JPH09167124A - マルチメディア制作物のこま割り画表現のための方法およびシステム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ワールド・ワイド・ウェッブ（ＷＷＷ）ブラ
ウザ上で要約を見ようとするときのユーザの待ち時間と
それに関連する伝送時間およびコストを最小限にする。 【解決手段】 選択されたオーディオのファイルをこま
割り画に結合することができ、画像品質およびオーディ
オ品質を犠牲にすることなくＷＷＷでの伝送時間を短縮
するようにこま割り画イメージ・ファイルとそれに関連
するオーディオ・ファイルの両方が最適化されることを
特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は情報検索の分野に関
する。具体的には、本発明は、通常ならクライアントに
送信するのにかなりの時間と帯域幅を必要とするはずの
はるかに大きなマルチメディア製作物のこま割り画タイ
プの要約をネットワーク上のクライアントに提供するク
ライアント／サーバ・モデルに係わる。

【０００２】

【従来の技術】コンピュータ間通信ネットワークはます
ます拡大しており、そのようなネットワーク上のメッセ
ージ通信量は指数関数的に増大している。さらに、技術
企業は、商品、サービス、および知的財産の新しい販路
としてインターネットを重視するようになっている。し
たがって、このようなネットワーク上のメッセージ伝送
を可能な限り効率的にすることが望ましい。

【０００３】インターネットなどのコンピュータ化され
た情報資源や、コンピュサーブ、アメリカ・オンライ
ン、プロディジー、その他のサービスなど様々なオンラ
イン・サービスの発達によって、電子的に入手可能な情
報が急増している。実際、このような電子情報は、新
聞、雑誌、テレビ、映画などの従来の情報伝達手段に取
って代わりつつある。このような資源のすべてにおける
主要な課題は、伝送の完了を待つユーザの時間を浪費し
ないようにする所望の情報の迅速な伝送と、不要な伝送
時間（および関連コスト）と不要な量の使用可能ネット
ワーク帯域を使用する不要なデータを伝送しないように
所望の情報のみを選択して伝送する方法との組合せであ
る。インターネット上のユーザが、製作物全体をダウン
ロードしなくてもマルチメディア製作物の表現または要
約を迅速に表示することができるようにするプロセスが
存在することが望ましい。

【０００４】たとえば、ビデオとオーディオを含むマル
チメディア製作物の場合、そのような製作物のディジタ
ル化ビデオ部分は、大量のコンピュータ・メモリとそれ
に対応する大量の伝送システム帯域幅とを必要とする。
標準ビデオ・フィルムの１フレームを記憶するには約９
００キロバイトのコンピュータ・メモリを必要とし、た
とえば８分のビデオ・フィルムは１２ギガバイトの記憶
容量を必要とする。当然のことながら、必要な記憶容量
を削減するために様々な種類のデータ圧縮方式が使用さ
れており、たとえば１つの一般的な方法は、８分のビデ
オを１９２メガバイトに縮小する。同様に、通常のモデ
ム速度を使用して圧縮ビデオの１フレームを米国を横断
して伝送するには約２分を要し、８分のビデオ全体は約
２７時間を要する。したがって、ユーザがワールド・ワ
イド・ウェッブ（ＷＷＷ）および周知のブラウザのクラ
イアント／サーバ機能を使用してリモート・サーバ上の
利用可能なマルチメディア製作物に関する情報にアクセ
スしようとするとき、特にユーザがそもそもその製作物
に関心があるのかどうか不確かな場合には、製作物を見
るために自分のシステムにダウンロードするのに一般に
は、不本意ながら１分または２分以上座って待つことに
なる。

【０００５】これまで、必要な伝送帯域幅と伝送時間を
削減するために、このようなマルチメディア製作物のビ
デオ部分を圧縮する試みがなされてきた。残念ながら、
このような圧縮方式はこれまでのところ、元のビデオの
品質を再現できない劣悪な品質の再生画像を生成し、伝
送時間を２分の１にしか短縮することができず、３０分
かかる製作物を伝送するのに１５分を要する。これは、
典型的なＷＷＷユーザの待ち時間としてはまだ長すぎ
る。したがって、たとえば特定のシステムがマルチメデ
ィア製作物の購入またはレンタルを促進しようとして
も、圧縮版の劣悪な品質と長いダウンロード時間とによ
って購入／レンタルの意思決定が著しく妨げられる。

【０００６】販売／レンタル用のマルチメディア製作物
を提供しようと試みた他の従来の技術は、鑑賞可能な映
画がリストされたテレビジョン用リストを加入者のテレ
ビジョン受像器にダウンロードするに過ぎなかった（米
国特許第４７０６１２１号参照）。このようなリストは
ＷＷＷ上のブラウザでも容易に表示することができる
が、イベントのリストは、特にオーディオが付随してい
る場合には製作物のこま割り画タイプの要約の表示より
効果的ではない。

【０００７】

【発明が解決しようとする課題】本発明は、インターネ
ットのＷＷＷユーザが自分のブラウザで、製作物のこま
割り画表示用に選択した場面に関連するオーディオ部分
と、筋などを説明する何らかの限定されたテキストとを
含む、マルチメディア製作物の高画質のこま割り画式表
現を表示する方法およびプロセスを提供する。

【０００８】

【課題を解決するための手段】本発明は、ワールド・ワ
イド・ウェッブ（ＷＷＷ）ブラウザ上で要約を見ようと
するときのユーザの待ち時間とそれに関連する伝送時間
およびコストを最小限にすることができる、より大きな
マルチメディア製作物のこま割り画タイプの要約を、そ
の要約こま割りイメージに関連するオーディオとともに
作成する、経済的で高パフォーマンスの調整可能システ
ムおよび方法を提供することによって、前述のシステム
の欠点を克服する。本発明は、選択されたオーディオの
ファイルをこま割り画に結合することができ、画像品質
およびオーディオ品質を犠牲にすることなくＷＷＷでの
伝送時間を短縮するようにこま割り画イメージ・ファイ
ルとそれに関連するオーディオ・ファイルの両方が最適
化されることを特徴とする、マルチメディア製作物を表
すディジタル化こま割り画を作成するコンピュータ制御
プロセスおよびシステムである。

