JPH09167023A - サーボ制御方法 - Google Patents

サーボ制御方法

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JPH09167023A
JPH09167023A JP34799095A JP34799095A JPH09167023A JP H09167023 A JPH09167023 A JP H09167023A JP 34799095 A JP34799095 A JP 34799095A JP 34799095 A JP34799095 A JP 34799095A JP H09167023 A JPH09167023 A JP H09167023A
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JP
Japan
Prior art keywords
integration constant
servo
integrator
compensator
cutting direction
Prior art date
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Pending
Application number
JP34799095A
Other languages
English (en)
Inventor
Takanori Suetomi
孝典 末富
Shigenori Takayama
茂典 高山
Keizo Akamatsu
慶三 赤松
Shusuke Oba
秀典 大場
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yaskawa Electric Corp
Original Assignee
Yaskawa Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 象限切り替わりで位置指令の差分値が反転し
ても、突起補償動作が正常に行われる補償方法を提供す
る。 【構成】 位置制御ループと、積分器を含む速度制御ル
ープと、位置ループによる遅れを補償するためのサーボ
追従誤差補償器とを備え、工作機械の送り軸を駆動する
サーボモータ制御系のサーボ制御方法であって、前記積
分器の積分定数として、通常時は積分定数の大きい第1
の積分定数を使用し、切削方向反転時は第1の積分定数
より小さい第2の積分定数に切り換え、トルク指令が所
定の値に達した後は、第1の積分定数に戻すようにした
サーボ制御方法において、前記サーボ追従誤差補償器に
よる処理を行う前の位置指令値に基づいて切削方向反転
を検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、工作機械のテーブ
ルをサーボモータで駆動する際発生する真円突起(象限
突起ともいう)が生じないようなサーボモータの制御方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】工作機械においてボールネジを介してテ
ーブルを駆動するサーボモータの真円突起を補償する制
御方法の従来例として、先に本出願人が提案した特願平
6−248644による制御方法を図2に示す。図にお
いて、1は工作機の移動テーブル、2はサーボモータ、
3はパルスジェネレータ、4はNC装置、5はサーボ追
従誤差補償器、6はパルスカウンタ、7はパルス信号を
速度信号値に変換するF/V変換器、8は位置ループゲ
イン、9は積分器、10は速度ループゲイン、11は電
流アンプ、12、13は積分ゲイン(積分定数Tihは積
分定数Ti より小さい)、14は切替スイッチ、15は
積分時定数を切り替える補償器、16はサーボ追従誤差
補償器5が出力する位置指令値の反転を検出する反転検
出器である。パルスカウンタ6はパルスジェネレータ3
の出力パルス21をカウントし、サーボモータ2の位置
フィードバック信号22を出力する。F/V変換器7は
パルスジェネレータ3の出力パルス21をF/V変換
し、サーボモータ2の速度フィードバック信号23を出
力する。NC装置4より出力される位置指令値24はー
ボ追従誤差補償器5に入力され、その出力である位置指
令値25と位置フィードバック22との偏差に位置ルー
プゲイン8を掛けて速度目標値26を得る。積分器9は
速度指令値26と速度フィードバック23の偏差に積分
時定数の逆数である積分ゲイン12または13を掛けた
値を積算する。積分器9に積算された値27と速度フィ
ードバック23の偏差に速度ループゲイン10を掛けて
トルク指令値28を得る。電流アンプ11はトルク指令
値28に応じた電流指令29をサーボモータ2に出力す
る。補償器15は、スイッチ14を切り替えて、切削方
向反転時に摩擦により発生する象限突起を補償する。反
転検出器16は、サーボ追従誤差補償器の出力である位
置指令値25の差分値(単位時間当たりの移動量)の反
転を検出し、補償開始信号を補償器15に送り、補償中
に位置指令値25の差分値が再反転した場合、補償終了
信号を補償器18に送る。図5は、補償器15と反転検
出器16で行われる処理を示すフローチャートである。
以下にその処理内容を説明する。 (S1)反転検出器16は、サーボ追従誤差補償器5か
ら出力される位置指令25を監視し、位置指令と位置出
力の遅れを考慮して、象現の切り替わり時期を予測す
る。 (S2)反転検出器16は予測された切削方向反転時期
を判断する。 (S3)切削方向反転時期にきたら、積分時定数12を
積分時定数13に切り替える。 (S41)補償器15は、静止摩擦トルクとして予め設
定したトルク設定値と現在出力しているトルク指令28
を比較する。 (S42)反転検出器16はサーボ追従誤差補償器5か
ら出力される位置指令25が再度反転した場合、反転検
出後、強制的にS5に移行する。 (S5)補償器15は現在のトルク指令28がトルク設
定値に達したら積分時定数13をもとの積分時定数12
に戻す。 以上の処理を行うことにより、位置指令がオーバーシュ
ートする制御方法においても、発振等の問題が発生しな
い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の制御
方法では、サーボ追従誤差補償を行った場合、位置指令
がオーバーシュートして払い出される場合がある。この
ため、図4のように、象現の切り替わりにおいて、位置
指令の差分値はオーバーシュートして何回か反転する。
従来の制御方法では、位置指令の差分の再反転で、補償
動作をキャンセルしていたため、補償動作は開始と停止
を繰り返すことになる。その結果、補償のかかるタイミ
