JPH09166579A - サドルスペーサ溶接部検査装置 - Google Patents

サドルスペーサ溶接部検査装置

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Publication number
JPH09166579A
JPH09166579A JP32888795A JP32888795A JPH09166579A JP H09166579 A JPH09166579 A JP H09166579A JP 32888795 A JP32888795 A JP 32888795A JP 32888795 A JP32888795 A JP 32888795A JP H09166579 A JPH09166579 A JP H09166579A
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JP
Japan
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axis direction
direction adjusting
attached
rod
reheater
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Withdrawn
Application number
JP32888795A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Shimoyama
博司 下山
Seiji Maehara
誠児 前原
Hideyuki Shimozono
秀之 下薗
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 検査費用を低減し、ボイラひいては発電プラ
ントの稼働率を向上し、安全性を向上する。 【解決手段】 ボイラ再熱器エレメントの隣接する2本
のハンガー管Bの上端部に着脱自在に固定する固定手段
1と、固定手段1にX軸方向への移動を可能に取付けら
れた上部X軸方向調整手段2と、固定手段1に取付けら
れた上部X軸方向調整駆動手段4と、上部X軸方向調整
手段2にY軸方向への移動を可能に取付けられた上部Y
軸方向調整手段3と、上部Y軸方向調整手段3に回転機
構を介して取付けられた回転手段6と、上下部がピンを
介して連結されるとともに上部が前記回転手段6の開口
部にZ軸方向への移動を可能に挿通されたロッド26
と、同ロッド26の下部にZ軸方向調整手段を介して取
付けられたロッド送り機構17とで構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ボイラ再熱器エレ
メントにおけるハンガー管と再熱器管との溶接部(ハン
ガー管に取付けたサドルスペーサと再熱器管との溶接
部)に発生する微小割れを検査するサドルスペーサ溶接
部検査装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図1に示すようにボイラ再熱器エレメン
トAにおけるハンガー管Bと再熱器管Cとのサドルスペ
ーサ溶接部w(ハンガー管Bに取付けたサドルスペーサ
Dと再熱器管Cとのサドルスペーサ溶接部w)には、熱
衝撃、熱疲労により微小割れが発生して、再熱器管Cの
破断→蒸気漏れ(噴破)事故が生起する。
【0003】従来、この噴破事故を防止するために、サ
ドルスペーサ溶接部wを目視、磁気探傷法により検査し
ているが、この溶接部wの検査は、ボイラ再熱器エレメ
ントAの間隔が約40mm前後と狭くて、検査員の手が
入らないため、ボイラ再熱器エレメントAを切断し、外
部へ取り出して、サドルスペーサ溶接部wを検査してい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記検査方法には、次
の問題があった。即ち、 (1)ボイラ再熱器エレメントAの切断、外部へ取り出
して、サドルスペーサ溶接部wを検査しているので、ボ
イラ再熱器エレメントAの切断、外部への取り出し、検
査後の嵌め込み、位置合わせ、溶接、溶接部の検査等を
行わなければならず、サドルスペーサ溶接部の検査に多
