JPH09166970A - ドツトクロツク発生回路及び表示装置 - Google Patents

ドツトクロツク発生回路及び表示装置

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JPH09166970A
JPH09166970A JP34777995A JP34777995A JPH09166970A JP H09166970 A JPH09166970 A JP H09166970A JP 34777995 A JP34777995 A JP 34777995A JP 34777995 A JP34777995 A JP 34777995A JP H09166970 A JPH09166970 A JP H09166970A
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JP
Japan
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dot clock
phase
voltage
signal
circuit
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JP34777995A
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English (en)
Inventor
Yuichi Takagi
祐一 高木
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、通常に入力するコンピユータの画像
信号だけから、画像信号に応じた原色信号の位相と同期
したジツタの少ないドツトクロツクを再生するようにす
る。 【解決手段】本発明は、第1のPLL回路から出力され
る原色信号の位相と同期した第1のドツトクロツクに基
づいて、当該第1のドツトクロツクの周波数と画像信号
に応じた水平同期信号の周波数の整数比を求めることに
より、水平同期信号の位相と同期したジツタの少ない第
2のドツトクロツクを上記整数比を用いて再生し得る第
2のPLL回路を構成することができ、かくして通常に
入力するコンピユータの画像信号だけから、当該画像信
号に応じた原色信号の位相と同期したジツタの少ない第
2のドツトクロツクを発生し得るドツトクロツク発生回
路及び表示装置を実現できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【目次】以下の順序で本発明を説明する。 発明の属する技術分野 従来の技術(図7) 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段 発明の実施の形態(図1〜図6) 発明の効果
【0002】
【発明の属する技術分野】本発明はドツトクロツク発生
回路及び表示装置に関し、例えばコンピユータから送ら
れてくるコンピユータ画像を液晶デイスプレイモニタに
映し出す際に必要となるドツトクロツクを再生するドツ
トクロツク発生回路及び表示装置に適用して好適なもの
である。
【0003】
【従来の技術】従来、図7に示すようにパーソナルコン
ピユータ1がCRTモニタ2にコンピユータ画像を映し
出すには、R、G、Bでなる原色信号、水平同期信号
(以下、これをHDと呼ぶ)及び垂直同期信号(以下、
これをVDと呼ぶ)をケーブル3を介して伝送してCR
Tモニタ2に映し出している。また、このCRTモニタ
2では、幾何学的な走査がHD及びVDによつてアナロ
グ的に実行されている。
【0004】ところが、画素表示型の液晶デイスプレイ
モニタでは、1画素ごとに駆動して画像を映し出してい
る。従つてコンピユータ画像を液晶デイスプレイモニタ
に映し出すには、1画素を駆動する時間を周期とするク
ロツク(以下、これをドツトクロツクという)が必要と
なる。
【0005】このため液晶デイスプレイモニタでは、
R、G、Bでなる原色信号、HD及びVDの他にコンピ
ユータから供給されるドツトクロツクに基づいて画像を
映し出すようになされていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで上述のように
コンピユータ画像を液晶デイスプレイモニタに表示する
