JPH09164029A - 耐震キャビネット - Google Patents

耐震キャビネット

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JPH09164029A
JPH09164029A JP7325541A JP32554195A JPH09164029A JP H09164029 A JPH09164029 A JP H09164029A JP 7325541 A JP7325541 A JP 7325541A JP 32554195 A JP32554195 A JP 32554195A JP H09164029 A JPH09164029 A JP H09164029A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】複数個の戸棚A,B,C,D,E,Fが一連に
配置されたキャビネットにおいて、強い地震などに遭遇
した場合でも収納物が落下して散乱することがなく、し
かもコーナ部も有効に利用できるようにする。 【解決手段】各戸棚の周囲を一連の壁板1a,1b,1
c,1dで覆った外筐1を建屋2に支持して、各戸棚へ
の収納や引き出しの際にのみ、必要部分の戸棚を高所か
ら手の届くところまで引下げてから前方へ水平移動させ
て収納や引き出しを行い、コーナ部の戸棚Dも同様に引
下げた際に開放された側面から収納や引き出しが行える
ようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば住宅のシス
テムキッチン等に用いられるキャビネット(吊り戸棚)
に係り、特に地震等の際にも収納物が飛散することを防
止して安全に使用することができるようにした耐震キャ
ビネットに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、住宅のシステムキッチン等には室
内の空間を有効に利用するために天井に接近した高い位
置に吊られたキャビネットが多く用いられているが、こ
れらのキャビネットは異なる幅を持つ幾つかの戸棚を部
屋の大きさに応じて幅方向に複数個組み合わせて連続状
に取付けるようにしたものが多い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこのよう
なキャビネットを構成する戸棚には、個々に観音開きの
ドアが付いているため強い地震等があった時、ドアが不
用意に開いて中の収納物が落下する恐れがあり、危険性
が極めて大である。とりわけ陶器類等が収納されていた
場合にはダメージが大きい。
【0004】また上述したように個々の戸棚を連続的に
取付けているため、戸棚単体は1個づつが完成品である
ことから側壁部分も外装材で構成されており、コストの
高いものとなっている。したがってこれを並べることに
より生ずる隣り合う側壁部分は互いに無駄なコストのも
のが使用されていた。
【0005】さらにコーナ部にあっては隣合う戸棚によ
って前側には狭いドアしか設けられず、したがって収納
物の出し入れが困難であった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数個の戸棚
が一連に配置されたキャビネットにおいて強い地震など
に遭遇した場合でも収納物が落下して散乱することがな
く、しかもコーナ部も有効に利用できるようにすること
を課題としたもので、前記キャビネットの前面を一連の
壁板で覆った構成とし、各戸棚への収納や取り出しの際
にのみ、必要部分の戸棚を高所から手の届くところまで
引下げてから前方へ水平移動させるので収納や引き出し
が容易となり、コーナ部の棚も同様に引下げた際に開放
された側面から収納や引き出しが行えるようにしたもの
である。またキャビネットの前面を一連の壁板で覆って
あるので戸棚のイメージが変わり、部屋の壁面の一部の
ようになって見栄えが良く、さらに強い地震の際にも一
連の壁板が各戸棚の収容物の落下を防止するので安全性
を頗る高めることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明にかかる耐震キャビネット
の構造を以下図面に示す実施の形態を参照して説明す
る。
【0008】図1は耐震キャビネットを斜め上方から見
た斜視図を示したもので、個々の戸棚A,B,C,D,
E,Fの後面には一連の壁板1aがあって、その壁板1
