JPH09166194A - 無段変速機の動力伝達切り換え構造 - Google Patents

無段変速機の動力伝達切り換え構造

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JPH09166194A
JPH09166194A JP34664395A JP34664395A JPH09166194A JP H09166194 A JPH09166194 A JP H09166194A JP 34664395 A JP34664395 A JP 34664395A JP 34664395 A JP34664395 A JP 34664395A JP H09166194 A JPH09166194 A JP H09166194A
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JP
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shaft
reversing
gear
rotation
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JP34664395A
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Masayuki Nagai
政行 永井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 主軸32と出力軸33を隣接させて全体の軸
方向長さを短縮し、部品点数を削減して全体構造が小型
軽量に構成される無段変速機の動力伝達切り換え構造を
提供する。 【解決手段】 反転軸22から出力軸33に駆動力を伝
達する段階で正逆回転を切り換える。切り換えスリーブ
25を前方に移動させると、歯車23が反転軸22と一
体に回転して、反転歯車26を通じて出力軸33に後退
用の逆回転が形成される。一方、切り換えスリーブ25
を後方に移動させると、歯車24が反転軸22と一体に
回転して、中継歯車28から反転歯車27を通じて出力
軸33に前進用の正回転が形成される。動力伝達機構2
0の軸方向位置に遊星歯車装置や多板ブレーキや多板ク
ラッチを配置する必要が無いから、トランスミッション
ケース12の外観が小さくなって車体への搭載性が向上
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主軸の外側に並列
に配置された反転軸を経由して主軸から出力軸に回転を
伝達する無段変速機の動力伝達切り換え構造、詳しくは
主軸の一方向の回転から出力軸に正逆二方向の回転を形
成する構造に関する。
【0002】
【従来の技術】主軸の外側に並列に配置された反転軸を
経由して主軸から同一軸線上の出力軸に回転を伝達する
無段変速機の例は、特開平2−31056号公報および
特開平4−29659号公報に示される。これらの無段
変速機は、いわゆるトロイダル型であって、入力ディス
クと出力ディスクの対向するトロイダル面を摩擦ローラ
で連絡しており、摩擦ローラの傾き角度を調整してトロ
イダル面の接触部の直径比を変化させることにより、入
力ディスクと出力ディスクの回転数比を無段階に設定可
能である。出力ディスクは、主軸に回転を拘束された一
対の入力ディスクに軸方向で挟み込まれて配置される。
主軸と並列に配置された反転軸は、主軸の後方の同一軸
線上に配置された出力軸に対して、内側の一対の出力デ
ィスクから片方の入力ディスクを飛び越えて回転伝達を
行う。一対の出力ディスクの回転は、一組の歯車を介し
て反転軸に取り出され、反転軸の回転は、別の一対の歯
車を介して出力軸に伝達される。
【0003】特開平2−31056号公報に示される無
段変速機では、前進/後退の変速レンジに対応して主軸
の一方向の回転から出力軸に正逆二方向の回転を形成す
る構造として、1組のダブルピニオン型遊星歯車装置と
多板ブレーキと多板クラッチを使用している。多板ブレ
ーキを締結して遊星歯車装置のリングギヤを固定するこ
とで、サンギヤと反対方向の回転がピニオンキャリヤか
ら取り出される。多板クラッチを締結して遊星歯車装置
のサンギヤとピニオンキャリヤの相対回転を停止させる
ことで、サンギヤと同一方向の回転がピニオンキャリヤ