場合においては、コンピユータ本体と液晶デイスプレイ
モニタとを原色信号、HD及びVDを送出するケーブル
以外に、新たに設けたケーブルを介してドツトクロツク
を伝送するようになされていた。ところが、ドツトクロ
ツクの周波数が高いために原色信号とドツトクロツクの
位相にズレが生じ、文字等の画像を鮮明に映し出すこと
ができないという問題があつた。
【0007】また、コンピユータ画像を液晶デイスプレ
イモニタに映し出すためにケーブルを介してドツトクロ
ツクを伝送する場合、ドツトクロツクの周波数が高いた
めにケーブル自体に充分な伝送帯域がないと、ドツトク
ロツクが歪んだり減衰するという問題があつた。
【0008】さらにコンピユータ画像をデイジタル信号
のまま液晶デイスプレイモニタに送出する場合、複数の
ケーブルを介してデイジタル信号を伝送するために各ケ
ーブルの微妙な長さの差や、各ケーブルの曲がり方の違
い等によつて、コンピユータ側から同時に伝送された各
種デイジタル信号が液晶デイスプレイモニタ側で同時に
受信されずにスキユーが生じるという問題があつた。従
つて、液晶デイスプレイモニタでは、ケーブル3を介し
てドツトクロツクを伝送できず、これにより、CRTモ
ニタ2において一般的になつている高解像度の画像に切
り換えること(いわゆるマルチスキヤン操作)が、液晶
デイスプレイモニタでは実現できないという問題があつ
た。
【0009】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、通常に入力するコンピユータの画像信号だけから、
画像信号に応じた原色信号の位相と同期したジツタの少
ないドツトクロツクを再生し得るドツトクロツク発生回
路及び表示装置を提案しようとするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、第1の制御電圧に応じた発振周波
数でなる第1のドツトクロツクを出力する第1の電圧制
御発振器と、外部入力される画像信号に応じた原色信号
の位相と第1のドツトクロツクの位相とを比較して位相
差に応じた第1の電圧を出力する第1の位相比較器と、
第1の電圧に応じた第1の制御電圧を第1の電圧制御発
振器に出力する第1のフイルタ回路とでなる第1のPL
L回路と、第1のPLL回路より出力される第1のドツ
トクロツクと画像信号に応じた水平同期信号との周波数
の整数比を出力するカウンタと、第1のドツトクロツク
の位相と原色信号の位相とを比較するタイミング信号を
第1のPLL回路に与える制御手段と、第2の制御電圧
に応じた発振周波数でなる第2のドツトクロツクを出力
する第2の電圧制御発振器と、カウンタから入力された
整数比に基づいて第2のドツトクロツクを分周する分周
器と、水平同期信号の位相と分周器により分周された第
2のドツトクロツクの位相とを比較して位相差に応じた
第2の電圧を出力する第2の位相比較器と、第1のフイ
ルタ回路とは異なる時定数を有し、第2の電圧に応じた
第2の制御電圧を第2の電圧制御発振器に出力する第2
のフイルタ回路とでなる第2のPLL回路とを設けるよ
うにする。
【0011】第1のPLL回路から出力される原色信号
の位相と同期した第1のドツトクロツクに基づいて、当
該第1のドツトクロツクの周波数と画像信号に応じた水
平同期信号の周波数との整数比を求めることにより、水
平同期信号の位相と同期したジツタの少ない第2のドツ
トクロツクを上記整数比を用いて再生し得る第2のPL
L回路を構成することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下図面について、本発明の一実
施例を詳述する。
【0013】図1には、液晶デイスプレイモニタ4の構
成を示す。この液晶デイスプレイモニタ4には、後述す
るドツトクロツク発生回路5を内部に搭載するようにな
されている。液晶デイスプレイモニタ4は、コンピユー
タ側のビデオ出力回路6からケーブル7を介して入力さ
れるアナログのR、G、Bでなる原色信号、HD及びV
Dに基づいてドツトクロツクを発生し得るようになされ
ている。
【0014】図2に示すように、ドツトクロツク発生回
路5は、まず画面の中で通常画像の映し出されないHブ
ランク領域及びVブランク領域に表示されたL字形状の
