JPH09167414A - テープライブラリシステム - Google Patents

テープライブラリシステム

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JPH09167414A
JPH09167414A JP7348834A JP34883495A JPH09167414A JP H09167414 A JPH09167414 A JP H09167414A JP 7348834 A JP7348834 A JP 7348834A JP 34883495 A JP34883495 A JP 34883495A JP H09167414 A JPH09167414 A JP H09167414A
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JP
Japan
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tape
cassette
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tape cassette
cassettes
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Pending
Application number
JP7348834A
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English (en)
Inventor
Toshiya Kurokawa
俊哉 黒川
Jiyouichi Daiba
丈一 台場
Yasuaki Kano
安章 加納
Katsumi Maekawa
克己 前川
Yoshiyasu Kubota
芳恭 久保田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数のテープカセットをラックに収納してい
る状態で、種々の管理が行なえるようにしたテープライ
ブラリシステムを提供する。 【解決手段】 テープカセットに不揮発性メモリを内蔵
し、テープに関連する情報を不揮発性メモリに記憶させ
る。記憶するメモリが内蔵されたテープカセットを複数
個ラックに収納する。テープカセットに対してデータの
記録/再生を行う記録/再生装置を設ける。ラックと記
録/再生装置との間でテープカセットを搬送する。この
不揮発性メモリの情報を用いて、テープカセットを所定
の順番に並べ換えたり、テープカセットの使用順を決め
たり、テープカセットに記録されている情報を管理した
り、テープカセットの空き容量を判別したり等、種々の
管理を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、不揮発性メモリ
が内蔵されたテープカセットを用いたテープライブラリ
システムに関する。
【0002】
【従来の技術】ディジタルデータを記録した複数のテー
プカセットをラックに収納し、このラックから所望のテ
ープカセットを取り出して、テープストリーマドライブ
に装着するようなテープライブラリシステムが知られて
いる。このようなテープライブラリシステムは、大量の
データを扱うようなシステム、例えば、医療用のデータ
を扱うようなシステムや、VOD(Video On Demand )
システム等に利用して好適である。
【0003】このようなテープライブラリシステムにお
いては、従来、テープのラベル面に貼着されたバーコー
ドを使って、ライブラリ上のテープカセットを管理する
ようにしている。すなわち、バーコードライタを使っ
て、タイトルやファイル名等のバーコードが作成され
る。このバーコードがテープカセットのラベル面に貼着
される。このバーコードが貼着されたテープカセットが
ラックに格納される。ライブラリ上のテープカセットか
ら所望のものを取り出して記録/再生を行う場合には、
バーコードリーダにより、このバーコードが読み取ら
れ、所望のテープカセットが選択される。
【0004】ところが、バーコードでは、テープカセッ
トの情報として記録できる情報量が少ない。また、バー
コードは、バーコードライタで書込み、バーコードリー
タで読み取るため、書込みや読み取り時間が長くかかる
と共に、バーコードリーダやバーコードライタは高価で
ある。また、バーコードでは、情報を変更する毎に、新
たなバーコードを貼り換える必要がある。更に、バーコ
ードは、正しく貼られていなと正しい情報が読み取れな
い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、本願出願人
は、先に、製造年月日や製造場所等のテープカセットに
関する情報が記憶される不揮発性メモリをテープカセッ
