JPH09168840A - 積層法による砂鋳型の造形方法 - Google Patents

積層法による砂鋳型の造形方法

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JPH09168840A
JPH09168840A JP7330471A JP33047195A JPH09168840A JP H09168840 A JPH09168840 A JP H09168840A JP 7330471 A JP7330471 A JP 7330471A JP 33047195 A JP33047195 A JP 33047195A JP H09168840 A JPH09168840 A JP H09168840A
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sand
layer
mold
mask
hardening
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Hiromoto Sato
弘元 佐藤
Yukio Otsuka
幸男 大塚
Motoaki Ozaki
元亮 尾崎
Masuo Shimizu
益雄 清水
Yoshizumi Senda
善純 千田
Muneya Takagi
宗谷 高木
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Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 硬化した砂層の反りを発生を防止する。 【解決手段】 まず、台座を形成し(S11,12)、
この上に熱硬化性レジン被覆砂の砂層を形成する(S1
3)。そして、この砂層の所定部分を加熱し、レジンを
硬化させ、断面形状を形成する(S14)。そして、各
層について、散布硬化を繰り返し、3次元の砂型を造形
する。このように、台座を利用することによって、その
上に形成される断面形状の反りの発生を防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、薄い砂層を形成す
ると共に、これを1層ずつ所定形状に硬化させることを
繰り返し、砂の3次元造形物である砂鋳型を造形するも
のに関する。
【0002】
【従来の技術】鋳物は、溶融した金属を鋳型に流し込ん
で作るので、一般に鋳物を作るには、まずその反転型で
ある鋳型を作ることから始める。この鋳型としては、そ
の材質から主に金型と砂型(砂鋳型)に分けられる。金
型は、耐久性があるが、高価であり、同一製品を多数製
造する場合に多く用いられる。一方、砂型は、試作品
(プロトタイプ)など比較的少量の生産や、複雑な形状
や内部形状がある場合などに用いられる。すなわち、砂
型は安価であり、また鋳造の後、砂型を壊して、製品を
取り出すため、砂型から鋳物がそのまま抜ける必要がな
く、複雑な形状の鋳物も作成できる。また、砂中子とよ
ばれる内部形状作成用の型を併用することによって、内
部形状を持つ鋳物も作成できる。
【0003】従来、砂型を作成する場合には、まずその
反転型(主に、木、樹脂、金属)をNC(数値制御)加
工等により作成し、これに砂を流し込み、固化させるこ
とによって砂型を造形していた。しかし、この砂型の造
形方法では、砂型の反転型の設計の際に、抜き勾配を考
慮しなければならない。特に、砂型の反転型は、通常2
分割する必要があるため、その分割面(見切り面)をど
こにするかという見切りの設計や、2分割のそれぞれの
抜き方向に応じた抜き勾配の設計を行わなければならな
い。従って、型の構想、型の設計に多くの時間が必要と
なっていた。
【0004】ここで、プロトタイプの作成に際し、多大
の時間をかけるのは、得策ではない。そこで、3次元の
CAD(コンピュータ支援デザイン)データからプロト
タイプを直接造形するラピッドプロトタイピング方法が
提案されている。このラピッドプロトタイピングは、3
次元の物体を0.2mm程度の微細な板厚を持つ2次元
断面形状が積層されたものと考え、この断面形状を造形
し、これを積層していくことで、3次元物体を造形する
ものである。
【0005】例えば、USP4,247,508には、
ラピッドプロトタイピングの一手法であって、レーザ光
線を利用するものが示されている。すなわち、熱溶融す
るプラスチック粒子などを薄い層とし、この層の固めた
い部分にレーザビームを走査し、ビーム照射部分を溶融
硬化させ2次元構造を形成する。そして、この操作を繰
り返して3次元物体を造形する。この手法によれば、プ
