JPH09168917A - 剪断加工方法及び剪断加工装置 - Google Patents

剪断加工方法及び剪断加工装置

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JPH09168917A
JPH09168917A JP33053695A JP33053695A JPH09168917A JP H09168917 A JPH09168917 A JP H09168917A JP 33053695 A JP33053695 A JP 33053695A JP 33053695 A JP33053695 A JP 33053695A JP H09168917 A JPH09168917 A JP H09168917A
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JP
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blade
lubricant
shearing
supply mechanism
aluminum plate
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JP33053695A
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English (en)
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Tamiya Washitsuka
民哉 鷲塚
Norio Sakamoto
範雄 坂本
Masahito Ito
仁人 伊藤
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 刃物に潤滑剤を供給する剪断加工方法及び剪
断加工装置を提供する。 【解決手段】 刃物により被加工材料に剪断応力を発生
させ分割する剪断加工方法において、剪断加工時に被加
工材料を押圧するクランパより前記刃物に自動的に潤滑
剤を供給することを特徴とする剪断加工方法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は剪断加工方法及び剪
断加工装置に係わり、さらに詳しくは、潤滑剤を刃物に
供給し被加工材料に剪断応力を発生させ分割する剪断加
工方法、及び剪断加工装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、刃物により被加工材料に剪断
応力を発生させ分割する剪断加工方法及び装置が知られ
ている。刃物は被加工材料の凝着防止や加工時の摩擦熱
の低減等のため潤滑剤を塗布することを出願人は特願平
7−11331号公報にて出願している。その後の改良
検討で、手動で潤滑剤を塗布するのは効率が悪く、また
刃物に潤滑剤が確実に行われないと磨耗、破損する場合
があることが分かった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】したがって、簡便で確
実に刃物に潤滑剤を供給出来ることが望まれる。
【0004】本発明は上記の課題に鑑みなされたもの
で、本発明の目的は加工の剪断面精度、寸法精度を向上
し、刃物交換を少なくして効率化をはかり、耐久性を向
上した剪断加工方法及び剪断加工装置を提供することに
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的は下記のよう
な手段により達成される。即ち、(1)刃物により被加
工材料を分割する剪断加工方法において、剪断加工時に
被加工材料を押圧するクランパに設けられた潤滑剤供給
機構より前記刃物に潤滑剤を供給することを特徴とする
剪断加工方法であり、(2)刃物により被加工材料を分
割する剪断加工方法において、前記刃物自身に設けられ
た潤滑剤供給機構より潤滑剤を供給することを特徴とす
る剪断加工方法であり、(3)刃物により被加工材料を
分割する剪断加工方法において、潤滑剤供給機構より前
