JPH0916491A - 情報端末システム - Google Patents

情報端末システム

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JPH0916491A
JPH0916491A JP7161017A JP16101795A JPH0916491A JP H0916491 A JPH0916491 A JP H0916491A JP 7161017 A JP7161017 A JP 7161017A JP 16101795 A JP16101795 A JP 16101795A JP H0916491 A JPH0916491 A JP H0916491A
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JP
Japan
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computer
card
wireless device
radio
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Pending
Application number
JP7161017A
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English (en)
Inventor
Shinichi Miyazaki
真一 宮崎
Toru Ariga
徹 有賀
Tatsuo Miyoshi
達夫 三好
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Seiko Instruments Inc
Original Assignee
Seiko Instruments Inc
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Publication date
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Publication of JPH0916491A publication Critical patent/JPH0916491A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 無線通信を利用した情報端末システムの取り
扱い性及び可搬性を改善する。 【構成】 情報端末システムは無線機器1とパーソナル
コンピュータ2とインターフェースカード3との組み合
わせからなる。無線機器1は情報の搬送媒体となる電波
を受信及び/又は送信し、単独で使用する時は携帯電話
機やFMラジオ等独立の用途を有し、組み合わせて使用
する時はパーソナルコンピュータ2に従属して情報の通
信ユニットとして機能する。パーソナルコンピュータ2
は情報の入力・記録・加工及び出力を行なう。インター
フェースカード3は無線機器1とパーソナルコンピュー
タ2とを機械的に直結して両者を一体化すると共に、無
線機器1とパーソナルコンピュータ2とを電気的に接続
するインターフェースユニットとして機能し、両者間に
おける情報の授受を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は無線によるデータ通信が
可能な情報端末システムに関する。より詳しくは、無線
電話送受信機やFMラジオ等の無線機器と、パーソナル
コンピュータと、PCカードによって代表されるインタ
ーフェースカードとの組み合わせからなる情報端末シス
テムに関する。
【0002】
【従来の技術】現在、マルチメディアが大きな注目を集
めている。マルチメディアとは、多くの媒体を一つにま
とめて、情報をより速くより多く伝達しようとするもの
である。この為には、デジタル方式のコンピュータ処理
が不可欠となってくる。デジタル方式では音声、文字、
映像等を一つにまとめて伝達する事ができる。このマル
チメディアの主役には、光ファイバ網を全国に張り巡ら
せ、コンピュータでつなぐ広帯域総合デジタル通信網
(B−ISDN)がある。光ファイバ網により動画通信
を可能にし、双方向からの伝送ができる。もう一つの主
役はモバイルコンピューティングである。これは無線に
よるマルチメディアであり、いつどこにいても情報の伝
達が可能になる。それらは携帯パソコンや携帯電話、携
帯情報端末(PDA)をネットワークさせたものであ