ロトタイプを直接形成することができる。
【0006】この手法を砂型の形成に利用する場合に
は、熱硬化性レジンを被覆した砂(シェル砂)等を用い
て、一層毎に固めたい部分にレーザを照射して、必要な
断面形状を硬化させる。そして、これを繰り返して、3
次元の砂型を造形することになる。
【0007】この手法によれば、直接造形物が得られる
ため、上述の見切り、抜き勾配などは考える必要がな
い。そこで、造形物のCADデータから比較的容易に各
種形状の砂型を形成できる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例により、レーザビームを照射して、シェル砂を硬化
させると、硬化した砂の層が反ってしまうという問題が
あった。すなわち、断面形状を形成するための砂層は、
通常0.1mm〜0.5mm程度と非常に薄いため、砂
粒子間のレジンの収縮によって、硬化した断面形状が図
12に示すように反ってしまう場合が多い。
【0009】このような反りが発生すると、次の砂の層
を積層することができなくなったり、次の層の断面形状
がずれてしまったり、歪んだりする。従って、砂型の造
形精度が悪化してしまうという問題点があった。
【0010】本発明は、上記問題点を解決することを課
題としてなされたものであり、断面形状形成の際の反り
の発生を防止できる積層法による砂鋳型の造形方法を提
供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、砂を散布し薄
い砂層を形成する砂層形成工程と、この薄く積層された
砂層の所定の部分を硬化させる硬化工程と、を含み、こ
れによって砂鋳型の1層を形成すると共に、これら工程
を順次繰り返して、断面形状を積層し、砂の3次元造形
物である砂鋳型を造形する方法であって、上記砂層形成
工程における第1層目は、予め形成された台座上に積層
密着させて形成されることを特徴とする。
【0012】レジン被覆砂を硬化させる場合、その硬化
に伴って、レジンが収縮する場合が多い。そして、この
収縮に伴い硬化した砂層が反ってしまう。従って、造形
された砂型の精度が悪くなってしまう。
【0013】本発明によれば、台座上に第1層目の砂層
を形成する。従って、第1層目は、台座に根付いて形成
される。台座の強度によって、砂層のソリを防止でき
る。また、第1層が反らないため、その上に形成される
各層の反りも防止できる。従って、歪みのない高精度の
砂型を造形することができる。
【0014】また、他の発明は、砂を散布し薄い砂層を
形成する砂層形成工程と、この薄く積層された砂層の所
定の部分を硬化させる硬化工程と、を含み、これによっ
て砂鋳型の1層を形成すると共に、これら工程を順次繰
り返して、断面形状を積層し、砂の3次元造形物である
砂鋳型を造形する方法であって、上記砂層形成工程にお
いて用いる砂は、その粒径分布において、少なくとも2
つのピークを有し、粒径の異なる砂を利用して、砂型を
造形することを特徴とする。
【0015】このように、粒径の異なる砂を利用する
と、大きな粒径の砂の間隙に小さな粒径の砂が入り込
み、砂の充填密度が上昇する。充填密度が上昇すると、
レジンの収縮による反りの発生が抑制され、歪みのない
高精度の砂型を造形できる。
【0016】また、さらに他の発明は、上記砂層形成工
程においては、まず比較的粒径の大きい砂を散布した
後、比較的粒径の小さい砂を散布して1層分の砂の積層
を行うことを特徴とする。
【0017】異なる粒径の砂を一緒に散布すると、粒径
の小さな砂が下側に固まってしまい、充填密度を上昇で
きない(特に上部)。大きな粒径の砂を散布した後に、
小さな粒径の砂を散布することで、小さな粒径の砂が大
きな粒径の砂の間隙に入り込み、効果的に充填密度を上
昇することができる。
【0018】また、さらに他の発明は、砂を散布し、薄
い砂層を形成する砂層形成工程と、この薄く積層された
砂層の予め定められた部分を硬化させる硬化工程と、を
含み、これによって砂鋳型の1層を形成すると共に、こ
れら工程を順次繰り返して、断面形状を積層し、砂の3
次元造形物である砂鋳型を造形する方法であって、上記
砂層形成工程において、振動子により砂を振動させなが
ら、砂を圧縮して、砂の積層を行うことを特徴とする。
【0019】このように、砂層に対し振動を付与するこ
とで、砂の充填密度を効果的に上昇することができる。
【0020】また、さらに他の発明は、砂を散布して、
薄い砂層を形成する砂層形成工程と、この薄く積層され
た砂層の予め定められた部分を硬化させる硬化工程と、