【０００９】本発明の１つの態様では、全体をそのまま
伝送するとクライアントに送信するのにかなりの時間と
ネットワーク帯域を要するはずのはるかに大きなマルチ
メディア製作物の、こま割り画要約をネットワーク上の
クライアントに提供するために使用するコンピュータ・
システムが開示される。このコンピュータ・システム
は、マルチメディア製作物のデジタル化版の受信と記憶
を行うことができるサーバと、マルチメディア製作物か
ら１群のイメージを選択するように構成されたイメージ
選択機構と、その選択された１群のイメージからこま割
り画ファイルを形成することができるこま割り画プロセ
ッサとを備え、こま割り画ファイルは商業的に受容可能
な時間の長さでネットワークを介してクライアントに送
信することができる。さらに、マルチメディア製作物か
らオーディオのセグメントを選択してマルチメディア製
作物のオーディオ・ファイルのサブセットを作成し、そ
のサブセット・ファイルをこま割り画ファイルに結合す
るために使用するオーディオ選択機構も開示される。

【００１０】本発明の他の態様では、全体をそのまま伝
送するとかなりの伝送時間とネットワーク帯域を要する
はずのはるかに大きなマルチメディア製作物のこま割り
画要約をネットワーク上のクライアントに提供するため
に使用する、イメージ選択機構と、こま割り画プロセッ
サと、オーディオ選択機構とを有するコンピュータ実施
こま割り画作成機構が開示される。

【００１１】本発明の他の態様では、マルチメディア製
作物をディジタル化し、その製作物から製作物を要約形
式で表す１組のイメージを選択し、選択したイメージか
らユーザに迅速に送信するためのこま割り画を作成する
装置を提供することによって、マルチメディア製作物か
らいくつかのイメージからなるこま割り画を構築する方
法が開示される。

【００１２】本発明の他の態様では、ネットワーク上の
クライアントにはるかに大きなマルチメディア製作物
の、こま割り画要約を提供する方法が開示される。この
こま割り画要約は、そのこま割り画要約に関連するオー
ディオ・ファイルを有する。こま割り画要約とそれに関
連するオーディオ・ファイルは、その製作物から製作物
を要約形式で表現する１組のイメージを選択し、選択し
たイメージのピクセルの色を表すカラーマップにおける
色の使用を制限し、選択したイメージからユーザに迅速
に送信するためのこま割り画を作成することによって、
より大きなマルチメディア製作物に要するはずの時間と
帯域幅の数分の１の時間と数分の１の帯域幅を使用して
クライアントに送信することができる。

【００１３】

【発明の実施の形態】本発明のシステムの目的、特徴、
および利点は、以下の説明から明らかになろう。

【００１４】以下の詳細な説明は、主としてコンピュー
タ・メモリ内のデータ・ビットに対する演算のアルゴリ
ズムと記号表現を使用して述べる。これらのアルゴリズ
ム記述および表現は、データ処理技術分野の業者がその
製作物の内容を他の当業者に最も効果的に伝えるために
使用する手段である。

【００１５】本明細書において、および一般に、アルゴ
リズムとは、所望の結果に至る首尾一貫した一連のステ
ップであるとみなされる。これらのステップは、物理的
数量の物理的操作を必要とするステップである。通常、
これらの数量は記憶、転送、結合、比較、およびその他
の方法で操作することができる電気信号または磁気信号
の形態をとるが、必ずしもそれに限定されない。主とし
て一般的用法であるという理由から、時にはこれらの信
号をビット、値、要素、文字、記号、項、数値などと呼
ぶことが好都合であることがわかる。しかし、これらの
用語および同様の用語はすべて、適切な物理的数量に関
連づけられ、単にこれらの数量に適用される好都合な標
識に過ぎないことを銘記されたい。

【００１６】さらに、行われる操作はしばしば、一般に
人間の操作者によって行われる暗算に関連する加算、比
較などの用語でばれる。人間の操作者のこのような能力
は、本発明の一部を形成する本明細書で説明する演算の
いずれにおいても、ほとんどの場合、必要なものでも望
ましいものでもない。これらの演算は機械演算である。
本発明の演算を行うための有用な機械としては、汎用デ
ィジタル・コンピュータまたは同様の装置などがある。
すべての場合において、コンピュータの操作における方
法操作と計算自体の方法との区別を銘記されたい。本発
明は、電気信号またはその他の（たとえば機械的、化学
的な）物理信号を処理して他の所望の物理信号を生成す
る、コンピュータを操作する方法のステップに関する。

【００１７】本発明は、それらの演算を行う装置にも関
する。この装置は、必要な目的のために特別に構築する
ことも、コンピュータに記憶されたコンピュータ・プロ
グラムによって選択的に起動または再構成される汎用コ
ンピュータとすることもできる。本明細書で示すアルゴ
リズムは、特定のコンピュータまたはその他の装置に本
質的に関連するわけではない。具体的には、本明細書に
記載されている技法によって作成されたプログラムとと
もに様々な汎用機を使用することができる。または、必
要な方法のステップを行うようにより特殊化された装置
を構築する方がより好都合であると判明する可能性もあ
る。これらの様々な機械の必要な構造は、本明細書の説
明から明らかになろう。

【００１８】本発明は、通常ならユーザに送信するのに
かなりの時間とネットワーク帯域幅を必要とする大きな
マルチメディア製作物の、高品質のこま割り画タイプの
要約表現をインターネットのＷＷＷユーザが自分のブラ
ウザ上で迅速に表示する方法およびプロセスを提供す
る。このこま割り画要約は、こま割り画表示のために選
択された場面に関連する製作物のオーディオ部分と、任
意選択によりストーリーの筋のテキスト要約を含む。

【００１９】以下では、データ構造、ステップの流れ、
ハードウェア構成など特定の実施形態を参照しながら説
明するが、当業者には本発明の実施態様はこれらの特定
の詳細がなくても実施することができることが明らかで
あろう。

