JPH09171051A - プレモールド絶縁体コロナ試験装置 - Google Patents
プレモールド絶縁体コロナ試験装置Info
- Publication number
- JPH09171051A JPH09171051A JP34898895A JP34898895A JPH09171051A JP H09171051 A JPH09171051 A JP H09171051A JP 34898895 A JP34898895 A JP 34898895A JP 34898895 A JP34898895 A JP 34898895A JP H09171051 A JPH09171051 A JP H09171051A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- insulator
- electric field
- corona
- test
- premold
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Testing Relating To Insulation (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 プレモールド絶縁体のコロナ試験を簡便に実
施できる改良したプレモールド絶縁体コロナ試験装置を
を提供する。 【解決手段】 絶縁筒９および測定板１１を内蔵した筐
体１３と、上記筐体を密封させる中央に試験電極７を設
けた取付板８とを有し、プレモールド絶縁体２を上記測
定板に設置して試験電極と組み合わせ、絶縁ガス１２を
封入してプレモールド絶縁体の部分放電を測定板により
測定するように構成したプレモールド絶縁体コロナ試験
装置である。
施できる改良したプレモールド絶縁体コロナ試験装置を
を提供する。 【解決手段】 絶縁筒９および測定板１１を内蔵した筐
体１３と、上記筐体を密封させる中央に試験電極７を設
けた取付板８とを有し、プレモールド絶縁体２を上記測
定板に設置して試験電極と組み合わせ、絶縁ガス１２を
封入してプレモールド絶縁体の部分放電を測定板により
測定するように構成したプレモールド絶縁体コロナ試験
装置である。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、プレモールド絶
縁体の出荷時に行うコロナ試験装置に関するものであ
る。
縁体の出荷時に行うコロナ試験装置に関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】図面を参照して従来のプレモールド絶縁
体の出荷時に行うプレモールド絶縁体コロナ試験を説明
する。図１はプレモールド絶縁体コロナ試験装置の構成
を示す断面図である。即ち、絶縁材料からなるユニット
１は内部にシールド電極６を有している。その内側にプ
レモールド絶縁体２を挿入し、これと嵌合させるポリエ
チレン絶縁電力ケーブル１０の先端部のケーブル導体３
およびケーブル絶縁体４を段剥ぎして露出させ、これを
上記プレモールド絶縁体２に挿入し、ユニット１に設け
た押圧装置５によってプレモールド絶縁体２を押圧し組
み立て、ユニット１内に埋め込まれたシールド電極６と
ケーブル導体３に電圧をかけることによりコロナを測定
し、プレモールド絶縁体の性能を確認している。
体の出荷時に行うプレモールド絶縁体コロナ試験を説明
する。図１はプレモールド絶縁体コロナ試験装置の構成
を示す断面図である。即ち、絶縁材料からなるユニット
１は内部にシールド電極６を有している。その内側にプ
レモールド絶縁体２を挿入し、これと嵌合させるポリエ
チレン絶縁電力ケーブル１０の先端部のケーブル導体３
およびケーブル絶縁体４を段剥ぎして露出させ、これを
上記プレモールド絶縁体２に挿入し、ユニット１に設け
た押圧装置５によってプレモールド絶縁体２を押圧し組
み立て、ユニット１内に埋め込まれたシールド電極６と
ケーブル導体３に電圧をかけることによりコロナを測定
し、プレモールド絶縁体の性能を確認している。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上述したプレモールド
絶縁体のコロナの測定方法では、実使用状態と同じ絶縁
構造をする試験治具であるユニット１にプレモールド絶
縁体を組み込んで測定するようにしていた。この組み立
ては電力ケーブル１０のケーブル導体３およびケーブル
絶縁体４を剥き出したり切削したりして露出させ、それ
らの外径を精密に調整した上で、プレモールド絶縁体２
を挿入し押圧装置５で押圧していちいち組み立ててい
た。この作業は非常に労力と時間がかかる上に、ポリエ
チレン絶縁電力ケーブル１０の導体サイズごとに電力ケ
ーブルを準備する必要があり、手間のかかるものであっ
た。
絶縁体のコロナの測定方法では、実使用状態と同じ絶縁
