JPH09164629A - エンボス模様金属サイディング材の製造方法 - Google Patents

エンボス模様金属サイディング材の製造方法

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JPH09164629A
JPH09164629A JP34786595A JP34786595A JPH09164629A JP H09164629 A JPH09164629 A JP H09164629A JP 34786595 A JP34786595 A JP 34786595A JP 34786595 A JP34786595 A JP 34786595A JP H09164629 A JPH09164629 A JP H09164629A
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pattern
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embossed
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JP34786595A
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English (en)
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Akihiko Maekita
杲彦 前北
Koji Sekiguchi
浩次 関口
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Shinsei Industries Co Ltd
Shinsei Kogyo KK
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Shinsei Industries Co Ltd
Shinsei Kogyo KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 無地の塗装金属帯に凹凸が深くかつ輪郭の
大きい大柄エンボス模様の凸部に凹凸が浅くかつ輪郭の
小さい小柄エンボス模様の存在するエンボス模様を施し
た後、溝型成形加工して、溝内に発泡樹脂の充填と裏面
材の被覆を行うことによりサイディング材とし、その
後、所定寸法に切断するサイディング材の製造方法にお
いて、大柄エンボス模様の輪郭凹部に凸部と異なる塗料
を塗装したものの製造方法を提供する。 【構成】 サイディング材を所定寸法に切断後に自動
塗装機で大型エンボス模様の凹部のみを凸部と異なる塗
料で塗装する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、無地の塗装金属板製表
面材に小柄と大柄のエンボス模様を施し、かつ、大柄エ
ンボス模様の凹部を地色と異なる色調を施した2色塗装
サイディング材の製造方法に関する。
【0002】
【従来技術】従来より家屋や構造物の内外装には、断面
が溝状の表面材内部に発泡樹脂の芯材を充填したサイデ
ィング材が多く使用されているが、このサイディング材
としては図4に示すように金属帯を断面が溝状になるよ
うに曲げて、その溝幅方向の片側および反対側にそれぞ
れ相嵌合可能な雄型嵌合部1および雌型嵌合部2を長手
方向に形成した表面材3の溝4内に発泡樹脂5を充填し
て、その発泡樹脂5の露出面を裏面材6で被覆したもの
である。
【0003】ここで、表面材3の金属帯としては塗装亜
鉛系めっき鋼板、塗装アルミニウム系めっき鋼板、塗装
アルミニウム−亜鉛合金系めっき鋼板、塩化ビニル被覆
鋼板、塗装アルミニウム板などが主に使用され、裏面材
6にはアルミクラフト紙、アルミ不燃紙、アルミ箔、表
面材3と同様な金属板などが使用されている。
【0004】このサイディング材の製造は、図5に示す
ように、アンコイラ−7から塗装金属帯8を供給して、
ロ−ルフォ−ミング成形機9で断面が溝状になるように
曲げて、その溝幅方向に雄型嵌合部1および雌型嵌合部
2を長手方向に形成することにより表面材3とした後、
プレヒ−タ−10で予熱して、樹脂注入装置11で溝内
に発泡性樹脂を流し込み、直ちに裏面材6を挿入して、
ダブルコンベア−12で挟持しながら樹脂を発泡させ、
その後、切断機13で所定の長さに切断する方法で製造
している。
