JPH0917166A - 時計データの伝送方法およびそれを利用した電子機器 - Google Patents

時計データの伝送方法およびそれを利用した電子機器

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Publication number
JPH0917166A
JPH0917166A JP15782395A JP15782395A JPH0917166A JP H0917166 A JPH0917166 A JP H0917166A JP 15782395 A JP15782395 A JP 15782395A JP 15782395 A JP15782395 A JP 15782395A JP H0917166 A JPH0917166 A JP H0917166A
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JP
Japan
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time code
data
clock
clock data
output
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Application number
JP15782395A
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English (en)
Inventor
Mitsuhiro Okada
充弘 岡田
Takayuki Nakagawa
隆之 中川
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
  • Indexing, Searching, Synchronizing, And The Amount Of Synchronization Travel Of Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】ビデオ機器の時計回路より出力される時計デー
タの修正を容易、かつ精度よく行い得るようにする。 【構成】記録時には、ジェネレータ44より出力される
記録タイムコードTCRE Cをヘッド25に供給して磁気
テープ18のタイムコードトラックに記録する。再生時
には、磁気テープ18のタイムコードトラックよりヘッ
ド25で再生タイムコードTCPBを得、ジェネレータ4
4よりタイムコード出力端子45に再生タイムコードT
PBと同一内容のタイムコードTCoutを供給する。タ
イムコード入力端子41に供給されるタイムコードTC
inのユーザーズビット領域に時計データが挿入されてい
るとき、CPU43はタイムコードリーダ42の読み取
りデータから時計データを認識し、その時計データを時
計回路47に設定する。これにより、時計回路47より
出力される時計データが自動的に修正される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、時計データの伝送方
法およびそれを利用したビデオテープレコーダ等の電子
機器に関する。詳しくは、タイムコードのユーザーズビ
ット領域に時計データを挿入して伝送し、この時計デー
タに基づいて時計回路の出力データを修正することによ
って、時計回路より出力される時計データの修正を容
易、かつ精度よく行い得るようにした時計データの伝送
方法およびそれを利用した電子機器に係るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ビデオテープレコーダ(VTR)
等の電子機器として、時計データを順次出力する時計回
路(リアルタイムクロック)を有し、この時計回路の出
力データに基づいて発生されたタイムコードを磁気テー
プに記録すると共に、磁気テープに記録されたタイムコ
ードを再生するタイムコード機能を有するものが提案さ
れている(特開平5−189940号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述したように時計回
路を有する電子機器において、時計回路より出力される
時計データを修正する場合には、セット操作パネルに配
されたスイッチ等を使用した複雑な操作が必要であり、
時計データの修正を容易に行うことができなかった。ま
た、時計データの修正を手動操作で行うものであり、そ
の時計データの修正を精度よく行うことができなかっ
た。
【0004】そこで、この発明では、時計回路より出力
される時計データの修正を容易、かつ精度よく行い得る
ようにするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明に係る時計デー
タ伝送方法は、タイムコードのユーザーズビット領域に
時計データを挿入して伝送するものである。
【0006】また、この発明に係るビデオ機器は、時計
データを順次出力する時計回路と、タイムコードのユー
ザーズビット領域に挿入されている時計データを検出す
る時計データ検出手段と、この時計データ検出手段で検
出された時計データに基づいて時計回路より出力される
時計データを修正する時計データ修正手段とを備えるも
のである。
【0007】
【作用】時計回路からは時計データが順次出力される。
タイムコードのユーザーズビット領域に挿入されている
時計データが時計データ検出手段で検出され、この時計
データに基づき時計データ修正手段によって時計回路よ
り出力される時計データが自動的に修正される。この場
合、タイムコードのユーザーズビット領域に挿入される
時計データを変更することで、時計回路より出力される
時計データは任意の値に修正される。
【0008】
【実施例】以下、図1を参照しながら、この発明の一実