くの工期、工数を必要として、検査費用が高くなる。 (2)このため、不充分ではあるが抜取り検査とならざ
るを得ず、噴破事故の発生確率が下がらなくて、ボイラ
ひいては発電プラントの稼働率が低下するという問題が
あった。
【0005】本発明は前記の問題点に鑑み提案するもの
であり、その目的とする処は、検査費用を低減でき、
ボイラひいては発電プラントの稼働率を向上でき、
安全性を向上できるサドルスペーサ溶接部検査装置を提
供しようとする点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、本発明のサドルスペーサ溶接部検査装置は、ボイ
ラ再熱器エレメントAの隣接する2本のハンガー管Bの
上端部に着脱自在に固定する固定手段1と、同固定手段
1にX軸方向への移動を可能に取付けられた上部X軸方
向調整手段2と、前記固定手段1に取付けられた上部X
軸方向調整駆動手段4と、前記上部X軸方向調整手段2
にY軸方向への移動を可能に取付けられた上部Y軸方向
調整手段3と、同上部Y軸方向調整手段3に取付けられ
た上部Y軸方向調整駆動手段5と、前記同上部Y軸方向
調整手段3に回転機構9〜16を介して取付けられると
ともにロッド26を挿通する開口部16aが設けられた
回転手段6と、上下部がピン28を介して連結されると
ともに上部が前記回転手段6の開口部16aにZ軸方向
への移動を可能に挿通されたロッド26と、同ロッド2
6の下部にZ軸方向調整手段20〜23を介して取付け
られたロッド送り機構17と、同ロッド送り機構17か
ら下方に突出した前記ロッド26の下端部に取付けられ
た下部X軸方向調整手段29と、同下部X軸方向調整駆
動手段29に取付けられた下部X軸方向調整駆動手段3
0〜32と、同下部X軸方向調整駆動手段30〜32に
ステー33を介して固定された工具センサ保持駆動手段
34と、同工具センサ保持駆動手段34に着脱自在に装
着される検査対象部位の研磨・磁粉探傷等の工具50
と、前記工具センサ保持駆動手段34の下部に取付けら
れローラ49をZ軸方向に移動して同ローラ49を再熱
器管Cに押し当てることにより下端部が同再熱器管Cに
固定される下部Y軸方向調整駆動手段39とにより構成
されている(請求項1)。
【0007】前記請求項1記載のサドルスペーサ溶接部
検査装置において、上部Y軸方向調整駆動手段5に設け
られた調整用駆動装置5aと下部Y軸方向調整駆動手段
39に設けられた調整用駆動装置45とを同期駆動させ
て、Y軸方向に並行移動可能に構成されていてもよい
(請求項2)。前記請求項1、2記載のサドルスペーサ
溶接部検査装置において、ステー33に監視カメラ36
を揺動可能に取付けて、同監視カメラ36により検査対
象部位を監視しながら研磨及び検査を行うように構成さ
れていてもよい(請求項3)。
【0008】
【発明の実施の形態】次に本発明のサドルスペーサ溶接
部検査装置を図1〜図7に示す一実施形態により説明す
る。図1はサドルスペーサ溶接部検査装置の全体を示す
斜視図、図2はその拡大正面図、図3はその側面図、図
4は図2の矢視a−a線に沿う回転手段の縦断側面図、
図5(a)(b)はロッド送り機構の横断平面図及び縦
断側面図、図6は下部X軸方向調整駆動手段等の縦断側
面図、図7(a)(b)は前処理及び検査手順を示す説
明図である。
【0009】図1のAがボイラ再熱器エレメント、図
1、図2のBが同ボイラ再熱器エレメントAのハンガー
管、Cが再熱器管、wがサドルスペーサ溶接部(ハンガ
ー管Bに取付けたサドルスペーサDと再熱器管Cとのサ
ドルスペーサ溶接部)、Eがサドルスペーサ溶接部検査
装置である。図2、図3の1がボイラ再熱器エレメント
Aの隣接する所定の2本のハンガー管Bの上端部に着脱
自在に固定する固定手段(クランプ)である。
【0010】2が上部X軸方向調整手段(スライド部
材)で、同上部X軸方向調整手段2は、前記固定手段1
の後側下部に再熱器管Cの軸方向に対して直交したX軸
方向への移動、即ち、サドルスペーサ溶接部wに向かう
方向への移動を可能に取付けられている。4が前記上部
X軸方向調整手段2をX軸方向に移動させるための上部
X軸方向調整駆動手段(手動ハンドル)である。
【0011】3が上部Y軸方向調整手段(スライド部