を含み、これによって砂鋳型の1層を形成すると共に、
これら工程を順次繰り返して、断面形状を積層し、砂の
3次元造形物である砂鋳型を造形する方法であって、上
記砂層形成工程において、一旦必要な砂の層厚より1〜
10%程度厚く積層しておき、その後平板により上方か
ら圧縮することを特徴とする。
【0021】このように、平板による圧縮によって、砂
の充填密度を効果的に上昇することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明に好適な実施の形態
(実施形態)について、図面に基づいて説明する。
【0023】[第1実施形態]本実施形態では、台座を
用いることによって、断面形状における反り発生を防止
する。
【0024】図1に示すように、まず台座を形成する
(S11)。この台座は、従来の砂型形成と同様に、熱
した金型に樹脂をコーティングした砂(レジン被覆砂)
を流し込み、硬化させることによって形成する。この台
座の厚さは、砂型の大きさに応じて、砂型を十分指示で
きるものにする。たとえば、砂型の大きさに応じて、1
cm〜5cm程度とする。また、台座の面積は、砂型の
造形面積よりやや大きめとする。台座1は、例えば、図
2(A)に示すように、長方形の板状にする。
【0025】次に、この台座1を砂層昇降機の底板上に
載置する(S12)。この砂層昇降機は、後述するよう
に、底板が昇降可能で、底板を順次下降させて、その上
に薄い砂(熱硬化性レジン被覆砂)層を形成する。
【0026】そこで、台座を載置した後、底板を1層分
下降させて、ここに砂を散布し、第1の砂層を形成する
(S13)。例えば、図2(B)に示すように、台座1
上に砂層2を形成する。
【0027】そして、この砂層2の砂型の断面形状に対
応する部分にレーザ光を照射して、その部分を硬化させ
る(S14)。これで、1層分の断面形状が形成された
ため、終了かを判定し(S15)、NOであればS13
に戻り順次各層の形成を行い、3次元の砂型を造形す
る。
【0028】このように、本実施形態によれば、台座を
利用する。この台座は、金型などを用いて、十分な厚さ
で、所望の形状に形成される。従って、本実施形態の台
座は、高精度の表面を有している。
【0029】そして、S13において、第1層目の砂
は、この台座上に必要な層厚0.1〜0.5mm程度で
積層され、これにレーザが照射される。台座と砂層は、
同様の材質から構成されており、1層目は台座に根付い
て硬化する。そして、台座は十分な強度があるため、1
層目が反ることはなく、歪みの発生を防止できる。さら
に、その後の各層においても、反っていない下の層に根
付いて形成されるため、反ることはなく、歪みのない砂
型を形成することができる。
【0030】なお、製品を直接造形する場合には、台座
を後で除去しなければならない。しかし、本実施形態で
形成するのは、砂鋳型である。そこで、台座は、ついた
ままで問題なく、かえって砂鋳型の強度の補強になる。
さらに、台座を用いない方法によると、第1層目はレー
ザ等の熱の当たった裏側が余りきれいには造形できず、
平坦度が低くなる。しかし、台座を用いることで台座の
高い平坦度を利用して、1層目から高い平坦で造形が行
える。
【0031】「装置構成」図3に第1実施形態の全体構
成図を示す。レーザ発振器12は、熱源としてのレーザ
光を発生するものであり、炭酸ガスレーザ、YAG(イ
ットリウム・アルミニウム・ガーネット)レーザ、エキ
シマレーザなど各種のレーザ発振器が採用できる。この
レーザ発振器12からのレーザ光は、可撓性の光ファイ
バー14を介し、散光レーザ照射源16に供給される。
この散光レーザ照射源16は、内部に所定のレンズを収
容しており、供給されるレーザを所定の広域照射型の散
光レーザに拡散し、放射する。
【0032】散光レーザ照射源16は、XYプロッタ1
8に保持されている。XYプロッタ18は、固定のX軸
レール18a(一対)と、このX軸レール18a上を走
行するY軸レール18bを有し、散光レーザ照射源16
がY軸レール18b上を移動することによって、XY平
面内で自由に移動できるようになっている。
【0033】XYプロッタ18の下方には、砂層昇降機
20が設けられている。この砂層昇降機20は、上面が
解放されていると共に底板が昇降自在で、その底板の上
部に砂型作成用のレジン被覆砂を受け入れる収容部が形
成されている。本実施形態では、最初に台座を底板上に
載置し、その後砂を積層していく。砂層昇降機20の上
方には、一対のレール22が配置されており、このレー
ル22上には、砂散布機24、砂ならしローラ26が移
