JPH09164934A - アンチロック制御装置 - Google Patents

アンチロック制御装置

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JPH09164934A
JPH09164934A JP32698895A JP32698895A JPH09164934A JP H09164934 A JPH09164934 A JP H09164934A JP 32698895 A JP32698895 A JP 32698895A JP 32698895 A JP32698895 A JP 32698895A JP H09164934 A JPH09164934 A JP H09164934A
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JP
Japan
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motor
reservoir
control device
return spring
strain
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Application number
JP32698895A
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English (en)
Inventor
Takamitsu Ishihara
崇光 石原
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Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 無駄なくモータを作動させ、モータ及びポン
プの作動音を静粛にし、ブレーキペダルフィーリングを
良好にする還流式のアンチロック制御装置を得る。 【解決手段】 還流式のアンチロック制御装置におい
て、リザーバ内を摺動してブレーキ液の導入及び吐出を
行うリザーバピストンを、ポンプ側にリザーバ内のブレ
ーキ液を吐出させる方向に摺動させるためのリターンス
プリングに貼着された、少なくとも1枚の歪ゲージと、
歪ゲージよりリターンスプリングの歪量を検出する動歪
計と、動歪計からの検出した歪量を示す歪信号に応じ
て、ポンプを駆動するモータの回転速度を制御するモー
タ制御手段とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アンチロック制御
装置に関し、特にABS制御時にホイールシリンダから
排出されたブレーキ液を、リザーバに貯溜した後、モー
タによって駆動されるポンプにより吸引加圧しマスタシ
リンダ側へ吐出して還流する還流式のアンチロック制御
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、アンチロック制御装置として上記
還流式と呼ばれる方式のものが、構造が簡単でもあるこ
とから広く用いられている。該還流式のアンチロック制
御装置は、ABS制御により減圧されたブレーキ液がリ
ザーバ内に大量に溜まった状態になると、次回のABS
制御実施時に、ブレーキ液圧が十分に減圧されず、車輪
のロックが発生するという事態になる。このような事態
を避けるために、従来のアンチロック制御装置では、A
BS制御中は、モータを常時フル回転させておき、可能
な限りリザーバ内を空の状態にして、次の減圧に備える
という手段をとっていた。
【0003】しかしながら、上記の場合ブレーキ液圧が
減圧されるたびに、モータがフル回転してポンプがブレ
ーキ液をマスタシリンダ側に勢いよく戻すために、ブレ
ーキペダルを突き上げるようなペダルフィーリングとな
り運転者に不快感を与えるという第1の問題点があり、
また、モータを常時フル回転させることにより作動音が
大きくなると共にエネルギーの消費量が大きくなるとい
う第2の問題点があった。更に、ポンプが作動してリザ
ーバ内のブレーキ液を汲み上げている場合と、リザーバ
内のブレーキ液の汲み上げが終了してポンプが空回りし
ている場合とでモータ及びポンプの作動音やペダルフィ
ーリングが変化し、該変化を運転者に感じさせてしまう
という第3の問題点があった。
【0004】また、モータ及びポンプの能力は、マスタ
シリンダ液圧が大きく、高温であり、バッテリの電圧が
低下しているといった最も不利な条件においても、リザ
ーバ内のブレーキ液を汲み上げてマスタシリンダ側へ吐
出することができるように決定されている。そのため、
ABS制御が行われる大多数の場合において、モータ及
びポンプは過大な能力を発揮することになり、モータ及
びポンプの不快な作動音やペダルフィーリングを発生さ
せるという第4の問題点があった。
【0005】上記のような各問題点を解決するために、
実開平5−92035号公報では、リザーバ内のピスト
ンの位置をマイクロスイッチ又は光学的なスイッチ等に
よって検出し、該検出信号に基づいて上記モータをON
/OFF制御するものが開示されており、特開平4−1
10259号公報では、リザーバ内のブレーキ液量を圧
力スイッチ又はリードスイッチで検出し、該検出信号に
基づいてモータをON/OFF制御するものが開示され
ている。また、実開平4−123866号公報では、リ
ードスイッチ、接触型のリミットスイッチ又は圧力によ
ってON/OFFするスイッチング素子を使用して、リ
ザーバ内のブレーキ液の有無を検知し、該検知信号に基
づいてモータをON/OFF制御するものが開示されて
いる。
【0006】しかし、上記実開平5−92035号、特
開平4−110259号及び実開平4−123866号
公報では、モータをON/OFF制御するだけであり、
上記第2の問題点については改善することができるが、
その他の問題点を十分に改善することができない。そこ
で、ドイツ特許公開DE4232614A1号明細書で
は、リザーバ内のピストンの変位を変位センサを用いて
計測し、リザーバ内の液圧を圧力センサで計測して、こ
れらの計測値に基づいて、モータの回転数を制御するも
のが開示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記ドイツ特許公開D
E4232614A1号明細書では、モータの回転数を
制御することにより、上記第1〜第4の問題点をすべて
改善することができる可能性を有しているが、リザーバ
のピストンの位置検出を行うために、マイクロスイッ
チ、光学的スイッチ、リードスイッチ、接触型のリミッ
トスイッチ又は変位センサを設けるには、液圧制御ユニ
ットの設計に配慮する必要が生じるため、液圧制御ユニ
ットの設計変更が必要となったり、液圧制御ユニットの
大きさが大きくなって車載上不利になるという問題があ
る。該問題は、上記実開平5−92035号、特開平4
−110259号及び実開平4−123866号公報で
開示されているものについても同様であり、リザーバ内
の液圧の検出についても全く同様の問題を有している。
【0008】本発明は、上記のような問題を解決するた
