JPH09168576A - 容 器 - Google Patents

容 器

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JPH09168576A
JPH09168576A JP8313171A JP31317196A JPH09168576A JP H09168576 A JPH09168576 A JP H09168576A JP 8313171 A JP8313171 A JP 8313171A JP 31317196 A JP31317196 A JP 31317196A JP H09168576 A JPH09168576 A JP H09168576A
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medicine
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medicine container
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Masahiro Hayashida
正宏 林田
Takashi Osada
孝志 長田
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Takagi Industrial Co Ltd
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Takagi Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 容易に指定の用法、用量を厳守することがで
きるようにした携帯薬入れを提供する。 【解決手段】 合成樹脂(ポリプロピレン)製で、透明
状の、あるいは可視可能な程度に着色された直方体の本
体2と一体的に設けられた開閉蓋3とを有する。本体2
の長辺側側面に、薬入れ1同士を着脱自在に順次連結す
るための係止部4を設ける一方、その側面に対向する側
面に、係止受け部5を設ける。前記係止部4は、係止フ
ック13を有し、係止フック13上方の本体2側面に、
保持用の突条部15を有する。前記係止受け部5は、本
体2側面の肉厚t分だけ突出した係合片16を有する。 【効果】 簡単な構造の薬入れにより、容易に指定の用
法、用量を厳守することができ、服用忘れや、重複服用
のおそれをなくすことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、携帯薬入れに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、医師によって作成された処方箋に
基づき調合された薬剤は、投与回数分または投与日数分
(何日分)の薬剤を、適当な用量ごとに、薬袋、カプセ
ル等に収納して患者に渡すようにしている。患者は、指
定された時間毎に、一袋、ワンカプセル、あるいは、何
袋か、何カプセルかを服用し、指定投与回数分または投
与日数分(何日分)続けて服用するようにしている。ま
た、通常の市販されている薬品(錠剤、粉薬、カプセ
ル)においても、用法、用量に従って服用するように指
定されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、投与さ
れるべき薬剤の投与回数、薬剤の種類が多いと、常に指
定時間に留意する必要があり、大変にわずらわしく、つ
い、忘れてしまうようなことがある。逆に、重ねて服用
してしまうこともあり、指定の用法、用量を厳守するこ
とが困難となり、せっかくの薬剤の効能も損なわれる
他、過量服用による副作用のおそれさえある。本発明
は、このような不都合を克服し、容易に指定の用法、用
量を厳守することができるようにした携帯薬入れを提供
することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記した課題を解決する
ために、本発明は、投与されるべき所定量の薬剤を収納
する薬入れであって、開口面を有する直方体形状の本体
とこの本体の開口面を密閉する開閉蓋とを有し、一側面
に薬入れ同志を着脱自在に順次連結するための係止部
と、対向する側面に係止受け部とを形成したことを特徴
とする。前述の構成において、薬入れ内に、複数の収納
室を区画形成することができる。
【0005】このような構成とすれば、投与すべき薬剤
を、所定量(例えば一回分または一日分)ずつそれぞれ
の薬入れに収納し、これらの薬入れを順次連結する。服
用するときは、一つの薬入れ内の薬剤を取り出せばよい
ので、服用忘れはない。また、一つの薬入れによって、
一日分の、すなわち、朝、昼、晩に薬剤を服用するよう
なときは、一つの薬入れを形成された複数の収納室にそ
れぞれ朝、昼、晩の薬剤を収納するようにすれば、服用
忘れや、重複服用のおそれはない。さらに、複数の薬剤
を同時に服用するようなときは、投与回数分、投与日数