る。ここで、簡易型携帯電話システム(パーソナル・ハ
ンディフォン・システム PHS)がモバイルコンピュ
ーティングの中核と位置付けられている。PHSは従来
の家庭用アナログコードレスフォンに代わるデジタル方
式コードレスフォンが、屋外でも携帯電話として使用で
きる様になった画期的なシステムである。PHSはデジ
タル方式ゆえに、数多くの可能性を秘めた新世代の通信
システムといえる。今迄の携帯パソコンやPDAは、自
宅での電話や公衆電話のISDN回線にジャックを接続
し、通信していた。しかしPHSのモバイルコンピュー
ティングなら、その通信システムがパソコンやPDAの
中に組み込まれる事になる。現在のところ、PHSの無
線による移動通信方法には、外付け型、PCカード型、
内蔵型の3パタンがある。外付け型は携帯用のパソコン
等にモデムをつないで変換し、携帯電話から情報を送る
やり方である。その携帯電話の部分をPHSにすれば、
通信費のコストダウンになる。PCカード型は既存のパ
ソコンでも使える。PCMCIAスロットにこのPCカ
ードを差し込んで、そこからPHSで情報を送る方式で
ある。内蔵型は電子手帳等の携帯情報端末の中に、PH
Sを組み込んだ形である。
【0003】マルチメディア関連では、PHSの他にF
M多重放送も注目を集めている。FM多重放送は、FM
ラジオの音声信号を搬送する電波の隙間にデータ信号を
重畳させ、一つの電波でステレオ音声とデータの送信を
同時に行なうものである。通常のFMラジオに多重信号
を分離、復調する回路を設け、CPUでデータ解析して
液晶ディスプレイ等に表示する。この為の専用受信機が
開発されている。番組連動情報は音声の補足説明を文字
で行なうものである。その他は音声とは独立した情報と
なっている。FM多重放送も貴重な情報源であり、携帯
情報端末に取り込んで記録、加工を行なう利用方式が要
望されている。そこで、FM多重受信機とパーソナルコ
ンピュータをケーブルで接続する方式が提案されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述した様にPHSを
利用したモバイルコンピューティングには外付け型があ
る。しかしながら、この外付け型はPHS電話機とパソ
コンとモデムをケーブルで接続している。この為、取り
扱いが不便であり可搬性にも劣りモバイルコンピューテ
ィングにはあまり適していない。又、PCカード型では
パソコンに設けたPCMCIAスロットにPCカードを
差し込んでここからケーブルを介してPHS電話機に接
続している。この為、PHS電話機が固定されず取り扱
いに不便であると共に可搬性にも劣る。又、PCカード
自体にデータ通信機能を付加した構成もある。しかしな
がら、これではデータ通信のみで音声の通話は行なえな
い。即ち、通常の携帯電話の様に音声による通話ができ
ない為、商品としては魅力がない。さらに内蔵型では電
子手帳等の携帯情報端末にPHS電話機が一体的に組み
込まれている。しかしながら、これでは通話を行なう際
に取り扱いが不便となり、使い勝手が悪くなる。一方、
FM多重受信機とパソコンをケーブルで接続して、放送
された文字情報を記録加工する方法が提案されている
が、やはり接続にケーブルを用いている為取り扱いが不
便であり、特にノート型のパソコンを片方の手で操作す
る一方他方の手で受信機を保持しなければならない。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述した従来の技術の課
題を解決する為以下の手段を講じた。即ち、本発明にか
かる情報端末システムは基本的な構成として無線機器と
コンピュータとインターフェースカードとの組み合わせ
からなる。前記無線機器は情報の搬送媒体となる電波を
受信及び/又は送信し、単独で使用する時は独立の用途
を有し、組み合わせて使用する時は該コンピュータに従
属して情報の通信ユニットとして機能する。前記コンピ
ュータは情報の入力、記録、加工及び出力を行なう。前
記インターフェースカードは該無線機器と該コンピュー
タとを機械的に直結して両者を一体化すると共に、該無
線機器と該コンピュータとを電気的に接続するインター
フェースユニットとして機能し両者間における情報の授
受を制御する。
【0006】本発明の一態様では、前記無線機器は携帯
型のFMラジオ受信機からなり、前記インターフェース
カードは該FMラジオ受信機が受信した電波から音声情