材)で、同上部Y軸方向調整手段3は、前記上部X軸方
向調整手段2に再熱器管Cの軸方向に対して平行なY軸
方向への移動を可能に取付けられている。5が前記上部
Y軸方向調整手段3をY軸方向に移動させるための上部
Y軸方向調整駆動手段で、同上部Y軸方向調整駆動手段
5は、前記上部Y軸方向調整手段3の両側部に回転可能
に支持されるとともに同上部Y軸方向調整手段3の中央
部に螺合したねじ軸5bと、同ねじ軸5bを回転させる
調整用駆動装置(モータ)5aとにより構成されてい
る。
【0012】そして調整用駆動装置5aを駆動し、ねじ
軸5bを回転して、上部Y軸方向調整手段3をY軸方向
に移動させるようになっている。これらの上部X軸方向
調整手段2及び上部X軸方向調整駆動手段4と、上部Y
軸方向調整手段3及び上部Y軸方向調整駆動手段5と
は、後記ロッド26を隣接する2本のハンガー管Bの軸
線から等距離の中心線上にセットするために設けられて
いる。
【0013】6が回転機構、7が同回転機構6の上部に
取付けたベースプレートで、同ベースプレート7は、前
記上部Y軸方向調整手段3に取付けられている。同回転
機構6は、ハンドル8と、同ハンドル8により駆動され
るウオーム9と、同ウオーム9に噛合したウオームホイ
ール10と、同ウオームホイール10に固定した回転リ
ング11と、同回転リング11を回転可能に支持するベ
ースプレート7側のサイドリング12と、前記回転リン
グ11に植設した2本のピン13と、前記回転リング1
1の内側に配設したリング14と、同リング14に植設
した2本のピン15(上記各ピン13を結ぶ直線と直交
した直線上に位置する2本のピン15)と、これらのピ
ン13、15により支持されたユニバーサルジョイント
16とにより構成されている。
【0014】16aが同ユニバーサルジョイント16に
設けた開口部、16bは同ユニバーサルジョイント16
の下端部に設けたフランジで、後記ロッド26が同開口
部16aをZ軸方向に挿通する。上記ロッド26は、断
面円形の上部と、断面円形の下部と、互いの差し込み式
になっている上部下端と下部上端とを連結するピン28
とにより構成されている。そして断面円形の下部の片面
が欠円状にカットされ、そこにラック27が設けられて
いる。
【0015】17が前記フランジ16bに取付けたロッ
ド送り機構で、同ロッド送り機構17は、操作ハンドル
19と、同操作ハンドル19により駆動されるウオーム
20と、同ウオーム20に噛合したウオームホイール2
1と、同ウオームホイール21の軸22に取付けて前記
ロッド26のラック27に噛合したピニオン23と、ロ
ッド送り機構17の上下部分に一対ずつ配設した合計4
つのローラ(Vローラ)24と、同各ローラ24の内側
に配設した合計4つのカムフロア25とにより構成され
ている。
【0016】そしてハンドル19を回転して、その回転
をウオーム20→ウオームホイール21→軸22→ピニ
オン23に伝え、同ピニオン23を回転して、同ピニオ
ン23に噛合したラック27を介してロッド26をZ軸
方向に移動させるようになっている。前記各ローラ24
は、ロッド26のZ軸方向の移動を案内するために設け
られている。また前記各カムフロア25は、前記ラック
27の両側面に接触して同ロッド26の回り止めのため
に設けられている。
【0017】29が前記ロッド26の下端部に取付けた
下部X軸方向調整手段、30〜32が同下部X軸方向調
整手段29に取付けた下部X軸方向調整駆動手段で、同
下部X軸方向調整駆動手段30〜32は、前記下部X軸
方向調整手段29に取付けた調整用駆動装置(モータ)
30と、同調整用駆動装置30により回転されるねじ軸
31と、同ねじ軸31に螺合したスライダー32とより
構成されており、同調整用駆動装置30を駆動し、ねじ
軸31を回転して、スライダー32をX’方向に移動さ
せるようになっている。
【0018】33が前記スライダー32に取付けたステ
ー、34が同ステー33の下端部に固定した工具センサ
保持駆動手段、36が前記ステー33に揺動可能に取付
けた監視カメラで、同監視カメラ36を揺動させて、検
査対象部位を監視しながら研磨及び検査を行うようにな
っている。37が前記工具センサ保持駆動手段34の下