めになされたものであり、エネルギー的に無駄なくモー
タを作動させることができると共に、モータ及びポンプ
の作動音を静粛にし、ブレーキペダルフィーリングを良
好にする還流式のアンチロック制御装置を得ることを目
的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段及び効果】本発明は、AB
S制御時にホイールシリンダから排出されたブレーキ液
をリザーバに貯溜した後、モータによって駆動されるポ
ンプにより吸引加圧してマスタシリンダ側へ吐出して還
流する還流式のアンチロック制御装置において、上記リ
ザーバの内部を摺動してブレーキ液の導入及び吐出を行
うリザーバピストンを、ポンプ側にリザーバ内のブレー
キ液を吐出させる方向に摺動させるためのリターンスプ
リングに貼着された、少なくとも1枚の歪ゲージと、該
歪ゲージより上記リターンスプリングの歪量を検出する
動歪計と、該動歪計からの検出した歪量を示す歪信号に
応じて上記モータの回転速度を制御するモータ制御手段
とを備えたことを特徴とするアンチロック制御装置を提
供するものである。
【0010】このように、上記リターンスプリングに貼
着された歪ゲージから、動歪計を介して得られる歪信号
により、リザーバピストンの位置を連続的に検出するこ
とができると共に、該歪信号に応じてモータの回転速度
を制御することができ、具体的には、モータに流れる電
流をPWM制御するもの、又はモータに印加される電圧
を可変制御するものがあり、いずれの場合も、ABS制
御時において、リザーバピストンの位置を常に最適な範
囲内にするようなポンプの制御を行うことができる。
【0011】このことから、リターンスプリングの歪量
を検出することによってリザーバピストンの位置を認識
することができ、液圧制御ユニットに対してはリターン
スプリングに歪ゲージを貼着するだけでよく、歪ゲージ
のリード線もリザーバピストンの息抜き穴として従来か
ら設けられている貫通穴を通すことでリザーバ外に取り
出すことができる。そのため、液圧制御ユニットに対す
る設計変更が不要であると共に、車載性においても歪ゲ
ージのリード線の取り回しに配慮するだけで済み、他に
影響を及ぼすことなく、ブレーキペダルを突き上げるよ
うなペダルフィーリングの発生を防止すると共に、モー
タ及びポンプの作動音も必要最小限のレベルまで低下さ
せることができ、モータによるエネルギーの無駄な消費
をなくすことができる。
【0012】また、上記リターンスプリングに対する上
記リザーバピストン側のささえ面と相対する側のリザー
バ内のささえ面に設けた嵌挿穴に、リターンスプリング
の両端に形成される座巻き部の一方の座面に設けた、該
リターンスプリングの軸と平行に相対する外方へ伸びた
突起部を嵌挿させて、リザーバピストンの摺動に伴うリ
ターンスプリングの回転運動を防止することができる。
このことから、リターンスプリングに貼着された歪ゲー
ジの剥がれや、歪ゲージのリード線の断線を防止するこ
とができる。
【0013】また、上記リターンスプリングに対する上
記リザーバピストン側のささえ面と相対する側のリザー
バ内のささえ面に、リターンスプリングの両端に形成さ
れる座巻き部の一方の座面に設けた、該リターンスプリ
ングの軸と直角に内側へ伸びた突起部を両側から挟持す
る挟持部を設け、リターンスプリングの上記突起部を該
挟持部に挟持させることで上記嵌挿穴を設けた場合と同
様の効果を得ることができる。
【0014】一方、上記歪ゲージは温度変化の影響を受
けやすく、1つのリターンスプリングに歪ゲージを1つ
だけ貼着した単ゲージ法では温度変化の影響を受けやす
いため、1つのリターンスプリングに2つの歪ゲージを
互いに直行する方向に貼着する2ゲージ法を行うことに
より、温度補償が可能になり歪信号のレベルも2倍にな
る。更に、1つのリターンスプリングに4つの歪ゲージ
を貼着する4ゲージ法でも同様に温度補償が可能とな
り、歪信号のレベルも4倍になって歪を検出する感度が
よくなる。
【0015】このようなことから、温度補償を行うため
に、リザーバ内にブレーキ液が導入されていない状態で
あるフルリターン状態の位置に上記リザーバピストンが
あるときの上記動歪計からの歪信号を歪レベル1とし、
ABS制御を実施しない非制御中に、所定の制御サイク
ルごとに上記動歪計から該歪レベル1を入力し、該歪レ
ベル1の値を最新の値に更新することから、上記単ゲー
ジ法はもちろんのこと、上記2ゲージ法や4ゲージ法で
も温度補償しきれないような温度変化の影響を排除する
ことができ、温度変化による上記リザーバピストンのフ
ルリターン位置の誤認識を防止することができる。
【0016】更に、一端を開放した容器をなすと共に該
容器の内側の底面が上記リターンスプリングのささえ面
をなした該リザーバピストンにおける側壁の開放端側に
磁石を設け、リザーバピストンがあらかじめ設定された
変位量Aを示す上記リターンスプリング内の位置に設け
られたリードスイッチが作動したときの上記動歪計から
の歪信号を歪レベル2とし、上記歪レベル1、該歪レベ
ル2及び上記変位量Aを用いて上記歪信号のゲインの補
正を行うことから、温度変化等によって歪信号のゲイン
変化の影響をなくすことができ、上記リザーバピストン
の摺動位置の誤認識を防止することができる。
【0017】また、上記リードスイッチを使用して、フ
ェールセーフ処理を行うことができ、ABS制御終了間
際において、上記モータを一定時間以上回転させても、
リザーバピストンがフルリターン状態の位置にないこと
を上記リードスイッチからの信号レベルが示している場
合、所定のフェールセーフ処理を行う。具体的には、上
記歪信号の信号レベルが、リザーバピストンがフルリタ
ーン状態の位置にないことを示している場合、ABS制
御を禁止し、上記歪信号の信号レベルが、リザーバピス
トンがフルリターン状態の位置にあることを示している
場合、上記歪信号のゲインの補正を禁止する。
【0018】このように、歪ゲージだけでリザーバピス
トンの変位量を検出するだけでなく、上記リードスイッ
チ等を使用することにより、歪信号との相互比較が可能
となり、又は該歪信号以外のモニタ情報との相互比較が
可能となり、該各比較の結果としての矛盾の有無によっ
て、適切なフェールセーフ処理を行うことができ、アン
チロック制御装置としての信頼性を向上させることがで
きる。
【0019】また、本発明は、ABS制御時にホイール
シリンダから排出されたブレーキ液をリザーバに貯溜し
た後、モータによって駆動されるポンプにより吸引加圧
してマスタシリンダ側へ吐出して還流する還流式のアン
チロック制御装置において、上記リザーバの内部を摺動
してブレーキ液の導入及び吐出を行うリザーバピストン
を、ポンプ側にリザーバ内のブレーキ液を吐出させる方
向に摺動させるためのリターンスプリングに貼着され
た、少なくとも1枚の歪ゲージにより検出した上記リタ
ーンスプリングの歪量に応じて上記モータの回転速度を
制御することを特徴とするアンチロック制御装置を提供
するものである。
【0020】このように、上記リターンスプリングに貼
着された歪ゲージから動歪計を介して得られる歪信号に