報に多重化された文字情報を分離、復調して該コンピュ
ータに供給する。本発明の他の態様では、前記無線機器
は携帯型の無線電話送受信機からなり、前記インターフ
ェースカードは情報のデジタルデータ通信を制御する。
好ましくは、前記インターフェースカードはPCMCI
A/JEIDA規格に準拠したPCカードであり、前記
コンピュータは該PCカードの一端側が挿入されるスロ
ットを標準装備しており、前記無線機器は該PCカード
の他端側と着脱自在に係合する端子部を装備している。
又好ましくは、前記コンピュータは携帯型のパーソナル
コンピュータである。
【0007】
【作用】本発明によれば、携帯型の無線電話送受信機や
FMラジオ受信機等の無線機器はインターフェースカー
ドを介してコンピュータと一体化し、情報端末処理シス
テムを構築する。無線機器とコンピュータは一体として
扱える為、取り扱いが便利であり且つ可搬性にも優れて
いる。一方、無線機器をコンピュータから切り離せばF
Mラジオや電話機として単独使用が可能であり、コンパ
クトな形態となって取り扱いや持ち運びが楽になる。一
方、インターフェースカードはコンピュータに設けたス
ロットに格納できる為、取り扱いが容易である。
【0008】
【実施例】以下図面を参照して本発明の好適な実施例を
詳細に説明する。図1は本発明にかかる情報端末システ
ムの基本的な構成を示すブロック図である。図示する様
に、本情報端末システムは無線機器1とコンピュータ2
とインターフェースカード3との組み合わせからなる。
無線機器1は情報の搬送媒体となる電波をアンテナ4か
ら受信及び/又は送信し、単独で使用する時はラジオや
電話機等独立の用途を有し、組み合わせて使用する時は
コンピュータ2に従属して情報の通信ユニットとして機
能する。コンピュータ2は例えばノート型のパーソナル
コンピュータからなり、情報の入力、記録、加工及び出
力を行なう。インターフェースカード3は無線機器1と
コンピュータ2とを機械的に直結して両者を一体化する
と共に、無線機器1とコンピュータ2とを電気的に接続
するインターフェースユニットとして機能する。
【0009】無線機器1は例えば携帯型のFMラジオ受
信機からなる。この場合、インターフェースカード3は
FMラジオ受信機が受信した電波から音声情報に多重化
された文字情報を分離、復調して、コンピュータ2側に
供給する。あるいは、無線機器1として携帯型の無線電
話送受信機を用いる事もできる。この場合、インターフ
ェースカード3は情報のデジタルデータ通信を制御す
る。インターフェースカード3はPCMCIA/JEI
DA規格に準拠したPCカードを用いる事ができる。こ
の場合、コンピュータ2はPCカードの一端側が挿入さ
れるスロット5を標準装備している。これに対し、無線
機器1はPCカードの他端側と着脱自在に係合する端子
部を装備している。
【0010】無線機器1として用いられる無線電話送受
信機はPHS電話機が好適である。これは現行のコード
レス電話の子機に電話番号を割り振り、子機を屋外に持
ち出せば携帯電話としても使える様にしたものである。
現在の携帯電話より使用上の制限が多いが、その分通話
料が安く爆発的普及も期待されている。PHSは従来の
家庭用アナログコードレスフォンに代わるデジタル方式
コードレスフォンである。PHSはデジタル方式ゆえ
に、数多くの可能性を秘めた新世代の通信システムとい
え、デジタル処理を行なうコンピュータとの整合性に優
れている。
【0011】無線機器1の他の例としてFMラジオ受信
機が挙げられ、FM多重放送の受信を可能にしている。
FM多重放送はFMラジオの音声信号を搬送する電波の
隙間にデータ信号を重畳させ、一つの電波でステレオ音
声とデータの送信を同時に行なうものである。例えばF
Mラジオ局は、番組連動情報、ニュース、天気予報、交
通情報等を30文字の表示画面に10〜20ページで放
送している。番組連動情報とは音声の補足説明を文字で
行なうものであり、例えば歌手名や曲名等を表示する。
他の情報は音声とは独立したものであり、コンピュータ
側に供給され、その記録や加工が行なわれる。文字放送
では、ニュース、天気予報、経済情報、家庭情報等の各
種情報番組が、絶えず反復周期で繰り返し流されている
為、必要な時に必要な情報を随時選択して視聴する事が
できる。この様にサービス的な面から文字放送を考える
と、放送中のラジオ番組とは関係のない情報を伝える独
立的な利用と、ラジオ番組に付加価値を与える為の情報