aは建屋2の壁面に取付けられており、その前面に個々
の戸棚A,B,C,D,E,Fが鈎の手状に並べられた
状態に上部で吊り下げられている。このうちDはコーナ
部分の戸棚である。
【0009】各戸棚A,B,C,D,E,Fの前面には
連続した壁板1b(化粧板等)が設けられており、これ
により各戸棚A,B,C,D,E,Fは前後の壁板1
a,1bとA,F側の壁板1c,1d等とにより構成さ
れた外筐1により周囲が取り囲まれるように取り付けら
れている。したがって各戸棚A,B,C,D,E,Fは
前側の壁板1bにより前へ飛び出すことができないよう
にガードされている。なお、外筐1には各戸棚A,B,
C,D,E,F間をそれぞれ仕切る仕切板3が設けられ
ている。
【0010】各戸棚は図示の状態からそれぞれ下側に引
き下ろすことができるようになっていて、例えばB1
戸棚Bが下降した状態、D1 は戸棚Dが下降した状態を
示している。この戸棚Bには前面が開放され、内部中段
位置には物品を収納する棚板Baが設けられているの
で、この実施の形態では2段に物品を収納することがで
きる。なおこの段数は、使用目的により増減することは
任意である。また戸棚D1 は図示のように前面が狭くな
っており、ここから物品を収納するには狭いために、前
面を前板Daによって塞ぎ、両側面Dbの一方を開放す
るか、あるいは側面の開放に加えて前板Daも開放する
ことにより間口をさらに大きくして物品を収納し易くす
ることもできる。この場合隣合う戸棚CまたはEの側面
との境界には対応する奥行きがあるので、この側面Db
に棚板Dcを設けることにより、戸棚Bの場合と同様に
2段に物品を収納することができる。なおこの段数につ
いても、使用目的に応じて任意に選ぶことができる。
【0011】図2乃至図9はコーナ部戸棚Dを除く各戸
棚の外筐1への取付け構造を示すもので、図2は外筐1
と、この外筐1から下降した例えば戸棚Bの側面からみ
た図である。
【0012】他の戸棚A,C,E,Fについては戸棚B
とまったく同様であるから、以下戸棚Bの場合を代表し
て説明する。
【0013】図2において外筐1の右側となる前側には
壁板1bがあり、後側には壁板1aがあって壁板1bと
壁板1aとは上板1eにより端部を連結されて断面逆U
字型の底のない箱体に形成されて、この中に戸棚Bが下
降動可能に収容されている。
【0014】前記外筐1の紙面に平行方向となる両側の
仕切板3,3間には、奥行きとなる壁板1aに近接して
ゼンマイコイル4と滑車ガイドレール5とが設けられ、
その前方に上部から下部にわたり前後方向に適宜間隔L
を有する2本の平行なL型をしたガイドレール6,6が
仕切板3に埋め込まれた状態に設けられている。
【0015】そのガイドレール6,6の垂直部は外筐1
に内装された戸棚Bが下降して水平移動するのに十分な
高さを有し、また下方の水平部は端部近傍において1本
になるように形成されている。戸棚Bの上部にはガイド
レール6,6に係合して同レール6内をスライドするガ
イドローラ7,7があってそれぞれアーム8,8の先端
に取付けられ、アーム8,8の基端は戸棚Bの上部に取
着された吊り金具9に取付けられている。
【0016】そして前後のガイドローラ7,7間および
アーム8,8間の距離は前記ガイドレール6,6の間隔
Lと等しくされている。戸棚Bの前面下方には開閉レバ
ー10(図7,図8参照)が設けられている。
【0017】図中、11は壁板1bに設けたラッチ挿入
孔である。
【0018】戸棚Bの昇降機構の詳細は、図3に斜視図
を示すように外筐1内の上部中央には適宜間隔の2個の
前記ゼンマイコイル4,4が同じ巻軸12上にあって外
筐1に軸支されており、その基端は巻軸12に巻き付け
られ、ゼンマイコイル4の先端は上板1eに対応する戸
棚Bの後部上端に金具13により固着されている。
【0019】このゼンマイコイル4は常時基端側が巻き
込みまれるように付勢されている。
【0020】滑車ガイドレール5は前記ゼンマイコイル
4の外側にあって同じく外筐1内の壁板1aの上部から
下部にわたって沿うように固着されている。
【0021】その滑車ガイドレール5は断面が溝型鋼形
状の開放側縁部を、内側に直角に延設してその両端間に
適宜隙間5aを有する略C形断面形状に形成されたもの
で、この隙間5aには滑車軸14が嵌め込まれるように
なっている。その滑車軸14の両端には前記滑車ガイド