施例について説明する。本例はD1フォーマットのディ
ジタルVTRに適用したものである。
【0009】本例のディジタルVTRは、ビデオ入力端
子1に供給されるアナログの入力ビデオ信号SVinをデ
ィジタル信号に変換するためのA/D変換器2と、オー
ディオ入力端子3に供給されるアナログの入力オーディ
オ信号SAinをディジタル信号に変換するためのA/D
変換器4とを有している。この場合、入力ビデオ信号S
Vinは、輝度信号Y、赤色差信号R−Y、青色差信号B
−Yからなるコンポーネントビデオ信号である。また、
入力オーディオ信号SAinは、例えば4チャネル分のオ
ーディオ信号である。
【0010】また、本例のディジタルVTRは、A/D
変換器2より出力される記録ビデオデータやA/D変換
器4より出力される記録オーディオデータに対して記録
データ処理を行うエンコーダ5と、このエンコーダ5で
得られる記録データを増幅して後述する回転磁気ヘッド
に供給するための記録アンプ6とを有している。エンコ
ーダ5では、A/D変換器2の出力ビデオデータに対す
る誤り訂正符号の付加処理、シャフリング処理等、また
A/D変換器4の出力オーディオデータに対する誤り訂
正符号の付加処理、シャフリング処理等、さらにビデオ
データとオーディオデータの多重化処理、この多重化デ
ータに対する記録変調処理等が行われて記録データが得
られる。
【0011】また、本例のディジタルVTRは、回転磁
気ヘッドで再生された再生データを増幅するための再生
アンプ7と、この再生アンプ7より出力される再生デー
タに対して再生データ処理を行うデコーダ8とを有して
いる。デコーダ8では、再生データの復調処理、復調デ
ータからのビデオデータおよびオーディオデータの分離
処理等、また分離されたビデオデータに対するデシャフ
リング処理、誤り訂正処理等、さらに分離されたオーデ
ィオデータに対するデシャフリング処理、誤り訂正処理
等が行われて再生ビデオデータおよび再生オーディオデ
ータが得られる。
【0012】また、本例のディジタルVTRは、デコー
ダ8で得られる再生ビデオデータをアナログ信号に変換
してアナログの再生ビデオ信号SVPBを得るためのD/
A変換器9と、デコーダ8で得られる再生オーディオデ
ータをアナログ信号に変換してアナログの再生オーディ
オ信号SAPBを得るためのD/A変換器10と、ビデオ
入力端子1に供給される入力ビデオ信号SVinおよびD
/A変換器9より出力される再生ビデオ信号SVPBのい
ずれかを選択的に取り出してビデオ出力端子11に供給
する出力ビデオ信号SVoutとするための切換スイッチ
12と、オーディオ入力端子3に供給される入力オーデ
ィオ信号SAinおよびD/A変換器10より出力される
再生オーディオ信号SAPBのいずれかを選択的に取り出
してオーディオ出力端子13に供給する出力オーディオ
信号SAoutとするための切換スイッチ14とを有して
いる。
【0013】この場合、切換スイッチ12のa側の固定
端子には入力ビデオ信号SVinが供給され、そのb側の
固定端子には再生ビデオ信号SVPBが供給され、その可
動端子に得られるビデオ信号が出力ビデオ信号SVout
としてビデオ出力端子11に供給される。また、切換ス
イッチ14のa側の固定端子には入力オーディオ信号S
Ainが供給され、そのb側の固定端子には再生オーディ
オ信号SAPBが供給され、その可動端子に得られるオー
ディオ信号が出力オーディオ信号SAoutとしてオーデ
ィオ出力端子13に供給される。切換スイッチ12,1
4はそれぞれシステムコントローラ(図示せず)によっ
て切り換え制御され、記録時にはa側に接続され、再生
時にはb側に接続される。
【0014】また、本例のディジタルVTRは、記録用
の4チャネルの回転磁気ヘッドHRA〜HRDおよび再生用
の4チャネルの回転磁気ヘッドHPA〜HPDが配された回
転ヘッド装置15を有している。この場合、ヘッドHRA
〜HRDには記録アンプ6で増幅された記録データが供給
され、またヘッドHPA〜HPDより得られる再生データが
再生アンプ7に供給される。
【0015】回転ヘッド装置15のヘッドHRA〜HRD
PA〜HPDは矢印aの方向に所定速度で回転するように
される。また、回転ヘッド装置15のテープ案内ドラム
17には磁気テープ18が所定角範囲をもって斜めに巻
き付けられ、この磁気テープ18は矢印bの方向に所定
速度で走行するようにされる。これにより、記録時には
ヘッドHRA〜HRDによって磁気テープ18の傾斜記録ト
ラックに記録データが順次記録される。また、再生時に
はヘッドHPA〜HPDが傾斜記録トラックを走査すること
でデータの再生が行われ、これらヘッドHPA〜HPDより
再生データが順次得られる。
【0016】また、本例のディジタルVTRは、磁気テ
ープ18の長手方向記録トラックであるキュートラック
にキュー信号を記録再生するための固定磁気ヘッド21
と、記録時にキュー信号を増幅してヘッド21に供給
し、再生時にヘッド21によって再生されるキュー信号
を増幅するための録再アンプ22と、磁気テープ18の
長手方向記録トラックであるコントロールトラックにコ
ントロール信号(CTL信号)を記録再生するための固
定磁気ヘッド23と、記録時にコントロール信号を増幅
してヘッド23に供給し、再生時にヘッド23によって
再生されるコントロール信号を増幅するための録再アン
プ24とを有している。キュー信号発生部やコントロー
ル信号発生部の図示は省略している。なお、再生時に得
られるキュー信号は、周知のように編集のための手がか
り等として使用される。また、再生時に得られるコント
ロール信号は、周知のようにテープ走行速度の制御等に
使用される。
【0017】また、本例のディジタルVTRは、磁気テ
ープ18の長手方向記録トラックであるタイムコードト
ラックにSMPTEタイムコードを記録再生するための