を伝える補完的な利用がある。独立的な利用としてはニ
ュース、天気予報、交通情報等の各種情報提供が考えら
れ、又補完的な利用としては教育番組、料理番組等の放
送に合わせて付加的な情報を文字で伝送する事が考えら
れる。この様な情報の供給をコンピュータで受け、この
コンピュータにプリンタを接続すると、文字放送の内容
を記録、保存する事ができる。又、受信者はコンピュー
タのキーボードにより、欲しい時点で知りたい情報を随
時選択する事ができる。
【0012】インターフェースカード3としてはPCM
CIA/JEIDAに準拠したPCカードタイプを用い
る事ができる。PCMCIAはメモリカードやI/Oカ
ード(モデム,LAN,SCSIカード等)の世界標準
規格である。カード形状、コネクタ接続、電気特性、信
号特性等を規定している。68ピンのものが特に普及し
ており、PCカードと呼んでいる。PCカードはここ数
年で、ノートパソコンや携帯情報端末のオプションとし
て急速に普及してきた。PCカードスロットは標準装備
として認識されてきている。但し、本実施例の対象製品
はカードから先の部分(FMラジオやPHS電話機)が
厳密には規格準拠となってはいない。従って、本発明に
用いるカードは、PCMCIA/JEIDA規格準拠の
カードインターフェースという表現が適切である。PC
カードはPCMCIA規格に準拠した拡張用カードであ
る。PCカードは略クレジットカード大の着脱式デバイ
スで、PCMCIAスロットに装着する様に設計されて
いる。1990年9月に発表されたPCMCIAリリー
ス1の規格ではTypeIカードの使用が定められてい
る。これは3.3mm厚のカードで、主にRAM,RO
M,フラッシュメモリ等のメモリ関連デバイスである。
次に1991年9月にリリース2の規格が発表され、こ
の中で5mm厚のTypeIIカードと10.5mm厚のTy
peIII カードの使用が定められた。TypeIIカード
は主にモデムやネックワークカード等の機器であり、T
ypeIII カードはより大きな無線通信機器やハードデ
ィスクドライブ等に対応する為のものである。コンピュ
ータは対応するPCMCIAスロットを装備しており、
PCカードを装着する。スロット内部には68ピンの雄
型コネクタが設けられており、PCカードの68ピンの
雌型コネクタと接続する様になっている。
【0013】図2は本発明にかかる情報端末システムの
製品例を表わす模式図である。FMラジオからなる無線
機器1とノート型パーソナルコンピュータ2とがPCカ
ード等のインターフェースカード3により一体化されて
いる。FMラジオはステレオイヤホン6とコードアンテ
ナ4とボリューム7とチューナ8と液晶ディスプレイ9
とを有している。ノート型パソコン2はカバーで覆われ
た状態となっているが、中にはキーボードやタッチセン
サ付きのディスプレイパネル等が収納されている。図示
する様に、本システムでは単独でも利用できる無線機器
1をケーブルを介する事なくPCカード3に直結してい
る。PCカード3にはコンピュータとデータの授受を行
なう為に必要な回路(データ処理回路等)が組み込まれ
ている。データ受信又はデータ通信の場合は一体化した
システムとして扱え、本体装置となるノート型パソコン
に接続した無線機器がしっかりと固定される。本体装置
を含めて一体化されるので取り扱いに便利であると共に
可搬性も優れている。PCMCIA/JEIDA規格準
拠のカードインターフェースの為、PCカードスロット
を持ったあらゆるコンピュータ装置に接続可能である。
接合部分で切り離せばFMラジオとして単独使用が可能
であり、コンパクトな状態となって扱いや持ち運びも容
易である。
【0014】図3及び「NHKラジオ技術教科書(AM
/FM/PCM)」(日本放送協会編出展)を参照し
て、図2に示した情報端末システムの具体的な構成例を
詳細に説明する。先ず、無線機器1となるFMラジオは
高周波増幅部11を備えている。アンテナ4で受信され
た方送波は、この高周波増幅部11に入力され、次の周
波数変換処理に必要なレベルにまで増幅される。入力回
路を含む高周波増幅部11はバンドパスフィルタ特性と
なっており、希望波以外の信号はここで適度に減衰され
る。高周波増幅部11には周波数変換部12が接続され
ており、混合器13と局部発振器14とからなる。希望
波は局部発振器14からの信号と混合され、希望波の周
波数と局部発振周波数との差が丁度中間周波数(10.
