JP2841558B2 - 減速機のバックラッシュを補償したトルク制御方法 - Google Patents

減速機のバックラッシュを補償したトルク制御方法

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、アクチュエータの減速機を有するギアのバ
ックラッシュを補償するトルク制御方法に関する。
〔従来の技術〕
マニピュレータに高度ないし柔軟な作業を行わせよう
とするとき、各関節に組み込まれたアクチュエータの力
制御を行う必要がある。
ここで、従来はアクチュエータの出力トルクを制御し
ようとする場合、アクチュエータ出力軸のトルクを検出
し、フィードバックしてPI制御等を行い、トルク制御を
行ってきた。
例えば特開昭63−308613号公報には、制御装置側から
供給される位置指令とサーボ系側から返送される位置フ
ィードバック信号との偏差量が零になるのを待って、制
御装置側から予め送出されサーボ系側で保持されている
バックラッシュの補正データを位置偏差量に加えるサー
ボモータの制御方式が提案されている。
また、特開昭63−219009号公報には、フルクローズド
ループ制御方式における数値制御方式において、各軸に
対するパルス分配の移動方向が変わったとき、移動方向
が変わった軸に対し正規の指令分配パルスに加えてバッ
クラッシュに相当する補正パルスを与え、次のパルス分
配周期より、付加された補正パルス分を減じるようにし
たバックラッシュ補正方式が提案されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところが前記従来の方式では、いずれも、バックラッ
シュを補正した後の制御方式は単なるPI制御のため応答
速度が遅くなるという問題があった。
また、定常偏差を小さくする目的で積分時定数もある
程度大きくとる必要があるため、オーバーシュート量が
大きくなり、そのためにゲインが制限される等の問題点
があった。
本発明は、このような従来の問題点を解消し、応答速
度を早め、ゲインを高く設定できるようにすることを目
的とする。
〔課題を解決するための手段〕
この目的を達成するため、本発明の減速機のバックラ
ッシュを補償したトルク制御方法は、アクチュエータへ
のトルク目標値に出力トルクをフィードバックし、その
偏差をPI制御してアクチュエータを駆動するトルク制御
方法において、前記アクチュエータに減速機を含む場
合、そのアクチュエータのバックラッシュ特性を表すト
ルク指令−出力トルク特性をテーブルに格納しておき、
トルク指令目標値とトルク偏差の正負とに基づいて前記
テーブルからバックラッシュ補正値を決定し、そのバッ
クラッシュ補正値をPI制御部より出力されるトルク指令
に加算して前記アクチュエータを駆動することを特徴と
する。
〔作用〕
第1図は本発明のトルク制御方法のブロック図であっ
て、第1図において1はアクチュエータ(減速機を含
む)のトルク指令−出力トルク特性をもつテーブル、2
はPI制御部である。トルク目標値Tr と出力トルクTD
の偏差TEにより、テーブル1に従ってトルク指令補正値
をPI制御部2の出力に加えることによりトルク指令Tr
生成する。
第1図においてトルク目標値を与え、そのトルク目標
値とトルク偏差によってテーブルを用いてトルク指令補
正値を決定し、PI制御部出力に加えること(フィードフ
ォワード)により、従来の制御方式よりもより高速な応
答が実現でき、ゲインも高くとれる。
〔実施例〕
以下、本発明を実施例に基づいて具体的に説明する。
第1図は本発明のトルク制御方法のブロック図、第2
図はアクチュエータ(減速機部)のトルク指令−出力ト
ルクの関係を表す図である。第2図において、横軸はト
ルク指令、縦軸は出力トルクである。この図のように、
減速機は静止摩擦やガタの影響により、入力トルク−出
力トルクはバックラッシュ特性を描く。
第1図の1はこのバックラッシュ特性をもったテーブ
ルである。実際には、動摩擦トルクは静止摩擦トルクよ
りも大きくなるので、バックラッシュ特性は図示のよう
に平行四辺形ではなく、傾斜した鼓形を呈する。
いま、目標値Tr が与えられたとするとアクチュエー
タ3へのトルク指令値はTr1かTr2のいずれかになる。こ
こでトルク偏差TEの正負をコンパレータ等の偏差正負判
断部4によって判別することにより、入力トルクをTr1
もしくはTr2に切り換える。すなわち、TE>0のときは
第1図中の加え合わせ点bに第2図中のTE2だけ加え、
また、TE<0のときはTE1だけ引くことにより、アクチ
ュエータ3の指令入力を切り換える。
この方法により、第1図中のPI制御部2の積分時定数
は従来のPI制御部の場合より小さく設計してよい。
〔発明の効果〕
以上に述べてきたように本発明によれば、制御系内部
に減速機のバックラッシュ特性をテーブルにもち、アク
チュエータへのトルク指令入力を切り換えることにより
減速機のバックラッシュを補償し、高速応答のトルク制
御を行うことができる。また、内部のテーブルにより指
令補正値を決定し、PI制御出力に加える方法であるため
積分時定数も小さくでき、オーバーシュート量も小さく
なるため、ゲインを大きくすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のトルク制御方法のブロック図、第2図
はアクチュエータのトルク指令−出力トルク特性を示す
図である。 1:テーブル、2:PI制御部 3:アクチュエータ 4:偏差正負判断部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−308613(JP,A) 特開 昭59−106009(JP,A) 特公 平7−120179(JP,B2) 特公 平6−73798(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G05D 17/00 - 17/02 G05B 19/18

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アクチュエータへのトルク目標値に出力ト
    ルクをフィードバックし、その偏差をPI制御してアクチ
    ュエータを駆動するトルク制御方法において、前記アク
    チュエータに減速機を含む場合、そのアクチュエータの
    バックラッシュ特性を表すトルク指令−出力トルク特性
    をテーブルに格納しておき、トルク指令目標値とトルク
    偏差の正負とに基づいて前記テーブルからバックラッシ
    ュ補正値を決定し、そのバックラッシュ補正値をPI制御
    部より出力されたトルク指令に加算して前記アクチュエ
    ータを駆動することを特徴とする減速機のバックラッシ
    ュを補償したトルク制御方法。
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