固定磁気ヘッド25と、記録時にタイムコードを増幅し
てヘッド25に供給し、再生時にヘッド25によって再
生されるタイムコードを増幅するための録再アンプ26
とを有している。なお、再生時に得られるタイムコード
は、周知のように編集位置決め等に使用される。
【0018】図2は、回転ヘッド装置15に対する磁気
テープ18のローディング状態を示している。テープカ
セット30の供給リール31より引き出される磁気テー
プ18は回転ヘッド装置15のテープ案内ドラム17に
巻き付けられ、さらに固定磁気ヘッド21,23,25
に当接された状態でもって巻き取りリール32に巻き取
られる。そして、記録時や再生時に、磁気テープ18は
キャプスタン33およびピンチローラ34の共働によっ
て矢印bの方向に一定速度で走行するように制御され
る。なお、図2において、図1と対応する部分には同一
符号を付して示している。
【0019】図3は、磁気テープ18上に形成される1
フィールド分のトラックパターン概念図(525/60
方式)を示している。1フィールド分のビデオデータは
20個のセクター(各傾斜トラックのパターンのかたま
りをセクターと呼ぶ)で構成され、各フィールドのビデ
オデータは上部セクターから始まり下部セクターで終わ
る。そして、図面上斜線を施した4個のセクターに1セ
グメント(525/60方式では1フィールド分のビデ
オデータは5個のセグメントに分割される)のビデオデ
ータが記録される。すなわち、1個のセグメントのビデ
オデータは回転磁気ヘッドHRA〜HRDでそれぞれ形成さ
れる4個の傾斜記録トラックTA〜TDに跨った4個のセ
クターに記録される。また、各傾斜トラックのほぼ中央
にオーディオデータが記録されるオーディオセクター
(4個)が配置される。この場合、2個のセグメントの
ビデオデータに時間的に付随した4チャネルのオーディ
オデータが16個のセクターに記録される。なお、磁気
テープ18上には、上述したように長手方向に延びるキ
ュートラックTCUE、コントロールトラックTCTL、タイ
ムコードトラックTTCも形成される。
【0020】図4は、SMPTEタイムコードのフォー
マットを示している。各テレビフレームに対してアドレ
スが割り当てられ、NTSC方式の場合は00フレーム
から29フレームまでの番号が付けられる。時間の桁は
00時から23時まで、分の桁は00分から59分ま
で、秒の桁は00秒から59秒までである。各アドレス
はビット0〜79までの80ビットで構成されている。
ビット周期はフレーム周期を80分割したものとされ、
そのため前フレームデータの最終ビット79とフレーム
データの初頭ビット0とはクロックトラジションを境に
連続している。タイムコードの時、分、秒、フレームの
情報はBCD(Binary Coded Decimal)で表現される。
なお、SMPTEタイムコードは、「BI−PHASE
MARK」方式で変調されている。
【0021】ここで、ビット0〜3はフレームの1の位
を示し、ビット8〜9はフレームの10の位を示し、ビ
ット16〜19は秒の1の位を示し、ビット24〜26
は秒の10の位を示し、ビット32〜35は分の1の位
を示し、ビット40〜42は分の10の位を示し、ビッ
ト48〜51は時間の1の位を示し、ビット56〜57
は時間の10の位を示している。また、ビット4〜7は
ユーザーズビット(バイナリー群)1であり、ビット1
2〜15はユーザーズビット2であり、ビット20〜2
3はユーザーズビット3であり、ビット28〜31はユ
ーザーズビット4であり、ビット36〜39はユーザー
ズビット5であり、ビット44〜47はユーザーズビッ
ト6であり、ビット52〜55はユーザーズビット7で
あり、ビット60〜63はユーザーズビット8である。
ユーザーズビット1〜8を利用して、(1)年、月、日
を示すデータ、(2)テープの固有番号を示すデータ等
の記録が可能となる。
【0022】また、ビット10はカラー同期と実時間の
ずれを長時間において解消するために使用されるドロッ
プフレームフラグであり、ビット11はNTSCのカラ
ーフレーム識別を行うためのカラーフレームフラグであ
り、ビット27は後述の同期ワードのビット列の極性が
不定となることを防止するために1フレーム80ビット
中の“0”の数が偶数個となるように補正するための位
相補正ビットであり、ビット43およびビット59はユ
ーザーズビットの使い方を設定するためのバイナリーグ
ループフラグビットであり、ビット64〜79はフレー
ム単位の同期をとるための同期ワード(16ビット)で
ある。
【0023】図1に戻って、本例のディジタルVTR
は、入力タイムコードTCinが供給されるタイムコード
入力端子41と、タイムコード入力端子41に供給され
る入力タイムコードTCinや再生時に録再アンプ26よ
り出力される再生タイムコードTCPBに対して復調処理
等をして、時、分、秒、フレームのタイムデータやユー
ザーズビット1〜8のデータ等をデータ制御用のCPU
(Central Processing Unit)43に供給するためのタ
イムコードリーダ42と、CPU43の制御に基づいて
タイムコードTCGENを発生し、タイムコード出力端子
45に出力タイムコードTCoutとして供給すると共
に、記録時に録再アンプ26に記録タイムコードTC
RECとして供給するためのタイムコードジェネレータ4
4とを有している。
【0024】ここで、記録時または再生時のいずれでも
ない場合(装置停止時)、タイムコード入力端子41に
入力タイムコードTCinが供給されるときは、入力タイ
ムコードTCinの時、分、秒、フレームのデータやユー
ザーズビットのデータがCPU43を介してタイムコー
ドジェネレータ44のレジスタに順次書き込まれるた
め、タイムコードジェネレータ44より出力されるタイ