記刃物に潤滑剤を供給することを特徴とする剪断加工方
法であり、(4)刃物により被加工材料を分割する剪断
加工方法において、被加工材料下敷きに設けられた潤滑
剤供給機構より前記刃物に潤滑剤を供給することを特徴
とする剪断加工方法であり、(5)刃物により被加工材
料を分割する剪断加工装置において、被加工材料を剪断
加工時に押圧するクランパに設けられた潤滑剤供給機構
を備え、該潤滑剤供給機構は前記刃物に潤滑剤を供給す
ることを特徴とする剪断加工装置であり、(6)刃物に
より被加工材料を分割する剪断加工装置において、前記
刃物は潤滑剤供給機構を有し、該潤滑剤供給機構は前記
刃物に潤滑剤を供給することを特徴とする剪断加工装置
であり、(7)刃物により被加工材料に剪断応力を発生
させ分割する剪断加工装置において、該剪断加工装置は
潤滑剤供給機構を備え、該潤滑剤供給機構により前記刃
物に潤滑剤を供給することを特徴とする剪断加工装置で
あり、(8)刃物により被加工材料を分割する剪断加工
装置において、被加工材料下敷きに潤滑剤供給機構を備
え、該潤滑剤供給機構より前記刃物に潤滑剤を供給する
ことを特徴とする剪断加工装置である。
【0006】
【発明の実施の形態】実施の形態について図面に基づき
説明する。
【0007】(実施形態1)図1は剪断加工装置の要部
構成斜視図である。下敷き30はアルミ板Pの下敷き
で、アルミ板Pを位置決めする位置決め部301が設け
られている。刃物20は被加工物を突っ切るナイフ状刃
で、クランパ40はアルミ板Pを下敷き30に押しつけ
固定する押さえ部材である。充填物31は軟質物で刃物
20の先端が下敷き表面より降下した時の逃げである。
潤滑液供給機構は潤滑液を溜めポンプで送りだす供給機
構である。配管81は潤滑液供給機構より送りだされた
潤滑液を後述のスプレイ口82に液送する管である。ス
プレイ口82は潤滑液を霧状にし刃物20に吹きつける
ようになっている。また操作ボタン11の操作により操
作が起動させるボタンで、電気制御部10は剪断加工装
置の電気関係の制御部で、潤滑液の自動供給の制御、潤
滑液の供給量、供給周期、さらに、刃物20の駆動、ク
ランパ40の駆動等を行っている。なお、潤滑液の自動
供給は一定の剪断回数毎に行ってもよく、また毎回行っ
てもよい。また潤滑液の供給は自動的に行われるように
しても良いし、オペレータが操作ボタンを押すことによ
り行っても良い。
【0008】ここで加工手順を説明すると、アルミ板P
を下敷き30に置き、アルミ板Pの一端を位置決め部3
01で位置決めする。ここで、操作ボタン11を押すと
電気制御部10の信号により潤滑剤供給機構51より所
定量の潤滑液が配管81を通りスプレイ口82より刃物
20に吹きつけられる。その後、クランパ40を下降さ
せアルミ板Pを固定し、次いで、刃物20を下降させプ
レス板Pを剪断する。その後は刃物20を上昇させ、さ
らにクランパ40を上昇させる。以上により刃物20の
表面は潤滑液で覆われ剪断時の切断カスの凝着を防止
し、耐久性が向上する。
【0009】(実施形態2)図2は他の剪断加工装置の
要部構成正面図である。(a)はアルミ板を下敷きに置
いた状態で、(b)はアルミ板を刃物で剪断した直後の
状態をそれぞれ示している。なお、本剪断加工装置にお
いて、図1と同一の部材には同一符号を付すと共に、構
成的、機能的にかわらないものについてはその説明を省
略する。接触部材70は潤滑液がしみ込ませることが出
来る軟質部材で、配管81より潤滑液が供給されてい
る。接触部材70は保持板93に固定され、ばね90に
より刃物20に押し当てられ潤滑液を刃物20に塗布し
ている。
【0010】ここで加工手順を説明すると、アルミ板P
を下敷き30に置き、アルミ板Pの一端を位置決め部3
01で位置決めする。ここで、操作ボタン11を押すと
電気制御部10の信号により潤滑剤供給機構51より所
定量の潤滑液が配管81を通り接触部材70より刃物2
0に塗布する。その後、クランパ41を下降させアルミ
板Pを固定し、次いで、刃物20を下降させアルミ板P