ウインドウ領域内に、R、G、Bいずれかの原色信号を
用いて1ドツトごとに白、黒、白、黒、白、……、とな
る1ラインおきの縦縞画像を常に出力しておく。また図
3(A)〜(E)には、ドツトクロツク発生回路5内で
用いられている各信号の波形を示しており、ドツトクロ
ツク発生回路5の構成をこの波形を用いて説明する。
【0015】図4に示すように、このドツトクロツク発
生回路5では、エツジパルス発生器8が1ラインおきの
縦縞画像を映し出す原色信号S1(図3(A))をコン
ピユータ側のビデオ出力回路6から入力する。ここで入
力される原色信号S1は、ドツトクロツクの半分の周波
数である。エツジパルス発生器8は、1ドツトごとにレ
ベル(オンオフ)が変わる原色信号S1の立ち上がり部
分にエツジを持たせ、エツジパルスS2(図3(B))
として位相比較器9に送出する。
【0016】この位相比較器9と共にPLL (Phase-Lo
cked Loop)を構成するVCO(Voltage Controlled Osc
illator )10は、ドツトクロツクDCLK1を分周器11
に送出する。分周器11は、ビデオ出力回路6から原色
信号S1を伝送するケーブル7の伝送帯域(狭い場合)
に応じて、ドツトクロツクDCLK1の周波数を1/2nに
分周し、ドツトクロツクDCLK2として位相比較器9に送
出する。この場合、原色信号S1はnドツトごとにレベ
ルが変わるように設定される。ここで、ケーブル7の伝
送帯域分がドツトクロツクDCLK1の1/2まで充分にあ
る場合はn=1で良い。
【0017】このようにドツトクロツク発生回路5で
は、原色信号S1を伝送するケーブル7の伝送帯域に応
じてnの値を任意に変えてドツトクロツクDCLK1の周波
数を分周することにより、ケーブル7の伝送帯域が狭い
場合においても位相比較し得るようになされている。
【0018】一方、制御手段としてのウインドウ発生回
路13は、ビデオ出力回路6からHD(水平同期信号)
及びVD(垂直同期信号)を入力する。ウインドウ発生
回路13は、HD及びVDに基づいて、1ラインおきの
縦縞画像のある領域を設定し(図2縦縞部分)、この縦
縞画像を映し出す原色信号S1を用いて位相比較させる
ためのイネーブル信号S3(図3(C))を位相比較器
9に送出する。
【0019】また位相比較器9は、イネーブル信号S3
に基づいて、エツジパルスS2とドツトクロツクDCLK2
とをそれぞれ位相比較して検出した検出結果をチヤージ
ポンプ14に送出する。チヤージポンプ14は、位相比
較器9の検出結果に基づいて位相のズレ分を電圧変換し
て得た出力信号S4をフイルタ回路としてのループフイ
ルタ15に送出する。
【0020】ループフイルタ15は、出力信号S4の高
調波成分を除去して低域成分信号S5としてVCO10
に送出する。ここでループフイルタ15は、第1のPL
Lの応答を決定しており、時定数が小さく設定されてい
る。これにより第1のPLLは、入力するエツジパルス
S2に対して追従性が良くなり、高速ロツクアツプし得
るようになされている。
【0021】VCO10は、低域成分信号S5に基づい
て発振周波数を変化させ、ドツトクロツクDCLK1(図3
(D))の位相とエツジパルスS2の位相とを等しくさ
せて出力するようになされている。
【0022】ところがドツトクロツク発生回路5は、液
晶デイスプレイモニタ4に画像を映し出している場合、
画面全体を用いることなく画面の中で画像を映し出さな
いHブランク領域及びVブランク領域に表示した縦縞画
像(図2)に基づいて位相比較しているために、ドツト
クロツクDCLK1のジツタが多くなつてしまう。
【0023】またドツトクロツク発生回路5は、解像度
の高い画像に切り換える(マルチスキヤン)場合にも対
応できるようにVCO10が広い帯域(例えば30〔MH
z〕〜150 〔MHz〕)のドツトクロツクDCLK1を発振し
得るようになされている。ところがこの場合も、VCO
10の出力するドツトクロツクDCLK1の帯域が広いため
に、入力する低域成分信号S5の電圧に応じて出力する
ドツトクロツクDCLK1の周波数が大きく変わると共にジ
ツタも多くなつてしまう。
【0024】そこでドツトクロツクDCLK1がHDの整数
倍になつていることに着目して、HDとドツトクロツク