から取り出される。
【0004】特開平4−29659号公報に示される無
段変速機では、出力軸に正逆二方向の回転を形成する機
構が示されないが、構造上、トルクコンバーターのター
ビン軸と主軸との間に、回転方向を正逆切り換え可能な
伝達機構が配置されると考えられる。伝達機構は、ター
ビン軸と主軸が同一軸線上で回転を伝達する構造上、特
開平2−31056号公報の場合と同様な1組のダブル
ピニオン型遊星歯車装置と多板ブレーキと多板クラッチ
を使用したものと考えられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】特開平2−31056
号公報に示される無段変速機では、主軸と出力軸の間に
遊星歯車装置の機構が挟み込まれており、それぞれの軸
と機構を回転可能に保持するための軸受け構造が複雑に
なるとともに、相対回転可能に位置保持された軸構造全
体の剛性を確保しにくい問題がある。また、ダブルピニ
オン型の遊星歯車装置は、自動変速機の軸方向の長さを
増大させるとともに、トランスミッションケースの外径
寸法を増大して車室側に張り出させ、車室の床面の美観
を損ねて運転者の足元を狭くする。また、多数の軸受け
構造を必要とする遊星歯車装置に加えて、多板クラッチ
や多板ブレーキもまたかなりの部品点数を有しており、
トランスミッションケースの内部構造や周囲の部品配置
の制約を増大させる。多板クラッチや多板ブレーキを駆
動する油圧ピストン機構や油路構造は、その配置に融通
性が乏しく、構造が複雑で大きな体積を占める。多板ブ
レーキもまた、トランスミッションケースの外径寸法を
増大して車室側に張り出させる。
【0006】特開平4−29659号公報に示される無
段変速機では、回転方向を切り換える機構としてダブル
ピニオン型の遊星歯車装置を使用しておれば、特開平2
−31056号公報に示される構造と同様の問題が発生
する。いずれにせよ、主軸と同一軸線上で回転方向を切
り替えるから、トルクコンバーターのタービン軸と主軸
の間に遊星歯車装置が挟み込まれて自動変速機の軸方向
の長さが増大する。これにより、トランスミッションケ
ースの軸方向の長さと外径寸法が共に増大して、無段変
速機の車載性能が低下する。
【0007】本発明は、主軸と出力軸を隣接配置して全
体の軸方向長さを短縮でき、部品点数が削減されて全体
の構造を小型軽量に構成できる無段変速機の動力伝達切
り換え構造を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、主軸
と一体に回転する一対の入力ディスクと、前記一対の入
力ディスクに軸方向で挟み込まれ、前記主軸と相対回転
可能な一対の出力ディスクと、前記入力ディスクと出力
ディスクを連動させる摩擦ローラと、前記主軸と並列に
配置された反転軸に前記一対の出力ディスクの回転を取
り出す第1伝達機構と、前記主軸の後方に配置された出
力軸に前記反転軸の回転を伝達する第2伝達機構とを有
する無段変速機において、第2伝達機構は、前記反転軸
から前記出力軸に直接回転を伝達する第1歯車機構と、
前記反転軸と並列に配置された中継歯車を経由して前記
反転軸から前記出力軸に回転を伝達する第2歯車機構
と、第1歯車機構と第2歯車機構の一方を選択して作動
可能な選択機構とを含むものである。
【0009】請求項2の発明は、請求項1の構成におけ
る選択機構が、前記反転軸に固定されたハブ部材を挟ん
で前記反転軸に回転可能に取り付けられた一対の反転歯
車と、前記ハブ部材および一対の反転歯車に形成された
スプラインに共通に噛み合って軸方向に移動可能に取り
付けられた切り換えスリーブとを含むものである。
【0010】
【作用】請求項1の動力伝達切り換え構造では、反転軸
と出力軸の間で正逆二方向の回転伝達を実行させる。選
択機構によって第1歯車機構が選択されれば、反転軸と
出力軸の回転方向が逆向きとなり、第2歯車機構が選択
されれば、中継歯車を介することによって反転軸と出力
軸の回転方向が同一方向となる。
【0011】請求項2の動力伝達切り換え構造では、一
対の反転歯車の一方が第1歯車機構に属し、他方が第2
歯車機構に属する。切り替えスリーブを軸方向に移動さ
せて第1歯車機構側の反転歯車に噛合せれば、第1歯車
機構による回転伝達となって第2歯車機構側の反転歯車