【0005】このサイディング材の製造において、塗装
金属帯8としては、無地のものが使用されているが、意
匠性が不十分であるとの理由でロ−ルフォ−ミング成形
機9の手前にプレヒ−タ−14とエンボス加工機15と
を配置して、前者で塗装金属帯8の塗膜を柔らかくした
後エンボスロ−ル16でスタッコ模様のような小柄のエ
ンボス模様を施している。しかし、小柄のエンボス模様
は凹凸が浅く、しかも、模様の輪郭も小さいので、遠く
から見ると、模様が目立たない。そこで、近年は実物の
レンガや鉄ぺい石等をモルタルで壁や塀に貼付けた模様
のように輪郭寸法が大きくかつ凹凸の深い模様の大柄エ
ンボス模様17が図6のように施され、その大柄エンボ
ス模様17の凸部18に凹凸が浅くかつ輪郭の小さい小
柄エンボス模様19がさらに施され、しかも、大柄エン
ボス模様17の輪郭凹部20に地と異なる色調の輪郭塗
装21を施した2色塗装のものの要望が大きくなってき
ている。
【0006】大柄エンボス模様17の凸部18が平坦
で、その凸部18と輪郭凹部20とを異なる色調にした
サイディング材は、無地の塗装金属帯8をエンボス加工
して、コイルに巻取った後、そのコイルを再度ロ−ルコ
−ト方式の連続塗装ラインに通板して、凸部18だけを
地と異なる色調に塗装し、その後、ロ−ルフォ−ミング
成形機9で表面材3に成形する方法で従来製造していた
が、この方法を適用して製造すると、エンボス加工した
塗装金属帯8をコイルにいったん巻取る必要があるた
め、大柄エンボス模様17を例えば凸部18が実物大の
レンガ模様(長さ21cm、幅5cm)となる寸法にし
た場合、レンガ模様の幅方向を塗装金属帯8の長手方向
にしても、凸部18に幅方向の腰折れが発生するという
問題があった。この腰折れはレンガ模様の幅を2cm以
下にすれば、発生しないが、模様が小さくなってしま
い、意匠性が低下する。
【0007】また、エンボス加工機15のエンボスロ−
ル16として、小柄エンボス模様19と大柄エンボス模
様17とが1本のロ−ルに形成されたものを使用する
と、大柄エンボス模様17の凸部18に小柄エンボス模
様19の凹凸が存在するため、小柄エンボス模様19の
凹部がロ−ルコ−ト方式では塗装されず、塗装むらが生
じるという問題があった。さらに、エンボス加工の際、
小柄と大柄のエンボス模様の混在したエンボスロ−ル1
6を使用して、1基のエンボス加工機でエンボス模様を
施すと、小柄エンボス模様19と大柄エンボス模様17
の種々異なるサイディング材を品揃えする場合、それに
合わせて多数のエンボスロ−ル16を用意しなければな
らないため、エンボスロ−ル費が高くなるという問題も
あった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上の問題
を解消した小柄と大柄のエンボス模様を有する2色塗装
のサイディング材を製造する方法を提供するものであ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、無地の塗装金
属帯に、凹凸が深くかつ輪郭の大きい大柄エンボス模様
の凸部に凹凸が浅くかつ輪郭の小さい小柄エンボス模様
の存在するエンボス模様をエンボス加工機で施した後、
断面が溝状で、その溝幅方向の片側および反対側にそれ
ぞれ相嵌合可能な雄型嵌合部および雌型嵌合部を長手方
向に形成した表面材に成形して、溝内に発泡樹脂の充填
と裏面材の被覆を行うことによりサイディング材とし、
その後、所定寸法に切断するサイディング材の製造方法
において、サイディング材を所定寸法に切断後に自動塗
装機で大型エンボス模様の凹部のみを凸部と異なる塗料
で塗装するようにした。
【0010】
【作用】本発明では、塗装金属帯にエンボス加工を施し
た後巻取らずにサイディング材にして、そのサイディン
グ材を自動塗装機で大型エンボス模様の凹部のみを凸部
と異なる塗料で塗装するので、エンボス模様が塗装金属
帯の長手方向に長い大柄のものであっても、凸部に腰折
れが発生することがない。自動塗装機としては、エンボ
ス模様の記憶が可能で、その記憶に基づいて塗装具を3
次元駆動させる機構のものを使用して、塗装具を記憶模
様の凹部に沿って移動させれば、塗装は容易である。凹
部だけを塗装する塗装具としてはフェルトペンのように
塗料が先端から浸出するもの、先端から塗料をスプレ−
するもの等を使用すればよい。塗料としては常温乾燥型
のものを使用する。
【0011】塗装金属帯に、大柄エンボス模様の凸部に