7MHz)となる様に変換される。なお、局部発振器14に
は選局部15が接続されており、希望波の周波数に合わ
せて局部発振周波数を選択する。混合器13には中間周
波増幅部16が接続されており、周波数変換部12で中
間周波数に変換された信号は、バンドパスフィルタによ
り(10.7MHz に変換された)希望信号だけが選択分
離され且つ増幅される。中間周波増幅部16には振幅制
限部17が接続されている。FM信号は元来振幅が一定
で周波数が変化するのみであるが、FM電波が受信アン
テナに達する途中で、電気雑音やマルチパス等の影響で
振幅が一定でなくなる。これをそのままFM検波する
と、検出出力に雑音成分が出て音質を低下させる。この
為、振幅制限部17を通して振幅一定のFM信号に整形
する。振幅制限部17にはFM検波器18が接続してお
り、振幅一定に整形されたFM信号をFM検波する。F
M検波器18にはステレオ復調部19が接続している。
ステレオ放送を受信した場合、FM検波出力としてステ
レオ複合信号が得られる。これをステレオ復調部19で
L信号とR信号に復調する。ステレオ復調部19には低
周波増幅部AMPが接続しており、復調された二つの信
号は、夫々この低周波増幅部AMPを通って、スピーカ
Sによりステレオ音声として再生される。
【0015】次に、上述したFMラジオの動作を説明す
る。変調された波から信号を取り出す為FM検波器18
を使っている。しかし、受信したままの電波では非常に
微弱である為、これを増幅回路に通して増幅して大きな
電圧にしてから検波回路で検波する。ところが、この受
信したままの電波では周波数が非常に高い為、簡単に増
幅する事ができない。高い周波数のままで増幅すると自
己発振現象が起る。そこで、これを解決する為にスーパ
ーヘテロダイン方式を採用している。これは、受信した
ままの電波を一度、受信機の中で操作して、もう少し低
い中間周波数の電波に変えるものである。周波数が低く
なる他は、変調された状態等は元の電波と少しも変わっ
ていない。この様に、電波の周波数を一度、一定の周波
数に変えてから増幅し、その後で検波して信号周波を取
り出す方法が、スーパーヘテロダインである。入力電波
の信号の周波数をf1、局部発振器14から発生する信
号の周波数をf2とし、このf1とf2を混合器13に
一緒に加える。混合器13では両方の周波数の差の周波
数の信号が発生する。これが中間周波数である。中間周
波増幅部16はトランジスタ回路が2〜3段ぐらい直列
につながれており、ここで中間周波数の電波を十分に大
きくしてからFM検波器18で搬送波と信号を分離す
る。このFM検波器18はダイオードを使った回路であ
る。ここで電波はシャーシに捨てられ音声信号を表わす
信号周波のみが取り出される。これを低周波増幅部AM
Pで十分増幅してからスピーカSへ導く。
【0016】次に、インターフェースカード3はバンド
パスフィルタ31と、多重データデコーダ32と、CP
U33と、PCMCIA/JEIDAインターフェース
34と、属性情報メモリ35と、68ピンI/Fコネク
タ36とを備えている。バンドパスフィルタ31はFM
ラジオ側から入力されたFM検波出力から多重データを
分離する。多重データデコーダ32は分離された多重デ
ータを復調してデジタルデータに変換する。CPU33
はデジタルデータをフォーマット化し、PCMCIA/
JEIDAインターフェース34を介してパソコン側に
供給する。属性情報メモリ35にはインターフェースカ
ード3の種類等が記録されており、本体装置となるコン
ピュータにより読み出す事ができ、カードの種類の判定
等に使用される。
【0017】次に、文字等の多重データの受信動作につ
いて説明する。元の文字データは放送局でコンピュータ
を使って電子的に作成し、デジタル信号に変換して送信
する。受信側ではラジオ受信機とデコーダで文字を再生
する。送信側では文字番組作成装置により各種の文字や
図形で構成された画面及び付加音を電子的に作成し、こ
れらを符号化して文字データ信号に変換する。この文字
データ信号に番組番号、ページ番号、表示モード等各種
の制御信号を付加して1ページの文字画面データとす
る。この様にして作成された多数の文字番組は、一旦大
容量メモリに記憶される。この後、送出手順に従って順
次読み出され、文字信号送出装置で同期信号や誤り訂正
符号等を加え、一つのパケットの形にした文字信号にす
る。これを多重化装置に供給し、音声信号の時間的隙間
に多重して音声信号と同時に放送する。多重化方式とし
てはNHKで開発されたDARC方式等が用いられる。
受信側ではFM検波器で検波したFM検波出力をバンド
パスフィルタ31に供給する。このバンドパスフィルタ
31はFM検波出力に重畳している文字信号を分離す
る。
【0018】図4は、インターフェースカード3に接続
されるコンピュータ2の具体的な構成を表わしている。
図示する様に、デスクトップ型あるいはハンディタイプ
のパーソナルコンピュータ2は68ピンのI/Fコネク
