JPH09167863A - 発光素子の外観検査方法およびその装置 - Google Patents
発光素子の外観検査方法およびその装置Info
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- JPH09167863A JPH09167863A JP32553095A JP32553095A JPH09167863A JP H09167863 A JPH09167863 A JP H09167863A JP 32553095 A JP32553095 A JP 32553095A JP 32553095 A JP32553095 A JP 32553095A JP H09167863 A JPH09167863 A JP H09167863A
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Abstract
自動化による画像処理により精度高く検査することがで
きる発光素子の外観検査方法およびその装置を提供す
る。 【解決手段】 (a)LED1の輝度を輝度測定器6に
より測定し、(b)該LEDの輝度に応じてLEDに印
加する電力をコントローラ7により調整することにより
該LEDの輝度を一定にし、(c)該LEDの発光面側
からカメラ3により画像データを読み取り、(d)該画
像データを画像処理装置4により処理することにより前
記LEDの発光面の異常の有無を検査することを特徴と
する。
Description
下、LEDという)などの発光素子の発光面であるレン
ズ部の異物や気泡、傷などの異常の有無を検査する発光
素子の外観検査方法およびその装置に関する。さらに詳
しくは、カメラにより画像データを読み取り画像処理を
することにより自動的に外観検査をする場合に、異常の
有無を精度高く検査することができる発光素子の外観検
査方法およびその装置に関する。
上にLEDチップをダイボンディングし、さらにワイヤ
ボンディングをしたのち、透明なエポキシ樹脂などを用
いてポッティング成形などによりモールドされて製造さ
れる。この際、発光面側は光が集束しやすいように球面
状に形成され、レンズ効果をもたせている。光はその球
面部から放射されるため、発光面である球面部に異物が
付着または混入したり、樹脂内に気泡が生じたり、傷が
つくと、光が乱反射したり吸収され、発光量が低下す
る。そのため、発光面にこれらの異常がないか外観検査
が行われる。
は、たとえば図3(a)に示されるように、LED1に
電源2により電流を流してLED1を発光させ、その発
光面側からたとえばカメラ3によりLED1の発光面の
画像データを読み取る。その後、画像処理装置4により
画像データを処理し、異常の有無を検査する。このカメ
ラ3により画像データを読み取る際にLED1を点灯さ
せるのは、明るくした方が傷などの異常を認識しやすい
からである。
発光効率や光吸収率などが変動し、同じ電流値で点灯さ
せても、その明るさ、すなわち輝度がばらつく。たとえ
ばLEDランプ用のLED1において10mAの電流を
流した場合、輝度が2〜25mcd(ミリカンデラ)程
度にばらつく。LED1の輝度がばらつくと、カメラ3
で画像データを読み取る場合、その認識の程度に差が出
てくる。すなわち、輝度が大きくて明るすぎる場合は、
図3(b)に示されるように異物や傷が小さく認識され
るが、輝度が適当な場合(図3(c))や輝度が小さす
ぎて暗い場合(図3(d))は、同じ大きさの異物や傷
が段々と大きく認識され、輝度が小さすぎる場合には実
際の異物や傷以外にも異物や傷があるように認識され
る。
画像処理による外観検査では、LEDの輝度により異物
や傷を正確に認識することができず、不良品にすべきも
のを良品としたり、輝度が低い場合には良品を不良品と
判定することがあり、完全な自動化で検査をすることが
できず、精度の高い外観検査をすることができないとい
う問題がある。
素子のレンズ面の異物や傷などの異常の有無を自動化に
よる画像処理により精度高く検査することができる発光
素子の外観検査方法およびその装置を提供することを目
的とする。
外観検査方法は、(a)発光素子の輝度を測定し、
(b)該発光素子の輝度に応じて印加する電力を調整す
ることにより該発光素子の輝度を一定にし、(c)該発
光素子の発光面側からカメラにより画像データを読み取
り、(d)該画像データを画像処理することにより前記
発光素子の発光面の異常の有無を検査することを特徴と
する。
子を前記測定された輝度に応じて分類することが、輝度
による分類と外観検査とを同時にすることができるた
め、工数削減となり好ましい。
素子に一定電力を印加する電源および該発光素子の輝度
を測定する輝度測定器と、該輝度測定器の出力により前
記発光素子の輝度が一定になるように該発光素子に印加
する電力を調整するコントローラと、該コントローラを
介して電力が印加され発光する前記発光素子の発光面側
から画像データを読み取るカメラと、該カメラからの画
像データを画像処理し異常の有無を検査する画像処理装
置とからなっている。