より、リザーバピストンの位置を連続的に検出すること
ができると共に、モータの回転速度を制御できることか
ら、ABS制御時において、リザーバピストンの位置を
常に最適な範囲内にするようなポンプの制御を行うこと
ができる。
【0021】このことから、上記と同様に、リターンス
プリングの歪量を検出することによってリザーバピスト
ンの位置を認識することができ、液圧制御ユニットに対
してはリターンスプリングに歪ゲージを貼着するだけで
よく、歪ゲージのリード線もリザーバピストンの息抜き
穴として従来から設けられている貫通穴を通すことでリ
ザーバ外に取り出すことができる。そのため、液圧制御
ユニットに対する設計変更が不要であると共に、車載性
においても歪ゲージのリード線の取り回しに配慮するだ
けで済み、他に影響を及ぼすことなく、ブレーキペダル
を突き上げるようなペダルフィーリングの発生を防止す
ると共に、モータ及びポンプの作動音も必要最小限のレ
ベルまで低下させることができ、モータによるエネルギ
ーの無駄な消費をなくすことができる。
【0022】
【発明の実施の形態】次に、図面に示す実施の形態に基
づいて、本発明を詳細に説明する。 第1の実施の形態.図1は、本発明のアンチロック制御
装置における第1の実施の形態を示すと共にリザーバの
構造を示した概略の制御系統図であり、図1を用いて本
発明の装置における第1の実施の形態を説明する。
【0023】図1に示す本発明の第1の実施の形態に係
るアンチロック制御装置の制御対象は4輪自動車であっ
て、図1においては、4輪自動車の4輪の内、任意の1
輪を例にして図示したものである。マスタシリンダ1と
ホイールシリンダ2との間に例えばON/OFF型電磁
バルブからなる加圧用調圧弁3を配置し、マスタシリン
ダ1とホイールシリンダ2は加圧用調圧弁3を介して接
続され、ABS制御を行わない通常ブレーキ時のブレー
キ液流路である主流路L1を形成する。一方、ホイール
シリンダ2と、モータ5によって駆動されるポンプ6
は、例えばON/OFF型電磁バルブよりなる減圧用排
出弁4を介して接続され、減圧路L2を形成する。
【0024】また、減圧用排出弁4とポンプ6との間の
減圧路L2には、リザーバ7を接続して配置する。更
に、上記ポンプ6はオリフィス8を介してマスタシリン
ダ1と加圧用調圧弁3との間の主流路L1に接続されて
還流路L3を形成し、ポンプ6とオリフィス8との間の
還流路L3には、減衰室9が接続されている。
【0025】車輪速度センサ11は信号処理部10に接
続されており、各車輪に設けられた該車輪速度センサ1
1は、左右前輪及び左右後輪のそれぞれの速度を検出
し、該検出した速度を車輪速度信号として信号処理部1
0に送る。該信号処理部10は、上記車輪速度信号に所
定の処理を行って、上記加圧用調圧弁3及び減圧用排出
弁4に加減圧信号Siを出力する。なお、添字iはi=
0,1,2,3であり、それぞれ車両の左右前輪及び左
右後輪を示している。
【0026】ここで、上記リザーバ7は、一端が開放さ
れた容器状の枠体15と、該枠体15内を摺動してブレ
ーキ液の導入及び吐出を行うリザーバピストン16と、
リザーバ7内に導入されたブレーキ液を上記ポンプ6側
に吐出させる方向に上記リザーバピストン16を摺動さ
せるためのリターンスプリング17と、上記枠体15の
開放端から該枠体15内に挿入される該リターンスプリ
ング17の一端を固定するための、大略容器をなす形状
のスプリングストッパ18と、該スプリングストッパ1
8が抜けないように固定するCリング19とからなる。
更に上記リザーバピストン16は、Oリング等の摺動シ
ール20によって、リザーバ7内に導入されたブレーキ
液が枠体15とリザーバピストン16との間から漏れな
いようになっている。
【0027】また、上記リターンスプリング17には、
歪ゲージ21が該リターンスプリング17のスプリング
素線と45度の角度で貼着されており、該歪ゲージ21
のリード線23は、上記スプリングストッパ18に設け
られた息抜き穴22を通ってリザーバ7の外部へ取り出
され、歪ゲージ21は3つの抵抗25と共にブリッジ回
路を形成するように動歪計24に接続される。該動歪計
24は、上記信号処理部10に接続され、歪ゲージ21
によって検出されたリターンスプリング17の歪量を検
出し、該歪量を歪信号に変換して信号処理部10に出力
する。更に、該信号処理部10には、モータ5の駆動及
び回転速度を制御するモータ制御部26が接続されてお
り、該モータ制御部26はモータ5に接続されている。
【0028】更に、図2は、スプリングストッパ18の
部分を拡大して示した部分断面図であり、図1及び図2
から、大略容器をなした上記スプリングストッパ18の
開放部を、上記枠体15の開放端に、容器を被せるよう
にして嵌挿し、上記リターンスプリング17の両端に形
成された座巻き部における一方の座巻き部の座面には、
該スプリング17の軸と平行に相対する外方へ伸びた突
起部27を設け、リターンスプリング17に対する、上
記リザーバピストン16のささえ面と相対する側にある
スプリングストッパ18の内側の底面であるささえ面に
は上記突起部27を嵌挿させてリターンスプリング17
が回転しないようにするための嵌挿穴28が設けられて
いる。なお、上記座面とは、座巻き部における上記ささ
え面と接する部分を示す。
【0029】このように、上記リターンスプリング17
の突起部27を上記嵌挿穴28に嵌挿することにより、
リザーバピストン16が摺動する際に、リターンスプリ
ング17が回転して上記歪ゲージ21のリード線23を
切断したり、歪ゲージ21におけるリターンスプリング
17からの剥離を防止することができる。なお、上記嵌
挿穴28は貫通しない穴又は貫通穴のいずれであっても
よく、上記突起部27は、リターンスプリング17の一
方の座巻き部の上記座面にろう付けして形成してもよい
し、溶接や接着によって形成してもよい。また、リター
ンスプリング17におけるスプリング素線の一端を折り
曲げて形成してもよい。上記信号処理部10及びモータ
制御部26はモータ制御手段をなす。
【0030】上記のような構成において、上記信号処理
部10は、各車輪における上記車輪速度センサ11から
それぞれ入力される車輪速度信号に基づいて、車輪及び
車体挙動を表す各車輪の車輪速度及び推定車体速度を公
知の方法で算出する。図3は、推定車体速度と車輪速度
とABS制御との関係を示した図である。図3におい
て、上記車輪速度が推定車体速度よりも急激に低下すれ
ば、車輪がロック兆候にあると判断して、ロック兆候を
示した車輪に対応する加圧用調圧弁3及び減圧用排出弁
4に対してブレーキ液圧を減圧するように加減圧信号S
iを設定して出力し、モータ制御部26に対してモータ
5の作動及び回転速度を指令する信号を出力する。
【0031】このようにして、ブレーキ液圧が減圧され
た結果、車輪速度が推定車体速度に近づいていけば、ブ
レーキ液圧を加圧又は保持するように加減圧信号Siを
設定して各車輪における加圧用調圧弁3及び減圧用排出
弁4に出力し、このような繰り返しによってABS制御
が行われる。上記信号処理部10からの加減圧信号Si