構造をする試験治具であるユニット１にプレモールド絶
縁体を組み込んで測定するようにしていた。この組み立
ては電力ケーブル１０のケーブル導体３およびケーブル
絶縁体４を剥き出したり切削したりして露出させ、それ
らの外径を精密に調整した上で、プレモールド絶縁体２
を挿入し押圧装置５で押圧していちいち組み立ててい
た。この作業は非常に労力と時間がかかる上に、ポリエ
チレン絶縁電力ケーブル１０の導体サイズごとに電力ケ
ーブルを準備する必要があり、手間のかかるものであっ
た。
【０００４】この発明はこのような点に鑑みてなされた
もので、プレモールド絶縁体のコロナ試験を簡便に実施
できる改良したプレモールド絶縁体コロナ試験装置を提
供することを目的とする。
もので、プレモールド絶縁体のコロナ試験を簡便に実施
できる改良したプレモールド絶縁体コロナ試験装置を提
供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】この発明は、プレモール
ド絶縁体の貫通部分およびプレモールド絶縁体の絶縁部
の近傍に試験電極を配置し、全体を絶縁物で覆い、プレ
モールド絶縁体に製品組込み時と近似する電界がかかる
構造に構成したプレモールド絶縁体コロナ試験装置であ
る。また、絶縁筒および測定板を内蔵した筐体と、上記
筐体を密封させる中央に試験電極を設けた取付板とを有
し、プレモールド絶縁体を上記測定板に設置して試験電
極と組み合わせ、絶縁ガスを封入してプレモールド絶縁
体の部分放電を測定板により測定するプレモールド絶縁
体コロナ試験装置である。
ド絶縁体の貫通部分およびプレモールド絶縁体の絶縁部
の近傍に試験電極を配置し、全体を絶縁物で覆い、プレ
モールド絶縁体に製品組込み時と近似する電界がかかる
構造に構成したプレモールド絶縁体コロナ試験装置であ
る。また、絶縁筒および測定板を内蔵した筐体と、上記
筐体を密封させる中央に試験電極を設けた取付板とを有
し、プレモールド絶縁体を上記測定板に設置して試験電
極と組み合わせ、絶縁ガスを封入してプレモールド絶縁
体の部分放電を測定板により測定するプレモールド絶縁
体コロナ試験装置である。
【０００６】プレモールド絶縁体の出荷時におけるコロ
ナ試験を行う上で、製品に組み込むことをしないで、製
品に組み込まれたものと同等な電界を模擬できるケーブ
ル導体，シールド電極に代わる治具を取り付け、絶縁材
料からなるユニットに代わるものとしてＳＦ6 ガスを封
入して補強絶縁体を構成し、簡単な装置ながら確実に測
定できるようにしたプレモールド絶縁体コロナ試験装置
である。
ナ試験を行う上で、製品に組み込むことをしないで、製
品に組み込まれたものと同等な電界を模擬できるケーブ
ル導体，シールド電極に代わる治具を取り付け、絶縁材
料からなるユニットに代わるものとしてＳＦ6 ガスを封
入して補強絶縁体を構成し、簡単な装置ながら確実に測
定できるようにしたプレモールド絶縁体コロナ試験装置
である。
【０００７】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいてこの発明の
実施の形態を説明する。図１はこの発明のプレモールド
絶縁体コロナ試験装置の構成を示す断面図である。即
ち、コロナ試験装置は周囲に絶縁材料からなる絶縁筒９
を挿入し、底部に測定板１１を有する筐体１３から構成
される。上記測定板１１の中央には測定するプレモール
ド絶縁体２を立てて保持させるための穴が形成されてい
る。この筐体１３の上部に蓋をするように配置される取
付板８の中央部には、下に延びた試験電極７が取り付け
られて設けられ、測定板１１の中央に保持されたプレモ
ールド絶縁体２の貫通部に試験電極７が挿入されるよう
に配置される。そして、取付板８を筐体１３に蓋をした
後、この中に絶縁ガスであるＳＦ6 ガス１２を封入す
る。
実施の形態を説明する。図１はこの発明のプレモールド
絶縁体コロナ試験装置の構成を示す断面図である。即
ち、コロナ試験装置は周囲に絶縁材料からなる絶縁筒９
を挿入し、底部に測定板１１を有する筐体１３から構成
される。上記測定板１１の中央には測定するプレモール
ド絶縁体２を立てて保持させるための穴が形成されてい
る。この筐体１３の上部に蓋をするように配置される取
付板８の中央部には、下に延びた試験電極７が取り付け
られて設けられ、測定板１１の中央に保持されたプレモ
ールド絶縁体２の貫通部に試験電極７が挿入されるよう
に配置される。そして、取付板８を筐体１３に蓋をした
後、この中に絶縁ガスであるＳＦ6 ガス１２を封入す
る。
【０００８】そして、試験電極７に図示しない電源装置
から高圧電圧を印加することによりプレモールド絶縁体
２に電界がかかり、測定板１１によってコロナの有無を
確認するのである。電圧がかかる高圧側とコロナを測定
する低圧側は絶縁筒９およびＳＦ6 ガス１２によって完
全に絶縁されている。
から高圧電圧を印加することによりプレモールド絶縁体