凹凸が浅くかつ輪郭の小さい小柄エンボス模様が施され
たエンボス模様を施す場合、エンボスロ−ルとして、1
本のロ−ルにそれらの模様が形成されたものを使用する
と、エンボス加工機は1基でよいが、この場合、小柄エ
ンボス模様と大柄エンボス模様とが一体であるため、例
えば、大柄エンボス模様を同じにして小柄エンボス模様
を変更したい場合、新たにエンボスロ−ルを製作しなけ
ればならない。
【0012】しかし、エンボス加工機を2基にして、一
方のものに小柄エンボス模様のエンボスロ−ルを、他方
のものに大柄エンボス模様のエンボスロ−ルを装着する
ようにすれば、種々の組み合わせのエンボス模様を施す
ことができる。この場合、小柄エンボス模様のエンボス
ロ−ルを手前のエンボス加工機に装着する。逆にする
と、大柄エンボス模様が変形してしまう。また、大柄エ
ンボス模様のエンボスロ−ルは模様の凸部となる部分に
隙間が存在するようにして、先に施した小柄エンボス模
様を押し潰さないようにする。
【0013】さらに、各エンボス加工機は独立駆動方式
にして、両エンボス加工機の間でル−プが存在するよう
に塗装金属帯の通板を制御する。ル−プが存在しない
と、両エンボス加工機は塗装金属帯を強く噛み込んでい
るので、エンボスロ−ルはスリップせず、塗装金属帯を
強く牽引する。このため、後方のエンボス加工機の速度
が速い場合、塗装金属帯は容易に破断してしまう。
【0014】
【実施例】図1は、図6の凸部18が長さ21cm、幅
5cmのレンガ模様で、輪郭凹部20が幅 mm、深
さ mmになっており、しかも、凸部18には凹凸深さ
0.3mm以下、模様寸法20mm以下のスタッコ模様
が施された2色塗装のサイディング材の製造工程を示す
もので、図5に示した従来の製造工程のエンボス加工機
15の代わりに2基のエンボス加工機15a、15bを
配置し、さらに、切断機13の後方に自動塗装機22を
配置したものである。
【0015】手前のエンボス加工機15aには、図2に
示すように小柄のスタッコ模様エンボスロ−ル23を、
また、後方のエンボス加工機15bには長さ方向がロ−
ル胴長方向になった大柄のレンガ模様エンボスロ−ル2
4を装着して、各エンボスロ−ルを独立のモ−タ−2
5、25aで駆動し、レンガ色の塗装金属帯8を両エン
ボス加工機15aと15bとの間に図1のようにル−プ
が常に存在するように制御しながら通板した。また、自
動塗装機22としては、フェルトペンのように芯の先端
から常温乾燥型塗料が浸出する塗装具を3次元駆動させ
るもの自社製造して使用した。
【0016】この自動塗装機22は、図3に示すよう
に、平行な2本のレ−ル26、26aに門型の第1移動
台27が載置されていて、片方のレ−ル26の側面にラ
ック28を、また、第1移動台27にはそのラック28
と噛み合うピニオン29が取り付けられ、第1移動台2
7がレ−ル26、26aの方向に移動できるようになっ
ている。また、第1移動台27の上には第2移動台30
が載置されていて、第1移動台27の上面に固着したラ
ック31と第2移動台30の下側に取り付けたピニオン
(図示せず)が噛み合うことにより第2移動台30はレ
−ル26、26aの幅方向に移動できるようになってい
る。
【0017】さらに、第2移動台30の前面には上下方
向に移動可能なア−ム32が突出していて、そこに塗装
具33の装着された上下棒34が挿入され、ア−ム32
により上下動できるようになっている。この自動塗装機
22は記憶装置35を備えていて、その出力で第1移動
台27、第2移動台30およびア−ム32を駆動させる
ようになっている。
【0018】自動塗装機22の記憶装置35には、レン
ガ模様の輪郭凹部形状や深さを入力して記憶させ、ま
た、塗装具33に灰色の常温乾燥型塗料を注入しておい
て、記憶装置35の出力で切断後のサイディング材を塗
装した。得られたサイディング材は輪郭凹部だけが灰色
に塗装されていた。
【0019】
【発明の効果】以上のように、本発明の製造方法によれ
ば、大柄エンボス模様の中に小柄エンボス模様の存在す
る表面材のサイディング材で、表面材が2色塗装したも
のを表面材に腰折れを発生させることなく製造できる。
また、エンボス加工機を2基にして、手前のものに小柄
模様のエンボスロ−ルを、後方のものに大柄模様のエン
ボスロ−ルを装着するようにすれば、少ない本数のエン
ボスロ−ルで種々の模様のエンボス加工を施すことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】は本発明法によるサイディング材の製造工程図
