JPH09167964A - 画像処理装置の画像入力回路 - Google Patents

画像処理装置の画像入力回路

Info

Publication number
JPH09167964A
JPH09167964A JP7347113A JP34711395A JPH09167964A JP H09167964 A JPH09167964 A JP H09167964A JP 7347113 A JP7347113 A JP 7347113A JP 34711395 A JP34711395 A JP 34711395A JP H09167964 A JPH09167964 A JP H09167964A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frequency
image
frame memory
resolution
signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP7347113A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaaki Yasumoto
雅昭 安本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nachi Fujikoshi Corp
Original Assignee
Nachi Fujikoshi Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nachi Fujikoshi Corp filed Critical Nachi Fujikoshi Corp
Priority to JP7347113A priority Critical patent/JPH09167964A/ja
Publication of JPH09167964A publication Critical patent/JPH09167964A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Picture Signal Circuits (AREA)
  • Analogue/Digital Conversion (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 アナログ画像信号をサンプリングする際のク
ロック周波数を上げることなく解像度を向上させること
ができる画像処理装置の画像入力回路を提供する。 【解決手段】 サンプリングクロックの1/2の周波数
を有する第1の分周信号及び第1の分周信号とは位相が
180°相違する第2の分周信号を発生させる分周器
と、第1及び第2の分周信号のそれぞれのタイミングに
よりアナログ画像信号をサンプリングしデジタル化する
第1及び第2のA/D変換器と、第1の分周信号のタイ
ミングによりメモリアドレスを発生させるアドレスジェ
ネレータと、メモリアドレスに基づき第1及び第2のA
/D変換器から出力されたデジタル画像信号をそれぞれ
記憶する第1及び第2のフレームメモリと、を有し、前
記第1及び第2のフレームメモリに記憶されたデジタル
画像信号を合成することによりサンプリングクロックに
より規定される解像度の2倍の水平解像度を有するデジ
タル画像信号を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カメラから入力さ
れたアナログ画像信号をデジタル化し、このデジタル画
像をフレームメモリに記憶するための画像処理装置の画
像入力回路において、アナログ画像信号をサンプリング
する際のクロック周波数を上げることなく解像度を向上
させることが可能な画像入力回路に関する。
【0002】
【従来の技術】画像処理装置はカメラ等により撮影され
た画像を解析することにより、対称物体の位置や形状あ
るいは寸法などを計測する装置であり、人間の視覚によ
る計測や検査作業を自動化するための重要な装置となっ
ている。カメラにより撮影された2次元画像はカメラ内
でビデオ規格の信号に変換されアナログ画像信号として
出力されるが、画像処理装置の画像入力回路では、この
アナログ画像信号をデジタル画像信号に変換し、さらに
このデジタル画像信号をフレームメモリと呼ばれる記憶
回路内の元の2次元画像の位置に対応したメモリアドレ
スに記憶している。
【0003】図5は従来の画像入力回路の一例を示した
ものである。アナログ画像信号1はビデオアンプ2にお
いて増幅・整形された後、A/D変換器7に入力され
る。また、A/D変換器7においてアナログ画像信号を
サンプリングするためのクロックは、クロック発生器3
から分周器4を経てA/D変換器7に入力される。A/
D変換器7では入力されたアナログ画像信号がクロック
の周期によってサンプリングされ、デジタル画像信号に
変換される。このデジタル画像信号はフレームメモリ8
に入力され記憶されるが、このときのフレームメモリ8
