JPH09168833A - 金属板状体の接合方法 - Google Patents

金属板状体の接合方法

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JPH09168833A
JPH09168833A JP33064195A JP33064195A JPH09168833A JP H09168833 A JPH09168833 A JP H09168833A JP 33064195 A JP33064195 A JP 33064195A JP 33064195 A JP33064195 A JP 33064195A JP H09168833 A JPH09168833 A JP H09168833A
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JP
Japan
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metal plate
die
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bent
shape
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JP33064195A
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English (en)
Inventor
Okitoshi Haneda
臣利 羽田
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 型鋼等の一端側が屈曲された金属板状体に別
の金属板状体をかしめ接合により接合する場合、屈曲部
付近まで接合できる範囲を広げることができる金属板状
体の接合方法を提供することである。 【解決手段】 本発明の金属板状体の接合方法は、型鋼
1に連結金具板2を重ね合わせ、ポンチ4とダイス孔5
1を有するダイス5によりかしめて接合する金属板状体
の接合方法であって、前記ダイス孔51が設けられたダ
イス面の外周縁部53の形状を、前記屈曲された型鋼1
の内側コーナー部形状に符合する形状となし、前記型鋼
1の屈曲部11内側をダイス面の外周縁部53に接近さ
せて接合するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、2つの金属板状体
をかしめ接合する金属板状体の接合方法に関する。
【0002】
【従来の技術】2枚の金属板をかしめて接合する金属板
の接合方法として、例えば、特開平4−17927号公
報に記載されているものが知られている。上記公報記載
の金属板の接合方法は、重ね合わされた2枚の金属板を
ポンチとダイス孔を有するダイスの間に挟み、ポンチを
ダイス孔に挿入して前記金属板を打ち抜き、一方の相対
する辺が切断され、他方の相対する辺が変形されて略台
形状の突出部と、この突出部の反対側に凹部を形成し、
この突出部をポンチとダイスの内底面との間でさらにプ
レスすることにより、突出部の底部を展延させ、この展
延された突出部を前記凹部に当接させて、かしめ接合す
るものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
報に記載されている従来の金属板の接合方法では、例え
ば型鋼のような一端側が屈曲された金属板状体に、別の
金属板状体を屈曲部の直ぐ近くでかしめ接合する場合、
屈曲された金属板状体は湾曲されているので、ダイスを
この屈曲部に接近できないため、接合できる範囲に制約
を受けるという問題がある。特に、上記型鋼が厚肉とな
ったとき、屈曲部の曲率が大きくなるので、接合できる
範囲は一層制約されることとなる。
【0004】本発明は、上記の従来技術の問題を解決す
るためになされたものであって、本発明の目的は、型鋼
等の一端側が屈曲された金属板状体に別の金属板状体を
かしめ接合により接合する場合、屈曲部付近まで接合で
きる範囲を広げることができる金属板状体の接合方法を
提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するためになされたものであって、請求項1記載の金
属板状体の接合方法は、少なくとも一端側が屈曲された
金属板状体に別の金属板状体を重ね合わせ、この重ね合
わされた2つの金属板状体をポンチとダイス孔を有する
ダイスの間に挟み、ポンチをダイス孔に挿入して前記金
属板状体を打ち抜き、この打ち抜かれた一方の金属板状
体を他方の金属板状体にかしめて接合する金属板状体の
接合方法であって、前記ダイス面の外周縁部の形状を、
前記屈曲された金属板状体の内側コーナー部形状に符合
する形状となし、前記屈曲された金属板状体の屈曲部内
側をダイス面の外周縁部に接近させて接合するものであ
る。
【0006】請求項2記載の金属板状体の接合方法は、
少なくとも一端側が屈曲された金属板状体は型鋼であ