タ21と、PCMCIA/JEIDAアダプタ回路22
と、CPU23と、表示装置24と、印字装置25と、
記憶装置26と、キーボード/タッチパネル等の入力装
置27とを備えている。パーソナルコンピュータ2から
なる本体装置は、カード側のPCMCIA/JEIDA
インターフェース34を制御するアダプタ回路22を通
して、CPU23によりカード3側からデータを読み込
む。CPU23は読み取ったデータを表示装置24に表
示したり、印字装置25により印字したり、記憶装置2
6に保存する。入力装置27はこれらの動作を指示する
為に用いる。CPU23はデータの受信及び出力を行な
うばかりでなく、アプリケーションプログラムに従って
データの加工や処理も行なう事ができる。例えば、放送
局から逐次送られてくる株等の相場情報を蓄積し、グラ
フ化した上で表示装置24に表示する事ができる。この
コンピュータ2はデスクトップ型でも良いし、ハンディ
タイプでも良い。又、ハンディタイプの場合にはラジオ
受信機と一体となってモバイルコンピューティングがで
きる。
【0019】図5は本発明にかかる情報端末システムの
第2実施例を示すブロック図である。図示する様に、本
情報端末システムはPHS方式の携帯電話機10と、電
子手帳やノート型パソコンによって代表される携帯情報
端末20と、データ通信インターフェースカード30の
組み合わせからなる。携帯電話機10は一般的な構成と
して、アンテナを備えた無線回路101と、通信手順制
御回路102と、音声回路(変復調回路)103と、表
示・キー入力手段104と、CPU105とを備えてい
る。無線回路101はデジタル信号を乗せた搬送波を受
信及び発信する。通信手順制御回路102はCPU10
5の制御の下に通信の手順を正しく実行する。通信は、
回線の接続、デジタルデータの転送、終結、回線の切断
の様な各段階(フェーズ)を経て行なわれる。この一連
のフェーズを正しく行なう為に前記通信手順制御回路1
02は所定の伝送制御を司る。伝送制御は、PHS方式
の携帯電話の場合、標準的に定められた通信手順の規格
があり、この定められた規格の通信手順を実行する事で
構成される。これらの伝送制御は、通信手順制御回路1
02によって実行される。なお、表示・キー入力手段1
04は携帯電話機10を単独で使用した場合等に、所望
のダイヤル番号を入力する為に用いられる。又、音声回
路103は受信したデジタル信号のうちの音声信号をア
ナログ信号に変換してスピーカを介し出力する。あるい
は、マイクから入力したアナログ音声信号をデジタル信
号に変換した後、通信手順制御回路102に送り送信を
可能にする。最後に、スイッチSWはCPU105によ
って切換制御され、音声信号の送受信の場合には通信手
順制御回路102と音声回路103を接続し、データ信
号の送受信の場合には通信手順制御回路102をデータ
通信インターフェースカード30側に接続する。
【0020】データ通信インターフェースカード30
は、データ通信制御回路301と、CPU302と、P
CMCIAカードインターフェース回路303と、属性
情報メモリ304とからなる。又、携帯情報端末20は
カードインターフェース回路201を含んでいる。PC
MCIAカードインターフェース回路303とカードイ
ンターフェース回路201は互いに接続してデータの授
受を行なう。データ通信制御回路301は情報端末20
側から受け入れた元のデータを通信に適合した形態に加
工して携帯電話機10側に送出する。例えば、元のデー
タをパケット化し、さらに同期制御の為のビットや誤り
制御用のビットを付加する。冗長ビット付加方式では、
誤り制御の原理は、付加した制御用ビットを一定の規則
で演算した結果を基に判別する方法がとられている。誤
り制御の方式には、以上の演算による判別の仕方の相違
で、CRC方式、パリティチェック方式等がある。逆
に、携帯電話機10側からデータを受け取った時には、
同期制御用のビットや誤り制御用のビットを除去して情
報端末20側に送出する。CPU302はデータ通信制
御回路301及びPCMCIAカードインターフェース
回路303を制御すると共に、情報端末20側から入力
された通信手順に関する制御データを携帯電話機10側
のCPU105を介し、通信手順制御回路102に出力
し、所定の通信手順を実行させる。
【0021】本実施例はインターフェースカード30を
介して携帯情報端末(PDA)20とPHS携帯電話機
10が一体化されたものである。このシステム1台でス
ケジュール管理は勿論の事電子メールを送受信できた
り、ファックスを送ったり、様々なデータベースとアク
セスしたりできる。例えば、PHSとPDAを組み合わ
せる事でメッセージ通信が可能になる。メッセージ通信
があれば、携帯電話がさらに便利になる。要件をその場
でリアルタイムに文字として送る事ができる。これな
ら、いつどこにいても要件を伝え、又受け取る事ができ
る。メッセージ通信ならば会議中であっても支障を来す