内の記憶場所を指定するアドレスは、分周器4からの信
号に同期してメモリアドレスを出力するアドレスジェネ
レータ5からの入力によって決定される。フレームメモ
リ8に記憶されたデジタル画像信号はCPUバス6に出
力され、これに接続された図示しない画像処理部におい
て2値化処理等の画像処理が行われることになる。一般
に、A/D変換器に入力されるクロック周波数を12M
Hz程度に設定すると、水平512画素×垂直480画
素のデジタル画像信号がフレームメモリに記憶される。
【0004】最近、計測や検査における解析精度を向上
させるために、高解像度解析に適応した画像処理装置へ
のニーズが高まってきている。すなわち従来の画像処理
装置の解像度は水平512画素×垂直480画素が最も
一般的であったが、最近では水平解像度を1024画素
とした画像処理装置も出現してきている。このような画
像処理装置では、従来のものよりカメラのCCD受光素
子数を多くしたり、あるいは画像入力回路のA/D変換
器においてアナログ画像信号サンプルする際のクロック
周波数を従来の2倍に上げるなどして、従来よりも高い
解像度を実現させている。特にクロック周波数を従来の
2倍に上げる方法は、カメラのCCD受光素子数を多く
する方法よりも、安価でかつ容易に装置を構成できるた
めに、画像処理装置の解像度を向上させる手法として最
も用いられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この方法で
は、クロック周波数を2倍にしたことによりフレームメ
モリに記憶されるデジタル画像信号のデータ量も従来の
2倍となるので、フレームメモリの容量が2倍になると
ともに画像処理時間も2倍となってしまう。また、A/
D変換器やフレームメモリに使用される記憶回路も高い
クロック周波数によるサンプリングに対応した、より性
能の高いものが要求されるようになる。
【0006】さらに、実際の画像処理においては、処理
時間を短縮化するために、処理の第1段階において低解
像度にておおまかな画像処理を行うことにより着目領域
を抽出し、処理の第2段階においてこの着目領域につい
てのみ高解像度にて画像処理を行わせるようにアルゴリ
ズムを構成している場合がある。前述のクロック周波数
を2倍にする方法においてこのアルゴリズムを適用した
場合、フレームメモリには高解像度の画像データしか記
憶されていないために、処理の第1段階において使用す
る低解像度の画像データを得るために、フレームメモリ
に記憶されている高解像度の画像データを間引くことに
より低解像度の画像データを得るという、いわゆる間引
き処理が必要となり、画像処理が冗長となって画像処理
速度が低下するという問題を生ずる。さらにまた、従来
使用していた低解像度用の画像処理ソフトウェアがその
ままでは使えないという問題も生ずる。
【0007】本発明の課題は、上記従来技術の問題点を
解決し、アナログ画像信号をサンプリングする際のクロ
ック周波数を上げることなく解像度を向上させることが
でき、なおかつ従来の画像処理手法が適用できるような
画像処理装置の画像入力回路を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明は、入力画像と同一の解像度(低解像度)
を有する画像データが記憶された第1のフレームメモリ
と、この第1のフレームメモリに記憶された画像データ
中の相互に隣接する画素間を補間した画像データが記憶
された第2のフレームメモリを有する構成とし、高解像
度の画像データは第1のフレームメモリと第2のフレー
ムメモリの画像データを合成することに得るようにし
た。
【0009】すなわち本発明の画像処理装置の画像入力
回路は、サンプリングクロックを発生させるクロック発
生器と、該サンプリングクロックの1/2の周波数を有
する第1の分周信号及び該第1の分周信号とは位相が1
80°相違する第2の分周信号をそれぞれ発生させる分
周器と、前記第1の分周信号のタイミングによりカメラ
から入力されたアナログ画像信号をサンプリングしデジ
タル化する第1のA/D変換器と、前記第2の分周信号
のタイミングにより前記アナログ画像信号をサンプリン
グしデジタル化する第2のA/D変換器と、前記第1の
分周信号のタイミングにより画像の2次元位置に対応し
たメモリアドレスを発生させるアドレスジェネレータ
と、該メモリアドレスに基づき前記第1のA/D変換器
から出力されたデジタル画像信号を記憶する第1のフレ
ームメモリと、前記メモリアドレスに基づき前記第2の
A/D変換器から出力されたデジタル画像信号を記憶す
る第2のフレームメモリと、を有し、前記第1及び第2
のフレームメモリに記憶されたデジタル画像信号を合成
することによりサンプリングクロックにより規定される
解像度の2倍の水平解像度を有するデジタル画像信号を
得ることができるようにした。
【0010】上記の構成により、第2のA/D変換器か
らは、第1のA/D変換器に対して分周信号の位相差分
(180°)だけずれたデジタル画像信号が出力され