分の薬入れを別に用意して、服用するようにする。かか
る際も、投与回数分、投与日数分を連結した状態の薬入
れに、それぞれ、一回、一日に服用すべき量に分配され
ているので、服用忘れ、重複服用の心配はない。なお、
薬入れは互いに連結し自在に構成されているので、始め
から連結せずに単体で使用してもよい。
【0006】
【実施例】次に、本発明にかかる携帯薬入れについて、
一実施例を挙げ、図に基づいて説明する。図1に携帯薬
入れ1を示す。この携帯薬入れ1は、外観が直方体状に
形成されたもので、投与されるべき一回分または一日分
の薬剤を収納するようにしたものである。かかる薬入れ
1は、合成樹脂(ポリプロピレン)によって形成され、
透明状の、あるいは透視可能な程度に着色されたもの
で、本体2と一体的に設けられた開閉蓋3を有してい
る。本体2の長辺側側面には、薬入れ1同志を着脱自在
に順次連結するための係止部4が設けられる一方、その
側面に対向する側面には、係止受け部5が設けられてい
る。
【0007】前記開閉蓋3は、本体2の開口部における
上縁部6の一短辺側において、薄肉部7をヒンジ部と
し、この薄肉部7を介して復元自在に屈曲可能に連結し
ている。また、開閉蓋3は、本体2の開口部における上
縁部6内側に収容するようにした内縁部8と、上縁部6
端面に密接する外縁部9とを有している。前記内縁部8
の短辺側中央部には突条部10が設けられ、これに対応
するように上縁部6内側に係止溝11を形成している。
さらに、前記外縁部9の短辺側中央部には、開閉蓋3を
開閉させるためのつまみ12を形成している(図2、図
3参照)。
【0008】前記係止部4は、本体2の長辺側側面にお
いて底部近傍に形成され、係止フック13が、本体2側
面の肉厚t分、外方へ突出させ、底方に向かって鉛直方
向に延在している。一方、かかる係止フック13の内側
にある本体2側面は、逆に本体2側面の肉厚t分だけ、
本体2内側に退向形成し、これにより、係止フック13
と係止フック13内側の本体2側面間に、係合ギャップ
14を形成している。さらに、係止フック13上方の本
体2側面には、保持用の突条部15が形成されている
(図4参照)。
【0009】一方、係止受け部5は、本体2側面の肉厚
t分だけ突出した係合片16を有し、係合片16内側の
本体2側面を、前記係止フック13上方の保持用の突条
部15の形成位置に対応して、本体2側面の肉厚t分だ
け、本体2内側に退向形成している。かかる構成によっ
て、係合片16と係合片16内側の本体2側面間に係合
案内部17を形成している。
【0010】以上のような構成の薬入れ1を、投与回数
分または投与日数分備えることができ、また、それぞれ
の薬入れ1には、服用日時等を記載したシール(図示せ
ず)を添付することができる。さらに、前記シールに、
収納された薬剤名を記載するようにしてもよい。
【0011】次に、携帯薬入れ1の作用、使用方法につ
いて説明する。投与された薬剤を、一回分ずつ、または
一日分ずつそれぞれの薬入れ1に収納し、開閉蓋3のつ
まみ12をもって、本体2側に押し込み、開閉蓋3を閉
じる。この際、薄肉部7がヒンジとして屈曲し、開閉蓋
3は本体2側に向かって閉じていき、開閉蓋3の内縁部
8が本体2の開口部における上縁部6内側に嵌合し、内
縁部8が変形するので、突条部10は上縁部6内側の係
止溝11に係合することができ、本体2を開閉蓋3によ
って、密閉状態とすることができる(図2参照)。
【0012】次いで、投与回数分または投与日数分の薬
入れ1を順次連結する。連結される側の薬入れ1の係止
受け部5に、連結する薬入れ1の係止フック13を斜め
上方から押し込んでいくようにする(図6参照)。この
際、係止フック13は、係止受け部5の係合案内部17
を摺動していき、係止フック13が係止受け部5の係合
片16と本体2側面間に嵌まり込む。このとき、係合片
16は、係止フック13と本体2側面間の係合ギャップ
14に係合した状態となる。そして係止フック13上方
の突条部15が係止受け部5の係合案内部17に当接
し、結合が完了する(図7参照)。この場合、連結され
る側の薬入れ1の係合案内部17並びに連結する薬入れ
1側の係止フック13内側の本体2側面は、それぞれ、
本体2側面の肉厚t分だけ、本体2内側に退向形成され
ているので、前記双方の薬入れ1は、互いに本体2側面
を介して密接し、がたつくことない連結状態とすること
ができる。なお、異なった薬剤を同時に服用するような
場合は、色の異なった薬入れ1を使用して、同様に投与
回数分またたは投与日数分(例えば、一週間分)の薬入
れ1を順次連結するようにする(図8参照)。
【0013】以上のように、投与回数分または投与日数
分の薬入れ1を順次連結し、服用の際に、一つずつ薬入
れ1から薬剤を取り出して服用するようにする。なお、
薬入れ1は、透明か透視可能に着色されたものであるの
で、見た目にも服用したかどうかを確かめることがで
き、服用忘れや、重複服用のおそれはない。また、一つ