ムコードTCGENは入力タイムコードTCinと同一内容
のものとなる。これに対して、タイムコード入力端子4
1に入力タイムコードTCinが供給されないときは、タ
イムコードジェネレータ44からはCPU44の制御に
基づいて所定のタイムコードTCGENが出力される。こ
の場合、後述するキー操作部46を操作することで、タ
イムコードTCGENのユーザーズビット領域に年、月、
日のデータ、ユーザID、テープID等を挿入できる。
【0025】また、再生時には、録再アンプ26より出
力される再生タイムコードTCPBの時、分、秒、フレー
ムのデータやユーザーズビットのデータがCPU43を
介してタイムコードジェネレータ44のレジスタに順次
書き込まれるため、タイムコードジェネレータ44より
出力されるタイムコードTCGENは再生タイムコードT
PBと同一内容のものとなる。
【0026】また、記録時には、タイムコードジェネレ
ータ44からはCPU44の制御に基づいて所定のタイ
ムコードTCGENが出力される。この場合、上述したよ
うにタイムコード入力端子41に入力タイムコードTC
inが供給され、タイムコードジェネレータ44より入力
タイムコードTCinと同一内容のタイムコードTCGE N
が出力されている状態から記録動作に入る場合、タイム
コードジェネレータ44より出力されるタイムコードT
GENは記録開始直前にタイムコードジェネレータ44
より出力されていたタイムコードTCGENに連続したも
のとなる。また、この場合、キー操作部46を操作する
ことで、タイムコードTCGENのユーザーズビット領域
に年、月、日のデータ、ユーザID、テープID等を挿
入できる。
【0027】なお、CPU43に接続されたキー操作部
46によって時計データ挿入モードに設定されるとき、
再生時を除いて、時計回路47より出力される時計デー
タがCPU43を介してタイムコードジェネレータ44
に供給され、タイムコードジェネレータ44より出力さ
れるタイムコードTCGENのユーザーズビット領域にそ
の時計データが挿入される。
【0028】例えば、時計回路47より出力される時計
データが図5Aに示すように変化していくとき、同図B
に示すように時計データの秒の値の変化時点に対し、2
フレーム遅れたフレームに対応したタイムコードTC
GENのユーザーズビット領域に時、分、秒の時刻データ
が挿入され、3フレーム遅れたフレームに対応したタイ
ムコードTCGENのユーザーズビット領域に年、月、日
の日付データが挿入される。
【0029】上述したように秒の値の変化時点に対して
2フレーム遅れたフレームに対応したタイムコードTC
GENのユーザーズビット領域に時、分、秒の時刻データ
を挿入するのは、CPU43が時計データの秒の値の変
化点を検出して時計データをタイムコードジェネレータ
44のレジスタに書き込み、そしてジェネレータ44が
その時計データをユーザーズビット領域に挿入したタイ
ムコードTCGENを発生するまでに、2フレームの遅延
時間があることに起因している。
【0030】図5Bの例のタイムコードTCGENは装置
停止時にタイムコードジェネレータ44より出力される
例であり、タイムコードTCGENの時、分、秒、フレー
ムのデータは、ユーザーズビット領域に挿入された時計
データとは無関係なデータとなっている。この場合、時
計データが挿入された2フレーム以外のユーザーズビッ
ト領域のデータは、例えば入力タイムコードTCinのユ
ーザーズビット領域のデータと同じものとなる(図5B
には「xx]で示している)。
【0031】また、本例のディジタルVTRは、年、
月、日、時、分、秒の時計データを順次出力してCPU
43に供給するための時計回路47と、記録時には記録
タイムコードTCRECに対応する時、分、秒、フレーム
の表示(タイムコード表示)をし、再生時には再生タイ
ムコードTCPBに対応する時、分、秒、フレームの表示
をするタイムコード表示器48とを有している。
【0032】時計回路47はバッテリによって電源バッ
クアップされており、ディジタルVTRの電源がオフと
なっても時計データを順次更新するように構成される。
この場合、タイムコード入力端子41に供給される入力
タイムコードTCinのユーザーズビット領域に時計デー
タが挿入されているとき、CPU43はタイムコードリ
ーダ42で読み取られるユーザーズビットデータよりそ
の時計データを認識して時計回路47に設定する。これ
により、時計回路47より出力される時計データの修正
が行われる。
【0033】なお、タイムコード入力端子41に供給さ
れる入力タイムコードTCinが本例のディジタルVTR
(子機)と同様に構成されたディジタルVTR(親機)
の出力タイムコードである場合、親機の時計回路より出
力される時計データと親機の出力タイムコードのユーザ
ーズビット領域に挿入された時計データとの間には時間
差があること、子機のタイムコードリーダ42によるデ
ータ読み取りに遅延時間があること、CPU43がタイ
ムコードリーダ42より供給されるユーザーズビットデ
ータより時計データを認識して時計回路47に設定する
までに遅延時間があることが想定される。
【0034】そのため、子機のCPU43が時計回路4
7に時計データを設定する際に、以下の時間遅延補正処
理が行われる。すなわち、秒単位の時間遅延を補正する
ために、CPU43で認識された時計データに遅延分
(フレーム分は切りAが上げて秒単位にする)の時間を
加算する。また、フレーム単位の補正をするために、C
PU43が時計回路47に時計データを設定するタイミ
ングをタイマによって遅延する。この時間遅延補正処理
によって、親機の時計回路と子機の時計回路47の時計
データの位相を一致させることが可能となる。
【0035】また、上述したようにタイムコードリーダ
42よって入力タイムコードTCinのユーザーズビット