動可能に載置されている。
【0034】砂散布機24は、ホッパ状の容器で底部に
開口が設けられており、内部に収容したレジン被覆砂を
下方の砂層昇降機20の収容部に向けて散布する。ま
た、砂ならしローラ26は円筒状で、移動しながら回転
することによって、砂層昇降機20の収容部に収容され
た砂の表面を平坦化する。
【0035】砂散布機24と砂ならしローラ26は、連
結材28によって連結されており、移動シリンダ30に
よって、レール22上を一体的に移動可能になってい
る。なお、この例では、レール22がY軸方向に伸びて
おり、砂散布機24及び砂ならしローラ26は、移動シ
リンダ30の進退により、Y軸方向に往復移動する。さ
らに、連結材28の手前側には、レール22上を移動可
能なマスク保持材32が着脱自在に接続されている。
【0036】また、レール22は、XYプロッタ18の
図における手前側のY軸レール18bの下側を越えて伸
長されており、この伸長部分の右側には、マスク保持台
34、左側にはマスク回収台36が設けられている。そ
して、これらマスク保持台34、マスク回収台36の上
方には、マスク38をマスク保持台34からマスク回収
台36まで移動するためのマスク移動装置40が、配置
されている。このマスク移動装置40は、マスク38を
把持するマスク把持部40aと、このマスク把持部40
aを昇降させる昇降部40bと、この昇降部40bをX
軸方向に移動させるための移動部40cからなってい
る。そして、このマスク移動装置40によって、マスク
保持台34上に積層保持されているマスク38をレール
22上のマスク保持材32に載置し、その後マスク38
をこのマスク保持材32からマスク回収台36上に積層
回収できる。なお、マスク保持材32は、マスク38を
周囲から保持する形状であり、マスクを一定位置に保持
すると共に、マスク38の穴の部分を通過したレーザ光
を下方に通過させる。また、マスク把持部40aは吸
盤、電磁石などで形成されている。
【0037】すなわち、昇降部40bにより、マスク把
持部40aをマスク保持台34の上方から、保持されて
いるマスク38上に下降させ、ここでマスク38を保持
する。マスク把持部40aを上昇させた後、移動部40
cによって、マスク38をレール22の伸長部のマスク
保持材32上に位置させる。ここで、昇降部40bによ
りマスク38を下降させ、マスク保持材32上でマスク
把持部40aがマスク38を離し、マスク38をマスク
保持材32に保持させる。また、同様の動作によって、
マスク保持材32に保持されているレール22上のマス
ク38をマスク回収台36上に載置することができる。
【0038】さらに、レール22上において、砂散布機
24、砂ならしローラ26を連結している連結材28の
前端部には、マスク保持材32を把持する機構が設けら
れている。このため、連結材28が手前側に移動したと
きにマスク保持材32を把持し、後方に移動する際にマ
スクを一緒に引っ張り、また手前に移動した時にマスク
保持材32を離すことによって、マスク38をレール2
2上でY軸方向に移動させることができる。
【0039】また、コントローラ42は、レーザ発振器
12、XYプロッタ18、砂層昇降機20、移動シリン
ダ30、マスク移動装置40の動作等を制御する。
【0040】「動作」この装置の動作について、説明す
る。このような装置により、砂型を製作する場合には、
まず砂型のCADデータから、多数の断面形状を得て、
これに対応する複数枚のマスク38を作成する。また、
砂散布機24には、まず台座を載置し、その上にレーザ
の照射によって硬化する樹脂のコーティングされたレジ
ン被覆砂を収容する。そして、マスク移動装置40によ
り、マスク38をレール22の伸長部上のマスク保持材
32に載置した後、移動シリンダ30により砂散布機2
4、砂ならしローラ26を手前移動し、マスク38を収
容しているマスク保持材32を把持する。次に、移動シ
リンダ30により砂散布機24、砂ならしローラ26及
びマスク38を奥側に向けて後退させる。この際に、砂
散布機24より、砂を散布し、砂層昇降機20の収容部
に砂を収容する。なお、砂層昇降機20の上部には一層
分の砂が収容できるように、底板の位置が設定されてい
る。
【0041】そして、砂散布機24、砂ならしローラ2
6の後退が完了した時には、マスク38が砂が供給され
た砂層昇降機20の上方に位置している。なお、マスク
38と砂上面との距離は、数mm程度に設定してある。
【0042】初回におけるこのような動作が行われた後
は、図4に示されているような動作を繰り返す。すなわ