ずつ薬入れ1を分離していくようにすると、未服用の薬
入れ1は連結状態となっているので、このことでも服用
したかどうかを確かめることができる。さらに、薬入れ
1は小型であるので、その日の服用分の薬入れ1だけ分
離して携行することも容易である。
【0014】以上、本発明にかかる携帯薬入れについて
一実施例を挙げ、説明したが、図9に示すように、薬入
れ1本体2内に仕切18を設け、複数の収納室を形成す
るようにしてもよい。
【0015】かかる構造とすれば、同時に、複数の薬剤
を服用するようなときに、一つの薬入れ1における複数
の収納室にそれぞれの薬剤を収納することができる。従
って、薬入れ1をもう一組用意することはないので、一
層、服用忘れや、重複服用のおそれをなくすことができ
る。また、一日分の、すなわち、朝、昼、晩に薬剤を服
用するようなときは、一つの薬入れ1に形成された複数
の収納室(この場合、3つの収納室とする)にそれぞれ
朝、昼、晩の薬剤を収納することができるので、服用忘
れや、重複服用のそおそれはない。
【0016】
【発明の効果】本発明は、以上の通り、簡単な構造の薬
入れにより、容易に指定の用法、用量を厳守することが
でき、服用忘れや、重複服用のおそれをなくすことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる携帯薬入れの一実施例を示す概
略斜視図である。
【図2】図1に示す携帯薬入れにおいて、開閉蓋を閉じ
た状態を示す断面説明図である。
【図3】図1に示す携帯薬入れにおいて、開閉蓋を開い
た状態を示す平面説明図である。
【図4】図3に示す携帯薬入れの係止部を説明する断面
説明図である。
【図5】図3に示す携帯薬入れの係止受け部を説明する
断面説明図である。
【図6】本発明にかかる携帯薬入れ同志を連結する際の
斜視説明図である。
【図7】携帯薬入れ同志を連結した状態を説明する断面
説明図である。
【図8】携帯薬入れ同志を投与日数分連結した状態を示
す外観斜視図である。
【図9】本発明にかかる携帯薬入れの別の実施例を示す
概略斜視図である。
【符号の説明】
1 薬入れ 2 本体 3 開閉蓋 4 係止部 5 係止受け部 6 上縁部 7 薄肉部 8 内縁部 9 外縁部 10 突条部 11 係止溝 12 つまみ 13 係止フック 14 係合ギャップ 15 突条部 16 係合片 17 係合案内部 18 仕切
【手続補正書】
【提出日】平成8年11月29日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】
【手続補正6】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図6
【補正方法】変更
【補正内容】
【図6】
【手続補正7】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図7
【補正方法】変更
【補正内容】
【図7】
【手続補正8】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図8
【補正方法】変更
【補正内容】
【図8】
【手続補正9】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図9
【補正方法】変更
【補正内容】
【図9】
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 容器
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、携帯薬入れ等に
用いることができる容器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、医師から投与された薬剤は、一般
に服用回数分または服用日数分の複数組を成しており、
患者は、指定された時間や日毎に一袋、ワンカプセル、
あるいは、何袋か、何カプセルかを服用する。
【0003】また、通常の市販の薬剤にあっても、複数
の錠剤、粉薬、カプセルであり、患者は必要に応じた用
法、用量に従って服用する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、服用すべき
薬剤の回数やその種類が多い場合には、服用に間違いを
生じやすいものである。用法や用量を間違えると、薬効
が損なわれるだけでなく、危険性を伴う。
【0005】そこで、本発明は、薬剤等の服用毎の峻別
等、物品の区分収納を可能にした容器を提供することを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の容器は、図1〜
図9に例示するように、物品の収納室(を形成した容器
本体(2)を備えて、それを単一又は連結体として使用
可能としたものである。
【0007】請求項1に記載の本発明の容器は、物品を
入れる収納室を有するとともに蓋を以て開閉可能な容器
