JPH09167946A - Csdフィルターの信号処理方法及びその回路 - Google Patents

Csdフィルターの信号処理方法及びその回路

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JPH09167946A
JPH09167946A JP8253463A JP25346396A JPH09167946A JP H09167946 A JPH09167946 A JP H09167946A JP 8253463 A JP8253463 A JP 8253463A JP 25346396 A JP25346396 A JP 25346396A JP H09167946 A JPH09167946 A JP H09167946A
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csd
coefficient
filter
scale factor
real
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JP8253463A
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English (en)
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Myeong-Hwan Lee
命 煥 李
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Samsung Electronics Co Ltd
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Samsung Electronics Co Ltd
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    • H03HIMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
    • H03H17/00Networks using digital techniques
    • H03H17/02Frequency selective networks
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
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  • Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 CSDフィルターの信号処理方法及びその回
路を提供する。 【解決手段】 本発明のCSDフィルターの信号処理方
法は、フィルター特性に最適の実係数を求める段階と、
求められた実係数をCSDコードに変換する変換エラー
が最小となるスケールファクターを各実係数に算出する
段階と、算出されたスケールファクターを用いて最適の
CSD係数を形成する段階と、生成された最適のCSD
係数を用いて入力データをフィルターリングする段階と
よりなる。実係数をCSD係数への変換を時間領域で処
理することにより、周波数領域で処理するよりも処理速
度を改善し、ノンゼロデジット数が固定された状態でビ
ットの解像度を高めて各種形態、即ち、適応型フィルタ
ーと複合位相フィルターに適用することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はCSD(Canonic Si
gned Digit)コードを用いるフィルターの信号処理方法
及びその回路に係り、特にスケールファクターの解像度
を高めてフィルターの性能を改善させ、各種形態のフィ
ルターに適応しうるCSDフィルターの信号処理方法及
びその回路に関する。
【0002】
【従来の技術】ディジタルフィルターは信号処理におい
て最も肝心でありながらも、頻繁に用いられる構成要素
である。このディジタルフィルターは遅延器、乗算器及
び加算器からなる。最も簡単なディジタルフィルターの
形態は信号の遅延のない乗算器であり、同様の形態のフ
ィルターの大部分は利得制御などのための信号処理に用
いられる。
【0003】ディジタルフィルターの複雑度はフィルタ
ーの長さに依存すると共に、入力される信号のビット
数、乗算器の係数(フィルター係数)及び加算器のビッ
ト数により決められるビット解像度にも依存する。ディ
ジタルフィルターは通常に多数の乗算器で構成される
が、大面積及び大電力を必要とする乗算器の特性から集
積回路ICで構成する場合、ワンチップ化(one-chip s
olution)に多くの制約が伴われる。実に最近にディジタ
ル信号の処理応用において、多機能を複合的にディジタ
ルフィルターを用いて具現する場合、ワンチップ化に鑑
みて必要なフィルターの長さより短いディジタルフィル
ターを用いた。例えば、固定型係数のバイリニア(bili
near)特性により構成することができる補間フィルター
がある。
【0004】この側面から、ディジタルフィルターの乗
算器を簡略化することにより、ハードウェアの複雑度を
低減しようとする多くの研究が行われてきた。このう
ち、CSDコードを用いて乗算器を構成し、これを用い
てディジタルフィルターを構成した。CSDコードを用
いてフィルターを具現するためには、設計されたフィル
ターの実係数をすべてCSD係数に変換すべきである。
しかしながら、単純な量子化だけでは変換に相当な性能
の劣化が発生するので、このために各種最適化技法が次
の文献から提案された: 1 Y.C. Lim and B.R. Parke
r, "FIR filter designover a discrete powers-of-two
coefficients space," IEEE Trans. on Acoust., Spee
ch and Signal Processing, vol. ASSP-31, pp. 583-59
1, June 1983 ;2 Q.Zhao and Y.Tadokoro, "A simple
design of FIR filters with powers-of-two coefficie
nts, IEEE Trans. on Circuit and Systems, vol. 35,
no. 5,pp. 566-570, May 1988 ; 3 Henry Samueli,
"An improved search algorithm for the deseign of m
