JPH09164676A - インクジェットプリンタのヘッド駆動装置 - Google Patents

インクジェットプリンタのヘッド駆動装置

Info

Publication number
JPH09164676A
JPH09164676A JP7325752A JP32575295A JPH09164676A JP H09164676 A JPH09164676 A JP H09164676A JP 7325752 A JP7325752 A JP 7325752A JP 32575295 A JP32575295 A JP 32575295A JP H09164676 A JPH09164676 A JP H09164676A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ink chamber
electrode
electrodes
semiconductor switching
switching element
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7325752A
Other languages
English (en)
Inventor
Noboru Nitta
昇 仁田
Shunichi Ono
俊一 小野
Jun Takamura
純 高村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TEC CORP
Original Assignee
TEC CORP
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TEC CORP filed Critical TEC CORP
Priority to JP7325752A priority Critical patent/JPH09164676A/ja
Publication of JPH09164676A publication Critical patent/JPH09164676A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2202/00Embodiments of or processes related to ink-jet or thermal heads
    • B41J2202/01Embodiments of or processes related to ink-jet heads
    • B41J2202/10Finger type piezoelectric elements

Abstract

(57)【要約】 【課題】電極間のピエゾ圧電素子に与える電圧波形の自
由度を大きくし、ノズル毎の階調表現やノズル間の濃度
補正を容易にする。 【解決手段】Vdd端子と電極との間に電界効果トランジ
スタ21を接続し、電極とVss2 端子との間にMOSト
ランスファゲート22を接続し、電極とVss1 端子との
間に電界効果トランジスタ23を接続する。あるインク
室の電極に接続したトランジスタ21を導通、隣のイン
ク室の電極に接続したトランスファゲートを非導通にし
てピエゾ圧電素子からなる静電容量を充電し、また、こ
のインク室の電極に接続したトランジスタ23及び隣の
インク室の電極に接続したトランスファゲートを導通に
して静電容量を逆充電し、さらに、このインク室の電極
に接続したトランスファゲート及び隣のインク室の電極
に接続したトランスファゲートを導通にして静電容量を
放電する。これによりピエゾ圧電素子を歪ませる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ピエゾ圧電素子の
隔壁で隔てられ、それぞれ電極を設けたインク室を並べ
て配置したインクジェットヘッドを備えたインクジェッ
トプリンタのヘッド駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のインクジェットプリンタのヘッ
ドは、例えば図9に示す構成になっている。すなわち、
ピエゾ圧電部材1に所定の間隔を開けて複数の凹状の溝
を形成し、この各溝の上に天板2を固定し、各溝部でイ
ンク室3を形成している。そして、各インク室3内の側
壁から底面にわたって電極4をそれぞれ配置している。
各インク室3の手前側前方にはノズル(図示せず)を設
け、後方にはインク補給口(図示せず)を設けている。
このヘッドは、各電極4間にピエゾ圧電部材1が介在す
ることになり、この各電極4間に介在するピエゾ圧電部
材1の部分が各インク室3を隔てる隔壁を構成するピエ
ゾ圧電素子5になり、これにより各電極4間にはピエゾ
圧電素子5からなる静電容量が介在する。従って、この
ヘッドを等価回路で示すと、各電極4で接続したコンデ
ンサの直列回路になる。
【0003】このようなインクジェットヘッドを駆動す
るヘッド駆動装置としては、特開平2−18054号公
報などが知られている。例えば、図10に示すように、
ヘッドの等価回路は、各電極a,b,c,d,e,…間
にピエゾ圧電素子からなる各静電容量CL1,CL2,CL
3,CL4,…をそれぞれ直列に接続した回路になる。こ
の回路に対して、Vdd電源端子と各電極a,b,c,
d,e,…との間にPチャンネルのMOS型電界効果ト
ランジスタQ11,Q12,Q13,Q14,Q15,…をそれぞ
れ接続し、各電極a,b,c,d,e,…と接地ライン
Gとの間にNチャンネルのMOS型電界効果トランジス
タQ21,Q22,Q23,Q24,Q25,…をそれぞれ接続し
ている。そして、電界効果トランジスタQ21,Q22,Q
23,Q24,Q25,…にダイオードD1 ,D2 ,D3 ,D
4 ,D5 ,…を逆極性にして並列に接続している。ま
た、Pチャンネルの電界効果トランジスタQ11,Q12,
Q13,Q14,Q15,…のサブストレートはVdd電源端子
に接続し、Nチャンネルの電界効果トランジスタQ21,
Q22,Q23,Q24,Q25,…のサブストレートは接地ラ
インGに接続している。なお、電界効果トランジスタQ
11,Q12,Q13,Q14,Q15,…のゲート端子に対して
インバータIN1 ,IN2 ,IN3 ,IN4 ,IN5 ,
…を介して駆動信号を供給するようになっている。
【0004】このヘッド駆動装置において、例えば電極
cに通電する時には、インバータIN3 を介して電界効
果トランジスタQ13のゲート端子に駆動信号を供給して
このトランジスタQ13をオンする。また、電界効果トラ
ンジスタQ22,Q24もオンする。これにより、Vdd→ト
ランジスタQ13→静電容量CL2→トランジスタQ22→接
地ラインGの経路で充電電流が流れるとともにVdd→ト
ランジスタQ13→静電容量CL3→トランジスタQ24→接
地ラインGの経路で充電電流が流れ、静電容量CL2,C
L3への充電が行われる。
【0005】また、静電容量CL2,CL3を放電するとき
は、電界効果トランジスタQ13をオフするとともに電界
効果トランジスタQ23をオンする。これにより、接地ラ
インG→ダイオードD2 →静電容量CL2→トランジスタ
Q23→接地ラインGの経路で放電電流が流れるとともに
接地ラインG→ダイオードD4 →静電容量CL3→トラン
ジスタQ23→接地ラインGの経路で放電電流が流れ、静
電容量CL2,CL3の放電が行われる。この充電及び放電
により、電極b、c間のピエゾ圧電素子及び電極c、d
間のピエゾ圧電素子が歪み、これにより、インク室が一
旦膨脹した後、元の状態に戻り、インク室内に圧力がか
かってインクがノズルから噴射されることになる。
【0006】しかし、このヘッド駆動装置では、各電極
a,b,c,d,e,…がVdd電源端子に接続するか、
接地ラインGに接続するか、又は開放状態になるかの3