端部に取付けた軸受、38が同軸受37に取付けたガイ
ドロッドで、前記工具センサ保持駆動手段34には、研
磨用工具(研磨用電動ブラシ)50、磁粉探傷用工具5
1、センサ等が着脱自在に装着されるようになってい
る。
【0019】39が同ガイドロッド38に取付けた下部
Y軸方向調整駆動手段で、同下部Y軸方向調整駆動手段
39は、上下方向に設けたエアシリンダ40と、同エア
シリンダ40のピストン41と、同ピストン41の復帰
用コイルばね42と、同ピストン41の周りにZ軸方向
への移動(昇降)を可能に支持された回り止めガイドロ
ッド43と、同回り止めガイドロッド43及びピストン
41から下方に延びたピストンロッドとに取付けたフラ
ンジ44と、同フランジ44側に取付けた中空支持部材
44aと、同中空支持部材44a内に回転可能に取付け
て両端部が同中空支持部材44a外に突出した軸48
と、同軸48の両端部に取付けたローラ49と、前記中
空支持部材44aの下部に取付けた調整用駆動装置(モ
ータ)45と、同調整用駆動装置45の回転を前記軸4
8に伝えるマイタギヤ47とにより構成されている。
【0020】そして圧力空気をシリンダ40へ送って同
シリンダ40を駆動し、ピストン41とフランジ44と
中空支持部材44aと軸48と各ローラ49とをZ軸方
向上方へ移動させて、同各ローラ49を隣接する2本の
再熱器管Cの下面に押し当てることにより同工具センサ
保持駆動手段34を同各再熱器管Cに固定する。また調
整用駆動装置(モータ)45を駆動し、その回転をマイ
タギヤ47→軸48に伝えて、同軸48と各ローラ49
とを回転させるようになっている。
【0021】その際、上部Y軸方向調整駆動手段5に設
けた調整用駆動装置5aと下部Y軸方向調整駆動手段3
9に設けた調整用駆動装置45とを同期駆動させて、Y
軸方向に並行移動させるようになっている。次に前記図
1〜図7に示すサドルスペーサ溶接部検査装置の作用を
具体的に説明する。 (1)ボイラ再熱器エレメントAの隣接する所定の2本
のハンガー管Bの上端部に固定手段(クランプ)1を着
脱自在に固定し、同固定手段1に、上部X軸方向調整手
段(スライド部材)2と、上部Y軸方向調整手段(スラ
イド部材)3と、回転機構6と、ロッド送り機構17と
を一連の状態に取り付ける。 (2)ロッド26を回転機構6の開口部16aを通して
ロッド送り機構17の各ローラ24間に差し込み、次い
でハンドル19を回転して、その回転をウオーム20→
ウオームホイール21→軸22→ピニオン23に伝え、
同ピニオン23を回転して、同ピニオン23に噛合した
ラック27を介してロッド26をZ軸方向下方に移動
(下降)させる。
【0022】このとき、工具センサ保持駆動手段34及
び研磨用工具(研磨用電動ブラシ)50と、中空支持部
材44a及び各ローラ44とは、隣接する2本の再熱器
管Cの間で同各再熱器管Cに対して平行である。 (3)ハンドル19をさらに回転して、中空支持部材4
4a及び各ローラ44を隣接する2本の再熱器管Cの間
を通して最下部まで移動させた後、ハンドル19を停止
させる。この過程でロッド26は、回転機構6の内部の
ユニバーサルジョイント16により懸垂状態に支持され
ており、固定手段(クランプ)1に影響されずに真っ直
ぐに挿入される。
【0023】このとき、調整用駆動装置30と研磨用工
具(研磨用電動ブラシ)50のモータとは、上下方向で
隣接する2本の再熱器管Cの間を同各再熱器管Cに衝接
することなく通過し、各ローラ49は、水平方向で隣接
する2本の再熱器管Cの直下に移動する。 (4)次いでハンドル8を回転して、その回転をウオー
ム9→ウオームホイール10→回転リング11→ピン1
3→ユニバーサルジョイント16に伝え、同ユニバーサ
ルジョイント16とロッド送り機構17とロッド26と
を90°回転させ、研磨用工具50をサドルスペーサ溶
接部(ハンガー管Bに取付けたサドルスペーサDと再熱
器管Cとのサドルスペーサ溶接部)wに向けて、同研磨
用工具50を検査対象部位の再熱器管Cの上面に接触さ
せる。 (5)下部Y軸方向調整駆動手段39のシリンダ40に
圧力空気を送って、同シリンダ40を駆動し、ピストン
41とフランジ44と中空支持部材44aと軸48と各