ultiplierless FIR filters with powers-of-two coeff
icients, " IEEE Trans., on Circuit and Systems, vo
l. 36, no.7, pp. 1044-1047, July 1989.上述した参照
文献〔1〕の最適化法は最適の実係数を求めた後、これ
を量子化して“混合整数線形プログラミングアルゴリズ
ム”を用いて最適の変換を可能にする。
【0005】文献〔2〕では、前記文献〔1〕の最適化
法が過度な計算時間と変換可能なフィルターの長さが約
40ダップ程度に限られる問題を解決するため、最適変
換のために時間領域と周波数領域を混用して変換する準
最適のアルゴリズムを提案している。文献〔3〕では、
前記文献〔2〕のアルゴリズムを最適のスケールファク
ターとローカル二重確率変数探索アルゴリズムを用いて
改善した。そして、実係数を初期CSD係数への変換か
ら発生する量子化エラーを補償するためにノンゼロデジ
ット数(L)を増加させた。この文献〔3〕から提案さ
れたように、フィルター係数の量子化エラーが0.5以
上の場合は、ノンゼロデジットの付加的な割当ては基本
的にビット数を増加させるようになり、固定型のフィル
ターには有用であるが、適応型フィルターや複合位相を
有する構造のフィルターではハードウェアが複雑で使用
しにくくなった。
【0006】上述した文献に記述された最適化アルゴリ
ズムは周波数領域上において通過帯域と遮断帯域のリッ
プルに基づく変換なので、多い計算量が求められて適応
型フィルターや複合位相フィルターに適用することがで
きない問題点がある。そのうえ、周波数領域においてリ
ップルにより係数変換できないフィルターには前記アル
ゴリズムを適用しにくい。例えば、ゴースト除去用の等
化フィルターやゴースト除去フィルターなどには前記ア
ルゴリズムを適用することができないので、このフィル
ターでは残留ゴーストの量などを用いて実係数をCDS
係数に変換している。
【0007】かつ、前記文献から提案された最適化アル
ゴリズムは一つのスケールファクターを全体フィルター
係数に対して割当てることは非効率的であり、フィルタ
ーの性能低下を引き起こしてCSDコードの不均一性の
限界を解決できない問題点がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述した問題点を克服
するため、本発明の目的は周波数領域の最適化変換なし
に時間領域で実係数を直ちにCSDコードで表現される
フィルター係数に変換するCSDフィルターの信号処理
方法を提供することにある。本発明の他の目的は予め設
定されたノンゼロデジット数の増加なしにスケールファ
クターの数を調整してスケールファクターの解像度を高
めて各種形態のフィルターに適応しうるCSDフィルタ
ーの信号処理方法を提供することにある。
【0009】かつ、本発明のさらに他の目的は実係数を
部分的最適化により得られたグループ化されたスケール
ファクターによりCSD係数に変換するCSDフィルタ
ーの信号処理方法を提供することにある。本発明のさら
に他の目的は多数のスケールファクターにより変換され
たCSD係数を多数のスケールファクターに対応する多
数の逆スケールファクターにより処理するCSDフィル
ターの信号処理方法を提供することにある。
【0010】かつ、本発明のさらに他の目的は前記CS
Dフィルターの信号処理方法に適するCSDフィルター
回路を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記前述した目的を達成
するため、本発明によるCSDフィルターの信号処理方
法は、CSDコードで表現されるフィルター係数により
所望のフィルター特性を有するCSDフィルターの信号
処理方法において、(a)前記フィルター特性に最適の
実係数を求める段階と、(b)前記求められた実係数を
CSDコードに変換するときの変換エラーが最小になる
スケールファクタを前記各実係数ごとに算出する段階
と、(c)前記スケールファクターを用いて最適のCS
D係数を生成する段階と、(d)前記生成されたCSD
係数を用いて入力データをフィルターリングする段階と
を含むことを特徴とする。
【0012】かつ、本発明によるCSDフィルターはC
SDコードで表現されるフィルター係数により所望の特
性を有するN−タップのCSDフィルター回路におい
て、入力データを遅延して直列に連結されたN−1個の
単位遅延器と、前記フィルター特性により求められた実
係数に所定の利得を乗算して得た係数と前記実係数との
エラーが最小となる各実数にスケールファクターを算出
し、前記算出されたスケールファクターを用いて最適の
CSD係数を発生するCSD係数発生器と、前記N−1
個の単位遅延器の出力に前記CSD係数を乗算するN個
の乗算器と、前記N個のCSD乗算器の出力と、前記各
実係数に算出された各スケールファクターと逆数関係に
ある逆スケールファクターとを演算するN個の演算器
と、前記N個の演算器の出力を加算して最終フィルター
出力を出力する加算器とを含むことを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、添付した図面に基づき本発
明の実施の形態を詳細に説明する。まず、一般的なCS
Dコードの特徴について図1を参照して説明すると、次
のとおりである。CSDコードとは、固定された個数の
デジットに“−1”または“1”が割当てられ、その残
りデジットには“0”が割当てられるコードである。こ
れを数式で表すと、次の式(1)のとおりである。
【0014】
【数1】
【0015】ここで、k番目の桁値を有する係数Sk
k ∈{−1,0,1}、Pk ∈{0,1,..,M}
であり、Mは全体デジットの数であり、Lは“0”でな
いデジットの数(以下、ノンゼロデジット数をLと称す
る)である。“−1”または“1”を有するデジットの
数、すなわち、ノンゼロ値はL以下である。そして、C
SD表現は“0”でない係数Sk の二つが相互隣接しな
いようにする最小限の表現と定義される。
【0016】たとえば、127/128=0.9921
875は一般的な二進数の表現では、0.111111
1であり、七つのノンゼロデジットを有するが、これを
“L=2”の場合のCSDコードで表現する場合、
“1.000000”になる。ここで、は−1を示
す。通常の2を底とする二進コード(radix-2 binary c
ode)に比べてCSDコードが有する長所はネガティブデ
ジットによる融通性によりCSDコードは少ない個数の
“0”でないデジットで表現されうるということであ