レール5に接触して滑車ガイドレール5内をスライドす
る滑車ガイド15が回転可能に取付けられている。また
滑車軸14には前記ゼンマイコイル4が接触しており、
これによりゼンマイコイル4が移動すると滑車ガイド1
5はゼンマイコイル4のバネ力に応じた位置に追従する
ので滑車軸14は滑車ガイドレール5内の滑車ガイド1
5を介してを上下する。
【0022】図4は戸棚Bの上部に設けられた滑車ガイ
ドレール5と滑車ガイド15との取付け関係を側面図で
示したものである。
【0023】図5は図3におけるガイドレール6とその
レール6内をスライドするローラ7との関係の拡大図
で、詳しくはガイドレール6の水平部まで下降したロー
ラ7が、その手前にそれぞれ設けたクリックストップ1
6を乗り越えて各レール6,6の終端に到達した状態を
示したものである。
【0024】この場合のクリックストップ16はバネ1
6aとボール16bとからなり、ローラ7がボール16
bをバネ16aに抗して押すことによりクリックストッ
プ16の位置を通過することができる。図5中、17は
ガイドレール6の端部に設けたストッパである。
【0025】図6は仕切板3に埋め込まれたガイドレー
ル6およひこれにスライド可能に内嵌されるローラ7を
示している。
【0026】したがって前後のローラ7,7がガイドレ
ール6の上端位置にあるときは、戸棚Bは外筐1内に格
納された状態にある。
【0027】図7は戸棚Bと外筐1との間に設けられる
係合機構の戸棚B側の正面図を示し、図8は図7のラッ
チ部部分の拡大図である。
【0028】この実施形態では戸棚Bの前面の両側上方
部にラッチ18、18が設けられており、このラッチ1
8は外筐1の前側の壁面1bに設けられたラッチ挿入孔
11に対して係合可能となっている。
【0029】各段のラッチ18,18はそれぞれ連結杆
19により一定間隔に保持され、連結杆19の端部はそ
れぞれ角形の取付板20の一側に固着されている。
【0030】取付板20の他側には1本の縦長の昇降バ
ー21がその上中下部においてそれぞれピン22により
連結されている。したがって連結杆19が図8において
その中心軸回りで矢印方向に回転するとピン22により
支持された昇降バー21は矢印のように下降することに
なる。
【0031】なお下段の連結杆19の長手方向中央部に
は前記開閉レバー10が固着されている。
【0032】図9はラッチ18の分解図を示すもので
(A)は平面図、(B)は(A)のA−A断面図、
(C)はラッチ18に挿入される部分の連結杆19の断
面図、(D)は(C)の側面図、(E)は(A)の側面
図である。
【0033】ラッチ本体18−1はラッチカバー18−
2によりカバーされ、ラッチ本体18−1の一側の先端
部aは、ラッチカバー18−2の底部に固設されたバネ
押さえbとの間に設けられたコイルバネ18−3により
常時ラッチカバー18−2端面よりも突出するように付
勢されて取付けられている。
【0034】またラッチ本体18−1をカバーしている
他側のラッチカバー18−2部分には前記連結杆19を
貫通させるための孔dが設けられ、この部分のラッチ本
体18−1の端部は孔dを回避した切欠きeに形成され
ている。そしてこの切欠きeの両端部は一段の高い段部
cに形成されている。
【0035】前記孔dに挿入される部分の連結杆19の
形状は断面が図9(C)のように周面19aには円弧状
の切欠き片19bが固着されている。この切欠き片19
bが回転して前記段部cに接触するとコイルバネ18−
3に抗してラッチ本体18−1をラッチカバー18−2
内に引き寄せるため先端部aはラッチカバー18−2内
に収容される。
【0036】したがって外筐1のラッチ挿入孔11に戸
棚B側に設けたラッチ18の先端部aが挿入されて係合
することにより戸棚Bは外筐1内に固定された状態を保
つことができる。
【0037】つぎに外筐1から戸棚Bを下降させる作動
を説明する。
【0038】まず開閉レバー10に手をかけてこれを下
げるよう動かすと、図8に示すように各連結杆19が矢
印方向に回転する。
【0039】この回転によりラッチ18内の連結杆19
は切欠き片19bが段部cに接触するので、コイルバネ
18−3に抗してラッチ本体18−1をラッチカバー1
8−2内に引き寄せる。この作動で先端部aはラッチカ
バー18−2内に収容される。
【0040】この結果外筐1と戸棚Bとの係合関係がな
くなり、戸棚Bのローラ7は外筐1に設けたガイドレー