事はない。PHS端末へ送られた文字を見れば、要件を
人知れず把握する事ができる。又その逆に、会議中にオ
フィスにどうしても連絡を取らなければならない時、静
かに文字を送る事ができる。会話をしないので会議の邪
魔になる事がない。
【0022】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明によれば、デ
ータ受信又はデータ通信の場合は電気的にも、また機械
的にも一体化したシステムとして扱える為、コンピュー
タ等の本体装置に接続した場合にしっかりと固定され、
手で保持しやすく且つ運びやすくなる。PCMCIA/
JEIDA規格準拠のインターフェースカードを用いれ
ば、PCカードスロットを持ったあらゆる本体装置に接
続可能である。接合部分で切り離せばFMラジオやPH
S電話機として単独使用が可能であり、コンパクトな状
態となって取り扱いや持ち運びが容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる情報端末システムの基本的な構
成を示すブロック図である。
【図2】本発明にかかる情報端末システムの商品例を示
す模式的な平面図である。
【図3】本発明にかかる情報端末システムの第1実施例
を示すブロック図である。
【図4】同じく第1実施例を示すブロック図である。
【図5】本発明にかかる情報端末システムの第2実施例
を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 無線機器 2 パーソナルコンピュータ 3 インターフェースカード 4 アンテナ 5 カードスロット

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無線機器とコンピュータとインターフェ
    ースカードとの組み合わせからなる情報端末システムで
    あって、 前記無線機器は情報の搬送媒体となる電波を受信及び/
    又は送信し、単独で使用する時は独立の用途を有し、組
    み合わせて使用する時は該コンピュータに従属して情報
    の通信ユニットとして機能し、 前記コンピュータは情報の入力、記録、加工及び出力を
    行ない、 前記インターフェースカードは該無線機器と該コンピュ
    ータとを機械的に直結して両者を一体化すると共に、該
    無線機器と該コンピュータとを電気的に接続するインタ
    ーフェースユニットとして機能し両者間における情報の
    授受を制御する事を特徴とする情報端末システム。
  2. 【請求項2】 前記無線機器は携帯型のFMラジオ受信
    機からなり、前記インターフェースカードは該FMラジ
    オ受信機が受信した電波から音声情報に多重化された文
    字情報を分離、復調して該コンピュータに供給する事を
    特徴とする請求項1記載の情報端末システム。
  3. 【請求項3】 前記無線機器は携帯型の無線電話送受信
    機からなり、前記インターフェースカードは情報のデジ
    タルデータ通信を制御する事を特徴とする請求項1記載
    の情報端末システム。
  4. 【請求項4】 前記インターフェースカードはPCMC
    IA/JEIDA規格に準拠したPCカードであり、前
    記コンピュータは該PCカードの一端側が挿入されるス
    ロットを標準装備しており、前記無線機器は該PCカー
    ドの他端側と着脱自在に係合する端子部を装備している
    事を特徴とする請求項1記載の情報端末システム。
  5. 【請求項5】 前記コンピュータは携帯型のパーソナル
    コンピュータである事を特徴とする請求項1記載の情報
    端末システム。
JP7161017A 1995-06-27 1995-06-27 情報端末システム Pending JPH0916491A (ja)

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JPH0916491A true JPH0916491A (ja) 1997-01-17

Family

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001265686A (ja) * 2000-03-23 2001-09-28 Sharp Corp 情報通信システム
US6525932B1 (en) 1999-08-18 2003-02-25 Fujitsu Limited Expansion unit and electronic apparatus
WO2009096978A1 (en) * 2008-01-31 2009-08-06 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Card-based radio devices

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