る。
【0017】このようにCSDコードで表現されるフィ
ルター係数(以下、CSD係数という)を用いるフィル
ターでLを制限して乗算に必要な加算/減算の回数を低
減することができる。すなわち、CSD係数を用いるフ
ィルターではCSD係数が固定された個数のデジットで
“−1”または“1”で表わされるため、CSD乗算器
を“L”ほどのシフタと“L−1”ほどの加算器/減算
器を用いて容易に具現することができる。したがって、
フィルター内の各乗算器を構成するために求められる加
算器/減算器の数はL−1になるように制限しうる。そ
の結果、ディジタルフィルターのハードウェアの容量を
減らすことができる。
【0018】図1はノンゼロデジット2と3で6−と8
−デジットコードのためのCSD係数の分布を示し、◇
(6−デジット)はL=2及びM=6の場合を示し、+
(6−デジット)はL=3とM=6の場合を示し、□
(8−デジット)はL=2とM=8の場合を示し、X
(8−デジット)はL=3とM=8の場合を示す。CS
D係数の分布は図1からわかるように極めて不均一であ
り、前記CSD係数はCSD係数が小さい値を有する領
域に集中されている。MとLが小さいほど、CSD係数
の分布は不均一になる。しかしながら、MとLが大きい
ほど、フィルターの計算量は増えるので、MとLは小さ
くしながら、効率よくCSD係数への変換が求められ
た。
【0019】この特性を有するCSDフィルターにおい
ては実際に計算された実数型の実際フィルター係数(以
下、実係数という)を直ちにCSD係数に変換しない。
その代わりに、スケールファクターを実係数に乗算して
実係数の大きさを再調整したのち、CSD係数に変換す
る。この処理(スケールファクターが1より小さい場
合)により、CSD係数の分布密度が相対滴に低い領域
に存在する相対的に大きい値を有する実係数は、CSD
係数の分布密度が相対的に高い領域内に存在する相対的
に小さい値を有するCSD係数に変換される。
【0020】スケールファクターの使用の基本前提条件
は、変換係数と実係数に一定の利得を付加することであ
り、前記二つの係数は正規化された同一な周波数特性を
有する。即ち、スケールファクターを用いて実係数をC
SD係数に変換することは、フィルターの利得がフィル
ターの周波数特性に影響を与えないから可能である。し
かしながら、実係数をスケールファクターを用いてCS
D係数に変換すると、フィルターの利得は増加したり、
減少したりする。このような利得の変動はスケールファ
クターの逆数である逆スケールファクターをCSD係数
に乗算することにより低減しうる。実係数をCSD係数
に変換するとき、発生する量子化エラー(以下、変換エ
ラーという)はスケールファクターの処理と逆スケール
ファクターの処理により低減することができる。
【0021】図2及び図3を参照して従来のCSDフィ
ルターのスケールファクター応用方法及び回路を説明す
る。一般に入力信号(x)に対するN−タップフィルタ
ーの出力yは、下記の式2で表わされる。
【0022】
【数2】
【0023】従来のスケールファクターは、下記の式
(3)及び式(4)に示したように、最適の実係数h
(n)に利得Aを乗算して最も近似したCSDコードh
(n)に変換された値と実係数h(n)とのエラーE
(A)を最小とする。
【0024】
【数3】
【0025】
【数4】
【0026】ここで、〔A・h(n)〕は実係数h
(n)を与えられたCSDコードのうち最も近似値に単
純量子化するCSD変換をいう。上述したように、スケ
ールファクターの使用によるフィルターの利得付加は周
波数特性に影響を及ぼさないという提条件下に、一定の
利得を加えてCSDコードの不均一な特性による変換エ
ラーを低減するので、スケールファクターの使用がCS
Dの応用では一般化された。
【0027】前記式(3)及び式(4)から求められた
スケールファクターによる従来のフィルターの信号処理
方法に対する概念図は図2に示したとおりである。図2
において、CSD係数発生器110の動作は計算による
ものであり、CSDフィルターの係数が固定型であれ
ば、充分な計算能力を有するマイクロプロセッサや制御
器などにより計算が可能である。そして、CSDフィル
ター120はCSD乗算器、加算器などのハードウェア
で構成されることができる。
【0028】図2に示した信号処理方法は下記のステッ
プ1〜ステップ6で説明する。 ステップ1:該当フィルター(例えば、高域通過フィル
ター、低域通過フィルター)機能によるフィルターデザ
インアルゴリズム(ツールという)により最適のN個の
実係数(coef 0,coef (N−1))を求め
る。 ステップ2:所定のLに対して前記式3及び式4を用い
て一つのスケールファクターを求め、求められたスケー
ルファクターによりN個の実係数を最も近似したCSD
係数(一次CSD係数)に変換する。
【0029】ステップ3:リップル量に基づく周波数領
域上における最適化アルゴリズムを用いる。 ステップ4:変換された一次CSD係数を最適化アルゴ
リズムにより最適化したCSD係数(二次CSD係数)
(CSD coef 0−CSD coef (N−
1))を生成する。
【0030】ステップ5:最適のCSD係数と入力デー
タをCSD乗算器を用いて乗算(以下、CSD乗算とい
う)する。 ステップ6:ステップ5の乗算結果と求められたスケー
ルファクターの逆数である一つの逆スケールファクター
を演算して最終フィルター出力を出力する。図2に示し
た方法に用いる最適化アルゴリズムは周波数特性のリッ
プルを変数として用いるが、これは多くの計算量と計算
時間を必要とする。
【0031】かつ、上述した方法は、周波数領域上にお
ける最適化方法を用いない場合(適応型フィルター、複
合位相フィルター)やリップル量に基づいて変換特性を
知らない場合(ゴースト除去フィルター、ゴースト除去
用の等化フィルター)には使用しにくい。図3は図2に
示した方法による4−タップCSDフィルターの回路図
である。図3における4−タップCSDフィルター回路
は、入力データを遅延して直列に連結された三つの単位
遅延器121〜123と、第1CSD係数と入力データ
を乗算する第1CSD乗算器124と、第1単位遅延器
121の出力と第2CSD係数を乗算する第2CSD乗
算器125と、第2単位遅延器122の出力と第3CS
D係数を乗算する第3CSD乗算器126と、第3単位
遅延器123の出力と第4CSD係数を乗算する第4C
SD乗算器127と、第1及び第2CSD乗算器12
4,125の出力を加算する第1加算器128と、第3
及び第4CSD乗算器126,127の出力を加算する
