JPH09170807A - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機

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JPH09170807A
JPH09170807A JP7349100A JP34910095A JPH09170807A JP H09170807 A JPH09170807 A JP H09170807A JP 7349100 A JP7349100 A JP 7349100A JP 34910095 A JP34910095 A JP 34910095A JP H09170807 A JPH09170807 A JP H09170807A
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JP
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air
filter
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air filter
filter case
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Yusuke Tsunoda
裕介 角田
Fujio Araki
富士雄 荒木
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Toyo Seisakusho KK
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Toyo Seisakusho KK
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  • Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)
  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】作業員が天井裏に入る必要がなく、エアフィル
タを被空調室の任意の高さまで降ろして洗浄や交換を容
易かつ安全に行うことができるようにする。 【解決手段】濾材を収納したフィルタケース13の下部
で空気調和機の運転時には塞がれるエアフィルタ13出
入用の開口部14をケーシング1の下板にあけ、前記フ
ィルタケース13の両側面とケーシング1の内板間に鉛
直方向に伸縮するガイド機構20を設けてフィルタケー
スを昇降可能に保持し、しかもフィルタケースに一端を
取り付けた索条17の他端をモータMにより正逆回転駆
動される巻取ドラム19に取り付け、前記モータの正逆
回転によりエアフィルタ8を昇降させ、任意の高さに静
止させて吊り下げておけるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は天井裏等に設置され
る空気調和機に関し、より詳しくはエアフィルタの交換
や洗浄等の作業を容易にした空気調和機に関する。
【0002】
【従来の技術とその問題点】据置タイプの空気調和機は
機械室等の設置スペースを要するのに対し、天井裏に設
置するタイプの空気調和機は床面上に設置スペースが不
要で、スペースの有効利用ができるというメリットがあ
る。
【0003】空気調和機のエアフィルタは通常プレフィ
ルタとメインフィルタとで構成されていて、空気調和機
の性能を維持するためには樹脂ネット等よりなるプレフ
ィルタを2〜3か月に1回程度の割合で洗浄せねばなら
ず、また繊維シート等よりなるメインフィルタは洗浄が
できないので、1年に1回程度の割合で交換しなければ
ならない。
【0004】据置タイプの空気調和機ではフィルタ交換
等の作業を機械室で容易にできるが、天井裏に設置する
タイプの空気調和機では作業員が被空調室の天井に設け
てある点検口から脚立等を使って天井裏に入り、空気調
和機のケーシング内からフィルタを取りはずしてエアフ
ィルタの交換や洗浄を行わなければならず、作業が煩雑
でしかも高所での作業になるので、危険性を伴うという
問題があった。
【0005】本発明の目的とするところは、作業員が天
井裏に入る必要がなく、エアフィルタを被空調室の任意
の高さまで降ろして洗浄や交換を容易かつ安全に行うこ
とができるようにすることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ために、本発明に係る空気調和機は吸気口と送気口を有
するケーシング内にエアフィルタ、送風機、冷温水コイ
ルを備え、濾材を収納したフィルタケースの下部で空気
調和機の運転時には塞がれるエアフィルタ出入用の開口
部をケーシングの下板にあけ、前記フィルタケースの両
側面とケーシングの内板間に鉛直方向に伸縮するガイド