２に電界がかかり、測定板１１によってコロナの有無を
確認するのである。電圧がかかる高圧側とコロナを測定
する低圧側は絶縁筒９およびＳＦ6 ガス１２によって完
全に絶縁されている。
【０００９】上記試験電極７の外径はプレモールド絶縁
体２の内径よりも小さく、両者の距離が均一となるよう
に同心円上に配置されることが必要である。また、ケー
ブル絶縁体に相当するプレモールド絶縁体２と試験電極
７との間はＳＦ6 ガス１２によって満たして絶縁され
る。このとき、実際のケーブル絶縁体とは誘電率が異な
ることから、正確に実使用状態と同じ電界分布とするこ
とは不可能であるが、課電電圧を調整することにより、
プレモールド絶縁体内の電界強度を実使用状態と同等と
することが可能である。また、電界分布も近似状態にさ
せることができる。この課電電圧はコンピュータを用い
た電界解析結果から容易に選定することができる。
体２の内径よりも小さく、両者の距離が均一となるよう
に同心円上に配置されることが必要である。また、ケー
ブル絶縁体に相当するプレモールド絶縁体２と試験電極
７との間はＳＦ6 ガス１２によって満たして絶縁され
る。このとき、実際のケーブル絶縁体とは誘電率が異な
ることから、正確に実使用状態と同じ電界分布とするこ
とは不可能であるが、課電電圧を調整することにより、
プレモールド絶縁体内の電界強度を実使用状態と同等と
することが可能である。また、電界分布も近似状態にさ
せることができる。この課電電圧はコンピュータを用い
た電界解析結果から容易に選定することができる。
【００１０】
【発明の効果】以上説明したとおり、この発明のプレモ
ールド絶縁体コロナ試験装置によれば、プレモールド絶
縁体のコロナ試験を行う上で、直接製品に組み込むこと
をしないで、製品に組み込まれたものと同等な電界を模
擬して試験を行うのである。従って、プレモールド絶縁
体のコロナ試験が、いちいち電力ケーブルの端部を露出
させることもなく、簡単な試験装置によって簡便に実施
できることになる。
ールド絶縁体コロナ試験装置によれば、プレモールド絶
縁体のコロナ試験を行う上で、直接製品に組み込むこと
をしないで、製品に組み込まれたものと同等な電界を模
擬して試験を行うのである。従って、プレモールド絶縁
体のコロナ試験が、いちいち電力ケーブルの端部を露出
させることもなく、簡単な試験装置によって簡便に実施
できることになる。
【図１】実施例のプレモールド絶縁体のコロナ試験装置
の構成を示す断面図、
の構成を示す断面図、
【図２】従来のプレモールド絶縁体のコロナ試験の構成
を示す断面図である。
を示す断面図である。
１ ユニット ２ プレモールド絶縁体 ３ ケーブル導体 ４ ケーブル絶縁体 ５ プレモールド絶縁体押圧装置 ６ シールド電極 ７ 試験電極 ８ 取付板 ９ 絶縁筒 １０ ポリエチレン絶縁電力ケーブル １１ 測定板 １２ ＳＦ6 ガス １３ 筐体
Claims (2)
- 【請求項１】 プレモールド絶縁体の貫通部分およびプ
レモールド絶縁体の絶縁部近傍に試験電極を配置し、全
体を絶縁物で覆い、プレモールド絶縁体に製品組込み時
と近似する電界がかかる構造に構成したことを特徴とす
るプレモールド絶縁体コロナ試験装置。 - 【請求項２】 絶縁筒および測定板を内蔵した筐体と、
上記筐体を密封させる中央に試験電極を設けた取付板と
を有し、プレモールド絶縁体を上記測定板に設置して試
験電極と組み合わせ、絶縁ガスを封入してプレモールド
絶縁体の部分放電を測定板により測定するように構成し
た請求項１記載のプレモールド絶縁体コロナ試験装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34898895A JPH09171051A (ja) | 1995-12-21 | 1995-12-21 | プレモールド絶縁体コロナ試験装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34898895A JPH09171051A (ja) | 1995-12-21 | 1995-12-21 | プレモールド絶縁体コロナ試験装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09171051A true JPH09171051A (ja) | 1997-06-30 |
Family
ID=18400740
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP34898895A Pending JPH09171051A (ja) | 1995-12-21 | 1995-12-21 | プレモールド絶縁体コロナ試験装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09171051A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100461992B1 (ko) * | 2001-08-27 | 2004-12-14 | 엘지전선 주식회사 | 초고압 프리몰드형 접속함용 에폭시 유닛 고전압시험장치 |