【００２０】本発明の実施態様は、図１に示すクライア
ント／サーバ・アーキテクチャを使用する。このアーキ
テクチャでは、情報を求めるユーザ要求１１０がクライ
アント・アプリケーション・プログラム１００によって
サーバ１５０（典型的にはインターネットまたはその他
の通信媒体を介してアクセス可能なリモート・コンピュ
ータ・システム）に送信される。サーバ１５０は、以下
で詳述するように、ユーザ要求に基づいてマルチメディ
ア情報源（たとえば映画、ビデオ、ミュージカルなどの
ライブラリ）の走査と検索を行い、フィルタリングされ
た電子情報（すなわち関連するオーディオ付きのこま割
り画要約）をサーバ応答１６０としてクライアント・プ
ロセスに渡す。クライアント・プロセスは、第１のコン
ピュータ・システムで動作することができ、サーバ・プ
ロセスは第２のコンピュータ・システムで動作すること
ができ、互いに通信媒体を介して通信することができ
る。したがって、分散機能を備え、複数のクライアント
がサーバの情報収集機能を利用することができる。

【００２１】クライアントおよびサーバの詳細図を図２
に示す。このクライアントとサーバは、２台のコンピュ
ータ・システム内で動作するプロセスあり、これらのプ
ロセスは高水準プログラミング言語（たとえばＣまたは
Ｃ＋＋）から作成され、コンパイルされ、コンピュータ
・システム（たとえばワークステーション）で実行され
るが、当業者ならこれらが、プログラム式または専用の
様々なハードウェア装置で実施することができることが
わかるであろう。

【００２２】クライアント１００とサーバ１５０は、ワ
ールド・ワイド・ウェッブ（ＷＷＷ）が備える機能を使
用して通信する。ＷＷＷのクライアントとサーバは、ハ
イパーテキスト・トランスファー・プロトコル（ＨＴＴ
Ｐ）と呼ばれる標準を使用する通信媒体２５０を介して
通信する。ある種の実施形態では、クライアントとサー
バは、大容量通信用のシリアル・ライン・インターネッ
ト・プロトコル（ＳＬＰＩ）またはＴＣＰ／ＩＰ接続を
介して結合することができる。クライアント内では、
「ブラウザ」２００と呼ばれる第１のプロセスが動作し
ており、サーバ１５０との接続を確立し、ユーザに情報
を提供する。任意の数の市販または公に利用可能なブラ
ウザを様々な実施態様で使用することができるが、この
実施態様では、ブラウザ２００は、米国カリフォルニア
州マウンテンビューのネットスケープ・コミュニケーシ
ョンズ・コーポレイションから市販されているネットス
ケープ・ナビゲータ・ブランド・ブラウザである。米国
イリノイ州アーバナ・シャンペインのナショナル・セン
ター・フォア・スーパーコンピューティング・アプリケ
ーションズ（ＮＣＳＡ）から市販されているモザイク・
ブラウザ（バージョン２．０またはそれ以降）、ネット
クルーザ、またはその他の入手可能なＨＴＴＰプロトコ
ルで規定されている機能を備えたブラウザ、およびネッ
トスケープ・ブランド・ブラウザまたはその上位ブラウ
ザなど、他のブラウザを使用することもできる。

【００２３】サーバ１５０は、クライアントに対してＨ
ＴＴＰ応答の形で情報を渡す対応するサーバ・ソフトウ
ェアを実行する。ＨＴＴＰ応答は、ハイパーテキスト・
マークアップ言語（ＨＴＭＬ）を使用して表現されたウ
ェッブ「ページ」または後述するようにサーバによって
生成されたその他のデータに対応する。

【００２４】ＨＴＴＰの短所はステートレス・プロトコ
ル（stateless protocol）であることである。クライア
ントの制御下でサーバ内でユーザ・トランザクションを
行うことができるウェッブ「ページ」が、クライアント
・セッションごとに再呼出しされない。その結果、伝送
効率を実現する機能は、現行版のＨＴＴＰでは満たされ
ない基礎機構を必要とする。ネットスケープ・ナビゲー
タでは、サーバが備えるＨＴＭＬ機能２１０（ハイパー
テキスト・ビューおよび項目選択に基づく特定のテキス
ト・データおよびその他のデータの表示と検索）に加え
て、コモン・ゲートウェイ・インタフェース（ＣＧＩ）
２２０が用意され、それによってクライアント・プログ
ラムはサーバに対してサーバ内に入っている指定プログ
ラムの実行を開始するように指示することができる。こ
のインタフェースとＨＴＴＰを使用して、サーバは完了
と同時にその実行の結果をクライアントに通知すること
ができる。サーバのアプリケーション・プログラムであ
るマルチメディア製作物こま割り画要約生成器が、選択
されたこま割り画フレームおよび関連オーディオのファ
イルを維持し、セッションごとに、別のステートレス・
プロトコルにステート機能を与える。

【００２５】他の実施形態では、ユーザが何らかの表示
順序または、ユーザがそのようなダウンロード処理のた
めに許容することができる伝送時間の長さに何らかの限
度を指定することができることが望ましい。その場合、
そのサーバ常駐プロセスの実行のパラメータを制御する
ために、クライアントは自分のブラウザから特定の「書
式」に記入するように指示することができる。この機能
は、ネットスケープ・ナビゲータまたはモザイク・ブラ
ウザで使用可能な「書式記入」機能２３０によっても提
供され、それによってユーザは、サーバがアプリケーシ
ョン・プログラムを機能させる際の「プロファイル」
（たとえば、ユーザが関心を持っているストーリー／記
事のタイプ、許容伝送時間など）を自分のクライアント
・アプリケーション・プログラム１００を介して指定す
ることができる。本明細書では、ユーザ・プロファイル
の詳細については説明しないが、当業者ならそのような
機能を作成する「書式」機能の使用法を容易に理解でき
よう。