ングが遅れ、補償の効果が失われる等の問題が発生して
いた。そこで、本発明は、象限切り替わりで位置指令の
差分値が反転しても、突起補償動作が正常に行われる補
償方法を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するた
め、本発明は、位置制御ループと、積分器を含む速度制
御ループと、位置ループによる遅れを補償するためのサ
ーボ追従誤差補償器とを備え、工作機械の送り軸を駆動
するサーボモータ制御系のサーボ制御方法であって、前
記積分器の積分定数として、通常時は積分定数の大きい
第1の積分定数を使用し、切削方向反転時は第1の積分
定数より小さい第2の積分定数に切り換え、トルク指令
が所定の値に達した後は、第1の積分定数に戻すように
したサーボ制御方法において、前記サーボ追従誤差補償
器による処理を行う前の位置指令値に基づいて切削方向
反転を検出するものである。
【0005】
【発明の実施の形態】上記手段により、サーボ追従誤差
補償によって位置指令がオーバーシュートする制御方式
においても、サーボ追従誤差補償器に入力される以前の
位置指令によって切削方向の反転を検出するため、補償
動作のかかるタイミングが正確になり、補償の効果が無
くなる等の問題が発生しない。以下に本発明の実施例を
図に基づいて説明する。図1は本発明のサーボモータの
制御方法である。図2の従来のブロック図と比較する
と、反転検出器16に入力される位置信号は、サーボ追
従誤差補償器5の出力信号25の代わりに、サーボ追従
誤差補償器5への入力信号24である点が異なってい
る。図の符号は図1、図2とも共通である。図3は本発
明に基づく処理を示すもので、補償器15と反転検出器
16で行われる処理を示すフローチャートである。以下
にその処理内容を説明する。 (S1)反転検出器16はサーボ追従誤差補償器5に入
力される位置指令24を監視し、位置指令と位置出力の
遅れを考慮して、象現の切り替わり時期を予測する。 (S2)反転検出器16は予測された切削方向反転時期
を判断する。 (S3)切削方向反転時期にきたら、積分時定数12を
積分時定数13に切り替える。 (S41)補償器15は、静止摩擦トルクとして予め設
定したトルク設定値と現在出力しているトルク指令28
を比較する。 (S42)反転検出器16は、サーボ追従誤差補償器5
に入力される位置指令24が再度反転した場合、反転検
出後強制的にS5に移行する。 (S5)補償器15は現在のトルク指令28がトルク設
定値に達したら積分時定数12をもとの積分時定数13
に戻す。図1の実施例はI・P型制御の例を示したが、
PI型制御においても本発明は有効である。
【0006】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、サ
ーボ追従誤差補償を用いるサーボ制御系の突起補償にお
いても、サーボ追従誤差補償の処理を施す以前の位置指
令の方向反転を検出することによって、サーボ追従誤差
補償による位置指令の差分値のオーバーシュートの影響
を受けることなく、位置指令の方向反転を検出すること
ができるので、補償動作のタイミングを正確にすること
ができ、真円突起の補償効果の低下を防ぐことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例を示すブロック図
【図2】 従来技術の例を示すブロック図
【図3】 本発明の補償器、反転検出器の処理を示すフ
ローチャート
【図4】 位置指令値の差分の変化を示す図
【図5】 従来技術の補償器の処理を示すフローチャー
【符号の説明】
1 サーボモータ 2 移動テーブル 4 NC装置 5 サーボ追従誤差補償器 8 位置ループゲイン 9 積分器 11、12 積分ゲイン 10 速度ループゲイン 15 積分時定数を切り換えるタイミングを監視し、切
り換える補償器 16 反転検出器
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G05B 11/36 501 G05B 11/36 501Q (72)発明者 大場 秀典 福岡県北九州市八幡西区黒崎城石2番1号 株式会社安川電機内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】位置制御ループと、積分器を含む速度制御
    ループと、位置ループによる遅れを補償するためのサー
    ボ追従誤差補償器とを備え、工作機械の送り軸を駆動す
    るサーボモータ制御系のサーボ制御方法であって、前記
    積分器の積分定数として、通常時は積分定数の大きい第
    1の積分定数を使用し、切削方向反転時は第1の積分定
    数より小さい第2の積分定数に切り換え、トルク指令が
    所定の値に達した後は、第1の積分定数に戻すようにし
    たサーボ制御方法において、 前記サーボ追従誤差補償器による処理を行う前の位置指
    令値に基づいて切削方向反転を検出することを特徴とす
    るサーボ制御方法。
JP34799095A 1995-12-15 1995-12-15 サーボ制御方法 Pending JPH09167023A (ja)

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JP34799095A JPH09167023A (ja) 1995-12-15 1995-12-15 サーボ制御方法

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001073517A1 (fr) * 2000-03-27 2001-10-04 Kabushiki Kaisha Yaskawa Denki Procédé et système de servocommande
JP2004178520A (ja) * 2002-11-29 2004-06-24 Nippon Reliance Kk 位置決め制御装置

Cited By (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001073517A1 (fr) * 2000-03-27 2001-10-04 Kabushiki Kaisha Yaskawa Denki Procédé et système de servocommande
US7050862B2 (en) 2000-03-27 2006-05-23 Kabushiki Kaisha Yaskawa Denki Servo controlling device and method
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