トに内蔵することを提案している。この不揮発性メモリ
にタイトルやファイル名等を記録しておけば、バーコー
ドの代わりに使用することができる。テープカセットに
ある不揮発性メモリを使用すれば、バーコード以上に大
量の情報を記憶することができる。また、不揮発性メモ
リを用いれば、情報の書き換えが簡単であり、然も、高
価なバーコードリーダやバーコードライタを必要としな
い。
【0006】このように、不揮発性メモリが内蔵された
テープカセットを用い、テープカセットの不揮発性メモ
リにテープカセットに関する情報を記憶させて、テープ
ライブラリのテープカセットを管理するようにすれば、
バーコードを使用する場合に比べて、管理能力が向上
し、然も、コストダウンが図れると考えられる。
【0007】このように、テープカセットの不揮発性メ
モリを使ってテープライブラリのテープカセットを管理
するようにした場合には、ラックに収納されているテー
プカセットの中の不揮発性メモリの情報を読み出せるよ
うにすると、ラックに収納されている状態で、多数のテ
ープカセットが管理でき、便利である。
【0008】したがって、この発明の目的は、複数のテ
ープカセットをラックに収納している状態で、種々の管
理が行なえるようにしたテープライブラリシステムを提
供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は、テープに関
連する情報を記憶するメモリが内蔵されたテープカセッ
トが複数個収納されるカセット収納手段と、テープカセ
ットに対してデータの記録/再生を行う記録/再生手段
と、所望のテープカセットを、カセット収納手段と、記
録/再生手段との間で搬送させるための搬送手段と、テ
ープカセットに内蔵されたメモリの情報を用いて、カセ
ット収納手段に収納されるテープカセットを管理する管
理手段とからなるテープライブラリシステムである。
【0010】この発明では、カセット収納手段は、テー
プカセットに内蔵されたメモリの情報を読み取るための
読み取り手段を有し、管理手段は、カセット収納手段に
収納された状態で、テープカセットに内蔵されたメモリ
の情報を読み取るようにしている。
【0011】この発明では、管理手段は、テープカセッ
トに内蔵されたメモリの情報を用いて、カセット収納手
段に収納される複数のテープカセットを所定の順序で並
べ換えるようにしている。
【0012】この発明では、管理手段は、テープカセッ
トに内蔵されたメモリの情報を用いて、カセット収納手
段に収納される複数のテープカセットの使用順を決める
ようにしている。
【0013】この発明では、管理手段は、テープカセッ
トに内蔵されたメモリの情報を用いて、カセット収納手
段に収納される複数のテープカセットに記録されている
情報を管理するようにしている。
【0014】この発明では、管理手段は、テープカセッ
トに内蔵されたメモリの情報を用いて、カセット収納手
段に収納される複数のテープカセットの空き容量を判別
するようにしている。
【0015】複数のテープカセットがラックに収納され
ている状態で、テープカセット内の不揮発性メモリの情
報を読み取ることができる。この不揮発性メモリの情報
を使って、テープカセットを所定の順番に並べ換えた
り、テープカセットの使用順を決めたり、テープカセッ
トに記録されている情報を管理したり、テープカセット
の空き容量を判別したり等、種々の管理を行うことがで
きる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施例につい
て図面を参照しながら説明する。図1は、この発明が適
用できるテープストリーマドライブの一例を示すもので
ある。このテープストリーマドライブでは、テープ幅8
mmのテープカセットを用い、ヘリカルスキャン方式
で、磁気テープにデータが記録/再生される。
【0017】テープカセット1には、図2に示すよう
に、リール2Aおよび2Bが配設され、このリール2A
および2Bの間に、テープ幅8mmの磁気テープ3が巻
装される。この磁気テープ3に、ディジタルデータが記
録/再生される。また、テープカセット1には、不揮発
性メモリ4が配設される。不揮発性メモリ4のモジュー
ルからは、プラス5Vの電源端子5Aと、データ入出力
端子5Bと、クロック入力端子5Cと、接地端子5Dと
が導出される。不揮発性メモリ4には、テープカセット
毎の製造年月日や製造場所、テープの厚さや長さ、材
質、各パーティションの管理情報、ユーザ情報等が記憶
される。テープライブラリシステムを構築する場合、ユ
ーザ情報として、タイトル、ジャンル、ファイル名等が
記憶される。更に、使用回数や記録日時、空き容量等が
記憶される。
【0018】図3に示すように、テープカセット1の外