る。また、それぞれのA/D変換器から出力されたデジ
タル画像信号を第1及び第2の各フレームメモリに格納
するためのメモリアドレスを発生させるアドレスジェネ
レータは、第1のA/D変換器に入力されるサンプリン
グクロックと同一のタイミングでメモリアドレスを出力
する。これにより、第1のフレームメモリにはサンプリ
ングクロックにより規定される解像度の画像データが記
憶され、また第2のフレームメモリには第1のフレーム
メモリに記憶された画像データのうち水平方向に隣接し
た画素の間を補間した画像データが記憶されることにな
る。したがって、両フレームメモリに記憶された画像デ
ータを合成すれば、水平解像度においてサンプリングク
ロックにより規定される解像度の2倍の解像度をもった
画像データが得られることになる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を使用し本発明の実施
形態を詳細に説明する。図1は本発明における画像処理
装置の画像入力回路の構成を示したものである。図示し
ないカメラにより撮影され得られたアナログ画像信号1
は、まずビデオアンプ2に入力され増幅される。クロッ
ク発生器3はアナログ画像信号をサンプリングする際の
クロック信号(サンプリングクロック)を発生する。分
周器4はサンプリングクロックの1/2の周波数を有す
る第1の分周信号及びこの第1の分周信号とは位相が1
80°相違する第2の分周信号をそれぞれ発生する。第
1のA/D変換器9は第1の分周信号のタイミングによ
りビデオアンプ2において増幅されたアナログ画像信号
をサンプリングしデジタル化する。同様に、第2のA/
D変換器10は第2の分周信号のタイミングによりビデ
オアンプ2において増幅されたアナログ画像信号をサン
プリングしデジタル化する。
【0012】アドレスジェネレータ5は分周器4より出
力された第1の分周信号のタイミングにより画像の2次
元位置に対応したメモリアドレスを発生する。第1のA
/D変換器9及び第2のA/D変換器10から出力され
るデジタル画像信号は、それぞれアドレスジェネレータ
5から出力されたメモリアドレスにしたがって、第1の
フレームメモリ11及び第2のフレームメモリ12に記
憶される。両フレームメモリに記憶されたデジタル画像
信号は、CPUバス6を介して図示しないプロセッサに
出力され、このプロセッサにおいて画像処理が施され
る。
【0013】図2は各ブロックの動作をタイミングチャ
ートにより示したものである。クロックはクロック発生
器3から出力されるクロック信号を示すパルス列であ
り、現在最も一般的な水平512画素×垂直480画素
の画像データを得る場合にはクロック周波数は24MH
zとなる。分周Q1及び分周Q2はクロックを1/2の
周波数に分周した信号であり、クロックの周波数を24
MHzとした場合は分周Q1及び分周Q2の周波数はと
もに12MHzとなる。しかし、分周Q1と分周Q2と
は位相が互いに180°異なっており、それぞれ第1の
A/D変換器9及び第2のA/D変換器10のサンプリ
ングクロックとして使用されるとともに、分周Q1につ
いてはアドレスジェネレータ5から出力されるメモリア
ドレスの出力タイミングも制御する。
【0014】第1のA/D変換器9は入力された分周Q
1のパルスの立ち上がりのタイミングにより、また第2
のA/D変換器10は入力された分周Q2のパルスの立
ち上がりのタイミングにより、増幅されたアナログ画像
信号をそれぞれサンプリングするので、図2に示すよう
に、第2A/D出力は第1A/D出力に対して分周信号
の位相差分(180°)だけずれて出力される。また、
アドレスジェネレータ5から出力されるメモリアドレス
を含んだアドレス出力は分周Q1と同じタイミングで出
力されるので、アドレス出力のタイミングチャートは第
1A/D出力と同一になる。この場合の第1及び第2の
各フレームメモリへの各A/D変換器からの入力タイミ
ングは、図2の第1フレームメモリ入力及び第2フレー
ムメモリ入力のタイミングチャートに示すように、それ
ぞれ第1及び第2A/D出力のノッチ部分となる。
【0015】すなわち第1のフレームメモリ11には図
2に示す第1フレームメモリ入力のタイミングにより第
1のA/D変換器9から出力されたデジタル画像信号が
入力されるとともに、このデジタル画像信号はアドレス
ジェネレータ5から出力されたメモリアドレスによって
規定されるフレームメモリ内の記憶アドレスに記憶され
る。同様に、第2のフレームメモリ12には図2に示す
第2フレームメモリ入力のタイミングにより第2のA/
D変換器10から出力されたデジタル画像信号が入力さ
れるとともに、このデジタル画像信号はアドレスジェネ
レータ5から出力されたメモリアドレスによって規定さ
れるフレームメモリ内の記憶アドレスに記憶される。
【0016】以上の処理により、第1のフレームメモリ
11には水平512画素×垂直480画素の画像データ
が記憶されるが、これはクロック周波数を24MHzと