CLK1の周波数の整数比(N)を1HDにおけるドツト
クロツク数(N)としてカウントすることにより求め
る。すなわちカウンタ16が、コンピユータ側のビデオ
出力回路6からHDをエツジパルス発生器12を介して
入力すると共に、VCO10からドツトクロツクDCLK1
を入力して1HDにおけるドツトクロツク数(N)をカ
ウントする。
【0025】カウンタ16は、カウントして得たカウン
タ出力(周波数の整数比N)をラツチ回路17に送出す
る。ラツチ回路17は、HDに基づいてカウンタ出力
(周波数の整数比N)をラツチしてプログラマブルカウ
ンタ18に送出する。プログラマブルカウンタ18は、
カウンタ出力(周波数の整数比N)に基づいて、VCO
19から入力されたドツトクロツクDCLK3を1/Nに分
周し、ドツトクロツクDCLK4として位相比較器20に送
出する。
【0026】位相比較器20は、HDを入力して当該H
DとドツトクロツクDCLK4とを位相比較して、検出した
検出結果をチヤージポンプ21に送出する。チヤージポ
ンプ21は、位相比較器20の検出結果に基づいて位相
のズレ分を電圧変換して得た出力信号S6をループフイ
ルタ22に送出する。ループフイルタ22は、出力信号
S6の高調波成分を除去して低域成分信号S7としてV
CO19に送出する。ここでループフイルタ22は、ル
ープフイルタ15の時定数より大きく設定されている。
これにより第2のPLLは、低サイドバンドスプリアス
のジツタの少ないドツトクロツクDCLK3をVCO19か
ら出力するようになされている。
【0027】かくしてVCO19は、低域成分信号S7
に基づいて発振周波数を変化させ、HDの位相と等しい
ジツタの少ないドツトクロツクDCLK3を出力し得るよう
になされている。このようにドツトクロツク発生回路5
では、VCO10が出力するドツトクロツクDCLK1に基
づいてHDとの周波数の整数比(N)を求め、この整数
比(N)を用いてさらに良質なジツタの少ないドツトク
ロツクDCLK3を出力する第2のPLLを構成し得るよう
になされている。
【0028】ここで上述のウインドウ発生回路13の構
成を図5を用いて説明する。ウインドウ発生回路13で
は、カウンタ31が入力されるVDに基づいてリセツト
するまでの間のHDを順次カウントし、そのカウンタ出
力を組合せ回路32及び33に送出する。
【0029】組合せ回路32は、原色信号S1の輝点が
HDカウントA(図2)の位置からHDカウントB(図
2)の位置までの間に存在しているときには「H」を、
HDカウントAの位置からHDカウントBの位置までの
間以外の位置に存在しているときには「L」をAND回
路34の一方の入力端に送出する。また組合せ回路33
は、原色信号S1の輝点がHDカウントAの位置からH
DカウントCの位置までの間に存在しているときには
「H」を、HDカウントAの位置からHDカウントCの
位置までの間以外の位置に存在しているときには「L」
をAND回路35の一方の入力端に送出する。
【0030】またDERAY36は、デイレイ1(図
2)分だけ遅延した位置におけるHDをEXNOR回路
39の一方の入力端に送出し、DERAY37がデイレ
イ2(図2)分だけ遅延した位置におけるHDをEXN
OR回路39の他方の入力端に送出する。さらにDER
AY37は、デイレイ2(図2)分だけ遅延した位置に
おけるHDをEXNOR回路40の一方の入力端に送出
し、DERAY38がデイレイ3(図2)分だけ遅延し
た位置におけるHDをEXNOR回路40の他方の入力
端に送出する。
【0031】EXNOR回路39は、一方及び他方の入
力端にそれぞれ「H」が入力された場合に「H」のEX
NOR出力をDフリツプフロツプ41に送出する。EX
NOR回路40も同様に、一方及び他方の入力端にそれ
ぞれ「H」が入力された場合に「H」のEXNOR出力
をDフリツプフロツプ42に送出する。
【0032】Dフリツプフロツプ41は、EXNOR回
路39から「H」のEXNOR出力が入力された場合に
「H」をAND回路34の他方の入力端に送出し、HD
によりリセツトされた場合に「L」をAND回路34の
他方の入力端に送出する。Dフリツプフロツプ42も同
様に、EXNOR回路40から「H」のEXNOR出力
が入力された場合に「H」をAND回路35の他方の入