観は、上側ケース6と、下側ケース7と、ガードパネル
8とからなり、通常の8ミリVTRに用いられるテープ
カセットと基本的には同様に構成されている。このテー
プカセット1のラベル面9には、端子ピン10A、10
B、10C、10Dが設けられる。これらの端子ピン1
0A、10B、10C、10Dは、テープカセット1内
に設けられた不揮発性メモリ4から導出されたプラス5
Vの電源端子5A、データ入出力端子5B、クロック入
力端子5C、接地端子5Dに夫々接続される。
【0019】図1において、11は回転ドラムである。
回転ドラム11には、記録ヘッド12Aおよび12B、
再生ヘッド13Aおよび13Bが配置される。記録ヘッ
ド12Aおよび12Bは、アジマス角の異なる2つのギ
ャップが極めて近接して配置される構造となっている。
同様に、再生ヘッド13Aおよび13Bは、アジマス角
の異なる2つのギャップが極めて近接して配置される構
造となっている。
【0020】回転ドラム11に、テープカセット1から
引き出された磁気テープ3が巻き付けられる。回転ドラ
ム11は、ドラムモータ14により回転される。また、
磁気テープ3は、キャプスタンモータおよびピンチロー
ラ(図示せず)により送られる。ドラムモータ14は、
メカコントローラ17の制御の基に回転される。メカコ
ントローラ17により、ドラムサーボおよびトラッキン
グサーボ等の処理が行われている。メカコントローラ1
7と、全体制御を行うシステムコントローラ15とは双
方向に接続されている。
【0021】磁気テープ3への記録データは、変調/復
調回路18で変調され、RFアンプ19を介して、記録
ヘッド12Aおよび12Bに供給される。記録ヘッド1
2Aおよび12Bにより磁気テープ3に傾斜トラックに
沿ってデータが記録される。記録ヘッド12Aおよび1
2Bは互いに異なるアジマス角とされており、この傾斜
トラックは、1トラック毎に異なるアジマス角のトラッ
クとなる。
【0022】磁気テープ3のデータは、再生ヘッド13
Aおよび13Bにより再生される。再生ヘッド13Aお
よび13Bの出力は、RFアンプ19を介して、変調/
復調回路18に供給される。変調/復調回路18によ
り、再生データが復調される。
【0023】このテープストリーマドライブでは、デー
タの入出力に、SCSIインターフェイスが用いられて
いる。すなわち、データを記録する際には、ホストコン
ピュータから、データが送られてくる。このデータは、
SCSIインターフェイス20を介して入力される。こ
の入力データは、データを所定の形式に変換/復元する
エンコーダ/デコーダ回路21に供給される。
【0024】エンコーダ/デコーダ回路21の出力は、
バッファコントローラ22の制御の下に、バッファメモ
リ23に一旦蓄えられる。データの記録は、グループ毎
に行われる。1グループは、所定トラック数のデータで
ある。バッファメモリ26から出力される1グループ分
のデータは、変調/復調回路18に供給される。変調/
復調回路18で記録データが変調される。変調/復調回
路18の出力は、RFアンプ19を介して、記録ヘッド
12Aおよび12Bに供給される。記録ヘッド12Aお
よび12Bにより磁気テープ3にデータが傾斜トラック
で記録される。
【0025】データを再生する際には、磁気テープ3の
記録データが再生ヘッド13Aおよび13Bにより再生
される。再生ヘッド13Aおよび13Bの出力は、RF
アンプ19を介して、変調/復調回路18に供給され
る。変調/復調回路18により、再生データが復調され
る。変調/復調回路18の出力は、バッファコントロー
ラ22の制御の基に、バッファメモリ23に一旦蓄えら
れる。
【0026】バッファメモリ23の出力は、エンコーダ
/デコーダ回路21に供給され、データを復元され元の
データに戻される。エンコーダ/デコーダ回路21の出
力は、SCSIインターフェイス20を介して、ホスト
コンピュータに出力される。
【0027】テープカセット1には、MIC(Memory I
n Cassette)と呼ばれる不揮発性メモリ4が設けられて
いる。システムコントローラ15により、不揮発性メモ
リ4にデータが入/出力される。なお、不揮発性メモリ
4とホストコンピュータとの間では、SCSIのコマン
ドを用いて、情報がやり取りされる。このため、不揮発
性メモリ4とホストコンピュータとの間を結線する必要
はない。テープカセット1とホストコンピュータとの間
は、SCSIインターフェイスだけで結ぶことができ
る。
【0028】図4は、この発明に適用されるテープライ
ブラリシステムの一例を概略的に示す。ラック30に例
えば数10本から数100本以上といった多数のテープ
カセット1、1、・・・が収納される。このラック30
は、このデータライブラリシステムにおいて複数存在す