が「減圧」であれば、減圧用排出弁4は開弁すると共に
加圧用調圧弁3は閉弁し、上記信号処理部10からの加
減圧信号Siが「保持」であれば、減圧用排出弁4及び
加圧用調圧弁3は閉弁し、上記信号処理部10からの加
減圧信号Siが「加圧」であれば、加圧用調圧弁3は開
弁すると共に減圧用排出弁4は閉弁する。
【0032】上記のように、ロック兆候を検出した場
合、ホイールシリンダ2から減圧用排出弁4を介して排
出されたブレーキ液は、減圧路L2を通り、一時的にリ
ザーバ7に貯溜された後、ポンプ6によって吸引加圧さ
れて還流路L3通ってマスタシリンダ1と加圧用調圧弁
3との間の主流路L1へ吐出される。
【0033】リザーバ7内にブレーキ液が溜まると、そ
の液量に応じてリザーバピストン16が摺動してリター
ンスプリング17を圧縮し、該リターンスプリング17
の縮み量に応じたリターンスプリング17のスプリング
素線のねじり歪量が歪ゲージ21で検出され、動歪計2
4で該検出された歪量を歪信号に変換して信号処理部1
0に出力される。このように、信号処理部10はリザー
バ7内のブレーキ液量を常に監視することができる。更
に、信号処理部10は、該歪信号に基づいてリザーバ7
内のブレーキ液量が常に適正な範囲内になるように、モ
ータ制御部26に対してモータ5の回転速度の制御を行
わせる。なお、ここで言う適正な範囲のブレーキ液量と
は、上記加減圧信号Siが「減圧」であるとき、リザー
バ7内に減圧されてホイールシリンダ2から排出された
ブレーキ液量を受け入れるだけの余裕があるということ
である。
【0034】次に、図4は、上記モータ5の制御にPW
M制御を使用した場合の上記モータ制御部26の回路例
を示した図である。図4において、モータ制御部26
は、2つの抵抗30,31とNMOS形FET32とダ
イオード33とからなる。NMOS形FET32のゲー
トは抵抗31を介して信号処理部10に接続されてお
り、抵抗31と信号処理部10との接続部は抵抗30を
介して接地されている。また、NMOS形FET32の
ドレインはモータ5の一端に接続され、モータ5の他端
は直流電源DCのプラス側端子+DCに接続されてい
る。更に、NMOS形FET32のソースは接地されて
おり、カソードが+DC側に接続されるようにモータ5
と並列にダイオード33が接続されている。
【0035】このような構成において、信号処理部10
は、車輪速度センサ11から入力された車輪速度信号と
動歪計24から入力された歪信号とから、モータ5を駆
動するためのパルス信号のデューティを決定し、該決定
したデューティのパルス信号を抵抗31を介してNMO
S形FET32のゲートに出力し、モータ5の回転速度
を制御する。信号処理部10から出力されるパルス信号
が「H」である間、NMOS形FET32はオンしてモ
ータ5に電流が流れ、該パルス信号が「L」になると、
モータ5に生じる逆起電力がダイオード33を介してフ
ィードバックされた後モータ5に電流が流れなくなる。
なお、上記パルス信号が「L」である時間が短い場合、
モータ5には、NMOS形FET32がオンして流れる
電流と上記逆起電力による電流のいずれかの電流が常に
流れている状態になるが、上記デューティによってモー
タ5に流れる平均電流値が変化することには変わりがな
い。
【0036】このように、信号処理部10から出力され
るパルス信号のデューティを変えることによってモータ
5に流れる電流の平均電流値を変えることができ、モー
タ5の回転速度を変えることができる。なお、図4にお
いて、モータ5の駆動制御する素子としてNMOS形F
ETを使用したが、これに限定するものではなく、SS
R(ソリッドステートリレー)といった半導体リレーの
ような無接点リレーを使用してもよい。
【0037】図5は、信号処理部10から出力されるパ
ルス信号の例を示した図であり、図5(a)は、パルス
信号のデューティを小さくした場合の波形であり、パル
ス信号が「L」である時間が長いため、モータ5に流れ
る平均電流値が小さくなってモータ5の回転速度が遅く
なる。これに対して、図5(b)は、パルス信号のデュ
ーティを大きくした場合の波形であり、パルス信号が
「L」である時間が短いため、モータ5に流れる平均電
流値が大きくなってモータ5の回転速度が速くなる。こ
のようにして、信号処理部10は、モータ制御部26に
対して出力するパルス信号のデューティを変えることに
よって、モータ5の回転速度を自由に滑らかに制御する
ことができる。
【0038】また、上記図3で示したように、ABS制
御における「減圧」から「加圧」又は「保持」の繰り返
し時間は、路面の状況等が変化しない場合、ほぼ一定と
なることから、該繰り返し時間内にリザーバピストン1
6がフルリターン状態の位置まで戻るように、上記デュ
ーティを決定してモータ5の回転速度を制御するように
してもよい。
【0039】ここで、上記歪ゲージ21は温度変化の影
響を受けやすく、また、動歪計24の回路部等が温度変
化の影響を受けて信号処理部10へ出力する歪信号が変
化する可能性がある。このように、温度変化によって歪
信号に変化が生じると、リザーバピストン16が、リザ
ーバ7内にブレーキ液が導入されていない状態であるフ
ルリターン状態の位置にあって動いていないにもかかわ
らず、信号処理部10はリザーバピストン16が変位し
ていると誤認識することになる。このようなことから、
温度補償を行う必要があり、図6は、信号処理部10で
行われる温度補償の動作例を示したフローチャートであ
る。図6を用いて信号処理部10による温度補償を行う
動作例を説明する。
【0040】図6において、信号処理部10は、最初に
ステップS1で動歪計24から歪信号を入力し、ステッ
プS2でABS制御を実施していないか否かを判断し、
ABS制御を実施していない場合(YES)、ステップ
S3に進み、ステップS3で、今回の制御サイクルで入
力した歪信号を、上記フルリターン状態の位置に上記リ
ザーバピストンがあるときの歪レベル1として、既に記
憶していた歪レベル1を更新して記憶した後、上記ステ
ップS1に戻る。また、上記ステップS2で、ABS制
御中である場合(NO)、上記ステップS1に戻る。
【0041】このように、信号処理部10は、ABS制
御中であれば、ホイールシリンダ2のブレーキ液圧の減
圧が行われて、リザーバ7内にブレーキ液が導入されて
溜まり、リザーバピストン16が変位している可能性が
高いのに対して、ABS制御が行われていないときは、
リザーバピストン16が上記フルリターン状態の位置に
あることから、図6で示したような動作を所定の制御サ
イクルで繰り返して行うことにより、温度変化等によっ
て動歪計24から出力される歪信号が変化しても、リザ
ーバピストン16のフルリターン状態の位置に関する誤
認識を防止することができる。
【0042】上記のように、本第1の実施の形態のアン
チロック制御装置は、リザーバ7内のリザーバピストン
16のスプリング素線に歪ゲージ21を貼着し、該歪ゲ
ージ21のリード線23を、リザーバ7に従来から設け
られていた息抜き穴22から外部へ取り出すことができ