【００２６】クライアント１００またはサーバ１５０が
動作することができるワークステーション、パーソナル
・コンピュータ、またはその他の処理装置などのコンピ
ュータ・システムを図３に示す。本発明の１つの実施態
様を実施することができるワークステーションとしてシ
ステム３００がある。システム３００は、情報を伝達す
るためのバスまたはその他の揮発性通信手段３０１と、
情報を処理するようにバス３０１に結合された処理手段
３０２を備える。システム３００は、情報とプロセッサ
３０２によって実行される命令を記憶するようにバス３
０１に結合されたランダム・アクセス・メモリ（ＲＡ
Ｍ）またはその他の揮発性記憶装置３０４（メイン・メ
モリと呼ぶ）をさらに備える。メイン・メモリ３０４
は、プロセッサ３０２による命令の実行中に一時変数ま
たはその他の中間情報を記憶するためにも使用される。
システム３００は、プロセッサ３０２用の静的情報およ
び命令を記憶するようにバス３０１に結合された読取り
専用メモリ（ＲＯＭ）またはその他の静的記憶装置３０
６あるいはその両方と、磁気ディスクまたは光ディスク
などのデータ記憶装置３０７とそれに対応するディスク
・ドライブも備える。データ記憶装置３０７は、情報お
よび命令を記憶するようにバス３０１に結合されてい
る。これは、市販のソフトウェア製品を使用して、本明
細書で説明するディジタル・イメージおよび関連オーデ
ィオ・データベースを記憶するために使用することがで
きる。

【００２７】システム３００は、コンピュータのユーザ
に情報を表示するようにバス３０１に結合された陰極線
管（ＣＲＴ）または液晶表示装置（ＬＣＤ）などの表示
装置３２１にも接続することができる。他のタイプの表
示装置での表示も本発明の範囲を限定しない。このよう
な表示装置３２１はさらに、表示装置３２１で表示する
ための１つまたは複数のフレームまたはイメージなどの
情報を保持するフレーム・バッファ３１０を介して、バ
ス３０１に結合することができる。バス３０１には、プ
ロセッサ３０２に情報とコマンド選択を伝達するための
英数字キーまたはその他のキーを備える英数字入力装置
３２２も結合することができる。バス３０１に結合され
ている他のユーザ入力装置は、方向情報とコマンド選択
をプロセッサ３０２に伝え、表示装置３２１上のカーソ
ルの移動を制御するためのマウス、トラックボール、ス
タイラス、カーソル方向キーなどのカーソル制御装置３
２３である。システム３００に接続されたスピーカ３２
６で聴覚出力を再生することができる。

【００２８】また、システム３００の構成要素の一部ま
たは全部およびそれに関連するハードウェアを様々な実
施形態で使用することができるが、この特定の実施態様
に従って、様々な目的のためにシステムのどのような構
成でも使用可能であるものと理解できることにも留意さ
れたい。

【００２９】１つの実施形態では、システム３００は、
米国カリフォルニア州マウンテンビューのサン・マイク
ロシステムズ（登録商標）製のＳＰＡＲＣｓｔａｔｉｏ
ｎブランド・ワークステーションなどの、サン・マイク
ロシステム（登録商標）ブランドのワークステーション
・ファミリの１つである。プロセッサ３０２は、米国カ
リフォルニア州マウンテンビューのサン・マイクロシス
テムズ（登録商標）インコーポレイテッド製のＳＰＡＲ
Ｃブランド・マイクロプロセッサの１つとすることがで
きる。サン・マイクロシステムズはサン・マイクロシス
テムズ・インコーポレイテッドの登録商標である。

【００３０】本明細書で説明する様々な実施形態は、具
体的には高水準プログラミング言語（たとえばＣまたは
Ｃ＋＋プログラミング言語）で作成され、実行時にはた
とえば米国カリフォルニア州マウンテンビューのサンソ
フトが市販するＳＰＡＲＣｏｍｐｉｌｅｒによってシス
テム３００でオブジェクト・コードとしてコンパイルさ
れ、リンクされてから実行される、一連のルーチンを指
すことに留意されたい（ＳＰＡＲＣおよびＳＰＡＲＣｓ
ｔａｔｉｏｎはＳＰＡＲＣインターナショナル・インコ
ーポレイテッドの商標であり、サン・マイクロシステム
ズに独占的にライセンス供与されている）。これらはさ
らに、前述のようにＨＴＭＬにおける表示外観の仕様を
備えたネットスケープから使用可能なブラウザおよびサ
ーバ・ソフトウェアとともに用いられる。しかし、当業
者なら、以下の方法および装置は、個別論理回路、大規
模集積回路（ＬＳＩ）、特定用途向け集積回路（ＡＳＩ
Ｃ）、またはその他の専用ハードウェアなどの特殊目的
ハードウェア装置でも実施可能であることが理解できよ
う。本明細書の説明は、類似した機能を有する装置にも
等しく適用される。たとえば、スピーカ３２６のないコ
ンピュータ・システムでは、オーディオは、サーバ１５
０が公衆電話回線に接続されており、ユーザが書式２３
０で電話番号を入力した場合には、通常の電話を介して
再生することもできる。

【００３１】発明 次に図４を参照すると、映画またはビデオ「こま割り画
要約」の概念４００が説明されている。概念的には、こ
ま割り画４３０は、より大きな映画またはビデオ製作物
の要約を表す。一般には順次に連続している限定された
数の静止イメージが含まれた「窓」または「ポスター」
である。たとえば、図のこま割り画４３０にはフィルム
４２０の特定のフレームに対応する静止イメージ４３２
ないし４４２が含まれている。すなわち、たとえばフレ
ーム４２２はこま割り画４３０の静止イメージ４３２に
対応し、フレーム４２４は静止イメージ４３４に対応
し、以下同様である。好ましい実施形態では、こま割り
画４３０はＷＷＷブラウザ・ウィンドウに対応し、静止
イメージ４３２ないし４４２は、ブラウザ・ウィンドウ
に適度に収まる大きさであると同時に、イメージの詳細
を適度な鮮明さで示すのに十分な大きさの静止イメージ
に対応する。図９に、好ましい実施形態によって作成さ
れたそのようなこま割り画のサンプルを示す。図４に暫
時戻ると、図示されている事例では、図のようにこま割
り画に関連する音声がないのがわかる。好ましい実施形
態では、図５に図示されているように、図４の物理的フ
ィルム４２０はプロセッサ５２０によってディジタル化
され５１０、ローカル・メモリ５４０に入っているプロ
グラムによって大容量記憶装置５３０に記憶される。他
の実施形態では、フィルム４２０は、プロセッサ５２０
が読み取ることができ、最初にディジタル化フィルム全
体を大容量記憶装置５３０に記憶せずにフィルムのうち
の選択したフレームだけを大容量記憶装置５３０または
ローカル・メモリ５４０に記憶する。好ましい実施形態
では、フィルム４２０のオーディオ・トラックもプロセ
ッサ５２０によって捕らえられ、ビデオ・イメージ・フ
ァイルとリンクすることができる別個のファイルとして
記憶される。