つの選択しかなく、このため、電極間のピエゾ圧電素子
に与える電圧波形の自由度が小さいという問題がある。
このため、図11に示すように、波形発生器6を設け、
この波形発生器6からヘッド駆動回路7のVdd電源端子
と接地ラインGとの間に与える電圧波形を変化できるよ
うにして電極間のピエゾ圧電素子に与える電圧波形の自
由度を大きくしている。
【0007】また、特開平6−286136号公報のヘ
ッド駆動装置も知られている。これは、図12に示すよ
うに、Vdd電源端子と各電極a,b,c,d,e,…と
の間にPNP型トランジスタT11,T12,T13,T14,
T15,…をそれぞれ抵抗R11,R12,R13,R14,R1
5,…を介して接続し、各電極a,b,c,d,e,…
と接地ラインGとの間にNPN型トランジスタT21,T
22,T23,T24,T25,…をそれぞれ抵抗R21,R22,
R23,R24,R25,…を介して接続している。そして、
トランジスタT11,T12,T13,T14,T15,…をそれ
ぞれNPN型トランジスタT31,T32,T33,T34,T
35,…のオン、オフ動作により、オン、オフ動作するよ
うになっている。
【0008】このヘッド駆動装置は、抵抗R11,R12,
R13,R14,R15,…により電圧波形の立上がりを制御
し、抵抗R21,R22,R23,R24,R25,…により電圧
波形の立下がりを制御できる。また、ある電極に対応す
るトランジスタ、例えば、トランジスタT13とトランジ
スタT23を同時にオンすることで電極cに対してVdd電
圧を抵抗R13と抵抗R23とで分圧した電圧を印加でき
る。このようにして電極間のピエゾ圧電素子に与える電
圧波形の自由度を大きくしている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、波形発生器6
は、回路構成が複雑であり、このため、各ノズルに対応
して波形発生器を設けることはなく、複数のノズルに対
して1つの波形発生器を使用することになり、各ノズル
毎にピエゾ圧電素子に与える電圧波形を変化させること
ができない問題がある。
【0010】また、特開平6−286136号公報のも
のでは、例えば電圧波形の立上がり、立下がりを急俊に
しようと抵抗R11,R12,R13,R14,R15,…及び抵
抗R21,R22,R23,R24,R25,…の抵抗値を小さく
すると、電極への印加電位を中間電位にするため対応す
るトランジスタT11,T12,T13,T14,T15,…及び
トランジスタT21,T22,T23,T24,T25,…を同時
にオンすると、大きな電流が流れて抵抗の発熱や消費電
力の増大という問題が生じる。このため、電圧波形の立
上がり、立下がりを急俊にすることが難しいと言う問題
がある。
【0011】そこで、請求項1記載の発明は、電極間の
ピエゾ圧電素子に与える電圧波形の自由度を大きくで
き、しかも、ピエゾ圧電素子に与える電圧波形を各電極
毎に調整でき、従って、ノズル毎の階調表現やノズル間
の濃度補正が容易にできるインクジェットプリンタのヘ
ッド駆動装置を提供する。
【0012】また、請求項2記載の発明は、電極間のピ
エゾ圧電素子に与える電圧波形の自由度を大きくでき、
しかも、ピエゾ圧電素子に与える電圧波形を各電極毎に
調整でき、従って、ノズル毎の階調表現やノズル間の濃
度補正が容易にでき、さらに回路構成を簡単化できるイ
ンクジェットプリンタのヘッド駆動装置を提供する。
【0013】さらに、請求項3記載の発明は、電極間の
ピエゾ圧電素子に与える電圧波形の自由度を大きくで
き、しかも、ピエゾ圧電素子に与える電圧波形を各電極
毎に調整でき、従って、ノズル毎の階調表現やノズル間
の濃度補正が容易にでき、さらに、電圧波形の立上が
り、立下がりを急俊にすることも容易にできるインクジ
ェットプリンタのヘッド駆動装置を提供する。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
ピエゾ圧電素子の隔壁で隔てられ、それぞれ電極を設け
たインク室を並べて形成し、各電極間にピエゾ圧電素子
による静電容量を形成したインクジェットヘッドと、第
1の電源端子と各電極との間にそれぞれ接続した複数の
第1の半導体スイッチング素子と、各電極と第1の電源
端子の電位よりも低い電位の第2の電源端子との間にそ
れぞれ接続した複数の双方向スイッチング回路と、各電
極と前記第2の電源端子の電位よりも低い電位の第3の
電源端子との間にそれぞれ接続した複数の第2の半導体
スイッチング素子とを備え、所定のインク室の電極に接
続した第1の半導体スイッチング素子を導通制御すると
ともにこの所定のインク室の電極に接続した双方向スイ
ッチング回路及び第2の半導体スイッチング素子を非導
通制御し、かつ、この所定のインク室と隣合うインク室
の電極に接続した第1の半導体スイッチング素子及び第
2の半導体スイッチング素子を非導通制御するとともに
この所定のインク室と隣合うインク室の電極に接続した
双方向スイッチング回路を導通制御し、これにより所定
のインク室の電極と隣合うインク室の電極との間の静電
容量を充電し、また、所定のインク室の電極に接続した
第1の半導体スイッチング素子及び双方向スイッチング
回路を非導通制御するとともにこの所定のインク室の電
極に接続した第2の半導体スイッチング素子を導通制御
し、かつ、この所定のインク室と隣合うインク室の電極
に接続した第1の半導体スイッチング素子を非導通制御
するとともにこの所定のインク室と隣合うインク室の電
極に接続した双方向スイッチング回路を導通制御し、こ
れにより所定のインク室の電極と隣合うインク室の電極
との間の静電容量を逆充電し、さらに、所定のインク室
の電極に接続した第1の半導体スイッチング素子及び第
2の半導体スイッチング素子を非導通制御するとともに
この所定のインク室の電極に接続した双方向スイッチン
グ回路を導通制御し、かつ、この所定のインク室と隣合
うインク室の電極に接続した第1の半導体スイッチング
素子及び第2の半導体スイッチング素子を非導通制御す
るとともにこの所定のインク室と隣合うインク室の電極
に接続した双方向スイッチング回路を導通制御し、これ
により所定のインク室の電極と隣合うインク室の電極と
の間の静電容量を放電し、この充電、逆充電及び放電動
作により所定のインク室の隔壁を構成するピエゾ圧電素
子を歪ませてこの所定のインク室に圧力を与え、このイ
ンク室内のインクをノズルから噴射するものである。
【0015】この発明においては、第1〜第3の電源端
子からの電位に対して第1、第2のの半導体スイッチン
グ素子及び双方向スイッチング回路を選択的に導通、非
導通制御することで、所定のインク室の電極と隣合うイ
ンク室の電極との間の静電容量に印加する電圧波形を変
化させて充電、逆充電及び放電動作ができ自由度を高め
ることができる。
【0016】請求項2記載の発明は、請求項1記載のイ
ンクジェットプリンタのヘッド駆動装置において、双方
向スイッチング回路をMOSトランスファゲートで構成
したものである。
【0017】請求項3記載の発明は、請求項1記載のイ
ンクジェットプリンタのヘッド駆動装置において、第1
の半導体スイッチング素子、第2の半導体スイッチング
素子及び双方向スイッチング回路のうち、少なくとも1
つのオン抵抗を他のオン抵抗と異ならせたものである。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。 (第1の実施の形態)図1はインクジェットヘッドの構
成を示し、ピエゾ圧電部材11に所定の間隔を開けて複
数の凹状の溝を形成し、この各溝の上に天板12を固定
し、各溝部でインク室13を形成している。そして、各
インク室13内の側壁から底面にわたって電極14をそ