るため、液圧制御ユニットに対する設計変更が不要であ
ると共に、車載性においても歪ゲージ21のリード線2
3の取り回しに配慮するだけで済み、他に影響を及ぼす
ことがなく、上記歪ゲージ21により検出した該スプリ
ング素線のねじり歪量を動歪計24によって歪信号に変
換し、更に該歪信号の温度補償を行うことよってリザー
バピストン16の位置を正確に認識し、リザーバ7内に
溜まったブレーキ液量を検出することができ、リザーバ
7内のブレーキ液量を常に監視することができる。
【0043】更に、上記歪信号に応じてモータ5の回転
速度を変えることができ、ABS制御においてホイール
シリンダ2の減圧が行われても、該減圧によってホイー
ルシリンダ2から排出されるブレーキ液をリザーバ7内
に受け入れることができるように、リザーバ7内のブレ
ーキ液量が常に適正な範囲内にあるようにモータ5を回
転させることができる。このため、最大能力を発揮させ
るような回転速度よりもかなり小さい回転速度で、上記
モータ5を作動させることができると共に、リザーバ7
内の溜まったブレーキ液をある程度時間をかけながら徐
々に還流させることもできる。
【0044】これらのことから、アンチロック制御装置
において、ブレーキペダルを突き上げるようなペダルフ
ィーリングの発生を防止することができると共に、モー
タ5及びポンプ6の作動音も必要最小限のレベルまで低
下させることができるため、モータ5及びポンプ6の作
動音及びペダルフィーリングの変化を運転者に感じさせ
ることがなく、モータ5によるエネルギーの無駄な消費
をもなくすことができる。
【0045】第2の実施の形態.次に、上記第1の実施
の形態において、リターンスプリングの回転を防止する
ために、リターンスプリングの一端の座巻き部の座面に
突起部を設け、該突起部を嵌挿するための嵌挿穴を設け
たが、リターンスプリングの座巻き部を折り曲げて突起
部を形成し、該突起部を両側から挟持する挟持部を設け
てリターンスプリングの回転を防止してもよく、このよ
うにしたアンチロック制御装置を本発明の第2の実施の
形態とする。
【0046】図7は、本発明の第2の実施の形態のアン
チロック制御装置における、リターンスプリングに対す
るリザーバストッパ側のささえ面を示した部分断面図で
ある。本発明の第2の実施の形態のアンチロック制御装
置は、リターンスプリングの回転を防止する構造以外は
上記第1の実施の形態と同じであり、ここでは、上記第
1の実施の形態との相違点であるリターンスプリングの
回転を防止する構造のみを図7を用いて説明する。な
お、本第2の実施の形態において、リターンスプリング
をリターンスプリング40とし、リザーバストッパをリ
ザーバストッパ42としている。
【0047】図7において、リターンスプリング40の
一端の座巻き部の座面には、該リターンスプリング40
の軸と直角になるように内側へ曲げられて突起部41が
形成されており、上記リターンスプリング40に対する
リザーバストッパ42内のささえ面には、上記突起部4
1を両側から挟持することができるように2本のビス4
3がねじ込まれ、該各ビス43の間に上記突起部41を
挿入して、該突起部41を2本のビス43で挟持するこ
とによって、リターンスプリング40の回転を防止する
ことができる。ここで、上記各ビス43は挟持部をなし
ている。なお、上記ビス43の代わりに、上記突起部4
1を挟持することができるような2つの突起又は膨らみ
をリザーバストッパの上記ささえ面に設けてもよい。
【0048】このように、本第2の実施の形態のアンチ
ロック制御装置は、上記リターンスプリング40の突起
部41を2本のビス43で挟持することにより、リザー
バピストンが摺動する際に、リターンスプリング40が
回転して上記歪ゲージ21のリード線23が切断された
り、歪ゲージ21がリターンスプリング40から剥離す
ることを防止でき、上記第1の実施の形態と同様の効果
を得ることができる。
【0049】第3の実施の形態.次に、上記第1の実施
の形態において、モータ5の駆動及び回転速度を制御す
る方法として、モータ5に流れる電流をPWM制御した
が、モータ5に印加される電圧を可変制御してもよく、
このようにしたアンチロック制御装置を本発明の第3の
実施の形態とする。
【0050】図8は、上記モータ5の制御にリニア制御
を使用した場合のモータ制御部の回路例を示した図であ
る。本発明の第3の実施の形態のアンチロック制御装置
は、信号処理部及びモータ制御部以外は上記第1の実施
の形態と同じであり、ここでは、上記第1の実施の形態
との相違点であるモータ制御部の回路例を図8を用いて
説明する。なお、本第3の実施の形態において、信号処
理部を信号処理部60とし、モータ制御部をモータ制御
部66としている。
【0051】図8において、モータ制御部66は、6つ
の抵抗51,52,53,54,55,56、オペアン
プ57、NMOS形FET58及びモータ電流モニタ回
路59とからなる。オペアンプ57の非反転入力端子は
抵抗51を介して信号処理部60に接続されており、オ
ペアンプ57の出力端子は抵抗53を介してオペアンプ
57の反転入力端子に接続されている。更に、オペアン
プ57の出力端子は抵抗54を介してNMOS形FET
58のゲートに接続されており、オペアンプ57の出力
端子と抵抗54との接続部は抵抗55を介して接地され
ている。
【0052】また、NMOS形FET58のドレインは
モータ5の一端に接続され、モータ5の他端は直流電源
DCのプラス側端子+DCに接続されている。更に、N
MOS形FET58のソースは抵抗56を介して接地さ
れており、該抵抗56の両端にはモータ電流モニタ回路
59の入力端子が接続され、該モータ電流モニタ回路5
9の出力端子は抵抗52を介して上記オペアンプ57の
反転入力端子に接続されている。なお、上記信号処理部
60及びモータ制御部66でモータ制御手段をなす。
【0053】このような構成において、抵抗51,5
2,53及びオペアンプ57は差動増幅回路を形成して
おり、抵抗56はモータ5に流れた電流を電圧に変換
し、該変換された電圧はモータ電流モニタ回路59に入
力され、該モータ電流モニタ回路59で所定の処理が行
われた後、抵抗52を介してオペアンプ57の反転入力
端子に入力される。また、信号処理部60は、車輪速度
センサ11から入力された車輪速度信号と動歪計24か
ら入力された歪信号とに応じてモータ5を駆動及び回転
速度を制御するための電圧を抵抗51を介してオペアン
プ57の非反転入力端子に印加し、オペアンプ57の両
入力端子に入力された電圧を差動増幅して抵抗54を介
してNMOS形FET58のゲートに入力し、該ゲート
に入力された電圧に応じてモータ5にかかる電圧も変化
してモータ5の回転速度が制御される。
【0054】このように、モータ5にかかる電圧が変化
してモータ5に流れる電流が変化すると、NMOS形F
ET58の温度が変化してNMOS形FET58の特性
が変化する。このため、NMOS形FET58のゲート
に一定電圧を入力してもモータ5に流れる電流は一定と
ならず、モータ5の回転速度は一定にならないため、上
記のようにモータ5に流れた電流を検出して、該検出し