を剪断する。その後は刃物20を上昇させ、さらにクラ
ンパ41を上昇させる。以上により刃物20の表面は潤
滑液で覆われ剪断時の切断カスの凝着を防止し、耐久性
が向上する。
【0011】なお、接触部材70はバネによる押しつけ
の例を説明したが、シリンダ等によりタイミングを制御
して押しつけてもよい。
【0012】(実施形態3)図3は他の剪断加工装置の
要部構成斜視図である。なお、本剪断加工装置におい
て、図1と同一の部材には同一符号を付すと共に、構成
的、機能的にかわらないものについてはその説明を省略
する。液溜室62は潤滑液を溜める室で、ノズル61は
スリット状の潤滑液を刃物20に供給するノズルであ
る。
【0013】ここで加工手順を説明すると、アルミ板P
を下敷き30に置き、アルミ板Pの一端を位置決め部3
01で位置決めする。ここで、操作ボタン11を押すと
電気制御部10の信号により潤滑剤供給機構51より所
定量の潤滑液が配管60を通り液溜室62に入り、ノズ
ル61より刃物20に塗布する。その後、クランパ41
を下降させアルミ板Pを固定し、次いで、刃物20を下
降させアルミ板Pを剪断する。その後は刃物20を上昇
させ、さらにクランパ41を上昇させる。以上により刃
物20の表面は潤滑液で覆われ剪断時の切断カスの凝着
を防止し、耐久性が向上する。
【0014】(実施形態4)図4は他の剪断加工装置の
要部構成斜視図である。下敷き30はアルミ板Pの下敷
きで、アルミ板Pを位置決めする位置決め部301が設
けられている。刃物21は被加工物を突っ切るナイフ状
刃で、クランパ43はアルミ板Pを下敷き30に押しつ
け固定する押さえ部材である。充填物31は軟質物で刃
物21の先端が下降したとき下敷き表面より降下した時
の逃げである。潤滑剤供給機構51は潤滑液を溜めてポ
ンプで送りだす機構である。配管81は潤滑剤供給機構
より送りだされた潤滑液を後述のスプレイ口82に液送
する管である。スプレイ口82は潤滑液を霧状にし刃物
21に吹きつけるようになっている。また操作ボタン1
1は操作により装置を起動させるボタンで、電気制御部
10は剪断加工装置の電気関係の制御部で、潤滑液の自
動供給の制御、潤滑液の供給量、供給周期、さらに、刃
物21の駆動、クランパ43の駆動等を行っている。な
お、潤滑液の自動供給は一定の剪断回数毎に行ってもよ
く、毎回行ってもよい。また潤滑液の供給は自動的に行
われるようにしても良いし、オペレータが操作ボタンを
押すことにより行っても良い。
【0015】ここで加工手順を説明すると、アルミ板P
を下敷き30に置き、アルミ板Pの一端を位置決め部3
01で位置決めする。ここで、操作ボタン11を押すと
電気制御部10の信号により潤滑剤供給機構51より所
定量の潤滑液が配管81を通りスプレイ口82より刃物
21に吹きつける。その後、クランパ43を下降させア
ルミ板Pを固定し、次いで、刃物21を下降させアルミ
板Pを剪断する。その後は刃物21を上昇させ、さらに
クランパ43を上昇させる。以上により刃物21の表面
は潤滑液で覆われ剪断時の切断カスの凝着を防止し、耐
久性が向上する。
【0016】(実施形態5)図5は他の剪断加工装置の
要部構成斜視図である。なお、本剪断加工装置におい
て、図4と同一の部材には同一符号を付すと共に、構成
的、機能的にかわらないものについてはその説明を省略
する。配管60は潤滑剤供給機構51より送りだされた
潤滑液を後述のノズル61に液送する管である。ノズル
61には潤滑液を刃物22に供給できるようになってい
る。また操作ボタン11は操作により装置を起動させる
ボタンで、電気制御部10は剪断加工装置の電気関係の
制御部で、潤滑液の自動供給の制御、潤滑液の供給量、
供給周期、さらに、刃物22の駆動、クランパ43の駆
動等を行っている。なお、潤滑液の自動供給は一定の剪
断回数毎に行ってもよく、毎回行ってもよい。また潤滑
液の供給は自動的に行われるようにしても良いし、オペ
レータが操作ボタンを押すことにより行っても良い。
【0017】ここで加工手順を説明すると、アルミ板P