れぞれ配置している。前記各インク室13の手前側前方
にはノズル(図示せず)を設け、後方にはインク補給口
(図示せず)を設けている。このヘッドは、各電極14
間にピエゾ圧電部材11が介在することになり、この各
電極14間に介在するピエゾ圧電部材11の部分が各イ
ンク室13を隔てる隔壁を構成するピエゾ圧電素子15
になっている。各ピエゾ圧電素子15は図中矢印で示す
ように上方向に分極している。
【0019】このインクジェットヘッドは、図1の(a)
に示すように、電極14を接地している状態で、図1の
(b) に示すように、ある電極14にプラス電圧を印加す
ると、この電極14と隣接する電極14との間のピエゾ
圧電素子15がこの電極14を設けたインク室13を膨
脹するように外側に歪む。逆に、図1の(c) に示すよう
に、ある電極14にマイナス電圧を印加すると、この電
極14と隣接する電極14との間のピエゾ圧電素子15
がこの電極14を設けたインク室13を圧縮するように
内側に歪む。
【0020】従って、このインクジェットヘッドは、図
1の(a) 、(b) 、(c) の3つの状態のうち、少なくとも
図1の(a) の状態を含む2つの状態にインク室13を変
化させることでノズル(オリフィス面)からインクが噴
射できることになる。噴射するインク滴の量、速度、形
状、安定性等は(a) 、(b) 、(c) の3つの状態の状態変
化の順序、保持時間、変化速度、歪み量の組合わせで定
まり、通常は実験により最適な条件を求める。また、階
調表現のためや用紙、インク、ヘッド等の特性差を補償
する目的でインク滴の量、速度、形状、安定性等を変化
させるために駆動条件を調整する必要もある。
【0021】このような構成のマルチノズルインクジェ
ットヘッドを駆動する駆動装置は、図2に示す構成にな
っている。すなわち、インクジェットヘッドは、各電極
141 ,142 ,143 ,144 ,145 ,…間にピエ
ゾ圧電素子15からなる各静電容量151 ,152 ,1
53 ,154 ,…をそれぞれ直列に接続した回路で示さ
れる。
【0022】この回路に対し、第1の電源端子であるV
dd電圧を印加するVdd電源端子と前記各電極141 ,1
42 ,143 ,144 ,145 ,…との間に第1の半導
体スイッチング素子であるPチャンネルのMOS型電界
効果トランジスタ211 ,212 ,213 ,214 ,2
15 ,…をそれぞれ接続し、前記各電極141 ,142
,143 ,144 ,145 ,…と第2の電源端子であ
るVdd電圧よりも低いVss2 電圧を印加するVss2 電源
端子との間に双方向スイッチング回路を構成するMOS
トランスファゲート221 ,222 ,223 ,224 ,
225 ,…をそれぞれ接続し、前記各電極141 ,14
2 ,143 ,144 ,145 ,…と第3の電源端子であ
るVss2 電圧よりも低いVss1 電圧を印加するVss1 電
源端子との間にNチャンネルのMOS型電界効果トラン
ジスタ231 ,232 ,233 ,234 ,235 ,…を
それぞれ接続している。
【0023】前記電界効果トランジスタ211 ,212
,213 ,214 ,215 ,…はサブストレートをVd
d電源端子に接続し、前記MOSトランスファゲート2
21 ,222 ,223 ,224 ,225 ,…及び電界効
果トランジスタ231 ,232,233 ,234 ,235
,…はサブストレートを前記Vss1 電源端子に接続し
ている。前記電界効果トランジスタ211 ,212 ,2
13 ,214 ,215 ,…のゲート端子に対してインバ
ータ241 ,242 ,243 ,244 ,245 ,…を介
して駆動信号を供給するようになっている。
【0024】このヘッド駆動装置において、例えば、図
1の(a) に示すインク室Bからインクを噴射させる場合
を述べる。定常状態では、インバータ241 ,242 ,
243 ,244 ,245 ,…を介して電界効果トランジ
スタ211 ,212 ,213,214 ,215 ,…のゲ
ート端子にローレベルの駆動信号が供給され、電界効果
トランジスタ211 ,212 ,213 ,214 ,215
,…はオフ状態になっている。また、MOSトランス
ファゲート221 ,222 ,223 ,224 ,225 ,
…のゲート端子にハイレベルの駆動信号が供給され、こ
のMOSトランスファゲート221 ,222 ,223 ,
224 ,225 ,…はオン状態になっている。これによ
り、各静電容量151 ,152 ,153 ,154 ,…は
放電状態になっている。また、電界効果トランジスタ2
31 ,232 ,233 ,234 ,235 ,…はオフ状態
になっている。このときのインクジェットヘッドは図1
の(a) の状態にある。
【0025】この状態で、インバータ243 を介して電
界効果トランジスタ213 のゲートにハイレベルの駆動
信号を供給するとともにMOSトランスファゲート22
3 のゲートにローレベルの駆動信号を供給し、電界効果
トランジスタ213 をオン、MOSトランスファゲート
223 をオフする。これにより、Vdd電源端子とVss2
電源端子との間に電界効果トランジスタ213 及びMO
Sトランスファゲート222 を介して静電容量152 が
接続されるとともに電界効果トランジスタ213 及びM
OSトランスファゲート224 を介して静電容量153
が接続され、この静電容量152 ,153 が充電され
る。このときの充電経路は、Vdd→電界効果トランジス
タ213 →電極143 →静電容量152 →電極142 →
MOSトランスファゲート222 →Vss2 、及びVdd→
電界効果トランジスタ213 →電極143 →静電容量1
53 →電極144 →MOSトランスファゲート224 →
Vss2 である。
【0026】この充電により、電極142 と143 との
間のピエゾ圧電素子15及び電極143 と144 との間
のピエゾ圧電素子15がインク室Bから見て外側に歪
み、図1の(b) の状態になる。この状態で、電界効果ト
ランジスタ213 をオフ状態、MOSトランスファゲー
ト223 をオフ状態にして、電界効果トランジスタ23
3 をオン状態にすると、今度は静電容量152 ,153
が逆充電される。このときの充電経路は、Vss2 →MO
Sトランスファゲート222 →電極142 →静電容量1
52 →電極143 →電界効果トランジスタ233 →Vss
1 、及びVss2 →MOSトランスファゲート224 →電
極144 →静電容量153 →電極143 →電界効果トラ
ンジスタ233 →Vss1 である。
【0027】この逆充電により、電極142 と143 と
の間のピエゾ圧電素子15及び電極143 と144 との
間のピエゾ圧電素子15がインク室Bから見て内側に歪
み、図1の(c) の状態になる。
【0028】直前の状態が図1の(b) の状態のときに、
MOSトランスファゲート223 をオン状態にすると、
静電容量152 →電極143 →MOSトランスファゲー
ト223 →MOSトランスファゲート222 →電極14
2 →静電容量152 の閉ループにより静電容量152 が
放電し、また、静電容量153 →電極143 →MOSト
ランスファゲート223 →MOSトランスファゲート2
24 →電極144 →静電容量153 の閉ループにより静
電容量153 が放電する。これにより、インク室Bが図
1の(b) の状態から(a) の状態に戻る。
【0029】また、直前の状態が図1の(c) の状態のと
きに、MOSトランスファゲート223 をオン状態にす
ると、静電容量152 →電極142 →MOSトランスフ
ァゲート222 →MOSトランスファゲート223 →電
極143 →静電容量152 の閉ループにより静電容量1