領域より読み取られてCPU43で認識される時計デー
タが正確でない場合も考えられる。そのため、CPU4
3は認識した時計データが所定個、例えば3個連続して
正当なものであるときのみ時計回路47に時計データを
設定し、時計回路47より出力される時計データの修正
が行われるようにしてもよい。例えば、図5の例におい
て、1995年11月27日12時35分01秒→19
95年11月27日12時35分02秒→1995年1
1月27日12時35分03秒のようにCPU43が時
計データを認識してその連続性を確認するとき、CPU
43は時計回路47に時計データを設定することとな
る。
【0036】上述したように、時計回路47より出力さ
れる時計データが入力タイムコードTCinのユーザーズ
ビット領域に挿入された時計データに基づいてCPU4
3の制御によって修正されるが、使用者のキー操作部4
6の操作によっても時計回路47より出力される時計デ
ータを修正できるようにされる。
【0037】タイムコード表示器48は例えば液晶表示
素子で構成される。この表示器48には上述したように
記録時には記録タイムコードTCRECに対応する時、
分、秒、フレームの表示が行われるが、タイムコード入
力端子41に入力タイムコードTCinが供給され、タイ
ムコードジェネレータ44より入力タイムコードTCin
と同一内容のタイムコードTCGENが出力されている状
態から記録動作に入るときは例えば「外部入力」の文字
も同時に表示される。上述せずも、表示器48には記録
タイムコードTCRECや再生タイムコードTCPBのユー
ザーズビットデータによる表示も行われる。また、記録
時または再生時のいずれでもないとき(装置停止時)
は、表示器48に例えば時計回路47より出力される時
計データによる年、月、日、時、分、秒が表示される。
【0038】また、上述したように入力端子41に供給
される入力タイムコードTCinのユーザズビット領域に
時計データが挿入され、CPU43の制御によって時計
回路47に時計データが設定されて時計データの修正が
行われる場合には、時計回路47に設定される時計デー
タによる年、月、日、時、分、秒が表示器48に所定時
間だけ点滅表示されるように構成される。これにより、
時計回路47より出力される時計データの修正が行われ
たことを知ることが可能となる。
【0039】また、本例のディジタルVTRは、基準同
期信号としての複合同期信号(映像同期信号)SYNC
が供給される同期入力端子49と、同期入力端子49に
複合同期信号SYNCが供給されるときはその複合同期
信号SYNCに同期して、一方同期入力端子49に複合
同期信号SYNCが供給されないときは非同期に垂直同
期信号VDを発生する垂直同期信号発生回路50とを有
している。垂直同期信号発生回路50で発生される垂直
同期信号VDはCPU43に供給される。上述せずも、
CPU43による時計データの認識処理、時計回路47
への時計データの設定処理、タイムコードジェネレータ
44のレジスタへのデータ書き込み処理等は垂直同期信
号VDに同期して行われる。また、垂直同期信号発生回
路50で発生される垂直同期信号VDは、上述したエン
コーダ5およびデコーダ8に供給され、エンコーダ5お
よびデコーダ8のデータ処理は垂直同期信号VDに同期
して行われる。
【0040】ここで、例えばディジタルVTRより出力
されるタイムコードとビデオ信号とは同期がとれてお
り、その誤差は数水平期間以内にある。また、ディジタ
ルVTR(親機)より出力される複合同期信号SYNC
をディジタルVTR(子機)の同期入力端子49に供給
することで、親機と子機のデータ制御用のCPUの時計
回路に対するデータ処理の同期をとることが可能とな
る。このような状態で、時計データがユーザーズビット
領域に挿入されたタイムコードTCinをディジタルVT
R(親機)よりディジタルVTR(子機)のタイムコー
ド入力端子41に供給することで、ディジタルVTR
(子機)の時計回路47の時計データの修正をディジタ
ルVTR(親機)の時計回路の時計データに基づいて厳
密な精度で行うことが可能となる。
【0041】また、本例のディジタルVTRは、記録タ
イムコードTCRECや再生タイムコードTCPBによる
時、分、秒、フレームの表示(タイムコード表示)、時
計回路47より出力される時計データによる年、月、
日、時、分、秒の表示(実時間表示)等をビデオモニタ
(図示せず)の画面上に得るための文字画像信号を発生
するキャラクタジェネレータ51と、このキャラクタジ
ェネレータ51より出力される文字画像信号を出力ビデ
オ信号SVoutに合成するために出力ビデオ信号SVout
の経路に挿入された加算器52とを有している。
【0042】キャラクタジェネレータ51の動作はCP
U43によって制御される。この場合、使用者がキー操
作部46を操作することで、キャラクタジェネレータ5
1で文字画像信号を発生させるか否か、従ってビデオモ
ニタの画面上にタイムコードや実時間のスーパーインポ
ーズ表示を行うか否かを任意に選択できるようにされ
る。なお、図示せずも、内部設定によって、キャラクタ
ジェネレータ51より出力される文字画像信号をビデオ
入力端子1に供給される入力ビデオ信号SVinに合成し
て記録できるようにしておけば、その再生ビデオ信号S
PBによる画像にタイムコード等をスーパーインポーズ
表示させることが可能となる。
【0043】以上の構成において、記録時には、例えば
ビデオカメラやディジタルVTR(親機)よりビデオ入
力端子1に供給される入力ビデオ信号SVinおよびオー
ディオ入力端子3に供給される入力オーディオ信号SA
inが、それぞれA/D変換器2および4でディジタル信
号に変換された後にエンコーダ5に供給される。そし
て、エンコーダ5でビデオデータやオーディオデータに
対してシャフリング処理や誤り訂正符号の付加処理、ビ