ち、一層分の砂が砂層昇降機20に収容され、その上方
にマスク38がセットされた状態で、XYプロッタ18
により、散光レーザ照射源16をマスク38の上方に位
置させ、レーザを照射する。
【0043】これによって、露光された部分の砂に被覆
されたレジンが熱硬化し、この部分が固化する。なお、
この例では、レーザの照射の際、散光レーザ照射源16
は、マスク38上を数回移動して、全体に均一に、レー
ザを照射する。
【0044】このようにして、レーザ照射が終わった場
合には、移動シリンダ30により、砂散布機24、砂な
らしローラ26と共に、マスク38を手前に移動させ
る。次に、砂層昇降機20の底板を1層分下降させると
同時に、マスク移動装置40によりマスク保持材32上
のマスク38をマスク回収台36に運んだ後、マスク保
持台34のマスク38をマスク保持材32上に運ぶマス
ク交換作業を行う。
【0045】そして、上述の1回目と同様に砂の散布、
マスクの砂上へのセット、レーザ照射という1層毎の造
形を繰り返し、3次元構造の砂型が作成される。さら
に、このようにして作成された砂型を利用して、鋳造が
行われる。
【0046】「マスク」次に、マスク38は、固化させ
たい部分に穴の開いたレーザを遮光でき、耐久性がある
板材で構成される。例えば、炭酸ガスレーザや、YAG
レーザが用いられる場合には、銅板や鉄板等の金属板を
切り抜いたものが使用される。このようなマスク38の
加工は、NCレーザ切断機などで容易に行うことができ
る。また、照射するレーザは、熱硬化性のレジン被覆砂
を1層(0.2mm)硬化させるだけの比較的低いエネ
ルギ密度であり、金属薄板で、十分耐久性がある。
【0047】ここで、このマスク38は、形状によって
は、切り抜かれ形状が周囲から離れて抜けてしまう場合
がある。例えば、図5(A)に示すような升のような砂
型を作成する場合、底部のマスク38は図5(B)のよ
うな枠状の周辺部38aのみとなる。この場合は問題は
ないが、それより上方は中央部に四角形の島38bを必
要とする。この場合、この島38bをサポート38cに
よって、周辺部38aに連結する必要がある。
【0048】本実施形態では、図5(C),(D)に示
すように、隣接する断面のマスク38同士のサポート3
8cの位置を異ならせる。これによって、サポート38
cの下方の硬化しない部分は、縦方向に連続しないこと
になる。この未硬化層は、薄くて幅も狭い(例えば、
0.2mm×5mm程度)。このため、砂型にこの未硬
化層に対応する空間が生じても、鋳造時に金属溶湯はこ
の空間に進入することがない。さらに、この空間は鋳造
の際に、発生ガス抜き孔として作用するという利点も得
られる。
【0049】「砂」また、本実施形態において使用する
砂には、従来使用されていたものをそのまま使用するこ
とはできない。鋳鉄やアルミニウムの鋳物を作るときに
用いられているいわゆるシェルモールド用レジン被覆砂
は、通常加熱した金型内に吹き込まれ焼成して固化され
る。このような用途では、鋳造時の発生ガスを排出する
ために、比較的粗い(例えば15〜30nm)ものが採
用される。しかし、本発明では、0.2mm程度の薄い
層を形成しなければならず、5〜10nm程度の微細
で、粒子形状の丸いものが採用される。なお、本実施形
態においては、上述のようにして、ガス抜き穴が形成さ
れる。
【0050】さらに、レジンが被覆される砂としては、
通常硅砂が用いられるが、その熱膨張係数は、60〜1
00程度である。このような砂を本実施形態において採
用すると、レーザ照射時に膨張して、熱変形や割れを引
き起こす。そこで、本実施形態では、セラビーズ砂、ジ
ルコニア砂、ムライト砂(いずれも熱膨張率30〜50
程度)のような低膨張砂が適している。なお、用途によ
っては、金属粉、セラミック微粒子などでも使用可能で
ある。
【0051】また、被覆用のレジンには、鋳造プロセス
に応じて各種のレジンが用いられるが、熱による収縮の
小さいフェノール樹脂などの熱硬化性レジンが特に好適
である。
【0052】「砂散布機」図6に砂散布機24などの砂
供給の構成を示す。砂散布機24は、ホッパ状の容器2
4aと、その底部開口に配置された回転羽根24bから
なっている。そして、回転羽根24bを回転させること
により、容器24a内に収容されている砂が下方に落下
散布される。従って、回転羽根24bの回転制御によっ
て、散布のオンオフ及び散布量の制御が行える。この砂
散布機24の進行方向の後ろ側(図3における手前側)
には、スクレーパ50が設けられている。このスクレー
パ50は、砂散布機24と砂ならしローラ26の間にあ