を下敷き30に置き、アルミ板Pの一端を位置決め部3
01で位置決めする。ここで、操作ボタン11を押すと
電気制御部10の信号により潤滑剤供給機構51より所
定量の潤滑液が配管60を通りノズル61より刃物22
に供給する。その後、クランパ43を下降させアルミ板
Pを固定し、次いで、刃物22を下降させアルミ板Pを
剪断する。その後は刃物22を上昇させ、さらにクラン
パ43を上昇させる。以上により刃物22の表面は潤滑
液で覆われ剪断時の切断カスの凝着を防止し、耐久性が
向上する。
【0018】(実施形態6)図6は他の剪断加工装置の
要部構成正面図と側面図である。(a)は剪断加工装置
の側面図、(b)は剪断加工装置の正面図である。下敷
き30はアルミ板Pの下敷きで、刃物20は被加工物を
突っ切るナイフ状刃で、クランパ43はアルミ板Pを下
敷き30に押しつけ固定する押さえ部材である。充填物
31は軟質物で刃物21の先端が下降したとき下敷き表
面より降下した時の逃げである。潤滑剤供給機構51は
潤滑液を溜めポンプで送りだす供給部である。配管81
は潤滑剤供給機構より送りだされた潤滑液をスプレイ口
82に液送する管である。スプレイ口82は潤滑液を霧
状にし刃物20に吹きつけるようになっている。2つの
シリンダ52は地板91に固定され、シリンダ52の可
動スピンドルに保持板92を保持して上昇、下降するよ
うになっている。保持板92にはモータ54が固定さ
れ、又歯車55、56が設けられ、さらにねじ軸57と
ガイドピン59が設けられている。また、ねじ軸57に
ねじ嵌合してねじ軸方向に移動できるようになってい
る。スライド部材58はガイドピン59にガイドされて
いる。スライド部材58はシリンダ53が設けられ、シ
リンダ53のスピンドルにはスプレイ口82が設けられ
ている。また、操作ボタン11は操作により装置を起動
させるボタンで、電気制御部10は剪断加工装置の電気
関係の制御部で、潤滑液の供給の制御、潤滑液の供給
量、供給周期、さらに、刃物20の駆動、クランパ43
の駆動等を行っている。
【0019】ここで加工手順を説明すると、先ず、2つ
のシリンダ52の作動によりスプレイ口82を下降させ
る。操作ボタン11を押すと電気制御部10の信号によ
り潤滑剤供給機構51より潤滑液が配管81を通りスプ
レイ口82より刃物20に吹きつけられる。モータ54
の回転により歯車55、56を介してねじ軸57が回転
し、スライド部材58がねじ軸方向に移動する。刃物2
0の全面に吹きつけが行われ、さらに、スプレイ口82
を退避させた後に、2つのシリンダ52の作動によりス
プレイ口82を上昇させる。下敷き30にアルミ板Pを
置き、アルミ板Pを図示しない位置決め部で位置決めす
る。クランパ43が下降してアルミ板Pを固定し、刃物
20を下降させアルミ板Pを剪断する。その後は刃物2
0を上昇させ、さらにクランパ43を上昇させる。以上
により刃物20の表面は潤滑液で覆われ剪断時の切断カ
スの凝着を防止し、耐久性が向上する。ここで、位置決
め部やクランプの動きと干渉しなければシリンダによる
上下の動作はなくてもよい。また、スペース、重量等に
問題が生じなければ、スプレイ口82を移動させずに全
巾を吹きつけてもよい。
【0020】(実施形態7)図7は他の剪断加工装置の
要部構成正面図と側面図である。(a)は側面図,
(b)は正面図である。なお、本剪断加工装置におい
て、図6と同一の部材には同一符号を付すと共に、構成
的、機能的にかわらないものについてはその説明を省略
する。2つのシリンダ52は地板91に固定され、シリ
ンダ52の可動スピンドルは保持板92を保持して上昇
下降するようになっている。シリンダ53は保持板92
で保持され、シリンダ53は接触部材70を保持してい
る。
【0021】ここで加工手順を説明すると、先ず、2つ
のシリンダ52の作動により接触部材70を下降させ
る。操作ボタン11を押すと電気制御部10の信号によ
り潤滑剤供給機構51より潤滑液が配管81を通り接触
部材70より刃物20に塗布される。モータ54の回転
により歯車55、56を介してねじ軸57が回転して、