ル6の垂直部をスライドして下降し、水平部で停止す
る。その後、ガイドレール6の水平部を水平移動させる
ようにすれば戸棚Bを手前に引き出すことができる。そ
こで戸棚B内の物品の取り出しまたは収納が行える。
【0041】戸棚Bを外筐1に格納するには、これまで
の操作と反対に戸棚Bを水平に後方に押し込み、その上
で押上ればゼンマイコイル4の巻き上げ力で上側に巻き
上げられ、元の位置に復帰すると同時にラッチ18の先
端部aがラッチ挿入孔11に係合して固定される。以上
は戸棚Bについての説明であるが戸棚A,C,E,Fの
場合も同様に行える。なお図7の実施形態ではラッチ1
8を戸棚Bの側面に設けた場合を説明したが、前面に設
けることもできる。
【0042】図10乃至図17はコーナ部戸棚Dの形状
を示すもので、戸棚Dが外筐1に格納された場合の平面
図は図10のように外筐1の斜部分が前面1b’側とな
っており、前面1b’側に対して奥の2面の壁面1aに
それぞれゼンマイコイル4,4が設けられている。
【0043】そしてガイドレール6’は図11にQ部詳
細で示すように後側の壁面1aに埋め込まれているが、
前述のガイドレール6は垂直部と水平部の2方向にあっ
たのに対して垂直方向(図17参照)にのみ設けられて
いる。そしてこのレール6’には図示してないが前述
(図6参照)のようにローラ7,7が係合して戸棚Dが
昇降動できるようになっている。
【0044】また図10のR部は戸棚Dに対する外筐1
の関係を示すもので、矢印方向から見ると、図12に示
すように外筐1の内面には戸棚D側のラッチ18に対す
るラッチ挿入孔11が上中下3段に各2個づつ設けられ
ている。
【0045】図13は戸棚D側と外筐1との間に設けら
れる係合機構の平面図を示したもので、その詳細構造に
ついては図8および図9に示したものと同じであるため
構造の説明は省略する。
【0046】図14は戸棚D単体の斜視図を示すもので
前板Daは戸棚D単体に固定で、一方の側面Dbは閉鎖
され、他方の側面は開放されていてここに棚板Dcが設
けられている。図中、Ddは天板、Deは底板である。
なお側面の開放は左右いずれの側でも仕様に合わせて選
択することができる。
【0047】図15はコーナ部分の外筐1から戸棚Dを
引き下げた状態を示す斜視図で、この場合の前板Daは
側板Dbとの間に蝶番20を設けて図16に示すように
開閉自在としたものである。この場合の利点としては開
放側の側板Db’の間口を開くことによりさらに大きく
して物品の取り出しや収納をより便利にするものであ
る。
【0048】図15中、21はマグネットで前板Daの
閉じをより確実にするものである。
【0049】なお、戸棚Dは外筐1から引き下げのみで
手前側への引き出しはしないようになっている。
【0050】図17の上半分は外筐1の戸棚Dのない部
分を示し、下半分は下降した戸棚Bの側断面を示すもの
で、戸棚Bの手前側には蝶番22で開閉する折りたたみ
式の内戸(例えば網戸からなる折戸、アコーデオン式
扉、ロールスクリーン式シャッタ等)23を設けたもの
である。この内戸23があると戸棚Bを外筐1から引下
げたときに収納された物品の内容が明確となるととも
に、物品が不用意にこぼれ落ちて破損するのを防止する
ことができる。
【0051】そして内戸23はすべての戸棚A,B,
C,D,E,Fに設けることができる。
【0052】なお、前記ゼンマイコイル4に代え、上端
の軸24の周りにコイルバネを組み込み、その軸に固着
のベルトを戸棚に固着することによりコイルバネの力で
戸棚を軽く上昇させるようにしてもよい。また本発明に
よる耐震キャビネットは、キッチン以外に玄関の吊戸
棚、居間、トイレ内や、衣類収納用吊戸棚として使用す
ることができ、さらにオフィス用の吊戸棚としても使用
して好適なものである。
【0053】
【発明の効果】本発明は以上説明したように、キャビネ
ットの前面を一連の壁板で覆って各戸棚への収納や引き
出しの際にのみ必要部分の戸棚を高所から手の届くとこ
ろまで引下げてから、あるいは引下げてのち前方へ水平
移動させて物品の収納や引き出しができるので、その出
し入れが容易となり、コーナ部の棚も同様に引下げた際
に開放された側面から収納や取り出しが行え、コーナ部
の戸棚を有効に使用することができる。またキャビネッ
トの前面を一連の壁板で覆ってあるので戸棚のイメージ