って、連結材28に取り付けられている。そして、砂散
布機24が、図6における右側(図3における奥側)に
移動しながら散布した砂の表面を平滑化する。さらに、
このスクレーパ50の後ろ側に設けられた砂ならしロー
ラ26は、スクレーパ50で平滑化された砂の表面を押
し、砂を圧縮して、1層分(0.2mm)の砂を砂層昇
降機20の表面部に形成する。
【0053】このように、本実施形態では、砂の散布な
らしを1回の移動で効率的に行え、高速の砂層形成が行
える。さらに、上述のように、この砂層形成のための移
動の際に、マスク38の砂層上へのセットも行えるた
め、1層分の処理のために必要な時間が非常に短くてよ
い。
【0054】「その他の構成」上述の例では、散光レー
ザおよびマスクを用い、砂層の所定の領域を加熱した
が、マスクを省略すると共に、レーザビームを所定の領
域に走査してもよい。また、加熱源としては、ヒータ等
を用いてもよい。
【0055】[第2実施形態]砂粒子間の樹脂の収縮を
抑えるには、砂の充填密度を上げることも重要である。
すなわち、充填密度が高ければ、硬化の際に樹脂が収縮
しても、それに引かれて砂が変形することを防止するこ
とができる。
【0056】本実施形態では、図7に示すように、用い
る砂の粒径分布を標準的な正規分布ではなく、2つのピ
ークを持つような粒径分布に設定する。すなわち、主体
となる粒子のピークに対して、より小さい方に、もう1
つのピークを持つようにする。
【0057】これによって、大きな(主体となる)粒子
の間に小さな粒子が入り込んで、充填密度を上昇するこ
とができる。
【0058】小さい方の砂のピーク粒子径は、主体とな
る粒子のピーク粒子径に対し、1/2〜1/10程度に
することが好ましい。例えば、主体となる粒子のピーク
粒子径を50μmとし、小さな粒子のピーク粒子径を1
0μmとすることで、充填密度を大きく向上することが
できる。
【0059】このように、砂の充填密度を上昇すること
で、樹脂収縮の際の反りの発生を抑制することができ、
歪みのない砂鋳型を形成することができる。また、第1
実施形態の台座上に、この2種類の粒径の砂による砂層
を形成することも好適である。
【0060】なお、充填密度を上昇させた場合、砂型の
通気度が低下する。そこで、断面の造形時に、砂型にな
る部分に微細な溝を形成するとよい。例えば、上述のマ
スクの離れ小島を支えるブリッジなどは、これに好都合
なものである。
【0061】「砂のまき方」本実施形態によれば、2種
類の砂により、砂層を形成する。しかし、粒子径の異な
る2種類の砂を一緒にまいてローラやスクレーパで薄い
層にならすと、粒径の小さい粒子は下に、大きい粒子は
上に積層されやすい。このため、層の上方で、充填密度
が低くなる傾向にある。
【0062】そこで、本実施形態では、図8(A),
(B)に示すように、比較的粒子径の大きな砂をまいた
後、その上に比較的粒子径の小さな砂をまく。これによ
って、最初にまいた大きめの粒子の間に、小さい粒子が
入り充填密度が向上する。
【0063】また、小さい粒子の砂の散布量は、隙間を
埋めるだけであり、先にまく大きい粒子径の砂の量の1
/5〜1/20程度の量でよく、少ない量で効果的に充
填率を上昇することができる。
【0064】さらに、図9に示すように、大きな粒子の
砂を散布する砂散布機24と小さな粒子の砂を散布する
砂散布機24を設け、これらを一緒に移動させながら砂
散布を行えば、1度に2度まきを行うことができ、砂散
布のための時間を短縮することができる。なお、ローラ
26は、それぞれの砂散布後の表面をならすためのもの
である。
【0065】[第3実施形態]砂の充填密度を上昇する
ためには、振動や圧力を加えることが好適である。そこ
で、本実施形態では、振動または圧力を付与する。
【0066】図10には、振動を付与する例を示す。こ
のように、砂ならしローラ26の手前に、振動子70を
配置し、砂ならしローラ26でならす砂に振動を付与す
る。そして、砂ならしローラ26と振動子70を一緒に
移動させることで、砂の充填密度を高くし、砂の充填密
度を上昇する。振動子70は、モータの回転によって、
数10Hzで振動するものや、高周波の振動が得られる
超音波振動子を利用してもよい。
【0067】さらに、図11には、圧縮により砂層の充
填率を上げる例を示す。このように平板80を砂層2に
対し、押しつけ、これによって、砂層2の砂充填率が上
昇する。この平板80は、モータ駆動や油圧駆動によっ
て、上下動させるとよい。そして、圧縮圧力が所定値に
なったところで、下降を停止すればよい。