た電流値に応じてフィードバック制御を行い、モータ5
の回転速度を所望の速度になるように制御している。
【0055】このように、本第3の実施の形態のアンチ
ロック制御装置は、上記動歪計からの歪信号に応じてモ
ータ5の回転速度を変えることができ、上記第1の実施
の形態と同様の効果を得ることができる。
【0056】第4の実施の形態.図9は、本発明の第4
の実施の形態におけるアンチロック制御装置において、
リザーバの概略の構造と該リザーバに関する回路ブロッ
クを示した図であり、図9を用いて、本発明の装置にお
ける第4の実施の形態を説明する。なお、図9におい
て、上記第1の実施の形態におけるアンチロック制御装
置と同じ部分は省略してあり、ここではその説明を省略
すると共に、上記第1の実施の形態の装置との相違点の
み説明する。なお、図9において、上記図1と同じもの
は同じ符号で示しており、ここではその説明を省略す
る。
【0057】本第4の実施の形態におけるアンチロック
制御装置と上記第1の実施の形態との相違点は、リザー
バピストンに磁石を設け、リザーバピストンがあらかじ
め設定された変位量Aを示す位置の上記リターンスプリ
ング内にリードスイッチを設けて、該リードスイッチが
作動したときの上記動歪計からの歪信号と、リザーバピ
ストンがフルリターン位置にあるときの上記動歪計から
の歪信号と、上記変位量Aとを用いて上記歪信号のゲイ
ンの補正を行うことにある。
【0058】図9において、リザーバ77は、一端が開
放された容器状の枠体15と、該枠体15内を摺動して
ブレーキ液の導入及び吐出を行うリザーバピストン76
と、リザーバ77内に導入されたブレーキ液を上記ポン
プ6側に吐出させる方向に上記リザーバピストン76を
摺動させるためのリターンスプリング17と、該リター
ンスプリング17内の所定の位置に固定される、リード
スイッチ81が実装されたリードスイッチ固定基板82
と、上記枠体15の開放端から該枠体15内に挿入され
る該リターンスプリング17の一端を固定するためのス
プリングストッパ78と、該スプリングストッパ18が
抜けないように固定するCリング19とからなる。更に
上記リザーバピストン76は、Oリング等の摺動シール
20によって、リザーバ77内に導入されたブレーキ液
が枠体15とリザーバピストン76との間から漏れない
ようになっている。
【0059】また、上記リターンスプリング17には、
上記第1の実施の形態と同様に歪ゲージ21が該リター
ンスプリング17のスプリング素線と45度の角度で貼
着されているが、図9においては説明を分かりやすくす
るために図示していない。該歪ゲージ21のリード線2
3は、上記スプリングストッパ78に設けられた息抜き
穴22を通ってリザーバ77の外部へ取り出され、歪ゲ
ージ21は3つの抵抗25と共にブリッジ回路を形成す
るように動歪計24に接続される。該動歪計24は、上
記信号処理部70に接続され、歪ゲージ21により検出
されたリターンスプリング17の歪量を検出し、該歪量
を歪信号に変換して信号処理部70に出力する。更に、
該信号処理部70には、モータ5の駆動及び回転速度を
制御するモータ制御部26が接続されており、該モータ
制御部26はモータ5に接続されている。
【0060】上記スプリングストッパ78は、上記図1
で示したスプリングストッパ18の側壁部が更に該底面
を境にして同軸上、相反する方向に伸びた形状をなし、
上記図1で示したスプリングストッパ18のささえ面に
リターンスプリング17の内径よりも小さく、上記リー
ドスイッチ81を実装したリードスイッチ固定基板82
が緩挿することができる大きさの貫通穴が設けられ、更
に上記図1で示したスプリングストッパ18の側壁と相
反する方向に形成された側壁側の開放端は、上記リード
スイッチ固定基板82がリターンスプリング17内に緩
挿されるように、リードスイッチ固定基板82を固定す
るための固定用ねじ88が螺合されている。
【0061】また、上記リードスイッチ固定基板82
は、上記固定用ねじ88をねじ込んでいき、リードスイ
ッチ81が所定の位置になるところで、上記貫通穴を設
けたことによってできたスプリングストッパ78の内部
の突起84と固定用ねじ88で挟持されて固定されるよ
うに、固定用ねじ88側の端部が幅広に形成されてお
り、リードスイッチ81を実装したリードスイッチ固定
基板82を、リターンスプリング17及びスプリングス
トッパ78内に挿入した後、上記固定用ねじ88をねじ
込んで固定する。
【0062】ここで、上記リザーバピストン76は、一
端を開放した容器をなすと共に該容器の内側の底面が上
記リターンスプリング17のささえ面をなし、更に、該
リザーバピストン76の側壁の開放端側に磁石83を設
け、上記リードスイッチ81は、リザーバピストン76
があらかじめ設定された変位量Aを示す位置の上記リタ
ーンスプリング17内に配置されるように上記リードス
イッチ固定基板82に実装されている。上記リードスイ
ッチ81は、該リードスイッチ固定基板82の配線パタ
ーンを介して2本のリード線85が接続され、該各リー
ド線85は、上記スプリングストッパ78に設けられた
もう1つの息抜き穴86からリザーバ77外に取り出さ
れ、一方は接地されて、他方は信号処理部70に接続さ
れると共にプルアップ抵抗87を介して上記直流電源D
Cのプラス側端子+DCに接続されている。なお、上記
信号処理部70はモータ制御部26と共にモータ制御手
段をなす。
【0063】上記のような構成において、上記リザーバ
ピストン76がフルリターン状態の位置にあるとき、上
記磁石83はリードスイッチ81から離れており、該リ
ードスイッチ81の接点は開いており、信号処理部70
にはプルアップ抵抗87によって「H」の信号が入力さ
れる。これに対して、上記リザーバピストン76が変位
して磁石83によりリードスイッチ81の接点が閉じ、
信号処理部70には「L」の信号が入力される。
【0064】信号処理部70は、リザーバピストン76
がフルリターン状態の位置から変位してリードスイッチ
81からの入力信号レベルが変化するときのリザーバピ
ストン76の変位量を変位量Aとしてあらかじめ記憶し
ており、ABS制御中に、リードスイッチ81からの入
力信号レベルが変化したときにおける動歪計24からの
歪信号を歪レベル2として記憶する。また、信号処理部
70は、上記第1の実施の形態と同様にして、リザーバ
ピストン76がフルリターン状態の位置にあるときにお
ける動歪計24からの歪信号を歪レベル1として記憶し
ている。
【0065】ここで、リザーバピストン76の変位量を
変位量Yとし、そのときの動歪計24からの歪信号を歪
レベルXとすると、変位量Yは、下記(1)式のように
表すことができる。 変位量Y=G×(歪レベルX−歪レベル1) …………………(1) なお、上記(1)式において、Gは歪を変位量に変換す
るゲイン係数である。しかし、上記ゲイン係数G自体が
温度変化等で変化する可能性があるため、ゲイン補正を
行う必要がある。
【0066】そこで、例えばABS制御が始まって、リ
ザーバピストン76が初めて変位量Aを超える変位を行