り、別の金属板状体は連結金具板であることを特徴とす
るものである。
【0007】(作用)本発明において、請求項1の金属
板状体の接合方法は、ダイス孔が設けられたダイス面の
外周縁部の形状を、前記屈曲された金属板状体の内側コ
ーナー部形状に符合する形状となし、前記屈曲された金
属板状体の屈曲部内側をダイス面の外周縁部に接近させ
て接合するものであるから、屈曲部付近まで接合できる
範囲を広げることができる。
【0008】請求項2の金属板状体の接合方法は、ダイ
ス孔が設けられたダイス面の外周縁部の形状を、型鋼の
内側コーナー部のR形状に符合する形状となし、前記屈
曲された型鋼の屈曲部内側をダイス面の外周縁部に接近
させて接合するものであるから、型鋼の屈曲部付近まで
接合できる範囲を広げることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の金属板状体の接合方法に
おいて、少なくとも一端が屈曲された金属板状体とは、
平板な板体の一端、もしくは両端が屈曲されたもの、四
角形状または円形状の板体の周囲が屈曲されているもの
等であって、例えば、C型鋼やL型鋼のような型鋼等で
あってもよい。
【0010】また、上記金属板状体の接合方法におい
て、かしめて接合する接合方法としては、例えば、前記
特開平4−17927号公報に示されるように、2つの
金属板状体をポンチとダイスにより打ち抜いて突出部を
形成し、この突出部の底部を展延して張出部を形成し、
打ち抜かれて切断された辺に当接し、この張出部によっ
て突出部の底部が抜け出ないようにして金属板状体を接
合するものであってもよいし、あるいは突出部の底部を
横方向に展延させて金属板に形成された切断面に当接さ
せるようにしたものであってもよい。
【0011】請求項2の本発明において、一端側が屈曲
された金属板状体は型鋼であり、別の金属板状体は連結
金具板であるが、上記型鋼と連結金具板とを接合するも
のとして、例えば、住宅ユニットの骨組み構造体があ
る。この構造体は、4本の角鋼管製の柱と、4本のC型
鋼製の床大梁と、4本のC型鋼製の天井大梁とを接合し
て構成された骨組構造体であって、この相対する大梁の
間には小梁が架け渡され、小梁の上には根太が固定され
ている。この住宅ユニットの骨組構造体において、連結
金具板とは、上記大梁と小梁とを連結したり、小梁と根
太を連結するために使用されるものである。
【0012】(実施例)つぎに、本発明の実施例を図面
を参照して説明する。図1〜図3は、本発明の一実施例
であって、図1(イ)は接合されたC型鋼と連結金具板
を示す一部切欠斜視図、(ロ)は(イ)図の側面図、図
2はポンチとダイスよりなるかしめ型と共に示す図1の
要部拡大断面図、図3は住宅ユニットの骨組み構造体の
斜視図である。1はC型鋼、11は屈曲部、2は連結金
具板、3はかしめ部、4はポンチ、5はダイス、Aは住
宅ユニットの骨組み構造体である。
【0013】本実施例は、図3に示す住宅ユニットの骨
組み構造体Aに使用されるC型鋼1に連結金具板2をか
しめ接合する接合方法に関するものである。上記骨組構
造体Aは、図3に示すように、4本の鋼管製柱1aと、
4本のC型鋼1製の天井大梁1bと、4本のC型鋼1製
の床大梁1cとで構成されたものであって、この相対す
る天井大梁1b、1b並びに床大梁1c、1cには、そ
れぞれ、天井小梁1d、1dと床小梁1e、1eとが架
け渡されている。
【0014】上記天井大梁1b(または床大梁1c)を
形成するC型鋼1には、図1に示すように、連結金具板
2がかしめ部3、3でかしめ接合され、この連結金具板
2から突設された取付板21に、天井小梁1d(または
床小梁1e)が図示省略のボルト、ナットで取り付けら
れている。取付板21に設けられている孔22は、前記
ボルトの挿入孔である。
【0015】上記図2では、図1のC型鋼1に連結金具
板2をかしめて接合されたかしめ部3を拡大して示すと
共に、このかしめに使用するポンチ4とダイス5とより
なるかしめ型とを併せて示している。
【0016】上記ポンチ4は、横断面の形状が矩形状に
なされ、下端の両側の角部が切断刃として形成され、他
の両側は傾斜面に形成されている。
【0017】上記ダイス5はダイス孔51を有し、この
ダイス5はダイス孔51が設けられたダイス面の外周縁
部53の形状を、C型鋼1の屈曲された屈曲部11の内
側コーナー部形状に符合する形状になされている。ま
た、ダイス孔51の上端開口の両側の角部はポンチ4の
切断刃に対応する切断刃として形成され、また他の両側
はポンチ4の傾斜面に対応する傾斜面に形成されてい
る。そして、このダイス孔51内には、ノックアウトピ
ン52が上下動可能に挿入されている。
【0018】上記のポンチ4とダイス5を使用してC型
鋼1と連結金具板2を接合する方法を手順を追って説明
する。まず、C型鋼1の内側の所定位置に連結金具板2
を上下に重ね合わせ、C型鋼1の屈曲部11内側をダイ
ス面の外周縁部53に接近させてダイス5上にセットす