スライド部材58がねじ軸方向に移動する。刃物20の
全面に塗布が行われさらに、接触部材70を退避させた
後に、またシリンダ52の作動により接触部材70を上
下に移動する。下敷き30にアルミ板Pを置き、アルミ
板Pを図示しない位置決め部で位置決めする。クランパ
43を下降させアルミ板Pを固定し、刃物20を下降さ
せアルミ板Pを剪断する。その後は刃物20を上昇さ
せ、さらにクランパ43を上昇させる。以上により刃物
の表面は潤滑液で覆われ剪断時の切断クズの凝着を防止
し、耐久性が向上する。ここで、位置決め部やクランパ
の動きと干渉しなければ、シリンダによる上下の動作は
なくてもよい。またスペース、重量等に問題が生じなけ
れば接触部材70を移動させずに全巾を同時に塗布して
もよい。
【0022】(実施形態8)図8は他の剪断加工装置の
要部構成正面図と側面図である。なお、本剪断加工装置
において、図6と同一の部材には同一符号を付すと共
に、構成的、機能的にかわらないものについてはその説
明を省略する。ノズル61は潤滑液を刃物20に塗布す
るノズルである。
【0023】ここで加工手順を説明すると、まず、2つ
のシリンダ52の作動により、ノズル61を下降させ
る。操作ボタン11を押すと電気制御部10の信号によ
り潤滑剤供給機構51より潤滑液が配管81を通りノズ
ル61より刃物20に塗布される。その後、モータ54
の回転により歯車55、56を介してねじ軸57が回転
してスライド部材58がねじ軸方向に移動する。刃物2
0の全面に塗布が行われ、さらに、ノズル61を退避さ
せた後、2つのシリンダ52の作動によりノズル61を
上下に移動する。クランパ43を下降させアルミ板Pを
固定する。刃物20を下降させアルミ板Pを剪断する。
その後、刃物20を上昇させ、下敷き30にアルミ板P
を置き、アルミ板Pを図示しない位置決め部で位置決め
する。クランパ43を上昇させる。以上により刃物20
の表面は潤滑液で覆われ剪断時の切断カスの凝着を防止
し、耐久性が向上する。ここで、位置決めやクランパの
動きと干渉しなければ、シリンダによる上下の動作はな
くてもよい。また、スペース、重量等に問題が生じなけ
ればノズル61を移動させず全巾を同時に塗布してもよ
い。
【0024】(実施形態9)図9は他の剪断加工装置の
要部構成斜視図である。下敷き30はアルミ板Pの下敷
きで、アルミ板Pを位置決めする位置決め部301が設
けられている。刃物20は被加工物を突っ切るナイフ状
刃で、クランパ43はアルミ板Pを下敷き30に押しつ
け固定する押さえ部材である。潤滑剤供給機構は潤滑液
を溜めポンプで送りだす機構である。配管83は潤滑剤
供給機構より送りだされた潤滑液を後述の接触充填材7
1に液送する管である。接触充填材71は潤滑液を刃物
20に塗布するようになっている。また操作ボタン11
は装置を起動させるボタンで、電気制御部10は剪断加
工装置の電気関係の制御部で、潤滑液の供給の制御、潤
滑液の供給量、供給周期、さらに、刃物20の駆動、ク
ランパ43の駆動等を行っている。なお、潤滑液の自動
供給は一定の剪断回数毎に行ってもよく、毎回行っても
よい。また潤滑液の供給は自動的に行われるようにして
も良いし、オペレータが操作ボタンを押すことにより行
っても良い。
【0025】ここで加工手順を説明すると、アルミ板P
を下敷き30に置き、アルミ板Pの一端を位置決め部3
01で位置決めする。ここで、操作ボタン11を押し、
電気制御部10の信号により潤滑剤供給機構51より所
定量の潤滑液Qが配管83を通り接触充填材71に供給
する。その後、クランパ43を下降させアルミ板Pを固
定し、次いで、刃物20を下降させアルミ板Pを剪断す
る。その後は刃物20の先端を接触充填材71に接触さ
せ潤滑液を供給する。その後、刃物20を上昇させ、さ
らにクランパ43を上昇させる。以上により刃物20の
表面は潤滑液で覆われ剪断時の切断カスの凝着を防止
し、耐久性が向上する。
【0026】なお、被加工材料として実施例ではアルミ
材について説明したが、シート状の材料であれば良く、