デオデータとオーディオデータの多重化処理、記録変調
処理(チャネルコーディング処理)等が行われて記録デ
ータが形成される。そして、エンコーダ5で形成される
記録データが記録アンプ6を介して回転磁気ヘッドHRA
〜HRDに供給されて磁気テープ18の傾斜記録トラック
A〜TD(図3参照)に順次記録される。
【0044】この場合、入力ビデオ信号SVinが切換ス
イッチ12を介してビデオ出力端子11に出力ビデオ信
号SVoutとして導出されると共に、入力オーディオ信
号SAinが切換スイッチ14を介してオーディオ出力端
子13に出力オーディオ信号SAoutとして導出される
ため、入力ビデオ信号SVinによる画像および入力オー
ディオ信号SAinによる音声をモニタできる。
【0045】また、記録時には、タイムコードジェネレ
ータ44で発生されるタイムコードTCGENが録再アン
プ26に記録タイムコードTCRECとして供給されるた
め、この記録タイムコードTCRECが固定磁気ヘッド2
5で磁気テープ18のタイムコードトラックTTC(図3
参照)に記録される。
【0046】また、記録時に、タイムコード表示器48
には記録タイムコードTCRECに対応する時、分、秒、
フレームの表示が行われる。この場合、タイムコード入
力端子41に入力タイムコードTCinが供給され、タイ
ムコードジェネレータ44より入力タイムコードTCin
と同一内容のタイムコードTCGENが出力されている状
態から記録動作に入るときは「外部入力」の文字が同時
に表示される。なお、表示器48には、記録タイムコー
ドTCGENのユーザーズビットデータによる年、月、日
等の表示もされる。
【0047】また、記録時に、使用者のキー操作部46
の操作によってキャラクタジェネレータ51より文字画
像信号を発生させるときは、ビデオ出力端子11に導出
される出力ビデオ信号SVoutによる画像に記録タイム
コードTCRECに対応する時、分、秒、フレームの表示
(タイムコード表示)と、時計回路47より出力される
時計データによる年、月、日、時、分、秒の表示(実時
間表示)が行われる。
【0048】次に、再生時には、磁気テープ18の傾斜
トラックTA〜TDがそれぞれ回転磁気ヘッドHPA〜HPD
によって走査され、これらヘッドHPA〜HPDより得られ
る再生データは再生アンプ7を介してデコーダ8に供給
される。そして、デコーダ8では再生データの復調処
理、再生データよりビデオデータおよびオーディオデー
タを分離する処理、ビデオデータやオーディオデータに
対する誤り訂正処理、デシャフリング処理等が行われ
る。
【0049】そして、デコーダ8より出力されるビデオ
データがD/A変換器9でアナログ信号に変換されて再
生ビデオ信号SVPBが得られ、この再生ビデオ信号SV
PBがスイッチ回路12を介してビデオ出力端子11に出
力ビデオ信号SVoutとして導出される。また、デコー
ダ8より出力されるオーディオデータがD/A変換器1
0でアナログ信号に変換されて再生オーディオ信号SA
PBが得られ、この再生オーディオ信号SAPBがスイッチ
回路14を介してオーディオ出力端子13に出力オーデ
ィオ信号SAoutとして導出される。
【0050】また、再生時には、磁気テープ18のタイ
ムコードトラックTTCよりヘッド25で再生された再生
タイムコードTCPBが録再アンプ26を介してタイムコ
ードリーダ42に供給されるため、タイムコードジェネ
レータ44では再生タイムコードTCPBと同一内容のタ
イムコードTCGENが発生され、このタイムコードTC
GENはタイムコード出力端子45に出力タイムコードT
Coutとして導出される。そして、表示器48には再生
タイムコードTCPBに対応する時、分、秒、フレームの
表示が行われる。なお、表示器48には、再生タイムコ
ードTCPBのユーザーズビットデータによる年、月、日
等の表示も行われる。
【0051】また、使用者のキー操作部46の操作によ
ってキャラクタジェネレータ51より文字画像信号を発
生させるときは、ビデオ出力端子11に導出される出力
ビデオ信号SVoutによる画像に再生タイムコードTC
PBに対応する時、分、秒、フレームの表示(タイムコー
ド表示)が行われる。
【0052】また、装置停止時には、上述したようにタ
イムコードジェネレータ44より出力されるタイムコー
ドTCGENがタイムコード出力端子45に出力タイムコ
ードTCoutとして導出される。そして、表示器48に
は、例えば時計回路47より出力される時計データによ
る年、月、日、時、分、秒の表示(実時間表示)が行わ
れる。
【0053】また、再生時を除いて、使用者がキー操作
部46の操作で時計データ挿入モードに設定するとき
は、時計回路47より出力される時計データがCPU4
3を介してタイムコードジェネレータ44に供給され、
タイムコードジェネレータ44より出力されるタイムコ
ードTCGENのユーザーズビット領域に時計データ
(年、月、日の日付データおよび時、分、秒の時刻デー
タ)が挿入される(図5B参照)。そのため、タイムコ
ード出力端子45に導出される出力タイムコードTCou
tはユーザーズビット領域に時計データが挿入されたも
のとなる。
【0054】また、タイムコード入力端子41に供給さ
れる入力タイムコードTCinのユーザーズビット領域に
時計データが挿入されている場合(図5Bのタイムコー
ドTCGEN参照)、CPU43によってタイムコードリ
ーダ42より供給されるユーザーズビットデータより時
計データが認識され、その時計データに基づいて時計回
路47より出力される時計データが修正される。
【0055】この場合、タイムコード入力端子41に供
給される入力タイムコードTCinが本例のディジタルV
TR(子機)と同様に構成されたディジタルVTR(親
機)の出力タイムコードである場合、親機の時計回路よ