【００３２】次に図６を参照すると、この選択プロセス
６００が詳細に説明されている。まず、フィルムをフィ
ルム・ディジタイザにロードする６０４。たとえばアッ
プル・マッキントッシュ（登録商標）Ｑｕａｄｒａ８４
０ＡＶなど、ビデオまたは映画フィルムを読み取ってそ
のイメージのディジタル・ファイルを作成する市販の装
置を使用することができる。（注：アップルおよびマッ
キントッシュはアップル・コンピュータ・インコーポレ
イテッドの登録商標である。）好ましい実施形態では、
アップル・マッキントッシュＱｕａｄｒａ８４０ＡＶの
内蔵ディジタイザを使用してディジタル・イメージ・フ
ァイルを作成する。典型的には、ディジタル化イメージ
は大容量記憶装置に記憶される６０６。次に、ビデオま
たは映画のディジタル・イメージを市販のビューア・プ
ログラムを使用して表示し６０８、こま割り画用にフレ
ームを選択する６１０。好ましい実施形態では、米国オ
ハイオ州モーミーのビデオ・フュージョン・インコーポ
レイテッドのＶｉｄｅｏＦｕｓｉｏｎ １．５．１ビュ
ーアを使用する。このようなビューアは、通常、こま割
り画用に最適のフレーム画像を選択するのを容易にする
スローモーション機能と「フレームステップ」機能を有
する。このような市販ビューアのほとんどは、選択した
イメージを別個のファイルに容易に保存することができ
るようにする「イメージ保存」機能も有する６１２。好
ましい実施形態では、フレーム・イメージはさらに処理
され、イメージ１２８で使用する色の数を１２８色に減
らす６１３。好ましい実施形態では、アドビ（登録商
標）システムズ・インコーポレイテッドのフォトショッ
プ（ＴＭ）２．５．１を使用する。（アドビはアドビ・
システムズ・インコーポレイテッドの登録商標であり、
フォトショップは同社の商標である。）これは、選択し
たイメージ内のピクセルのカラー値を、１２８色しか含
まれていない同等のカラーマップにマッピングすること
によって行う。このプロセスによってイメージの鮮明さ
が不要に低下することはなく、しかもイメージを表現す
るのに必要なデータのバイト数は減少する。したがっ
て、それらのイメージを後で伝送するときのスピードア
ップに役立つ。次に、ディジタル化プロセス６０４時に
録られた元のフィルム・オーディオを再生して、こま割
り画用に選択したイメージに合ったオーディオ・セグメ
ントを選択する６１４、６１６。オーディオ・ファイル
を８ビット品質のオーディオに圧縮して、オーディオを
表現するために必要なバイト数をさらに削減し、しかも
オーディオ品質を受容可能な限度を超えるほどには低下
させないようにする。選択した圧縮オーディオ・セグメ
ントを別個のオーディオ・ファイルに格納し、このオー
ディオ・ファイルのアドレスを、選択したこま割り画に
結合する６１８。好ましい実施形態では、この結合は図
１０に示す「ｈｔｍｌ」スクリプトを使用して行う。こ
の「ｈｔｍｌ」ファイルを使用して、こま割り画または
場面設定で表示されるストーリーの筋の短いテキスト記
述、またはそのこま割り画用の所望のいかなる記述で
も、保持し、結合することができる。これについては以
下で詳述する。

【００３３】本発明の使用法 以上で関連オーディオ・ファイルを有するこま割り画を
作成したので、次にユーザがブラウザを使用してこの機
構にどのようにアクセスするかを説明する。図７に、サ
ーバ１５０と、サーバ内のＣＧ１２２０の制御の下で動
作するビデオ／フィルムオーダーまたはこま割り画プロ
セッサ７１０プログラムとの間のインタラクションを図
示する。ユーザ入力に応じて、要求がサーバ内の活動ア
プリケーション、この場合はビデオ／フィルム・オーダ
ーまたはこま割り画プロセッサ７１０プログラムに送ら
れ、それによってアプリケーションに特定の機能を実行
させる。要求が映画／フィルム／マルチメディア製作物
のコピーを要求するコマンドの場合、その要求はビデオ
／フィルム・オーダーまたはこま割り画プロセッサ７１
０プログラムによってオーダー・プロセッサ７２０に渡
される。要求がマルチメディア製作物のこま割り画要約
を表示するコマンドの場合、その要求はビデオ／フィル
ム・オーダーまたはこま割り画プロセッサ７１０プログ
ラムによってこま割り画プロセッサ機構７３０に渡さ
れ、指定された製作物が選択されて要求者に送信され
る。このプロセスについて、図８を参照しながらユーザ
の視点から詳細に説明する。ユーザはブラウザ（好まし
い実施形態で使用するネットスケープ・ブラウザの典型
的な表示は図１１を参照）を呼び出しすることによって
このプロセスを開始する８０４。ブラウザによって「ビ
デオ・ページ表示」８０６（これは以下の例に示すよう
な様々な名前で呼ばれることがある）が呼び出される。
ユーザは所望のマルチメディア製作物のコピーのオーダ
ーまたは製作物のこま割り画要約表示の要求のために選
択を行うことができる（これについては以下の図１１な
いし図１４の例に関連して説明する）８０８。「オーダ
ー」を選択した場合８１０、システムはそのオーダーを
ビデオ・オーダー処理プロセスに渡し８１２、このタス
クが終了して８１４、ブラウザに「オーダー処理完了」
という応答が表示される。こま割り画表示要求を選択し
た場合（図１２の９６２参照）８１６、システムはブラ
ウザ・ページ上の選択された標識に関連するハイパーテ
キスト・コマンド（図１２の９６２参照）に従って、サ
ーバ上でこま割り画ファイルと関連ビデオ・ファイルを
検索し、それらのファイルをユーザの端末にダウンロー
ドする８１８。ブラウザは、図９の９２０と図１３およ
び図１４の９７０に示す例のようなこま割り画を表示す
る８２０。通常、こま割りファイルにはブラウザ上にこ
ま割り画とともに表示するための図９の筋９３０が付属
している。図８を続けると、ユーザは次にこま割り画表
示に付随するオーディオ・ファイルをダウンロードして
再生することができる８２２。このオーディオ再生の始
動は、こま割り画ページ上の標識（図９の９１０または
図１３の９７２）をクリックすることによって行われ
る。一般には、ユーザは「サウンドトラック」標識（図
９の９１０）を再度クリックするかまたはオーディオ・
ツール上の巻き戻しボタンと再生ボタン（図１４の９８
２）を使用するだけでオーディオを再度再生することが
できる８２６。通常、ユーザは次に、そのこま割り画を
表示したマルチメディア製作物のオーダーを行うか８３
２、または別のこま割り画を選択して表示するか８３
６、８４０、またはブラウザを終了するか８３８を選択
することができる。