本体の外壁面に他の容器本体と連結する連結手段を形成
し、この連結手段を以て容器本体同士を連結して連結体
を構成可能にしたことを特徴とする。
【0008】このような構成とすれば、例えば、薬剤を
所定量(例えば一回分または一日分)ずつそれぞれ峻別
して収納室に入れ、必要に応じて容器本体を連結する。
服用するときは、一つの薬入れ内の薬剤を取り出せばよ
く、用量及び用法を間違えることがないし、複数の収納
室にそれぞれ朝、昼、晩の薬剤を収納すれば、服用忘れ
や、重複服用のおそれもない。さらに、複数の薬剤を同
時に服用するようなときは、服用回数分、服用日数分の
薬入れを別に用意して服用するようにする。この容器を
薬入れとして使用するとき、単体の容器本体で使用する
ことができる。
【0009】本発明の容器において、前記連結手段は、
前記容器本体の外壁面に僅かな間隙を設けて突出する係
合受部(16)を形成するとともに、前記容器本体
(2)に前記係合受部に嵌まり込む係止フック(13)
を形成してなることを特徴とする。このような構成とす
れば、容易に複数の容器本体を着脱でき、薬剤等の物品
の分類、収納に利用できる。
【0010】本発明の容器において、前記容器本体には
区画した複数の収納室を備えてなることを特徴とする。
このような構成とすれば、容器本体の収納室において、
物品の個数や種類に分類できる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示した実施
形態を参照して詳細に説明する。
【0012】図1〜図8は、本発明の容器の一実施形態
を示している。容器としての携帯薬入れ1は、その外観
形状を直方体としたものであり、服用一回分または一日
分の薬剤を収納する。この薬入れ1は、合成樹脂(ポリ
プロピレン)によって形成され、透明又は透視可能な程
度に着色されたもので、容器本体2と一体的に設けられ
た開閉蓋3を有する。
【0013】容器本体2の長辺側側面には、薬入れ1同
士を着脱自在に順次連結するための連結手段としての係
止部4とともに、その側面に対向する側面には、係止受
け部5が形成されている。
【0014】開閉蓋3は、容器本体2の開口部における
上縁部6の一短辺側において、薄肉部7をヒンジ部と
し、この薄肉部7を介して復元自在に屈曲可能に連結し
ている。また、開閉蓋3は、容器本体2の開口部におけ
る上縁部6内側に収容するようにした内縁部8と、上縁
部6端面に密接する外縁部9とを有している。内縁部8
の短辺側中央部には突条部10が設けられ、これに対応
するように上縁部6内側に係止溝11を形成している。
さらに、外縁部9の短辺側中央部には、開閉蓋3を開閉
させるためのつまみ12を形成している(図2、図3参
照)。
【0015】係止部4は、容器本体2の長辺側側面にお
いて底部近傍に形成され、係止フック13が、容器本体
2側面の肉厚t分、外方へ突出させ、底方に向かって鉛
直方向に延在している。一方、かかる係止フック13の
内側にある容器本体2側面は、逆に容器本体2側面の肉
厚t分だけ、容器本体2内側に退向形成し、これによ
り、係止フック13と係止フック13内側の容器本体2
側面間に、係合ギャップ14を形成している。さらに、
係止フック13上方の容器本体2側面には、保持用の突
条部15が形成されている(図4参照)。
【0016】一方、係止受け部5は、容器本体2側面の
肉厚t分だけ突出した係合片16を有し、係合片16内
側の容器本体2側面を、係止フック13上方の保持用の
突条部15の形成位置に対応して、容器本体2側面の肉
厚t分だけ、容器本体2内側に退向形成している。かか
る構成によって、係合片16と係合片16内側の容器本
体2側面間に係合案内部17を形成している。
【0017】以上のような構成の薬入れ1を、服用回数
分または服用日数分備えることができ、また、それぞれ
の薬入れ1には、服用日時等を記載したシール(図示せ
ず)を貼付することができる。さらに、シールに、収納
された薬剤名を記載するようにしてもよい。
【0018】次に、携帯薬入れ1の作用、使用方法につ
いて説明すると、投与された薬剤を、一回分ずつ、また
は一日分ずつそれぞれの薬入れ1に収納し、開閉蓋3の
つまみ12をもって、容器本体2側に押し込み、開閉蓋
3を閉じる。この際、薄肉部7がヒンジとして屈曲し、
開閉蓋3は容器本体2側に向かって閉じていき、開閉蓋
3の内縁部8が容器本体2の開口部における上縁部6内
側に嵌合し、内縁部8が変形するので、突条部10は上
縁部6内側の係止溝11に係合することができ、容器本
体2を開閉蓋3によって、密閉状態とすることができる
(図2参照)。
【0019】次いで、服用回数分または服用日数分の薬
入れ1を順次連結する。連結される側の薬入れ1の係止
受け部5に、連結する薬入れ1の係止フック13を斜め
上方から押し込んでいくようにする(図6参照)。この
際、係止フック13は、係止受け部5の係合案内部17
を摺動していき、係止フック13が係止受け部5の係合