したときの従来の低解像度の画像処理装置のフレームメ
モリの記憶内容とまったく同じものとなる。一方、第2
のフレームメモリ12には第1のフレームメモリ11と
同様に水平512画素×垂直480画素の画像データが
記憶されるが、この画像データの内容は第1のフレーム
メモリ11に記憶された画像データのうち水平方向に隣
接した画素の間を補間したデータとなる。
【0017】第1のフレームメモリ11と第2のフレー
ムメモリ12の画像データを合成することにより、クロ
ック周波数は従来の低解像度(水平512画素×垂直4
80画素)の場合と同様に24MHzとしながらも、水
平解像度については従来の2倍となる水平1024画素
×垂直480画素の高解像度の画像データが得られるこ
とになる。したがって、第1のフレームメモリ11に記
憶されている低解像度の画像データと、第1のフレーム
メモリ11と第2のフレームメモリ12の画像データを
合成することによって得られる高解像度の画像データと
を、適宜使い分けることにより、従来から使用されてい
る処理時間を短縮化するためのアルゴリズム、例えば、
処理の第1段階において低解像度にておおまかな画像処
理を行うことにより着目領域を抽出し、処理の第2段階
においてこの着目領域についてのみ高解像度にて画像処
理を行わせるようなアルゴリズムにも容易に適用可能な
ものとなる。
【0018】
【実施例】ここで、本発明の一実施例として、実際の画
像処理においてよく用いられている、微分フィルタ処理
を行った後の得られたエッジ部分の画像を使用すること
により対称物体のエッジ位置を高精度に計測するとい
う、画像処理技術への適用について説明する。図3はそ
の具体的な画像の一例を示したものである。これは、画
面全体を第1のフレームメモリ11に記憶された低解像
度の画像データを参照して2値化処理を行ったものであ
る。2値化処理により、画像内の対称物体の存在する領
域が白画素領域21となり、対称物体の存在しない背景
領域が黒画素領域22となっている。そこで、白画素領
域21から黒画素領域22に渡りなおかつ水平方向に引
かれた実線23に対して、黒画素から白画素に変化する
位置を検出することにする。
【0019】まず、第1のフレームメモリ11に記憶さ
れた低解像度の画像データよりおおよそのエッジ位置を
検出する。この位置を仮にExと呼ぶことにする。次に、
Exの座標の水平方向の前後6画素を第1及び第2のフレ
ームメモリからそれぞれ抽出する。すなわち低解像度の
画像データが記憶された第1のフレームメモリ11から
は、エッジ位置と仮定したEx1(0)の前後3画素の合計7
画素を抽出し、これらをEx1(-3) 〜Ex1(+3) とする。ま
た、第1のフレームメモリ11に記憶された画像データ
のうち水平方向に隣接した画素の間を補間したデータが
記憶された第2のフレームメモリ12からは、エッジ位
置と仮定したEx1(0)に相当する位置の座標Ex2(0)を中心
として前後3画素の合計7画素を抽出し、これらをEx2
(-3) 〜Ex2(+3) とする。
【0020】ここで抽出されたEx1(-3) 〜Ex1(+3) 及び
Ex2(-3) 〜Ex2(+3) の合計14個の画像データの位置関
係について述べると、これらの画像データを含む第1の
フレームメモリ11及び第2のフレームメモリ12の画
像データは、図2に示す第1フレームメモリ入力及び第
1フレームメモリ入力のタイミングにより得られたもの
であるから、この場合のこれら画像データの水平方向の
位置関係は図4に示すようになる。よって、これら14
個の画像データを並び替えて本来の画素順に整列させる
と、画面左より、Ex1(-3) 、Ex2(-3) 、Ex1(-2) 、Ex2
(-2) 、Ex1(-1)、Ex2(-1) 、Ex1(0)、Ex2(0)、Ex1(+1)
、Ex2(+1) 、Ex1(+2) 、Ex2(+2) 、Ex1(+3) 、Ex2(+3)
となる。
【0021】次に、これら14個の画像データに対して
微分フィルタ処理を行う。すなわち相互に隣接する画素
データの微分値を算出する。この場合式(1)に示すよ
うな演算を行うことになる。
【0022】
【数1】
【0023】式(1)に示すように14個の画像データ
から13個の微分データが得られる。ここで、この13
個の微分データの最大値を抽出する。仮に、|Ex1(0)−
Ex2(0)|の値が最も大きい微分データであったとする
と、その前後4画素を含む微分データ5個を新たに選択
する。この例では|Ex1(-1) −Ex2(-1) |、|Ex2(-1)
−Ex1(0)|、|Ex1(0)−Ex2(0)|、|Ex2(0)−Ex1(+1)
|、|Ex1(+1) −Ex2(+1) |がその5個の微分データに
相当する。
【0024】最後に、この5個の微分データに対してサ
ブピクセル処理を施すことにより、正確なエッジ位置を
算出する。サブピクセル処理については、例えば、江尻
正員監修の「画像処理産業応用総覧」の下巻(1994
年発行、フジ・テクノシステム、10〜13頁)などに