る。
【0019】ついで、ポンチ4を下降させてポンチ4と
ダイス5の間に挟んでプレスすると、一方の相対する辺
がポンチ4とダイス5の切断刃により切断され、他方の
相対する辺が変形されて略台形状の突出部31と、この
突出部31の反対側に凹部32を形成する。上記突出部
31をポンチ4と、ダイス孔51の中に挿入されたノッ
クアウトピン52で形成されたダイス5の内底面との間
でさらにプレスすることにより、突出部31の底部を展
延させ、この展延された突出部31を、図2に示すよう
に、凹部32の切断面に当接させてC型鋼1と連結金具
板2をかしめ接合する。
【0020】上記の接合されたC型鋼1と連結金具板2
をポンチ4を上昇させてダイス5から取り出し、このC
型鋼1を図3に示した住宅ユニットの骨組構造体Aの天
井大梁1bと床大梁1cとして使用し、鋼管製柱1aと
溶接接合し、天井大梁1bに接合された連結金具板2に
は天井小梁1dをボルト、ナットで架け渡し、床大梁1
cに接合された連結金具板2には床小梁1eをボルト、
ナットで架け渡し、住宅ユニットの骨組構造体Aを完成
させた。
【0021】本実施例の金属板状体の接合方法は、ダイ
ス孔51が設けられたダイス面の外周縁部53の形状
を、C型鋼1の屈曲部11内側のR形状に符合する形状
となし、前記C型鋼1の屈曲部11内側をダイス面の外
周縁部53に接近させて接合するものであるから、C型
鋼1の屈曲部11付近まで接合できる範囲を広げること
ができる。
【0022】
【発明の効果】請求項1の金属板状体の接合方法は、屈
曲された金属板状体の屈曲部付近まで接合できる範囲を
広げることができるので、かしめ接合された接合部に働
くモーメントに対して耐力を大きくできるという効果が
ある。また、ダイス面の外周縁部の形状を、屈曲された
金属板状体の内側コーナー部形状に符合する形状となし
ているので、屈曲された金属板状体の屈曲部付近まで接
合できる範囲を広げても、ダイス面の大きさを維持で
き、ポンチの加圧力に耐えることができる。
【0023】請求項2の金属板状体の接合方法は、屈曲
された型鋼の屈曲部付近まで連結金具板を接近させて接
合できる範囲を広げることができるので、かしめ接合さ
れた接合部に働くモーメントに対して耐力を大きくで
き、住宅ユニットの骨組構造体における大梁と小梁や根
太等の接合に利用できるようになる。すると、従来の溶
接接合において亜鉛メッキが溶接の熱で侵され、耐食性
が損なわれるという問題が解消できるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であって、(イ)図は接合さ
れたC型鋼と連結金具板を示す一部切欠斜視図、(ロ)
図は(イ)図の側面図である。
【図2】ポンチとダイスよりなるかしめ型と共に示す図
1の要部拡大断面図である。
【図3】住宅ユニットの骨組み構造体の斜視図である。
【符号の説明】 1 C型鋼 11 屈曲部 2 連結金具板 3 かしめ部 4 ポンチ 5 ダイス 51 ダイス孔 53 ダイス面の外周縁部 A 住宅ユニットの骨組み構造

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも一端側が屈曲された金属板状
    体に別の金属板状体を重ね合わせ、この重ね合わされた
    2つの金属板状体をポンチとダイス孔を有するダイスの
    間に挟み、ポンチをダイス孔に挿入して前記金属板状体
    を打ち抜き、この打ち抜かれた一方の金属板状体を他方
    の金属板状体にかしめて接合する金属板状体の接合方法
    であって、 前記ダイス面の外周縁部の形状を、前記屈曲された金属
    板状体の内側コーナー部形状に符合する形状となし、前
    記屈曲された金属板状体の屈曲部内側をダイス面の外周
    縁部に接近させて接合することを特徴とする金属板状体
    の接合方法。
  2. 【請求項2】 一端側が屈曲された金属板状体は型鋼で
    あり、別の金属板状体は連結金具板であることを特徴と
    する請求項1記載の金属板状体の接合方法。
JP33064195A 1995-12-19 1995-12-19 金属板状体の接合方法 Pending JPH09168833A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014124651A (ja) * 2012-12-26 2014-07-07 Kyocera Document Solutions Inc 金属材接合用金型、及び離型装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014124651A (ja) * 2012-12-26 2014-07-07 Kyocera Document Solutions Inc 金属材接合用金型、及び離型装置

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