第2加算器129と、第1及び第2加算器128,12
9の出力を加算する第3加算器130と、第3加算器1
30の出力を一つの逆スケールファクターにより演算す
る演算器131とからなる。
【0032】この際、CSD係数発生器110から出力
される第1〜第4CSD係数は、図2で説明したよう
に、第1〜第4実係数に対して一つのスケールファクタ
ーにより最も近似したCSD係数に変換させ、変換され
た一次CSD係数を周波数領域で最適化変換を行うこと
により得られた二次CSD係数である。そして、逆スケ
ールファクターはスケールファクターの逆数値を有す
る。
【0033】図3に示した従来の方法により具現された
4−タップCSDフィルター回路は、CSD係数発生器
110で実係数からCSD係数に変換するに長時間が所
要され、スケールファクターの選定による初期変換エラ
ーにより変換性能も良くないという問題がある。したが
って、発明者は従来のCSDフィルターの変換方法の問
題点を克服するために、CSD係数の特性により多数の
スケールファクター及び多数の逆スケールファクターを
用いて固定されたノンゼロデジットに対して時間領域上
の変換だけでも充分な変換効果を有する方法を提案して
いる。この提案された方法は多数のスケールファクター
によりCSD係数の不均一な特性による変換エラーを効
率よく除去または分散させてCSD係数による信号処理
を有用にしている。そして、従来のCSDフィルターで
はスケールファクター処理を周波数領域上における変換
最適化のためのプリフィルターとして用いるが、本発明
ではスケールファクターの応用それ自体を変換最適化の
方法に用いる。したかって、変換最適化段階が不要にな
り、計算時間を縮むことができる。
【0034】次に、本発明により時間領域上におけるス
ケールファクター制御により実係数をCSD係数に変換
する方法について説明する。CSD係数への変換は求め
られる特性により設計されたフィルターの実係数に近接
することを必要とする。このため、式(3)及び式
(4)は次の式(5)、式(6)のように各フィルター
係数(実係数)ごとにスケールファクターを有する形態
に変形する。理論的には各フィルター係数にスケールフ
ァクターと逆スケールファクターを加えると、L=1の
場合でも完全に
【0035】
【外1】
【0036】になり得る。したがって、本発明では各フ
ィルター係数に1以上のスケールファクター/逆スケー
ルファクターを加えることにより、すなわち、スケール
ファクターの解像度を高めることにより、Lを増加する
ことなく変換性能を工場させるCSD係数の変換が可能
である。
【0037】
【数5】
【0038】
【数6】
【0039】ここで、式(5)により最適化された各実
係数h(n)にスケールファクターを別途に加えてこの
値を変化させながら、前記式(5)により得られた最も
近似したCSDコードと実係数とのエラーE(A)の和
を最小とする。スケールファクターの解像度の増加によ
りE(A)値が従来の方法に比べてはるかに小さくな
る。この方法によれば、周波数領域上における最適化を
不要とするため、計算量や計算時間が顕著に減る。
【0040】式(5)及び式(6)のAo
1 ,..,=AN-2 =AN-1 =Aであれば、式(5)
及び式(6)は式(3)及び式(4)と同じ結果を得
る。この式を再び各係数に対するエラーを最小化する
と、次のようになる。
【0041】
【数7】
【0042】ここで、n=0,1,2,..,N−1で
ある。変形式(7)から各係数にE(Ak )が最小とな
るスケールファクターを求めることにより、CSD実係
数への完全な変換が可能である。即ち、
【0043】
【数8】
【0044】となる。実際の構成においては、スケール
ファクターと逆スケールファクターが実数でなく、二次
またはCSD形態の場合が多い。それにもかかわらず、
式(8)から近似値が得られる。従来の方法において
は、すべての係数のスケールファクターが同じ値を有す
る。即ち、SF 1=SF 2=,..,=SF n=
SF(=A)である。
【0045】本発明のCSDフィルターの信号処理方法
を概念的に示すと、図4のとおりである。図4におい
て、CSD係数発生器210の動作は計算によることで
あり、充分な計算能力を有するマイクロプロセッサや制
御器などにより計算が可能である。そして、CSDフィ
ルター220はCSD乗算器、加算器などのハードウェ
アで構成されることができる。
【0046】図4に示した信号処理方法は次のステップ
11〜ステップ15で説明する。 ステップ11:該当フィルター機能によるフィルターデ
ザインツールにより最適のN個の実係数(coef
−coef (N−1))を求める。 ステップ12:所定のノンゼロデジット数(L)に対し
て前記式(6)及び式(7)により各実係数に対応する
スケールファクター(SF 0−SF (N−1))を
算出する。
【0047】ステップ13:前記前述された各スケール
ファクターを用いて前記実係数を最も近似したCSDコ
ードに変換すると、最適のCSD係数(CSD coe
0−CSD coef (N−1))となる。 ステップ14:前記変換された最適のCSD係数と入力
データを乗算する。 ステップ15:ステップ14の乗算結果とステップ12
で求められ各スケールファクターと逆数関係にあるN個
の逆スケールファクター(RSF 0−RSF (N−
1))を演算して最終フィルター出力を出力する。
【0048】したがって、図4に示した方法でCSD係
数を求めると、図2に示した従来の方法のように周波数
領域上における最適化を不要とするので、計算量や計算
時間が顕著に減る。本発明は文献〔2〕などで用いられ
るローカル探索アルゴリズムにより求められたスケール
ファクターによる初期変換エラーを低減することがで
き、計算速度及び変換性能の改善により本発明は固定型
フィルター係数を用いる固定型フィルターのみならず、
複合位相フィルター、可変型フィルター係数を用いる適
応型フィルターにも適用することができる。
【0049】図5は図4に示した方法により具現された
4−タップCSDフィルターの回路図である。図5にお
いて、4−タップCSDフィルターは、入力データを遅
延して直列に連結された三つの単位遅延器221〜22
3と、第1CSD係数と入力データを乗算する第1CS
D乗算器224と、第1単位遅延器221の出力と第2
CSD係数を乗算する第2CSD乗算器225と、第2
単位遅延器222の出力と第3CSD係数を乗算する第
3CSD乗算器226と、第3単位遅延器223の出力
と第4CSD係数を乗算する第4CSD乗算器227
と、第1乃至第4CSD乗算器224〜227の各出力