るようにしてもよい。
【0029】カセット搬送機構31は、メカ駆動部40
により駆動され、テープカセット1の保持、および前
後、上下、左右への移動といった動作が可能である。こ
のメカ駆動部40は、システムコントローラ41によっ
て制御される。また、システムコントローラ41に対し
て、ホストコンピュータ42から各種の指示が与えられ
る。
【0030】ラック30に対して、テープカセット1が
カセット搬送機構31に保持されて所定の位置に収納さ
れる。ラック30の収納部には、テープカセット1のラ
ベル面9からテープカセットが収納される。図5に示す
ように、ラック30に設けられたカセット収納部のそれ
ぞれに、テープカセット1における端子ピン10A、1
0B、10C、10Dが接触するようなコネクタ65が
固定されている。このコネクタ65と、端子ピン10
A、10B、10C、10Dとが結合され、不揮発性メ
モリ4の内容がMIC READ部43によって読み出
される。読み出された情報がシステムコントローラ41
に送られる。
【0031】図5は、これらラック30およびカセット
搬送機構31の詳細を示す。カセット搬送機構31にお
いて、マウント部50に対して機構部52が固定され
る。外部から回転軸51に対して与えられた力によって
機構部52が作動され、アーム53a、53bが開閉さ
れる。このアーム53a、53bによって、テープカセ
ット1がこのカセット搬送機構31に保持される。ま
た、このカセット搬送機構31は、さらに他の駆動系と
組み合わされ(図示しない)、上述したように、前後、
上下、左右に移動される。これらのカセット搬送機構3
1における動作は、メカ駆動部40によって制御され
る。
【0032】ラック30は、棚部60および枠部61に
よって構成される。棚部60には、テープカセット1が
収納可能な棚62a〜62jが設けられている。これら
棚62a〜62jには、例えば棚62aに示されるよう
に突起63a、63bおよび溝64が設けられている。
そして、カセット搬送機構31によって搬送されたテー
プカセット1が例えば棚部62aに対して、突起63
a、63bおよび溝64をガイドとして挿入される。
【0033】枠部61には、棚62a〜62jにテープ
カセットが挿入された際にテープカセットに設けられた
端子ピン10A〜10Dが接するように、コネクタ65
a、65B、・・・が設けられる。図6は、コネクタ6
5a、65b、・・・の構成を示すものである。コネク
タ65a、65b、・・・には、適度な弾性を有する
「く」の字型の金属によって電極66A、66B、66
C、66Dが設けられる。
【0034】棚62aにおいて、テープカセット1が所
定の位置まで挿入されると、図7に示すように、電極6
6A、66B、66C、66Dが端子ピン10A、10
B、10C、10Dにそれぞれ押しつけられて接触す
る。これにより、テープカセット1に内蔵された不揮発
性メモリ4に対するデータなどのやり取りが可能にな
る。
【0035】図4において、テープストリーマドライブ
32a、32b、32cは、テープカセット1に対する
データの記録/再生を行うものであり、図に示されるよ
うに、このデータライブラリシステムの例では3台有し
ている。これらテープストリーマドライブ32a、32
b、32cは、システムコントローラ41によってその
記録/再生などの動作を制御される。
【0036】これらテープストリーマドライブ32a、
32b、32cに装着されたテープカセット1の不揮発
性メモリ4に対して、MIC R/W部44によって、
データの読み出し/書き込みが行われる。これは、スト
レージコントローラ45の制御に基づき行われ、書き込
みデータおよび読み出しデータのやり取りは、ストレー
ジコントローラ45との間で行われる。
【0037】テープカセット1の不揮発性メモリ4に
は、磁気テープの長さ、厚さ、材質、製造年月日や製造
場所等のテープカセットに関する情報が記憶される。更
に、ユーザデータとして、ファイル名、ジャンル、記録
年月日、空き容量、ファイルサイズ等が記憶される。ま
た、使用回数が記憶される。また、磁気テープ3の所定
のエリアにも、ファイル名、ジャンル、記録年月日、フ
ァイルサイズ等を記憶させることができる。
【0038】このデータライブラリシステムにおいて
は、このテープカセット1における不揮発性メモリ4の
情報を用いて、動作が管理される。すなわち、ライブラ
リシステムが有するテープカセットがラック30に収納
された状態で、システムコントローラ41に制御された
MIC READ部43によって、テープカセット1、
・・・、の不揮発性メモリの情報がそれぞれ読み出され
る。読み出されたこれらの情報は、ホストコンピュータ
42の例えばハードディスクから成る外部記憶装置(図