は反転軸の回りを空転する。切り替えスリーブを第2歯
車機構側の反転歯車に噛合せれば、第2歯車機構による
回転伝達となって第1歯車機構側の反転歯車は反転軸の
回りを空転する。
【0012】
【発明の実施の形態】図1〜図3を参照して実施例のト
ロイダル式無段変速機を説明する。図1は実施例のトロ
イダル式無段変速機の軸方向に沿った断面図、図2は動
力伝達切り換え構造の説明図、図3は後方から見た(図
1のA−A)トロイダル式無段変速機の断面図である。
実施例のトロイダル式無段変速機は、図1に示すよう
に、トルクコンバーター13を通じて入力されたエンジ
ン回転を変速機構10で無段階に変速して、図中右側の
出力軸33から変速出力として取り出す。出力軸33と
反転軸22の間に設けた動力伝達切り替え構造20は、
自動変速機の前進/後退の変速レンジに対応して出力軸
の回転方向を正逆二方向に切り替える。図1に示される
主軸32、出力軸33、反転軸22等では、図面を理解
容易にするために、図2に示されるようにそれぞれの軸
の中心線に沿って形成された油路構造の図示を省略して
いる。
【0013】実施例のトロイダル式無段変速機の外観
は、コンバーターハウジング11にトランスミッション
ケース12を連結して構成される。コンバーターハウジ
ング11内に配置されたトルクコンバーター13は、図
示しないエンジンの出力を流体を介してタービン軸31
に伝達する。タービン軸31の回転は、多板クラッチ1
4からトルクコンバーター13側の入力ディスク15を
介して変速機構10の主軸32に伝達される。主軸32
には一対の入力ディスク15がそれぞれ回転を拘束され
ている。
【0014】一対の入力ディスク15が軸方向に挟み込
む一対の出力ディスク16は、主軸32に対して相対回
転可能である。入力ディスク15と出力ディスク16の
対向するトロイダル面に摩擦ローラ17が接触して、入
力ディスク15から出力ディスク16へ回転を伝達す
る。一対の入力ディスク15は、摩擦ローラ17によっ
て軸方向の外側へ強く付勢される。しかし、入力ディス
ク15の移動は主軸32を介して外側で限界付けられて
いるから、それぞれの入力ディスク15に発生するスラ
スト力が相殺してトランスミッションケース12へは伝
達されない。摩擦ローラ17の傾きを変化させると、入
力ディスク15と出力ディスク16のトロイダル面にお
ける摩擦ローラ17の接触位置が変化し、入力ディスク
15側の接触位置と出力ディスク16側の接触位置の半
径比に応じて変速機構10の変速比が連続的に変化す
る。摩擦ローラ17は、トランスミッションケース12
の上下の側から支持して両方の側面側に一対配置されて
いるが、図1では、入力ディスク15と出力ディスク1
6に対する接触関係を理解容易にするために、摩擦ロー
ラ17を上下に図示している。
【0015】出力ディスク16の回転は、歯車18から
歯車21を経て反転軸22に伝達される。反転軸22
は、主軸32の直下に並列に配置され、後方に延びて出
力軸33と部分的にオーバーラップしている。反転軸2
2と出力軸33の間に、動力伝達切り替え構造20が配
置される。反転軸22には、2個の反転歯車23、24
が回転可能に取り付けてある。出力軸33には、2個の
歯車26、27が固定されている。
【0016】後退の変速レンジでは、切り替えスリーブ
25を前方側に移動して反転歯車23を反転軸22にロ
ックさせる。相互に噛み合う反転歯車23から歯車26
へと動力伝達がなされ、主軸32と同一方向に出力軸3
3が回転する。前進の各変速レンジ(ドライブ、1速、
2速)では、切り替えスリーブ25を後方側に移動して
反転歯車24を反転軸22にロックさせる。反転歯車2
4から図2、図3に示す中継歯車28を経て歯車27へ
と動力伝達がなされ、出力軸33は、反転軸22と同一
方向、すなわち主軸32と逆方向に回転する。
【0017】図2に示すように、反転軸22は、ベアリ
ング41、43によってトランスミッションケース12
に支持されている。中継歯車28は、ベアリング34、
35によってトランスミッションケース12に支持され
ている。後退の変速レンジで選択される反転歯車23
は、ラジアルニードル44によって支持されて反転軸2
2の回りを回転可能である。前進の各変速レンジで選択
される反転歯車24は、ラジアルニードル42によって