ローラ49とをZ軸方向上方へ移動させて、同各ローラ
49を水平方向で隣接する2本の再熱器管Cの下面に押
し当てることにより、同工具センサ保持駆動手段34を
同各再熱器管Cに固定する。
【0024】この結果、ロッド26の上部はクランプ1
により保持され、ロッド26の下部は各ローラ49によ
り保持されて、安定的に支持される。 (6)次いで上部Y軸方向調整手段3の調整用駆動装置
5aと、下部X軸方向調整手段29の調整用駆動装置
(モータ)30とを駆動して、研磨用工具(研磨用電動
ブラシ)50をY軸方向及びX軸方向に移動させる一
方、同研磨用工具(研磨用電動ブラシ)50の駆動装置
(モータ)を駆動して、サドルスペーサ溶接部(ハンガ
ー管Bに取付けたサドルスペーサDと再熱器管Cとのサ
ドルスペーサ溶接部)wのブラッシング(灰落とし、ス
ケールの除去)を行う。 (7)上記ブラッシングが図7(a)に示すのサドル
スペーサ溶接部wに対して行われている場合、それが終
われば、ロッド26を若干引き上げて、のサドルスペ
ーサ溶接部wに対してブラッシングを行い、次いでロッ
ド26を反対方向に回転して、図7(b)に示すのサ
ドルスペーサ溶接部wに対してブラッシングを行い、次
いでロッド26を若干引き上げて、のサドルスペーサ
溶接部wに対してブラッシングを行う。 (8)次いで研磨用工具(研磨用電動ブラシ)50を前
記(3)項の状態に戻し、ロッド26を一段引き上げ
て、前記(4)項〜前記(7)項と同様の手順で1段上
のサドルスペーサ溶接部wのブラッシングを行う。それ
からも下部から上部へ一段ずつ同様の作業を行って、全
てのサドルスペーサ溶接部wをブラッシングする。 (9)次いで研磨用工具(研磨用電動ブラシ)50を磁
粉探傷用工具51に取り替え、同磁粉探傷用工具51を
工具センサ保持駆動手段34に装着して、前記ブラッシ
ングと同様の要領で磁粉探傷検査を行う。
【0025】前記作用を要約すると、次の通りである。
即ち、研磨用工具(研磨用電動ブラシ)50、磁粉探傷
用工具51等の細長い前処理工具や検査ヘッドを隣接す
る各再熱器管Cの間に挿入可能である。また深部での首
振り、X軸方向及びY軸方向への作業上必要な全ての動
作を上部から操作運転可能であり、エレメントを取り外
すことなくサドルスペーサ溶接部wのブラッシング及び
磁粉探傷検査を実施可能である。
【0026】各部分の作用は次の通りである。 (a)上部X軸方向調整手段(スライド部材)=X軸方向の調整 (b)上部Y軸方向調整手段(スライド部材)=Y軸方向の調整 (c)回転機構6 =Z軸回りの回転 (d)本サドルスペーサ溶接部検査装置の固定 固定手段(クランプ)1 =上端固定 ピストン41及びローラ49 =下端固定 (e)下部Y軸方向調整駆動手段39 =X軸方向の首振り (モータ45、マイタギヤ46、47、 軸48、ローラ49等) (f)ロッド送り機構17 =X軸方向及びY軸方向の調整 (g)研磨用工具50、磁粉探傷用工具51 =ブラッシング及び磁粉探傷検査 (h)監視カメラ36 =検査対象部位が狭い個所であり 、作業状況を監視するために設 けられている。検査対象部位へ の本サドルスペーサ溶接部検査 装置の位置決め、及びブラシン グの仕上げ確認後、磁粉探傷検 査状況を確認しながら、作業を 行う。
【0027】
【発明の効果】本発明のサドルスペーサ溶接部検査装置
は前記のように構成されており、研磨用工具(研磨用電
動ブラシ)50、磁粉探傷用工具51等の細長い前処理
工具や検査ヘッドを隣接する各再熱器管Cの間に挿入で
き、また深部での首振り、X軸方向及びY軸方向への作
業上必要な全ての動作を上部から操作運転できるので、 (1)前記従来のようにエレメントの切断、取り外し及
び検査後の復旧作業(嵌め込み、位置合わせ、溶接、溶
接部の検査)を不要にでき、工期を大幅に短縮できて、
検査費用を低減できる。 (2)サドルスペーサ溶接部wの全数検査も可能であ
り、ボイラ再熱器エレメントの信頼性を向上でき、噴破
事故の確率を低減できて、ボイラひいては発電プラント
の稼働率を向上できる。 (3)重量物のハンドリング作業を不要にでき、危険性