示しない)にライブラリ情報として記憶される。
【0039】次に、上述のようなデータライブラリシス
テムにおける、ラック30に収納されたテープカセット
からのデータの再生について説明する。先ず、ユーザに
よって、ホストコンピュータ42に対してデータの要求
が入力される。この要求に基づき、ホストコンピュータ
42からシステムコントローラ41に対して目的のデー
タの再生の指示が出される。
【0040】この指示を受け取ったシステムコントロー
ラ41によってMIC READ部43が制御され、ラ
ック30に収納されているテープカセット1における不
揮発性メモリ4の情報が読み出される。この情報の読み
出しは、ラック30に収納された全てのテープカセット
に対して行われる。そして、これらの情報から、目的の
データがラック30に収納されたどのテープカセットに
記録されているかが探される。
【0041】システムコントローラ41において、目的
のデータが記録されているテープカセットがラック30
の何処にあるかがわかったなら、システムコントローラ
41からメカ駆動部40に対してこのカセットをラック
30から取り出し例えばテープストリーマドライブ32
aに装着するように指示が出される。そして、メカ駆動
部40の制御によりカセット搬送機構31が駆動され、
ラック30から指定のテープカセットが取り出される。
そして、取り出されたテープカセットは、この搬送機構
31によってドライブ32aの位置まで移動され、ドラ
イブ32a〜32cに装着される。
【0042】こうして、ラック30からテープカセット
が取り出されドライブ32a、32b、32cに装着さ
れると、ストレージコントローラ45により制御された
MIC R/W部44によって、ドライブ32a〜32
cに装着されたテープカセット1の不揮発性メモリ4の
情報が読み出される。
【0043】上述のように、この発明が適用されたテー
プライブラリシステムでは、ラック30の各棚62a、
62b・・・にコネクタ65a、65b、・・・が設け
られている。このため、複数のテープカセット1、1、
・・・をラック30に収納している状態で、テープカセ
ット1、1、・・・の夫々に内蔵された不揮発性メモリ
4、4、・・・の情報を読み取ることができる。この情
報を用いて、テープカセットを所定の順番に並べか換え
たり、テープカセットの使用順を決めたり、テープカセ
ットに記録されている情報を管理したり、テープカセッ
トの空き容量を判別したり等、種々の管理が行なえる。
【0044】図8は、テープカセットを所定の順番に並
べか換える場合の処理を示すフローチャートである。
【0045】テープカセット1、1、・・・の夫々に内
蔵された不揮発性メモリ4、4、・・・には、ユーザ情
報として、タイトル、ジャンル、ファイル名、使用回
数、記録日時、空き容量の情報が記憶されている。
【0046】テープカセットの並べ換えを行う際には、
ホストコンピュータ42にテープカセットの並べ換えの
ための入力が与えられる。並べ換えの順番としては、例
えば、使用頻度順、ジャンル別、日付順、空き容量順、
名前順等が指定できる。
【0047】この入力に基づいて、ホストコンピュータ
42からシステムコントローラ41に、ソート指令が与
えられる(ステップST1)。ソート指令が与えられる
と、ラック30の各棚62a、62b・・・にあるテー
プカセット1、1、・・・の夫々の不揮発性メモリ4、
4、・・・の情報が読み取られる(ステップST2)。
【0048】並べ換えの順が使用頻度順かどうかが判断
される(ステップST3)。使用頻度順なら、不揮発性
メモリ4、4、・・・の情報から、ラック30に収納さ
れている複数のテープカセット1、1、・・・の順がデ
ータベース上で使用頻度順にソートされる(ステップS
T4)。そして、ソート結果に応じて、ラック30の各
棚62a、62b・・・にあるテープカセット1、1、
・・・が使用頻度順に並べ換えられる(ステップST
5)。
【0049】ステップST3で、並べ換えの順が使用頻
度順でなければ、ジャンル別かどうかが判断される(ス
テップST6)。ジャンル別なら、不揮発性メモリ4、
4、・・・の情報から、ラック30に収納されている複
数のテープカセット1、1、・・・の順がデータベース
上でジャンル別にソートされる(ステップST7)。そ
して、ソート結果に応じて、ラック30の各棚62a、
62b・・・にあるテープカセット1、1、・・・がジ
ャンル別に並べ換えられる(ステップST5)。
【0050】ステップST6で、並べ換えの順がジャン
ル別でなければ、日付順かどうかが判断される(ステッ
プST8)。日付順なら、不揮発性メモリ4、4、・・
・の情報から、ラック30に収納されている複数のテー
プカセット1、1、・・・の順がデータベース上で日付