支持されて反転軸22の回りを回転可能である。
【0018】反転軸22に形成したスプライン37に拘
束させて、環状のハブ36が反転軸22に固定されてい
る。ハブ36の外周に形成されたスプライン39は、反
転歯車23のスプライン38および反転歯車24のスプ
ライン40と共通の寸法形状に形成されている。内側面
にスプラインを形成した切り換えスリーブ25は、スプ
ライン38、39、40に回転を拘束された状態で軸方
向に移動可能である。切り換えスリーブ25の外周には
駆動用の溝45が形成されている。
【0019】切り換えスリーブ25を後方側へ移動させ
て、図示のようにスプライン40に噛み合わせると、反
転軸22に対する反転歯車24の回転がロックされて、
反転軸22の回転が反転歯車24から中継歯車28を経
て出力軸33の歯車27へと伝達される。一方、切り換
えスリーブ25を前方側へ移動させてスプライン38に
噛み合わせると、反転軸22に対する反転歯車23の回
転がロックされて、反転軸22の回転は、反転歯車23
から直接に出力軸33の歯車26へと伝達される。図3
に示すように、中継歯車28は、出力軸33および反転
軸22の平面から外れた位置に配置されているが、図2
では、図面の理解を容易にするために、中継歯車28を
出力軸33および反転軸22と同一平面上に示してい
る。また、反転歯車23と出力軸33の歯車26は、図
2に破線で示すように直接に噛み合っている。
【0020】図3に示すように、主軸32と出力軸33
は同一線上に配置され、反転軸22は主軸32と出力軸
33の直下位置に配置される。中継歯車28は、主軸3
2と出力軸33を含む平面から図中左側に偏った位置に
配置される。図1、図2に示す切り換えスリーブ25の
駆動機構50は、図3中、右側に偏った位置に配置され
る。駆動機構50は、支点52で回転可能に支持された
アーム51の先端の分岐部分を切り換えスリーブ25の
溝45に引っ掛けており、アーム51の中間部分を油圧
シリンダー53で駆動して切り換えスリーブ25を軸方
向に移動させる。車体の床の中心線に沿って形成したト
ンネル55内に実施例のトロイダル式無段変速機が配置
される。
【0021】図2に示すように切り換えスリーブ25を
後方に移動させた前進(ドライブ)レンジの状態から、
運転者がセレクトレバーを操作して後退レンジを選択し
たとする。このとき、図1に示す多板クラッチ14が解
放されて、変速機構10に対するエンジン回転の入力が
遮断される。その後、図3に示す油圧シリンダー53の
油圧供給が切り替わって切り換えスリーブ25が前方に
移動される。
【0022】実施例のトロイダル式無段変速機によれ
ば、図1に示す動力伝達切り換え構造20に相当する軸
方向位置に遊星歯車装置や多板クラッチや多板ブレーキ
を配置しなくて済むから、図3に示すように、この部分
のトランスミッションケース12の外径寸法が小さくま
とまり、その結果、車体側のトンネル55も低くて幅の
狭いコンパクトで自然な外観にまとめられる。切り換え
スリーブ25を駆動するための油圧シリンダー53は、
トルク伝達には直接関与しないから、多板ブレーキ用の
環状の油圧シリンダーに比較して小口径で済み、アーム
51の形状と組み合わせてトランスミッションケース1
2内でかなり自由に配置できる。従って、トロイダル式
無段変速機の車載性が向上し、運転者の足元の空間を広
く確保できる。トランスミッションケース12に多板ブ
レーキ用の油圧シリンダーや油路構造を設けなくて済む
から、トランスミッションケース12の機構配置や外観
に関する設計の自由度も増す。
【0023】また、反転軸22と出力軸33の間で正逆
の回転方向を切り換えるから、主軸32の同一軸線上で
正逆反転を行う特開平2−31056号公報の構造のよ
うに主軸と出力軸の間に別の軸を追加配置する必要が無
く、主軸32と出力軸33を直接に連結(ただし相対回
転が可能)できる。従って、強度の高い軸構造を小口径
に形成でき、全体の軸構造や軸受け構造が簡略化されて
トロイダル式無段変速機の全長が短くなる。
【0024】なお、実施例では、切り換えスリーブ25
を専用の油圧シリンダー53で駆動する構成としたが、
従来の自動変速機のパーキングレンジと同様に考えて、
運転者がセレクトレバーを操作する力を利用して切り換