が変わり、部屋の壁面の一部のようになって見栄えが良
く、さらに強い地震の際にも一連の壁板が各戸棚の収容
物の落下を防止するので安全性が高い。さらに各戸棚の
キャビネットへの格納に当たっては巻き上げ側に付勢し
たバネ材を用いたことにより押し戻しが極めて容易に、
かつ大きな労力を用いることなく行える。その上各戸棚
に内戸を設ければ、戸棚の引き下げ時に物品がこぼれ落
ちて破損するのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の耐震キャビネットを斜め上方から見た
外観斜視図。
【図2】本発明にかかる耐震キャビネットから戸棚を引
き出した状態を示す側面図。
【図3】図2を部分拡大した斜視図。
【図4】図2の戸棚の上部に設けられた滑車ガイドレー
ルと滑車ガイドとの取付け関係を示すを側面図。
【図5】図3におけるガイドレールとそのレール内をス
ライドするローラとの関係の拡大断面図。
【図6】本発明にかかる仕切板に埋め込まれたガイドレ
ールおよびこれにスライド可能に内嵌されるローラを示
す斜視図。
【図7】本発明にかかる戸棚と外筐との間に設けられる
係合機構の戸棚側の正面図。
【図8】図7のラッチ部を示す斜視図。
【図9】本発明にかかるラッチの分解図で(A)は平面
図、(B)は(A)のA−A断面図、(C)はラッチに
挿入される部分の連結杆の断面図、(D)は(C)の側
面図、(E)は(A)の側面図。
【図10】本発明にかかるコーナ部の外筐と戸棚の断面
形状を示す平面図。
【図11】図10のQ部詳細図。
【図12】図10のR部の矢印方向からの詳細図。
【図13】本発明にかかる戸棚側と外筐との間に設けら
れる係合機構の平面図。
【図14】図13の戸棚単体の斜視図。
【図15】本発明のコーナ部分の外筐から戸棚を引き下
げた状態を示す斜視図。
【図16】図15の平面図。
【図17】本発明の戸棚に設けた内戸を示す側面図。
【符号の説明】
1 外筐 1a,1b,1c,1d 壁板 2 建屋 3 仕切板 4 バネ材としてのゼンマイコイル 5 滑車ガイドレール 6,6’ ガイドレール 7 ローラ 11 ラッチ挿入孔 15 滑車ガイド 18 ラッチ 23 内戸 A,B,C,D,E,F 各戸棚

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】建屋側に支持された外筐内に、複数個の吊
    り戸棚をコーナ部を含んで横一連で平面視L型に配置
    し、前記外筐の前面および側面を一連の壁板で覆うとと
    もに、前記各戸棚はそれぞれ前記外筐に対して下方にス
    ライド可能に支持されていることを特徴とする耐震キャ
    ビネット。
  2. 【請求項2】建屋側に支持され、前面および側面が閉鎖
    された外筐に吊り戸棚を内装し、該吊り戸棚は前記外筐
    に対し下降動可能で、かつ下降時に前記外筐の前方へ水
    平移動可能に支持されていることを特徴とする耐震キャ
    ビネット。
  3. 【請求項3】前記外筐内のコーナ部の戸棚を除く他の戸
    棚は、下降時に前記外筐の前方へ水平移動可能に支持さ
    れている請求項1記載の耐震キャビネット。
  4. 【請求項4】前記コーナ部の戸棚はその一隅が削落され
    て平面視傾斜した側面を有し、その傾斜側面の側端から
    奥側にかけて少なくとも一面が開放されている請求項1
    または3記載の耐震キャビネット。
  5. 【請求項5】前記コーナ部の戸棚の平面視傾斜した側面
    が開閉扉とされている請求項4記載の耐震キャビネッ
    ト。
  6. 【請求項6】前記各戸棚の外筐への復帰機構を外筐側が
    巻上方向の基端部となるように付勢されたバネ材とした
    請求項1乃至5の何れか1項記載の耐震キャビネット。
  7. 【請求項7】前記各戸棚の開放面に内戸を有する請求項
    1乃至6記載の耐震キャビネット。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0245035U (ja) * 1988-09-21 1990-03-28
JPH04253807A (ja) * 1991-02-05 1992-09-09 Tategu Sogo Shosha Futaba:Kk 吊り棚

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