例えば金属板、プラスチック板、感光性平板印刷板、
紙、布、真ちゅう、鋼板がある。潤滑剤は刃物を潤滑す
る潤滑剤で、例えば水溶性潤滑液、油性潤滑液、また石
けん水などである。
【0027】
【発明の効果】以上のように構成したので下記の効果を
奏する。
【0028】請求項1では、剪断加工時に被加工材料を
押圧するクランパに設けられた潤滑剤供給機構より前記
刃物に潤滑剤を供給するので、加工の剪断面精度、寸法
精度を向上し、刃物交換を少なくし、耐久性を向上した
剪断加工方法となる。
【0029】請求項2では、刃物自身に設けられた潤滑
剤供給機構より潤滑剤を供給するので、加工の剪断面精
度、寸法精度を向上し、刃物交換を少なくして効率化を
はかり、耐久性を向上した剪断加工方法となる。
【0030】請求項3では、潤滑剤供給機構より前記刃
物に潤滑剤を供給するので、剪断加工の剪断面精度、寸
法精度を向上でき、刃物交換が少なく、さらに耐久性が
向上する。
【0031】請求項4では、被加工材料下敷きに設けら
れた潤滑剤供給機構より前記刃物に潤滑剤を供給するの
で、剪断加工の剪断面精度、寸法精度を向上でき、刃物
交換が少なく、さらに耐久性が向上する。
【0032】請求項5では、被加工材料を剪断加工時に
押圧するクランパに設けられた潤滑剤供給機構を備え、
該潤滑剤供給機構は前記刃物に潤滑剤を供給するので、
剪断加工の剪断面精度、寸法精度を向上でき、刃物交換
が少なく、さらに耐久性が向上する。
【0033】請求項6では、前記刃物は潤滑剤供給機構
を有し、該潤滑剤供給機構は前記刃物に潤滑剤を供給す
るので、剪断加工の剪断面精度、寸法精度を向上でき、
刃物交換が少なく、さらに耐久性が向上する。
【0034】請求項7では、剪断加工装置は潤滑剤供給
機構を備え、該潤滑剤供給機構により前記刃物に潤滑剤
を供給するので、剪断加工の剪断面精度、寸法精度を向
上でき、刃物交換が少なく、さらに耐久性が向上する。
【0035】請求項8では、被加工材料下敷きに潤滑剤
供給機構を備え、該潤滑剤供給機構より前記刃物に潤滑
剤を供給するので、剪断加工の剪断面精度、寸法精度を
向上でき、刃物交換が少なく、さらに耐久性が向上す
る。
【0036】請求項9では、請求項5から8のいずれか
1項に記載の剪断加工装置において、潤滑剤供給機構が
スプレイ方式であるので、潤滑剤が自動的に確実に供給
でき、したがって剪断加工の剪断面精度、寸法精度を向
上でき、刃物交換が少なく、さらに耐久性が向上する。
【0037】請求項10では、請求項5から8のいずれ
か1項に記載の剪断加工装置において、潤滑剤供給機構
が接触方式であるので、潤滑剤が自動的に確実に供給で
き、したがって剪断加工の剪断面精度、寸法精度を向上
でき、刃物交換が少なく、さらに耐久性が向上する。
【0038】請求項11では、請求項5から8のいずれ
か1項に記載の剪断加工装置において、潤滑剤供給機構
がノズル方式であるので、潤滑剤が自動的に確実に供給
でき、したがって剪断加工の剪断面精度、寸法精度を向
上でき、刃物交換が少なく、さらに耐久性が向上する。
【0039】請求項12では、請求項5から11のいず
れか1項に記載の剪断加工装置において、被加工材料が
金属板、またはプラスチック板であるので、刃物に金属
板、またはプラスチック板の切断カスが凝着せず、した
がって剪断加工の剪断面精度、寸法精度を向上でき、刃
物交換が少なく、さらに耐久性が向上する。
【0040】請求項13では、請求項5から11のいず
れか1項に記載の剪断加工装置において、被加工材料が
金属支持体上に感光層を形成した感光性平板印刷板であ
るので、刃物に感光性平板印刷板の切断カスが凝着せ
ず、したがって剪断加工の剪断面精度、寸法精度を向上
でき、刃物交換が少なく、さらに耐久性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】剪断加工装置の要部構成斜視図である。
【図2】他の剪断加工装置の要部構成正面図である。
【図3】他の剪断加工装置の要部構成斜視図である。
【図4】他の剪断加工装置の要部構成斜視図である。