ったときだけゲイン補正を行うとすると、そのときの上
記(1)式は、下記(2)式のようになる。 変位量A=G1×(歪レベル2−歪レベル1) ………………(2) 上記(2)式において、G1は真のゲイン係数となり、
下記(3)式のように示すことができる。 G1=変位量A/(歪レベル2−歪レベル1) ………………(3) 上記(3)式において、右辺はすべて既知の値であるか
ら、G1を算出することができ、該算出したG1の値を
上記(1)式のGの代わりに用いることによって、より
正確なリザーバピストン76の変位量を算出することが
できる。
【0067】このように、本第4の実施の形態のアンチ
ロック制御装置は、リザーバピストン76があらかじめ
設定された変位量Aを示す上記リターンスプリング17
内の位置にリードスイッチ81を設け、リザーバピスト
ン76が上記フルリターン状態から変位して該リードス
イッチ81が作動したときの上記動歪計24からの歪信
号を歪レベル2とし、上記変位量Aと、該歪レベル2
と、上記第1の実施の形態と同様にして記憶された最新
の上記歪レベル1とから、動歪計24から入力された歪
信号のゲインの補正を行うことから、より正確なリザー
バピストン76の変位量を算出することができる。
【0068】これらのことから、アンチロック制御装置
において、より一層、ブレーキペダルを突き上げるよう
なペダルフィーリングの発生を防止することができると
共に、モータ5及びポンプ6の作動音も必要最小限のレ
ベルまで低下させることができるため、モータ5及びポ
ンプ6の作動音及びペダルフィーリングの変化を運転者
に感じさせることがなく、モータ5によるエネルギーの
無駄な消費をもなくすことができる。
【0069】また、上記リードスイッチ81を、更にフ
ェールセーフ処理を行うために利用することができる。
以下、リードスイッチ81を利用して行うフェールセー
フ処理について説明する。ABS制御終了間際に、モー
タ5を一定時間以上回転させても上記リードスイッチ8
1からの信号出力の信号レベルが、リザーバピストン7
6がフルリターン状態の位置にあるときの値にならない
場合、上記信号処理部70は何らかの異常が発生したこ
とを検出することができるため、所定のフェールセーフ
処理を行うことができる。
【0070】上記異常が発生する故障には、モータ5を
回転させてポンプ6を作動させても、リザーバピストン
76がフルリターン状態の位置まで戻らないという故障
と、リザーバピストン76は実際にはフルリターン状態
の位置まで戻っているが、上記リードスイッチ81系統
に異常があるという故障との2つの場合がある。該2つ
の故障の区別は、リザーバピストン76の変位量に相関
する歪信号の信号レベルがどのような値になっているか
を調べることによって行うことができる。
【0071】例えば、上記リザーバピストン76がフル
リターン状態の位置にないときの歪信号の信号レベルを
出力している場合、モータ5を回転させてポンプ6を作
動させても、リザーバピストン76がフルリターン状態
の位置まで戻らないという故障が発生したと考えられ、
具体的には、リザーバピストン76の固着、ポンプ6に
おけるブレーキ液を吐出する能力の不足又は故障、減圧
用排出弁4の漏れ等の故障が考えられ、このような場
合、上記信号処理部70は、ABS制御を禁止するとい
ったフェールセーフ処理を行う。
【0072】また、上記リザーバピストン76がフルリ
ターン状態の位置にあるときの歪信号の信号レベルを出
力している場合、リードスイッチ81系統の故障が発生
したと考えられ、具体的には、リードスイッチ81の故
障、リードスイッチ81のリード線23の断線、磁石8
3の脱落等の故障が考えられ、このような場合、上記信
号処理部70は、上記動歪計24から入力された歪信号
のゲインの補正を禁止するというフェールセーフ処理を
行う。
【0073】このように、歪ゲージ21だけでリザーバ
ピストン76の変位量を検出するだけでなく、上記リー
ドスイッチ81等を使用することにより、歪信号との相
互比較が可能となり、又は該歪信号以外のモニタ情報と
の相互比較が可能となり、該各比較の結果としての矛盾
の有無によって、適切なフェールセーフ処理を行うこと
ができ、アンチロック制御装置としての信頼性を向上さ
せることができる。
【0074】上記第1から第4の実施の形態において、
1枚の歪ゲージを使用した場合を例にして説明したが、
歪ゲージは温度変化の影響を受けやすく、1つのリター
ンスプリングに歪ゲージを1つだけ貼着した単ゲージ法
では温度変化の影響を受けやすいため、1つのリターン
スプリングに2つの歪ゲージを互いに直行する方向に貼
着する2ゲージ法を行うことにより、温度補償が可能に
なり歪信号のレベルも2倍になる。図10は、上記第1
の実施の形態において、歪ゲージを2枚使用した場合の
リザーバ及び動歪計を示した図であり、上記図1で示し
た抵抗25のうちの1つが更に歪ゲージに置き換わって
いる。更に、1つのリターンスプリングに4つの歪ゲー
ジを貼着する4ゲージ法でも同様に温度補償が可能とな
り、歪信号のレベルも4倍になって歪を検出する感度が
よくなることは言うまでもない。
【0075】このように、本発明は、様々な変形例が考
えられ、本発明の範囲は上記実施の形態に限定されるも
のではなく、特許請求の範囲によって定められるべきも
のであることは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のアンチロック制御装置における第1
の実施の形態を示す概略の制御系統図である。
【図2】 図1で示したスプリングストッパ18の部分
を拡大して示した部分断面図である。
【図3】 推定車体速度と車輪速度とABS制御との関
係を示した図である。
【図4】 図1で示したモータ制御部26の回路例を示
した図である。
【図5】 図1で示した信号処理部10から出力される
パルス信号の例を示した図である。
【図6】 図1で示した信号処理部10で行われる温度
補償の動作例を示したフローチャートである。
【図7】 本発明のアンチロック制御装置の第2の実施
の形態における、リターンスプリングに対するリザーバ
のささえ面を示した部分断面図である。
【図8】 本発明のアンチロック制御装置の第3の実施
の形態におけるモータ制御部の回路例を示した図であ
る。
【図9】 本発明のアンチロック制御装置の第4の実施
の形態における、リザーバの概略の構造と該リザーバに
関する回路ブロックを示した図である。
【図10】 歪ゲージを2枚使用した場合のリザーバ及
び動歪計を示した図である。
【符号の説明】
1 マスタシリンダ 2 ホイールシリンダ 3 加圧用調圧弁 4 減圧用排出弁 5 モータ 6 ポンプ 7,77 リザーバ 10,60,70 信号処理部 11 車輪速度センサ 15 枠体 16,76 リザーバピストン 17,40 リターンスプリング 18,42,78 スプリングストッパ 21 歪ゲージ 24 動歪計 26,66 モータ制御部 27,41 突起部 28 嵌挿穴 43 ビス 81 リードスイッチ 82 リードスイッチ固定基板 83 磁石