である。
【図2】は図1におけるエンボス加工機の拡大平面図で
ある。
【図3】は図1における自動塗装機の拡大斜視図であ
る。
【図4】はサイディング材の1例の断面図である。
【図5】は従来のサイディング材の製造工程図である。
【図6】はサイディング材の表面材に施すエンボス模様
の断面図である。
【符号の説明】
1…雄型嵌合部、2…雌型嵌合部、3…表面材、4…
溝、5…発泡樹脂、6…裏面材、7…アンコイラ−、8
…塗装金属帯、9…ロ−ルフォ−ミング成形機、10…
プレヒ−タ−、11…樹脂注入装置、12…ダブルコン
ベア−、13…切断機、14…プレヒ−タ−、15、1
5a、15b…エンボス加工機、16…エンボスロ−
ル、17…大柄エンボス模様、18…凸部、19…小柄
エンボス模様、20…輪郭凹部、21…輪郭塗装、22
…自動塗装機、23…スタッコ模様エンボスロ−ル、2
4…レンガ模様エンボスロ−ル、25、25a…モ−タ
−、26、26a…レ−ル、27…第1移動台、28…
ラック、29…ピニオン、30…第2移動台、31…ラ
ック、32…ア−ム、33…塗装具、34…上下棒、3
5…記憶装置、

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無地の塗装金属帯に、凹凸が深くかつ
    輪郭の大きい大柄エンボス模様の凸部に凹凸が浅くかつ
    輪郭の小さい小柄エンボス模様の存在するエンボス模様
    をエンボス加工機で施した後、断面が溝状で、その溝幅
    方向の片側および反対側にそれぞれ相嵌合可能な雄型嵌
    合部および雌型嵌合部を長手方向に形成した表面材に成
    形して、溝内に発泡樹脂の充填と裏面材の被覆を行うこ
    とによりサイディング材とし、その後、所定寸法に切断
    するサイディング材の製造方法において、サイディング
    材を所定寸法に切断後に自動塗装機で大型エンボス模様
    の凹部のみを凸部と異なる塗料で塗装することを特徴と
    するエンボス模様金属サイディング材の製造方法。
  2. 【請求項2】 自動塗装機として、エンボス模様の記
    憶が可能で、その記憶に基づいて塗装具を3次元駆動さ
    せる機構のものを使用して、自動塗装機に大柄模様を記
    憶させ、その凹部を自動塗装することを特徴とする請求
    項1に記載のエンボス模様金属サイディング材の製造方
    法。
  3. 【請求項3】 エンボス加工機として、凹凸が浅くか
    つ輪郭の小さい小柄模様のエンボスロ−ルを備えたもの
    と凹凸が深くかつ輪郭の大きい大柄模様のエンボスロ−
    ルを備えたものを前者が手前になるようにタンデム状に
    配置して、これらのエンボス加工機で塗装金属帯にエン
    ボス加工を施すことを特徴とする請求項1に記載のエン
    ボス模様金属サイディング材の製造方法。
  4. 【請求項4】 エンボス加工機として、凹凸が浅くか
    つ輪郭の小さい小柄模様と凹凸が深くかつ輪郭の大きい
    大柄模様とが形成されたエンボスロ−ルを備えたエンボ
    ス加工機で塗装金属帯にエンボス加工を施すことを特徴
    とする請求項1に記載のエンボス模様金属サイディング
    材の製造方法。
JP34786595A 1995-12-15 1995-12-15 エンボス模様金属サイディング材の製造方法 Withdrawn JPH09164629A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001121078A (ja) * 1999-10-26 2001-05-08 Tostem Corp 金属サイディング
WO2013011868A1 (ja) * 2011-07-20 2013-01-24 新日鐵住金株式会社 パネル

Cited By (5)

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CN103547446A (zh) * 2011-07-20 2014-01-29 新日铁住金株式会社 面板
CN103547446B (zh) * 2011-07-20 2015-03-11 新日铁住金株式会社 面板

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Effective date: 20030304