52 が放電し、また、静電容量153 →電極144 →M
OSトランスファゲート224 →MOSトランスファゲ
ート223 →電極143 →静電容量153 の閉ループに
より静電容量153 が放電する。これにより、インク室
Bが図1の(c) の状態から(a) の状態に戻る。
【0030】このように、Vdd>Vss2 >Vss1 という
3つの電源を使用し、電界効果トランジスタ211 ,2
12 ,213 ,214 ,215 ,…、MOSトランスフ
ァゲート221 ,222 ,223 ,224 ,225 ,…
及び電界効果トランジスタ231 ,232 ,233 ,2
34 ,235 ,…を選択的にオン、オフ動作させること
で、インク室13を図1の(a) の状態から(b) の状態、
(c) の状態を経由して(a) の状態に戻す制御、図1の
(a) の状態から(b) の状態のみを経由して(a) の状態に
戻す制御、図1の(a) の状態から(c) の状態のみを経由
して(a) の状態に戻す制御など各種の組合わせ制御がで
き、電極14間のピエゾ圧電素子15に与える電圧波形
に大きな自由度を持たせることができる。これにより、
ピエゾ圧電素子15の歪の速度や状態を調節できる。従
って、ノズルからのインク噴射量を各ノズル毎に最適に
調節することができ、ノズル間の濃度補正が容易にで
き、また、インク噴射量を変化させて各ノズル毎の階調
表現が容易にできる。また、双方向スイッチング回路を
MOSトランスファゲートにより構成しているので回路
構成が簡単化できる。
【0031】図3は、図2のヘッド駆動装置を含む制御
部全体の構成を示すブロック図である。この制御部は、
印刷すべきデータをシリアルデータとしてシフトクロッ
クに同期してシフトレジスタ31に格納する。このシフ
トレジスタ31に格納したシリアルデータは各ノズル毎
に4ビットの階調データが対応し、ラッチパルスによ
り、この4ビットの階調データを4bitラッチ回路3
21 ,322 ,323 ,324 ,325 でそれぞれラッ
チするようになっている。このラッチにより次の印刷す
べきデータを前記シフトレジスタ31に格納することが
できる。
【0032】前記各ラッチ回路321 ,322 ,323
,324 ,325 にラッチした4ビットの階調データ
を16to1セレクタ331 ,332 ,333 ,334
,335 にそれぞれ供給している。この各セレクタ3
31 ,332 ,333 ,334 ,335 は、入力した階
調データの値に基づいて別途入力される16本のタイミ
ングパルス列の中から1つを選択して出力するようにな
っている。そして、選択したタイミングパルスを2bi
tシーケンサ341 ,342 ,343 ,344 ,345
にそれぞれ供給している。なお、16本のタイミングパ
ルス列のうちの1本は無印刷のための無信号データ
「0」になっている。残りの15本は各階調に対応して
それぞれ適当な量のインクが噴射されるような手順とタ
イミングで2bitシーケンサ341 ,342 ,343
,344 ,345 を制御するように予め定めたパルス
列になっている。
【0033】前記各2bitシーケンサ341 ,342
,343 ,344 ,345 は入力したタイミングパル
スからシーケンサクロックに同期して「0,0」「0,
1」「1,0」「1,1」の4状態の順序と時間の情報
を含む制御タイミングデータB1,B2に変換するよう
になっている。そして、この各シーケンサ341 ,34
2 ,343 ,344 ,345 からの制御タイミングデー
タB1,B2を複数のアンドゲートからなるデマルチプ
レクサ35により、奇数ノズル又は偶数ノズルに割り当
てるようになっている。すなわち、前記デマルチプレク
サ35は、奇数選択信号ODDにより各シーケンサ34
1 ,342 ,343 ,344 ,345 からの制御タイミ
ングデータB1,B2を信号A11,A21、A13,A23、
A15,A25、A17,A27、A19,A29として奇数ノズル
に対応したデコーダ361 ,362,363 ,364 ,
365 にそれぞれ供給し、偶数選択信号EVENにより
各シーケンサ341 ,342 ,343 ,344 ,345
からの制御タイミングデータB1,B2を信号A12,A
22、A14,A24、A16,A26、A18,A28、A110 ,A
210 として偶数ノズルに対応したデコーダ371 ,37
2 ,373 ,374 ,375 にそれぞれ供給するように
なっている。なお、奇数選択信号ODDを入力したとき
の偶数ノズルに対応したデコーダ371 ,372 ,37
3 ,374 ,375 及び偶数選択信号EVENを入力し
たときの奇数ノズルに対応したデコーダ361 ,362
,363 ,364 ,365 には信号「0,0」が与え
られるようになっている。
【0034】前記デコーダ361 〜365 及び371 〜
375 は、図4に示すように、3個の2入力アンドゲー
ト38,39,40と2個のインバータ41,42から
なり、前記デマルチプレクサ35からの2ビット信号A
1x,A2xのうち、信号A1xをアンドゲート40に直接入
力するとともにインバータ41を介してアンドゲート3
8,39に入力し、信号A2xをアンドゲート38,40
に直接入力するとともにインバータ42を介してアンド
ゲート39に入力している。そして、アンドゲート38
から信号S1x(但し、x=1,2,3…)を出力し、ア
ンドゲート39から信号S2x(但し、x=1,2,3
…)を出力し、アンドゲート40から信号S3x(但し、
x=1,2,3…)を出力するようになっている。
【0035】前記各アンドゲート38,39,40から
の信号S1x,S2x,S3xを駆動信号としてヘッド駆動装
置43に供給している。前記ヘッド駆動装置43は、前
述した図2と同一の回路構成で、それぞれ電界効果トラ
ンジスタ21、MOSトランスファゲート22、電界効
果トランジスタ23、インバータ24からなる駆動回路
を各電極141 〜1410に対応して設けている。そし
て、前記各デコーダ361 〜365 及び371 〜375
からの駆動信号S1x,S2x,S3xを各駆動回路のインバ
ータ24、MOSトランスファゲート22、電界効果ト
ランジスタ23にそれぞれ供給している。すなわち、駆
動信号S11をインバータ241 に供給し、駆動信号S21
をMOSトランスファゲート221 に供給し、駆動信号
S31を電界効果トランジスタ231 に供給している。ま
た、駆動信号S12をインバータ242 に供給し、駆動信
号S22をMOSトランスファゲート222 に供給し、駆
動信号S32を電界効果トランジスタ232 に供給してい
る。また、駆動信号S13をインバータ243 に供給し、
駆動信号S23をMOSトランスファゲート223 に供給
し、駆動信号S33を電界効果トランジスタ233 に供給
している。また、駆動信号S14をインバータ244 に供
給し、駆動信号S24をMOSトランスファゲート224
に供給し、駆動信号S34を電界効果トランジスタ234
に供給している。また、駆動信号S15をインバータ24
5 に供給し、駆動信号S25をMOSトランスファゲート
225 に供給し、駆動信号S35を電界効果トランジスタ
235 に供給している。なお、駆動信号S16〜,S26
〜,S36〜についても同様である。
【0036】前記各駆動回路の出力端子は各静電容量1
51 〜159 に接続した電極141〜1410に接続して
いる。前記各デコーダ361 〜365 、371 〜375
の入出力関係を真値表で示すとともにそのときのヘッド
駆動装置43の出力状態を示すと下表に示すようにな
る。
【0037】
【表1】
【0038】この表からも分かるように、信号A1x=
0、A2x=0のときには、駆動信号S1X=L(ローレベ