【００３４】図１０に好ましい実施形態でこま割り画表
示ウィンドウにオーディオ・ファイルと粗筋を付けるた
めに使用する「ｈｔｍｌ」スクリプトを示す。当業者な
ら、これらの目的を実現するために他の様々なスクリプ
トおよび構成を使用することができることを理解されよ
う。

【００３５】例 次に、図１１ないし図１４を参照しながら本発明の使用
法の例について説明する。図１１にはネットスケープの
ＷＷＷブラウザを使用した典型的なウィンドウが図示さ
れている。図１１に示すウィンドウは、ＷＷＷ上のＵＲ
Ｌ=http://www.sun.com にあるサン・マイクロシステム
ズ・インコーポレイテッドの「ホーム・ページ」の「Ｔ
ｅｃｈｎｏｌｏｇｙ ａｎｄ Ｒｅｓｅａｃ」セクショ
ン９４０である。図１１に示すこのウィンドウは「サン
外部ホーム・ページ」にはまだないが、将来は設けられ
ることになる。この外部ページ（図１１）には、「Ｓｔ
ａｒｆｉｌｅ」９４２というフィルムの広告が表示され
ている。１つの場面の画像（視覚イメージ）９４４がフ
ィルムについて説明するテキスト９４５とともに表示さ
れ、そのフィルムの他の特定の場面を識別するいくつか
のテキスト９４６が表示されている。「会議室」９４８
場面の標識の例のように、識別される場面は一般に、そ
れぞれに関連づけられたハイパーテキスト・ポインタを
有する。「会議室」場面９４８のこのハイパーテキスト
・ポインタ上でコンピュータ表示カーソルをクリックす
ると、ブラウザ上に図１２のような新しいウィンドウが
表示される。図１２は、タイトル９５０、視覚イメージ
９５２、およびその他のテキスト９５４および９５６が
表示されている点で前のウィンドウと似ている。この場
合、「Ｆｉｌｍ Ｃｌｉｐｓ」９５６というテキストに
よって、「ＱｕｉｃｋＴｉｍｅ ｍｏｖｉｅ（２４Ｍ
Ｂ）」９５８、「ＭＰＥＧ ｍｏｖｉｅ（３．８Ｍ
Ｂ）」９６０、「Ａ ”ｃｏｍｉｃ ｂｏｏｋ”ｗｉｔ
ｈ ｓｔｉｌｌ ｐｈｏｓｔｏ ａｎｄ ｔｈｅ ｓｏ
ｕｎｄ ｔｒａｃｋ（０．８ＭＢ）」９６２などユーザ
が表示することができる他のクリップがリストされてい
る。本出願で開示されている本発明はこの最後のもので
ある。このＡ ”ｃｏｍｉｃ ｂｏｏｋ”ｗｉｔｈ ｓ
ｔｉｌｌ ｐｈｏｓｔｏ ａｎｄ ｔｈｅ ｓｏｕｎｄ
ｔｒａｃｋ（０．８ＭＢ）」のハイパーテキスト・ポ
インタ９６３の上でコンピュータ表示カーソルをクリッ
クすると、ブラウザ上に図１３のような新しいウィンド
ウが表示される。図１３には、フィルム「Ｓｔａｒｆｉ
ｒｅ」から作成された本発明のために開示されているタ
イプのこま割り画のサンプル９７０が表示されている。
関連オーディオ・ファイルを入手するためにユーザがク
リックすべき場所がハイパーテキスト・ポインタ９７２
によって示され、このこま割り画９７０に付随している
可能性のある追加のテキストがページの下部（この図で
は見えない）９７４に表示される。この「ｓｏｕｎｄｔ
ｒａｃｋ」９７２のハイパーテキスト・ポインタ９７２
の上でコンピュータ表示カーソルをクリックすると、ブ
ラウザ上に図１４のような新しいウィンドウが表示され
る。こま割り画（図１３の９７０）が含まれている図１
３に図示するウィンドウは、実際には、コンピュータ表
示画面上に残り、ユーザが自分のコンピュータ・システ
ム上に持つことができるオーディオツールのコントロー
ルが表示された小さなウィンドウ９７６が表示される。
この例ではサン・マイクロシステムズ・ソラリスの動作
環境に含まれているオーディオツールが図示されている
９７６。この表示画面が表示されると同時に、オーディ
オツールは、このこま割り画に関連づけられたオーディ
オ・ファイルからオーディオを再生し始める。このオー
ディオツール表示画面には、オーディオが「音声フォー
マット」９７８であり、時間の長さが１：０４．７分９
８０であることを示すデータが表示されている。さら
に、オーディオの音量を調節するコントロール９８４
と、「再生停止」、「オーディオのリバースまたは概念
上の巻き戻し」、および「早送り」を行うコントロール
９８２が表示されている。この例では、ユーザがフィル
ムのコピーをオーダーするために使用することができる
ハイパーテキスト・リンクは表示されていないが、好ま
しい実施形態ではそのような選択項目をユーザが使用で
きるようにすることが企図されている。