片16と容器本体2側面間に嵌まり込む。このとき、係
合片16は、係止フック13と容器本体2側面間の係合
ギャップ14に係合した状態となる。そして係止フック
13上方の突条部15が係止受け部5の係合案内部17
に当接し、結合が完了する(図7参照)。この場合、連
結される側の薬入れ1の係合案内部17並びに連結する
薬入れ1側の係止フック13内側の容器本体2側面は、
それぞれ、容器本体2側面の肉厚t分だけ、容器本体2
内側に退向形成されているので、双方の薬入れ1は、互
いに容器本体2側面を介して密接し、がたつくことがな
い連結状態とすることができる。なお、異なった薬剤を
同時に服用するような場合は、色の異なった薬入れ1を
使用して、同様に服用回数分またたは服用日数分(例え
ば、一週間分)の薬入れ1を順次連結するようにする
(図8参照)。
【0020】以上のように、服用回数分または服用日数
分の薬入れ1を順次連結し、服用の際に、一つずつ薬入
れ1から薬剤を取り出して服用するようにする。なお、
薬入れ1は、透明か透視可能に着色されたものであるの
で、見た目にも服用したかどうかを確かめることがで
き、服用忘れや、重複服用のおそれはない。また、一つ
ずつ薬入れ1を分離していくようにすると、未服用の薬
入れ1は連結状態となっているので、このことでも服用
したかどうかを確かめることができる。
【0021】さらに、薬入れ1は小型であるので、その
日の服用分の薬入れ1だけ分離して携行することも容易
である。
【0022】次に、図9は、本発明の容器の他の実施形
態を示している。薬入れ1は、容器本体2内に仕切18
を設け、複数の収納室を形成するようにしてもよい。
【0023】このような構造とすれば、同時に、複数の
薬剤を服用するようなときに、一つの薬入れ1における
複数の収納室にそれぞれの薬剤を収納することができ
る。従って、薬入れ1をもう一組用意することはないの
で、一層、服用忘れや、重複服用のおそれをなくすこと
ができる。また、一日分の、すなわち、朝、昼、晩に薬
剤を服用するようなときは、一つの薬入れ1に形成され
た複数の収納室(この場合、3つの収納室とする)にそ
れぞれ朝、昼、晩の薬剤を収納することができるので、
服用忘れや、重複服用のそおそれはない。
【0024】なお、実施形態では、本発明の容器を薬入
れとして説明したが、薬剤以外の物品の収納、整理にも
利用できるものである。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
薬剤等の物品を区分して収納でき、薬剤の場合には、指
定の用法、用量に応じた服用に寄与できる等、物品の収
納、整理の便に供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の容器の一実施形態を示す斜視図であ
る。
【図2】図1に示す容器の開閉蓋を閉じた状態を示す縦
断面図である。
【図3】図1に示す容器の開閉蓋を開いた状態を示す平
面図である。
【図4】図3に示す容器の係止部を示す断面図である。
【図5】図3に示す容器の係止受け部を示す断面図であ
る。
【図6】容器の連結を示す斜視図である。
【図7】容器の連結状態を示す断面図である。
【図8】複数の容器の連鎖状態を示す斜視図である。
【図9】本発明の容器の他の実施形態を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】 1 薬入れ 2 容器本体 3 開閉蓋 4 係止部(連結手段) 5 係止受け部 16 係合片

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 投与されるべき所定量の薬剤を収納する
    薬入れであって、開口面を有する直方体形状の本体とこ
    の本体の開口面を密閉する開閉蓋とを有し、一側面に薬
    入れ同志を着脱自在に順次連結するための係止部と、対
    向する側面に係止受け部とを形成したことを特徴とする
    携帯薬入れ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の薬入れ内に、複数の収納
    室を区画形成することを特徴とする携帯薬入れ。
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Cited By (4)

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JP2020070024A (ja) * 2018-10-29 2020-05-07 河淳株式会社 薬剤収納ケース及び薬剤収納ケース連結体
JP2022159506A (ja) * 2021-02-26 2022-10-17 ディーエヌエックス(デザイン フォー ネクスト エクスペリエンス)カンパニー, リミテッド スマート薬入れ

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