順にソートされる(ステップST9)。そして、ソート
結果に応じて、ラック30の各棚62a、62b・・・
にあるテープカセット1、1、・・・が日付順に並べ換
えられる(ステップST5)。
【0051】ステップST8で、並べ換えの順が日付順
でなければ、空き容量順かどうかが判断される(ステッ
プST10)。空き容量順なら、不揮発性メモリ4、
4、・・・の情報から、ラック30に収納されている複
数のテープカセット1、1、・・・の順がデータベース
上で空き容量順にソートされる(ステップST11)。
そして、ソート結果に応じて、ラック30の各棚62
a、62b・・・にあるテープカセット1、1、・・・
が空き容量順に並べ換えられる(ステップST5)。
【0052】ステップST10で、並べ換えの順が空き
容量順でなければ、名前順かどうかが判断される(ステ
ップST12)。名前順なら、不揮発性メモリ4、4、
・・・の情報から、ラック30に収納されている複数の
テープカセット1、1、・・・の順がデータベース上で
名前順にソートされる(ステップST13)。そして、
ソート結果に応じて、ラック30の各棚62a、62b
・・・にあるテープカセット1、1、・・・が空き容量
順に並べ換えられる(ステップST5)。
【0053】上述のように、ラック30の各棚62a、
62b・・・にあるテープカセット1、1、・・・を所
定の順番に並べ換えておくと、管理がし易いと共に、例
えば、使用頻度の高い順にラック30上の取り出しやす
い位置にテープカセット1、1、・・を収納しておくよ
うにすれば、テープカセットの搬送時間が短縮できる。
【0054】図9は、新たなデータを記録する際に、テ
ープカセットの使用順を決めるときの処理を示すフロー
チャートである。新たなデータを記録する場合には、ホ
ストコンピュータ42にデータを記録するための入力が
与えられる。この入力に基づいて、ホストコンピュータ
42からシステムコントローラ41に、カセット選択指
令が与えられる(ステップST21)。カセット選択指
令が与えられると、ラック30の各棚62a、62b・
・・にあるテープカセット1、1、・・・の夫々の不揮
発性メモリ4、4、・・・の情報が読み取られる(ステ
ップST22)。そして、不揮発性メモリ4、4、・・
・の情報から、ラック30に収納されている複数のテー
プカセット1、1、・・・の順がデータベース上で製造
年月日日順にソートされる(ステップST23)。そし
て、製造年月日のの古い方から順に、テープカセット
1、1、・・・が使用される(ステップST24)。
【0055】図10はファイル検索処理を示すフローチ
ャートである。ファイル検索をする場合には、ホストコ
ンピュータ42に、ファイル名を指定して、ファイル検
索をするための入力が与えられる。この入力に基づい
て、ホストコンピュータ42からシステムコントローラ
41に、ファイル検索指令が与えられる(ステップST
31)。ファイル検索指令が与えられると、ラック30
の各棚62a、62b・・・にあるテープカセット1、
1、・・・の夫々の不揮発性メモリ4、4、・・・の情
報が読み取られる(ステップST32)。そして、不揮
発性メモリ4、4、・・・の情報から、ラック30に収
納されている複数のテープカセット1、1、・・・中の
ファイル名が調べられ、所望のファイルが検索される
(ステップST33)。検索結果は、ホストコンピュー
タ42に送られ、ホストコンピュータ42のディスプレ
イ上に表示される(ステップST34)。
【0056】図11はテープカセットの使用回数管理を
示すフローチャートである。テープカセット1の不揮発
性メモリ4には、カセットの使用回数の情報がユーザデ
ータとして記憶される。あるテープカセット1が使用さ
れると(ステップST41)、そのテープカセット1の
不揮発性メモリ4の使用回数情報がインクリメントされ
る(ステップST42)。使用回数が所定値以下かどう
かが判断される(ステップST43)。使用回数が所定
値を越えたら、その旨がホストコンピュータ42に送ら
れ、ホストコンピュータ42のディスプレイ上に警告が
表示される(ステップST44)。なお、使用回数が所
定値以上になったら、そのテープカセット1を使用不能
にするようにしても良い。
【0057】図12はテープカセットの空き容量の管理
を示すフローチャートである。例えは、あるテープカセ
ット1にファイルを追加する場合に、空き容量の管理が
行われる。ファイルの追加記録の指令が与えられると、
そのテープカセット1の不揮発性メモリ4の情報が読み
取られる。これにより、そのテープカセット1の空き容
量が得られる。テープカセット1の空き容量と、追加記
録するファイルの大きさとが比較される(ステップST
54)。追加記録するファイルの大きさよりも、空き容
量の方が十分に大きければ、ファイルの追加記録の処理