ル)、S2X=H(ハイレベル)、S3X=L(ローレベ
ル)となり、このときには対応する電極に対してVss2
電圧を印加し、信号A1x=0、A2x=1のときには、駆
動信号S1X=H、S2X=L、S3X=Lとなり、このとき
には対応する電極に対してVdd電圧を印加し、信号A1x
=1、A2x=0のときには、駆動信号S1X=L、S2X=
L、S3X=Lとなり、このときには対応する電極に対す
る電圧の印加がオフになり、信号A1x=1、A2x=1の
ときには、駆動信号S1X=L、S2X=L、S3X=Hとな
り、このときには対応する電極に対してVss1 電圧を印
加することになる。
【0039】このような構成の制御部においては、例え
ばシフトレジスタ31に奇数番目のノズル、すなわち、
奇数番目のインク室を駆動するための4ビットの階調デ
ータを格納した後、4bitラッチ回路321 〜325
でそれぞれラッチする。そして、このラッチした階調デ
ータを16to1セレクタ331 〜335 にそれぞれ供
給して1本のタイミングパルスに変換する。各セレクタ
331 〜335 からのタイミングパルスを2bitシー
ケンサ341 〜345 にそれぞれ供給して制御タイミン
グデータB1,B2に変換する。各シーケンサ341 〜
345 からの制御タイミングデータB1,B2をデマル
チプレクサ35に供給し、デマルチプレクサ35は各シ
ーケンサ341 〜345 からの制御タイミングデータB
1,B2を信号A1X,A2xとして奇数番目のノズルに対
応したデコーダ361 〜365 にそれぞれ供給する。そ
して、各デコーダ361 〜365 からの駆動信号S11,
S21,S31、S13,S23,S33、S15,S25,S35、S
17,S27,S37、S19,S29,S39によりヘッド駆動装
置43の該当する駆動回路内の電界効果トランジスタ2
1、MOSトランスファゲート22、電界効果トランジ
スタ23が選択的に駆動される。これにより、各静電容
量151 〜159 が選択的に充電、逆充電あるいは放電
制御され、各インク室の隔壁を構成するピエゾ圧電素子
が歪動作されて所望のインク室に圧力が与えられ奇数番
目のノズルから階調データに応じた所定量のインクが選
択的に噴射することになる。
【0040】次に、シフトレジスタ31に偶数番目のノ
ズル、すなわち、偶数番目のインク室を駆動するための
4ビットの階調データを格納した後、4bitラッチ回
路321 〜325 でそれぞれラッチする。そして、この
ラッチした階調データを16to1セレクタ331 〜3
35 にそれぞれ供給して1本のタイミングパルスに変換
する。各セレクタ331 〜335 からのタイミングパル
スを2bitシーケンサ341 〜345 にそれぞれ供給
して制御タイミングデータB1,B2に変換する。各シ
ーケンサ341 〜345 からの制御タイミングデータB
1,B2をデマルチプレクサ35に供給し、デマルチプ
レクサ35は各シーケンサ341 〜345 からの制御タ
イミングデータB1,B2を信号A1X,A2xとして偶数
番目のノズルに対応したデコーダ371 〜375 にそれ
ぞれ供給する。そして、各デコーダ371 〜375 から
の駆動信号S12,S22,S32、S14,S24,S34、S1
6,S26,S36、S18,S28,S38、S110 ,S210 ,
S310 によりヘッド駆動装置43の該当する駆動回路内
の電界効果トランジスタ21、MOSトランスファゲー
ト22、電界効果トランジスタ23が選択的に駆動され
る。これにより、各静電容量151 〜159 が選択的に
充電、逆充電あるいは放電制御され、各インク室の隔壁
を構成するピエゾ圧電素子が歪動作されて所望のインク
室に圧力が与えられ偶数番目のノズルから階調データに
応じた所定量のインクが選択的に噴射することになる。
【0041】このように、インク室とインク室を区切る
隔壁のピエゾ圧電素子を歪動作させてインク室内のイン
クを噴射させるヘッドでは、連続したインク室が同時に
動作することはなく、奇数番目のインク室と偶数番目の
インク室が交互に駆動されて該当するノズルからインク
が噴射されることになる。このようにして、奇数番目の
ノズルと偶数番目のノズルが交互に駆動されて印刷が行
われる。
【0042】(第2の実施の形態)なお、前述した第1
の実施の形態と同一の部分には同一の符号を付して詳細
な説明は省略する。これは、図5に示すように、第1の
実施の形態におけるMOS型電界効果トランジスタ21
1 ,212 ,213 ,214 ,215 ,…、231 ,2
32 ,233 ,234 ,235 ,…及びMOSトランス
ファゲート221 ,222 ,223,224 ,225 ,
…を全てバイポーラトランジスタに置き換えたものであ
る。すなわち、PチャンネルのMOS型電界効果トラン
ジスタ211 ,212 ,213 ,214 ,215 ,…に
代えてPNP型トランジスタ511 ,512 ,513,
514 ,515 ,…を使用し、この各トランジスタ51
1 ,512 ,513 ,514 ,515 ,…のベース電流
をNPN型トランジスタ521 ,522 ,523 ,52
4 ,525 ,…でそれぞれ制御するようになっている。
【0043】また、NチャンネルのMOS型電界効果ト
ランジスタ231 ,232 ,233,234 ,235 ,
…に代えてNPN型トランジスタ531 ,532 ,53
3 ,534 ,535 ,…を使用し、この各トランジスタ
531 ,532 ,533 ,534 ,535 ,…のベース
電流をPNP型トランジスタ541 ,542 ,543,
544 ,545 ,…でそれぞれ制御するようになってい
る。
【0044】また、MOSトランスファゲート221 ,
222 ,223 ,224 ,225 ,…に代えて、NPN
型トランジスタ551 ,552 ,553 ,554 ,55
5 ,…とダイオード561 ,562 ,563 ,564 ,
565 ,…の直列回路とPNP型トランジスタ571 ,
572 ,573 ,574 ,575 ,…とダイオード58
1 ,582 ,583 ,584 ,585 ,…の直列回路と
の並列回路からなる双方向スイッチング回路を使用して
いる。
【0045】そして、駆動信号S11,S12,S13,S1
4,S15,…を前記NPN型トランジスタ521 ,522
,523 ,524 ,525 ,…のベースにそれぞれ供
給し、駆動信号S31,S32,S33,S34,S35,…をイ
ンバータ591 ,592 ,593 ,594 ,595 ,…
を介して前記PNP型トランジスタ541 ,542 ,5
43 ,544 ,545 ,…のベースにそれぞれ供給して
いる。
【0046】また、駆動信号S21,S22,S23,S24,
S25,…を前記NPN型トランジスタ551 ,552 ,
553 ,554 ,555 ,…のベースにそれぞれ供給す
るとともにPNP型トランジスタ601 ,602 ,60
3 ,604 ,605 ,…で反転して前記PNP型トラン
ジスタ571 ,572 ,573 ,574 ,575 ,…の
ベースにそれぞれ供給している。このようにMOS型電
界効果トランジスタに代えてバイポーラトランジスタを
使用しトランジスタのオン抵抗を小さくすることによ
り、電極14間のピエゾ圧電素子15に与える電圧波形
の立上がり、立下がりを容易に急俊にできる。
【0047】なお、この実施の形態においてもVdd>V
ss2 >Vss1 という3つの電源を使用し、NPN型トラ
ンジスタ511 ,512 ,513 ,514 ,515 ,
…、NPN型トランジスタ541 ,542 ,543 ,5
44 ,545 ,…、NPN型トランジスタ551 ,55
2 ,553 ,554 ,555 ,…及びPNP型トランジ
スタ571 ,572 ,573 ,574 ,575 ,…を選