を第1乃至第4逆スケールファクターと演算する第1乃
至第4演算器228〜231と、第1乃至第4演算器2
28〜231の出力を加算して最終フィルター出力を出
力する加算器232とからなる。
【0050】この際、CSD係数発生器210から出力
される第1乃至第4CSD係数は、図4で説明したよう
にフィルター特性により求められた第1乃至第4実係数
に対して式(6)及び式(7)により算出された第1乃
至第4スケールファクターにより変換されたCSD係数
である。前記CSD係数発生器210はフィルター特性
により実係数を求め、求められた実係数に利得を乗算し
てCSDコードのうち最も近似したCSDコードに変換
した係数と前記実係数とのエラーが最小となる各実係数
にスケールファクターを算出するマイクロプロセッサ
と、前記算出されたスケールファクターが2-SF で表現
されれば、前記CSDコードに変換した係数をシフティ
ングして最適のCSD係数を発生するシフタとから構成
されることができる。
【0051】かつ、演算器228〜231は乗算器22
4〜227の出力を逆スケールファクターによりシフテ
ィングするシフタまたは乗算器224〜227の出力を
逆スケールファクターと乗算するCSD乗算器で構成さ
れる。ここで、スケールファクターの演算をシフタで構
成する場合には逆スケールファクターの演算もシフタで
構成されるので、追加的なハードウェアの負担が全然な
い。この際、スケールファクターと逆スケールファクタ
ーは2-SF で表現される。
【0052】CSD乗算器は図6に示したようにLほど
のシフタとL−1ほどの加算器/減算器を用いて具現す
ることができ、図6はL=2の場合で第1乗算器224
を例として説明する。図6において、CSD乗算器22
4は、入力データを受けてCSD係数の値に応じて桁移
動させ、その結果を出力する二つのシフトマトリックス
224.1, 224.2 と、二つのシフトマトリックス 224.1,
224.2 の出力データをCSD係数発生器220から発生
するCSD係数のうち“1”に応じて2の補数に変換す
る二つの2の補数変換器 224.3, 224.4 と、二つの2の
補数変換器 224.3, 224.4 の出力を加算する加算器 22
4.5とからなる。ここで、高速モードだけで動作する加
算器 224.5の出力端に接続されるレジスタ 224.6がさら
に備えられてもよい。かつ、CSDフィルターが適応型
であれば、シフトマトリックスがバレルシフタに取り替
えられてもよく、固定型であれば、シフタに取り替えら
れてもよい。そして、2の補数変換器はインバータと機
能器とから構成されるが、加算の場合は加算器 224.5と
タップ間の加算器のキャリ入力とを用いることができ
る。
【0053】図6に示した動作を説明すると、シフタマ
トリックス 224.1, 224.2 は貯蔵ししていたデータをC
SD係数発生器210から発生されるCSD係数値に応
じて桁移動させ、2の補数変換器 224.3, 224.4 ではC
SD係数のうちデジット“”であれば、シフトマトリ
ックス 224.1, 224.2 の出力を2の補数に変換し、CS
D係数のうちデジット“0”とデジット“1”に対して
は2の補数変換器 224.3, 224.4 は動作しない。加算器
224.5では2の補数変換器 224.3, 224.4 の出力を加算
する。
【0054】以上のように図4乃至図6で説明したよう
に、実係数ごとにエラーが最小となるスケールファクタ
ーと逆スケールファクターを加えると、計算速度と変換
性能は優秀であるが、ハードウェア量が増える。したが
って、実際の応用ではハードウェア量を考慮してスケー
ルファクターの解像度を制限すべきである。したがっ
て、各フィルター係数のスケールファクターの類似性に
応じてグループ化する必要がある。一方、スケールファ
クター/逆スケールファクターの演算をシフタだけで構
成する場合は、ハードウェア量が増えない。
【0055】本発明ではフィルター領域に応じてスケー
ルファクターを分割してグループ化したり、類似したス
ケールファクターをグループ化してスケールファクター
の解像度を制限することができる。すなわち、前者の場
合は、求められた所定桁の実係数どうしには同一なスケ
ールファクターを加えるようにして、変換エラーを最小
化する方法でスケールファクターを制御しうるが、この
形態は特に複合位相フィルターの応用などに有用であ
る。後者の場合は、類似したスケールファクターをグル
ープとする多数の組合せのうちE(A)が最小となる組
合せを選択するようになる。
【0056】図7には本発明の他の実施例であってスケ
ールファクターの数が2に制限された場合のフィルター
の信号処理方法の概念図を示す。図7において、CSD
係数発生器310の動作は計算によるものであり、充分
な計算能力を有するマイクロプロセッサやコントローラ
などにより計算が可能である。そして、CSDフィルタ
ー320はCSD乗算器、加算器などのハードウェアで
構成されることができる。
【0057】図7に示した信号処理方法を下記のステッ
プ21〜ステップ25で説明する。 ステップ21:該当フィルター機能によるフィルターデ
ザインツールにより最適のN個の実係数(coef
−coef (N−1))を求める。 ステップ22:CSD係数の特性に応じて所定デジット
の実係数に対して同じスケールファクターを加えたり、
各実係数に対応する類似したスケールファクターをグル
ープ化して所定の数(ここでは、2)のスケールファク
ター(SF 0,SF 1)を算出する。この際、スケ
ールファクターは前記式(5)及び式(6)を用いて求
める。
【0058】ステップ23:前記グループ化から得られ
た二つのスケールファクターを用いて各実係数をCSD
コードに変換すると、このCSDコードが最適のCSD
係数(CSD coef 0−CSD coef (N
−1))である。 ステップ24:前記最適のCSD係数と入力データをC
SD乗算する。 ステップ25:ステップ24の乗算結果とステップ22
で求められた二つのスケールファクターは逆数関係にあ
る二つの逆スケールファクター(RSF 0,RSF
2)を演算して最終のフィルター出力を出力する。
【0059】図7に示したようにスケールファクターを
グループ化する形態の構成を応用すると、例えば複合位
相フィルターの各フィルターに別途のスケールファクタ
ーを加えると、全体性能を改善することができる。か
つ、本発明を図2に示したような従来のCSDフィルタ
ーの信号処理方法に適用して、すなわち、複数のスケー
ルファクターにより一次CSD係数に変換したのち、周