【0068】振動を付与して、砂層を形成した後、され
に圧縮処理を行うことも好適である。さらに、上記第
1、第2実施形態と組み合わせてもよい。
【0069】このように、本実施形態によれば、確実に
砂の充填密度を向上できる。従って、砂の硬化の際のソ
リの発生を抑制して、歪みの少ない砂鋳型を得ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施形態の処理動作を示すフローチャー
トである。
【図2】 台座の形態およびその上に形成される砂層を
示す図である。
【図3】 第1実施形態の装置の全体構成を示す図であ
る。
【図4】 同実施形態の動作タイミングを示す図であ
る。
【図5】 遮光マスクの構成例を示す図である。
【図6】 砂散布機の構成を示す図である。
【図7】 砂の粒径分布を示す図である。
【図8】 2種類の砂の散布状態を示す図である。
【図9】 2種類の砂の散布機構を示す図である。
【図10】 振動子による振動を付加する例を示す図で
ある。
【図11】 平板で圧縮する例を示す図である。
【図12】 砂層の反りを示す図である。
【符号の説明】
1 台座、2 砂層、12 レーザ発振器、16 散光
レーザ照射源、20砂層昇降機、24 砂散布機、38
遮光マスク。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 清水 益雄 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 千田 善純 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 高木 宗谷 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レジン被覆砂を散布し薄い砂層を形成す
    る砂層形成工程と、 この薄く積層された砂層の所定の部分を硬化させる硬化
    工程と、 を含み、 これによって砂鋳型の1層を形成すると共に、これら工
    程を順次繰り返して、断面形状を積層し、砂の3次元造
    形物である砂鋳型を造形する方法であって、 上記砂層形成工程における第1層目は、予め形成された
    台座上に積層密着させて形成されることを特徴とする積
    層法による砂鋳型の造形方法。
  2. 【請求項2】 レジン被覆砂を散布し薄い砂層を形成す
    る砂層形成工程と、 この薄く積層された砂層の所定の部分を硬化させる硬化
    工程と、 を含み、 これによって砂鋳型の1層を形成すると共に、これら工
    程を順次繰り返して、断面形状を積層し、砂の3次元造
    形物である砂鋳型を造形する方法であって、 上記砂層形成工程において用いる砂は、その粒径分布に
    おいて、少なくとも2つのピークを有し、 粒径の異なる砂を利用して、砂型を造形することを特徴
    とする積層法による砂鋳型の造形方法。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の方法において、 上記砂層形成工程においては、まず比較的粒径の大きい
    砂を散布した後、比較的粒径の小さい砂を散布して1層
    分の砂の積層を行うことを特徴とする積層法による砂鋳
    型の造形方法。
  4. 【請求項4】 レジン被覆砂を散布し、薄い砂層を形成
    する砂層形成工程と、 この薄く積層された砂層の予め定められた部分を硬化さ
    せる硬化工程と、 を含み、 これによって砂鋳型の1層を形成すると共に、これら工
    程を順次繰り返して、断面形状を積層し、砂の3次元造
    形物である砂鋳型を造形する方法であって、 上記砂層形成工程において、振動子により砂を振動させ
    ながら、砂を圧縮して、砂の積層を行うことを特徴とす
    る積層法による砂鋳型の造形方法。
  5. 【請求項5】 レジン被覆砂を散布して、薄い砂層を形
    成する砂層形成工程と、 この薄く積層された砂層の予め定められた部分を硬化さ
    せる硬化工程と、 を含み、 これによって砂鋳型の1層を形成すると共に、これら工
    程を順次繰り返して、断面形状を積層し、砂の3次元造
    形物である砂鋳型を造形する方法であって、 上記砂層形成工程において、一旦必要な砂の層厚より1
    〜10%程度厚く積層しておき、その後平板により上方
    から圧縮することを特徴とする積層法による砂鋳型の造
    形方法。
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