| CN103954891A (zh) * | 2014-04-23 | 2014-07-30 | 国家电网公司 | 复合支柱绝缘子耐受试验仿真方法 |
| CN108828417A (zh) * | 2018-06-28 | 2018-11-16 | 安康学院 | 一种塑封微电子器件绝缘性测试设备 |
-
1995
- 1995-12-21 JP JP34898895A patent/JPH09171051A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100461992B1 (ko) * | 2001-08-27 | 2004-12-14 | 엘지전선 주식회사 | 초고압 프리몰드형 접속함용 에폭시 유닛 고전압시험장치 |
| CN103954891A (zh) * | 2014-04-23 | 2014-07-30 | 国家电网公司 | 复合支柱绝缘子耐受试验仿真方法 |
| CN108828417A (zh) * | 2018-06-28 | 2018-11-16 | 安康学院 | 一种塑封微电子器件绝缘性测试设备 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| IL132267A0 (en) | An electrical insulation testing device and method for electrosurgical instruments | |
| CN105911326B (zh) | 电导电流—空间电荷联合测量装置 | |
| JPH09171051A (ja) | プレモールド絶縁体コロナ試験装置 | |
| US3821640A (en) | Method and apparatus for accelerated testing of power cable insulation for susceptibility to treeing | |
| CN106680304A (zh) | 非饱和土三轴试样含水量实时测试方法 | |
| KR200247347Y1 (ko) | 케이블 내전압 시험용 단말장치 | |
| US3629936A (en) | Electrode arrangement for the measurement of partial pressures of gases in liquids and method of its manufacture | |
| JPS6247562A (ja) | 両端機器直結ケ−ブル線路の試験方法 | |
| JPH0720192A (ja) | プレハブ型ケーブル接続部の絶縁部品試験装置 | |
| JPH0435822Y2 (ja) | ||
| US1865004A (en) | Reference electrode | |
| CN219957764U (zh) | 变压器局部放电的模拟装置 | |
| JPH07333289A (ja) | 接続部絶縁補強体の試験装置 | |
| CN111856223B (zh) | 复合界面局部放电模拟系统和复合界面局部放电模拟方法 | |
| JP2002047800A (ja) | コンクリート充填検知システム及び装置 | |
| KR100328185B1 (ko) | 조립형 접속함 ｐｄ 모델링 시험장치 | |
| JP2003270196A (ja) | 照合電極と電位測定装置 | |
| JPH07260870A (ja) | 電力ケーブル直流漏れ電流の測定法 | |
| Gouda et al. | Investigating the effect of frequency and wave shape of voltage source on partial discharge behaviour within cavity in medium voltage cable | |
| CN116773984A (zh) | 变压器局部放电的模拟装置 | |
| CN117872046A (zh) | 柱上开关的绝缘材料性能的检测装置及其控制方法 | |
| KR900018691A (ko) | 케이블 접속부용 절연유니트의 시험장치 및 그 방법 | |
| JPS63273073A (ja) | ケ−ブル絶縁試験方法 | |
| JPH08114644A (ja) | 筒状絶縁物の部分放電試験装置 | |
| SU1099327A1 (ru) | Газонаполненный высоковольтный кабель |