択的にオン、オフ動作させることで、インク室13を図
1の(a) の状態から(b) の状態、(c) の状態を経由して
(a) の状態に戻す制御、図1の(a) の状態から(b) の状
態のみを経由して(a) の状態に戻す制御、図1の(a) の
状態から(c) の状態のみを経由して(a) の状態に戻す制
御など各種の組合わせ制御ができ、電極14間のピエゾ
圧電素子15に与える電圧波形に大きな自由度を持たせ
ることができる。
【0048】なお、双方向スイッチング回路を構成する
NPN型トランジスタ551 ,552 ,553 ,554
,555 ,…及びPNP型トランジスタ571 ,572
,573 ,574 ,575 ,…の逆方向のhfeが充分
に小さい場合はダイオード561 ,562 ,563 ,5
64 ,565 ,…及びダイオード581 ,582 ,58
3 ,584 ,585 ,…を省略してもよい。
【0049】(第3の実施の形態)なお、前述した第1
の実施の形態と同一の部分には同一の符号を付して詳細
な説明は省略する。これは、図6に示すように、第1の
実施の形態におけるMOS型電界効果トランジスタ21
1 ,212 ,213 ,214 ,215 ,…の回路を定電
流回路で構成したものである。すなわち、Pチャンネル
のMOS型電界効果トランジスタ611 ,612 ,61
3 ,614 ,615 ,…、621 ,622 ,623 ,6
24,625 ,…、631 ,632 ,633 ,634 ,
635 ,…及び抵抗641 ,642 ,643 ,644 ,
645 ,…によりカレントミラーの定電流回路を構成し
ている。そして、この各定電流回路をMOS型電界効果
トランジスタ651 ,652 ,653 ,654 ,655
,…により、オン、オフ制御するようになっている。
他の構成は第1の実施の形態と同一である。
【0050】この実施の形態では、電界効果トランジス
タ611 ,612 ,613 ,614,615 ,…に流れ
る電流値はAdj端子に与える電圧に比例した値で上限が
定められる。電界効果トランジスタ651 ,652 ,6
53 ,654 ,655 ,…は各定電流回路のオン、オフ
をノズル毎に行うもので、駆動信号S11,S12,S13,
S14,S15,…がローレベルのときは電界効果トランジ
スタ651 ,652 ,653 ,654 ,655 ,…がオ
ンし、これにより、電界効果トランジスタ611 ,61
2 ,613 ,614 ,615 ,…がオフする。また、駆
動信号S11,S12,S13,S14,S15,…がハイレベル
になると、電界効果トランジスタ651,652 ,653
,654 ,655 ,…がオフするので、該当する定電
流回路が動作するようになる。例えば、駆動信号S13が
ハイレベルになると、電界効果トランジスタ653 がオ
フし、電界効果トランジスタ613 、623 、633 及
び抵抗643 からなる定電流回路が動作するようにな
る。
【0051】この定電流回路は、次の目的で使用され
る。1つは、第1図のインク室(B)13が(a) の状態
から(b) の状態に移行する時、インク室(B)の両壁面
があまり急俊に動作すると、隣接するインク室(A)、
(C)に大きな圧力が加わってインク室(A)、(C)
から不必要なインクが噴射されてしまう。そこで、イン
ク室(B)の電極14に対するプラス電圧の印加を定電
流回路により徐々に行う。これにより、インク室(B)
の両壁面を形成するピエゾ圧電素子15はゆっくりと歪
む。従って、インク室(A)、(C)に大きな圧力が加
わることがなく、インク室(A)、(C)から不必要な
インクが噴射されることはない。
【0052】また、もう1つは、第1図のインク室
(B)13が(a) の状態から(b) の状態に移行する時、
インク室(B)の両壁面があまり急俊に動作すると、イ
ンク室(B)内でインクが圧力振動を引き起こす。イン
ク噴射の手順によっては、この圧力振動を積極的に利用
することもあるが、逆にこの圧力振動がインク噴射の邪
魔になる場合もある。このような場合に、定電流回路に
よりインク室(B)の両壁面を形成するピエゾ圧電素子
15をゆっくりと歪ませて圧力振動を小さく抑える。
【0053】なお、この実施の形態においてもVdd>V
ss2 >Vss1 という3つの電源を使用し、電界効果トラ
ンジスタ611 ,612 ,613 ,614 ,615 ,
…、231 ,232 ,233 ,234 ,235 ,…及び
MOSトランスファゲート221 ,222 ,223 ,2
24 ,225 ,…を選択的にオン、オフ動作させること
で、インク室を図1の(a) の状態から(b) の状態、(c)
の状態を経由して(a) の状態に戻す制御、図1の(a) の
状態から(b) の状態のみを経由して(a) の状態に戻す制
御、図1の(a) の状態から(c) の状態のみを経由して
(a) の状態に戻す制御など各種の組合わせ制御ができ、
電極14間のピエゾ圧電素子15に与える電圧波形に大
きな自由度を持たせることができる。
【0054】(第4の実施の形態)なお、前述した第1
の実施の形態と同一の部分には同一の符号を付して詳細
な説明は省略する。これは、図7に示すように、MOS
型電界効果トランジスタの一部をバイポーラトランジス
タに置き換え、また、第1の電源端子をVdd2 電源端
子、第2の電源端子をVdd1 電源端子、第3の電源端子
をVss電源端子としている。なお、Vdd2 >Vdd1 >V
ssで、Vdd2 、Vdd1 はプラス電圧、Vssはマイナス電
圧になっている。
【0055】すなわち、PチャンネルのMOS型電界効
果トランジスタ211 ,212 ,213 ,214 ,21
5 ,…に代えてNPN型トランジスタ711 ,712 ,
713 ,714 ,715 ,…を使用し、この各トランジ
スタ711 ,712 ,713,714 ,715 ,…のベ
ース電流をPチャンネルのMOS型電界効果トランジス
タ721 ,722 ,723 ,724 ,725 ,…でそれ
ぞれ制御するようになっている。
【0056】また、MOSトランスファゲート221 ,
222 ,223 ,224 ,225 ,…に代えて、NPN
型トランジスタ731 ,732 ,733 ,734 ,73
5 ,…とダイオード741 ,742 ,743 ,744 ,
745 ,…の直列回路とNPN型トランジスタ751 ,
752 ,753 ,754 ,755 ,…とダイオード76
1 ,762 ,763 ,764 ,765 ,…の直列回路と
の並列回路からなる双方向スイッチング回路を使用して
いる。そして、前記各トランジスタ731 ,732 ,7
33 ,734 ,735 ,…のベース電流をNチャンネル
のMOS型電界効果トランジスタ771 ,772 ,77
3 ,774 ,775 ,…でそれぞれ制御し、前記各トラ
ンジスタ751 ,752 ,753 ,754 ,755 ,…
のベース電流をNチャンネルのMOS型電界効果トラン
ジスタ781 ,782 ,783 ,784 ,785 ,…で
それぞれ制御するようになっている。
【0057】そして、駆動信号S11,S12,S13,S1
4,S15,…をインバータ241 ,242 ,243 ,2
44 ,245 ,…を介して電界効果トランジスタ721
,722 ,723 ,724 ,725 ,…のゲートにそ
れぞれ供給し、駆動信号S21,S22,S23,S24,S2
5,…を前記電界効果トランジスタ771 ,772 ,7
73,774 ,775 ,…及び781 ,782 ,783
,784 ,785 ,…のゲートにそれぞれ供給し、駆
動信号S31,S32,S33,S34,S35,…を電界効果ト
ランジスタ231 ,232 ,233 ,234 ,235 ,