力端に送出し、HDによりリセツトされた場合に「L」
をAND回路35の他方の入力端に送出する。
【0033】AND回路34は、一方及び他方の入力端
に「H」が入力された場合に「H」のAND出力をOR
回路43の一方の入力端に送出する。またAND回路3
5は、一方及び他方の入力端に「H」が入力された場合
に「H」のAND出力をOR回路43の他方の入力端に
送出する。OR回路43は、一方及び他方の入力端に
「L」が入力された場合以外全て「H」のOR出力をイ
ネーブル信号S3として位相比較器9に送出するように
なされている。
【0034】これにより、ウインドウ発生回路13は、
縦縞部分で示すウインドウ(図2)領域内にHDの輝点
が存在している場合に「H」を、ウインドウ領域内にH
Dの輝点が存在していない場合に「L」をイネーブル信
号S3として位相比較器9に出力するようになされてい
る。かくしてドツトクロツク発生回路5では、イネーブ
ル信号S3に基づいて位相比較器9でエツジパルスS2
とドツトクロツクDCLK2とを位相比較するようになされ
ている。
【0035】以上の構成において、ドツトクロツク発生
回路5では原色信号S1がエツジパルス発生器8で立ち
上がり部分にエツジを持たせたエツジパルスS2に変換
されて位相比較器9に送出される。またVCO10から
出力されるドツトクロツクDCLK1は、分周器11に送出
され、1/2nに分周されたドツトクロツクDCLK2とし
て位相比較器9に送出される。
【0036】このドツトクロツクDCLK2とエツジパルス
S2とが、ウインドウ発生回路13からのイネーブル信
号S3に基づいて位相比較器9で位相比較され、チヤー
ジポンプ14によつて位相のズレ分が電圧変換され、出
力信号S4としてループフイルタ15に送出される。出
力信号S4は、時定数の小さいループフイルタ15で高
調波成分が除去され低域成分信号S5としてVCO10
に送出される。この低域成分信号S5がVCO10に入
力されることにより、原色信号S1と位相の等しいドツ
トクロツクDCLK1が安定した状態で出力される。
【0037】続いて、このドツトクロツクDCLK1はカウ
ンタ16に送出され、カウンタ16に入力されたHDに
基づいて1HD間のドツトクロツク数(N)がカウント
される。これによりドツトクロツクDCLK1が、HDの何
倍であるかを知ることができる。このドツトクロツク数
(N)がカウンタ出力(周波数の整数比N)としてラツ
チ回路17に送出され、HDに基づいてラツチされてプ
ログラマブルカウンタ18に送出される。
【0038】またVCO19から発振されたドツトクロ
ツクDCLK3は、プログラマブルカウンタ18に送出さ
れ、カウンタ出力(周波数の整数比N)に基づいて1/
Nに分周され、ドツトクロツクDCLK4として位相比較器
20に送出される。このドツトクロツクDCLK4とHDと
が位相比較器20で位相比較され、チヤージポンプ21
を介して位相のズレ分が電圧変換され、出力信号S6と
してループフイルタ22に送出される。出力信号S6
は、時定数の大きいループフイルタ22で高調波成分が
除去され低域成分信号S7としてVCO19に送出され
る。
【0039】この低域成分信号S7がVCO19に入力
されることにより、HDと位相の等しい低サイドバンド
スプリアスのドツトクロツクDCLK3が安定した状態で出
力される。従つて、ドツトクロツク発生回路5では、カ
ウンタ出力(周波数の整数比N)に応じて低サイドバン
ドスプリアスのドツトクロツクDCLK3(HDのN倍に相
当)を出力することができる。
【0040】以上の構成によれば、ドツトクロツク発生
回路5ではウインドウ領域内に1ラインおきの縦縞画像
を映し出した原色信号S1に基づいて、VCO10から
出力されるドツトクロツクDCLK1の位相と原色信号S1
の位相とを同期させる。そしてドツトクロツク発生回路
5は、このドツトクロツクDCLK1を用いて1HD間のド
ツトクロツク数(N)を求め、このドツトクロツク数で
あるカウンタ出力(周波数の整数比N)に基づいてVC
O19から出力されるドツトクロツクDCLK3を1/Nに
分周してHDと位相比較することにより、カウンタ出力
(周波数の整数比N)に応じてHDの整数倍でかつ位相