検査方法およびその装置について、図面を参照しながら
説明をする。
説明する概略図である。図1において、1〜4は図3と
同じ部分を示し、5はLED1の輝度を測定するために
LED1を点灯させる電源、6はたとえばピンダイオー
ド、電流増幅器などからなる輝度測定器、7は輝度測定
器6からの情報によりLED1が一定の輝度になるよう
にLED1に流す電流(電力)を調整して印加するコン
トローラである。なお、1aはリードフレームのフレー
ム枠で、このフレーム枠1aを図1の矢印Aの方向に順
次移動させながら輝度測定および外観検査を連続して行
うことができるようになっている。すなわち、LED1
はリードフレームの状態でLEDチップのダイボンディ
ング、ワイヤボンディング、透明樹脂によるポッティン
グ成形などの組み立てが行われ、リードフレームのフレ
ーム枠から一定の位置に複数個のLEDが連続して形成
されている。このリードフレームからLED1のリード
の1本は切り離され、他方の1本はリードフレームのフ
レーム枠に連結された状態で外観検査に供されているた
め、フレーム枠を順次送ることにより複数個のLEDを
連続的に検査することができる。
効率や光吸収率などのバラツキにより、同じ電圧、電流
(電力)を印加してもその明るさ(輝度)が一定にはな
らず、バラツキが生じる。そのため、製品としてはここ
のLED1の輝度測定を行い、輝度に応じて分類され、
出荷されている。前述のように、LED1のレンズ面の
外観検査を画像処理により自動的に行うと、そのLED
1の輝度により異物や傷などの画像データの信頼性が低
下し、正確な外観検査をすることができない。
ず電源5により一定の電力を印加したときのLED1の
輝度を測定し、その輝度に応じてコントローラ7により
LED1に印加する電流(電力)を調整し、LED1の
輝度を一定にし、カメラ3によりLED1の表面の状態
の画像データを読み取る。すなわち、一般にLED1な
どの発光素子は印加する電流と輝度(光度)との間には
両対数グラフで比例関係があり、一定の入力での輝度を
測定することによりその輝度から一定の輝度にするため
の電流を逆算することができる。そのため、コントロー
ラ7によりその電流がLED1に供給されることによ
り、LED1は一定の輝度になる。この一定の輝度のL
ED1の画像データをCCDカメラなどのカメラ3によ
り読み取り、その画像データを画像処理装置4により処
理することにより、異物、傷、泡などの有無やその大き
さを判断してその良否を正確に判定することができる。
ED1が連結されているため、その状態で外観検査を行
うことにより、自動化による連続的検査をすることがで
きる。すなわち、輝度測定器6およびLED1を点灯さ
せる電源5からなる輝度測定部と、カメラ3、画像処理
装置4、およびコントローラ7からなる外観検査部とを
それぞれ一定の場所に設置しておき、LED1がそれぞ
れの位置を通過できるようにフレーム枠1aを移動させ
ることにより順次検査をすることができる。
検査部11とをそれぞれ一定の場所に設置した外観検査
装置の一例のブロック図を示す。図2に示される検査装
置は、LED1の発光面の外観検査だけではなく、この
種の発光素子の検査として通常行われる常温での電気特
性試験(DCテスタによるオープン・ショートチェッ
ク)、LED1の高温(たとえば125℃)での電気特
性(DC特性)を検査するH測定、およびLED1を輝
度により分類する輝度分類などの検査も連続的に行える
ようにそれぞれの測定・検査部が設けられている。この
ような他の測定・検査部と共に本発明の外観検査を行う
ことにより、本発明の外観検査に用いる輝度測定は、従
来の輝度分類のため測定する輝度測定のデータをそのま
ま利用することができ、輝度測定器を特別に追加する必
要がない。
温での電気特性試験をするための常温測定部、9は加熱
炉およびDCテスタからなりLED1の高温(たとえば
ジャンクション温度が120℃)での電気特性を試験す
るH測定部で、この測定の後冷却して常温測定部8およ
びH測定部9での不良品を排出する。10は前述の電源
5および輝度測定器6からなる輝度測定部、11は前述
のカメラ3、画像処理装置4およびコントローラ7から
なる外観検査部、12は測定を終了したLED1をフレ
ーム枠1aからそれぞれ切り離して分離し、不良品を排
出すると共に輝度測定部10で測定したそれぞれの輝度
に応じて分類する輝度分類部である。この一連の検査・
測定部が設けられた測定ラインが、たとえば16ライン
程度設けられ、たくさんのLED1の検査を自動化によ
り一度に行うことができる検査装置になっている。この
ように、他の検査部と共に本発明の外観検査装置を設け
ることにより、従来の装置にカメラ3、画像処理装置
4、コントローラ7を追加するだで、新たな輝度検出器
などを必要とせず、最小限の設備で精度の高い外観検査
を自動化により行うことができる。しかも他の検査と同
時に行うことができるため、工数の増加も殆ど生じな
い。
発光素子によって異なる輝度を有する発光素子のレンズ
面の異常の有無の検査を、一定の輝度の状態でカメラに