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ABS制御時にホイールシリンダから排
    出されたブレーキ液をリザーバに貯溜した後、モータに
    よって駆動されるポンプにより吸引加圧してマスタシリ
    ンダ側へ吐出して還流する還流式のアンチロック制御装
    置において、 上記リザーバの内部を摺動してブレーキ液の導入及び吐
    出を行うリザーバピストンを上記ポンプ側に上記リザー
    バ内のブレーキ液を吐出させる方向に摺動させるための
    リターンスプリングに貼着された、少なくとも1枚の歪
    ゲージと、 該歪ゲージより上記リターンスプリングの歪量を検出す
    る動歪計と、 該動歪計からの検出した歪量を示す歪信号に応じて上記
    モータの回転速度を制御するモータ制御手段とを備えた
    ことを特徴とするアンチロック制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のアンチロック制御装置
    にして、上記リターンスプリングは、両端に形成された
    座巻き部の一方の座面に、該リターンスプリングの軸と
    平行に相対する外方へ伸びた突起部を設け、上記リター
    ンスプリングに対する上記リザーバピストン側のささえ
    面と相対する側のリザーバ内のささえ面に上記突起部を
    嵌挿させるための嵌挿穴を設けたことを特徴とするアン
    チロック制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のアンチロック制御装置
    にして、上記リターンスプリングは、両端に形成された
    座巻き部の一方の座面に、該リターンスプリングの軸と
    直角に内側へ伸びた突起部を設け、上記リターンスプリ
    ングに対する上記リザーバピストン側のささえ面と相対
    する側のリザーバ内のささえ面に、上記突起部を両側か
    ら挟持する挟持部を設けたことを特徴とするアンチロッ
    ク制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項1から請求項3のいずれかに記載
    のアンチロック制御装置にして、上記モータ制御手段
    は、上記リザーバ内にブレーキ液が導入されていない状
    態であるフルリターン状態の位置に上記リザーバピスト
    ンがあるときの上記動歪計からの歪信号を歪レベル1と
    し、ABS制御を実施しない非制御中に、所定の制御サ
    イクルごとに上記動歪計から該歪レベル1を入力し、該
    歪レベル1の値を最新の値に更新することを特徴とする
    アンチロック制御装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載のアンチロック制御装置
    にして、上記リザーバピストンは、一端を開放した容器
    をなすと共に該容器の内側の底面が上記リターンスプリ
    ングのささえ面をなし、更に、該リザーバピストンの側
    壁の開放端側に磁石を設け、リザーバピストンがあらか
    じめ設定された変位量Aを示す上記リターンスプリング
    内の位置にリードスイッチを備え、上記モータ制御手段
    は、リザーバピストンが上記フルリターン状態から変位
    して該リードスイッチが作動したときの上記動歪計から
    の歪信号を歪レベル2とし、上記歪レベル1、該歪レベ
    ル2及び上記変位量Aを用いて上記歪信号のゲインの補
    正を行うことを特徴とするアンチロック制御装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載のアンチロック制御装置
    にして、上記モータ制御手段は、ABS制御終了間際に
    おいて、上記モータを一定時間以上回転させても、リザ
    ーバピストンがフルリターン状態の位置にないことを上
    記リードスイッチからの信号レベルが示している場合、
    所定のフェールセーフ処理を行うことを特徴とするアン
    チロック制御装置。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載のアンチロック制御装置
    にして、上記モータ制御手段は、上記歪信号の信号レベ
    ルが、リザーバピストンがフルリターン状態の位置にな
    いことを示している場合、ABS制御を禁止することを
    特徴とするアンチロック制御装置。
  8. 【請求項8】 請求項6又は請求項7のいずれかに記載
    のアンチロック制御装置にして、上記モータ制御手段
    は、上記歪信号の信号レベルが、リザーバピストンがフ
    ルリターン状態の位置にあることを示している場合、上
    記歪信号のゲインの補正を禁止することを特徴とするア
    ンチロック制御装置。
  9. 【請求項9】 請求項1から請求項8のいずれかに記載
    のアンチロック制御装置にして、上記モータ制御手段
    は、上記モータに流れる電流をPWM制御することを特
    徴とするアンチロック制御装置。
  10. 【請求項10】 請求項1から請求項8のいずれかに記
    載のアンチロック制御装置にして、上記モータ制御手段
    は、上記モータに印加される電圧を可変制御することを
    特徴とするアンチロック制御装置。
  11. 【請求項11】 ABS制御時にホイールシリンダから
    排出されたブレーキ液をリザーバに貯溜した後、モータ
    によって駆動されるポンプにより吸引加圧してマスタシ
    リンダ側へ吐出して還流する還流式のアンチロック制御
    装置において、 上記リザーバの内部を摺動してブレーキ液の導入及び吐
    出を行うリザーバピストンを上記ポンプ側に上記リザー
    バ内のブレーキ液を吐出させる方向に摺動させるための
    リターンスプリングに貼着された、少なくとも1枚の歪
    ゲージにより検出した上記リターンスプリングの歪量に
    応じて上記モータの回転速度を制御することを特徴とす
    るアンチロック制御装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001106051A (ja) * 1999-09-29 2001-04-17 Robert Bosch Gmbh 自動車ブレーキ装置における供給圧力の評価方法および装置
JP2008006901A (ja) * 2006-06-28 2008-01-17 Advics:Kk ポンプ駆動用モータの制御装置
JP2008296885A (ja) * 2007-06-04 2008-12-11 Honda Motor Co Ltd 車両用ブレーキ液圧制御装置
KR100987073B1 (ko) * 2005-06-23 2010-10-11 주식회사 만도 모터의 회전 속도를 제어하기 위한 차량용 미끄럼방지제동장치

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