波数領域上におけるリップルなどに基づく最適化アルゴ
リズムを用いて最適のCSD係数を発生すると、変換性
能は改善することができる。
【0060】図8は図7に示した方法により具現されて
4−タップのCSDフィルターの回路図である。図8に
おいて、4−タップのCSDフィルターは、入力データ
を遅延して直列に連結された三つの単位遅延器321〜
323と、第1CSD係数と入力データを乗算する第1
CSD乗算器324と、第1単位遅延器321の出力と
第2CSD係数を乗算する第2CSD乗算器325と、
第2単位遅延器322の出力と第3CSD係数を乗算す
る第3CSD乗算器326と、第3単位遅延器323の
出力と第4CSD係数を乗算する第4乗算器327と、
第1及び第2CSD乗算器324,325の出力を加算
する第1加算器328と、第3及び第4CSD乗算器3
26,327の出力を加算する第2加算器329と、第
1加算器328の出力と第1逆スケールファクターを演
算する第1演算器330と、第2加算器329の出力と
第2逆スケールファクターを演算する第2演算器331
と、第1及び第2演算器330,331の出力を加算し
て最終のフィルター出力を出力する加算器332とから
構成される。
【0061】この際、CSD係数発生器310から出力
される第1乃至第4CSD係数は図7に上述されたよう
にフィルター特性により得られた第1乃至第4実係数に
対してCSD係数の特性に応じてグループ化された第1
及び第2スケールファクターにより変換された結果であ
る。そして、第1及び第2逆スケールファクターは第1
及び第2スケールファクターとは逆数関係にある。
【0062】本発明の理想的な場合である図5は、RS
Fが各係数の演算ごとに存在するのでハードウェア量が
増えることもある。しかしながら、シフタで構成される
場合にはハードウェア量は増えず、係数変換速度は速く
てスケールファクターの解像度による変換性能も優れ
る。その反面、図8はRSF演算によりハードウェア量
を低減するための構成でスケールファクターの解像度を
所定の数字に制限した場合である。このとき、実際のフ
ィルターにおけるRSF演算が図5の理想的な場合に比
べて減ることがわかる。
【0063】すなわち、本発明おいて性能はスケール解
像度によるハードウェアの複雑性とトレードオフ(trad
e-off)関係にある。かつ、スケールファクターや逆スケ
ールファクターの演算をシフタだけで制限する場合は、
変換性能が多少制限されるが、ハードウェアの増加を防
止することができる。
【0064】結論的に本発明では従来の変換方法が実係
数全体に一つのスケールファクターを用いることに比べ
て変換性能を改善するために二つ以上のスケールファク
ターを拡大することによりフィルター係数間の差による
変換エラーを低減している。かつ、本発明は文献〔3〕
のビット解像度により変換エラーを減らすことに対して
スケール解像度を増やすことにより変換性能を向上させ
ている。
【0065】
【発明の効果】上述したように、本発明の方法は実係数
のCSD係数への変換を時間領域で処理することによ
り、周波数領域で処理するよりも処理速度を改善するこ
とができる。かつ、本発明はノンゼロデジット数が固定
されている状態でビット解像度を高めて各種形態、即
ち、適応型フィルターや複合位相フィルターに適用する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】CSD係数の分布を示す図面である。
【図2】従来のCSDフィルターの信号処理方法を説明
するための概念図である。
【図3】図2に示した方法により具現されたCSDフィ
ルターの回路図である。
【図4】本発明の一実施例によるCSDフィルターの信
号処理方法を説明するための概念図である。
【図5】図4に示した方法により具現されたCSDフィ
ルターの回路図である。
【図6】図5に示したCSD乗算器の詳細図である。
【図7】本発明の他の実施例によるCSDフィルターの
信号処理方法を説明するための概念図である。
【図8】図7に示した方法により具現されたCSDフィ
ルターの回路図である。
【符号の説明】
210 CSD係数発生器 220 CSDフィルター 221 第1単位遅延器 222 第2単位遅延器 223 第3単位遅延器 224 第1CSD乗算器 224.1,224.2 シフトマトリックス 224.3,224.4 2の補数変換器 224.5 加算器 224.6 レジスタ 225 第2CSD乗算器 226 第3CSD乗算器 227 第4CSD乗算器 228 第1演算器 229 第2演算器 230 第3演算器 231 第4演算器 310 CSD係数発生器 320 CSDフィルター 321 第1単位遅延器 322 第2単位遅延器 323 第3単位遅延器 324 第1CSD乗算器 325 第2CSD乗算器 326 第3CSD乗算器 327 第4CSD乗算器 328 第1加算器 329 第2加算器 330 第1演算器 331 第2演算器 332 加算器

Claims (29)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 CSD(Canonic Signed Digit)コード
    で表現されるフィルター係数により所望のフィルター特
    性を有するCSDフィルターの信号処理方法において、 (a)前記フィルター特性に最適の実係数を求める段階
    と、 (b)前記求められた実係数をCSDコードに変換する
    ときの変換エラーが最小になるスケールファクターを前
    記各実係数ごとに算出する段階と、 (c)前記スケールファクターを用いて最適のCSD係
    数を生成する段階と、 (d)前記生成されたCSD係数を用いて入力データを
    フィルターリングする段階とを含むことを特徴とするC
    SDフィルターの信号処理方法。
  2. 【請求項2】 前記(b)段階では、 前記実係数に所定の利得を乗算して最も近似したCSD
    コードに変換した係数と前記実係数とのエラーの和が最
    小になるように各実係数にスケールファクターを算出す
    ることを特徴とする請求項1に記載のCSDフィルター
    の信号処理方法。
  3. 【請求項3】 前記(c)段階では、 前記各実係数に算出されたスケールファクターを実係数
    に乗算して時間領域上におけるCSD係数を生成するこ
    とを特徴とする請求項1に記載のCSDフィルターの信
    号処理方法。
  4. 【請求項4】 前記(c)段階は、 (c1)前記各実係数に算出されたスケールファクター
    を実係数に乗算して一次CSD係数に変換する段階と、 (c2)リップル量に基づく周波数領域上における最適
