の前記第二のイオンを前記基板上の前記フィーチャに前
    記第二のイオンを第二の軸にほぼ平行な経路に沿って前
    記基板上の前記フィーチャの各表面に衝突させるように
    40eVより大きいエネルギーで二回目に照射する段階
    とを含む方法。
  12. 【請求項12】追加のイオンを二回目に照射する前記段
    階が、40eVないし100eVの範囲のエネルギーで
    イオンを提供する段階を含むことを特徴とする請求項1
    1に記載の方法。
  13. 【請求項13】追加のイオンを二回目に照射する前記段
    階が、100eVより大きいエネルギーでイオンを提供
    する段階を含むことを特徴とする請求項11に記載の方
    法。
  14. 【請求項14】前記基板上の前記フィーチャの各表面か
    らあらかじめ付着した原子をスパッタにより完全に除去
    するまで前記二回目の照射段階を継続する段階をさらに
    含む請求項13に記載の方法。
  15. 【請求項15】第三のソース材料をイオン化して付着す
    るイオンを形成する段階を含む、前記チャンバ内で第三
    のプラズマを発生させる段階と、 前記イオンを第三の軸にほぼ平行な経路に沿って前記基
    板に衝突させて第三の付着物を形成する前記第三のソー
    ス材料の前記イオンを、前記基板上の前記フィーチャに
    前記イオンが付着するエネルギーで三回目に照射する段
    階とをさらに含む請求項14に記載の方法。
  16. 【請求項16】前記ソース材料を、Al、AlCu、C
    u、Ta、TaN、Ti、TiN、W、WN、および金
    属ケイ化物からなるグループから選択する段階をさらに
    含む請求項11に記載の方法。
  17. 【請求項17】前記イオンを第三の軸にほぼ平行な経路
    に沿って前記基板に衝突させて第三の付着物を形成する
    前記第一のソース材料の前記イオンを、前記基板上の前
    記フィーチャに前記イオンが付着する40eV未満のエ
    ネルギーで三回目に照射する段階をさらに含む請求項1
    1に記載の方法。
  18. 【請求項18】各表面から前記三回目の照射段階中にあ
    らかじめ付着した原子を前記各表面に対する前記追加イ
    オンの入射角に基づいてスパッタするのに充分なイオン
    ・エネルギーを有する前記第一のソース材料の追加の前
    記イオンを、前記基板に40eVより大きいエネルギー
    で前記イオンを第四の軸にほぼ平行な経路に沿って前記
    基板に衝突させるように四回目に照射する段階をさらに
    含む請求項17に記載の方法。
  19. 【請求項19】前記フィーチャの一部が底部表面と側壁
    表面とを有するトレンチであり、前記底部表面が互いに
    平行であり、前記第一の軸が前記底部表面に垂直の基準
    線に対して10°以内に配列されることを特徴とする請
    求項11に記載の方法。
  20. 【請求項20】前記フィーチャの一部が底部表面と側壁
    表面とを有するトレンチであり、各トレンチの前記側壁
    の高さと側壁間の幅の比が0.5より大きいことを特徴
    とする請求項11に記載の方法。
  21. 【請求項21】フィーチャの一部が複数の表面を有す
    る、基板上のフィーチャ上に制御された膜厚 プロフィ
    ルを有する被膜を付着する装置であって、 プラズマ付着チャンバと、 前記プラズマ付着チャンバ中に基板を配置するための台
    と、 前記チャンバ中にプラズマを発生させる手段と、 第一の軸にほぼ平行な経路に沿って前記台に向かう方向
    に前記プラズマから前記イオンを抽出する手段と、 前記イオンを付着するため、前記抽出イオンに40eV
    未満の値のエネルギーを一回目に付与する第一の手段
    と、 前記あらかじめ付着したイオンをスパッタするため、前
    記抽出イオンに40eVより大きい値のエネルギーを二
    回目に付与する第二の手段とを備える装置。
  22. 【請求項22】前記第一の手段と第二の手段が、前記台
    と、前記プラズマと前記台の間にあるグリッドとの間に
    結合された電源を含むことを特徴とする請求項21に記
    載の装置。
  23. 【請求項23】前記一回目と二回目にわたって前記第一
    の手段と第二の手段を順序付けるための制御装置をさら
    に含む請求項21に記載の装置。
  24. 【請求項24】所定のスケジュールにしたがって、前記
    イオンにエネルギーを付与する前記第一の手段と第二の
    手段に、前記制御装置を複数の期間にわたって結合する
    ことを特徴とする請求項23に記載の装置。
JP27450096A 1995-10-27 1996-10-17 高アスペクト比フィーチャの側面と底部に膜厚制御可能な被膜を付着する方法および装置 Pending JPH09171976A (ja)

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US599295P 1995-10-27 1995-10-27
US61122696A 1996-03-05 1996-03-05
US80/611226 1996-03-05
US60/005992 1996-03-05

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JP27450096A Pending JPH09171976A (ja) 1995-10-27 1996-10-17 高アスペクト比フィーチャの側面と底部に膜厚制御可能な被膜を付着する方法および装置

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004053979A1 (en) 2002-12-11 2004-06-24 International Business Machines Corporation A method for depositing a metal layer on a semiconductor interconnect structure having a capping layer
KR100555457B1 (ko) * 1998-11-18 2006-04-21 삼성전자주식회사 전기 도금법을 이용한 반도체소자의 전극 형성방법
WO2009096095A1 (ja) * 2008-01-30 2009-08-06 Tokyo Electron Limited 薄膜の形成方法、プラズマ成膜装置及び記憶媒体
JP2010080965A (ja) * 1997-11-26 2010-04-08 Applied Materials Inc ダメージフリー被覆刻設堆積法

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