えスリーブ25を移動させる構成としてもよい。マニュ
アルシャフトを通じて無段変速機内に入力されたセレク
トレバーの操作力をレバーやシフトロッドを通じて切り
替えスリーブ25まで導く。
【0025】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、反転軸と出力
軸の間で正逆回転方向の切り換えを行うから、主軸と出
力軸を隣接(相対回転可能に連結)させて全体の軸受け
構造を簡略化できるとともに、小口径でも剛性の高い軸
構造を構成できる。また、トランスミッションケースの
外径寸法を増大させる遊星歯車装置や多板ブレーキを主
軸の軸線上に持たないから、全体の軸方向の寸法が短縮
されるとともに車室側への干渉量も抑制できる。これに
より、車載性が向上し、車室空間の確保も容易となる。
また、片方の入力ディスクを飛び越えて出力軸に動力伝
達を行うために必須の反転軸やその軸受け構造を転用で
きるから、別の独立した反転軸を設ける必要が無い。ま
た、正逆回転方向の切り換えには簡単な歯車機構を使用
するから、遊星歯車装置や多板ブレーキを使用する場合
に比較して部品点数が削減され、油路構造や油圧シリン
ダーの配置も合理的に再配置して簡略化できる。
【0026】請求項2の発明によれば、切り換えスリー
ブの軸方向の移動だけで反転軸に対する一対の反転歯車
のロック状態を切り替えて正逆回転方向の切り換えを実
現できるから、従来のマニュアル変速機における歯車切
り換え構造に比較してもさらに少ない部品点数で構成で
き、簡単な駆動機構と小型軽量な構成と安定した確実な
動作と長寿命が実現される。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例のトロイダル式無段変速機の軸方向に沿
った断面図である。
【図2】動力伝達切り換え構造の説明図である。
【図3】図1のA−A断面の説明図である。
【符号の説明】
10 変速機構 11 コンバーターハウジング 12 トランスミッションケース 13 トルクコンバーター 14 多板クラッチ 15 入力ディスク 16 出力ディスク 17 摩擦ローラ 18、21、26、27 歯車 23、24 反転歯車 28 中継歯車 20 動力伝達切り換え構造 22 反転軸 25 切り換えスリーブ 31 タービン軸 32 主軸 33 出力軸 34、35、41、43 ベアリング 42、44 ニードル 36 ハブ 37、38、39、40 スプライン 45 溝 50 駆動機構 51 アーム 52 支点 53 油圧シリンダー 55 トンネル

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主軸と一体に回転する一対の入力ディス
    クと、 前記一対の入力ディスクに軸方向で挟み込まれ、前記主
    軸と相対回転可能な一対の出力ディスクと、 前記入力ディスクと出力ディスクを連動させる摩擦ロー
    ラと、 前記主軸と並列に配置された反転軸に前記一対の出力デ
    ィスクの回転を取り出す第1伝達機構と、 前記主軸の後方に配置された出力軸に前記反転軸の回転
    を伝達する第2伝達機構とを有する無段変速機におい
    て、 第2伝達機構は、前記反転軸から前記出力軸に直接回転
    を伝達する第1歯車機構と、 前記反転軸と並列に配置された中継歯車を経由して前記
    反転軸から前記出力軸に回転を伝達する第2歯車機構
    と、 第1歯車機構と第2歯車機構の一方を選択して作動可能
    な選択機構とを含むことを特徴とする無段変速機の動力
    伝達切り換え構造。
  2. 【請求項2】 前記選択機構は、前記反転軸に固定され
    たハブ部材を挟んで、前記反転軸に回転可能に取り付け
    られた一対の反転歯車と、 前記ハブ部材および一対の反転歯車に形成されたスプラ
    インに共通に噛み合って軸方向に移動可能に取り付けら
    れた切り換えスリーブとを含むことを特徴とする請求項
    1記載の無段変速機の動力伝達切り換え構造。
JP34664395A 1995-12-13 1995-12-13 無段変速機の動力伝達切り換え構造 Pending JPH09166194A (ja)

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