がなくて、安全性を大幅に向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のサドルスペーサ溶接部検査装置の全体
を示す斜視図である。
【図2】同サドルスペーサ溶接部検査装置の拡大正面図
である。
【図3】同サドルスペーサ溶接部検査装置の拡大側面図
である。
【図4】図2の矢視a−a線に沿う回転手段の縦断側面
図である。
【図5】(a)(b)はロッド送り機構の横断平面図及
び縦断側面図である。
【図6】同サドルスペーサ溶接部検査装置の下部X軸方
向調整駆動手段等の縦断側面図である。
【図7】(a)(b)は同サドルスペーサ溶接部検査装
置の前処理及び検査手順を示す説明図である。
【符号の説明】
E サドルスペーサ溶接部検査装置 A ボイラ再熱器エレメント B ハンガー管 C 再熱器管 w サドルスペーサ溶接部 1 固定手段 2 上部X軸方向調整手段 3 上部Y軸方向調整手段 4 上部X軸方向調整駆動手段 5 上部Y軸方向調整駆動手段 5a 上部Y軸方向調整駆動手段5の調整用
駆動装置 6 回転手段 9〜16 回転機構 16a 開口部 20〜23 ロッド送り機構17のZ軸方向調整手
段 26 ロッド 28 ロッド上下部を連結するピン 29 下部X軸方向調整手段 30〜32 下部X軸方向調整駆動手段29の下部
X軸方向調整駆動手段 33 ステー 34 工具センサ保持駆動手段 36 監視カメラ 39 下部Y軸方向調整駆動手段 49 ローラ 45 下部Y軸方向調整駆動手段39の調整
用駆動装置 50 研磨・磁粉探傷等の工具

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボイラ再熱器エレメントAの隣接する2
    本のハンガー管Bの上端部に着脱自在に固定する固定手
    段1と、同固定手段1にX軸方向への移動を可能に取付
    けられた上部X軸方向調整手段2と、前記固定手段1に
    取付けられた上部X軸方向調整駆動手段4と、前記上部
    X軸方向調整手段2にY軸方向への移動を可能に取付け
    られた上部Y軸方向調整手段3と、同上部Y軸方向調整
    手段3に取付けられた上部Y軸方向調整駆動手段5と、
    前記同上部Y軸方向調整手段3に回転機構9〜16を介
    して取付けられるとともにロッド26を挿通する開口部
    16aが設けられた回転手段6と、上下部がピン28を
    介して連結されるとともに上部が前記回転手段6の開口
    部16aにZ軸方向への移動を可能に挿通されたロッド
    26と、同ロッド26の下部にZ軸方向調整手段20〜
    23を介して取付けられたロッド送り機構17と、同ロ
    ッド送り機構17から下方に突出した前記ロッド26の
    下端部に取付けられた下部X軸方向調整手段29と、同
    下部X軸方向調整駆動手段29に取付けられた下部X軸
    方向調整駆動手段30〜32と、同下部X軸方向調整駆
    動手段30〜32にステー33を介して固定された工具
    センサ保持駆動手段34と、同工具センサ保持駆動手段
    34に着脱自在に装着される検査対象部位の研磨・磁粉
    探傷等の工具50と、前記工具センサ保持駆動手段34
    の下部に取付けられローラ49をZ軸方向に移動して同
    ローラ49を再熱器管Cに押し当てることにより下端部
    が同再熱器管Cに固定される下部Y軸方向調整駆動手段
    39とにより構成されていることを特徴としたサドルス
    ペーサ溶接部検査装置。
  2. 【請求項2】前記上部Y軸方向調整駆動手段5に設けら
    れた調整用駆動装置5aと前記下部Y軸方向調整駆動手
    段39に設けられた調整用駆動装置45とを同期駆動さ
    せて、Y軸方向に並行移動可能に構成されている請求項
    1記載のサドルスペーサ溶接部検査装置。
  3. 【請求項3】前記ステー33に監視カメラ36を揺動可
    能に取付けて、同監視カメラ36により検査対象部位を
    監視しながら研磨及び検査を行うように構成されている
    請求項1、2記載のサドルスペーサ溶接部検査装置。
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