詳細に記述されているが、ここでは説明を省略する。
【0025】このように、本実施例の場合、最初、第1
のフレームメモリ11に記憶された低解像度の画像デー
タよりおおよそのエッジ位置を検出し、しかる後、この
おおよそのエッジ位置の近傍についてのみ第1のフレー
ムメモリ11及び第2のフレームメモリ12に記憶され
た画像データを合成することにより高解像度の画像デー
タを得ることとし、この高解像度の画像データに対して
画像処理を施すようにすることで、実質的には水平解像
度が2倍の画像入力をしたものと同等の計測精度が得ら
れるようにした。
【0026】以上、本発明においては、画像入力回路に
A/D変換器及びフレームメモリをそれぞれ2個設け、
2つのA/D変換器におけるアナログ画像信号のサンプ
リングのタイミングを180°ずらすようにすることに
より、クロック周波数を上げることなく水平解像度を2
倍に向上させた高解像度の画像データが得られるように
したが、A/D変換器及びフレームメモリをそれぞれ3
個以上設けることにより、水平解像度を3倍以上に向上
させた画像データが得られるようにすることも、本発明
の技術範囲内で可能である。例えば、A/D変換器及び
フレームメモリをそれぞれ3個設け、3つのA/D変換
器におけるアナログ画像信号のサンプリングのタイミン
グをそれぞれ120°ずつずらすようにすることによ
り、水平解像度を3倍に向上させた画像データを得るこ
とも可能となる。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の画像処理
装置の画像入力回路によれば、画像入力回路にA/D変
換器及びフレームメモリをそれぞれ2個設け、2つのA
/D変換器におけるアナログ画像信号のサンプリングの
タイミングをずらすようにすることにより、CCDの受
光素子数を多くしたり、クロック周波数を上げることな
く、水平解像度を2倍に向上させた高解像度の画像デー
タが得られるようになったとともに、サンプリングのク
ロック周波数により規定される低解像度の画像データも
同時に得られるようになった。これにより、A/D変換
器やフレームメモリに使用される記憶回路は、高いクロ
ック周波数に対応したものを特に使用する必要はなく、
従来の低解像度用のものがそのまま適用できるものとな
った。
【0028】また、低解像度用のA/D変換器及びフレ
ームメモリを2倍の個数にした本発明の回路は、記憶容
量及び性能をアップさせた記憶回路を用いたA/D変換
器及びフレームメモリを使用する従来の回路と比較し
て、価格的にも安価なものとなった。
【0029】さらに、画像処理ソフトウェアについて
は、その大部分は従来のソフトウェア資産をそのまま活
用し、高精度で計測する個所のみ一部ソフトウェアを追
加することにより対応できるため、ソフトウェアの開発
が短期間にできるという利点もある。例えば、本発明で
は、低解像度の画像データは第1のフレームメモリに記
憶されており、また高解像度の画像データは第1及び第
2のフレームメモリに記憶されている画像データを合成
することにより得られるので、処理の第1段階において
低解像度の画像データを用い、処理の第2段階において
高解像度の画像データを用いるという、従来よく使用さ
れているこの画像処理アルゴリズムにも容易に適用でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による画像入力回路の一例を示す図であ
る。
【図2】図1の画像入力回路を起動するための信号のタ
イミングチャートを示す図である。
【図3】本発明の一実施例であるエッジ位置の計測画面
の一例を示す図である。
【図4】本発明の一実施例であるエッジ位置の第1及び
第2のフレームメモリの画像データの配置と関係を示す
図である。
【図5】従来の画像処理装置に使用されている画像入力
回路のブロック図である。
【符号の説明】
1 アナログ画像信号 3 クロック発生器 4 分周器 5 アドレスジェネレータ 9 第1のA/D変換器 10 第2のA/D変換器 11 第1のフレームメモリ 12 第2のフレームメモリ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】サンプリングクロックを発生させるクロッ
    ク発生器と、該サンプリングクロックの1/2の周波数
    を有する第1の分周信号及び該第1の分周信号とは位相
    が180°相違する第2の分周信号をそれぞれ発生させ
    る分周器と、前記第1の分周信号のタイミングによりカ
    メラから入力されたアナログ画像信号をサンプリングし
    デジタル化する第1のA/D変換器と、前記第2の分周
    信号のタイミングにより前記アナログ画像信号をサンプ
    リングしデジタル化する第2のA/D変換器と、前記第
    1の分周信号のタイミングにより画像の2次元位置に対
    応したメモリアドレスを発生させるアドレスジェネレー