が行われる(ステップST55)。そして、空き容量の
情報が更新される(ステップST56)。追加記録する
ファイルの大きさよりも、空き容量の方が小さければ、
その旨がホストコンピュータ42に送られ、ホストコン
ピュータ42のディスプレイ上に警告が表示される(ス
テップST57)。
【0058】
【発明の効果】この発明によれば、複数のテープカセッ
トがラックに収納されている状態で、テープカセット内
の不揮発性メモリの情報を読み取ることができる。この
不揮発性メモリの情報を使って、テープカセットを所定
の順番に並べか換えたり、テープカセットの使用順を決
めたり、テープカセットに記録されている情報を管理し
たり、テープカセットの空き容量を判別したり等、種々
の管理を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明が適用できるテープストリーマドライ
ブの一例を示すブロック図である。
【図2】この発明によるテープカセットの構造の一例を
示す平面図である。
【図3】この発明によるテープカセットの外観の一例を
示す斜視図である。
【図4】この発明に適用されるテープライブラリシステ
ムの一例を概略的に示すブロック図である。
【図5】ラックおよびカセット搬送機構を示す斜視図で
ある。
【図6】端子盤の構造の一例を示す斜視図である。
【図7】コネクタの結合の説明に用いる断面図である。
【図8】この発明の一実施例の説明に用いるフローチャ
ートである。
【図9】この発明の一実施例の説明に用いるフローチャ
ートである。
【図10】この発明の一実施例の説明に用いるフローチ
ャートである。
【図11】この発明の一実施例の説明に用いるフローチ
ャートである。
【図12】この発明の一実施例の説明に用いるフローチ
ャートである。
【符号の説明】
1 テープカセット 3 磁気テープ 4 不揮発性メモリ 30 ラック 32a、32b、32c テープストリーマドライブ 41 システムコントローラ 42 ホストコンピュータ 43 MIC READ部 44 MIC R/W部 45 ストレージコントローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 前川 克己 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 久保田 芳恭 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テープに関連する情報を記憶するメモリ
    が内蔵されたテープカセットが複数個収納されるカセッ
    ト収納手段と、 上記テープカセットに対してデータの記録/再生を行う
    記録/再生手段と、 上記所望のテープカセットを上記カセット収納手段と上
    記記録/再生手段との間で搬送させるための搬送手段
    と、 上記テープカセットに内蔵されたメモリの情報を用い
    て、上記カセット収納手段に収納されるテープカセット
    を管理する管理手段とからなるテープライブラリシステ
    ム。
  2. 【請求項2】 上記カセット収納手段は、上記テープカ
    セットに内蔵されたメモリの情報を読み取るための読み
    取り手段を有し、 上記管理手段は、上記カセット収納手段に収納された状
    態で、上記テープカセットに内蔵されたメモリの情報を
    読み取るようにした請求項1記載のテープライブラリシ
    ステム。
  3. 【請求項3】 上記管理手段は、上記テープカセットに
    内蔵されたメモリの情報を用いて、上記カセット収納手
    段に収納される複数のテープカセットを所定の順序で並
    べ換えるようにした請求項1記載のテープライブラリシ
    ステム。
  4. 【請求項4】 上記管理手段は、上記テープカセットに
    内蔵されたメモリの情報を用いて、上記カセット収納手
    段に収納される複数のテープカセットの使用順を決める
    ようにした請求項1記載のテープライブラリシステム。
  5. 【請求項5】 上記管理手段は、上記テープカセットに
    内蔵されたメモリの情報を用いて、上記カセット収納手
    段に収納される複数のテープカセットに記録されている
    情報を管理するようにした請求項1記載のテープライブ
    ラリシステム。
  6. 【請求項6】 上記管理手段は、上記テープカセットに
    内蔵されたメモリの情報を用いて、上記カセット収納手
    段に収納される複数のテープカセットの空き容量を判別
    するようにした請求項1記載のテープライブラリシステ
    ム。
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