が等しくジツタの少ないドツトクロツクDCLK3を再生さ
せることができる。かくして液晶デイスプレイモニタ4
では、コンピユータのビデオ出力回路6から送られてく
るコンピユータ画像を鮮明に映し出すことができる。
【0041】また液晶デイスプレイモニタ4では、画像
の映し出されないHブランク領域及びVブランク領域に
表示されたウインドウ領域内に1ラインおきの縦縞画像
を常に出力しておくことにより、解像度の高い画像に切
り換える際にも常に入力される画像の位相と同期したジ
ツタの少ないドツトクロツクDCLK3を再生させることが
でき、かくしてマルチスキヤンにも対応することができ
る。
【0042】なお上述の実施例においては、表示装置と
しての液晶デイスプレイモニタ4にドツトクロツク発生
回路5を搭載して用いるようにした場合について述べた
が、本発明はこれに限らず、プラズマデイスプレイモニ
タにドツトクロツク発生回路5を搭載して用いるように
しても良い。この場合も上述の実施例と同様の効果を得
ることができる。
【0043】また上述の実施例においては、L字形状の
ウインドウ領域内に縦縞画像を出力するようにした場合
について述べたが、本発明はこれに限らず、HDとドツ
トクロツクDCLK1との周波数の整数比(N)を一時的に
知ることができれば、図6に示すように画面中の有効画
面内でウインドウ領域を設けて、整数比(N)を求めた
後は縦縞画像を出力しないようにしても良い。
【0044】さらに上述の実施例においては、L字形状
のウインドウ領域内に縦縞画像を出力するようにした場
合について述べたが、本発明はこれに限らず、Vブラン
ク領域の中及び又はHブランク領域の中だけでウインド
ウ領域を設けて、HDとドツトクロツクDCLK1との周波
数の整数比(N)を求めるようにしても良い。
【0045】さらに上述の実施例においては、VCO1
0が出力するドツトクロツクDCLK1を分周器11で1/
2に分周するようにした場合について述べたが、本発明
はこれに限らず、色信号S1を伝送するケーブル7の伝
送帯域に応じてドツトクロツクDCLK1を1/4に分周す
るようにしても良い。この場合、ウインドウ領域内に映
し出される画像は、2ドツトごとにレベルが変わる縦縞
画像となる。
【0046】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、第1のP
LL回路から出力される原色信号の位相と同期した第1
のドツトクロツクに基づいて、当該第1のドツトクロツ
クの周波数と画像信号に応じた水平同期信号の周波数と
の整数比を求めることにより、水平同期信号の位相と同
期したジツタの少ない第2のドツトクロツクを上記整数
比を用いて再生し得る第2のPLL回路を構成すること
ができ、かくして通常に入力するコンピユータの画像信
号だけから、当該画像信号に応じた原色信号の位相と同
期したジツタの少ない第2のドツトクロツクを発生し得
るドツトクロツク発生回路及び表示装置を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による液晶デイスプレイモニ
タの構成を示す略線図である。
【図2】本発明の一実施例による縦縞画像を出力するウ
インドウ領域の位置及び形状を示す略線図である。
【図3】本発明の一実施例によるドツトクロツク発生回
路内で用いられる各信号の波形を示す略線図である。
【図4】本発明の一実施例によるドツトクロツク発生回
路の構成を示すブロツク図である。
【図5】本発明の一実施例によるウインドウ発生回路の
一列を示すブロツク図である。
【図6】他の実施例による縦縞画像を映し出すウインド
ウの位置及び形状を示す略線図である。
【図7】従来のコンピユータ画像をCRTモニタに表示
する場合の例を示す略線図である。
【符号の説明】
1……パーソナルコンピユータ、2……CTRモニタ、
4……液晶デイスプレイモニタ、5……ドツトクロツク
発生回路、6……ビデオ出力回路、3、7……ケーブ
ル、8、12……エツジパルス発生器、9、20……位
相比較器、10、19……VCO、11……分周器、1
3……ウインドウ発生回路、14、21……チヤージポ
ンプ、15、22……ループフイルタ、16、31……
カウンタ、17……ラツチ回路、18……プログラマブ
ルカウンタ、32、33……組合せ回路、34、35…