機構を設けてフィルタケースを昇降可能に保持し、しか
もフィルタケースに一端を取り付けた索条の他端をモー
タにより正逆回転駆動される巻取ドラムに取り付け、前
記モータの正逆回転によりエアフィルタを昇降させ、任
意の高さに静止させて吊り下げておけるようにしたもの
としてある。
【0007】
【実施例】以下、本発明に係る空気調和機の一具体例を
図1〜6に基づいて詳細に説明する。空気調和機のケー
シング1は吊り具2、2によって被空調室3のスラブ4
から吊り下げられていて、空気調和機の吸気口5と送気
口6はそれぞれ吸気ダクト5aと送気ダクト6aを介し
て被空調室の天井7に開口する還気口5bと吹出口6b
に接続されている。
【0008】ケーシング1内には吸気口5側から順にエ
アフィルタ8、送風機9および冷温水コイル10が設け
られていて、吸気口5からケーシング1内に流入した空
気はエアフィルタ8で塵埃を除去され、送風機9で冷温
水コイル10に送られ、冷却または加温されて送気口6
から送出されるようになっている。
【0009】なお、図中の符号7aは天井7に設けられ
たエアフィルタ出入用の扉を示している。
【0010】しかして本発明に係る空気調和機はエアフ
ィルタ8を昇降できるようにしてあり、以下エアフィル
タとその昇降用の構成について詳細に説明する。エアフ
ィルタ8は図3に示すようにプレフィルタ11とメイン
フィルタ12をフィルタケース13内に収納した構造の
ものとしてあって、被処理空気はまず濾材が樹脂ネット
等よりなるプレフィルタ11で径の大なる塵埃が除去さ
れ、次に濾材がつづら折りにした繊維シート等よりなる
メインフィルタ12で微細な塵埃が除去されるようにな
っている。
【0011】エアフィルタ8は空気調和機のケーシング
1の下板にあけた開口部14から出し入れできるように
なっていて、この開口部14は空気調和機の運転時には
フィルタケース13の下部で塞がれている。
【0012】フィルタケース13の下部フランジ13a
は前記開口部14の縁部に下方から当接するようになっ
ていて、開口部の縁部下面に気密用のシール材15aを
貼ってあり、被処理空気が漏れ出さないようにしてあ
る。
【0013】また、フィルタケース13の上部が当接す
るケーシング1の上部内枠16a下面にも気密用のシー
ル材15bを貼ってあって、被処理空気がエアフィルタ
をバイパスしないようにしてある。
【0014】エアフィルタ8はワイヤロープ等よりなる
索条17によりケーシング1内に吊り下げられていて、
一端をフィルタケース13の上部に取り付けた索条17
はケーシング1の上板にあけた孔18aと上部内枠16
aにあけた孔18bを通り、他端をケーシング1の上部
に設けた滑車29、30を介して巻取ドラム19に取り
付けてあり、この巻取ドラム19はモータ室31に設け
られたロック機構付きの減速モータMにより正逆回転駆
動される。
【0015】減速モータMは被空調室の壁面等に設けた
図示省略の昇降スイッチにより遠隔操作できるようにな
っていて、昇降スイッチはエアフィルタ下降用のボタン
と上昇用のボタンを備えており、各ボタンは押している
間だけ減速モータMを正逆駆動させるタイプのものとし
てある。
【0016】フィルタケース13には昇降動作の上限お
よび下限位置を検知する図示省略のリミットスイッチを
取り付けてあって、フィルタケース13が上昇操作時に
ケーシング1内の所定位置(上限位置)まで上昇する
と、前記上昇用のボタンによる減速モータの駆動がスト
ップし、またフィルタケースが被空調室内に降ろされて
下限位置にある場合には前記下降用のボタンによる減速
モータの駆動がストップするようにしてある。
【0017】フィルタケース13の側面は、図4に示す
ようにケーシング1の側部内枠16b、16bに取り付
けた伸縮式のガイド機構20、20に案内されて鉛直方
向に昇降できるようになっている。
【0018】ガイド機構20は複数セット(図4では左
右各3セット)の直動式スライダ21を並行に連結した
ものとしてあって、この直動式スライダ21は、例えば
図5、6に示すような構造のものとなっている。
【0019】直動式スライダ21はフィルタケース13
の高さとほぼ同じ長さであり、2本のガイド杆22、2
3の間に介在杆24を設けてあって、一方のガイド杆2
2の長手方向に形成された転動レール22aと介在杆2
4の片面に長手方向に形成された転動レール24aとの
間にリテーナ25で保持された転動体たるボール26を
配設してあり、また、介在杆24の他面に長手方向に形
成された別の転動レール24bと他方のガイド杆23の
長手方向に形成された転動レール23aとの間にリテー
ナ27で保持されたボール28を配設してある。
【0020】この直動式スライダは、ガイド杆22、2
3が介在杆24を介して長手方向にスライドすることに
より、全長が2倍程度にまで伸びるようになっており、
ガイド機構20は上述のように構成された複数本のスラ