    化アルゴリズムを用いて前記一次CSD係数から最適の
    二次CSD係数を生成する段階とを含むことを特徴とす
    る請求項1に記載のCSDフィルターの信号処理方法。
  5. 【請求項5】 CSDコードで表現されるフィルター係
    数により所望のフィルター特性を有するCSDフィルタ
    ーの信号処理方法において、 (a)前記フィルター特性に最適の実係数を求める段階
    と、 (b)前記求められた実係数をCSDコードに変換する
    ときの変換エラーが最小になるスケールファクターを前
    記各実係数に算出する段階と、 (c)前記各実係数に算出されたスケールファクターを
    用いてCSD係数を生成する段階と、 (d)前記生成されたCSD係数に入力データを乗算す
    る段階と、 (e)前記(d)段階の乗算結果と、前記スケールファ
    クターと逆数関係にある逆スケールファクターとを演算
    して最終フィルター出力を出力する段階とを含むことを
    特徴とするCSDフィルターの信号処理方法。
  6. 【請求項6】 前記(b)段階は、 前記実係数に所定の利得を乗算して最も近似したCSD
    コードに変換した係数と前記実係数とのエラーの和が最
    小になるように各実係数にスケールファクターを算出す
    ることを特徴とする請求項5に記載のCSDフィルター
    の信号処理方法。
  7. 【請求項7】 CSDコードで表現されるフィルター係
    数により所望のフィルター特性を有するCSDフィルタ
    ーの信号処理方法において、 (a)前記フィルター特性に最適の実係数を求める段階
    と、 (b)前記実係数をCSDコードに変換するときの変換
    エラーが最小になる複数のスケールファクターを算出す
    る段階と、 (c)前記スケールファクターを用いて最適のCSD係
    数を生成する段階と、 (d)前記生成されたCSD係数を用いて入力データを
    フィルターリングする段階とを含むことを特徴とするC
    SDフィルターの信号処理方法。
  8. 【請求項8】 前記(b)段階は、 (b1)CSD係数の特性に応じて所定桁の実係数同士
    をグループ化する段階と、 (b2)前記グループ化した各実係数に所定の利得を乗
    算して最も近似したCSDコードと前記グループ化した
    各実係数とのエラーの和が最小となる各グループにスケ
    ールファクターを算出する段階とを含むことを特徴とす
    る請求項7に記載のCSDフィルターの信号処理方法。
  9. 【請求項9】 前記(b)段階は、 (b1′)前記実係数に所定の利得を乗算して最も近似
    したCSDコードに変換した係数と前記実係数とのエラ
    ーの和が最小となるように前記各実係数にスケールファ
    クターを算出する段階と、 (b2′)前記算出されたスケールファクターと類似し
    た値を有するスケールファクターをグループ化する段階
    とを含むことを特徴とする請求項7に記載のCSDフィ
    ルターの信号処理方法。
  10. 【請求項10】 前記(c)段階は、 実係数に前記複数のスケールファクターを乗算して時間
    領域上におけるCSD係数を生成することを特徴とする
    請求項7に記載のCSDフィルターの信号処理方法。
  11. 【請求項11】 前記(c)段階は、 (c1)実係数に前記複数のスケールファクターを乗算
    して一次CDS係数に変換する段階と、 (c2)リップル量に基づく周波数領域上における最適
    化アルゴリズムを用いて前記一次CSD係数から最適の
    2次CSD係数を生成する段階とを含むことを特徴とす
    る請求項7に記載のCSDフィルターの信号処理方法。
  12. 【請求項12】 CSDコードで表現されるフィルター
    係数により所望のフィルター特性を有するCSDフィル
    ターの信号処理方法において、 (a)前記フィルター特性に最適の実係数を求める段階
    と、 (b)前記実係数をCSDコードに変換するときの変換
    エラーが最小になる複数のスケールファクターを算出す
    る段階と、 (c)前記算出された複数のスケールファクターを用い
    てCSDコードに変換してCSD係数を生成する段階
    と、 (d)前記生成されたCSD係数に入力データを乗算す
    る段階と、 (e)前記(d)段階の乗算結果と、前記複数のスケー
    ルファクターと逆数関係にある複数の逆スケールファク
    ターとを演算して最終フィルター出力を出力する段階と
    を含むことを特徴とするCSDフィルターの信号処理方
    法。
  13. 【請求項13】 前記(b)段階は、 (b1)CSD係数特性に応じて所定桁の実数どうしを
    グループ化する段階と、 (b2)前記グループ化した
    各実係数に所定の利得を乗算して最も近似したCSDコ
    ードに変換した係数と前記グループ化した各実係数との
    エラーの和が最小となる各グループにスケールファクタ
    ーを算出する段階とを含むことを特徴とする請求項12
    に記載のCSDフィルターの信号処理方法。
  14. 【請求項14】 前記(b)段階は、 (b1′)前記実係数に所定の利得を乗算して最も近似
    したCSDコードに変換した係数と前記実係数とのエラ
    ーの和が最小になるように各実係数にスケールファクタ
    ーを算出する段階と、 (b2′)前記(b1′)段階で各実係数に算出された
    スケールファクターと類似した値を有するスケールファ
    クターをグループ化する段階とを含むことを特徴とする
    請求項12に記載のCSDフィルターの信号処理方法。
  15. 【請求項15】 CSDコードで表現されるフィルター
    係数により所望のフィルター特性を有するN−タップの
    CSDフィルター回路において、 入力データを遅延して直列に連結されたN−1個の単位
    遅延器と、 前記フィルター特性により求められた実係数に所定の利
    得を乗算してCSDコードのうち、最も近似したCSD
    コードに変換した係数と前記実係数とのエラーが最小と
    なる各実数にスケールファクターを算出し、前記算出さ
    れたスケールファクターを用いて最適のCSD係数を発
    生するCSD係数発生器と、 前記N−1個の単位遅延器の出力に前記CSD係数を乗
    算するN個の乗算器と、 前記N個のCSD乗算器の出力と、前記各実係数に算出