り時計データが出力されてから子機のCPU43が時計
回路47に時計データを設定するまでの時間遅延を補正
するために、CPU43では例えば上述したような時間
遅延補正処理が行われる。また、時計回路47に誤った
時計データが設定されることを防止するために、CPU
43は例えば上述したように認識した時計データが所定
個、例えば3個連続して正当なものであるときのみ時計
回路47に時計データを設定して時計データの修正が行
われる。正当か否かは、例えば時計データの連続性をみ
て判断される。
【0056】また、上述したように入力端子41に供給
される入力タイムコードTCinのユーザズビット領域に
時計データが挿入され、CPU43の制御によって時計
回路47に時計データが設定されて時計データの修正が
行われる場合には、時計回路47に設定される時計デー
タによる年、月、日、時、分、秒が表示器48に所定時
間だけ点滅表示される。
【0057】このように本例によれば、タイムコードT
Cinのユーザーズビット領域に時計データを挿入し、こ
のタイムコードTCinをタイムコード入力端子41に供
給することで時計回路47より出力される時計データを
修正するものであり、時計データ入力のための専用の端
子を設けることが必要でなく、安価に構成できる。ま
た、ユーザーズビット領域に時計データが挿入された入
力タイムコードTCinをタイムコード入力端子41に供
給することにより、その時計データに基づいて時計回路
47より出力される時計データの修正を自動的に行うこ
とができ、従来のように使用者がスイッチ等を操作して
手動で時計データを修正するものと比べて、時計回路4
7より出力される時計データの修正を容易、かつ精度よ
く行なうことができる。また、時計回路47より出力さ
れる時計データの修正が行われたときは、時計回路47
に設定される時計データによる年、月、日、時、分、秒
が表示器48に所定時間だけ点滅表示されるため、使用
者は時計データの修正が行われたことを容易に知ること
ができる。
【0058】また、CPU43はタイムコードリーダ4
2で読み取られたユーザーズビットデータより認識した
時計データが所定個、例えば3個連続して正当なもので
あるときのみ時計回路47に時計データを設定して時計
データの修正を行うため、時計回路47に誤った時計デ
ータが設定されることを防止できる。また、タイムコー
ド入力端子41に供給される入力タイムコードTCinが
本例のディジタルVTR(子機)と同様に構成されたデ
ィジタルVTR(親機)の出力タイムコードである場
合、親機の時計回路より時計データが出力されてから子
機のCPU43が時計回路47に時計データを設定する
までの時間遅延を補正することで、親機と子機の時計回
路より出力される時計データの位相を一致させることが
できる。
【0059】また、CPU43による時計データの認識
処理、時計回路47への時計データの設定処理、タイム
コードジェネレータ44のレジスタへのデータ書き込み
処理等をディジタルVTR(親機)より出力される複合
同期信号SYNCに同期して発生された垂直同期信号V
Dに同期して行うと共に、時計データがユーザーズビッ
ト領域に挿入されたタイムコードTCinをディジタルV
TR(親機)よりディジタルVTR(子機)のタイムコ
ード入力端子41に供給することで、ディジタルVTR
(子機)の時計回路47の時計データの修正をディジタ
ルVTR(親機)の時計回路の時計データを使用して厳
密な精度で行うことができる。
【0060】また、使用者のキー操作部46の操作でキ
ャラクタジェネレータ51よりタイムコード表示および
実時間表示のための文字画像信号が発生され、記録時に
は入力ビデオ信号SVinに合成され、再生時には再生ビ
デオ信号SVPBに合成されて出力ビデオ信号SVoutが
得られるため、使用者は本例のディジタルVTRより信
号ケーブルを介して離れた位置に置かれたビデオモニタ
の画面上でタイムコードや実時間を知ることができる。
これにより、時計回路47より出力される時計データに
ずれ等が発生しても外部モニタで即座に検知できる。
【0061】また、時計データとしての時刻データや日
付データはそれぞれ毎秒1フレームだけタイムコードT
Cinのユーザーズビット領域に挿入されるものであり、
表示器48へのユーザーズビットデータによる年、月、
日等の表示のちらつきによる乱れを最小に抑えることが
できる。しかも、固定値であるユーザーズビットデータ
の読み取りには何等影響しない。
【0062】また、時計データは入力タイムコードTC
inのユーザーズビット領域に挿入されているため、タイ
ムコードリーダ42では時計データに影響されずに入力
タイムコードTCinの時、分、秒、フレームのデータを
常に正しく読み取ることができるため、そのデータに基
づいてタイムコードジェネレータ44で入力タイムコー
ドTCinと同一内容のタイムコードTCGENを発生させ
る動作を良好に行わせることができる。
【0063】また、時計回路47より出力される時計デ
ータの修正精度を向上できるため、時計回路47より出
力される時計データが同一のタイムコードTCinのユー
ザーズビット領域に挿入された時計データに基づいて修
正された複数の機器で時計回路47より出力される時計
データをタイムコードとして記録することで、この複数
の機器で独立してビデオ信号や音声信号の記録を行って
も、記録媒体中のタイムコードを利用して複数素材の編
集作業を容易に行うことができる。
【0064】なお、上述実施例においては、この発明を
ディジタルVTRに適用したものであるが、この発明は
時計データを順次出力する時計回路を有すると共に、ユ
ーザーズビット領域を有するタイムコードを取り扱うこ
とができるその他の電子機器に同様に適用できることは
勿論である。
【0065】