【００３６】本発明について、より大きなマルチメディ
ア製作物のこま割り画要約に関して説明したが、ＷＷＷ
ネットワークでの応答を待つユーザ待ち時間を最小限に
するという問題は、長大な製作物または文書のダウンロ
ードを要求した場合に存在する問題である。したがっ
て、本明細書で開示しているプロセスは、他の様々な同
様の状況に合わせて調整することができる。たとえば、
ユーザがフィルムまたはテレビジョン番組をペイ・パー
・ビュー・サービスを使用してオーダーする前にそれに
ついて判断を下すことができるようにしたり、アカデミ
ー賞のようなコンテストで審査員がどの製作物をノミネ
ートするか、またはどの製作物が賞に近いかを選択する
前に、多くのオーディオビジュアル製作物の概要をすば
やく把握しやすいようにしたり、国外在住者が本国のイ
ブニング・ニュースやその他のテレビジョン番組を見る
ことができるようにしたり、活動家が自分たちの問題に
関するビデオ全体を送信しようとすると送信不可能なほ
どの帯域幅をとることになる場合に、その問題を世界の
視聴者に提示することができるようにしたり、家庭用ビ
デオで撮影された誕生パーティーなどの催しの印象を祖
父母やその他の遠隔地の家族が得られるようにしたりす
るなどである。当業者には、より大きなマルチメディア
製作物のこのようなこま割り画要約をいかに有益に使用
することができるかを示すその他の例も明らかであろ
う。したがって、このリストの例は決して網羅的なもの
であるともその他の意味で限定的なものであるともみな
されるべきではない。

【００３７】さらに、本発明について図１ないし図１１
を参照しながら説明したが、これらの図は例示的なもの
に過ぎず、本発明の精神および範囲を限定するものでは
ないものと理解されよう。必要により、本明細書ではた
とえば特定の属性および特徴を有する画面イメージにつ
いて説明したが、本発明は本明細書に記載されている特
定の例によって限定されないものと理解されよう。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本発明の実施形態を実施することができるク
ライアント／サーバ・システムを示す図である。

【図２】 図１に示すクライアント／サーバの詳細図で
ある。

【図３】 クライアントまたはサーバが動作することが
できるワークステーションの構造を示す図である。

【図４】 映画／ビデオこま割り画の概念を示す図であ
る。

【図５】 典型的な映画／ビデオ／マルチメディア・デ
ィジタル化プロセスを示す図である。

【図６】 関連するオーディオ・ファイルを備えたこま
割り画ファイルを作成するプロセスを示すフローチャー
トである。

【図７】 マルチメディア製作物オーダーまたはこま割
り画表示プロセスをサポートするサーバで動作するプロ
セスを示す図である。

【図８】 関連ブラウザへのアクセス、こま割り画要約
の選択、関連オーディオの再生、および場合によっては
製作物のオーダーを行うためのユーザ手続きを示すフロ
ーチャートである。

【図９】 筋が添えられたこま割り画タイプの表示例を
示す図である。

【図１０】 こま割り画要約に関連オーディオ・ファイ
ルを付け、こま割り画表示に関連粗筋を付けるために使
用する典型的なＨＴＭＬスクリプトを示す図である。

【図１１】 他のページへのハイパーテキスト・リンク
を有するフィルムの広告文例を表示するブラウザ表示ウ
ィンドウ例を示す図である。

【図１２】 前のウィンドウでハイパーテキスト・ポイ
ンタをクリックすることによって表示された、図１１の
フィルムの追加場面からなる１ページのブラウザ表示ウ
ィンドウ例を示す図である。このウィンドウにも、"a "
comic book"with still photos and the sound track"
（静止写真およびサウンド・トラック付きの「コミック
・ブック」）というポインタを含む、他のページへのハ
イパーテキスト・ポインタが含まれている。

【図１３】 「コミック・ブック」を指す前のウィンド
ウ上のハイパーテキスト・ポインタをクリックすること
によって表示されたブラウザ表示ウィンドウ例を示す図
である。このウィンドウには、例示的な「こま割り画」
と、粗筋と、こま割り画に付随する「サウンドトラッ
ク」を指すハイパーテキスト・ポインタとが含まれてい
る。

【図１４】 図１３のこま割り画を含むウィンドウが再
び表示されているが、こま割り画に関連するサウンドト
ラックの再生を伴うオーディオツール・ウィンドウも表
示されているブラウザ表示ウィンドウ例の図である。