…AND回路、36〜38……DERAY、39、40
……EXNOR回路、41、42……Dフリツプフロツ
プ、43……OR回路。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1の制御電圧に応じた発振周波数でなる
    第1のドツトクロツクを出力する第1の電圧制御発振器
    と、外部入力される画像信号に応じた原色信号の位相と
    上記第1のドツトクロツクの位相とを比較して位相差に
    応じた第1の電圧を出力する第1の位相比較器と、上記
    第1の電圧に応じた上記第1の制御電圧を上記第1の電
    圧制御発振器に出力する第1のフイルタ回路とでなる第
    1のPLL回路と、 上記第1のPLL回路より出力される第1のドツトクロ
    ツクと上記画像信号に応じた水平同期信号との周波数の
    整数比を出力するカウンタと、 上記第1のドツトクロツクの位相と上記原色信号の位相
    とを比較するタイミング信号を上記第1のPLL回路に
    与える制御手段と、 第2の制御電圧に応じた発振周波数でなる第2のドツト
    クロツクを出力する第2の電圧制御発振器と、上記カウ
    ンタから入力された上記整数比に基づいて上記第2のド
    ツトクロツクを分周する分周器と、上記水平同期信号の
    位相と上記分周器により分周された第2のドツトクロツ
    クの位相とを比較して位相差に応じた第2の電圧を出力
    する第2の位相比較器と、上記第1のフイルタ回路とは
    異なる時定数を有し、上記第2の電圧に応じた上記第2
    の制御電圧を上記第2の電圧制御発振器に出力する第2
    のフイルタ回路とでなる第2のPLL回路とを具えるこ
    とを特徴とするドツトクロツク発生回路。
  2. 【請求項2】上記制御手段は、垂直同期信号及び上記水
    平同期信号に基づいて画面上の所定位置に所定形状の領
    域を設け、上記原色信号の輝点が当該領域内に存在する
    場合に上記第1のドツトクロツクと上記原色信号との位
    相を比較させるタイミング信号を上記第1の位相比較器
    に与えることを特徴とする請求項1に記載のドツトクロ
    ツク発生回路。
  3. 【請求項3】上記第1のフイルタ回路の時定数は、上記
    第2のフイルタ回路の時定数より小さな値に設定される
    ことを特徴とする請求項1に記載のドツトクロツク発生
    回路。
  4. 【請求項4】第1の制御電圧に応じた発振周波数でなる
    第1のドツトクロツクを出力する第1の電圧制御発振器
    と、外部入力される画像信号に応じた原色信号の位相と
    上記第1のドツトクロツクの位相とを比較して位相差に
    応じた第1の電圧を出力する第1の位相比較器と、上記
    第1の電圧に応じた上記第1の制御電圧を上記第1の電
    圧制御発振器に出力する第1のフイルタ回路とでなる第
    1のPLL回路と、 上記第1のPLL回路より出力される第1のドツトクロ
    ツクと上記画像信号に応じた水平同期信号との周波数の
    整数比を出力するカウンタと、 上記第1のドツトクロツクの位相と上記原色信号の位相
    とを比較するタイミング信号を上記第1のPLL回路に
    与える制御手段と、 第2の制御電圧に応じた発振周波数でなる第2のドツト
    クロツクを出力する第2の電圧制御発振器と、上記整数
    比に基づいて上記第2のドツトクロツクを分周する分周
    器と、上記水平同期信号の位相と上記分周器により分周
    された第2のドツトクロツクの位相とを比較して位相差
    に応じた第2の電圧を出力する第2の位相比較器と、上
    記第1のフイルタ回路とは異なる時定数を有し、上記第
    2の電圧に応じた上記第2の制御電圧を上記第2の電圧
    制御発振器に出力する第2のフイルタ回路とでなる第2
    のPLL回路と、 上記原色信号、上記水平同期信号、垂直同期信号及び上
    記第2のドツトクロツクに基づいて画像を表示する表示
    手段とを具えることを特徴とする表示装置。
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