    された各スケールファクターと逆数関係にある逆スケー
    ルファクターとを演算するN個の演算器と、 前記N個の演算器の出力を加算して最終フィルター出力
    を出力する加算器とを含むことを特徴とするCSDフィ
    ルター回路。
  16. 【請求項16】 前記複数の各CSD乗算器は、 前記CSD係数発生器で発生するCSD係数の各桁値に
    応じて入力されるデータを桁移動させ、CSDコードの
    ノンゼロデジット数(non-zero digit) に当てるシフト
    マトリックスと、 前記L個のシフトマトリックスの出力を2の補数に変換
    するL個の変換器と、 前記L個の変換器の出力を加算するL−1個の加算器と
    からなることを特徴とする請求項15に記載のCSDフ
    ィルター回路。
  17. 【請求項17】 前記CSDフィルターは適応型であ
    り、シフトマトリックスはバレルシフタで構成されるこ
    とを特徴とする請求項16に記載のCSDフィルター回
    路。
  18. 【請求項18】 前記CSDフィルターは固定型であ
    り、シフトマトリックスはシフタで構成されることを特
    徴とする請求項16に記載のCSDフィルター回路。
  19. 【請求項19】 前記L個の各変換器は前記CSD係数
    “−1”を表すデジットでのみ該当シフトマトリックス
    の出力を2の補数に変換するためのインバータ及び加算
    器から構成されることを特徴とする請求項16に記載の
    CSDフィルター回路。
  20. 【請求項20】 前記N個の各演算器は各CSD乗算器
    の出力を各逆スケールファクタ値に応じてシフティング
    させて出力するシフタで構成されることを特徴とする請
    求項15に記載のCSDフィルター回路。
  21. 【請求項21】 前記N個の各演算器は各CSD乗算器
    の出力に各逆スケールファクタ値を乗算するCSD乗算
    器で構成されることを特徴とする請求項15に記載のC
    SDフィルター回路。
  22. 【請求項22】 前記CSD係数発生器はフィルターの
    特性に応じて実係数を求め、求められた実係数に所定の
    利得を乗算してCSDコードのうち最も近似したCSD
    コードに変換した係数と前記実係数とのエラーが最小と
    なる各実係数にスケールファクトを算出するマイクロプ
    ロセッサと、 前記算出したスケールファクタに応じて前記CSDコー
    ドに変換した係数をシフティングして最適のCSD係数
    を発生するシフタとを含むことを特徴とする請求項15
    に記載のCSDフィルター回路。
  23. 【請求項23】 CSDコードで表現されるフィルター
    係数により所望のフィルター特性を有するNタップのC
    SDフィルター回路において、 入力データを遅延して直列に連結されたN−1個の単位
    遅延器と、 前記フィルター特性により求められた実係数に所定の利
    得を乗算して最も近似したCSDコードに変換した係数
    と前記実係数とのエラーが最小となる複数(M)のスケ
    ールファクターを用いてCSD係数を発生するCSD係
    数発生器と、 前記N−1個の単位遅延器の出力にM個のスケールファ
    クターに対応して発生されたCSD係数を乗算するN個
    のCSD乗算器と、 前記N個のCSD乗算器の出力のうち同一なスケールフ
    ァクターを乗算したCSD乗算器の出力同士を加算する
    M個の加算器と、 前記M個の加算器の出力を前記M個のスケールファクタ
    ーとは逆数関係にあるM個の逆スケールファクターによ
    り演算するM個の演算器と、 前記M個の演算器の出力を加算して最終フィルター出力
    を出力する加算器とを含むことを特徴とするCSDフィ
    ルター回路。
  24. 【請求項24】 前記CSD係数発生器は、 CSD係数特性に応じて所定桁の実係数どうしをグルー
    プ化して前記グループ化した実係数に所定の利得を乗算
    して最も近似したCSDコードに変換した係数と前記グ
    ループ化した実係数とのエラーの和が最小となるグルー
    プにスケールファクターを算出することを特徴とする請
    求項23に記載のCSDフィルター回路。
  25. 【請求項25】 前記CSD係数発生器は、 前記求められた実係数に所定の利得を乗算して最も近似
    したCSDコードに変換した係数と前記実係数とのエラ
    ーの和が最小になるように各実係数にスケールファクタ
    ーを算出して算出されたスケールファクターと類似した
    値を有するスケールファクターどうしをグループ化して
    複数のスケールファクターを算出することを特徴とする
    請求項23に記載のCSDフィルター回路。
  26. 【請求項26】 前記N個の各CSD乗算器は、 前記CSD係数発生器から発生するCSD係数の各桁値
    に応じて入力されるデータを桁移動させ、CSDコード
    のノンゼロデジット数に相当するシフトマトリックス
    と、 前記L個のシフトマトリックスの出力を前記CSD係数
    に応じて2の補数に変換するL個の変換器と、 前記L個の変換器の出力を加算するL−1個の加算器と
    からなることを特徴とする請求項23に記載のCSDフ
    ィルター回路。
  27. 【請求項27】 前記M個の各演算器は各M個の加算器
    の出力を複数の各逆スケールファクター値に応じてシフ
    ティングさせて出力するシフタで構成されることを特徴
    とする請求項23に記載のCSDフィルター回路。
  28. 【請求項28】 前記M個の各演算器は各M個の加算器
    の出力と複数の各逆スケールファクター値を乗算するC
    SD乗算器で構成されることを特徴とする請求項23に
    記載のCSDフィルター回路。
  29. 【請求項29】 前記CSD係数発生器はフィルター特
    性に応じて実係数を求め、求められた実係数に所定の利
    得を乗算してCSDコードのうち最も近似したCSDコ
    ードに変換した係数と前記実係数とのエラーが最小とな
    る各実係数にスケールファクターを算出するマイクロプ
    ロセッサと、 前記スケールファクターに応じて前記CSDコードに変
    換した係数をシフティングして最適のCSD係数を発生
    するシフタとを含むことを特徴とする請求項23に記載
    のCSDフィルター回路。
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