    タと、該メモリアドレスに基づき前記第1のA/D変換
    器から出力されたデジタル画像信号を記憶する第1のフ
    レームメモリと、前記メモリアドレスに基づき前記第2
    のA/D変換器から出力されたデジタル画像信号を記憶
    する第2のフレームメモリと、を有し、前記第1及び第
    2のフレームメモリに記憶されたデジタル画像信号を合
    成することによりサンプリングクロックにより規定され
    る解像度の2倍の水平解像度を有するデジタル画像信号
    を得ることを特徴とする画像処理装置の画像入力回路。
JP7347113A 1995-12-15 1995-12-15 画像処理装置の画像入力回路 Withdrawn JPH09167964A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7347113A JPH09167964A (ja) 1995-12-15 1995-12-15 画像処理装置の画像入力回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7347113A JPH09167964A (ja) 1995-12-15 1995-12-15 画像処理装置の画像入力回路

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09167964A true JPH09167964A (ja) 1997-06-24

Family

ID=18388003

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7347113A Withdrawn JPH09167964A (ja) 1995-12-15 1995-12-15 画像処理装置の画像入力回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09167964A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100359917C (zh) * 2004-06-02 2008-01-02 晨星半导体股份有限公司 高速视频信号处理系统
US7471339B2 (en) 2004-06-02 2008-12-30 Mstar Semiconductor, Inc. High-speed video signal processing system

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100359917C (zh) * 2004-06-02 2008-01-02 晨星半导体股份有限公司 高速视频信号处理系统
US7471339B2 (en) 2004-06-02 2008-12-30 Mstar Semiconductor, Inc. High-speed video signal processing system

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH09326958A (ja) 画像処理装置および処理方法
JP4191246B2 (ja) 映像フィールドを順次走査映像フレームへ非飛び越し走査するための方法および装置
US4855933A (en) Line figure connecting apparatus
JPH09167964A (ja) 画像処理装置の画像入力回路
JPH08125844A (ja) 画像処理方法およびその方法を用いた画像処理システム
JPS6316199Y2 (ja)
JP2001155673A (ja) 走査型電子顕微鏡
KR100187207B1 (ko) 윈도우신호발생장치
JP3009230B2 (ja) 相関処理装置,相関処理方法及び画像処理装置
JPS58178490A (ja) ハ−ドコピ−処理方式
JPH0474907A (ja) 変位計測装置
JP3003925B2 (ja) 欠陥検査装置
JPS59139776A (ja) デイジタル画像処理装置
JPH04372077A (ja) 画像処理装置
JPS6365575A (ja) 画像処理による特異点検出方法
JPH0715662A (ja) 映像信号処理方法および映像信号処理回路
JPH02253106A (ja) 画像計測装置
JPH07104930B2 (ja) 折線化処理方法
JPS63254578A (ja) パタ−ン認識装置
JPH04299391A (ja) 波形表示装置
JPH0630418A (ja) 画像処理装置および画像処理方法
JPH03170048A (ja) 超音波測定映像表示装置
JPH0763469B2 (ja) 超音波診断装置
JPS62107383A (ja) 輪郭描画方法
JPS63244276A (ja) 画像切出方法とラベリング装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20030304