【図5】他の剪断加工装置の要部構成斜視図である。
【図6】他の剪断加工装置の要部構成正面図と側面図で
ある。
【図7】他の剪断加工装置の要部構成正面図と側面図で
ある。
【図8】他の剪断加工装置の要部構成正面図と側面図で
ある。
【図9】他の剪断加工装置の要部構成斜視図である。
【符号の説明】
10 電気制御部 11 操作ボタン 20、21、22 刃物 30 下敷き 301 位置決め部 31 充填物 40、41、42、43、44 クランパ 51 潤滑剤供給機構 52、53 シリンダ 54 モータ 55、56 歯車 57 ねじ軸 58 スライド部材 59 ガイドピン 60 配管 61 ノズル 62 液溜室 70 接触部材 71 接触充填材 81 配管 82 スプレイ口 83 配管 90 ばね 91 地板 92、93 保持板 Q 潤滑剤(潤滑液) P 被加工材料(アルミ材)

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 刃物により被加工材料を分割する剪断加
    工方法において、剪断加工時に被加工材料を押圧するク
    ランパに設けられた潤滑剤供給機構より前記刃物に潤滑
    剤を供給することを特徴とする剪断加工方法。
  2. 【請求項2】 刃物により被加工材料を分割する剪断加
    工方法において、前記刃物自身に設けられた潤滑剤供給
    機構より潤滑剤を供給することを特徴とする剪断加工方
    法。
  3. 【請求項3】 刃物により被加工材料を分割する剪断加
    工方法において、潤滑剤供給機構より前記刃物に潤滑剤
    を供給することを特徴とする剪断加工方法。
  4. 【請求項4】 刃物により被加工材料を分割する剪断加
    工方法において、被加工材料下敷きに設けられた潤滑剤
    供給機構より前記刃物に潤滑剤を供給することを特徴と
    する剪断加工方法。
  5. 【請求項5】 刃物により被加工材料を分割する剪断加
    工装置において、被加工材料を剪断加工時に押圧するク
    ランパに設けられた潤滑剤供給機構を備え、該潤滑剤供
    給機構は前記刃物に潤滑剤を供給することを特徴とする
    剪断加工装置。
  6. 【請求項6】 刃物により被加工材料を分割する剪断加
    工装置において、前記刃物は潤滑剤供給機構を有し、該
    潤滑剤供給機構は前記刃物に潤滑剤を供給することを特
    徴とする剪断加工装置。
  7. 【請求項7】 刃物により被加工材料に剪断応力を発生
    させ分割する剪断加工装置において、該剪断加工装置は
    潤滑剤供給機構を備え、該潤滑剤供給機構により前記刃
    物に潤滑剤を供給することを特徴とする剪断加工装置。
  8. 【請求項8】 刃物により被加工材料を分割する剪断加
    工装置において、被加工材料下敷きに潤滑剤供給機構を
    備え、該潤滑剤供給機構より前記刃物に潤滑剤を供給す
    ることを特徴とする剪断加工装置。
  9. 【請求項9】 潤滑剤供給機構がスプレイ方式であるこ
    とを特徴とする請求項5から8のいずれか1項に記載の
    剪断加工装置。
  10. 【請求項10】 潤滑剤供給機構が接触方式であること
    を特徴とする請求項5から8のいずれか1項に記載の剪
    断加工装置。
  11. 【請求項11】 潤滑剤供給機構がノズル方式であるこ
    とを特徴とする請求項5から8のいずれか1項に記載の
    剪断加工装置。
  12. 【請求項12】 前記被加工材料が金属板、またはプラ
    スチック板であることを特徴とする請求項5から11の
    いずれか1項に記載の剪断加工装置。
  13. 【請求項13】 前記被加工材料が金属支持体上に感光
    層を形成した感光性平板印刷板であることを特徴とする
    請求項5から11のいずれか1項に記載の剪断加工装
    置。
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