イダのガイド杆どうしを図示省略のボルトナット等で締
結してあって、図4のように左右各3セットのスライダ
でガイド機構を構成した場合には、ガイド機構20は全
長が4倍程度まで伸びるようになっている。
【0021】上述のように構成された空気調和機のエア
フィルタを交換する際には、空気調和機の運転を停止し
た後、まず天井7にあけたフィルタ出入用の扉7aを開
け、昇降スイッチの下降用のボタンを押して減速モータ
Mを駆動させることにより巻取ドラム19から索条17
を繰り出してエアフィルタ8を被空調室内の任意の高さ
まで降ろす。この際、エアフィルタはガイド機構20に
案内されてゆっくりと鉛直に降ろされる。
【0022】エアフィルタ8が任意の高さまで降下した
ら下降用のボタンを離して減速モータの駆動を停止させ
てフィルタの交換等の作業を行う。この際、減速モータ
のロック機構により回転軸がロックされるので、エアフ
ィルタを任意の高さに静止させて吊り下げておくことが
できる。
【0023】本実施例のように、ガイド機構20を左右
各3セットの直動式スライダ21で構成してあって、エ
アフィルタ収納時のガイド機構20の長さが50cmで
あれば、エアフィルタは150cm程度引き降ろされ
て、天井高さが2m60cm程度の被空調室ではエアフ
ィルタが床上1m10cm程度に位置することになり、
ちょうど交換等の作業がしやすい高さになる。なお、工
場等のように被空調室の天井が高い場合にはガイド機構
20のスライダ21のセット数を増やすことで容易に対
応できる。
【0024】エアフィルタ8の洗浄や交換等の作業を終
えたら昇降スイッチの上昇用のボタンを押して減速モー
タMを駆動することにより巻取ドラム19に索条17を
巻き取ってエアフィルタ8をケーシング1内に戻し、天
井7の扉7aを閉じる。
【0025】
【発明の効果】本発明に係る空気調和機は上述した構成
のものとしてあるので、次の効果を奏し得る。エアフィ
ルタの洗浄や交換を行うにあたって、濾材を収納したフ
ィルタケースを被空調室内に引き降ろした状態で作業を
行うことができるので、作業員が天井裏に入る必要がな
く、容易かつ安全にエアフィルタの洗浄や交換の作業を
行うことができる。
【0026】また、エアフィルタは減速モータによって
正逆回転駆動される巻取ドラムからの索条によって吊り
下げられているので、エアフィルタの昇降が容易であ
り、しかもエアフィルタを被空調室内の任意の位置で静
止させておくことができるので、被空調室内に置かれて
いる物品等を移動させなくてもフィルタ交換等の作業を
行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る空気調和機の実施例を示す平面
図。
【図2】同上の縦断正面図。
【図3】図2のエアフィルタ部分を拡大して示す縦断正
面図。
【図4】図3のIV-IV 線断面図。
【図5】直動式スライダの一例を示す(a) は収納時の正
面図、(b) は同左側面図、(c)は伸長時の正面図、(d)
は同左側面図。
【図6】図5(a) のVI-VI 線断面図。
【符号の説明】 1 ケーシング 2 吊り具 3 被空調室 4 被空調室のスラブ 5 吸気口 5a 吸気ダクト 5b 還気口 6 送気口 6a 送気ダクト 6b 吹出口 7 被空調室の天井 7a エアフィルタ出入用の扉 8 エアフィルタ 9 送風機 10 冷温水コイル 11 プレフィルタ 12 メインフィルタ 13 フィルタケース 13a 下部フランジ 14 ケーシングのフィルタ出入用開口部 15a、15b シール材 16a 上部内枠 16b 側部内枠 17 索条 18a、18b 索条挿通用の孔 19 巻取ドラム 20 ガイド機構 21 直動式スライダ 22、23 ガイド杆 22a、23a 転動レール 24 介在杆 24a、24b 転動レール 25、27 ボールリテーナ 26、28 リテーナ 29、30 索条案内用の滑車 31 モータ室 M 減速モータ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】吸気口と送気口を有するケーシング内にエ
    アフィルタ、送風機、冷温水コイルを備え、濾材を収納
    したフィルタケースの下部で空気調和機の運転時には塞
    がれるエアフィルタ出入用の開口部をケーシングの下板
    にあけ、前記フィルタケースの両側面とケーシングの内
    板間に鉛直方向に伸縮するガイド機構を設けてフィルタ
    ケースを昇降可能に保持し、しかもフィルタケースに一
    端を取り付けた索条の他端をモータにより正逆回転駆動
    される巻取ドラムに取り付け、前記モータの正逆回転に
    よりエアフィルタを昇降させ、任意の高さに静止させて
    吊り下げておけるようにした空気調和機。
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