【発明の効果】この発明によれば、タイムコードのユー
ザーズビット領域に時計データを挿入して伝送するもの
であり、タイムコード入力端子に供給するタイムコード
を供給することで時計回路より出力される時計データを
修正でき、ビデオ機器には時計データ入力のための専用
の端子を設けることが必要でなく、安価に構成できる。
また、タイムコードのユーザーズビット領域に挿入され
た時計データに基づいて時計回路より出力される時計デ
ータの修正が時計データ修正手段によって自動的に行わ
れるため、従来のように使用者がスイッチ等を操作して
手動で時計データを修正するものと比べて、時計データ
の修正を容易、かつ精度よく行なうことができる。
【0066】また、時計回路より出力される時計データ
の修正が行われたことが表示手段で表示されるようにす
ることで、使用者は時計データの修正が行われたことを
容易に知ることができる。また、タイムコードより時計
データ検出手段で検出される時計データが所定個連続し
て正当なものであるとき時計データ修正手段で時計回路
の出力データの修正を行うことで、時計回路に誤った時
計データが設定されることを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例としてのディジタルVTRの
構成を示す系統図である。
【図2】磁気テープのローディング状態を示す図であ
る。
【図3】磁気テープ上に形成されるトラックパターンの
概念図である。
【図4】SMPTEタイムコードのフォーマットを示す
図である。
【図5】時計データ挿入モードを説明するための図であ
る。
【符号の説明】
1 ビデオ入力端子 3 オーディオ入力端子 5 エンコーダ 8 デコーダ 11 ビデオ出力端子 13 オーディオ出力端子 15 回転ヘッド装置 18 磁気テープ 21,23,25 固定磁気ヘッド 41 タイムコード入力端子 42 タイムコードリーダ 43 データ制御用のCPU 44 タイムコードジェネレータ 45 タイムコード出力端子 46 キー操作部 47 時計回路 48 タイムコード表示器 49 同期入力端子 50 垂直同期信号発生回路 51 キャラクタジェネレータ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タイムコードのユーザーズビット領域に
    時計データを挿入して伝送することを特徴とする時計デ
    ータの伝送方法。
  2. 【請求項2】 時計データを順次出力する時計回路と、 タイムコードのユーザーズビット領域に挿入されている
    時計データを検出する時計データ検出手段と、 上記時計データ検出手段で検出された上記時計データに
    基づいて上記時計回路より出力される時計データを修正
    する時計データ修正手段とを備えることを特徴とする電
    子機器。
  3. 【請求項3】 上記時計データ修正手段は、上記時計デ
    ータ検出手段で検出される上記時計データが所定個連続
    して正当なものであるときは、上記時計回路の出力デー
    タの修正を行うことを特徴とする請求項2に記載の電子
    機器。
  4. 【請求項4】 上記時計データ修正手段で上記時計回路
    の出力データの修正が行われたことを表示する表示手段
    を有することを特徴とする請求項2に記載の電子機器。
JP15782395A 1995-04-28 1995-06-23 時計データの伝送方法およびそれを利用した電子機器 Pending JPH0917166A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15782395A JPH0917166A (ja) 1995-04-28 1995-06-23 時計データの伝送方法およびそれを利用した電子機器

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7-106462 1995-04-28
JP10646295 1995-04-28
JP15782395A JPH0917166A (ja) 1995-04-28 1995-06-23 時計データの伝送方法およびそれを利用した電子機器

Publications (1)

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ID=26446571

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JP15782395A Pending JPH0917166A (ja) 1995-04-28 1995-06-23 時計データの伝送方法およびそれを利用した電子機器

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11689348B2 (en) 2019-05-24 2023-06-27 Canon Kabushiki Kaisha Electronic apparatus and method for controlling the same, and non-transitory computer-readable storage medium

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11689348B2 (en) 2019-05-24 2023-06-27 Canon Kabushiki Kaisha Electronic apparatus and method for controlling the same, and non-transitory computer-readable storage medium

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