…のゲートにそれぞれ供給している。
【0058】このように、第1の半導体スイッチング素
子をバイポーラトランジスタ711,712 ,713 ,
714 ,715 ,…で構成し、双方向スイッチング回路
をバイポーラトランジスタ731 ,732 ,733 ,7
34 ,735 ,…及び751,752 ,753 ,754
,755 ,…で構成し、第2の半導体スイッチング素
子のみをMOS型電界効果トランジスタ231 ,232
,233 ,234 ,235 ,…で構成しているので、
静電容量151 ,152 ,153 ,154 ,155,…
をマイナス方向(Vss電位)に充電する場合はオン抵抗
の大きなMOS型電界効果トランジスタ231 ,232
,233 ,234 ,235 ,…を使用してゆっくり行
い、プラス方向(Vdd2 電位)に充電する場合及びVdd
1 電位に放電する場合はオン抵抗の小さいバイポーラト
ランジスタを使用して急俊に行う。
【0059】このようにしても第1図のインク室(B)
13が(a) の状態から(b) の状態に移行する時だけイン
ク室(B)の両壁面が歪む速度がゆっくりとなってイン
ク室(A)、(C)から不必要なインクが噴射するのを
防止する。また、電圧波形の立上がり、立下がりを急俊
にすることも容易にできる。
【0060】なお、この実施の形態においてもVdd2 >
Vdd1 >Vssという3つの電位を持つ電源を使用し、N
PN型トランジスタ711 ,712 ,713 ,714 ,
715 ,…、731 ,732 ,733 ,734 ,735
,…、751 ,752 ,753 ,754 ,755 ,…
及びMOS型電界効果トランジスタ231 ,232 ,2
33 ,234 ,235 ,…を選択的にオン、オフ動作さ
せることで、インク室を図1の(a) の状態から(b) の状
態、(c) の状態を経由して(a) の状態に戻す制御、図1
の(a) の状態から(b) の状態のみを経由して(a) の状態
に戻す制御、図1の(a) の状態から(c) の状態のみを経
由して(a) の状態に戻す制御など各種の組合わせ制御が
でき、電極14間のピエゾ圧電素子15に与える電圧波
形に大きな自由度を持たせることができる。
【0061】なお、前記各実施の形態ではマルチノズル
インクジェットヘッドとして隔壁を構成する各ピエゾ圧
電素子15が上方向、すなわち、天板12の方向に分極
したヘッドを使用した場合のヘッド駆動装置について述
べたが必ずしもこれに限定するものではなく、図8に示
すように隔壁を構成する各ピエゾ圧電素子15が下方向
に分極したヘッドであってもよい。この場合は、図1の
場合とは逆に、図8の(b) に示すように、ある電極14
にマイナス電圧を印加すると、この電極14と隣接する
電極14との間のピエゾ圧電素子15がこの電極14を
設けたインク室13を膨脹するように外側に歪む。逆
に、図8の(c) に示すように、ある電極14にプラス電
圧を印加すると、この電極14と隣接する電極14との
間のピエゾ圧電素子15がこの電極14を設けたインク
室13を圧縮するように内側に歪む。従って、このヘッ
ドを使用した場合にはそれに対応したヘッド駆動装置を
使用することになる。
【0062】
【発明の効果】以上、請求項1記載の発明によれば、電
極間のピエゾ圧電素子に与える電圧波形の自由度を大き
くでき、しかも、ピエゾ圧電素子に与える電圧波形を各
電極毎に調整でき、従って、ノズル毎の階調表現やノズ
ル間の濃度補正が容易にできる。また、請求項2記載の
発明によれば、電極間のピエゾ圧電素子に与える電圧波
形の自由度を大きくでき、しかも、ピエゾ圧電素子に与
える電圧波形を各電極毎に調整でき、従って、ノズル毎
の階調表現やノズル間の濃度補正が容易にでき、さらに
回路構成を簡単化できる。さらに、請求項3記載の発明
によれば、電極間のピエゾ圧電素子に与える電圧波形の
自由度を大きくでき、しかも、ピエゾ圧電素子に与える
電圧波形を各電極毎に調整でき、従って、ノズル毎の階
調表現やノズル間の濃度補正が容易にでき、さらに、電
圧波形の立上がり、立下がりを急俊にすることも容易に
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態におけるマルチノズ
ルインクジェットヘッドの動作を説明するための断面
図。
【図2】同実施の形態におけるヘッド駆動装置の回路構
成図。
【図3】同実施の形態におけるヘッド駆動装置を使用し
た制御部全体の構成を示すブロック図。
【図4】図3におけるデコーダの回路構成図。
【図5】本発明の第2の実施の形態におけるヘッド駆動
装置の回路構成図。
【図6】本発明の第3の実施の形態におけるヘッド駆動
装置の回路構成図。
【図7】本発明の第4の実施の形態におけるヘッド駆動
装置の回路構成図。
【図8】本発明の他の実施形態を示すマルチノズルイン
クジェットヘッドの動作を説明するための断面図。
【図9】マルチノズルインクジェットヘッドの構成を示
す断面図。
【図10】従来のヘッド駆動装置の回路構成図。
【図11】ヘッド駆動装置の他の従来例を示すブロック
図。
【図12】ヘッド駆動装置の他の従来例を示す回路構成
図。
【符号の説明】
13…インク室 14、141 〜145 …電極 15…ピエゾ圧電素子 151 〜155 …静電容量 211 〜215 …電界効果トランジスタ(第1の半導体
スイッチング素子) 221 〜225 …MOSトランスファゲート(双方向ス
イッチング回路) 231 〜235 …電界効果トランジスタ(第2の半導体
スイッチング素子)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ピエゾ圧電素子の隔壁で隔てられ、それ
    ぞれ電極を設けたインク室を並べて形成し、各電極間に
    ピエゾ圧電素子による静電容量を形成したインクジェッ
    トヘッドと、第1の電源端子と前記各電極との間にそれ
    ぞれ接続した複数の第1の半導体スイッチング素子と、
    前記各電極と前記第1の電源端子の電位よりも低い電位
    の第2の電源端子との間にそれぞれ接続した複数の双方
    向スイッチング回路と、前記各電極と前記第2の電源端
    子の電位よりも低い電位の第3の電源端子との間にそれ
    ぞれ接続した複数の第2の半導体スイッチング素子とを
    備え、 所定のインク室の電極に接続した前記第1の半導体スイ
    ッチング素子を導通制御するとともにこの所定のインク
    室の電極に接続した前記双方向スイッチング回路及び第
    2の半導体スイッチング素子を非導通制御し、かつ、こ
    の所定のインク室と隣合うインク室の電極に接続した前
    記第1の半導体スイッチング素子及び第2の半導体スイ
    ッチング素子を非導通制御するとともにこの所定のイン
    ク室と隣合うインク室の電極に接続した前記双方向スイ
    ッチング回路を導通制御し、これにより所定のインク室
    の電極と隣合うインク室の電極との間の静電容量を充電
    し、 また、所定のインク室の電極に接続した前記第1の半導
    体スイッチング素子及び双方向スイッチング回路を非導
    通制御するとともにこの所定のインク室の電極に接続し
    た前記第2の半導体スイッチング素子を導通制御し、か
    つ、この所定のインク室と隣合うインク室の電極に接続
    した前記第1の半導体スイッチング素子を非導通制御す
    るとともにこの所定のインク室と隣合うインク室の電極
    に接続した前記双方向スイッチング回路を導通制御し、
    これにより所定のインク室の電極と隣合うインク室の電
    極との間の静電容量を逆充電し、 さらに、所定のインク室の電極に接続した前記第1の半
    導体スイッチング素子及び第2の半導体スイッチング素