【符号の説明】

４２０ フィルム ４２２ フレーム ４３０ こま割り画 ４３２−４４２ 静止イメージ

Claims (10)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 送るのにかなりの時間とネットワーク帯
   域幅を必要とするより大きなマルチメディア製作物のこ
   ま割り画要約をネットワーク上のクライアントに提供す
   るために使用する、中央演算処理装置（ＣＰＵ）とＣＰ
   Ｕに結合されたランダム・アクセス・メモリ（ＲＡＭ）
   とを有するコンピュータ・システムであって、 マルチメディア製作物のディジタル化版の受信と記憶を
   行うように構成されたサーバ・システムと、 前記サーバ・システムに結合され、前記マルチメディア
   製作物から複数のイメージの選択を行うことができるよ
   うに構成されたイメージ選択機構と、 前記サーバ・システムに結合され、前記マルチメディア
   製作物からの前記複数のイメージを使用して前記マルチ
   メディア製作物のこま割り画ファイルを作成するように
   構成され、それによって前記こま割り画ファイルをネッ
   トワークを介して前記クライアントに前記マルチメディ
   ア製作物と比較してかなり短縮された時間で送ることが
   できるこま割り画プロセッサとを備えるコンピュータ・
   システム。
2. 【請求項２】 前記サーバ・システムに接続され、前記
   複数の選択されたイメージとは独立して前記マルチメデ
   ィア製作物からオーディオを選択することができるよう
   にし、前記選択されたオーディオのファイルを作成して
   前記こま割り画ファイルに前記選択されたオーディオの
   前記ファイルを関連づけるように構成されたオーディオ
   選択機構をさらに備える請求項１に記載のコンピュータ
   ・システム。
3. 【請求項３】 送るのにかなりの時間とネットワーク帯
   域幅を必要とするのより大きなマルチメディア製作物の
   こま割り画要約をネットワーク上のクライアントに提供
   するコンピュータ実施こま割り画作成システムであっ
   て、 マルチメディア製作物のディジタル化版から複数のイメ
   ージを選択することができるように構成されたイメージ
   選択機構と、 前記イメージ選択機構に結合され、前記マルチメディア
   製作物からの前記複数のイメージを使用して前記マルチ
   メディア製作物のこま割り画ファイルを作成するように
   構成されたこま割り画プロセッサと、 前記こま割り画プロセッサに結合され、前記複数の選択
   されたイメージとは独立して前記マルチメディア製作物
   からオーディオを選択することができるようにし、前記
   選択されたオーディオのファイルを作成し、前記こま割
   り画ファイルに前記選択されたオーディオの前記ファイ
   ルを関連づけるように構成されたオーディオ選択機構と
   を備えるこま割り画作成システム。
4. 【請求項４】 クライアントに前記こま割り画ファイル
   および関連オーディオ・ファイルを送るように構成され
   た要求プロセッサをさらに備える請求項３に記載のコン
   ピュータ実施こま割り画作成システム。
5. 【請求項５】 マルチメディア製作物からイメージのこ
   ま割り画を作成するコンピュータ実施方法であって、 前記コンピュータに結合されたメモリにマルチメディア
   製作物のディジタル化版を記憶するために使用する第１
   の装置を設けるステップと、 前記マルチメディア製作物から複数のイメージを選択す
   るために使用する第２の装置を設けるステップと、 前記マルチメディア製作物からの前記複数のイメージを
   使用する前記マルチメディア製作物のこま割り画ファイ
   ルを作成するために使用する第３の装置を設けるステッ
   プと、 前記こま割り画ファイルを前記メモリに記憶するために
   使用する第４の装置を設けるステップとを含む方法。
6. 【請求項６】 前記複数の選択されたイメージとは独立
   して前記マルチメディア製作物からオーディオを選択す
   るために使用する機構を設けるステップと、前記選択さ
   れたオーディオのファイルを作成し、前記選択されたオ
   ーディオの前記ファイルを前記こま割り画に関連づける
   ために使用する機構を設けるステップとをさらに含む請
   求項５に記載の方法。
7. 【請求項７】 こま割り画要約がそのこま割り画要約に
   関連するオーディオ・ファイルを有するとき、より大き
   なマルチメディア製作物のこま割り画要約をネットワー
   ク上のクライアントに与える方法であって、 コンピュータ機構を使用してマルチメディア製作物から
   制限された数のイメージを選択するステップと、 マルチメディア製作物からの前記制限された数のイメー
   ジをコンピュータ・メモリに記憶するステップと、 コンピュータ機構を使用してマルチメディア製作物から
   制限された量のオーディオを選択するステップと、 オーディオ・ファイルをこま割り画ファイルに関連づけ
   るステップと、 クライアントにネットワークを介してこま割り画ファイ
   ルと関連オーディオ・ファイルを送るステップとを含
   み、 こま割り画ファイルおよび関連オーディオ・ファイルの
   送りが、より大きなマルチメディア製作物によって使用
   されるはずの時間および帯域幅の数分の１の時間および
   帯域幅でできることを特徴とする方法。
8. 【請求項８】 前記マルチメディア製作物からの制限さ
   れた数のイメージのピクセル内の色を表現するために使
   用する色の数を１２９色未満のレベルに制限し、それに
   よってマルチメディア製作物からの前記制限された数の
   イメージを記憶するのに必要なデータのバイト数を減ら
   すステップをさらに含む請求項７に記載の方法。
9. 【請求項９】 オーディオのビット表現を９ビット未満
   の品質レベルに制限し、それによって前記制限された量
   のオーディオを記憶するのに必要なデータのバイト数を
   制限するステップと、８ビット品質のコーディングに削
   減された前記制限された量のオーディオをコンピュータ
   ・メモリに記憶するステップとをさらに含む請求項７に
   記載の方法。
10. 【請求項１０】 コンピュータ表示装置で使用するブラ
    ウザ・ウィンドウ表示画面であって、 制限された数のイメージが１２８色以下の色表現に制限
    されている、より大きなマルチメディア製作物からとら
    れた制限された数のイメージを含む、より大きなマルチ
    メディア製作物のこま割り画要約と選択されたオーディ
    オ部分が８ビットのオーディオにコード化され、ハイパ
    ーテキスト・ポインタをクリックすることによってアク
    セス可能である、前記より大きなマルチメディア製作物
    から選択されたオーディオ部分を含むオーディオ・クリ
    ップを指すハイパーテキスト・ポインタと、 前記こま割り画要約によって表現されたストーリーの筋
    を記述するために使用するかまたは他の記述テキスト・
    データとともに使用するためのテキスト部分とを含み、
    前記こま割り画要約と、前記オーディオ・クリップと、
    前記テキスト部分が、ブラウザ・ウィンドウを備えたコ
    ンピュータ装置に前記マルチメディア製作物をダウンロ
    ードするのに要するはずの時間の数分の１の時間で、遠
    隔コンピュータ装置から前記ブラウザ・ウィンドウ表示
    画面にダウンロードされることを特徴とするブラウザ・
    ウィンドウ表示画面。