よる画像認識により行っているため、異物、傷、泡など
の異常の有無の検査を精度高く行うことができる。その
結果、人間の主観的判断によらず、少ない工数で客観的
に確実に検査をすることができる。
じめ行う輝度の測定は、従来の輝度分類のために行われ
る輝度測定の結果を利用することができるため、とくに
余計な器具や工数を必要とはしない。さらに、従来の輝
度測定の後に外観検査の工程を挿入することにより、従
来の輝度測定や電気特性の検査装置にカメラなどの外観
検査器具を追加するだけで従来の輝度測定などの各検査
と同時に自動化により外観検査を行うことができる。そ
のため、コストアップの要因はなく、自動化によりコス
トダウンを達成することができる。
る。
に行う装置のブロック図である。
の概略図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 (a)発光素子の輝度を測定し、(b)
該発光素子の輝度に応じて印加する電力を調整すること
により該発光素子の輝度を一定にし、(c)該発光素子
の発光面側からカメラにより画像データを読み取り、
(d)該画像データを画像処理することにより前記発光
素子の発光面の異常の有無を検査することを特徴とする
発光素子の外観検査方法。 - 【請求項2】 前記発光面の異常の有無を検査した発光
素子を前記測定された輝度に応じて分類する請求項1記
載の発光素子の外観検査方法。 - 【請求項3】 発光素子に一定電力を印加する電源およ
び該発光素子の輝度を測定する輝度測定器と、該輝度測
定器の出力により前記発光素子の輝度が一定になるよう
に該発光素子に印加する電力を調整するコントローラ
と、該コントローラを介して電力が印加され発光する前
記発光素子の発光面側から画像データを読み取るカメラ
と、該カメラからの画像データを画像処理し異常の有無
を検査する画像処理装置とからなる発光素子の外観検査
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32553095A JP4018757B2 (ja) | 1995-12-14 | 1995-12-14 | 発光素子の外観検査方法およびその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32553095A JP4018757B2 (ja) | 1995-12-14 | 1995-12-14 | 発光素子の外観検査方法およびその装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09167863A true JPH09167863A (ja) | 1997-06-24 |
JP4018757B2 JP4018757B2 (ja) | 2007-12-05 |
Family
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32553095A Expired - Fee Related JP4018757B2 (ja) | 1995-12-14 | 1995-12-14 | 発光素子の外観検査方法およびその装置 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP4018757B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006303140A (ja) * | 2005-04-20 | 2006-11-02 | Matsushita Electric Works Ltd | 発光装置の製造方法及び該発光装置を用いた発光装置ユニットの製造方法 |
JP2017020983A (ja) * | 2015-07-15 | 2017-01-26 | 日亜化学工業株式会社 | 発光装置の外観検査方法 |
-
1995
- 1995-12-14 JP JP32553095A patent/JP4018757B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2006303140A (ja) * | 2005-04-20 | 2006-11-02 | Matsushita Electric Works Ltd | 発光装置の製造方法及び該発光装置を用いた発光装置ユニットの製造方法 |
JP2017020983A (ja) * | 2015-07-15 | 2017-01-26 | 日亜化学工業株式会社 | 発光装置の外観検査方法 |
US10054553B2 (en) | 2015-07-15 | 2018-08-21 | Nichia Corporation | Visual inspection method for light-emitting device |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP4018757B2 (ja) | 2007-12-05 |
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