    子を非導通制御するとともにこの所定のインク室の電極
    に接続した前記双方向スイッチング回路を導通制御し、
    かつ、この所定のインク室と隣合うインク室の電極に接
    続した前記第1の半導体スイッチング素子及び第2の半
    導体スイッチング素子を非導通制御するとともにこの所
    定のインク室と隣合うインク室の電極に接続した前記双
    方向スイッチング回路を導通制御し、これにより所定の
    インク室の電極と隣合うインク室の電極との間の静電容
    量を放電し、 この充電、逆充電及び放電動作により所定のインク室の
    隔壁を構成するピエゾ圧電素子を歪ませてこの所定のイ
    ンク室に圧力を与え、このインク室内のインクをノズル
    から噴射することを特徴とするインクジェットプリンタ
    のヘッド駆動装置。
  2. 【請求項2】 双方向スイッチング回路をMOSトラン
    スファゲートで構成したことを特徴とする請求項1記載
    のインクジェットプリンタのヘッド駆動装置。
  3. 【請求項3】 第1の半導体スイッチング素子、第2の
    半導体スイッチング素子及び双方向スイッチング回路の
    うち、少なくとも1つのオン抵抗を他のオン抵抗と異な
    らせたことを特徴とする請求項1記載のインクジェット
    プリンタのヘッド駆動装置。
JP7325752A 1995-12-14 1995-12-14 インクジェットプリンタのヘッド駆動装置 Pending JPH09164676A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7325752A JPH09164676A (ja) 1995-12-14 1995-12-14 インクジェットプリンタのヘッド駆動装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7325752A JPH09164676A (ja) 1995-12-14 1995-12-14 インクジェットプリンタのヘッド駆動装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09164676A true JPH09164676A (ja) 1997-06-24

Family

ID=18180250

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7325752A Pending JPH09164676A (ja) 1995-12-14 1995-12-14 インクジェットプリンタのヘッド駆動装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09164676A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002084751A1 (fr) * 2001-04-06 2002-10-24 Ngk Insulators,Ltd. Procede de fabrication et servomoteur de type alimente par pile
JP2010018028A (ja) * 2008-07-08 2010-01-28 Toshiba Tec Corp 静電容量性アクチュエータの駆動装置およびインクジェットヘッドの駆動装置
US10214007B2 (en) 2010-12-08 2019-02-26 Toshiba Tec Kabushiki Kaisha Apparatus and method for driving capacitance-type actuator

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002084751A1 (fr) * 2001-04-06 2002-10-24 Ngk Insulators,Ltd. Procede de fabrication et servomoteur de type alimente par pile
JP2010018028A (ja) * 2008-07-08 2010-01-28 Toshiba Tec Corp 静電容量性アクチュエータの駆動装置およびインクジェットヘッドの駆動装置
US8760126B2 (en) 2008-07-08 2014-06-24 Toshiba Tec Kabushiki Kaisha Driving device for capacitance type actuator and driving device for ink jet head
US9385296B2 (en) 2008-07-08 2016-07-05 Toshiba Tec Kabushiki Kaisha Driving device for capacitance type actuator and driving device for ink jet head
US10214007B2 (en) 2010-12-08 2019-02-26 Toshiba Tec Kabushiki Kaisha Apparatus and method for driving capacitance-type actuator

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3369415B2 (ja) インクジェットプリンタのヘッド駆動装置
US6954192B2 (en) Source driver output circuit of thin film transistor liquid crystal display
JP4992447B2 (ja) 容量性負荷の駆動回路及び画像形成装置
US7019560B2 (en) High voltage level translator
US6504701B1 (en) Capacitive element drive device
JP2000218834A (ja) インクジェット式プリントヘッドの駆動装置及び駆動方法
JPH09164676A (ja) インクジェットプリンタのヘッド駆動装置
JP2007013429A (ja) 駆動回路、駆動装置及びインクジェットヘッド
JP5071147B2 (ja) 画像形成装置
JPH09234865A (ja) インクジェットヘッドの駆動回路
JPH09164677A (ja) インクジェットプリンタのヘッド駆動装置
CN111204134B (zh) 驱动电路、液体喷出装置以及驱动方法
US11027542B2 (en) Driving circuit, integrated circuit, and liquid discharge apparatus
JP3283197B2 (ja) インクジェットヘッドの駆動装置
JPH06293135A (ja) マトリクスプリンタの印字回路の駆動方法
US6394582B1 (en) Ink jet head and ink jet recorder mounted with the same
JP2689415B2 (ja) 圧電素子駆動回路
JP7099281B2 (ja) 駆動回路、集積回路、及び液体吐出装置
JP2003276188A (ja) 容量性素子駆動回路
JPH0664166A (ja) インクジェットヘッドの駆動方法
JP2865053B2 (ja) 液晶駆動用電源回路
CN115805760A (zh) 喷墨头
JP2020189435A (ja) 駆動回路、及び液体吐出装置
JPH07137249A (ja) インクジェットヘッドの駆動回路
JPH1034911A (ja) インクジェットプリンタのヘッド駆動装置